RADWIMPS・野田洋次郎のTwitterでの発言が賛否両論!?「お化け遺伝子」という造語を用いた言及。本人はあくまで冗談とのこと…
人気ロックバンドRADWIMPSのボーカル・野田洋次郎がTwitterで発言したことについて、物議を醸している。
その発言の内容は、以下のようなものとなっている。
「前も話したかもだけど大谷翔平選手や藤井聡太棋士や芦田愛菜さんみたいなお化け遺伝子を持つ人たちの配偶者はもう国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきなんじゃないかと思ってる。 お父さんはそう思ってる。」
※ 参照URL: https://twitter.com/YojiNoda1/status/1283752963052167169?s=20
このツイートの下部には、ハッシュタグをつけて「個人の見解です」というように文を綴っている。
本人としてはあくまで冗談であり、正当な根拠に基づく言及ではないとのことだが、 彼ほどの影響力を持つ人物の発言となると、例え冗談であってもそれが世に発信されれば、人々はそれについて言及する。 SNSという多くのユーザーが利用する空間の中で、どんな内容にせよメッセージを発信するには、それなりの責任感が伴うことを理解しなかればいけなかっただろう。
特に今回のツイートでは、野球の大谷翔平選手や、将棋棋士の藤井聡太さんといった実名を出している。そのこともなおさらである。
このツイートに関してはまさに賛否両論あるといった様子で、かなりの否定意見を招いている印象だ。
◆ 人種差別や障害者差別にも発展!? 野田洋次郎さんの発言は、優生思想に基づくものだとも......
今回の野田洋次郎さんの発言は、優生思想に基づくものだ、とも批判されている。
優生思想とは、国家などの主体が優れた遺伝子を恣意的に抜粋し、逆に劣っている遺伝子を排除することで、優秀な遺伝子のみを後世に継続していこうという考えである。
最も、野田さん自身はこれに基づいて発言しているつもりは毛頭ないであろうが、ただどうしてもフォロワーが100万人以上も抱える人の発言であるだけに、そういった拡大解釈をされてしまうのは仕方がない。本人も言っているように、あくまで冗談であって悪気はないということは確かであろうが、どんな発言も冗談だからと言って済ますことはできないのがSNSの難しいところである。
発言の内容を拡大解釈して、勝手に批判するアカウントももちろんずるいところはあるが、今回の件に関しては双方に責任があると言える。特に思想じみた内容はなんらかの批判を痛烈に受けやすい、改めてネットリテラシーの奥深さについて考えさせれる機会であった。
何と言っても、いい意味で今回の発言は野田洋次郎さんらしいと思える。
RADWIMPSにおける彼の音楽性を見てもわかるが、やっぱり彼は独創的な考えの持ち主であって、どうも大衆には理解しがたい考えも持っている。だがそれこそが、野田洋次郎の魅力であって、RADWIMPSの魅力ともなっているのだろう。
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