ヨルシカ、3rd Full Album「盗作」発売。シニカルで圧巻の楽曲群に迫る
7/29(水)、ヨルシカがフルアルバムとしては約1年ぶりとなる「盗作」をリリースした。
初回生産限定盤には、130ページほどのボリュームのある同名のオリジナル小説と、月光ソナタのカセットテープが封入される。
「ただ君に晴れ」「だから僕は音楽を辞めた」「言って」など数多くのヒット曲を生み出し、ネット発音楽最前線の名をほしいままにしてきたヨルシカだが、2nd AL「エルマ」の1stからの約4ヶ月という発表スパンから考えると、約1年ということで時間だけで見ればかなり温められたアルバムと言えよう。
今作もアルバムに先立ってミュージック・ビデオと共にリリースされた楽曲がいくつかあった。
いずれもYouTubeにおいて数百万〜数千万の再生回数を誇り、動画がアップロードされる度にネットシーンや熱烈なファンたちを沸かせてきた。
◆ 注目すべきは繊細で緻密な音。余すことなく堪能必至。
特筆すべき点はなんと言っても楽曲の完成度だ。アルバムはなんともミステリアスな雰囲気のショパン「月光」アレンジ『音楽泥棒の自白』から始まる。
筆者自身、ヨルシカのファンではあるが敢えて情報をあまり入れずフラットに聴き始めたが、この曲で既に奥深くまで引き込まれてしまった。
ここからの流れは特に秀逸だ。『昼鳶』で結成初期のような強烈なバンドサウンドが展開されたかと思えば、続く『春ひさぎ』では一転、退廃的なビートに古風な言い回しの歌詞が絡みつく。
そして一際目を引くのは2nd Mini Albumからの再録である『爆弾魔』だ。2年前のヴァージョンと聴き比べるとその洗練度合いに驚くことだろう。
また『レプリカント』『花人局』(はなもたせ)『逃亡』などアルバムにてお披露目された曲も、suisのクリアなボイスに一切隙のないn-bunaの作る音がマッチする傑作である。
是非とも、1つ目から余すことなく聴いて頂きたいアルバムであることは言うまでもない。
◆ 楽曲間にも変化?見落とせないアルバムの全貌!
ヨルシカのアルバムやミニアルバムには必ず、suisのボーカルの入らない幕間曲のような楽曲が含まれている。
今回のそれらは、アルバム全体のコンセプトに沿ったようにピアノの独奏が多い。
よくよく聴いてみると、アルバムの後半にある幕間の楽曲は、前半のそれと比べると少しずつ穏やかになっていくことが聴き取れるだろう。これが、アルバムの中で楽曲が音楽泥棒の成長に逆行するように配置されていることと何らかの関係があるのだろうか。
作者のみぞ知る境地ではあるが、こういったことを聴きながら考えていけるのもヨルシカの醍醐味である。
どこまで聴いても奥が深く味わい深いヨルシカの新譜。まだまだ進化は止まりそうにない。
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著しく盛んな日韓の文化交流、たいして外交関係は最悪… 文化交流は外交関係に影響を与えるのか
日本と韓国の二国は、いろんな面で関わりが深く、単純には言い切れない関係を築いてきている。
まずは二国間の外交関係、これに関しては最悪の状況とも言えるだろう。第二次大戦中から日本は朝鮮半島を植民地支配、それに伴った慰安婦問題をめぐる歴史認識の相違などを巡って長い間対立が続いている。そういったものを契機として、今日までではどうも二国間の関係はうまくいっていない。
それとは別のものとして、日韓の文化交流は大変盛んである。
BTSの地上波番組出演や、TWICEの紅白歌合戦出場など、韓国の音楽アーティストは日本においても大人気を誇っている。音楽以外でも、映像作品で言えば特に最近は「愛の不時着」「梨泰院クラス」などが大ヒットを記録している。
こういった日韓の文化交流は今に始まったことではなく、今や10年以上も前になる「冬のソナタ」など時代を彩った作品も生まれている。日本初のアーティストも韓国進出を果たしており、ONE OK ROCKやRADWIMPSなどはアジアツアーとして韓国でも公演を行っている。韓国に対する嫌悪など、世論調査では高まりが見えつつもあるが、決して国全体がそうというわけではない。
この文化交流と外交関係のジレンマは、今後の二国関係にどういった影響をもたらすであろうか...?
