SUM41が来日ツアー開催中、日本で冷めないパンクの熱
◆ SUM41が来日ツアー開催中、日本で冷めないパンクの熱
カナダのオントリオ州のエイジャックス出身のパンクロックバンド、SUM41がただいま来日ツアーを行なっている。1996年に結成した彼らは、世界でビッグセールを記録し続け、日本でも変わらず絶大な人気を誇るバンドだ。
筆者は残念ながら今回のツアーには参加できないのだが、セットリストを見ると青春の1ページとも言える思い出の曲がたくさん演奏されているようで、とても興奮している。SUM41は昨年度、幕張メッセで行われた「Download Festival Japan 2019」にも出演しており、2年連続の来日となっている。私はそこで初めてSUM41のライブを見た。良き思い出である。
◆ 「パンク」ってもう古い?
現在進行形で大人気を誇るSUM41。彼らのみならず、パンクバンドの代表格である「Green Day」も3月には来日公演を予定している。「The Offspring」も、今年のDownload Festival Japanに出演予定である。
人気の振れ幅が大きいアーティストもたくさん存在する中で、どうして彼らのような「パンク」バンドは人気があり続けるのだろうか?大ヒットを記録したSUM41の「Underclass Hero」も、Green Dayの「Dookie」もリリースされたのはもう何十年も前である。
それでも、当時の曲が今ライブで演奏されても盛り上がるのは、そういった曲たちがアンセムとなっているからであろう。パンク全盛期を彩ったblink-182やGreen Day、その次世代バンドとも言われるAll Time Lowだって、若い世代にも、リアルタイムで聴いていたおじさん世代にも突き刺さる楽曲がある。
「パンク」がもつ楽曲の力強さはどの世代にも通じるものがある、「パンク」の熱はいつになっても冷めやらないのだ。
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Knotfest Japan2020開催が決定。毎年春の恒例となるか?
◆ Knotfest Japan2020開催決定。毎年春の恒例となるか?
これまで日本にて2回開催されたSlipknotが主催する音楽フェス「Knotfest japan」が実に4年ぶりに開催されることが決定した。会場はこれまで同様に千葉の幕張メッセ、2日間にわたって開催されるのも従来と同様である。
Knotfest Japanは、過去2回の開催いずれにおいても相当数の動員を記録しており、興行的にも成功を収めていると言える音楽フェスである。主催でありヘッドライナーであるSlipknotはキャリアも長く、SUMMER SONICヘの出演経験もあるなど日本においても人気は高い。
メタルというややニッチなジャンルではあるものの、確かな動員力を誇るSlipknot、そしてKnotfest Japan、それらが日本において成功し続けている理由について本記事では分析していきたいと考える。
◆ Knotfestが日本で成功する理由とは?
Knotfest Japan2020の出演アーティストは、現在第5弾まで発表されている。
1日目と2日目に共通しているのが国内アーティストが多く出演することである。1日目には、MAN WITH A MiSSION、BABYMETAL、Survive Said The Prophet、浜田麻里。2日目にはマキシマム ザ ホルモン、coldrain、Crossfaith、Fear,and Loathing in Las Vegasが決定している。その数は海外アーティストを上回る。国内音楽フェスでも多くの動員を誇るアーティスト、すでにワンマンライブをアリーナクラスのキャパで開催する動員力があるアーティストが多く決まっているので、言うなればややミーハーな層にチケットを捌く戦略であろうことが予測できる。
そういったミーハー層である程度動員を確保した上で、Knotfestの本筋とも言えるニッチ層のアーティストのブッキングも見られる、1日目にはANTHRAX、2日目にはMARILYN MANSON、SUICIDE SILENCEなど、21世紀以前の音楽シーンを賑わせたアーティストが出演する。
Knotfest Japanは、アーティストのブッキングが上手いのであろう。ミーハー層とニッチ層の両方のニーズに応えたブッキングをしており、結果的に多くの動員を記録することができるのだ。
Knotfest Japanの他に、昨年度に引き続きDownload Festival Japanの開催も決定している。ややギャンブル要素のある海外アーティストの招聘しての音楽フェスだが、今後の日本の音楽市場の活性には、海外の音楽無しにしては考えられないであろう。今後の輸入型音楽フェスの定着に期待したい。
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The1975は、2020年代のRadiohead(レディオヘッド)か…?
