Mrs.GREEN APPLE ”フェーズ1完結”として活動休止を発表。彼らは次のフェーズへと舵を切り、さらに進化して帰ってくる。
Mrs.GREEN APPLEが先日、"フェーズ1完結”として、活動休止を発表した。
フェーズ1が完結したということは、彼らはフェーズ2に向かうということである。彼らにとって、フェーズ1は長い道のりであったことだろう。デビューから短い間でバンド規模はすごい勢いで拡大し、幕張メッセなど大規模会場でのワンマンライブも果たした。
メディアへの露出も多く、お茶の間でもその名前を浸透させるほどのバンドに成長した。すでに大人気バンドとなっている彼らだが、どうやらまだまだ成長を望んでいるようだ。
きらびやかなビジュアルとに加えて、アグレッシブさも備えたバンドは、メンバーも皆若い。
いわゆる活動再開のスケジュールについては知らされていないものの、ファンは彼らの帰りを楽しみに待っていることであろう。
▼ 所属事務所からの独立、より自主的な活動が可能になる?
Mrs.GREEN APPLEは今回の活動休止において、まず所属事務所からの独立を発表している。
事務所に属していれば、何かとスケジュール管理、案件の獲得などといった手配を事務所側に頼れるので、活動の保証はされることになる。だがデメリットとして、事務所の言いなりというか、事務所の意向に沿うこともやはり求められる。 いわば多少の制約もついてくるものだ。
ミセスが今回、事務所からの独立を決定した要因については明記されていないものの、より自由な活動を求めたのではないかと推測もできる。
彼らは新しいプロジェクトを立ち上げ、さらにクリエイターやプロジェクトスタッフを新たに募集するという。まさに、新体制での活動の準備に入るということである。
これは、フェーズ2に入るMrs.GREEN APPLEの活動をより楽しみにさせるものである。
一体、彼らはどんなバンドになっていくのだろうか?
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今秋大統領選挙に立候補するラッパー Kanye West。彼の目論見とは?どれだけの票を集めることができるのか?
世界的なヒップホップアーティスト・Kanye West。
彼は今週のアメリカ大統領選挙候補である。そう、なんだか訳のわからないよう話である。だが、カニエは今週の大統領選挙に立候補しているのだ。
日本でも同じように、アメリカにおいても誰もが選挙に参戦することができる。冷戦期の大統領・レーガン氏だって元俳優で、端正な顔立ちで人気の会った人である。
それこそ今のトランプ大統領も、不動産王として有名な人物で、テレビなどメディアへの露出も多く人気な人物であった。そういった前例を考えるなら、今回のカニエの行動も決しておかしい話ではない。
むしろ、結果が楽しみなほどである。
カニエ・ウェストは世界でも随一の行動力をもった人物であると考える。思いついたアイデアを、実行して形にする。これを次々と行っていける人間は、そうそういない。人というのは大体失敗を恐れるものだし、なかなか足を踏み出すのが怖い。
それだけに、カニエ・ウェストが思うままに行動していく姿はかっこよく見えるのだ。その素質もまた、彼を世界的ラッパーに仕立てた要因であろう。
▼ 自らが創設した党から出馬。これまでの動向の手のひらがえし、全く今後が読めない
カニエ・ウェストは大統領選挙において、自らが創設したバースデー・パーティー党から出馬する。
なんとも派手な名前だが、それも彼らしい。これはカニエが大統領選に当選した時、民衆の誕生日のような日になることをイメージしているようだ。
大統領選挙に出馬するカニエは、早速これまでの動向の手のひら返しをした。以前まで、カニエ自身はトランプ氏を支持していた。2016年の大統領選挙の頃から、カニエはトランプ氏の元に足繁く通い、直接対話をする様子は世間でも写真で伝わっている。
しかし今や、大統領候補となったカニエ。これまでのトランプ氏の支持は撤回している。特に黒人にとって、白人至上主義の面を一部もつトランプ氏には投票しないほうが良いというキャンペーンを持ちかけている。
特にトランプ氏が属する共和党内において、共和党でのトランプ氏支持率は非常に高い。9割を超える程度である。だが、民主党からの支持率は1割程度とだいぶはっきりしている。
特にアメリカにおいて、黒人は民主党に投票する傾向はもともと強い。そこから、カニエ擁するバースデー・パーティー党への支持も高まるとするならば、カニエは各方面からのライバルともなり得る。
衝撃の番狂わせ、カニエが大統領になるというイメージは想定しづらいが、少なくとも、今秋の大統領選挙が注目を寄せるきっかけとはなりそうだ。
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新型コロナ禍で文化支援へ積極的に踏み切ったドイツ政府。他国、そして日本政府との差は一体どこで?
