今年SUPER SONICに出演予定のヒップホップクルー “Wu-Tang Clan” 王道をゆく彼らのライブは必見…
今年9月に開催予定のフェス・SUPER SONIC。
クリエイティブマンが主催の2020年限定のこのフェスは、豪華な出演アーティストのラインナップで注目を集めている。その一つとして、Wu-Tang Clanが挙げられる。
Wu-Tang Clanはアメリカ発のヒップホップクルー。ザ・ヒップホップともいうべき、王道のヒップホップのスタイルを継承しており、その界隈では伝説とも呼ばれているグループである。
彼らはデビューから25周年を迎えており、なかなかの長寿グループである。日本で言えば、Mr.Childrenやスピッツに匹敵するレベルのキャリアとなる。
そんなキャリアを持つWu-Tang Clanは世界レベルで言えば知名度は高いが、日本で見ると知名度はさほど高くはないと思われる。2000年代のヒップホップでいうエミネムや、カニエ・ウェストといったあたりは確かな人気を誇っているが、Wu-Tang Clanはそれらよりも前の世代となるために、特に今の若い世代には馴染みの薄いグループである。
だからこそ、今回の来日公演は注目するべきなのだとも言える。
▼ 同じ日のヘッドライナーはPost Malone。新旧のヒップホップの対決も注目
ヒップホップという音楽は今日までに、何回も形を変えて、語り継がれてきた。
ヒップホップはそれ単体だけでなく、ロックと融合したり、EDM、エレクトロニカと融合したりと様々な音楽との融和性を持って、多くのリスナーに愛されている。
そんな中で、Wu-Tang Clanが貫くヒップホップは古いと言えば古いものかもしれない。だが彼らは、王道のスタイルを忠実に貫き、ブレない芯を持って自分たちの音楽を続けてきた。それこそが彼らを大きくさせた要因であろう。
一方、Wu-Tang Clanと同じ日に出演するアーティストの中で、ヘッドライナーを務めるアーティストはPost Malone。これまたヒップホップアーティストである。
Post Maloneの場合は、まさに新しいヒップホップとも言えよう。最新の、流行りのスタイルを取り込んだサウンドはまさに現代のヒットチャートを席巻するにふさわしい音楽であり、やはり若年層からはかなりの支持を集める。
新旧のヒップホップが1日で一気に楽しめる今夏のSUPER SONIC。チケットの一般発売をスタートしており、わずかながらの可能性をかけて運営は開催に向けた努力をしてくれている。
無事、開催となることを祈りたい。
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