◆ 文化交流は日韓関係のつなぎ目?仮に文化交流さえ途絶え時、日韓はどうなる...
思うに、現在の日韓の文化交流は外交関係のつなぎ目としての役割を果たしているのではないか。
仮にこれまで日韓の文化交流がなかったとしたら、互いの国同士の嫌悪感というのはもっと世論全体として高まっていたのではないだろうか。しかし幸いしたのか、日韓の間では若者を中心とした文化交流が盛んなこともあって、世論的な面ではなんとか二国間の連携をつなぎとめている印象だ。
特に戦争を知る世代、日本で言えば戦時中に幼少期を過ごした団塊世代などは韓国に対して、良い感情を持っていない人が多いかもしれない。だが、今の若い世代がやがて高齢層になった時、もしかしたら今よりもっと二国の関係は良いものとなっているのかもしれない。だが、これはあくまで市民社会の視点に基づいた予測であり、それでいて根拠がない。これまで見たように、政治と文化交流の間では全くの相関性がない。
だが市民レベルで見たときに、日本から韓国を、韓国から日本を見たときの感情はこの先変わっていく可能性はある。
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自民党の議員連盟が中国企業アプリの利用制限を提言へ…TikTokや、違法として問題のMusic FMも対象に
自由民主党の議員連盟が、とある提言を申し立てている。
それは、日本において中国企業のアプリの利用を制限するというものである。これの対象となるものとして代表的なのは「TikTok」であろう。
「TikTok」は今世界中の若者を中心に支持を集めるSNSコンテンツであり、最新ブームのプラットフォームともなりつつあるもので、若者の間では権威あるものとなりつつある。最近大ブレイクを果たしているアーティスト・瑛人の「香水」などは、TikTokで拡散されたことを契機に一気にブレイクを果たした。日本においても利用者はかなり多く、これが実際に利用できなくなるとすれば衝撃的なことだろう。
そしてもう一つ、今回の提言に当てはまるものがある。それは違法音楽ダウンロードアプリ「Music FM」である。
このアプリも同様に中国から発せられたアプリであるため、今回の提言が適用されれば日本での利用はできなくなるだろう。「Music FM」は何と言っても違法アプリである。アーティストが世間に有料で発信している音源を、無料で提供しているのであるから、もちろんこのアプリを利用することによるアーティストへの利益はない。このアプリの存在は、今後の音楽産業にも影響を与えるものとされていたために、この違法アプリはすぐにでもなくなってしまった方が良いと言えるだろう。
それにしても今回の自民党の提言は、かなり思い切ったものだとも言える。
◆ これは国家問題!?中国による情報搾取の危険性、現代ならではの提言
先日筆者も取り上げていたのだが、この「TikTok」の利用は国家問題にも発展すると考えられている。
「TikTok」を提供するのは中国の企業・バイトダンス社。実はこのバイトダンス社が、中国共産党との繋がりを持っているのではないかと疑問視されている。つまり、「TikTok」などのコンテンツで得たユーザーの情報を、中国共産党に垂れ流している可能性があるのだ。
中国においては民主主義というのが果たされておらず、いわゆる中国共産党による一党独裁体制のようなものが確立されている。特に情報体制というのは万全に確立されており、情報統制なるものが中国共産党の主導で行われている。政府への異議申し立てなどのようなものは、ネット上で見られればすぐに削除され、反対世論の形成を防ぐなどの体制がとられている。
これで実際に、TikTokの日本ユーザーの情報までが中国共産党に流れているのならば、それは大変な国家問題である。世界ではすでにTikTokの利用を禁止している国もあるなど、すでに動きは各国で見られる。なんとも今日までに情報の流出が公には実証されていないだけに、まだまだ今後の動きに関しては未知数なところがある。
だが、われわれ国民一人一人が、十分に気を配るべき問題であることは間違いないだろう。
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濃厚な40分。Awesome City Clubの新アルバム「Grow apart」。彼らのキャリアはまだまだ始まったばかり!将来性を見出す一枚。
