多彩な音楽性、軸のぶれないロックサウンド、ポルカドットスティングレイの勢いが止まらない!あらゆる層にウケる新しい音楽。
ロックバンドでありながら、その枠を飛び越えた音楽でファンを楽しませるポルカドットスティングレイ。
粒感のあるゴリゴリとしたベースサウンド、テクニックが効いたギターのカッティングなど、精巧な曲構成が魅力的なポルカドットスティングレイであるが、とにかく多彩な音楽を繰り広げている。
圧のあるロックサウンドも武器としながらも、メロウで、チルくて、おしゃれな曲も多くあったりする。
いい意味で、ポルカドットスティングレイがどんなバンドかと問われた時、完結には答えづらい。多方面で自身の音楽性を見せつける彼女らの音楽は、まさに唯一無二なのである。
ボーカル・雫は曲ではクールな印象を持たせながらも、定期的にパーソナリティーを務めるJ-WAVEの深夜番組・SPARKでは、現在は自宅からのリモート出演ということもあって、愛猫・ビビと”共演”するなどユルさも魅力的である。
現在の活動もまさに進行形で精力的であり、新譜のリリースも著しいものがある。
▼ 人気急上昇中のポルカドットスティングレイ、ボーカル・雫は・・・っぽい?
飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のポルカドットスティングレイ。
バンドの中でも重要なアイコンとなるのはやはり、ボーカル・雫であろう。
バンドの中でも唯一の女性メンバーである、いわゆる紅一点であるということからも、特異な存在感を放っている。
特に彼女のシンガーとしての姿は、あの椎名林檎を彷彿ともさせる。
日本の女性らしい妖艶さ、奥ゆかしさが歌で表現されている様、唯一の女性メンバーということからも、あの東京事変を連想させる。
つまるところ、ポルカドットスティングレイの実力は本物である。
今後も間違いなく、躍進を続けるだろう。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
ONE OK ROCKのギター Toruが新型コロナウイルスに感染… 早い回復を祈るとともに、未だ収束せぬコロナの脅威も再認識
未だ日本でも収束しない新型コロナウイルスの蔓延。
東京ではここ数日でも1日あたり二百人以上の感染者がでたり、大阪や名古屋などの都市でも感染者の増加が見られるなど、未だ収束には時間がかかりそうな状況にある。
最も、ここ数ヶ月にあたっては検査数も自粛期間よりも増大しているために、検査数における感染者の割合はさほど高くなく、重症に至る感染者も若者世代ではほとんど見られない。
そんなこともあって、新型コロナはただのインフルエンザのようなものという議論も上がってきているが、今年の東京オリンピックを延期に追いやったほどの世界的蔓延をもたらしたウイルスであるだけに、まだまだ油断はできない。
そんな状況の中で、日本のロックバンド・ONE OK ROCKのギタリスト、Toruが新型コロナウイルスに感染したことが発表された。
ステイホーム期間では自らの楽曲「完全感覚Dreamer」を替え歌とした「完全在宅Dreamer」なる曲をSNSでアップするなどして、国民全体にステイホームを呼びかけるなど精力的であったONE OK ROCKだが、皮肉にもメンバー自身が感染することとなってしまった。
▼ 著名人の感染が相次ぐ中、市民にも危機を察知してもらう機会ともなり得るか。
ONE OK ROCKのToruや、横浜流星など著名人の新型コロナ感染が相次いでいる。
著名人の感染は、もれなく世間ではニュースとして大々的に取り上げられている。やや大げさな報道に感じられなくもないが、少なくとも著名人が感染したことの報道は、市民にも感染対策への意識を促す効果もあるのではないか。
事実として、日本では新型コロナによって国民的アイコンであった人物を失ってしまってもいる。そういった事実は、やはり新型コロナは恐ろしい存在であることを知らせる。
自粛期間も明けてから長い時間が経ち、徐々に経済活動も盛んになりつつあるが、引き続き感染対策を怠ることはできない。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
香水でヒットした瑛人に続け。NEXT弾き語りスト。
2019年に発売された瑛人さんの香水。
TikTokの楽曲として多くユーザーに歌ってみたや弾いてみたからじわじわと色んな人々に耳馴染みになり、今や全国放送のテレビやヒットチャートにランクインを果たしている。さらにApple Musicなどの音楽サービス配信もしており、名を聞いて知らない人はいない勢いが著しい。アコギ一本の弾き語りスタイルのヒットは珍しく、10年以上の昔にOne more,One chanceで有名な山崎まさよしさん、派生としてアコギを楽器隊の一つとして組み込むバンドスタイルの高橋優さんなどが挙げられる。
今回は実力があっても、まだ世間に注目されていない通称”弾き語りスト”を紹介していく。
その名は『大石昌良』さん。
どのような方なのか?これまでの経歴を年代順に説明していこう。
◆ 大石昌良とは...
