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新型コロナ禍で文化支援へ積極的に踏み切ったドイツ政府。他国、そして日本政府との差は一体どこで?
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新型コロナ禍で文化支援へ積極的に踏み切ったドイツ政府。他国、そして日本政府との差は一体どこで?

新型コロナウイルスの影響で、世界各国の芸術分野は大打撃を受けている。 どの国においても、大規模なイベントを開催できないことはもちろん、それまでに予定されていたイベント・フェス等の開催は見送り。アーティストの新譜のリリースもスケジュールを先送り、などと多方面で活動を制限されている。 その中でも、特にライブハウスやライブホール等の施設の打撃は大きい。維持費、家賃もそれぞれ相当なものがあり、イベントを営業できない限りは収益を見込むことができない。コロナ禍ではもっともダメージを受けた業種といっても良いであろう。 そういった状況の中で、世界の国の中でもっとも文化支援を行なったのはドイツであろう。6/5時点で文化支援金を1200億円追加するというニュースが報じられているが、それまでにも文化支援は行なっていた。全てを総括すると相当な金額になるであろう。 メルケル政権は、芸術分野をもはや娯楽でない、生活に欠かせない分野であると捉えている。人々は、生活において全ての芸術と断ち切ることはできない。音楽を聴かない、絵を見ない、映画を見ない、本を読まないということは不可能であると考えているのだ。 それにしてもこの支援金は相当なものがある、なぜ日本政府はこのような支援を行うことができないのだろうか?それは財政状況に加えて、芸術分野に関する認識にやはり影響がありそうである。 ▼ まさしく芸術分野は”不要不急”!? 人命に関わる状況で、やはり芸術分野は優先順位で劣る。 極端な話、政府が国債をどんどん刷って、全て支援金に当てるということもできなくはない。 だがそれは将来、日本の、そして国民の借金であり負担となるために慎重にならざるを得ない。休業要請に伴って持続化給付金の支給や、貸与型の支援金など、どうしても限られた形での支援という形となってしまう。 そして、やはりコロナウイルスは人命に関わる問題であるということから。最優先はやはり医療分野、ワクチンの開発・導入といった方向になる。どうしても、芸術分野の優先順位は劣ってしまいがちである。 それはしょうがないといえばしょうがないものかもしれない。芸術分野が完全に廃れてしまえば、経済の一つのサイクルは混乱に陥ってしまうし、政府にとっても財政で逼迫を受けることにもなってしまう。芸術分野は”不要不急”のようで、そうではないのだ。 もちろん、ライブハウスの存在というのは世論的にもなかなか理解され難い部分もある。ライブハウスで遊ぶ人というのは全体ではほんの一部であるし、いったことのない人の方が圧倒的に多い。世論的にもライブハウスをはじめとした、芸術分野には関心が薄いものである。 そういった中で、より窮地に立たされている芸術分野だが、決して政府は見放してはいけない。安倍首相がSNSで自ら、星野源の「うちで踊ろう」とコラボしたように、どこかしらで芸術とは切り離せないものとなっている。 できるだけ多くの人が助けを受けられる、そういった希望を多くの人は求めている。 -- 運営:Evening Music Records株式会社
今やCDは時代遅れ!?サブスクリプションサービスの完全普及。斜陽産業とも言われる音楽業界のこれからとは?
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今やCDは時代遅れ!?サブスクリプションサービスの完全普及。斜陽産業とも言われる音楽業界のこれからとは?

