今世界が注目している、新進気鋭のシンガーソングライター「Beabadoobee(ビーバドゥービー)」とは?1stアルバム『Fake It Flowers』は必聴。
弱冠20歳で、今世界を股にかけて注目を集める一人のシンガーソングライターがいる。
それは「Beabadoobee(ビーバドゥービー)」だ。フィリピンのイロイロで生まれ、育ちはロンドンであるという彼女だが、2020年10月には自身初のフルアルバム『Fake It Worse』をリリースした。
世界で、そして日本でも注目を集めている。本来ならば今年9月に開催される・SUPER SONICにも出演予定であり、来日が期待されていた。
しかし、ご存知の通り、新型コロナの影響によってSUPER SONICの開催は中止、beabadoobeeの来日も叶わなかった。予定通り、2020年に彼女の来日公演を見ることができたら、どんなに素晴らしかっただろうかと思うが、この楽しみは来年以降の楽しみとしてとっておこう。
さて、この「beabadoobee」というアーティストの特徴としては、その支持層に特徴がある。何と言っても彼女の最も大きな支持基盤は若者世代、さらには "Z世代” と呼ばれる年代に熱狂的な支持がある。
このZ世代とは、ミレニアム世代に次ぐ世代として世界では定義づけされ、生まれ流れにしてデジタルコンテンツなど、新しい技術に馴染みがあることが特徴の世代として言われることが多い。
SNSなどの利用も盛んな世界のZ世代、その多くが内向的になりがちであったり、インターネット上での人間関係で悩みを抱えるなど、現代ならではの壁が立ちはだかっている人が多い。
そんな世代にとって、「Beabadoobee」の音楽はよく響くのだという。
◆ 彼女自身が影響を受けてきた、多様なサウンドスタイルにも注目!
「beabadoobee」の音楽、その作り込まれたサウンドにも注目である。
彼女自身は、これまでの人生において、Sonic YouthやThe Smashing Pumpkinをはじめとし、他にも様々なアーティストからの影響を受けてきたという。それにしても、20歳にしてはなかなかに渋いセンスをしているとも思う。
彼女が影響を受けてきたアーティストを眺めてみて、改めて彼女の音楽を聴いてみると、確かになるほどと思うことがある。
シンガーソングライターであることから、彼女自身がギターを弾いて歌う弾き語り形式の曲もあるが、バンドサウンドも特徴的なのである。
例えば、beabadoobeeの1stアルバム『Fake It Worse』の一曲目『Care』などは、内面の不満を打ち明けるような爽快さとともに、気持ち良いギターサウンドが響くような楽曲となっている。
単なるポップシンガーではない、底なしの可能性を秘めたシンガーソングライターであることは確かだ。
ともかく、今年は彼女の来日公演が果たされなかっただけに、来年以降に1日でも早く「beabadoobee」のライブが見れることを楽しみに待ちたい。
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