Awesome City Clubが今月にリリースした新アルバム「Grow apart」。
彼らの持つ精巧なバンドサウンドがよく表現された、非常に奥深いアルバムである。
Awesome City Clubは今でこそ大型フェスへの出演が相次いだり、大きい規模でのツアーを開催するようになっているものの、まだまだ彼らのキャリアは短いものである。そのぶん、早いスピードで今日まで駆け抜けてきたということである。人気も高まりつつある中で、今後もますますその人気を高めていきそうな将来性が垣間見える、今回の新アルバムはそういった一枚ともなっている。
彼らの音楽は、バンド名からも何と無くイメージできるように、ややクラブチックなサウンドが特徴である。
ロックバンドという体裁を保ちつつも、シンセなどのエレクトリックサウンドが前面に出された音楽となっていて、うまくロックとの融合が果たされた音楽である。そんな彼らの音楽は、踊れる、ノレるといった具合で、これから夏を控える今は聴くのにうってつけのタイミングでもある。
◆ 今では珍しくない”ハイブリッド系ロック” しかしどのバンドも個性が充実...
Awesome City Clubのような、ロックと他のジャンルの音楽を組み合わせるスタイルは今や珍しくない。
数多くのバンドがそういった組み合わせに挑戦しており、バイブリッドな音楽が日々生み出されている。
確かにやっていることはどのバンドも同じような気はするのだが、どれも個性に満ち溢れた面白い音楽ばかりである。
それだけ音楽というのは奥深く、またロックという音楽の可能性も大きいということであろうか、ロックらしいロックというのも今では、逆に珍しくなってきたほどである。
だがそれも現代が生んだ音楽の流れであって、大変興味深い。
Awesome City Clubもやはり同様で、彼らの音楽が確かに体現されている。ロックという音楽を基にしているが、かなり聴きやすくて体臭にも受け入れられそうな音楽の表現にも特化している。
そういった既存の音楽を、違う何かに昇華させるというのは、まさにプロのアーティストがなせる技であろう。
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世界的アーティストの地位を獲得したBTS。大ヒット曲「Stay Gold」を収録した新アルバム「MAP OF THE SOUL」の完成度
韓国発の世界的アーティスト BTS。
日本でも防弾少年団というネームで知られる、大人気ボーイズグループである。
特に日本においてはこれまでも、"韓流”というのはブームを起こしてきた。日本を飛び越えて、アジア圏には韓流のブームが長い期間象徴的となってきた。
だが、BTSは前例を超えて、世界に認められるアーティストとなった。世界の権威あるビルボードチャートで一位の座を記録し、その名を知らしめて以降、アメリカや欧米圏でのツアーも次々と成功させた。韓流を世界にのし上げた、それがBTSである。
そんな勢いにのったBTSは2020年、新アルバム「MAP OF THE SOUL:7~ THE JOURNEY ~」をリリースしている。日本でも大ヒットを記録した「Stay Gold」を筆頭に収録した本作は、BTSの今後のキャリアを彩る大作となっている。
◆ BTSの皮を剥いだ!?新たなアイデンティティ形成、再び世界へ
例えばこれまでの日本において韓流ブームといえば、ブームといえども一部の熱狂的なファンが盛り上がっているだけ、という印象が無くもなかった。
特に女性ファンが中心に盛り上がっているけど、男性陣は置いてけぼりといったような、かなり偏りのあるブームという印象もあった。
だがBTSに関してはやはり違う。彼らのファンはやはり女性層はメインとなるものの、男性ファンのそうも相当に厚い。BTSの音楽はかなり男色の強いヒップホップである。特に初期ではその色が濃く出ており、いわゆる男ウケ要素も高いものがあった。新アルバムではその音楽性も変えつつあるが、男性女性問わず夢中になれるような一作である。
彼らは韓流という分野のレンジの広さ、それを世界に知らしめた存在である。 そういった意味ではやはりBTSは前例にない、最前線を走る韓流アーティストだ。
今後もますます楽しみである。
