Home » 今やCDは時代遅れ!?サブスクリプションサービスの完全普及。斜陽産業とも言われる音楽業界のこれからとは?

今やCDは時代遅れ!?サブスクリプションサービスの完全普及。斜陽産業とも言われる音楽業界のこれからとは?

Seigo Ando( Evening Music Records )

※ 専属メンターによる音楽業界の就活サポートと会員同士の繋がりを提供いたします。

  

本記事は音楽業界のビジネス記事です

本EVENING記事は約3分で読めます。

 

 

Apple Music、Spotify。

 

これら、いわゆるサブスクリプションサービスの世界的普及によって、音楽は月額制で聴くものというスタンダードが定着する昨今である。

 

これが数年前までは、特に日本では、音楽はCDで聴くというのがスタンダードであった。タワーレコードやHMVなどのショップに行って、CDを買う。及びはTSUTAYAに行ってCDをレンタルするというのが当たり前で、なんら不思議なことではなかったのだ。

 

 

今ではどうだろうか、”わざわざ”CDを買うという行為は逆に珍しいものとなっている。それはそうであろう。サブスクリプションサービスで月額500円ほどであらゆる音楽が聴き放題なのに対し、数曲入って1,000円以上するCDを買うのは、もはや馬鹿馬鹿しいとも思えるかもしれない。

 

今はまだ日本ではかろうじて本が売れているが、今から10年後や20年後にはもう、全くCDとは過去のものとなっている可能性がある。

 

 

この流れは、音楽業界にとってはダメージである。何しろ、今までCDの売り上げで稼げていたお金が、サブスクリプションサービスの普及によって稼げなくなってしまったのだ。これはつまり、CDという市場も縮小していることを意味する。

 

CDが主流だった時代、レコード会社はその市場において欠かせない存在となっていた。しかし今や、徐々にCDは必要とされなくなってきたことから、レコード会社の存在意義というものも問われている。

 

そして何しろ、今の音楽ビジネスに参入しているのは、音楽業界の会社だけではないのだ。どういうことか?

 

 

例えば、サブスクリプションサービスにおいて、Apple Musicを展開するApple社はご存知の通り、音楽の会社ではない。日本ではLINE MUSICなども普及しているが、LINEもコミュニケーションツールで代表的な会社であるが、音楽の会社ではない。

 

まさに今、世界の音楽ビジネスマーケットはカオスな状況になっているのだ。今までの音楽業界内だけで成り立っていた構造は一変し、今までにはなかったライバルまでもが出現している。

 

 

この状況の中で、今後は一体どうなってしまうのだろうか?

 

 

▲ Advertisement

  

これまでの音楽業界のノウハウ、実績はやはり大きい?新参者にマーケットの主役は譲らせない。

 

 

確かに、音楽の聴き方の世界的変化の影響もあって、それに関連した音楽のマーケットは変化している。

 

音楽ビジネス経験のない企業の参戦など、今までには想定できなかったライバルの出現も実現している。まさに、入り乱れ状態である。

 

 

だが、音楽エンタメ領域の中で、イベント企画・制作、宣伝・広報という分野は、さすがに新参企業にはそのノウハウがない。

 

対して、日本で言えばロッキング・オン、クリエイティブマン、ソニーミュージック、エイベックスに代表される企業は、そういった事業に関するノウハウと実績は豊富である。

 

それは、とても新参企業には真似できるものではない。

 

 

実際に、ライブエンタメの市場というものは今、拡大しているのである。(下図参照)

 

 

世界的に、多くの音楽にアプローチしやすくなったことから、多くのリスナーは実体験への価値を見出しているのである。 まさにこれからの、"コト消費”の時代において、ライブ市場は今後もっと増大していくとも考えられる。

 

 

先日のサザンオールスターズの横浜アリーナ・無観客配信ライブの成功のように、新しい形のマーケットも見出されつつある。例えば実際に、お客さんを入れたライブ会場の中で、配信用のカメラを一席に設けることで、会場のキャパ以上の動員を実質的に見込めるわけである。