新型コロナウイルスの影響で、世界各国の芸術分野は大打撃を受けている。
どの国においても、大規模なイベントを開催できないことはもちろん、それまでに予定されていたイベント・フェス等の開催は見送り。アーティストの新譜のリリースもスケジュールを先送り、などと多方面で活動を制限されている。
その中でも、特にライブハウスやライブホール等の施設の打撃は大きい。維持費、家賃もそれぞれ相当なものがあり、イベントを営業できない限りは収益を見込むことができない。コロナ禍ではもっともダメージを受けた業種といっても良いであろう。
そういった状況の中で、世界の国の中でもっとも文化支援を行なったのはドイツであろう。6/5時点で文化支援金を1200億円追加するというニュースが報じられているが、それまでにも文化支援は行なっていた。全てを総括すると相当な金額になるであろう。
メルケル政権は、芸術分野をもはや娯楽でない、生活に欠かせない分野であると捉えている。人々は、生活において全ての芸術と断ち切ることはできない。音楽を聴かない、絵を見ない、映画を見ない、本を読まないということは不可能であると考えているのだ。
それにしてもこの支援金は相当なものがある、なぜ日本政府はこのような支援を行うことができないのだろうか?それは財政状況に加えて、芸術分野に関する認識にやはり影響がありそうである。
▼ まさしく芸術分野は”不要不急”!? 人命に関わる状況で、やはり芸術分野は優先順位で劣る。
極端な話、政府が国債をどんどん刷って、全て支援金に当てるということもできなくはない。
だがそれは将来、日本の、そして国民の借金であり負担となるために慎重にならざるを得ない。休業要請に伴って持続化給付金の支給や、貸与型の支援金など、どうしても限られた形での支援という形となってしまう。
そして、やはりコロナウイルスは人命に関わる問題であるということから。最優先はやはり医療分野、ワクチンの開発・導入といった方向になる。どうしても、芸術分野の優先順位は劣ってしまいがちである。
それはしょうがないといえばしょうがないものかもしれない。芸術分野が完全に廃れてしまえば、経済の一つのサイクルは混乱に陥ってしまうし、政府にとっても財政で逼迫を受けることにもなってしまう。芸術分野は”不要不急”のようで、そうではないのだ。
もちろん、ライブハウスの存在というのは世論的にもなかなか理解され難い部分もある。ライブハウスで遊ぶ人というのは全体ではほんの一部であるし、いったことのない人の方が圧倒的に多い。世論的にもライブハウスをはじめとした、芸術分野には関心が薄いものである。
そういった中で、より窮地に立たされている芸術分野だが、決して政府は見放してはいけない。安倍首相がSNSで自ら、星野源の「うちで踊ろう」とコラボしたように、どこかしらで芸術とは切り離せないものとなっている。
できるだけ多くの人が助けを受けられる、そういった希望を多くの人は求めている。
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アーティストの真の実力をうかがえる? 一発撮りのパフォーマンス・THE FIRST TAKEが新たなプラットフォームとして話題
今音楽好きの間で話題となっているのが、THE FIRST TAKEである。
これはYoutubeチャンネルの一つで、チャンネル登録者の数は実に142万人以上に上る、大人気のYotubeチャンネル。
そして、THE FIRST TAKEの公式Twitterのプロフィール欄にはこう記載されている。「白いスタジオに置かれた一本のマイク。ここでのルールはただ一つ。一発どりのパフォーマンスをすること。」とある。
まさに記載の通り。アーティストはここにおいて、一発撮りのパフォーマンスを求められるのである。
通常の世にリリースされている音源の場合。音源のレコーディングにおいて一発撮りというケースはほとんどない。コマに分けて、一つ一つの部分を別々にレコーディングしているのが通常のパターンである。
つまり、このTHE FIRST TAKEにおいては、通常のレコーディングにおいてより遥かにクオリティの高さを求められるのだ。
▼ THE FIRST TAKEで実感できるアーティストの実力、凄さ、尋常ではない音楽センス。
それにしても、やはりアーティストというのはすごい。
THE FIRST TAKEの動画を実際に見てみると実感できるのが、やはり世間で人気を誇るアーティストというのは特別な存在であり、非凡なセンスをもっているということだ。
当たり前のことすぎて、比較するのは恐縮すぎるが、一般の人々が利用するカラオケボックスの様子とは比べ物にならない。
また、Youtubeでは一般人の”歌ってみた動画”などもよくみられるが、やはりそれらとも大きな差異を見出すことができる。実際、THE FIRST TAKEもある意味、プロのアーティストによる”歌ってみた”のような要素が見られる。
そして何より、通常ではライブ会場でしか聴けないアーティストの生歌声を聴けるというのは、かなり貴重な体験を提供してくれているように感じる。
今後さらにいろんなアーティストが参加して、THE FIRST TAKEは盛り上がっていくと思われる。
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4都県に対し、再度休業要請の可能性も?収まらない新型コロナ。ライブハウスが生き残る術とは?