2001年、3ピースロックバンド Sound Scheduleのボーカル&ギターであり、ファーストシングル吠える犬と君でYAMAHAからデビューしており、シングルの中で特徴的なのが、大人になりきれず1人で悩む青春時代を表現しているかのような4th シングル ピーターパンシンドロームであり、人気番組Music Stationで披露された。
しかし、2006年に惜しまれつつ一旦解散した。
そして大石さんはソロとして弾き語りスタイルで活動する。
デビュー曲は愛してやまない故郷 愛媛県宇和島市を題材にしたほのかてらす。当初はエレキでも活動していたのだが、アコギ一本でベースとドラムをも鳴らすスラップ奏法を取り入れ、精力的にライブ活動も行っている。
5年後、Sound Schedule の再結成。メンバーに社会人がいるのでライブはネコフェスと年一回のワンマンと抑えめだ。
さらに別分野にも手を伸ばしており、2013年にTom-H@ckさんとのコラボでアニメ ダイヤのAの主題歌を担当し、その後、カタカナ名義、オーイシマサヨシとして月刊少女野崎くんOP 君じゃなきゃダメみたいで再デビューをしている。
2015年にTom-H@ckさんと正式にユニットを組み、OxTとして始動した。
界隈で名を轟かせることとなるのが、楽曲制作として携わったけものフレンズ ようこそジャパリーパークへ。
◆ お茶の間でお馴染みのCMにも...
さらに自身が仮歌として高らかに歌い上げると、人気はうなぎ登りとなり、レジェンド級の水木一郎さん以来のアニソン界の若兄貴、自称 おしゃべりクソメガネとして君臨している。
最近では’キンカン塗ってまた塗って’でお馴染み金冠堂 キンカンのCMに抜擢され、お茶の間のテレビにも放映されているだろう。
では漢字名義 大石昌良としてはと言うと、少し昔にテレビ朝日系 関ジャム 完全燃SHOWにブラックアダーコードを使用したようこそジャパリパークへの制作者として、最近では、クリス松村さんがMCをしているTOKYO MX他で放映しているミュージック・モアに出演しており、シングル曲のスラップ奏法を駆使したパラレルワールドを披露していた。
インソムニアが発売予定だったが、延期になっているので楽しみに待っていよう。
また昨今、コロナの影響でライブ活動でなく配信に力を入れており、自身のYouTubeチャンネルで瑛人さんの香水やキリンジさんのエイリアンズをオリジナリティに溢れたカバーしているので、チェックしていただきたい。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
5,000人以上のイベント観客動員の規制緩和延期に。今後のライブハウスの経営は…
新型コロナウイルスの猛威が留まる気配がない。
先日、西村経済再生担当大臣から8月1日からイベントの開催制限の緩和は見送られ、8月末まで延期との通達があった。
イベント開催制限はどのような内容かと大まかに言うと...
【開催者側】
・プロスポーツ、コンサートを含めた大規模なイベント、野外、室内問わずに参加人数の上限を5,000人。
・収容率50%以下にすることで、人と人との間隔を目安として約2mほどに確保されている。
・各都道府県の感染状況や医療体制に応じる。
・検温の実施し、発熱症状が見られる場合は、イベント参加を控えてもらい、チケットの払い戻しの措置を行う。etc...
