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プロ野球チーム 横浜DeNAベイスターズのコロナ禍での実験的な試みとは...
Seigo Ando ( Evening Music Records )
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止まらない新型コロナウイルスの感染者の増加。
ここ最近のニュースでは、日毎の東京都内の感染者は100人を超えるか超えないか、その辺りのラインを右往左往としている印象がある。緊急事態宣言中と比べて、自粛ムードというものも取り払われつつある中、実態として新型コロナウイルスに関する問題は解決されている訳ではない。
日常において、例えば、街に出て何かのお店に入るときも、アルコールスプレーによる除菌や検温というステップが求められる。
また、街ではほとんどの人がマスクをしている。逆に、マスクをしていない人の方が目立つ程である。これだけを見ても、コロナ禍において、以前は当たり前でなかったことが当たり前となっている現状がある。
音楽関連で見ても、オンラインライブが当たり前のものになったということの意味合いは強い。新型コロナの感染が始まった当初の頃は、オンラインライブというのも珍しがられていた印象があるが、今ではスタンダードとなりつつある。
だが、これから先もずっとオンラインライブがスタンダートという訳にはいかないだろう。あくまでオンラインライブは、必要とされる背景があって一時的に誕生したものであり、それが従来のものと取って代わるという性質のものでは無い様に思う。
また、オンラインライブが完全に既存のリアルライブに取って代わることを望んでいる人は、そう多くないだろう。やはり私たちがイベントやライブというものを楽しむに当たって、実際にイベント会場に赴くという楽しさや非日常感というものは欠かせない。
しかし、上述した様に、今は完全にオンラインライブが一般的となりつつある。機を見て開催されているリアルライブも、いずれもが限定的な形をとっての開催となっている。
では、一体私たちは、いつから以前の様にイベントを楽しむことができるのだろうか...?
この問いに、あるプロ野球チームが答えようとしくれている。本稿ではそれについて、取り上げてみたい。
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横浜DeNAベイスターズは、実験的に試合会場での動員を増加、最大100%の動員も?
今後のイベント開催に関して、あるプロ野球球団がその道しるべとなろうとしている。
それは、横浜DeNAベイスターズだ。当チームは10/31~11/1に、本拠地である横浜スタジアムで開催された対阪神タイガースの3連戦において、ある実験を行なっていた。
それは、チームがNECやLINEなどの企業や、神奈川県など自治体と協力をして、新型コロナの感染対策をした上で、試合には満員近い動員を果たすという実験であった。
結果として、3連戦の最終日には2万7,850人が来場したという。これは定員に到達する数字ではないものの、実に可能動員人数の86%に値する数字であったと言う。この実験からも、現段階では、万全の対策を行った上での開催であれば、今までよりかなり大きい数の動員ができることが理解できる。ただ、これには、この実験における環境の要因も絡んでくるだろう。
まず、横浜スタジアムは屋根のない屋外型の会場であるということだ。例えば東京ドームなどの屋内での会場となれば、それはスタジアムとは異なる。それよりもっと違う形での対策を講じた上での開催が必要となるかも知れない。
また、そもそも全体的にコロナの感染状況が落ち着いている日本での実験というのも、根本的に念頭に置いておかねばならない条件だ。
この横浜スタジアムは、本来ならば2020年の東京オリンピックに置いて使用される予定であった会場だ。大会自体は来年への延期が決定したが、横浜スタジアムも同じく来年も会場として使用される予定である。当然のことだが、オリンピックとなれば世界各国からあらゆる人が集まってくることになる。外国人を動員した上で、日本人だけを対象として行った実験が通用するであろうか。
それは100%ではないはずである。
感染状況からは脱却の道を進みつつあるが、今後の動きはもっと重要となりそうである。
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