◆ The1975は2020年代のRadiohead(レディオヘッド)か...?
ついつい私はThe1975をRadioheadになぞらえて見てしまう。決して彼らの音楽性がにているという話ではない。ただ彼らに共通しているのは、共に世界を揺るがし得る存在であるということだ。
同じイギリスのバンドであれば、Oasisを例えに入れることもできるかもしれない。けど少し、何かが違う。確かにOasisはセールス的には文句のつけようのない世界に通用するロックバンドであったかもしれない。もちろんThe1975、Radioheadだってセールス的にはかなり成功を収めている。
だがOasisとは違ってRadioheadは実験的な音楽を続けていた。初期のRadioheadはロックバンドとしてのいわゆる"普通"の体裁を保っており、アルバムの「The Bends」、「OK Computer」ではギターロックを前面に押している。あの名曲、「Creep」が収録されている デビューアルバム「Pablow Honey」もロックバンド然とした作品だ。
そして2000年の「KID A」 Radioheadを語る上では欠かせないアルバムであることは間違いない。この作品が誕生した時の私は実に2歳ほどである。リアルタイムで「KID A」が誕生した時の驚きに直面したいと何度思ったことであろうか。「KID A」はそれまでのギターロックを推し進めていたRadioheadとは全く違う。もはやロックバンドどころではない、エレクトロニックなのだ。ロックバンドでもこんな音楽ができるのだと、そういうことを私に教えてくれたアルバムであり、教科書のような存在である。
◆ The1975の音楽。すでに唯一無二
The1975の人気は国内においても随分と高まってきている。これまで何回かSUMMER SONICに出演していたが、2019年はついにメインであるMARIN STAGE、それもヘッドライナーのB'zの前という出世ぶりである。
The1975は今年春に新アルバム「Notes On a Conditional Form」をリリースする予定である。2018年にリリースの「ネット上の人間関係についての簡単な調査」ではメッセージ性の強い「I Like America&America Likes Me」、「I Always Wanna Die」などインパクトのある楽曲の他、日本での人気番組「テラスハウス」のテーマ曲にも起用された「Sincerity Is Scary」など国内でもウケるメロディックな楽曲と濃いアルバムであった。
新アルバムの中で先行配信されている「People」に関しては、これまでのThr1975では想像できないようなロックサウンド全開の楽曲であり、一体どうしてしまったんだというような驚きを感じた。これからもThe1975には常に驚かされていたいものである。
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Coachella2020のラインナップが発表、今後の日本アーティストの出演は?
◆Coachella2020のラインナップが発表、今後の日本アーティストの出演は?
アメリカの最大音楽フェスである「Coachella」のラインナップが先日発表された。
Coachellaとは、カリフォルニア州インディオの砂漠地帯、コーチェラ・ヴァレーにおいて開催される音楽フェスであり、2020年は4月10日から12日と、17日から19日の2週末にかけて開催される予定である。正式名称は「Coachella Valley Music and Arts Festival」(コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル)という。
Coachellaは毎年その時々の音楽シーンを賑わせているアーティストをブッキングしており、多くのセレブが集うなど、一般の音楽フェスの概念にとどまらず、トレンドの発信地としての意義も持っている。
注目のヘッドライナーは活動休止から復活果たしたRage Against the Machine、昨年度スーパーボウルのハーフタイム・ショーへの出演も果たしたTravis Scott、そしてR&Bシンガーであり、かつてグラミー賞を受賞した経験を持つFrank Oceanが決定している。
◆今後、日本アーティストのCoachella進出は、、?