【イベント参加者側】
・感染した経路を認知するために接触確認アプリ「COCOA」をインストールし、イベント主催者から感染拡大防止のために連絡先を求められてた場合は速やかに応じる。
・熱中症対策以外では、なるべくマスクを着用する。etc...
(※ 「内閣官房 新型コロナウイルス対策推進室 7月10日以降における都道府県の対応について」より: https://corona.go.jp/news/pdf/kaisaiseigen_0708.pdf )
挙げさせてもらったのが、制限のひと通りの概要とされている。
◆ 規制緩和はいつになるのか...
当初の予定では、7月末に緩和されるはずだったのだが、22日未明に新型コロナウイルス対策の分科会が行われ、専門家含め、理研のスパコン富岳のシュミレーションを基に決定された。
新型コロナウイルスと言ってもウイルスは様々で、SARS-CoV”2”の由来は過去にSARS-COVが存在していたや、MARSと同種として挙げられる。しかし完全に究明された訳ではなく、研究課題としても多いウイルスだ。薬開発を早急にと言う声もあるが、早くても2年はかかり、10年以上という例もある。国からの承認を受けるためには、開発だけでなく、安全を確かめるための多くのステップが必要になる。
しかしライブハウス経営者にとっては、「このまま休業やソーシャルディスタンスを守りつつ今まで通りの営業していくのか!?」と憤りを覚えてしまうだろう。
ここは苦渋の決断も強いられるかもしれないが、ライブハウスを維持していきたいと考えているのなら、長い目で今の状況を捉え、柔軟に対応していくのはどうだろうか。ライブハウスの強みは、観客を入れるだけでなく、音響機材が専門性に特化しているのも魅力だ。時間制限付きで貸し出しを行うや、集客率が減った分、今まで飲食に割いていたところに配信機材を導入など、少し視点を変えると見えてくるものが出てくるかもしれない。
◆ ライブハウスの存続には...
また開催するに当たり、内閣府のHPに掲載されている知的財産戦略推進事務局 クールジャパン戦略に「イベント・エンターテインメントに携わる方々への緊急経済支援策」も書かれており、手続きを行うと政府から助成金という形で補助も受けられる。URLを載せているので、参考にしていただきたい。( ※ 参照: https://www.cao.go.jp/cool_japan/corona/corona.html )
もちろんクラウドファンディングも存続するための一つの手法になる。今まで来ていた継続を願っている顔馴染みのお客さんや舞台に立っていた演者に援助してもらい、経営が成り立った暁には、恩返しとして、何かイベントを行うや優先的にチャーター出来るなどがあるだろう。
他にも十人十色の意見があると思うので、様々な意見を踏襲し、これからも長くライブハウスが存続されるのを願っている。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
くじらが継ぐ、新ミュージックの潮流。2020年 ネット発ミライ行!
「日本はサブカルチャーの盛んな国である」、と内外から言われて久しいが、ネット発のポップカルチャーの発展は留まることを知らない。
その中でも最近、「くじら」という作曲家に目をつけた。
もはや日常に違和感なく溶け込むボーカロイド。気づけばネット以外の場所でも至るところで見ることが出来る。
そんなネット発の音楽前線、この最先端を狙わんとする彼―くじら氏(Twitter @WhaleDontSleep)―は、主にTwitterとYouTubeにて楽曲の発表を行い、現在ジワジワと支持を得ている。
◆ くじらの人気の秘密は何か。その現象に迫る。
ボーカロイド文化は動画サイトを通じて流行を作る風潮が発祥以来続いていて、現在でも媒体を変えながら根強い人気を誇っている。
その中で、彼は約1年という短期間で一部の耳の早いファンたちから強い支持を得た。
ギターやベースのプレー動画などもアップする多彩な彼が繰り出す曲は累計で1000万回再生を越える。(2020年7月現在)
Twitterのフォロワーは処女作を投稿した直後300ほどだったのが、現在では3万以上だ。
ボーカロイドは勿論、複数の歌い手にも歌唱を依頼するなどその多様性を深めている。
また、楽曲の提供にも積極的だ。
yama氏に提供した楽曲「春を告げる」はLINE MUSICなど大手ストリーミングサービスにて連日人気上位にランクインしている。
