UKのロックバンド「Pale Waves」が2021年2月に2ndアルバム『Who Am I?』をリリースへ!待ちに待った彼らの新譜に、期待が高まる。
UKのロックバンド「Pale Waves」が2021年2月に2ndアルバム『Who Am I?』をリリースへ!待ちに待った彼らの新譜に、期待が高まる。
イギリス・マンチェスターの男女混合ロックバンド「Pale Waves」(ペール・ウェーブ)。 彼らはデビューアルバム・『My Mind Makes Noises』を2年前にリリース。日本でのライブ活動も実に盛んで、昨年と一昨年の「SUMMER SONIC」には連続での出演、さらには単独公演も行っていた。 筆者も去年、代官山 SPACE ODDでの単独公演を見に行ったのだが、チケットもソールドアウトしており、大変な盛り上がりぶりであったのを覚えている。マンチェスター出身の彼らが鳴らすサウンドは、代官山という街の空気にも非常にあっているとも思えたライブであった。 「Pale Waves」というバンドのスタイルに関しては、女性ボーカル・ヘザーの特徴的なゴシックなビジュアルから、それこそイングランドのバンド「The Cure」にインスパイアされているような印象を抱く。 ただ、インパクトのあるビジュアルからは一変、彼らのバンドサウンドはインディーで、情緒的な染み渡るような感性がある。シンセサイザーなどを取り込んでいるのもまた都会的で、近代的なイメージもある。 何より、彼らの1stアルバム『My Mind Makes Noises』が、Pale Wavesというバンドの全てを語っており、今後のPale Waves史においても、このアルバムはやはり原点としてあり続けることになるだろう。 それにしてもPale Wavesは、本当にこの1stアルバム一枚で長いことライブ活動を行ってきている。筆者は2018年の「SUMMER SONIC」において初めてPale Wavesのライブを見た。その時も演奏していたのは1stアルバムの曲のみだった。 そして、Pale Wavesは1年後の「SUMMER SONIC 2019」にも再び出演することになる訳だが、それまでにもPale Wavesは新譜をリリースしてはいなかった。つまり、1stアルバムをかなり長い間提げて彼らはライブ活動を行なっていたのだ。 それだけ、彼らは1stアルバム『My Mind Makes Noises』に自信を持っていたのだと、思うこともできる。 しかし、さすがに、Pale Wavesの新しい音楽が聴きたい・・・と思っていた時に、やっと嬉しい知らせが飛び込んできた。新世代のスター「The Weekend」が2021年のアメリカ・スーパボウルのハーフタイムショーに出演決定!確固たるブランドを持つイベントへの出演…
今、最も世界を賑わせている大スターの一人「The Weekend」。
カナダ出身の彼は、R&Bという非常に歴史の長い音楽を、自分オリジナルの新しい形として完成させ、「オルタナティブR&B」を確立した人物として評価されている。
日本でも大変人気の高いアーティストであり、昨年には千葉・幕張メッセで単独公演を開催していた。国内アーティストにも引けを取らないほどの動員力を持つ、まさに世界をまたにかけて活躍するスターアーティストなのである。
そんなThe Weekendは、さらに大きな舞台に立つことになったようだ。
その大きな舞台とは、アメリカのフロリダ州タンパベイで開催される、アメリカン・フットボールの最高峰の大会「スーパーボウル」である。毎年2月の第1週に開催されるこの「スーパーボウル」は、アメフトのトップチームを決めるという大会なだけあって、アメリカでは大変な盛り上がりを見せているという。
日本ではこの「スーパボウル」はあまり馴染みがないのだが、このイベントはアメリカ国民にとってみればもはや国民的行事とも言えるものであり、「スーパーボウル」が開催される日は事実上の祝日ともなっているようだ。
そして、この「スーパーボウル」は、実は音楽アーティストとも深い関わりを持っている。