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夏のポップパンク代表・Neck Deepが新アルバム「All Distortions are Intentional」をリリース、2020年夏の必聴の一枚。
イギリスのポップパンクバンド・Neck Deepが7月24日、新アルバム「All Distortions are Intentional」をリリースした。
彼らはイギリス出身のバンドだが、確かに奏でている音楽はアメリカ西海岸を思わせる本格派だ。そして、今回の新アルバムもやはり、Neck Deepの音楽を貫いている。2020年の夏に間に合わせてきた、まさに今夏必聴の一枚である。
ポップパンクといえば何と言っても夏である、激しくもあるが爽やかさを前面に出し切ったポップパンクのサウンドは、ギラギラした太陽のもとで聴くにはうってつけだ。Neck Deepは数あるポップパンクのバンドの中でも、代表格と言っても良いだろう。
さらに、彼らは日本に来て来日公演も何回か行っているし、世界中各国で馴染みのあるロックバンドである。何と言っても彼らは、変わらないロックサウンドを追求し続けている。今回の新アルバムもやはり同様で、Neck Deepの良いところがしっかり継承されているのだ。突然変異のような姿を見せることでファンを驚かせるアーティストも時折いる中で、彼は良い意味でも保守的である部分はある。彼らの強みであるロックサウンドは、ある種のこだわりのようなものだろうか、完全に貫かれている。
そういった筋の通ったところがNeck Deepのかっこいいところでもあるのだ。
彼ららしさが全開に出た新アルバム「All Distortions are Intentional」もまた、彼ららしさが継承されつつも新しい可能性を感じさせる、2020年の夏を彩る一枚となっている。
◆ 日本ではあまり目立たない?ポップロックのバンド。世界各地ではメインストリームを賑わすジャンルだが...
ふと考えれば、日本ではあまりポップロックというジャンルは目立たないように思われる。
そもそも今の日本ではメインストリームではロックサウンドがあまり目立たないというのもあるが、海外に比べればそのマーケットは小さいように思われる。夏の音楽というのは日本でももちろん、数え切れないほどの代表的な曲があるのだが、バンドサウンドというのはあまり夏では目立たないような気もする。
ORANGE RANGEが夏のロックバンド的位置で、メインストリームでかなりの功績を築いたが、彼ら以降にはそういった記録を成し遂げたバンドはいないようにも思われる。もちろんライブハウスシーンや、大型の夏フェスでは夏を代表するロックバンドは沢山あるのだが、どうも地上波などのメディアを席巻するほどの位置には内容にも思われる。
世界的には支持の厚いポップロックというジャンルがあるだけに、日本でも同様に盛り上がってくればもっと面白くなるような気もするものだ。
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Taylor Swiftが新アルバム「folklore」をサプライズリリース!? 彼女の原点に回帰したカントリーミュージックとは…
Taylor Swiftが新アルバムをサプライズリリースした。
アルバムの名は「folklore」。日本でいうと ”民話” を表す言葉である。彼女は新型コロナの影響によるステイホーム期間で、このアルバムの制作にあたったという。元から新アルバムの制作を計画していたわけではないが、新型コロナによってステイホームを強いられ、計画に空きができたために新アルバムの制作に踏み込んだようである。
そういったこともあって、今回のアルバムは予告なしのサプライズリリースとなった。
近年、ポップシンガーとしての顔を見せつつあるTaylor Swiftだが、今回の新アルバムはかなりカントリーミュージック色の強い一枚となっている。つまり、彼女は原点に回帰したということである。もっともTaylor Swiftがデビューした当初は、カントリーミュージックのシンガーとしてのアイデンティティを持っていた。 だが確かに先々のアルバムでポップ、EDMなどの要素が音楽に取り入れられたことから、全般的にはポップシンガーとしての色が強くなっていたのも事実である。
そんなTaylor Swiftがアルバムのリリースするのは今回で8枚目である。2010年代を代表するシンガーの新アルバムは、どういった評価を受けるだろうか...?