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Apple Music、Spotify。 これら、いわゆるサブスクリプションサービスの世界的普及によって、音楽は月額制で聴くものというスタンダードが定着する昨今である。 これが数年前までは、特に日本では、音楽はCDで聴くというのがスタンダードであった。タワーレコードやHMVなどのショップに行って、CDを買う。及びはTSUTAYAに行ってCDをレンタルするというのが当たり前で、なんら不思議なことではなかったのだ。 今ではどうだろうか、”わざわざ”CDを買うという行為は逆に珍しいものとなっている。それはそうであろう。サブスクリプションサービスで月額500円ほどであらゆる音楽が聴き放題なのに対し、数曲入って1,000円以上するCDを買うのは、もはや馬鹿馬鹿しいとも思えるかもしれない。 今はまだ日本ではかろうじて本が売れているが、今から10年後や20年後にはもう、全くCDとは過去のものとなっている可能性がある。 この流れは、音楽業界にとってはダメージである。何しろ、今までCDの売り上げで稼げていたお金が、サブスクリプションサービスの普及によって稼げなくなってしまったのだ。これはつまり、CDという市場も縮小していることを意味する。 CDが主流だった時代、レコード会社はその市場において欠かせない存在となっていた。しかし今や、徐々にCDは必要とされなくなってきたことから、レコード会社の存在意義というものも問われている。 そして何しろ、今の音楽ビジネスに参入しているのは、音楽業界の会社だけではないのだ。どういうことか? 例えば、サブスクリプションサービスにおいて、Apple Musicを展開するApple社はご存知の通り、音楽の会社ではない。日本ではLINE MUSICなども普及しているが、LINEもコミュニケーションツールで代表的な会社であるが、音楽の会社ではない。 まさに今、世界の音楽ビジネスマーケットはカオスな状況になっているのだ。今までの音楽業界内だけで成り立っていた構造は一変し、今までにはなかったライバルまでもが出現している。 この状況の中で、今後は一体どうなってしまうのだろうか? ▼ これまでの音楽業界のノウハウ、実績はやはり大きい?新参者にマーケットの主役は譲らせない。 確かに、音楽の聴き方の世界的変化の影響もあって、それに関連した音楽のマーケットは変化している。 音楽ビジネス経験のない企業の参戦など、今までには想定できなかったライバルの出現も実現している。まさに、入り乱れ状態である。 だが、音楽エンタメ領域の中で、イベント企画・制作、宣伝・広報という分野は、さすがに新参企業にはそのノウハウがない。 対して、日本で言えばロッキング・オン、クリエイティブマン、ソニーミュージック、エイベックスに代表される企業は、そういった事業に関するノウハウと実績は豊富である。 それは、とても新参企業には真似できるものではない。 実際に、ライブエンタメの市場というものは今、拡大しているのである。(下図参照) 世界的に、多くの音楽にアプローチしやすくなったことから、多くのリスナーは実体験への価値を見出しているのである。 まさにこれからの、"コト消費”の時代において、ライブ市場は今後もっと増大していくとも考えられる。 先日のサザンオールスターズの横浜アリーナ・無観客配信ライブの成功のように、新しい形のマーケットも見出されつつある。例えば実際に、お客さんを入れたライブ会場の中で、配信用のカメラを一席に設けることで、会場のキャパ以上の動員を実質的に見込めるわけである。 中には、ライブは好きでも、理想は家でゆっくり見たいという人や、子育てなど家庭の事情で会場に足を運ぶことができないという人もいるであろう。そういった今までもあったニーズに、やっと応えることができるようになったのである。 これは紛れもなく、音楽業界にとっても光が差し込んだとも言える状況である。 このように、全体としてみれば音楽産業はまだまだ衰退しきってなどいない。むしろ今の転換期を経て、もっと拡大していく可能性だってある。 そして何より、音楽産業には熱狂的な顧客、つまりリスナーがいる。そういった存在がある限り、全く音楽産業が廃れ切るということはないであろう。 -- 運営:Evening Music Records株式会社
音楽業界プロモーターは実際何をするの?リモートワーク時の働き方とは
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音楽業界プロモーターは実際何をするの?リモートワーク時の働き方とは

 

 

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音楽業界プロモーターは実際何をするの?リモートワーク時の働き方とは

 

音楽業界の仕事について、皆さんはどの程度ご存知だろうか?

 

レコード会社の仕事と聞くと、アーティストの新曲の制作やその宣伝など、華やかなイメージを連想する方が多いと思います。ただ、実際にその業務内容を具体的にイメージすることはなかなか難しいのではないでしょうか。

 

その理由は、現在の音楽業界は想像以上に複数の企業が関連し、その業務を進めていることに一因があると言えるでしょう。

 

 

 

 

音楽業界の就職をオススメできない3つの理由とは…
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音楽業界の就職をオススメできない3つの理由とは…

Quote source:https://unsplash.com/photos/Nyvq2juw4_o

 

音楽業界の就職をオススメできない3つの理由とは...

 

毎年、学生の就職先の人気ランキング上位の常連である音楽業界。

 

ミリオンヒットを飛ばすアーティストをプロデュースする裏の仕掛け人であるプロデューサーや、有名アーティストを傍で支えながら楽曲制作にもヒントを与える重要なA&Rなど、多くの人の憧れの職業であることは間違いない。

 

しかし、この様な華やかな音楽業界を目指すべきではない理由が3つ存在する。本記事では、その理由と、これから音楽業界を目指す方にとって重要な情報をお届けしていきたい。

 

 

▼ まず音楽業界とは何か..,

 

音楽業界への就職をオススメできない理由を語る前に、まず音楽業界とは何かについて論じていきたい。

 

音楽業界とは、その名の通り、音楽に関する事業を行う会社及びそこで働く人々を指す。しかし、昨今の音楽業界はパワーバランスが分散していると言えるだろう。以前、10~20年前の音楽業界では、レコード会社を中心とした新譜楽曲のリリースに始まり、その販売方法としてのCDパッケージのセールスで業界の大半の売上が成り立っていたため、業界としての一番の権力保持者はレコード会社にあったと言える。

 

特に優れたアーティストの中には、自身で作詞作曲、そして、プロデュースまでしてしまう類稀なる才能を持つ人材もいたことは確かだが、多くのケースではこの一連の楽曲を作り、それをプロデュースしブランド化した上で、世の中に商品として届ける流れはレコード会社の中の人が戦略を練り展開していたことが多かった。

 

このため、大半の音楽を制作し売るという行為は、レコード会社の権限下に置かれることが多かったのだ。

 

しかし、最近は事情が異なってきている。

 

新型コロナウイルスの不安を消す、今だからこそできる就職活動の対策とは…
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新型コロナウイルスの不安を消す、今だからこそできる就職活動の対策とは…

新型コロナウイルスの不安を消す、今だからこそできる就職活動の対策とは...