2020年のCoachellaに出演するアーティストはきゃりーぱみゅぱみゅが決定している。2019年はPerfumeという、2年連続で中田ヤスタカ氏が手がけるテクノ系のアーティストが日本からは選出されている。
他にも、2018年にはX JAPANが出演。マリリン・マンソンをゲストに迎えて共演したことが話題となった。また、2013年の東京スカパラダイスオーケストラ、1999年、2007年のCornelius、BO NINGENなどが過去に出演している。
これらの共通項として、活動拠点が海外であったり、それまでも他の海外の音楽フェスに出演している経験を持つアーティストがブッキングされている。
これからのCoachellaに出演する日本アーティストとして、海外での活動に精力的であるONE OK ROCK、星野源などがブッキングされることもあるのではないだろうか。他にもRADWIMPSや ASIAN KUNG-FUGENERATIONなど海外でツアーを行なっているアーティストは数多く存在する。メタルコア系においても、Crossfaith、Crystal lakeなどは海外での人気も凄まじい。
今後どのような日本アーティストがCoachellaに出演するのか、楽しみである。
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SHE’S、2020年に東名阪Zepp公演。今年最も注目のアーティスト!?
◆SHE'S、2020年に東名阪Zepp公演。今年最も注目のアーティスト!?
「聴けば、きっと囚われる。旋律に愛されたバンド。」これは、SHE'Sのキャッチコピーである。まさにその通りだと、私は思う。
SHE'Sの特徴は、ロックバンドという体制でありながらも、美しいメロディー、オーケストラばりの壮大な音楽を奏でていることである。ボーカルの井上竜馬はライブ中、多くの楽曲においてピアノを弾きながら歌っている、ロックバンドの中では珍しい編成であろう。
そんな彼らは、ストリングスやホーン隊を取り入れた11人編成にてライブを行うイベント「Sinfonia "Chronicle" ♯1」を2019年に開催している。彼らの楽曲の特徴を最大限に生かすべく、開催されたイベントであるといえよう。
こういったように、彼らはどこか、普通のロックバンドとは一線を画すオリジナリティを持ったバンドである。
◆女性のみではない、男性も必見のバンド!?
SHE'Sの爽やかで心地よいメロディー、井上竜馬の透き通る甘い歌声、どちらかというとターゲットは女性のイメージが強い。彼らの楽曲のPVにおいても、毎回モデルの女性を起用しており、そこからはある程度のバンドの方向性が見えて来る。
だがここで私が言いたいのは、決してSHE'Sは女性ウケを狙ってばかりのバンドではないということである。
「Save me」、「Flare」などロックサウンドを全開にしつつ、ピアノを基調としたメロディーを混合させた楽曲など、彼らでこそできる魅力的なサウンドでありとても男らしさを感じる。「Curtain call」はギターの歪みの音作り、コード進行からしてもあのOasisを連想させるような、男臭さがとても魅力的である。「Ghost」はギターの服部栞汰が奏でる曲後半でのギターソロが素晴らしい、あの壮大なギターソロはまるでQueenのブライアン・メイである。
こういったようにSHE'Sというバンドは非常に奥が深い、ピアノロックバンドというオリジナリティを基に、そこからどんな音楽性も生み出し続けているのだ。
SHE'Sは今年春に東名阪各地のZeppにてワンマン公演を行う。ライブの規模も徐々に拡大してきているSHE'Sだが、いよいよ次は日本武道館か?
今後の活躍が非常に楽しみである。
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徐々にその名を広める「Absolute area」彼らの魅力とは?
◆徐々にその名を広める「Absolute area」彼らの魅力とは?