一度は収束を思わせた新型コロナウイルス。
だが最近になっては、東京都内では1日あたり200人以上の感染者の増加が報告され、ほか神奈川や埼玉、大阪や札幌など主要都市においても感染者の増加が見られている。
やはり、日本において特に東京の状況が重要な要素となる。
一時は1日あたり数人程度の感染者増加にとどまっていたのに対し、今となってはピーク時の記録を超える数字が記録されている。もちろん最近になって、検査の数が増えたことによって、相対的に数が増加しているだけであって、割合としてはピーク時を下回るのも事実である。
とはいえやはり、感染者が出ていることも事実。この事態を受けて政府は、国内4都県に対して再度、休業要請を各企業に対して発出することを検討しているという。
もしこうなれば、もちろんライブハウスはさらに窮地に立たされることになる。
▼ もう人には頼れない?独自のやり方で生き抜くすべを見出なければいけないのか。
緊急事態宣言が発出された時期、ライブハウスは完全に休業せざるを得ない状況になっていた。
そんな中でも、この事態を受けて多くのアーティストがライブハウスに対して支援をしたり、クラウドファンディングによって支援金を獲得できるという例があった。
しかし今となってまた、再度助けを求めるというのは現実的には難しい。何度も何度も周囲に頼り続けるというのは、ライブハウスにとっても不本意なものであろう。
あくまで現在は緊急事態宣言も発出されていなく、各ライブハウスは営業を始めている。やはり、要請に応じたソーシャルディスタンスの確保、フェイスシールドの着用などイレギュラーな対応をしつつ、なんとかやりくりしているという状況ではある。
お客さんの数も十分に入れることができないために、ライブハウスにとっては営業をするからといって収益になるわけではない。むしろ人件費のかさみなどによって、マイナスともなりかねない。
そんな中で、廃業を避け、生き残っていくためにはもう、各ライブハウスがそのためのすべを見出すしかない状況にある。国や政府、自治体というものを100%当てにすることもできない。
ひとまずは完全なコロナ収束を目指し、国全体としての経済回復も達成される必要があることはいうまでもない。
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オンラインライブ配信という新しいマーケット。サザンオールスターズの成功は、これからの音楽業界に灯をともした?
