全世界が注目する2020年アメリカ大統領選挙。レディー・ガガやテイラー・スウィフトなど、若者のアイコンが発信するメッセージは影響力も絶大。
異例の盛り上がりとでも言うべきだろうか。2020年のアメリカ大統領選挙は、文字通り大変盛り上がっている。
一体なぜ、今回の大統領選挙はこれほどまでの盛り上がりを見せているのだろうか。投票数も前例にはないほどの数字を記録しており、また新型コロナの影響もあって郵便投票による投票も非常に多いという。
まずそもそもアメリカ大統領選挙というものは、一国のリーダーを決めるという意義にとどまらず、全世界にとって関係のあるトピックであることは間違いない。日本にとっても勿論そうで、深い同盟関係にあるアメリカのリーダーが誰になるかというのは、今後4年間の日本の行方もある程度左右されてくることを意味するのである。
また、現在アメリカが関係を悪くしている中国との関係も、今回の大統領選挙によって新たにバイデン候補が就任するとなれば、付き合い方が変わってくることが予測される。そうなれば、間接的に日本の立場も変わってくることだろう。
本当に、全世界が注目するだけの理由がある選挙なのだ。
まず、世論調査でも言われているように、全体的な予測としてバイデン候補が今回の選挙に勝つとされていた。確かに、2020年11月8日には、ジョー・バイデン候補が勝利を収めることが確実となったが、現職のドナルド・トランプ氏とも僅差で追いすがっていた。
まだまだ盛り上がりを見せるアメリカ大統領選挙だが、本稿では、アメリカの若者が選挙に関心を持つ要因について触れてみようと思う。
アメリカの選挙は、日本のそれとは全く違うベクトルの盛り上がり方があり、その要因として、若者にとってのアイコンであり、インフルエンサー的存在の影響が大きいと考えるの。
◆ レディー・ガガやテイラー・スウィフトなど、著名アーティストが積極的な政治的発言!彼女らの存在は、若者の関心を政治に向ける。
アメリカの大統領選挙において、一つ注目すべきことがあるとしたら、それは著名アーティストの積極的参加である。
かねてより今回の民主党候補・バイデン氏の支持を公言しているのは、レディー・ガガ、テイラー・スウィフト、ビリー・アイリッシュなどなど... 超人気アーティスト揃いであり、いずれも若者をはじめとして絶大な支持を集めている。
そんな著名アーティストたちが、自身の政治思想を発信したり、投票を呼びかけるメッセージを積極的に発信しているとすれば、それにアーティストのファンたちが呼応するというのは非常に納得がいく。
選挙において、著名アーティストやインフルエンサーの存在は、非常に重要な位置を占めると思われる。実際にレディー・ガガなどは、投票日に先立って、民主党候補・バイデン氏への投票を直接促すべくコンサートを開くなどしている。
これは、日本にとってはとても想像し難いことであろう。日本において選挙に関して、アーティストがメッセージを発信することは珍しい。また、アーティストがそういった政治的発言をすれば、世間からは批判されることもしばしばだ。
日本においては、あくまでアーティスト活動と、アーティストの持つ政治思想というものは完全に分けられている。ある意味では独特なことかも知れない。全体的に、日本では若者の政治に関する関心が低いと語られることが多い。その状況の打破に関しては、現在のアメリカ大統領選挙から得られるヒントもあるかも知れない。
改めて、現在のアメリカ大統領選挙に話を戻すと、民主党候補のバイデン氏を支持することを表明するアーティストは多いが、逆にトランプ氏の支持を公言するアーティストは非常に少ない。
むしろ、トランプ大統領に否定的な意見を申す著名人の方が圧倒的に多い印象だ。
著名アーティストによるメッセージの発信は、大なり小なり今回のアメリカ大統領選挙の結果に影響をもたらすということは十分に考えられそうだ。
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メディア運営:Evening Music Records株式会社
アメリカ大統領選挙の開票まであと1ヶ月を切る。改めてかつての”大統領候補” カニエ・ウェストとは何だったのかを考える。
アメリカ大統領選挙の開票まであと1ヶ月を切る。改めてかつての”大統領候補” カニエ・ウェストとは何だったのかを考える。
日々、いろんなニュースに目や耳を傾けてみると、本当に世界は目まぐるしく動いていることが実感できる。 音楽やエンタメにまつわるニュースも勿論そうだが、政治や経済もまさに1分1秒単位で動いている。連日の報道の中で、世間の興味を引くものあれば、そうでないものも勿論ある。 日本でも毎日のように目にするのは、11月に控えるアメリカの大統領選挙に関するニュースではないだろうか。4年に1度開催されるアメリカ大統領選挙。現政権を担う共和党 トランプ氏と、対立する存在の民主党 バイデン氏の争いが連日話題だ。 今でこそ、こういった2項対立に落ち着いたとも言えるが、それまでに大きく大統領選挙を揺るがしかねなかった存在がいるのを、皆さんは覚えているだろうか...? それは、アメリカのヒップホップスター・カニエ・ウェストである。 2020年のアメリカ大統領選挙において、立候補するという発表をした時もあり、実際に選挙演説を行ったシーンも大変話題となった。しかし、直前になって出馬は断念した。 改めて、カニエ・ウェストとは何だったのだろうか...?考えてみたい。白熱の2020年アメリカ大統領選挙!?トランプ、バイデン、Kanye WestやChance The Rapperなど異質なアクターが多数?