Absolute areaというバンドをご存知であろうか。
彼らは2014年に同級生同士で結成した3人組のロックバンドである。2017年にはeggsにおいて彼らの代表曲とも言える「ひと夏の君へ」を配信し、それが配信回数でトップを記録した。2018年8月には1st mini album「あの夏の僕へ」をリリース。2019年4月には2nd mini album 「無限遠点」をリリース。同年11月には配信版シングル「カフネ」をリリースしているといった、今精力的に活動しているバンドである。
◆現代の若者に突き刺さる彼らのメッセージ
実は彼らは、私と同世代である。Absolute areaは高校の軽音楽部において結成されているのだが、私自身も高校の時には軽音楽部に所属してバンドを組んでいた経験があり、御茶ノ水や吉祥寺のライブハウスで行われる高校生バンド向けのライブ大会では彼らと対バンになったことも何回かある。彼らと直接的な関わりはなかったものの、彼らの演奏は傍で何回も見ており、その度に強いインパクトを受けたことを覚えている。
基本的で当たり前のようなことではあるが、彼らはとにかく演奏技術が高い。同じライブ大会の出演バンドの中でも、演奏の上手いバンドは数多く存在していたが、その中でもAbsolute areaは常に群を抜いていた。そうした演奏技術があってこそ、彼らの楽曲が光ってくるものであろう。
彼らの楽曲においては、ボーカルの山口諒也が大体のソングライティングを行っている。特に楽曲のメッセージ性には注目するべきであろう。いわゆる恋心を歌った楽曲は多く存在するが、単なる女々しいものではない。彼は恋における、男心も歌っているのだ。今は彼らのライブに赴けば女性ファンの方が多く目につくが、男性の姿が多く見受けられる日も来るだろう。
彼らは今年の春、東京と大阪でワンマン公演を行うことが決定している。
4月17日には心斎橋Pangea、4月19日には渋谷WWWXにて行われる。ライブの規模も徐々に拡大してきているAbsolute area。さらなる飛躍に期待である。
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CDからサブスクリプションへ、日本の音楽は変化の時か。
◆ CDからサブスクリプションへ、日本の音楽は変化の時か。
Apple Music、Spotify。
これらはいわゆるサブスクリプションという、月額制で音楽が聴き放題という新しい現代の音楽の聴き方のスタンダードとなりつつある概念である。これは実に画期的なことではないだろうか。
通常、CDでアルバムとなろうものならば一枚あたり3000円は基本的にかかるものが、今や1000円前後で音楽が聴き放題という時代が訪れているのだ。
このサブスプリクションがスタンダードとなることによるメリットは数多くあるが、私自身が思う一番大きなメリットというものがある。それは新しい音楽に出会いやすくなったことである。まずリスナーにとって、これまではお金を出してまで聴くのは億劫であったアーティストの楽曲をスクリーンを少しタッチするだけで聴ける。これは大きなメリットであろう。アーティスト側にとっても、これまでより多くの人に自分たちの楽曲を聴いてもらいやすくなったのだ。サブスクリプションの定着による恩恵は相当なものがある。
◆ いつの日か、日本からCDは無くなるのか?
日本は世界各国の音楽市場の中で見ても、特にCDがよく売れる国である。
そして、日本と似た市場の構造を持っているとされているのがドイツである。日本同様、CDがよく売れる国であったドイツだが、ついにCDの売り上げよりサブスクリプションでの売り上げが上回ったというのだ。それは2017年の話である。
今や2020年。MDやレコードを知らない世代が誕生してきている今、いつしかCDを知らない世代というのものやって来るのだろうか。
想像すると末恐ろしいものがある。サブスクリプションは時代が生んだ産物であることは間違いない。しかし、それは音楽の売り上げを独占するものとなるのか、それともCDなど、いわゆるフィジカルと言われる存在が需要を帯び続けるのであろうか。日本の音楽市場のみならず、世界の音楽市場においても注目したいトピックである。
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Download Japan2020、2019とはガラリと変わるメンツ、今後はいかに?
◆ Download Japan2020、2019とはガラリと変わるメンツ、今後はいかに?