新型コロナウイルスの影響の中で、新しく誕生したマーケットがある。
それは”オンラインライブ配信”である。先日、サザンオールスターズが横浜アリーナで実施した配信ライブ、わざわざ横浜アリーナという大会場を貸し切って、お客さんのいない中でライブをするというのは、とても今まででは考えられないような挑戦であった。
仮にコロナウイルスの影響がなかったなら、こういった試みは現れなかったであろう。そして、サザンオールスターズの配信ライブは大成功。3,000円あまりという実際のライブよりは低い価格設定だが、視聴者数は20万人以上。もちろん、横浜アリーナのキャパをゆうに超える数の視聴者がいた。
3,000円あまりのチケットを20万枚以上さばいたというのは、いうまでもなくビジネス的にも大成功である。チケット売上で見ても、実際のライブよりはるかに高い。
このように、サザンオールスターズを先駆けとして日本の音楽市場には、新たなマーケットが生まれたのだ。
今後このマーケットが定着していくか、まだまだ未知数であることはもちろんのことである。今回の場合は新奇さも伴っていたからこそ、成功できたという考え方もできる。
だが少なくとも、ある程度の形は残していくのではないかと思われる。
▼ 実際のライブに取って代わることはない、しかし確実に需要はある。
流石に、これまでのリアルライブに取って代わって、オンラインライブが主流となることはないであろう。
やはりライブというのは実際の目で見てこその魅力がある。体験型ビジネスであるライブというのは、会場からお客さんがいなくて成り立つものでは本来ない。
だが、オンラインライブへの需要は少なからずあるであろう。会場が遠方のため参加できない人、子育てのため外出ができない人など、直接会場には赴けないが、ライブを見たい人というのは必ずいる。
そういった人たちにとっては、オンラインライブは必要なマーケットである。たとえその数が少なかろうと、一人でもそれを必要とする人がいればマーケットは成り立つのである。
これからは、リアルライブとオンラインライブの併存がなされていくと考える。例えば、実際の会場でお客さんがいるライブにおいても、オンラインライブ配信用のスペースを設けて、同時中継としてライブ配信する形式である。
これはビジネスの可能性的にも拡大が見込まれ、会場のキャパを超えた数での動員を実質的に達成できるわけである。
今後、いかに新しいマーケットが機能していくのか、楽しみである。
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優里 “かくれんぼ” THE HOME TAKEで魅せる歌唱力とは… YouTubeの急上昇ランクにも…
皆さんは、優里(ゆうり)というアーティストをご存知だろうか?
東京都内を中心に路上ライブを精力的に展開し、業界野田方面でも話題となったその歌唱力で、今人気上昇中のシンガー・ソングライターだ。
彼の楽曲で最も特徴的なのは、そのハスキーボイスで歌い上げられる切ない歌詞に挙げられるだろう。今回YouTubeでも公開された "かくれんぼ" という楽曲も、まさに切なさと叙情的な印象を持ちながらも、力強く歌い上げた楽曲だ。
ただ、彼の凄さは、そのシンデレラストーリーとも言えるスピード感にある。
本記事では、その凄さについて紹介したい。
▼ 路上ライブは、2019年6月から
優里は、千葉の幕張出身の普通の男の子だった。
ただ、彼の声には、人を感動させる魅力が備わっていたと言える。事実、彼が路上ライブ活動を開始したのは、2019年6月からというから驚きだ。僅か1年足らずで、YouTubeの急上昇ランクには勿論、各種SNSでも話題になり、各種大手レコード会社からも声がかかったという結果を残している。
"かくれんぼ" という楽曲で表現される、切なさの中にも涙腺を震わせる様な歌唱センスは、唯一与えられた才能とも言えるだろうか。
2019年12月にリリースしたシングル曲 "かくれんぼ" は、iTunes総合チャート4位を獲得し、MVの再生回数は800万回を超えるなど、実績も素晴らしい結果だ。
そしてなんと言っても、このMVを見てもらえば分かる歌唱力が1番の彼の凄さだろう。
今後の活躍も要チェックだ。
はじめて歌に感動したのも。
はじめて飽きるほど音楽を聴いたのも。
はじめて楽器を夢中に鳴らしたのも。
はじめて曲を作ったのも。
すべては、家の中からはじまった。
いま、こんなときだからこそ、音楽を届けたい。
すべては、家の中からはじまる。
THE HOME TAKE http://youtu.be/cv3dWFr4HSc
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ゲスの極み乙女。の新曲「マルカ」MVで表現される哀愁感とは…
ゲスの極み乙女。が、新曲 "マルカ" のMVを公開し、その動画で表現されている哀愁感が話題となっている。
同曲は、ゲスの極み乙女。の最新アルバム「ストリーミング、CD、レコード」に収録されている楽曲であり、イヤホンブランド「AVIOT」とのコラボレーションによって制作されたナンバーだ。
また、本作のMVは、新保拓人監督との初のコラボ制作により実現しており、哀愁感たっぷりの仕上がりとなっている。
▼ 川谷絵音の人生を表現している...?