 

 

中には、ライブは好きでも、理想は家でゆっくり見たいという人や、子育てなど家庭の事情で会場に足を運ぶことができないという人もいるであろう。そういった今までもあったニーズに、やっと応えることができるようになったのである。

 

これは紛れもなく、音楽業界にとっても光が差し込んだとも言える状況である。

 

 

このように、全体としてみれば音楽産業はまだまだ衰退しきってなどいない。むしろ今の転換期を経て、もっと拡大していく可能性だってある。

 

 

そして何より、音楽産業には熱狂的な顧客、つまりリスナーがいる。そういった存在がある限り、全く音楽産業が廃れ切るということはないであろう。

 

 

 

▼ EVENINGだけの限定サービスを公開中 !!

Slider

 

 

 

▼ 限定求人情報を公開中 !!

 

 

あわせて読みたい記事:『レコード会社等の音楽系就職に関するご相談はこちら』

※ 上記タイトルをクリックすると関連記事が読めます。

 

 

あなたの就職・転職活動をサポートします

音楽業界に関する求人相談はこちらから

音楽業界の就職や転職をお考えの方のサポートをEVENINGがご提供させていただきます。お仕事に関する各種ご相談や限定求人情報、業界関連のコネクションなどをご紹介させていただきます。お問い合わせはこちらから。

お名前 (必須)

メールアドレス (必須)

ご応募の理由(最も近い選択肢をお選びください)

※ 上記フォームからお申込み後、当社スタッフから1~2営業日以内にメールにてご連絡をさせていただきます。

※ お申込みには利用規約Privacy Policyへのご同意が必要です。

※ ご登録いただいたご連絡先へ、広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。

※ ご登録いただいた個人情報は、Privacy Policyに基づいて適切に管理いたします。

 

▲ Advertisement

  

 

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

 

 

 

 

新規登録・ログインして全ての記事を見る

音楽情報バイラルメディア「EVENING」は、最新のエンターテインメント情報をお届けするWebメディアです。

Evening Music Records Inc.
Evening Music Records Inc.
Evening Music Records Inc.
Slider
Evening Music Records Inc.
Evening Music Records Inc.
Slider
Slider

人気記事はコチラ×

音楽 サブスク 【音楽サブスク比較 2024年】どのサービスが音質が良いのか徹底検証! 2023年5月6日 に投稿された 山口真帆 山口真帆 事件の主犯NGTメンバー特定!被害内容がヤバい!削除動画あり 2019年1月11日 に投稿された HALVES HALVES、楽曲「嫌々」MVが160万回再生を超え話題に 2024年9月16日 に投稿された NANIMONO NANIMONO、全国ツアーファイナルで魅せた圧倒的パフォーマンス! 2024年12月16日 に投稿された TWICE ツウィ 世界で最も美しい顔100人 ツウィがアジアトップ!TWICEからサナも 2019年1月3日 に投稿された CUTIE STREET CUTIE STREET、シングル「かわいいだけじゃだめですか?」が大注目 2024年9月24日 に投稿された keshi keshiが2年ぶりの新曲「Say」を発表!ファンから歓喜の声届く 2024年7月17日 に投稿された ヒトリエ wowaka ヒトリエwowakaが急性心不全で逝去。享年31歳の若さで原因や理由は? 2019年4月13日 に投稿された 賽 SuchmosのTAIHEIが所属する “賽 (SAI)”、EP『An Airship』をリリース 2024年12月18日 に投稿された 音楽 web3 Spotifyでサブスク音楽再生回数を伸ばすための戦略3選とは 2024年1月5日 に投稿された
   

この記事の評価をお選びください。(回答 5ポイント進呈)

1:友人に薦めたいとは思わなかった2345678910:非常に友人に薦めたいと思った (5 投票, 平均: 8.60 / 10)