2019年、イギリスのレスターシャーにおいて毎年晩春の恒例となっている野外ロックフェス、Download Festivalが日本・幕張メッセにおいても開催された。本家とは違って屋内の開催ではあるが、Judas Priest、SLAYERといったダブルヘッドライナーを筆頭に、SUM41、Halestormなど日本でも人気を誇るバンドが数多く出演し、最終的にはソールドアウトという盛況ぶりであった。
実はこのDownload Festival Japan 2019、当初のヘッドライナーはOzzy Osbourneが出演する予定であったが、開催を控える間に出演キャンセルとなり、急遽ピンチヒッターとしてJudas Priestの出演が決定するという、ある種注目を浴びた音楽フェスである。他にも、第3弾の出演アーティストがなかなか発表されないあまり、イベント自体が中止になるのではないかと危惧されたこともあった。
◆ 2020のヘッドライナーはMy Chemical Romance、2019とは全く別物...?
2020年も引き続いて開催されることが決定している、Download Japan Festival 2020。ヘッドライナーはMy Chemical Romanceだというアナウンスが公式になされている。2019年はHR/HMを中心としたアーティストのブッキンがなされており、少しターゲットがニッチであるかなという印象を受けた。それが2020は全く違う。
他にもJimmy eat World、The Offspringといったアーティストが発表されている。ヘッドライナーのMy Chemical Romanceは先日、再結成を発表し復活ライブを果たしたばかりであるだけに、日本でも注目度は非常に高い。チケットの売り切れも必至ではなかろうか。
これまでは、2018年にはVans Warped Tour、それ以前にはPunk Springといったいずれも海外アーティストを中心としたイベントが同時期に幕張メッセにおいて開催されている。Download Festival Japanはその内装を変えながらも、これからずっと開催されていくのであろうか?今後についても非常に注目である。
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Coldplay(コールドプレイ)、2020年の来日はないのだろうか?
◆ Coldplay(コールドプレイ)、2020年の来日はないのだろうか?
Coldplay(コールドプレイ)は先日、実に4年ぶりとなるnew album「Everyday Life」をリリースした。本作は「Sunrise」と「Sunset」の2部構成となっており、1日のうちの24時間という限られた概念をテーマにしたコンセプトをもつアルバムとなっている。
彼らはこれまでに日本でも何回も来日公演を行なってきている。前回の来日公演は2017年4月の東京ドーム公演。「A Head Full Of Dreams」ツアーは2016年3月から2017年11月まで、実に大規模な世界ツアーとなり、世界中を熱狂させた。
当然、今回アルバムをリリースしたということは、それを引っさげてのツアーが行われることを期待するものだが、今回は「Everyday Life」の来日公演は行われない可能性が濃厚である。
◆ 地球環境の負荷への考慮から、ツアーは中止?
「BBC」のインタビューを報じた「Consequence of Sound」において、ヴォーカルのクリスは次のように話している。「"このアルバムではツアーはやらない。いかにバンドのツアーが環境を破壊せずに、しかも積極的に有益なものにできるか取り組むために、来年か再来年をかけて時間を取るつもりだ。"」
いうまでもなく地球環境の問題は早急な取り組みが必要とされているトピックである。世界ツアーを行えば相当数の人が動き、その中で飛行機の利用などから地球環境の負荷へ危機感を覚えたのであろう。世界のビックバンドである彼らだからこそ、今回の取り組みがあるのだとも言える。
彼らの来日公演がしばらく見れないのは私自身もとても残念であり、寂しい。だが、いつしか彼らが地球環境への配慮を施した新しいスタイルのツアーを開発したのならば、それがどんなものであるのか、この目にしたいと思う。
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現代UKをレぺゼンするスーパースター Stormy(ストームジー)、2020年に来日が決定!! 1夜限りのプレミア公演とは…
◆ 現代UKをレぺゼンするスーパースター Stormy(ストームジー)、2020年に来日が決定!! 1夜限りのプレミア公演とは...
