Taylor Swiftが新アルバム「folklore」をサプライズリリース!? 彼女の原点に回帰したカントリーミュージックとは…
Taylor Swiftが新アルバムをサプライズリリースした。
アルバムの名は「folklore」。日本でいうと ”民話” を表す言葉である。彼女は新型コロナの影響によるステイホーム期間で、このアルバムの制作にあたったという。元から新アルバムの制作を計画していたわけではないが、新型コロナによってステイホームを強いられ、計画に空きができたために新アルバムの制作に踏み込んだようである。
そういったこともあって、今回のアルバムは予告なしのサプライズリリースとなった。
近年、ポップシンガーとしての顔を見せつつあるTaylor Swiftだが、今回の新アルバムはかなりカントリーミュージック色の強い一枚となっている。つまり、彼女は原点に回帰したということである。もっともTaylor Swiftがデビューした当初は、カントリーミュージックのシンガーとしてのアイデンティティを持っていた。 だが確かに先々のアルバムでポップ、EDMなどの要素が音楽に取り入れられたことから、全般的にはポップシンガーとしての色が強くなっていたのも事実である。
そんなTaylor Swiftがアルバムのリリースするのは今回で8枚目である。2010年代を代表するシンガーの新アルバムは、どういった評価を受けるだろうか...?
◆ Bon iverとのコラボも!時代の潮流にとらわれない、まさに彼女ならではの音楽。
新アルバム「folklore」は1時間を超える大作となっている。実に16曲が含まれており、そのうちの一曲はBon iverとのコラボ曲となっている。
Bon iverは2020年1月には日本で来日公演を行なったアーティストである。 2016年には初来日公演を行ったが、チケットは即ソールドアウト。かなり注目度の高いアーティストであり、今年の来日公演のチケットももちろんソールドアウトとなっていた。Bon iverの最新作「i,i」は大変反響を呼んだアルバムとなっており、こちらも必聴の一作である。
Taylor Swiftの新作「folklore」に関して、彼女は自分のスタイルを貫いていると感じられる。時代の潮流であるサウンドや音楽性にとらわれない、Taylor Swiftだからできる音楽をやっているように思える。そういった点ではいい意味で商業的でない、純粋な音楽に聴こえるのだ。カントリーミュージックならではの緩やかで落ち着いた曲調には、彼女の歌声がよく似合う。どこか切なげだが、夏っぽい感じがして、時期的にもちょうど聞きやすい作品である。
Taylor Swiftという人間が論じられたような、作品である。
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