長期間での信頼のできる集計データと言うには早計だが、流行に敏感な若者を中心としたストリーミング聴取者の耳をしっかり掴んだことは確かであろう。
では、何故くじらは注目を浴びているのか。
昨今のトレンドや流行を追った結果、リスナーの興味の傾向にヒントがあるのではないかと考えた。それは「エモさ」や「チルさ」をステータスとする若者の音楽性である。
エモさ、チルさと呼ばれるものは些か曖昧な表現ではあるが、つまるところクールでダウナーな雰囲気を燻らせる音楽の楽しみ方と言って差し支えないだろう。ローファイやヒップホップ、テクノやハウスなど様々な表現を交差させたスクランブルな概念なのだ。
そしてポップとして落とし込み、ミックスしたのがくじらの音楽なのではないか。私もYouTubeに投稿されている楽曲を全て聴き、絶妙な音楽性の配合に思わず唸ってしまった。
◆ くじらの放つ曲に包含される絶対的な『新しさ』。
今まで、ボーカロイドを媒介としたアーティストは多く陽の目を浴びてきた。
具体的な名前をあげれば、米津玄師、wowaka、CIVILIAN、須田景凪、Eve、ヨルシカ、キタニタツヤ…上げていけば切りがない。
彼らは2010年代の幕開けを皮切りにして舞台を広げ、活躍してきた。
フォロワーとなる作曲家たちは多く、コンテンツとして今や市民権を得ていると言っても過言ではない。
しかし、フォロワーの中でも彼のように、独創性を持ちつつニーズへのアンサーをする作曲家は、今後先人たちリーダーに近づいていくことが楽しみだと言えよう。
また私は、くじらの「新しさ」に一つ気が付いた。
それは、ボーカロイドありきで進化していくこれまでの風潮と違い、生身の人間への落とし込み、マッチングをほぼ同時並行的に、非常に多角的に行っているという点だ。
歌う媒体は勿論、「エモさ」「チルさ」へ焦点を置きながらも、より深めた「シーサイド・モーテル」や、
突き刺さるギターサウンドが特徴的な「幽霊少女」などに見られるように、爆発的な人気を誇る曲以外でもバリエーションの幅は広い。
常に変化し続け、時代の波に乗るだけでなく乗りこなすという姿勢が、必ずくじらの人気を今後も後押しするだろう。
タイトルでは「継ぐ」としたが、「更新する」姿にも期待ができる。
この新しさを、新しさたらしめるくじらの魅力は、流動的なネットミュージックのミライへはっきり輝くものであると信じてやまない。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
ヨルシカ、3rd Full Album「盗作」発売。シニカルで圧巻の楽曲群に迫る
7/29(水)、ヨルシカがフルアルバムとしては約1年ぶりとなる「盗作」をリリースした。
初回生産限定盤には、130ページほどのボリュームのある同名のオリジナル小説と、月光ソナタのカセットテープが封入される。
「ただ君に晴れ」「だから僕は音楽を辞めた」「言って」など数多くのヒット曲を生み出し、ネット発音楽最前線の名をほしいままにしてきたヨルシカだが、2nd AL「エルマ」の1stからの約4ヶ月という発表スパンから考えると、約1年ということで時間だけで見ればかなり温められたアルバムと言えよう。
今作もアルバムに先立ってミュージック・ビデオと共にリリースされた楽曲がいくつかあった。
いずれもYouTubeにおいて数百万〜数千万の再生回数を誇り、動画がアップロードされる度にネットシーンや熱烈なファンたちを沸かせてきた。
◆ 注目すべきは繊細で緻密な音。余すことなく堪能必至。
特筆すべき点はなんと言っても楽曲の完成度だ。アルバムはなんともミステリアスな雰囲気のショパン「月光」アレンジ『音楽泥棒の自白』から始まる。
筆者自身、ヨルシカのファンではあるが敢えて情報をあまり入れずフラットに聴き始めたが、この曲で既に奥深くまで引き込まれてしまった。
ここからの流れは特に秀逸だ。『昼鳶』で結成初期のような強烈なバンドサウンドが展開されたかと思えば、続く『春ひさぎ』では一転、退廃的なビートに古風な言い回しの歌詞が絡みつく。
そして一際目を引くのは2nd Mini Albumからの再録である『爆弾魔』だ。2年前のヴァージョンと聴き比べるとその洗練度合いに驚くことだろう。
また『レプリカント』『花人局』(はなもたせ)『逃亡』などアルバムにてお披露目された曲も、suisのクリアなボイスに一切隙のないn-bunaの作る音がマッチする傑作である。
是非とも、1つ目から余すことなく聴いて頂きたいアルバムであることは言うまでもない。
◆ 楽曲間にも変化?見落とせないアルバムの全貌!