世界的に猛威を奮う新型コロナウイルスの影響で、新卒の就職活動には大きな影響が出ている。 2020年3月頃より日本国内でも、感染者数の増加から外出自粛や人が集まる様な環境を作ることを推奨しないなど、様々な感染拡大の対策が取られている。4月に入ってからは安倍総理により緊急事態宣言も発令され、各地方自治体では外出自粛要請や飲食店などの運営を自粛する様に求める動きなどが進められ、主に都市圏を中心にその対応が取られてきた。 その中で、この影響を直接的に受けているのが、2021年に卒業を控える新卒採用の就活に臨む学生だ。 丁度、新型コロナウイルスの感染者数が増加してきた時期と、採用活動が本格化する時期が重なったため、採用企業側としても新卒採用活動の時期を見送っている企業が大半を占めているのだ。では、この様な状況下だからこそ、学生側にとってできることは何だろうか?
ソニーミュージックの採用面接を突破するための3つの実践すべきこと
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ソニーミュージックの採用面接を突破するための3つの実践すべきこと

 

 

Quote source:https://saiyo.sme.co.jp/graduate/20/

 

ソニーミュージックの採用面接を突破するための3つの実践すべきこと

 

毎年3〜4月頃は、大学生の新卒採用が開始され、就職活動に忙しくなる時期だ。

 

そんな新卒の就職活動において、毎年人気を誇る企業のひとつにソニーミュージックは入ってくることが多く、もはや学生の間での人気企業の常連組と言っても良い企業だ。本記事では、そんな人気企業でもあり、就職採用の倍率的にも非常に競争率の高いソニーミュージックの新卒採用面接を受ける前に取り組んでおくべき3つのポイントを紹介したい。

 

まず、取り組むべき本質的なポイントに触れる前に、ソニーミュージックについて...

 

 

 

 

音楽業界への就職活動に向かない人の3つの特徴とは
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音楽業界への就職活動に向かない人の3つの特徴とは

 

 

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音楽業界への就職活動に向かない人の3つの特徴とは

 

音楽業界に就職したい。

 

毎年、学生の就職活動において人気企業トップ10位には必ずと言って良い程、音楽業界関連企業はランキングを果たしてきている。いわゆるSony Musicやエイベックスなどの大手レコード会社が該当するこれらの企業は、例年就職活動における人気が非常に高く、その面接の倍率も並大抵のものではない。

 

難しいと分かっていながらも、多くの学生の方が採用枠を巡って選考に挑む光景は音楽業界の人気の高さを如実に表していると言えるだろう。

 

今回は、そんな音楽業界を目指す学生の方の中でも、この業界に向いていない人の3つの特徴をお届けしていきたい...

 

 

 

 

ワーナーミュージックグループが米国証券取引委員会(SEC)へ新規株式公開の登録声明を提出…ビジネスパートナーとしてのレコード会社への方針へ
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ワーナーミュージックグループが米国証券取引委員会(SEC)へ新規株式公開の登録声明を提出…ビジネスパートナーとしてのレコード会社への方針へ