アメフトの試合におけるハーフタイム、この時間において「スーパーボウル」では歴代的に、超大物アーティストによるライブが行われているのだ。
これまでも、The Rolling Stones、Coldplay、Bruno Mars、Red Hot Chili Peppers、U2、Lady GAGA、Beyonceなどという、とんでもないメンツが「スーパーボウル」のハーフタイムショーを務めてきた歴史がある。
The Weekendは、ついにそういった超ビッグアーティストたちとも肩を並べる存在となるのだ。改めて、「The Weekend」というアーティストの躍進ぶりにはすごいものを感じさせられる。
◆ 9.11テロ事件後のU2によるハーフタイムショーなど伝説の年も・・。コロナ禍のThe Weekendのライブは、世界にどう映るか。
これまでの「スーパーボウル」のハーフタイムショーにおいて、数々の伝説的ライブが生まれている。
歴代の中でも、印象的に語られるのは2002年のU2によるハーフタイムショーでのライブであろう。 この前年、2001年9月11日には、アメリカ・ニューヨークの世界貿易センタービルを爆破する同時多発テロ事件が起きた。
この衝撃的な事件が発生して以降、初めての開催となった2002年の「スーパーボウル」のハーフタイムショーにおいても、やはり9.11による暗いムードが残りつつあったようだ。
そんな年のハーフタイムショーに抜擢されたのはロックバンド・U2。政治的主張だったり、環境問題に対するメッセージなどをライブにおいても積極的に発信している彼らは、2002年のハーフタイムショーにおいては、9.11テロによって亡くなった人の名前をライブ中のバックスクリーンに流したようだ。
こういった、その時代に沿ったパフォーマンスによって人々の印象に残ることとなったアーティストも数多くいる。2021年のハーフタイムショーを務める「The Weekend」は、一体どんなパフォーマンスで歴史に名を刻むのであろうか。
ましてや2021年2月においても、まだまだ新型コロナの世界的脅威は収まっていないと予想される。世界が注目する、歴史的なハーフタイムショーになることだろう。
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若者を中心に絶大な支持を集めるグループ「レペゼン地球」年末のライブをもって解散を発表。世間を”騒がせた”彼らの去り際に見る男らしさ。
音楽グループとして、そしてYouTuberグループとして、マルチな活動で支持を集めてきた「レペゼン地球」。
先日、彼らは2020年の12月26日、福岡・PayPayドーム公演をもってグループを解散することを発表した。若者を中心に絶大な支持を集め、そして破天荒っぷりから時には批判も浴びてきた彼らの活動は、年内をもって終わりを迎えるというのだ。
これに関しては勿論のこと、多くの人が驚いていたようだ。その反面、メンバーたちはグループとしての活動が始まった時からグループとしての終わりを意識していたようで、当人たちにとっては想定外のことではないようだ。
YouTuberグループとしての印象も強い彼らだが、あくまでメンバーたちのアイデンティティは、音楽アーティストとしてあるようで、活動の最後をライブの場としたことにも納得がいく。
過去には過激なパフォーマンス、誰もが驚くようなドッキリ企画などを手がけたことで、批判を浴びるシーンもあった。それでも彼らは、自分たちの面白さというものを捨てなかった。
確かに彼らの活動に関しては、今も賛否両論ある。けれども、いろんな意味でもレペゼン地球は伝説となることだろう。
実際に、大手レーベルなどに所属するアーティストでもない彼らは、独自のプロモーション手段によって人気を高め、ドーム規模の会場でライブをするまでに上り詰めたのだ。
これは決して誰にも真似できることではないだけに、自分たちを売るという意味でも非常に長けていたのだと思える。
活動期間は5年間程と実に短いが、確かに密度の濃い5年間だったことだろう。
◆ 音楽アーティストとして、そしてYoutuberとしてマルチに成功を納めた異例のグループ。ネクスト・レペゼン地球は現れる?