◆ Bon iverとのコラボも!時代の潮流にとらわれない、まさに彼女ならではの音楽。
新アルバム「folklore」は1時間を超える大作となっている。実に16曲が含まれており、そのうちの一曲はBon iverとのコラボ曲となっている。
Bon iverは2020年1月には日本で来日公演を行なったアーティストである。 2016年には初来日公演を行ったが、チケットは即ソールドアウト。かなり注目度の高いアーティストであり、今年の来日公演のチケットももちろんソールドアウトとなっていた。Bon iverの最新作「i,i」は大変反響を呼んだアルバムとなっており、こちらも必聴の一作である。
Taylor Swiftの新作「folklore」に関して、彼女は自分のスタイルを貫いていると感じられる。時代の潮流であるサウンドや音楽性にとらわれない、Taylor Swiftだからできる音楽をやっているように思える。そういった点ではいい意味で商業的でない、純粋な音楽に聴こえるのだ。カントリーミュージックならではの緩やかで落ち着いた曲調には、彼女の歌声がよく似合う。どこか切なげだが、夏っぽい感じがして、時期的にもちょうど聞きやすい作品である。
Taylor Swiftという人間が論じられたような、作品である。
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一体どうなる?CDやレコードなど、これからのフィジカル音源のあり方。音楽は形をもたないものとなるのか…
今の時代は、完全にサブスクリプションサービスの普及が進んでいる。
音楽におけるサブスクリプションサービス(略称:サブスク)は Apple MusicやSpotifyなどに代表される、月額定額制で音楽が聴き放題というサービスである。これまでよりはるかに安価で、あらゆる音楽が聴き放題になったのだ。画期的な時代の到来である、全世界の人にとって音楽は圧倒的に身近な存在となった。
サブスクの到来以降、音楽は実質全てデバイスの中に収容されているようなものなので、CDやレコードなどのフィジカル音源を所有する必要性がない。これはまさに新たな時代の到来を意味するだろう。わざわざ高い価格でCDを買っても、利用しているサブスクリプションサービスで同じ音楽が聴けてしまうのなら、もはやCDを所有している意味などない。そういった結論にも至る。
特に日本においては、未だサブスクリプションサービスに自らの音源を公開しないアーティストも多くいる。だがこれからの流れを考えて、サブスクリプションサービスはメインのものとなるだろう。今よりもっと多くの人が、サブスクリプションサービスで音楽を聴くようになることが予測される。そうなると、これからCDなどのフィジカル音源は無くなってしまうのだろうか?
次世代にとって、CDはもはや時代の産物、過去のものとなるのか、それともこれからもマーケットに存在し続けるのか...
◆ 近年で再びレコードのブーム到来?フィジカル音源にこだわる層も...