Warner Music Group Corp.は、2020年2月6日に新規株式公開(IPO)の登録声明を提出した。 Warner Music Groupは、米国証券取引委員会(以下、SEC)に対して登録声明を提出し、新規株式公開(IPO)の準備を進めている。発行株式数や公開価格は未定とのことだが、グローバルレベルでの音楽業界における大きな経済ニュースと言えるトピックスだ。 ワーナーミュージックグループは、世界的なビッグアーティストを多数抱えるグローバルメジャーレコード会社であり、エド・シーランやブルーノ・マーズ等、ビッグアーティストと契約を交わしている。その様なグローバルメジャーレコード会社の新規株式公開(IPO)であるため、音楽業界としての今後の動向を見据えた戦略的ビジネス展開が後ろに控えていることが予測できるだろう。 背景としては、グローバル・メジャーレコード会社3社の中でも業界最大のユニバーサルミュージック・グループが、2019年末に中国のテンセント社が率いる投資グループへ株式の10%を300億ユーロ(約3兆6600億円、約340億ドル)で売却したことが、今回ワーナーミュージックのIPOにも影響したのではないかと推測できる。 ◆音楽ストリーミングや新人育成戦略を見据えての動きか... 今回のワーナーミュージックグループのIPOの動きの背景にあるのは、音楽の消費行動自体の変遷も影響していると考えられる。 昨今では大手メジャーレコード会社の各社においても、音楽ストリーミングでの販売及びプロモーション戦略や、今後の業界を牽引していくメジャーアーティストの発掘育成が主な関心どころだ。つまりは、Apple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスでの音楽消費がメジャーストリーム(主流)となる中で、好んで聴かれるアーティスト像や楽曲の傾向が変わってきており、その流れに合ったアーティストのブランディングや楽曲制作が求められているのだ。 この様な世界的なテクノロジーの流れに音楽制作側がタイムリーに追いついていくためには、自社内でゼロからサービスや開発を手掛けるのでは到底対応することはできず、基本的には買収や企業提携を駆使しながら、新しいアーティストや作品を生み出していくアクションを取らざるを得なくなってくる。このため、世界的なメジャーレコード会社であるワーナーミュージックにおいてもタイムリーに業界のトレンドに追い付いて行くための戦略的なIPOであることは間違いない。 ◆世界における成長戦略とは... さらに、ワーナーミュージックグループが注力している事業領域としては、ストリーミング市場における成長戦略が挙げられる。この成長戦略の方針としては、音楽消費大国である米国と日本における戦略展開は勿論だが、音楽ストリーミングがまだ浸透していない国や地域におけるマーケット獲得戦略に特色があり、グローバル視点に立ったデジタル音楽事業からの収益化をさらに強化することに加え、音楽的なグローバル市場における振興ユーザーの獲得の双方を狙うものとなっている。 日本の音楽市場では、この様な今後成長するであろう世界的な音楽マーケットの獲得を目的とするビジネス展開は少しずつではあるが垣間見れる様になってきたが、同社の様に株式公開からの企業買収を視野に入れているであろうビジネス展開に踏み切れる様な対応が、今後日本の国内マーケットでも起こり得ることが予測できるだろう。 特に、ワーナーミュージックグループの成長戦略として以下の2点が挙げられている。 ・新しいデジタルサービス提供企業との連携によるビジネス革新を推進する ・長期成長を実現させるポートフォリオ企業を強化するための買収実行 これらはインターネット技術の進歩によって、世の中の音楽視聴方法が変わり、音楽としての価値も変わった世の中のトレンドの中で、世界的な大手メジャーレコード会社が模索しているビジネスの考え方を如実に表していると言えるだろう。 --- 運営:Evening Music Records株式会社
YouTubeで月収10万円を稼ぐ方法とは…レコード会社の視点から見る個人でもできる収益化の方法とは
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YouTubeで月収10万円を稼ぐ方法とは…レコード会社の視点から見る個人でもできる収益化の方法とは

YouTubeの動画広告収入を最大化するための方法として、いくつかのパターンや手法が挙げられますが、今回は登録者数を爆発的に増やし、月収10万円を効果的に稼ぐ実践的な方法をお届けします。 まず、YouTubeによる収益化の基準ですが、2020年2月時点のYouTubeの収益化の基準としては、チャンネル登録者数 1,000名以上、年間再生時間 4,000時間以上が基準(YouTubeパートナーシッププログラム概要)として設定されており、芸能人でもない場合、このハードルを達成するのは意外と難しいものです。 このため、今回のテーマである月収10万円に到達するための最初の関門としては、YouTubeパートナーシッププログラムの広告収益化の基準をクリアすることと言えるでしょう。大手から中堅レコード会社などでは、すでに公式のYouTubeアカウントを持っていることが多いため、所属アーティストの方であれば自身のMusic Videoを掲載することで、すぐに広告収益が得られることになりますが、完全に個人でYouTubeアカウントを開始する場合、この基準を最初にクリアする必要が出てきます。 ただ、YouTube開始直後においては投稿動画数も少ないため、なかなか視聴数自体を効果的に増やすことも難しく、各動画を投稿しても良くても100~500回程の視聴しか集まらない...と言った声はよく耳にします。この段階で、結構な割合のYouTuberの方が夢半ばに諦めてしまうケースが多く、世間的な影響力を持っていないと必ず超えなければならない壁となってきます。 ◆レコード会社の手法から見る戦略とは... 一方、レコード会社で良く取られる手法を参考に、このYouTube広告収益基準の壁を乗り越える方法を考察していきます。 ここで言うレコード会社としては、原盤権を保有することに加え、所属アーティストのブランディングから、どの様に世の中に知ってもらうかと言ったマーケティング的な側面まで一気通関に自社内で展開する機能が備わった大手企業の場合を考えます。その様な企業において、例えば、あるアーティストを世の中に売り出す場合、一般的にはまずはアーティストの良さ(強み)の検証をします。圧倒的な歌唱力を持つとか、ネイティブレベルに複数言語を使いこなすなど、そのアーティストが他と差別化できる素材的要素を洗い出します。 その上で、洗い出した強みを、世の中の人が受け入れやすい形に沿ってコミュニケーションを取れる様なブランディングを施すと言う流れを作ります。具体的には、最近ではあいみょんなどのアーティストが上手く取り入れているが、音楽ストリーミングサービスの中で聴かれやすいアーティスト像や楽曲を制作するなどが挙げられる。 ◆YouTubeで効果的に収益を増加させるには... さらに、YouTubeで安定的に月収10万円の収益を得るには、もちろん動画の投稿数が多く、登録者数も最低でも10,000名は必要となってくるところです。YouTubeを収益源として考えてみると、1再生あたり約0.05〜0.1円の広告収益が発生すると言うことがGoogle公開情報や過去の実績から推定されており、少なくとも月間100万回の視聴数を稼ぐことが必要となってきます。 この数字だけ見ると非常にハードルが高い様に見えますが、例えば、現在あなたが1,000本の動画を投稿しているYouTubeチャンネルを運営していると仮定すると、1動画あたり月間 1,000回の視聴があれば、月収10万円の収益が得られる計算になるので想像できる感覚値となってきます。 アカウント開設初期の段階では、Googleからのチャンネルとしての評価(有用な情報を発信しているYouTubeアカウントかどうか)を獲得する必要もあるので、やはり動画投稿数を増やす努力は怠らない様にすべきかと思います。その上で、世の中のトレンドとしてあなたの強みがどの様に受け取られるべきか、どの様にコミュニケーションを取ると最も好意的に捉えてもらえるのかを考え、動画作品の中に表現していくかが鍵となってきます。 当メディアにおいては、ブランディングやマーケティング的な視点からの戦略として参考になる記事もあるので参考にしてみてください。 --- 運営:Evening Music Records株式会社
就職活動を前に、音楽ビジネスを効果的に学ぶ方法とは…?音楽系インターンシップを探すには…
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就職活動を前に、音楽ビジネスを効果的に学ぶ方法とは…?音楽系インターンシップを探すには…