本作 "マルカ" の作詞作曲は、類にも漏れず川谷絵音によるものだ。
ただ、本作の歌詞は "ほったらかしの人生が主観でしかないなら" "選択に疲れた30歳" と言った、彼の人生における感情を表しているのかも知れない...と取れるような表現で構成されている。しかも、"ラブソングの主人公にさえもなれやしなくて" という表現にもある様に、川谷絵音の場合は多難に見舞われたという感覚に近いのだろうか...と推察してしまうリリックも見受けられ、ファンの間では複数の意見が聞かれる様だ。
実際、川谷絵音も公式Twitterで、"ゲスの極み乙女。って今こんな感じよ?「マルカ」MV公開しました。" と呟いており、この表現はまさに彼らの等身大のいまを表した楽曲の様だ。
※ 参考: https://twitter.com/indigolaEnd/status/1280803960945688576
ただ、この哀愁感がたまらないとファンにとっては至極の曲となっている様だ。要チェックだ。
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今年SUPER SONICに出演予定のヒップホップクルー “Wu-Tang Clan” 王道をゆく彼らのライブは必見…
今年9月に開催予定のフェス・SUPER SONIC。
クリエイティブマンが主催の2020年限定のこのフェスは、豪華な出演アーティストのラインナップで注目を集めている。その一つとして、Wu-Tang Clanが挙げられる。
Wu-Tang Clanはアメリカ発のヒップホップクルー。ザ・ヒップホップともいうべき、王道のヒップホップのスタイルを継承しており、その界隈では伝説とも呼ばれているグループである。
彼らはデビューから25周年を迎えており、なかなかの長寿グループである。日本で言えば、Mr.Childrenやスピッツに匹敵するレベルのキャリアとなる。
そんなキャリアを持つWu-Tang Clanは世界レベルで言えば知名度は高いが、日本で見ると知名度はさほど高くはないと思われる。2000年代のヒップホップでいうエミネムや、カニエ・ウェストといったあたりは確かな人気を誇っているが、Wu-Tang Clanはそれらよりも前の世代となるために、特に今の若い世代には馴染みの薄いグループである。
だからこそ、今回の来日公演は注目するべきなのだとも言える。
▼ 同じ日のヘッドライナーはPost Malone。新旧のヒップホップの対決も注目
ヒップホップという音楽は今日までに、何回も形を変えて、語り継がれてきた。
ヒップホップはそれ単体だけでなく、ロックと融合したり、EDM、エレクトロニカと融合したりと様々な音楽との融和性を持って、多くのリスナーに愛されている。
そんな中で、Wu-Tang Clanが貫くヒップホップは古いと言えば古いものかもしれない。だが彼らは、王道のスタイルを忠実に貫き、ブレない芯を持って自分たちの音楽を続けてきた。それこそが彼らを大きくさせた要因であろう。
一方、Wu-Tang Clanと同じ日に出演するアーティストの中で、ヘッドライナーを務めるアーティストはPost Malone。これまたヒップホップアーティストである。
Post Maloneの場合は、まさに新しいヒップホップとも言えよう。最新の、流行りのスタイルを取り込んだサウンドはまさに現代のヒットチャートを席巻するにふさわしい音楽であり、やはり若年層からはかなりの支持を集める。
新旧のヒップホップが1日で一気に楽しめる今夏のSUPER SONIC。チケットの一般発売をスタートしており、わずかながらの可能性をかけて運営は開催に向けた努力をしてくれている。
無事、開催となることを祈りたい。
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話題性は抜群!THE 1975のニューアルバム「仮定形に関する注釈」あらゆる批評の数々、ズバリ、これは良いアルバム?
今まさに、世界を席巻中のイギリス発ロックバンド・THE 1975。
日本でも、昨年のSUMMER SONICではB'zの前に出演し、準ヘッドライナーという役割を果たした。今年夏に開催予定のSUPER SONICにはついに、ヘッドライナーとして出演することが決まっており、日本国内でもムーブメントを起こしている。
そんなTHE 1975が今年リリースしたニューアルバム「仮定形に関する注釈」。今世界で最も勢いのあるバンドの新譜なだけあって、やはり話題性は抜群である。
一つ前のアルバム・「ネット上の人間関係についての簡単な調査」も同様に大ヒットを起こしており。ファンの間では、イギリスの音楽史に残る名盤だとか、同国のスター、Radiohead、Oasisなどにも並ぶアーティスト、というような絶大な評価が寄せられていた。
今年THE 1975がリリースしたアルバムは、ズバリ、良いアルバムだったのだろうか?
