徐々にその名を広める「Absolute area」彼らの魅力とは?
◆徐々にその名を広める「Absolute area」彼らの魅力とは?
Absolute areaというバンドをご存知であろうか。
彼らは2014年に同級生同士で結成した3人組のロックバンドである。2017年にはeggsにおいて彼らの代表曲とも言える「ひと夏の君へ」を配信し、それが配信回数でトップを記録した。2018年8月には1st mini album「あの夏の僕へ」をリリース。2019年4月には2nd mini album 「無限遠点」をリリース。同年11月には配信版シングル「カフネ」をリリースしているといった、今精力的に活動しているバンドである。
◆現代の若者に突き刺さる彼らのメッセージ
実は彼らは、私と同世代である。Absolute areaは高校の軽音楽部において結成されているのだが、私自身も高校の時には軽音楽部に所属してバンドを組んでいた経験があり、御茶ノ水や吉祥寺のライブハウスで行われる高校生バンド向けのライブ大会では彼らと対バンになったことも何回かある。彼らと直接的な関わりはなかったものの、彼らの演奏は傍で何回も見ており、その度に強いインパクトを受けたことを覚えている。
基本的で当たり前のようなことではあるが、彼らはとにかく演奏技術が高い。同じライブ大会の出演バンドの中でも、演奏の上手いバンドは数多く存在していたが、その中でもAbsolute areaは常に群を抜いていた。そうした演奏技術があってこそ、彼らの楽曲が光ってくるものであろう。
彼らの楽曲においては、ボーカルの山口諒也が大体のソングライティングを行っている。特に楽曲のメッセージ性には注目するべきであろう。いわゆる恋心を歌った楽曲は多く存在するが、単なる女々しいものではない。彼は恋における、男心も歌っているのだ。今は彼らのライブに赴けば女性ファンの方が多く目につくが、男性の姿が多く見受けられる日も来るだろう。
彼らは今年の春、東京と大阪でワンマン公演を行うことが決定している。
4月17日には心斎橋Pangea、4月19日には渋谷WWWXにて行われる。ライブの規模も徐々に拡大してきているAbsolute area。さらなる飛躍に期待である。
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