 

 

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就職活動を前に、音楽ビジネスを効果的に学ぶ方法とは...?音楽系インターンシップを探すには...

 

音楽業界への就職活動を希望する学生の方は、毎年非常に多いです。

 

業界的にも学生からの人気が高く、エンターテインメントに関するビジネス的な市場規模も今後テクノロジーの革新と共に拡大する事業領域も想定され、新しい職種が出てくる可能性のある業界とも言えるでしょう。今回は、その様な音楽業界でのビジネスを就職活動の本格化を前に、効果的に学ぶ方法をお届けいたします。

 

まず、本記事の読者の方は、音楽ビジネスと聞いてどの様なイメージを浮かべるでしょうか。人によって様々かと思いますが、アーティストを育成し、新曲をリリースする様なプロデュースワークを想像される方が多いのではないでしょうか。

 

この所謂プロデューサーと呼ばれる職業は、音楽ビジネスにおいて核となる人材であることは言うまでもありませんが、全体から見ると本の一握りでしかありません。また、音楽プロデューサーは、アーティストの資質や能力を見極め、世の中が求める形がどの様なものかを考えながらもアーティストの良さを最大限引き出すための総合プランニングを実行するポジションであるため、ビジネス的嗅覚とでも言うのでしょうか。ビジネスセンスが多分に求められる職種です。

 

・関連記事: 学生必見。どうしたら音楽業界の就活を成功できるか?あまり知られていないレコード会社の仕事とは...

 

このため、プロデューサー職のノウハウは特定の人材に集約されているケースが多く、この能力を磨くには自分のセンスを信じてまずは誰かをプロデュースしてみるか、もしくは、自分自身をセルフプロデュースしてみるかと言った具合に実践的な経験を積むことが一番の近道と言えるでしょう。

 

個人やバンド用アーティストWebサイトを開設し、月収30万円を安定的に稼ぐ戦略的な方法とは…
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個人やバンド用アーティストWebサイトを開設し、月収30万円を安定的に稼ぐ戦略的な方法とは…