2020年内に活動を終了することを発表したレペゼン地球。
改めて、彼らの功績は実にすごいものがあると考える。一音楽アーティストとしてみても、ワンマン公演をドームクラスの会場で開催することは本当に難しいことだと、上記においても述べさせていただいた。
そして、レペゼン地球はYouTuberグループでもあるのだ。今や日本だけでも本当に人気のあるYouTuberがいる訳だが、ドームクラスの会場でイベントを開いたYouTuberというのは前例にない。
音楽も、YouTubeもビジネスであり、活動でお金を得るにはやはり人を動かさないといけない。YouTubeというコンテンツは、基本的には無料で利用でき閲覧もいつでもできるものであるだけに、実際に人やお金を動かすというのは至難のわざと言える。
しかし、レペゼン地球は、他の誰もができないようなことを成功させてきた。
最後の公演となるPayPayドーム公演に先立って、ステージ設営費など、開催費用を集めるために彼らはクラウドファンディングを行なっている。目標は2億円という膨大な金額だが、すでに4,000万円以上の支援金が集まっているという。
彼らの支持層の多くが若者世代であるだけに、現時点でのこの数字は十分にすごいものである。もしかしたら目標金額の達成も可能なのかも知れない。
本当に彼らは、いろんな意味で規格外であると感じさせられる。年末まで目が離せない。
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全世界が注目する2020年アメリカ大統領選挙。レディー・ガガやテイラー・スウィフトなど、若者のアイコンが発信するメッセージは影響力も絶大。
異例の盛り上がりとでも言うべきだろうか。2020年のアメリカ大統領選挙は、文字通り大変盛り上がっている。
一体なぜ、今回の大統領選挙はこれほどまでの盛り上がりを見せているのだろうか。投票数も前例にはないほどの数字を記録しており、また新型コロナの影響もあって郵便投票による投票も非常に多いという。
まずそもそもアメリカ大統領選挙というものは、一国のリーダーを決めるという意義にとどまらず、全世界にとって関係のあるトピックであることは間違いない。日本にとっても勿論そうで、深い同盟関係にあるアメリカのリーダーが誰になるかというのは、今後4年間の日本の行方もある程度左右されてくることを意味するのである。
また、現在アメリカが関係を悪くしている中国との関係も、今回の大統領選挙によって新たにバイデン候補が就任するとなれば、付き合い方が変わってくることが予測される。そうなれば、間接的に日本の立場も変わってくることだろう。
本当に、全世界が注目するだけの理由がある選挙なのだ。
まず、世論調査でも言われているように、全体的な予測としてバイデン候補が今回の選挙に勝つとされていた。確かに、2020年11月8日には、ジョー・バイデン候補が勝利を収めることが確実となったが、現職のドナルド・トランプ氏とも僅差で追いすがっていた。
まだまだ盛り上がりを見せるアメリカ大統領選挙だが、本稿では、アメリカの若者が選挙に関心を持つ要因について触れてみようと思う。
アメリカの選挙は、日本のそれとは全く違うベクトルの盛り上がり方があり、その要因として、若者にとってのアイコンであり、インフルエンサー的存在の影響が大きいと考えるの。
◆ レディー・ガガやテイラー・スウィフトなど、著名アーティストが積極的な政治的発言!彼女らの存在は、若者の関心を政治に向ける。
アメリカの大統領選挙において、一つ注目すべきことがあるとしたら、それは著名アーティストの積極的参加である。
かねてより今回の民主党候補・バイデン氏の支持を公言しているのは、レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュなどなど... 超人気アーティスト揃いであり、いずれも若者をはじめとして絶大な支持を集めている。
そんな著名アーティストたちが、自身の政治思想を発信したり、投票を呼びかけるメッセージを積極的に発信しているとすれば、それにアーティストのファンたちが呼応するというのは非常に納得がいく。
選挙において、著名アーティストやインフルエンサーの存在は、非常に重要な位置を占めると思われる。実際にレディー・ガガなどは、投票日に先立って、民主党候補・バイデン氏への投票を直接促すべくコンサートを開くなどしている。
これは、日本にとってはとても想像し難いことであろう。日本において選挙に関して、アーティストがメッセージを発信することは珍しい。また、アーティストがそういった政治的発言をすれば、世間からは批判されることもしばしばだ。
日本においては、あくまでアーティスト活動と、アーティストの持つ政治思想というものは完全に分けられている。ある意味では独特なことかも知れない。全体的に、日本では若者の政治に関する関心が低いと語られることが多い。その状況の打破に関しては、現在のアメリカ大統領選挙から得られるヒントもあるかも知れない。
改めて、現在のアメリカ大統領選挙に話を戻すと、民主党候補のバイデン氏を支持することを表明するアーティストは多いが、逆にトランプ氏の支持を公言するアーティストは非常に少ない。
むしろ、トランプ大統領に否定的な意見を申す著名人の方が圧倒的に多い印象だ。
著名アーティストによるメッセージの発信は、大なり小なり今回のアメリカ大統領選挙の結果に影響をもたらすということは十分に考えられそうだ。
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今や年末の恒例「COUNTDOWN JAPAN」が2020年も開催決定!コロナ禍の中、制限付きでの開催、一体どうなる?