イギリスのグラミー賞とも言われる「The BRIT Awards」では、「年間最優秀イギリス国アルバム」そして「イギリス国男性アーティスト賞」を獲得。そして、グラストンベリー・フェスティバルでのヘッドライナーを務めるなど人気沸騰中のStormzy(ストームジー)の来日公演が、2020年3月24日にマイナビBLITZ赤坂において開催されると発表された。
Stormzy(ストームジー)は、1993年イギリスにて生まれた黒人のラッパーである。彼は、イギリスにおいて黒人初のグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーということで、メモリアルな実績を持っているアーティストであり、12月13日には、Ed Sheeran(エド・シーラン)とBurna Boy(バーナ・ボーイ)によるフィーチャーコラボ曲である「Own It」を収録したセカンドアルバム「Heavy is the Head」をリリースすることが決まっている。
◆ 日本におけるヒップホップの盛り上がり
今や世界のヒットチャートには多くのラッパーが名を連ねている。それは、The Weekend(ザ・ウィークエンド) 、Travis Sccot(トラビス・スコット)、Post Malone(ポスト・マローン)、Drake(ドレイク)など多くのアーティストがいる。
今回こそStormzy(ストームジー)の来日公演が決まったものの、これまで世界を賑わせているラッパーと、日本とはなかなか縁遠い関係にあるイメージを抱くのが事実だ。日本の中にも彼らの届ける楽曲のリスナーは多く存在するものの、来日公演までには至っていないケースがよく見られる。
そもそも、海外アーティストの来日公演の動員に関してはギャンブル性があるものだ。ここ数年タイラー・ザ・クリエイターの主催する「Camp Flog」に出演しているBROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)も、2019年のSUMMER SONIC(サマーソニック)に出演し、新木場STUDIO COASTでの単独公演も行ったが、彼らの実力を持ってしても単独公演でのチケットはSold Outとはなっていなかったのだ。
海外では非常に人気なアーティストでも、日本では観客の動員に苦しんでいるという実状が窺える。このままでは、日本は世界的アーティストから見放されてしまう可能性もあり得るだろうか...?
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再結成で大注目を浴びるMY CHEMICAL ROMANCE(マイ・ケミカル・ロマンス)。今、再結成はブームとなっているのか?
◆ 再結成で大注目を浴びるMY CHEMICAL ROMANCE(マイ・ケミカル・ロマンス)。今、再結成はブームとなっているのか?
2013年に活動を停止していたアメリカのニュージャージー州出身のロックバンド、MY CHEMICAL ROMANCEが先日、活動再開を発表した。
My Chemical Romanceは世界各地で爆発的な人気を誇るロックバンドであり、2006年にリリースした、「The Black Parade」は21世紀ロック史に名を残す傑作と評されており、言うまでもなくMy Chemical Romanceの代表作である。これまでReading Festivalや日本のSUMMER SONICなどの大型音楽フェスでヘッドライナーを務めた経験をもつ。
日本での人気も非常に高く、SUMMER SONICの他にも、「Mステ」でお馴染みのミュージックステーションへの出演経験もあり、お茶の間に浸透する確かな人気を誇る。2011年の東日本大震災の時には、日本の復興支援として「Sing」のMVを作成するなど、日本にとっても親しいバンドである。My Chemical Romanceの活動再開はバンドの公式Twitterを通じて発表されており、そのTweetはTwitter世界トレンド1位になるなど、反響を集めた。
◆ 相次ぐバンドの再結成、いつかはあのバンドも...?
My Chemical Romanceは2020年3月に幕張メッセにて行われる「Download Festival」にヘッドライナーとしての出演が発表されている。日本での彼らの再結成は反響を起こしただけに、チケットの売り切れは必至となりそうであり、非常に注目度が高いイベントだ。
再結成というものは非常にドラマ性があり、ロマンチックである。日本のアーティストで言えば、昨年度ELLEGARDEN(エルレガーデン)が10年越しの活動を再開を発表し、復活公演のチケットはプレミアとなった。また、NUMBER GIRL(ナンバーガール)の復活も反響を呼んだことは記憶に新しいところだ。
さらに、海外アーティストとしても、最近ではMotley Clueが再結成を発表しているというから驚きだ。今やバンドの再結成は「ブーム」となりつつあり、この流れに乗って、あの2009年に解散した、ブリット・ポップ・ムーブメントにおける代表格である「Oasis」の動向もついつい気になってしまうところだ...。
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