音楽活動で月収30万円を安定的に稼ぐことは可能でしょうか。答えは戦略的に正しい方法を取ってアクションすれば、可能です。 本記事では、個人やバンド形式で活動されているアーティストにおいて、インターネットを効果的に活用することで、安定的に月収30万円以上を稼ぐ方法を戦略的に考察していきます。当メディアを運営するEvening Music Records株式会社では、複数名のアーティストのWebプロモーションやブランディング等を通して、世の中に音楽を届けるサポートを提供しており、今回はその一部の情報をノウハウとしてご紹介いたします。 個人制作の楽曲を継続的にリリースしたり、バンドで月に3~4回もライブに出演しているのに上手くファンが増えない...新曲をリリースしたのにリスナーからの良い反応が得られない...と言ったことはありませんでしょうか。もしご自身の中で、この様なケースに該当する場合は、良い楽曲を適切なリスナーに適時にリーチするためのアクションが取れていない可能性があり、同様の活動を続けても鳴かず飛ばずの状態が続くと言えるでしょう。 その原因は、2点あります。 ◆良い楽曲の適切な判断が出来ているかどうか 1点目は、リリースした楽曲やライブ演奏に「リスナーが良い反応を示していない」という事実に気づいているのも関わらず、それを改善するアクションが取れていない為です。これは実際にアーティストの方とお話をさせていただく中でも多いケースなのですが、自分で丹精込めて制作した楽曲なので、「必ず誰かの心に届くはずだ...」という自主擁護的な気持ちが働く事が理由かと思います。しかし、商業的な観点から見ると、ファンの方に楽曲を購入して貰い、ライブに数万円単位のチケット単価と交通費を払って参加いただき、グッズを購入いただくと言った、それ相応の金額のいわば投資をいただく様なものと考える場合、自主擁護的な観点よりも客観的に自分を見てとるべき行動を判断できるアーティストの方が、ファンの方との建設的な関係を築きやすいと言えます。 中には、BIGBANGのG-DRAGONやJustin Bieberなど、1人の生き様や独創的なセンスで聴衆を魅了してしまう類まれなアーティストもいる事も事実ですが、その様なアーティストは1本の動画で魅了できるレベルの技量がある為、メジャーシーンの業界関係者にとっても喉から手が出るほど欲しい人材なので、例外と言える為、本記事の対象からは除きます。そう。彼らは、彼らの自由に生活すれば、それが作品になるのです。 ただ、自分を客観的に見る視点は、どの様なアーティストでも必要になる時が訪れると言え、音楽で安定的な収入を生み出そという点で悩んでいる、これから取り組もうという段階にあるアーティストの方は持っておいて損はない視点かと思います。 この視点を身に付けるには、具体的には以下の様なアクションを取るべきかと思います。例えば、自身の制作楽曲をリリースする前には必ず2~3名のフラットな意見を貰うことを習慣づける、外国人がその曲を聴いた時にノレる楽曲に仕上がっているか、と言ったアクションが挙げられます。つまり、フラットな初見の状態で魅了できるレベルの楽曲であるかどうかを冷静な目線で判断できるかどうかが重要となります。 現代では主流の音楽ストリーミングでは、世界の数千万曲以上にも及ぶ膨大な楽曲をいつでも視聴することができるなど、良い音楽を聴くという行為自体のハードルが圧倒的に下がってきている為、数秒(開始3~5秒)でリスナーは「自分の時間を30~60秒、この曲に費やして良い」と無意識の内に判断する様な環境になってきているかと推察できます。この為、フラットな目線で「この楽曲は良い」とクリアに判断できるレベルの仕上がりが聴いてもらえる楽曲になるには必要なのです。やや脱線しますが、有限の時間の中で、同じ10分を使うのであれば人は楽しく快適に過ごすことができる選択肢を選ぶ為、あなたの楽曲を2~3回リピート再生するのか、気になるYouTuberの動画を見るのか、という選択肢があった場合に選ばれる「楽曲の良さ」が必要なのです。 ◆適切なリスナーに適時にリーチ出来ているかどうか 2点目は、適切なリスナーに適時にリーチできているかどうかです。これはあなたの楽曲を良いと判断し、何度も聴いてもらえるリスナーに適切に出会う機会を持てているかどうかと言い換えることもできます。つまり、ファンとなるための入り口である「知ってもらう」機会をリスナーに提供できているかどうかです。 この解決策となるアクションとしては、王道かつ効果的なアプローチとしてSNSの活用が挙げられます。当たり前ですが、InstagramやTwitterなどが該当します。ただし、その使い方を適切に展開することがカギとなります。 