2020年もいよいよ11月、今年も終わりが近づいている。
改めて、2020年は新型コロナの1年であったと思う。むしろ、新型コロナの脅威は完全に消え去ったわけではなく、依然として東京では3桁台の感染者が連日相次ぎ、ここ数日では北海道でも感染状況が悪化している。
国外に目を向ければ、やはり欧州地域が非常に苦しんでいる印象だ。イングランドでの再・ロックダウン、他にもイタリアやドイツなど多くの国では外出制限が課されている。
また、アメリカでは1日に10万人規模での感染が相次いでいる。こう行ったことを見ると、数的には日本での感染状況は落ち着いている方で、新型コロナの脅威はむしろ海外で強く見られるということだ。
そういったように、世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。2020年の終了をもって完全に収束するという可能性は難しく、来年以降も長い戦いが続いていくことだろうと予測される。
世界各国での年末の過ごし方は、やはり例年とは違うイレギュラーなものとなることがほぼ確実である。そんな中、日本では、毎年多くの人が楽しみにしているあのイベントが、どうやらお預けということにはならないで済みそうだ。
そのイベントは、「COUNTDOWN JAPAN」である。
毎年、千葉・幕張メッセで開催されているこのフェス、数日間にわたって開催されるもので、最終日の大晦日にはカウントダウンも行われる。この盛大なイベントも、一時は開催が不可能かと見られていたが、先日公式に、2020年も開催することが発表された。
まさにこれは、音楽ファンにとっての朗報である。
◆ 収容人数や、観賞におけるルールは制限付き、それでも、ラインナップは例年通りの豪華アーティスト揃い。
無事、開催が発表された2020年の「COUNTDOWN JAPAN」。
とは言え、やはり現在の新型コロナの感染状況を見ると、全く例年と同じような形での開催は難しいようである。まず一つに収容人数の制限、これに関しては例年の半分程になるという。
そしてライブの観賞において、大声を出したり周囲とハイタッチをしたりといった行為は全て禁止であるという。また、これは例年の開催においても禁止されているために言及するほどではないが、もちろんモッシュ・ダイブといった危険行為はもってのほか、禁止である。
こういった制限を見ると、100%のエネルギーを出して観賞することができなく、物足りなく感じてしまうような可能性も見える。だが、逆にとってみれば、今年に関しては例年よりゆったりと、余裕をもった楽しみ方ができそうである。
「COUNTDOWN JAPAN」は国内でも有数の超人気フェスである、それだけに例年の動員も相当なものがある。ましてや幕張メッセという会場は、基本的にはほとんどのステージがオールフラットとなる。
場所によってはライブが見づらいというのも起こりがちな現象だが、今年に関してはその心配はあまりなさそうである。
開催日時は年末であるように、真冬の寒い季節であるが、幕張メッセは屋内での開催であるために寒さを感じる心配もない。無論、室内であるためにより感染の脅威には気を配らないといけないのも事実であり、全てがメリットという訳ではない。
ただ嬉しいことに、出演アーティストのラインナップは例年通りの豪華なものとなっており、これに関しては何の制限も無しである。すでに発表されているアーティストだけでも大変豪華であるが、今後の追加アーティスト発表についても関心が高まっている。興味がある方は、ぜひ「COUNTDOWN JAPAN 」の公式ホームページを見てみてほしい。(※ URL: http://countdownjapan.jp/ )
激動の一年となった2020年。新型コロナの影響は音楽シーンにおいても大きな打撃を与えた。この「COUNTDOWN JAPAN」の開催は、現在の音楽業界、そして今後に向けてどのような意義を持つのであろうか。
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今世界が注目している、新進気鋭のシンガーソングライター「Beabadoobee(ビーバドゥービー)」とは?1stアルバム『Fake It Flowers』は必聴。
弱冠20歳で、今世界を股にかけて注目を集める一人のシンガーソングライターがいる。
それは「Beabadoobee(ビーバドゥービー)」だ。フィリピンのイロイロで生まれ、育ちはロンドンであるという彼女だが、2020年10月には自身初のフルアルバム『Fake It Worse』をリリースした。
世界で、そして日本でも注目を集めている。本来ならば今年9月に開催される・SUPER SONICにも出演予定であり、来日が期待されていた。
しかし、ご存知の通り、新型コロナの影響によってSUPER SONICの開催は中止、beabadoobeeの来日も叶わなかった。予定通り、2020年に彼女の来日公演を見ることができたら、どんなに素晴らしかっただろうかと思うが、この楽しみは来年以降の楽しみとしてとっておこう。
さて、この「beabadoobee」というアーティストの特徴としては、その支持層に特徴がある。何と言っても彼女の最も大きな支持基盤は若者世代、さらには "Z世代” と呼ばれる年代に熱狂的な支持がある。
このZ世代とは、ミレニアム世代に次ぐ世代として世界では定義づけされ、生まれ流れにしてデジタルコンテンツなど、新しい技術に馴染みがあることが特徴の世代として言われることが多い。
SNSなどの利用も盛んな世界のZ世代、その多くが内向的になりがちであったり、インターネット上での人間関係で悩みを抱えるなど、現代ならではの壁が立ちはだかっている人が多い。
そんな世代にとって、「Beabadoobee」の音楽はよく響くのだという。
◆ 彼女自身が影響を受けてきた、多様なサウンドスタイルにも注目!