ヨルシカのアルバムやミニアルバムには必ず、suisのボーカルの入らない幕間曲のような楽曲が含まれている。
今回のそれらは、アルバム全体のコンセプトに沿ったようにピアノの独奏が多い。
よくよく聴いてみると、アルバムの後半にある幕間の楽曲は、前半のそれと比べると少しずつ穏やかになっていくことが聴き取れるだろう。これが、アルバムの中で楽曲が音楽泥棒の成長に逆行するように配置されていることと何らかの関係があるのだろうか。
作者のみぞ知る境地ではあるが、こういったことを聴きながら考えていけるのもヨルシカの醍醐味である。
どこまで聴いても奥が深く味わい深いヨルシカの新譜。まだまだ進化は止まりそうにない。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
自民党の議員連盟が中国企業アプリの利用制限を提言へ…TikTokや、違法として問題のMusic FMも対象に
自由民主党の議員連盟が、とある提言を申し立てている。
それは、日本において中国企業のアプリの利用を制限するというものである。これの対象となるものとして代表的なのは「TikTok」であろう。
「TikTok」は今世界中の若者を中心に支持を集めるSNSコンテンツであり、最新ブームのプラットフォームともなりつつあるもので、若者の間では権威あるものとなりつつある。最近大ブレイクを果たしているアーティスト・瑛人の「香水」などは、TikTokで拡散されたことを契機に一気にブレイクを果たした。日本においても利用者はかなり多く、これが実際に利用できなくなるとすれば衝撃的なことだろう。
そしてもう一つ、今回の提言に当てはまるものがある。それは違法音楽ダウンロードアプリ「Music FM」である。
このアプリも同様に中国から発せられたアプリであるため、今回の提言が適用されれば日本での利用はできなくなるだろう。「Music FM」は何と言っても違法アプリである。アーティストが世間に有料で発信している音源を、無料で提供しているのであるから、もちろんこのアプリを利用することによるアーティストへの利益はない。このアプリの存在は、今後の音楽産業にも影響を与えるものとされていたために、この違法アプリはすぐにでもなくなってしまった方が良いと言えるだろう。
それにしても今回の自民党の提言は、かなり思い切ったものだとも言える。
◆ これは国家問題!?中国による情報搾取の危険性、現代ならではの提言
先日筆者も取り上げていたのだが、この「TikTok」の利用は国家問題にも発展すると考えられている。
「TikTok」を提供するのは中国の企業・バイトダンス社。実はこのバイトダンス社が、中国共産党との繋がりを持っているのではないかと疑問視されている。つまり、「TikTok」などのコンテンツで得たユーザーの情報を、中国共産党に垂れ流している可能性があるのだ。
中国においては民主主義というのが果たされておらず、いわゆる中国共産党による一党独裁体制のようなものが確立されている。特に情報体制というのは万全に確立されており、情報統制なるものが中国共産党の主導で行われている。政府への異議申し立てなどのようなものは、ネット上で見られればすぐに削除され、反対世論の形成を防ぐなどの体制がとられている。
これで実際に、TikTokの日本ユーザーの情報までが中国共産党に流れているのならば、それは大変な国家問題である。世界ではすでにTikTokの利用を禁止している国もあるなど、すでに動きは各国で見られる。なんとも今日までに情報の流出が公には実証されていないだけに、まだまだ今後の動きに関しては未知数なところがある。
だが、われわれ国民一人一人が、十分に気を配るべき問題であることは間違いないだろう。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
濃厚な40分。Awesome City Clubの新アルバム「Grow apart」。彼らのキャリアはまだまだ始まったばかり!将来性を見出す一枚。
Awesome City Clubが今月にリリースした新アルバム「Grow apart」。
彼らの持つ精巧なバンドサウンドがよく表現された、非常に奥深いアルバムである。