いろんな意味で注目を集めている2020年アメリカ大統領選挙。
最近では筆者も、Kanye Westがアメリカ大統領選挙へ出馬する一連の流れに大変関心を寄せている。2020年のアメリカ大統領選挙は、かなり異質なアクターが登場してくるのだ。
まず何と言っても、主役は現大統領のトランプ氏であろう。対して、有力候補である民主党のバイデン氏。これまでもこの先も、今年の大統領選挙はこの二人の一騎打ちになることが予想されている。
ただそう簡単には終わらないのだろうか。タイトルでも述べたように、今年の大統領選挙に関するアクターとして、ヒップホップアーティストの台頭が見られるのだ。
冒頭で述べたKanye Westは今のところ大統領選挙には出馬するとかしないとか、今で不明瞭な段階ではあるものの、選挙演説ではかなりエモーショナルな発言を繰り返していたりと、実は面白いのではないかと思わせるような存在となっている。
さらにはヒップホップアーティスト・Lil Uzi Vertもなんと大統領選挙に出馬するとの発表をしているのだ。彼は自身のTwitterで、もう今のアメリカにはうんざりだ、自分がなんとかするしかないというニュアンスの発言をしている。それで本当に大統領選挙に出馬するのならば、なんとも行動力に優れた人物である。
さらには、Chance The Rapper。彼こそは選挙への出馬の意思は表明していないものの、先輩であるKanye Westを支持するとの声明を発表しており、これがまた賛否両論となっている。
一体、2020年のアメリカ大統領選挙はどうなってしまうのか?
◆ トランプ氏再選が有力!? バイデン氏に加えて、ヒップホップ勢はダークホースとなり得るのか?
現段階の状況として、トランプ氏の再選は十分にあり得る。
確かに政府内での支持率を見ても、民主党からのトランプ支持率は一割程度だが、トランプ氏擁する共和党内からの支持率は九割を超える数字となっている。極端な数字ではあるが、強固な支持をバックに持っているの事実である。
強硬な外交姿勢も彼の魅力の一つであるのは事実だ。トランプ氏は大統領就任以降から「アメリカ・ファースト」を掲げ、他国の状況は意に介さない政策を行ってきた。TPPの離脱やパリ協定の離脱、さらにはヨーロッパ諸国や日本に対して、アメリカからの軍事費支援の削減を言及したりと、強硬姿勢である。
そういった姿勢は、アメリカ内では評価されている率が高い。独立戦争を経て以降の、建国当初からのアメリカの理念は「孤立主義」である。そういった元来の姿勢に基づいたやり方を、トランプ氏は行っている。
最も、トランプ氏は大統領に就任するまでに政治経験がない。バラエティ番組への出演などでは目立ってきた、いわゆるお茶の間に浸透する存在ではあったものの、あくまで政治に対しては素人であった。そんな人物が、今のようにやれているのは多くの人にとっても以外であっただろう。トランプ氏は少なくとも、実績で評価を集めつつある。
そこで今回のKanye Westのような、トランプ氏と同じような政治の素人が改めて抜擢されるとは少し想像しづらい。
どれほどの存在感を発揮してくるのか、ヒップホップアーティスト勢の潜在能力はある意味未知数だが、今回のアメリカ大統領選挙は一味違うことは間違いない。
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