「beabadoobee」の音楽、その作り込まれたサウンドにも注目である。
彼女自身は、これまでの人生において、Sonic YouthやThe Smashing Pumpkinをはじめとし、他にも様々なアーティストからの影響を受けてきたという。それにしても、20歳にしてはなかなかに渋いセンスをしているとも思う。
彼女が影響を受けてきたアーティストを眺めてみて、改めて彼女の音楽を聴いてみると、確かになるほどと思うことがある。
シンガーソングライターであることから、彼女自身がギターを弾いて歌う弾き語り形式の曲もあるが、バンドサウンドも特徴的なのである。
例えば、beabadoobeeの1stアルバム『Fake It Worse』の一曲目『Care』などは、内面の不満を打ち明けるような爽快さとともに、気持ち良いギターサウンドが響くような楽曲となっている。
単なるポップシンガーではない、底なしの可能性を秘めたシンガーソングライターであることは確かだ。
ともかく、今年は彼女の来日公演が果たされなかっただけに、来年以降に1日でも早く「beabadoobee」のライブが見れることを楽しみに待ちたい。
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Bring Me The Horizonの最新EP『POST HUMAN:SURVIVAL HORROR』がついに解禁!BABYMETALとのコラボ曲など、激烈サウンドが鳴り響く32分。
10月30日、Bring Me The Horizonの最新EP『POST HUMAN:SURVIVAL HORROR』がついに解禁された。
Bring Me The Horizonは、日本でも非常に人気の高いロックバンドだ。昨年には、人気音楽フェス・SUMMER SONICへの出演や、さらには単独公演の開催を果たしている。そして、さらにBABYMETAL主催の「METAL GALAXY TOUR」にもオープニングアクトとして出演していた。
2019年は、彼らを日本で見る機会が非常に多く与えられた。今でもそれはとても幸福なことであったと思う。何と言っても彼らはなかなか来日しないバンドだったのである。
最初に、SUMMER SONICへの出演が2019年2月ごろに発表された時には筆者も大変驚いた。来日するという記事が流れるだけで、人の心を揺さぶることができるバンドなのだ。
そんなBring Me The Horizonの新譜、もちろん筆者も注目していたし、日本でも多くの人が楽しみにしていたことだろう。
事前に発表されていたこととして、最新EPにはBABYMETALとのコラボ曲が収録されるということがあった。その曲の名は『Kingslayer』。
このコラボ曲もさることながら、今回のEP全体として、彼らが再びラウドサウンドに戻ってきたことに嬉しく思う。昨年にリリースされたフルアルバム『amo』では、それまでのスタイルを完全に捨てた新しい形での、Bring Me The Horizonとしてのサウンドがあった。
完成度は確かに高いのだが、前から彼らを知るファンとしては物足りなくもあっただろう。
そんなファンにとってみれば、今回のEP『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』における楽曲の方向性の原点回帰は、非常にポジティブな報せであった。
◆ 今の彼らは第2章、それとも3章まできているのか、今後のバンドの方向性も全く予測不可能。
さて、Bring Me The Horizonというバンドについてここまで取り上げてきたが、彼らは今どの様なフェーズにあって、今後どの様なスタイルを取っていくのだろうか。
これに関しては全くの予想が付かないとも言える。
当初はデスコア・デスメタルとしての色が濃くあったBring Me The Horizonは、近代的なラウドサウンド、ストリングスなどを取り入れたハイブリッドな形でのバンドサウンドを求めた。
そして、フルアルバム『amo』で、もはやロックサウンドをも彼らは捨てた。このままバンドとしての体裁も保たれなくなっていくのだろうか...という注目もあった中で、彼らは最新EP『POST HUMAN:SURVIVAL HORROR』で、再びラウドサウンドを取り戻した。本でいうと何章目で、起承転結で言うとどれに当たるのか、それもまた不明瞭だ。そういったところが、 Bring Me The Horizonの魅力なのかもしれない。
今後、彼らが何をしでかすかは本当に分からない。これでまたデスコアをやり始めたとしたら、きっと驚くだろうが、ファンは歓迎することだろう。
実質、Bring Me The Horizonは何をやっても許される地位を手にしていると言えるだろう。今後も注目だ。
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大抜擢!2020年の紅白歌合戦司会は、白組・大泉洋、紅組・二階堂ふみ!年末の目玉番組に注目…