Awesome City Clubは今でこそ大型フェスへの出演が相次いだり、大きい規模でのツアーを開催するようになっているものの、まだまだ彼らのキャリアは短いものである。そのぶん、早いスピードで今日まで駆け抜けてきたということである。人気も高まりつつある中で、今後もますますその人気を高めていきそうな将来性が垣間見える、今回の新アルバムはそういった一枚ともなっている。
彼らの音楽は、バンド名からも何と無くイメージできるように、ややクラブチックなサウンドが特徴である。
ロックバンドという体裁を保ちつつも、シンセなどのエレクトリックサウンドが前面に出された音楽となっていて、うまくロックとの融合が果たされた音楽である。そんな彼らの音楽は、踊れる、ノレるといった具合で、これから夏を控える今は聴くのにうってつけのタイミングでもある。
◆ 今では珍しくない”ハイブリッド系ロック” しかしどのバンドも個性が充実...
Awesome City Clubのような、ロックと他のジャンルの音楽を組み合わせるスタイルは今や珍しくない。
数多くのバンドがそういった組み合わせに挑戦しており、バイブリッドな音楽が日々生み出されている。
確かにやっていることはどのバンドも同じような気はするのだが、どれも個性に満ち溢れた面白い音楽ばかりである。
それだけ音楽というのは奥深く、またロックという音楽の可能性も大きいということであろうか、ロックらしいロックというのも今では、逆に珍しくなってきたほどである。
だがそれも現代が生んだ音楽の流れであって、大変興味深い。
Awesome City Clubもやはり同様で、彼らの音楽が確かに体現されている。ロックという音楽を基にしているが、かなり聴きやすくて体臭にも受け入れられそうな音楽の表現にも特化している。
そういった既存の音楽を、違う何かに昇華させるというのは、まさにプロのアーティストがなせる技であろう。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
世界的アーティストの地位を獲得したBTS。大ヒット曲「Stay Gold」を収録した新アルバム「MAP OF THE SOUL」の完成度
韓国発の世界的アーティスト BTS。
日本でも防弾少年団というネームで知られる、大人気ボーイズグループである。
特に日本においてはこれまでも、"韓流”というのはブームを起こしてきた。日本を飛び越えて、アジア圏には韓流のブームが長い期間象徴的となってきた。
だが、BTSは前例を超えて、世界に認められるアーティストとなった。世界の権威あるビルボードチャートで一位の座を記録し、その名を知らしめて以降、アメリカや欧米圏でのツアーも次々と成功させた。韓流を世界にのし上げた、それがBTSである。
そんな勢いにのったBTSは2020年、新アルバム「MAP OF THE SOUL:7~ THE JOURNEY ~」をリリースしている。日本でも大ヒットを記録した「Stay Gold」を筆頭に収録した本作は、BTSの今後のキャリアを彩る大作となっている。
◆ BTSの皮を剥いだ!?新たなアイデンティティ形成、再び世界へ
例えばこれまでの日本において韓流ブームといえば、ブームといえども一部の熱狂的なファンが盛り上がっているだけ、という印象が無くもなかった。
特に女性ファンが中心に盛り上がっているけど、男性陣は置いてけぼりといったような、かなり偏りのあるブームという印象もあった。
だがBTSに関してはやはり違う。彼らのファンはやはり女性層はメインとなるものの、男性ファンのそうも相当に厚い。BTSの音楽はかなり男色の強いヒップホップである。特に初期ではその色が濃く出ており、いわゆる男ウケ要素も高いものがあった。新アルバムではその音楽性も変えつつあるが、男性女性問わず夢中になれるような一作である。
彼らは韓流という分野のレンジの広さ、それを世界に知らしめた存在である。 そういった意味ではやはりBTSは前例にない、最前線を走る韓流アーティストだ。
今後もますます楽しみである。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
夏のポップパンク代表・Neck Deepが新アルバム「All Distortions are Intentional」をリリース、2020年夏の必聴の一枚。