▼ 良い、悪い?音楽に対する評価は人それぞれで良い。むしろ、そうあるべきである。
筆者自身は今回のニューアルバムをとても気に入っている。これまでのTHE 1975らしいポップロックのサウンドは、馴染みがあって耳に心地よい。そういったサウンドの中で、リリックでは確かな主張、メッセージ性が見られる。趣向の凝ったアルバムであることは間違いない。
だがこれも、あくまで筆者の意見である。同じ音楽を聴いても、一人一人の感じ方は全く違うのだ。むしろ、それで良いのである。
世界的に売れているアーティストであっても、そのアーティストの何が良いのか理解できない人だってたくさんいる。それが、当たり前のことである。
近年は特に、音楽の聴き方というものが変わってきている関係で、まさに転換期にあると言える。流行りのアーティストは瞬く間にメインストリームに躍り出てくるし、1曲で大ブレイクを果すことも可能である。
そういった流れの中で、一体このアーティストの何が良いのかわからない。と思うこともあるだろう。流行っているアーティストの良さを見出せないことは、もしかしたら不安に感じることもあるかもしれない。自分の感受性を疑ったり、自分は音楽をよくわかっていないのかと、心配になることもあるかもしれない。
けれど、そんな心配は全くもって不要なのだ。いってしまえば音楽も娯楽の範疇、リスナー1人1人には、自分が好んだ音楽を評価し、聴く権利がある。
そして、リスナーみんなが純粋な意見、感想を投げ合うことによって、もっと世界の音楽は盛り上がっていくと考えている。
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今やCDは時代遅れ!?サブスクリプションサービスの完全普及。斜陽産業とも言われる音楽業界のこれからとは?
Apple Music、Spotify。
これら、いわゆるサブスクリプションサービスの世界的普及によって、音楽は月額制で聴くものというスタンダードが定着する昨今である。
これが数年前までは、特に日本では、音楽はCDで聴くというのがスタンダードであった。タワーレコードやHMVなどのショップに行って、CDを買う。及びはTSUTAYAに行ってCDをレンタルするというのが当たり前で、なんら不思議なことではなかったのだ。
今ではどうだろうか、”わざわざ”CDを買うという行為は逆に珍しいものとなっている。それはそうであろう。サブスクリプションサービスで月額500円ほどであらゆる音楽が聴き放題なのに対し、数曲入って1,000円以上するCDを買うのは、もはや馬鹿馬鹿しいとも思えるかもしれない。
今はまだ日本ではかろうじて本が売れているが、今から10年後や20年後にはもう、全くCDとは過去のものとなっている可能性がある。
この流れは、音楽業界にとってはダメージである。何しろ、今までCDの売り上げで稼げていたお金が、サブスクリプションサービスの普及によって稼げなくなってしまったのだ。これはつまり、CDという市場も縮小していることを意味する。
CDが主流だった時代、レコード会社はその市場において欠かせない存在となっていた。しかし今や、徐々にCDは必要とされなくなってきたことから、レコード会社の存在意義というものも問われている。
そして何しろ、今の音楽ビジネスに参入しているのは、音楽業界の会社だけではないのだ。どういうことか?
例えば、サブスクリプションサービスにおいて、Apple Musicを展開するApple社はご存知の通り、音楽の会社ではない。日本ではLINE MUSICなども普及しているが、LINEもコミュニケーションツールで代表的な会社であるが、音楽の会社ではない。
まさに今、世界の音楽ビジネスマーケットはカオスな状況になっているのだ。今までの音楽業界内だけで成り立っていた構造は一変し、今までにはなかったライバルまでもが出現している。
この状況の中で、今後は一体どうなってしまうのだろうか?