具体的には、マネタイズポイントとなる出口が適切に設定された上で、SNSを活用できているかどうかという事を確認する必要があります。例えば、自身のアーティストサイトをWeb上で作成し、SNSでの情報発信についても最終的にはそのWebサイトへの誘導に繋げるという意識を持ちつつ活動するなどが挙げられます。もちろん、SNSではアーティストとしての日常的なトピックスを発信し、柔らかい話題としてあなたを知ってもらう機会をファンの方に与えるメディアとして活用することは重要です。ただ、より効果的にファンの方との接点を持つという観点では、あなたのライブ情報を閲覧し、チケット購入し、ライブに参加できる機能を持ったWebページのURLリンクを自己紹介欄に貼っておくなどの工夫はあった方が良いでしょう。 このレベルでしたらすでに取り組まれているアーティストの方も多いかと思いますが、もう一歩踏み込むのであれば、ご自身のWebサイトにおけるCVR(Conversion Rate:顧客転換率)を把握する方法が良いかと思います。例えば、あなたのアーティストWebサイトを訪問したリスナーの内、平均4~5回サイトを訪れたタイミングで、ライブのチケット購入率が高まることが分かれば、Google Ads(Google 広告)やFacebook広告でWebプロモーションを展開し、あなたのファン層として適切な年齢や趣向性を持つ潜在的なファン層にあなたというアーティストを知ってもらう機会を適切に設定することが可能となります。 定量的に見ると、例えばあなたのライブチケットを10,000円で販売し、その内5,000円が利益となる場合、上記のWebプロモーションではこのチケット購入者となる方に5,000円以内でリーチし、チケットを購入いただける様にプランニングすれば、ライブイベントで安定的に収益を挙げることが可能となります。また、ここではライブ会場でのグッズ販売などを加味していないので、実際にはグッズ販売収益などの付随的な収益機会も期待できます。 ◆音楽で月収30万円を実現するには... さて、本記事のタイトルでもある「月収30万円」のラインですが、上記で取り上げた方法を適切にアクションしていくことで達成することが可能と言えます。 分かりやすい例として、ライブ収益だけの場合でシミュレーションしてみましょう。規模的には中〜大規模に分類されるライブハウススタジオとなりますが、渋谷 CLUB QUATTRO(収容人数 750名)でライブを開催した場合を考えてみます。下図に想定売上・コスト・利益のシミュレーションを記載しておりますが、チケット販売単価 5,000円で想定した場合において、収容人数 750名のキャパシティを埋めるレベルの魅力を持ったアーティストである前提の試算です。 荒い部分もありますが、シミュレーション結果としては、利益額 約310万円(利益率 約66%)でした。奇譚のない言い方をすると、渋谷 CLUB QUATTROでの750名規模のライブイベントをWebプロモーションなどを駆使して適切に集客し、開催することで1回あたり300万円規模での儲けが発生する想定です。月収 30万円という基準で考えれば、10ヶ月に1回程の頻度でこの様なイベントを開催することで実現できる金額ですので、現実感があるかと思います。 ただ、上記のシミュレーションでは、Webプロモーションにかけるコストなどは織り込んでいないので、渋谷 CLUB QUATTROを満席にするための集客費用は追加的に発生するかも知れませんが、日常的にあなたの楽曲を聴いてくれるファンが1,000〜10,000名規模でいるのであれば、その固定ファン層への告知に加え、Web上で追加的に集客することで十分達成可能な範疇と言えるでしょう。 現在アーティストとして活動中の方においては、本記事を参考にさらに効果的にあなたの楽曲を聴いてもらえる活動にトライしてみてください。 最後に、音楽情報バイラルメディア「EVENING」を運営するEvening Music Records株式会社では、アーティスト活動のコンサルティングサポートを提供しております。お問い合わせはこちらにお願いいたします。(メール問合せ先: info@evening-mashup.com ) --- 運営:Evening Music Records株式会社
音楽だけで生計を立てて生活するには…?その方法を時価総額 1,000億円企業のWebマーケティング担当者に伺ってみた…
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音楽だけで生計を立てて生活するには…?その方法を時価総額 1,000億円企業のWebマーケティング担当者に伺ってみた…