イギリスのポップパンクバンド・Neck Deepが7月24日、新アルバム「All Distortions are Intentional」をリリースした。
彼らはイギリス出身のバンドだが、確かに奏でている音楽はアメリカ西海岸を思わせる本格派だ。そして、今回の新アルバムもやはり、Neck Deepの音楽を貫いている。2020年の夏に間に合わせてきた、まさに今夏必聴の一枚である。
ポップパンクといえば何と言っても夏である、激しくもあるが爽やかさを前面に出し切ったポップパンクのサウンドは、ギラギラした太陽のもとで聴くにはうってつけだ。Neck Deepは数あるポップパンクのバンドの中でも、代表格と言っても良いだろう。
さらに、彼らは日本に来て来日公演も何回か行っているし、世界中各国で馴染みのあるロックバンドである。何と言っても彼らは、変わらないロックサウンドを追求し続けている。今回の新アルバムもやはり同様で、Neck Deepの良いところがしっかり継承されているのだ。突然変異のような姿を見せることでファンを驚かせるアーティストも時折いる中で、彼は良い意味でも保守的である部分はある。彼らの強みであるロックサウンドは、ある種のこだわりのようなものだろうか、完全に貫かれている。
そういった筋の通ったところがNeck Deepのかっこいいところでもあるのだ。
彼ららしさが全開に出た新アルバム「All Distortions are Intentional」もまた、彼ららしさが継承されつつも新しい可能性を感じさせる、2020年の夏を彩る一枚となっている。
◆ 日本ではあまり目立たない?ポップロックのバンド。世界各地ではメインストリームを賑わすジャンルだが...
ふと考えれば、日本ではあまりポップロックというジャンルは目立たないように思われる。
そもそも今の日本ではメインストリームではロックサウンドがあまり目立たないというのもあるが、海外に比べればそのマーケットは小さいように思われる。夏の音楽というのは日本でももちろん、数え切れないほどの代表的な曲があるのだが、バンドサウンドというのはあまり夏では目立たないような気もする。
ORANGE RANGEが夏のロックバンド的位置で、メインストリームでかなりの功績を築いたが、彼ら以降にはそういった記録を成し遂げたバンドはいないようにも思われる。もちろんライブハウスシーンや、大型の夏フェスでは夏を代表するロックバンドは沢山あるのだが、どうも地上波などのメディアを席巻するほどの位置には内容にも思われる。
世界的には支持の厚いポップロックというジャンルがあるだけに、日本でも同様に盛り上がってくればもっと面白くなるような気もするものだ。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
Taylor Swiftが新アルバム「folklore」をサプライズリリース!? 彼女の原点に回帰したカントリーミュージックとは…
Taylor Swiftが新アルバムをサプライズリリースした。
アルバムの名は「folklore」。日本でいうと ”民話” を表す言葉である。彼女は新型コロナの影響によるステイホーム期間で、このアルバムの制作にあたったという。元から新アルバムの制作を計画していたわけではないが、新型コロナによってステイホームを強いられ、計画に空きができたために新アルバムの制作に踏み込んだようである。
そういったこともあって、今回のアルバムは予告なしのサプライズリリースとなった。
近年、ポップシンガーとしての顔を見せつつあるTaylor Swiftだが、今回の新アルバムはかなりカントリーミュージック色の強い一枚となっている。つまり、彼女は原点に回帰したということである。もっともTaylor Swiftがデビューした当初は、カントリーミュージックのシンガーとしてのアイデンティティを持っていた。 だが確かに先々のアルバムでポップ、EDMなどの要素が音楽に取り入れられたことから、全般的にはポップシンガーとしての色が強くなっていたのも事実である。
そんなTaylor Swiftがアルバムのリリースするのは今回で8枚目である。2010年代を代表するシンガーの新アルバムは、どういった評価を受けるだろうか...?