▼ これまでの音楽業界のノウハウ、実績はやはり大きい?新参者にマーケットの主役は譲らせない。
確かに、音楽の聴き方の世界的変化の影響もあって、それに関連した音楽のマーケットは変化している。
音楽ビジネス経験のない企業の参戦など、今までには想定できなかったライバルの出現も実現している。まさに、入り乱れ状態である。
だが、音楽エンタメ領域の中で、イベント企画・制作、宣伝・広報という分野は、さすがに新参企業にはそのノウハウがない。
対して、日本で言えばロッキング・オン、クリエイティブマン、ソニーミュージック、エイベックスに代表される企業は、そういった事業に関するノウハウと実績は豊富である。
それは、とても新参企業には真似できるものではない。
実際に、ライブエンタメの市場というものは今、拡大しているのである。(下図参照)
世界的に、多くの音楽にアプローチしやすくなったことから、多くのリスナーは実体験への価値を見出しているのである。 まさにこれからの、"コト消費”の時代において、ライブ市場は今後もっと増大していくとも考えられる。
先日のサザンオールスターズの横浜アリーナ・無観客配信ライブの成功のように、新しい形のマーケットも見出されつつある。例えば実際に、お客さんを入れたライブ会場の中で、配信用のカメラを一席に設けることで、会場のキャパ以上の動員を実質的に見込めるわけである。
中には、ライブは好きでも、理想は家でゆっくり見たいという人や、子育てなど家庭の事情で会場に足を運ぶことができないという人もいるであろう。そういった今までもあったニーズに、やっと応えることができるようになったのである。
これは紛れもなく、音楽業界にとっても光が差し込んだとも言える状況である。
このように、全体としてみれば音楽産業はまだまだ衰退しきってなどいない。むしろ今の転換期を経て、もっと拡大していく可能性だってある。
そして何より、音楽産業には熱狂的な顧客、つまりリスナーがいる。そういった存在がある限り、全く音楽産業が廃れ切るということはないであろう。
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米津玄師の新曲 “感電” MVが2時間足らずで100万再生を突破!? 驚異的な人気の秘密とは…
米津玄師の新曲 "感電" MVが、7月10日にYouTube上で公開された。
同楽曲のMusic Videoは、公開から僅か2時間足らずで100万回再生を突破するという驚異的な人気を誇っている。米津玄師が新曲を公開する度に、彼自身の記録を塗り替えており、再現性のある人気が見て取れる。
また、今回のMVの撮影は、ドラマ「MIU404」の機捜分駐所がある "芝浦署" と、今年の8月31日に約1世紀の歴史に幕を閉じる "としまえん" にて実施されたと言う。
楽曲自体の完成度の高さは勿論だが、そのMVの内容としても非常に面白さがある。このMVは、主に車の運転席から見た景色で構成された動画となっており、次々と起こるコミカルさを含みながらの展開に視聴者は目を奪われるはずだ。
一種の音楽にのせたミュージカル作品とでも言えるだろうか。未視聴の方はぜひご覧いただきたいところだ。
※ 米津玄師 "感電" MV: https://youtu.be/UFQEttrn6CQ
では、米津玄師の人気はここまで驚異的なのでだろうか...?
▼ 練りこまれた戦略か!? 芸術肌への共感か!?
米津玄師の驚異的な人気の秘密は何だろうか...
その一つはまずは音楽制作のスタンスだろう。彼は直接的なメディア露出を滅多にしないアーティストだ。それはご覧の読者の方もご存知の通りだろうが、出身がやはり根っからの芸術家寄りのアーティストなのだろう。
現代の音楽市場においてリリースされる新曲において必要な要素としては、まず商業的に成功せねばならないことが挙げられる。日々数億曲とも言える楽曲が、音楽ストリーミングを中心として視聴され消費される中で、リスナーの耳に届く様なキャッチーさと独自性を兼ね備えている必要がある。
米津玄師の楽曲には、勿論この商業的な成功要素は備わっているが、それに加えて、絶対的に譲らない作品の独自性が感じられるため、これだけ多くのリスナーが付いてくるのだろう。
一種の職人肌的な意味合いとも取れるだろうか。世の中に受ける楽曲のキャッチーさと、その中でも絶対的に "米津玄師" と言うアーティストが生み出す作品として譲れないユニークさ。これを彼は実直に創造している。
現代の日本のアーティストにおける楽曲として、世の中に媚びずに実力を遺憾無く発揮し続ける稀有なアーティストだ。今後の活躍にも注目だ。
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