音楽だけで生活する。 この言葉を聞いてどの様なイメージを思い浮かべるでしょうか?「無謀だ...」「バンドとか?もう古いよ...」「独りよがりな考えだ...」など、結構ネガティブな意見が出てきそうなところだ。統計を取った訳ではないので定かではないが、感覚値として遠からずと言うところであろう。 本記事では、この「音楽で生活する」と言うワードを真剣に実現する方法を、時価総額 1,000億円を超える企業のWebマーケティング担当者に伺ってみたお話をお届けしたい。 まず、「音楽だけで生活する」と言う定義づけから始めたい。これはつまり「音楽を仕事にし、音楽を通して利益を生み、そのお金だけで生活を成立させる」と言うことだろう。言うは易しだが、この言葉を実現している人は一握りに限られるのは言うまでもない。ただ、音楽を売ると言う方法が、原盤権を持つレコード会社にノウハウが集約されていた15~20年前の状況と今では大きく変わってきており、個人での楽曲制作のレベルと、作曲家などのプロとの差が縮まってきている昨今では、上手くマネタイズの方法を行うことで、あながち不可能ではないと言える。 また、これはアーティストだけの話に限らず、レコード会社などで働く音楽業界人においても同様に言えることで、斜陽産業と言われて久しい音楽業界だが、Apple MusicやApotifyなどの音楽配信は米国や日本においても拡大傾向であり、日本ではまだまだCD(パッケージ)の売上が大きいウェイトを占めるが、音楽をストリーミングでお金を払って聴くと言うことが当たり前になってきているのは事実な状況で、どの様な企業で、どの様な働き方をすべきかを考えながら仕事に取り組むことが必要だろう。 それでは、まずアーティストとして音楽で生計を立てる方法を、時価総額 1,000億円を超えるとある大手企業のWebマーケティング担当者に伺ってみた。 ◆高収益体のメディアでの情報発進を継続すること 2020年現在において、ことアーティストと言う側面で見れば、音楽だけでは生計を立てる方法として有効なのはこれだと言う。 高収益体のメディアからの情報発信を継続すること。これはつまり永続的に高い収益を確保できる媒体から、自分の楽曲やMusic Videoなどの情報を発信することだと言う。この「高収益体のメディア」だが、分かりやすい例で言えば、YouTubeが挙げられるとのこと。2020年2月時点のYouTubeの収益化の基準としては、チャンネル登録者数 1,000名以上、年間再生時間 4,000時間以上が基準(YouTubeパートナーシッププログラム概要)として設定されており、芸能人でもない場合、このハードルを達成するのは意外と難しいものだ。 しかし、YouTubeを収益源として考えてみると、1再生あたり約0.05〜0.1円の広告収益が発生すると言うことが決まっており、収益の元手となる部分を運営元であるGoogleが提供していることは大きい。Googleは知らない人はいない世界標準とも言える検索エンジンであり、YouTubeはその子会社だ。 Web業界では、先行者利益(先にユーザーや市場を握った企業が市場を牛耳る)を享受する傾向にあり、Googleはその典型例である。100%ではないが、まあまず潰れることのない世界企業が運営していることに加え、YouTubeは動画共有プラットフォームとして、エンタメから政治的なトピックスなど、生活に欠かせないレベルでの情報を提供している媒体であるため、なくなることはまず考えづらい。さらに、この様な一瞬で世界に情報を届けられるメディアへの登録から情報発信までが全て無料でできるのだから、素晴らしいとしか言いようがなく、Google側が方針を変えない限り、半永久的に収益体系も確保されているのだ。 このため、音楽で生計を立てるための方法としてYouTubeが挙げられるとのことだ。 ただ、次に問題となるのが、どの様に登録者数や視聴数を増やすかだ。ここはどうしても楽曲制作のレベルやアーティストとしてのパフォーマンスの質、そしてタレント的な素養ともなる人としての魅力など、複合的に指標が重なってくるため、100%成功する方法は存在しない。が、戦略的に成功を引き寄せる方法は存在するという。 それは以下の様な方法とのこと。 まず、大きく分けて音楽アーティストがYouTubeで登録者や視聴者を集める方法は2つ考えられる。1つ目は、純粋に良い作品を適切なターゲットに対して作り、届けるということだ。これは簡単にいうと、レコード会社などでも良く活用され、一般的なマーケティング的な手法でもあるが、特定のターゲット視聴層(例えば、15~25歳の女性、恋愛関心度が高い、洋楽好きのリスナー層)を設定し、その視聴層が好む要素を可能な限り盛り込み、YouTubeアカウントを作るという方法だ。 例えば、前述した視聴者層に自身の楽曲動画を視聴して欲しい場合、通常のニュース情報などによるトレンド検索の他に、Google Trends等でのキーワード検索による分析により、直近1ヶ月で日本国内でどの様な検索のされ方をされているかを分析し、その検索方法と同じキーワードをYouTube動画上でもタイトル設定するなどの細かい工夫を行うことで、確実にリーチしたい視聴者層をファンに取り込めるであろうとのことだ。加えて、一定どのセンスは必要だが、ターゲット視聴者層が好むファッションや動画の編集デザイン、コスメ等の表現を細かく自分の動画に反映させることで、望ましい視聴者層により近づくことが可能だ。 勿論、YouTubeアカウントの開設初期には、視聴数も登録者数も思う様に伸びないのは仕方がないが、最低でも登録者数 1,000名のラインをクリアするまではこの様な細かい工夫を継続しながら、PDCAを回していくことがオススメの王道の方法だ。 次に、音楽業界で働くビジネスマンにとっての「音楽で生計を立てる」という観点での方法をお届けする。 ◆音楽業界は再編前提でビジネススキルを身に付ける 音楽業界で働く人と言っても、多種多様な職種や企業があるため、ここではレコード会社を例にとって考察をいただいた。 ここで重要な前提となるのは、大手レコード会社など、メジャーシーンのアーティストを主に手掛ける企業においても、ビジネスモデルが継続的に成立しうるとは言い難いことだ。業界人であれば周知の事実だが、20年前に成立していたCD(パッケージ)販売による収益は、ほぼ消え去り、今やApple MusicやSpotifyにその収益の主導権は移っていると行って良いだろう。 このため、業界としては変わらざるを得ず、音楽配信(ストリーミング媒体)上で親和性の高い楽曲制作やアーティストのブランディングを進めるなどの取り組みが各所で行われている。こう言った状況に身を置く際に重要な視点は、業界や企業が変化する際に必要となるスキルは何かという観点だ。業界で働く人にとっては、難しい判断となるかも知れないが、産業構造が変わる際には、その売上構造(何がどの様に売れるか)も変わるため、仕事の現場で必要とされるスキルや人材も移り変わるのだ。 これは逆にチャンスと捉えることもでき、次の音楽シーンや楽曲提供メディアにおいて商品やサービスが売れる際に必要とされるスキルや人材は何か?という視点に立ち、今の自分の業務やポジションが適切かどうかを判断することが望ましいのだ。例えば、現在、中堅レコード会社のA&R担当者である様なケースでは、従来通りのアーティスト像をマーケットで受け入れられる様にブランディングするやり方だけでなく、大手レコード会社が取り組んでいないWebテクノロジーを活用したブランディングプランを試験的に取り組んでみるなどと言ったイメージだ。 すぐには会社内で評価されない場合もあるだろうが、その経験や成果は1~2年後、早ければ、半年後くらいのスパンで世の中に受け入れられるかも知れない。常に将来どの様な変化がくるかを先読みした音楽的なビジネススキルを身に着ける感覚が重要となってくる。 本記事で紹介した内容を参考に、一度ビジネスや活動の進め方を見直してみてはいかがだろうか。 最後に、当メディアでは、音楽業界をはじめとした就職活動に関するご相談もサポートさせていただいております。ご関心のある方は、下記の問合せフォームからもご連絡ください。 --- 運営:Evening Music Records株式会社