若者を中心に絶大な支持を集めるグループ「レペゼン地球」年末のライブをもって解散を発表。世間を”騒がせた”彼らの去り際に見る男らしさ。
音楽グループとして、そしてYouTuberグループとして、マルチな活動で支持を集めてきた「レペゼン地球」。
先日、彼らは2020年の12月26日、福岡・PayPayドーム公演をもってグループを解散することを発表した。若者を中心に絶大な支持を集め、そして破天荒っぷりから時には批判も浴びてきた彼らの活動は、年内をもって終わりを迎えるというのだ。
これに関しては勿論のこと、多くの人が驚いていたようだ。その反面、メンバーたちはグループとしての活動が始まった時からグループとしての終わりを意識していたようで、当人たちにとっては想定外のことではないようだ。
YouTuberグループとしての印象も強い彼らだが、あくまでメンバーたちのアイデンティティは、音楽アーティストとしてあるようで、活動の最後をライブの場としたことにも納得がいく。
過去には過激なパフォーマンス、誰もが驚くようなドッキリ企画などを手がけたことで、批判を浴びるシーンもあった。それでも彼らは、自分たちの面白さというものを捨てなかった。
確かに彼らの活動に関しては、今も賛否両論ある。けれども、いろんな意味でもレペゼン地球は伝説となることだろう。
実際に、大手レーベルなどに所属するアーティストでもない彼らは、独自のプロモーション手段によって人気を高め、ドーム規模の会場でライブをするまでに上り詰めたのだ。
これは決して誰にも真似できることではないだけに、自分たちを売るという意味でも非常に長けていたのだと思える。
活動期間は5年間程と実に短いが、確かに密度の濃い5年間だったことだろう。
◆ 音楽アーティストとして、そしてYoutuberとしてマルチに成功を納めた異例のグループ。ネクスト・レペゼン地球は現れる?
2020年内に活動を終了することを発表したレペゼン地球。
改めて、彼らの功績は実にすごいものがあると考える。一音楽アーティストとしてみても、ワンマン公演をドームクラスの会場で開催することは本当に難しいことだと、上記においても述べさせていただいた。
そして、レペゼン地球はYouTuberグループでもあるのだ。今や日本だけでも本当に人気のあるYouTuberがいる訳だが、ドームクラスの会場でイベントを開いたYouTuberというのは前例にない。
音楽も、YouTubeもビジネスであり、活動でお金を得るにはやはり人を動かさないといけない。YouTubeというコンテンツは、基本的には無料で利用でき閲覧もいつでもできるものであるだけに、実際に人やお金を動かすというのは至難のわざと言える。
しかし、レペゼン地球は、他の誰もができないようなことを成功させてきた。
最後の公演となるPayPayドーム公演に先立って、ステージ設営費など、開催費用を集めるために彼らはクラウドファンディングを行なっている。目標は2億円という膨大な金額だが、すでに4,000万円以上の支援金が集まっているという。
彼らの支持層の多くが若者世代であるだけに、現時点でのこの数字は十分にすごいものである。もしかしたら目標金額の達成も可能なのかも知れない。
本当に彼らは、いろんな意味で規格外であると感じさせられる。年末まで目が離せない。
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