近年で、再びレコード音源の人気は高まっているように思える。
もちろん、メインストリームでみなさんが利用しているものとは言い難いが、少なくともレコードを利用し続ける人はまだまだいる。
まずレコードの魅力として、形としての存在があるからこそ、コレクションとしての意義を持つ点がある。レコード盤のサイズは大きく、それに伴ってパッケージの写真も大きく印刷されるために、インテリアの要素を持つ。例えばレコードを音源として利用しなくても、それを部屋に飾っているだけでオシャレさが増し、別の面での役割を果たすことができる。
また何と言っても、音源の精巧さであろう。今のサブスクリプションサービスももちろん音源の精巧さは高まっており、かなり良い音で聴けるようになっている。だがレコードの持つ良さは、レコード音源を聴くことでしか再現できないものがある。レコードならではの、味わい深さ、濃厚さというものがある。そういった、本来の音楽を深く楽しみたい人にとっては、やはりフィジカル音源は重要なものとなるだろう。
CDにしても同じで、上質なサウンドデバイスを通して聴けば、それはやはり上質な音空間を楽しむことができる。勝ち負けとかではなく、フィジカル音源はフィジカル音源ならではの魅力があって、それが他のものに取って代わることはない。それを必要とする人がいる限り、なくなることはないだろう。
実際に、HMVやタワーレコードなどといった専門店の存在があり、熱狂的なファンも多く存在する。まだまだフィジカル音源は衰退などしていない。それどころか、進化の余地だってあるのだ。
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白熱の2020年アメリカ大統領選挙!?トランプ、バイデン、Kanye WestやChance The Rapperなど異質なアクターが多数?
いろんな意味で注目を集めている2020年アメリカ大統領選挙。
最近では筆者も、Kanye Westがアメリカ大統領選挙へ出馬する一連の流れに大変関心を寄せている。2020年のアメリカ大統領選挙は、かなり異質なアクターが登場してくるのだ。
まず何と言っても、主役は現大統領のトランプ氏であろう。対して、有力候補である民主党のバイデン氏。これまでもこの先も、今年の大統領選挙はこの二人の一騎打ちになることが予想されている。
ただそう簡単には終わらないのだろうか。タイトルでも述べたように、今年の大統領選挙に関するアクターとして、ヒップホップアーティストの台頭が見られるのだ。
冒頭で述べたKanye Westは今のところ大統領選挙には出馬するとかしないとか、今で不明瞭な段階ではあるものの、選挙演説ではかなりエモーショナルな発言を繰り返していたりと、実は面白いのではないかと思わせるような存在となっている。
さらにはヒップホップアーティスト・Lil Uzi Vertもなんと大統領選挙に出馬するとの発表をしているのだ。彼は自身のTwitterで、もう今のアメリカにはうんざりだ、自分がなんとかするしかないというニュアンスの発言をしている。それで本当に大統領選挙に出馬するのならば、なんとも行動力に優れた人物である。
さらには、Chance The Rapper。彼こそは選挙への出馬の意思は表明していないものの、先輩であるKanye Westを支持するとの声明を発表しており、これがまた賛否両論となっている。
一体、2020年のアメリカ大統領選挙はどうなってしまうのか?
◆ トランプ氏再選が有力!? バイデン氏に加えて、ヒップホップ勢はダークホースとなり得るのか?