2020年もいよいよ11月を迎えた。
ここ数日でも冷え込む日が増えてきて、一気に冬の到来を感じさせるような気候ともなっている。こういった日々が訪れると、年末が近づいていることもまた実感させられる。
何と言っても、今年は新型コロナウイルスに象徴付けられた一年であり、全体的に空白感が満ちている。
そんな2020年であったが、年を跨いでいきなりこの新型コロナウイルスの感染が収束する訳でも無く、まだまだ長い戦いとなることが予想される。それは日本においてもそうなのだが、もっと深刻なのは日本の海の向こうの国である。
世界で最多の感染者を出したアメリカ、再度ロックダウンの決定が相次ぐ欧州地域など、苦しんでいる国はまだまだ多数存在する。この様な各国の状況について、日々のニュースで目にしない日はない。心より1日も早い事態の収束を願うばかりである。
さて、日本に視点を戻すと、年末と言えばやはり紅白歌合戦の存在が欠かせない。今年ももちろん紅白は開催され、多くの人の楽しみとなっている。
先日には、今年の紅白の司会を担当する人物の発表された。長きに活躍し、2020年の顔的存在でもあった人物の起用という、素晴らしいキャスティングが発表されている。
◆ 朝ドラ『エール』の主演を務めた・二階堂ふみ。「水曜どうでしょう」など、バラエティ性に満ちた・大泉洋の大抜擢。
2020年の紅白歌合戦。
まず総合司会は、4年連続で「ウッチャンナンチャン」の内村光良が務める。もはや彼は、紅白歌合戦の顔となりつつある。
そして、まず、紅組の司会は二階堂ふみが務める。彼女はNHK連続テレビ小説『エール』にて、古山音を演じ、国民の朝の顔となった。まさに2020年は彼女にとって、飛躍の年であることだろう。
そして白組の司会は、大泉洋が務める。深夜番組「水曜どうでしょう」など、人気番組でメインキャラクターを務めるなど、バラエティ性にも富んだ人物である。紅白歌合戦の空気感にどうやって彼の色が溶け込んでくるか、見る側としても非常に楽しみである。
司会の次には、やはり出演アーティストに関しても注目が集まる。国民的音楽番組であり、年末の恒例として確固たるアイデンティティを持っているこの紅白歌合戦。歴史を重ねるごとにその紅白のあり方も変わってきて、出演アーティストの色もだいぶ変わってきているようだ。
保守的な面も時としてありながら、若者を中心に支持を集めるような新興アーティストの出演もあったりと、リベラルな面も窺えるのが紅白は面白い。
最も、毎年の会場での観覧者の方の多くは高齢層であるという印象が強い。反対に、若い世代にとっては、紅白は家のテレビで見るものという捉え方の方が中心的である。
今後の紅白のあり方も、きっと変わってくるだろう。日本の由緒ある音楽番組の変遷についても、楽しみながら今後も注目していきたい。
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プロ野球チーム 横浜DeNAベイスターズのコロナ禍での実験的な試みとは…
止まらない新型コロナウイルスの感染者の増加。
ここ最近のニュースでは、日毎の東京都内の感染者は100人を超えるか超えないか、その辺りのラインを右往左往としている印象がある。緊急事態宣言中と比べて、自粛ムードというものも取り払われつつある中、実態として新型コロナウイルスに関する問題は解決されている訳ではない。
日常において、例えば、街に出て何かのお店に入るときも、アルコールスプレーによる除菌や検温というステップが求められる。
また、街ではほとんどの人がマスクをしている。逆に、マスクをしていない人の方が目立つ程である。これだけを見ても、コロナ禍において、以前は当たり前でなかったことが当たり前となっている現状がある。
音楽関連で見ても、オンラインライブが当たり前のものになったということの意味合いは強い。新型コロナの感染が始まった当初の頃は、オンラインライブというのも珍しがられていた印象があるが、今ではスタンダードとなりつつある。
だが、これから先もずっとオンラインライブがスタンダートという訳にはいかないだろう。あくまでオンラインライブは、必要とされる背景があって一時的に誕生したものであり、それが従来のものと取って代わるという性質のものでは無い様に思う。
また、オンラインライブが完全に既存のリアルライブに取って代わることを望んでいる人は、そう多くないだろう。やはり私たちがイベントやライブというものを楽しむに当たって、実際にイベント会場に赴くという楽しさや非日常感というものは欠かせない。
しかし、上述した様に、今は完全にオンラインライブが一般的となりつつある。機を見て開催されているリアルライブも、いずれもが限定的な形をとっての開催となっている。
では、一体私たちは、いつから以前の様にイベントを楽しむことができるのだろうか...?
