Radiohead、伝説の「SUMMER SONIC 2016」ライブ映像をYouTubeでプレミアム公開
Radioheadが、あの伝説となった「SUMMER SONIC 2016」における公演の映像を昨日、Youtubeにプレミアム公開した。
これまで数々のアーティストが、過去のライブ映像をYoutubeに公開するというサプライズサービスを行ってきたが、今回のRadioheadの例はとびきりサプライジングであった。何と言っても、今回公開されたSUMMER SONIC 2016でのRadioheadのライブは伝説的存在となっているからである。
Radioheadは2003年に SUMMER SOMICに出演し、再び2016年のSUMMER SONICにてヘッドライナーとして出演した。Radioheadを汁物なら誰もが知っているあの名曲「Creep」を東京公演では披露したことが伝説となった一番の要因であろう。何せ、「Creep」を演奏したのは東京公演のみで、大阪公演では演奏しなかったのであるから尚更スペシャル感がある。
まぎれもない、これは伝説の映像である。
▼ これからこの先、ずっと語り継がれるであろうRadiohead
Radioheadといえば、やはり前衛的に新しい音楽性を追求する姿勢こそが魅力の”ロックバンド”である。
彼らのマスターピースとして語られることが多いのは、「OK Computer」と「KID A」の2作。 前者のアルバムはまだレディオヘッドが比較的、バンドとしての体裁を保っていた時の曲であり、ある意味、レディオヘッドのロックバンドとしての最後の姿といっても良いかもしれない。
後者の「KID A」からは全く新しい音楽性となっている。レディオヘッドは本作からロックバンドとしての体裁を捨て、電子音楽に完全に舵を切った。このアルバムは2000年にリリースされたものだが、当時はロックバンドが電子音楽に挑戦するなど極めて異例であったという。ちょこっと電子音楽を取り入れるパターンなどはよくあることだが、完全に電子音楽に踏み切るというのは今考えてもかなり挑戦的なことである。
Radioheadは今後間違いなく、ずっと語り継がれていくバンドである。 ぜひ興味がある人は、冒険して聴いてみてほしい。
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The1975は、2020年代のRadiohead(レディオヘッド)か…?
◆ The1975は2020年代のRadiohead(レディオヘッド)か...?
ついつい私はThe1975をRadioheadになぞらえて見てしまう。決して彼らの音楽性がにているという話ではない。ただ彼らに共通しているのは、共に世界を揺るがし得る存在であるということだ。
同じイギリスのバンドであれば、Oasisを例えに入れることもできるかもしれない。けど少し、何かが違う。確かにOasisはセールス的には文句のつけようのない世界に通用するロックバンドであったかもしれない。もちろんThe1975、Radioheadだってセールス的にはかなり成功を収めている。
だがOasisとは違ってRadioheadは実験的な音楽を続けていた。初期のRadioheadはロックバンドとしてのいわゆる"普通"の体裁を保っており、アルバムの「The Bends」、「OK Computer」ではギターロックを前面に押している。あの名曲、「Creep」が収録されている デビューアルバム「Pablow Honey」もロックバンド然とした作品だ。
そして2000年の「KID A」 Radioheadを語る上では欠かせないアルバムであることは間違いない。この作品が誕生した時の私は実に2歳ほどである。リアルタイムで「KID A」が誕生した時の驚きに直面したいと何度思ったことであろうか。「KID A」はそれまでのギターロックを推し進めていたRadioheadとは全く違う。もはやロックバンドどころではない、エレクトロニックなのだ。ロックバンドでもこんな音楽ができるのだと、そういうことを私に教えてくれたアルバムであり、教科書のような存在である。
◆ The1975の音楽。すでに唯一無二
The1975の人気は国内においても随分と高まってきている。これまで何回かSUMMER SONICに出演していたが、2019年はついにメインであるMARIN STAGE、それもヘッドライナーのB'zの前という出世ぶりである。
The1975は今年春に新アルバム「Notes On a Conditional Form」をリリースする予定である。2018年にリリースの「ネット上の人間関係についての簡単な調査」ではメッセージ性の強い「I Like America&America Likes Me」、「I Always Wanna Die」などインパクトのある楽曲の他、日本での人気番組「テラスハウス」のテーマ曲にも起用された「Sincerity Is Scary」など国内でもウケるメロディックな楽曲と濃いアルバムであった。
新アルバムの中で先行配信されている「People」に関しては、これまでのThr1975では想像できないようなロックサウンド全開の楽曲であり、一体どうしてしまったんだというような驚きを感じた。これからもThe1975には常に驚かされていたいものである。
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