◆ Bon iverとのコラボも!時代の潮流にとらわれない、まさに彼女ならではの音楽。
新アルバム「folklore」は1時間を超える大作となっている。実に16曲が含まれており、そのうちの一曲はBon iverとのコラボ曲となっている。
Bon iverは2020年1月には日本で来日公演を行なったアーティストである。 2016年には初来日公演を行ったが、チケットは即ソールドアウト。かなり注目度の高いアーティストであり、今年の来日公演のチケットももちろんソールドアウトとなっていた。Bon iverの最新作「i,i」は大変反響を呼んだアルバムとなっており、こちらも必聴の一作である。
Taylor Swiftの新作「folklore」に関して、彼女は自分のスタイルを貫いていると感じられる。時代の潮流であるサウンドや音楽性にとらわれない、Taylor Swiftだからできる音楽をやっているように思える。そういった点ではいい意味で商業的でない、純粋な音楽に聴こえるのだ。カントリーミュージックならではの緩やかで落ち着いた曲調には、彼女の歌声がよく似合う。どこか切なげだが、夏っぽい感じがして、時期的にもちょうど聞きやすい作品である。
Taylor Swiftという人間が論じられたような、作品である。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社
RADWIMPS・野田洋次郎のTwitterでの発言が賛否両論!?「お化け遺伝子」という造語を用いた言及。本人はあくまで冗談とのこと…
人気ロックバンドRADWIMPSのボーカル・野田洋次郎がTwitterで発言したことについて、物議を醸している。
その発言の内容は、以下のようなものとなっている。
「前も話したかもだけど大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。 お父さんはそう思ってる。」
※ 参照URL: https://twitter.com/YojiNoda1/status/1283752963052167169?s=20
このツイートの下部には、ハッシュタグをつけて「個人の見解です」というように文を綴っている。
本人としてはあくまで冗談であり、正当な根拠に基づく言及ではないとのことだが、 彼ほどの影響力を持つ人物の発言となると、例え冗談であってもそれが世に発信されれば、人々はそれについて言及する。 SNSという多くのユーザーが利用する空間の中で、どんな内容にせよメッセージを発信するには、それなりの責任感が伴うことを理解しなかればいけなかっただろう。
特に今回のツイートでは、野球の大谷翔平選手や、将棋棋士の藤井聡太さんといった実名を出している。そのこともなおさらである。
このツイートに関してはまさに賛否両論あるといった様子で、かなりの否定意見を招いている印象だ。
◆ 人種差別や障害者差別にも発展!? 野田洋次郎さんの発言は、優生思想に基づくものだとも......
今回の野田洋次郎さんの発言は、優生思想に基づくものだ、とも批判されている。
優生思想とは、国家などの主体が優れた遺伝子を恣意的に抜粋し、逆に劣っている遺伝子を排除することで、優秀な遺伝子のみを後世に継続していこうという考えである。
最も、野田さん自身はこれに基づいて発言しているつもりは毛頭ないであろうが、ただどうしてもフォロワーが100万人以上も抱える人の発言であるだけに、そういった拡大解釈をされてしまうのは仕方がない。本人も言っているように、あくまで冗談であって悪気はないということは確かであろうが、どんな発言も冗談だからと言って済ますことはできないのがSNSの難しいところである。
発言の内容を拡大解釈して、勝手に批判するアカウントももちろんずるいところはあるが、今回の件に関しては双方に責任があると言える。特に思想じみた内容はなんらかの批判を痛烈に受けやすい、改めてネットリテラシーの奥深さについて考えさせれる機会であった。
何と言っても、いい意味で今回の発言は野田洋次郎さんらしいと思える。
RADWIMPSにおける彼の音楽性を見てもわかるが、やっぱり彼は独創的な考えの持ち主であって、どうも大衆には理解しがたい考えも持っている。だがそれこそが、野田洋次郎の魅力であって、RADWIMPSの魅力ともなっているのだろう。
--
メディア運営:Evening Music Records株式会社