この問いに、あるプロ野球チームが答えようとしくれている。本稿ではそれについて、取り上げてみたい。
◆ 横浜DeNAベイスターズは、実験的に試合会場での動員を増加、最大100%の動員も?
今後のイベント開催に関して、あるプロ野球球団がその道しるべとなろうとしている。
それは、横浜DeNAベイスターズだ。当チームは10/31~11/1に、本拠地である横浜スタジアムで開催された対阪神タイガースの3連戦において、ある実験を行なっていた。
それは、チームがNECやLINEなどの企業や、神奈川県など自治体と協力をして、新型コロナの感染対策をした上で、試合には満員近い動員を果たすという実験であった。
結果として、3連戦の最終日には2万7,850人が来場したという。これは定員に到達する数字ではないものの、実に可能動員人数の86%に値する数字であったと言う。この実験からも、現段階では、万全の対策を行った上での開催であれば、今までよりかなり大きい数の動員ができることが理解できる。ただ、これには、この実験における環境の要因も絡んでくるだろう。
まず、横浜スタジアムは屋根のない屋外型の会場であるということだ。例えば東京ドームなどの屋内での会場となれば、それはスタジアムとは異なる。それよりもっと違う形での対策を講じた上での開催が必要となるかも知れない。
また、そもそも全体的にコロナの感染状況が落ち着いている日本での実験というのも、根本的に念頭に置いておかねばならない条件だ。
この横浜スタジアムは、本来ならば2020年の東京オリンピックに置いて使用される予定であった会場だ。大会自体は来年への延期が決定したが、横浜スタジアムも同じく来年も会場として使用される予定である。当然のことだが、オリンピックとなれば世界各国からあらゆる人が集まってくることになる。外国人を動員した上で、日本人だけを対象として行った実験が通用するであろうか。
それは100%ではないはずである。
感染状況からは脱却の道を進みつつあるが、今後の動きはもっと重要となりそうである。
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KOHHの現役最後のアルバム?『worst』衝撃的な出来事の数々、ラッパーとしての活動は終了か…
日本のラッパー・KOHH(コー)。
実に衝撃的なことだが、彼は最後のアルバム『worst』をもってラッパーとしての活動を引退することを表明している。
これまで宇多田ヒカル、ONE OK ROCKのTakaなど、国内の代表的なアーティストとのコラボも果たして来たKOHH。国内だけではない、海外ではFrank Oceanなどともコラボを果たしており、国内外で確かな評価を集めるアーティストである。
そんなKOHHだが、最近ではコロナ禍ながら、会場を満員にしてのライブを行なっていたことも話題となった。彼のファンも相当熱狂的なものがあり、ライブにおいても、客が自らのスマートフォンを掲げ、熱唱しながらKOHHを撮影している姿が印象的だ。
今なお、確かな人気を誇っているKOHHだけに、突然引退を表明したことには大変衝撃的であった。
だが、それも含めてKOHHらしいとも言える。
今後、日本のヒップホップシーンにおいてKOHHは伝説的な存在として影響力を持ち続けるだろう。ヒップホップシーンだけに止まらず、上述した様なメジャーシーンでも活躍するビッグアーティストともコラボした実力がありながら、自らの選択でアーティスト活動を短命に終わらせた人物として、異端な例ではあるが記憶に止まることだろう。
勿論、これからはKOHHでは無く、彼の本名である千葉雄喜について注目することになる。
◆ KOHHのまっすぐなかっこよさ、素朴に富を求め、男らしさでファンを魅了させたエンターテイナー。
KOHHは男らしさに溢れている。
ヒップホップアーティストとして、彼は真っ直ぐであり続けたように感じる。彼のビジュアルの特徴であるタトゥーも去ることながら、外見的には勿論のこと、中身も正真正銘のヒップホップアーティストであったという印象だ。決して周囲に媚びる訳では無いのだ。
しかし、自らの実力で周囲からの評価を得ることにより、宇多田ヒカルやFrank Oceanなどのようなビッグアーティストとのコラボも果たしてきたこと等、成功者としての格好良さが随所に窺えることが最大の魅力なのではないかと筆者は考えるのである。
その音楽的な実力は、リスナーとして彼の楽曲を聴けば伝わって来るものがあり、楽曲の勢いだけでは無く、等身大のKOHHという人間性や価値観、リリックに言葉として表現された考え方が楽曲として感じ取れるのだ。
今後、彼はどの様な方向性で活動して行くのかは分からないが、彼ならばどんなことでもやり遂げてもしまいそうに感じるのは思い違いではないはずだ。
KOHHとして最後の集大成となったアルバム『worst』。
こちらもまた、忖度なしでKOHHの等身大が映し出されている。要チェックだ。
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ラッパー ZORNが2020年1月、日本武道館でのワンマン公演を開催へ!