現段階の状況として、トランプ氏の再選は十分にあり得る。
確かに政府内での支持率を見ても、民主党からのトランプ支持率は一割程度だが、トランプ氏擁する共和党内からの支持率は九割を超える数字となっている。極端な数字ではあるが、強固な支持をバックに持っているの事実である。
強硬な外交姿勢も彼の魅力の一つであるのは事実だ。トランプ氏は大統領就任以降から「アメリカ・ファースト」を掲げ、他国の状況は意に介さない政策を行ってきた。TPPの離脱やパリ協定の離脱、さらにはヨーロッパ諸国や日本に対して、アメリカからの軍事費支援の削減を言及したりと、強硬姿勢である。
そういった姿勢は、アメリカ内では評価されている率が高い。独立戦争を経て以降の、建国当初からのアメリカの理念は「孤立主義」である。そういった元来の姿勢に基づいたやり方を、トランプ氏は行っている。
最も、トランプ氏は大統領に就任するまでに政治経験がない。バラエティ番組への出演などでは目立ってきた、いわゆるお茶の間に浸透する存在ではあったものの、あくまで政治に対しては素人であった。そんな人物が、今のようにやれているのは多くの人にとっても以外であっただろう。トランプ氏は少なくとも、実績で評価を集めつつある。
そこで今回のKanye Westのような、トランプ氏と同じような政治の素人が改めて抜擢されるとは少し想像しづらい。
どれほどの存在感を発揮してくるのか、ヒップホップアーティスト勢の潜在能力はある意味未知数だが、今回のアメリカ大統領選挙は一味違うことは間違いない。
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RADWIMPS・野田洋次郎のTwitterでの発言が賛否両論!?「お化け遺伝子」という造語を用いた言及。本人はあくまで冗談とのこと…
人気ロックバンドRADWIMPSのボーカル・野田洋次郎がTwitterで発言したことについて、物議を醸している。
その発言の内容は、以下のようなものとなっている。
「前も話したかもだけど大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。 お父さんはそう思ってる。」
※ 参照URL: https://twitter.com/YojiNoda1/status/1283752963052167169?s=20
このツイートの下部には、ハッシュタグをつけて「個人の見解です」というように文を綴っている。
本人としてはあくまで冗談であり、正当な根拠に基づく言及ではないとのことだが、 彼ほどの影響力を持つ人物の発言となると、例え冗談であってもそれが世に発信されれば、人々はそれについて言及する。 SNSという多くのユーザーが利用する空間の中で、どんな内容にせよメッセージを発信するには、それなりの責任感が伴うことを理解しなかればいけなかっただろう。
特に今回のツイートでは、野球の大谷翔平選手や、将棋棋士の藤井聡太さんといった実名を出している。そのこともなおさらである。
このツイートに関してはまさに賛否両論あるといった様子で、かなりの否定意見を招いている印象だ。
◆ 人種差別や障害者差別にも発展!? 野田洋次郎さんの発言は、優生思想に基づくものだとも......
今回の野田洋次郎さんの発言は、優生思想に基づくものだ、とも批判されている。
優生思想とは、国家などの主体が優れた遺伝子を恣意的に抜粋し、逆に劣っている遺伝子を排除することで、優秀な遺伝子のみを後世に継続していこうという考えである。
最も、野田さん自身はこれに基づいて発言しているつもりは毛頭ないであろうが、ただどうしてもフォロワーが100万人以上も抱える人の発言であるだけに、そういった拡大解釈をされてしまうのは仕方がない。本人も言っているように、あくまで冗談であって悪気はないということは確かであろうが、どんな発言も冗談だからと言って済ますことはできないのがSNSの難しいところである。
発言の内容を拡大解釈して、勝手に批判するアカウントももちろんずるいところはあるが、今回の件に関しては双方に責任があると言える。特に思想じみた内容はなんらかの批判を痛烈に受けやすい、改めてネットリテラシーの奥深さについて考えさせれる機会であった。
何と言っても、いい意味で今回の発言は野田洋次郎さんらしいと思える。
RADWIMPSにおける彼の音楽性を見てもわかるが、やっぱり彼は独創的な考えの持ち主であって、どうも大衆には理解しがたい考えも持っている。だがそれこそが、野田洋次郎の魅力であって、RADWIMPSの魅力ともなっているのだろう。
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「香水」で大ブレイク中!瑛人が7月29日(水)、日テレ系朝番組「スッキリ」に出演決定!地上波での生演奏に注目が集まる。