また1人、日本のヒップホップアーティストが大舞台に挑戦するようだ。
日本のラッパー・ZORN(ゾーン)は、2021年1月24日に自身初の、日本武道館公演を開催することを発表した。それも、ワンマンでの開催である。公演のタイトルは『My Life at 日本武道館』とのことだ。
まさに自身の人生をかけて、この武道館を追いかけて来たことが窺える。
彼の盟友であるラッパー・般若。彼は昨年、日本武道館での公演を果たした。その姿を見て、ZORN自身も影響を受け、さらに武道館への思いが高まったようである。
そんな彼が来年1月、1つの夢を果たすことになる。こういったストーリー性があるのも非常に面白くて、応援したくなるような気分にさせられる。
ZORN自身は二児の父であり、日常の生活においては仕事と家事を両立するという謂わば一般的な生活をしているようだ。そんな家庭的な彼が、"日本武道館" という日常とはかけ離れた大舞台でライブを行うこと自体も、純粋に凄い話である。
日本のヒップホップシーンの中で、キャリア的に見れば中堅の位置にあるZORNだが、今後の躍進に関しても非常に注目である。
◆ 日本においてヒップホップの存在感とは?商業的ヒップホップの成功例もある一方、やはりアングラさが強い。
ところで、日本においてヒップホップというものはどの様な存在だろうか。
例えば、これまで日本武道館でのライブを開催したヒップホップ系のアーティストは、最近で言えばBAD HOP、SKY-HI、KREVAなどが挙げられる。そこから少し遡れば、RIP SLYMEの2002年のライブや、他にはRHYMESTERなどが代表的だ。
実際、昨今でもヒップホップシーンは盛り上がっていて、若者を中心に支持を集めている。数ある音楽ジャンルの中でも主要なジャンルと言える。
それでも、これまで日本武道館でライブを行った経験のあるヒップホップアーティストは比較的少ないと考えられる。これにはある種、ヒップホップという音楽そのものの特性が関わっているかも知れない。
元々、ヒップホップという音楽は、アメリカの西海岸等の黒人コミュニティを中心とする地域から生まれてきたものだ。日本において、ヒップホップのルーツというものは無く、海の向こうから伝わってきたエッセンスを音楽として形にしたものとも言える。
そして、そのヒップホップという音楽は、元来商業的なものでは無く、アンダーグラウンドなものであった。自身の内に秘める不満や苦境などを鋭い言葉でさらけ出し、それをリリックとしてビートに乗せて音楽にする。今でこそヒップホップというジャンルは、多少はファッション性の高いものともなりつつあるが、厳密にはそういった起源があるのだ。
日本においてのヒップホップはどうだろうか。ヒップホップという1つのジャンルを取っても千差万別なのが特徴的で、それこそヒップホップから大きく派生させた "商業的ヒップホップ" とも言える作品も数多く存在する。例えば、「ヒプノシスマイク」も大ヒットを記録したが、あれもヒップホップを1つの題材としている。
その一方で、ただ売れることを目的とする訳では無い、自己欲求の実現のためにアーティスト活動をしている人も多くいる。「SoundCloud」などにアップロードされている楽曲を覗いてみるとその状況は良く分かる。
ZORNも謂わば、自己実現を果たしたアーティストの1人と言えるが、加えて、商業的にも成功した素晴らしい実績を残したところに凄さがあるのでは無いだろうか。
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