現在、若者を中心に絶大な支持を集めるシンガーソングライター・瑛人。
彼の楽曲・「香水」は、動画コンテンツであるTikTokで頻繁にシェアされ始めたことから、一気にブレイク。同時に、「香水」を歌う瑛人のなも一気に知れ渡ることとなった。
瑛人は現在もどこかの事務所に所属をしていない、いわゆる無所属アーティストである。そんな無所属アーティストが、今日のように大ブレイクを果すことができるのは。今までではなかなか、考えられないようなことだ。
これまで一つのアーティストが売れるまでのプロセスとして、どこかしらの事務所・レーベルに所属して強固なバックアップを受けることで、売れるまでの道のりを用意されるというのが主なものであった。いわゆる、アーティストが売れるまでのプロセスはとあるテンプレート化が起きていた。
しかし、瑛人はそのテンプレートからははみ出した、前例にない快挙を成し遂げたのである。
今やTikTokなどのようなSNSは、ネクストブレイクのためのきっかけを提供するような場所、プラットフォームともなりつつある。
ユーザーに本当に良いと思ってもらえれば確かに売れることはできる、そういったことを瑛人は自分の手で証明した。
実に快挙である。
◆ 一気に地上波へ進出!朝の番組で「香水」の生演奏、お茶の間の瑛人となるのか。
まさに大ブレイク中の時の人・瑛人は一気に地上波へ進出する。
今月29日の水曜日、日本テレビ系の朝番組「スッキリ」に出演することが決定したのだ。朝を代表する超人気番組への出演が決定したこと、このスピード感たるや、まさにスターダムに登りつめたといって良いだろう。
上述したように、無所属アーティストが地上波の番組で歌を歌うこともあるのだ。確かな実力で、世間を席巻している瑛人。どんな生演奏になるのか非常に楽しみである。そしてもちろん、今後も楽しみである。もちろん彼としては「香水」はスタート地点としての認識であろう。まだまだ先にいって、成し遂げたいことがあるはずだ、
先々でどこかの事務所と契約、ということも考えられるので、瑛人の今後の動向はいろんな面で注目である。
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世界で大ヒット!若者を中心に支持を集めるTikTok。実は安全保障上の問題に発展する可能性も…?
世界中で今、大ヒットを記録しているTikTok(ティックトック)。
今や主要なSNSの一つとして、日本でも大ヒットしている。特に世界に共通して言えることは、若者に大変人気があるということである。
日本で言えば、瑛人の「香水」などが最近では例としてあげられるが、TikTokで”バズった”音楽がメインストリームでもヒットする。といったケースもある
つまりTikTokは今や、最新のトレンドを発信する一つのプラットフォームとなっているのだ。
手軽に使えるSNSというツールであること、上から下への巣ワイプで次々と動画によっての情報を得られるという面白さは、まさに世界に通ずるヒットコンテンツとなっている。
TikTokを運営する会社・バイトダンスは中国の会社だが、アメリカにも法人拠点を持っている。
そんな、中国を飛び越えて世界で利用されるTikTokだが、実はそれが今一つの懸念点を抱えているのだ.....。
◆ もはやエンタメコンテンツの範疇には治らない、世界を取り巻く安全保障の問題にまで言及...?
実はTikTokというのは、全世界どの国においても利用できるものではないのだ。
例えば、インドにおいてはTikTokの利用はできないようになっているようだ。一体それはなぜか?
それは、TikTokが世界の情報スパイとなり得る危険性を秘めているとの議論が上がっているからである。
最近の例を見ても、中国の会社・ファーウェイの機器は、中国共産党と連携しており、ユーザーの情報が共産党に流れ出ているのではないかというニュースが報じられたことがある。
これを受けてアメリカ政府は、ファーウェイへの部品提供など輸出を禁止した。いわゆるアメリカと中国の新・冷戦状態である。
テクノロジーを介在した新冷戦の状況は、このファーウェイの事態と同時に、TikTokへの問題にも波及している。
TikTokを運営する会社の本元は、先ほど記述したように中国にある。バイトダンスも同じように、中国共産党との連携があるのではないかと疑いがかけられているのだ。
ファーウェイの世界シェアは増大しているのと同様に、TikTokも世界中にユーザーを抱えるビッグコンテンツである。
日本において影響があることはないかもしれないが、特に対立状況にあるアメリカと中国の行方は、TikTokを巡っても左右されそうな予感である。
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