THE YELLOW MONKEY、1万9,000人と共に作り上げた東京ドーム公演 「このライブを自分の歴史に刻もうと思います」
昨年30周年を迎えたTHE YELLOW MONKEYが、「30th Anniversary LIVE -DOME SPECIAL-」を東京ドームで開催した。
今年4月にバンド史上最大規模となる初の三大ドームツアーのファイナルを飾る予定だった東京ドーム2Daysが、新型コロナウィルスの影響で中止となった。この日は、新たに発表されたドーム&アリーナ4本立てライブの初日公演だった。すでに完成しつつあった東京ドーム公演を「幻で終わらせたくない」という想いで開催されたこの日は、会場に制限キャパの上限1万9,000人のお客さんが集結したほか、ストリーミング配信やWOWOWの生中継など、会場に足を運ぶことができないリスナーも同じ時間を共有できるハイブリッド公演として開催。バンドの歴史に新たな1ページを刻んだ。
スクリーンに表示されたカウントダウンの数字がゼロになると、ストリングスによる厳かなSEが流れ、スクリーンにリハーサルの風景が映し出された。ドームの天井に光の粒が神秘的に輝き、「真珠色の革命時代~Pearl Light Of Revolution~」からライブが始まった。
4月以降、止まったままだったバンドの時間が再び動き出すような圧倒的な高揚感に包まれるなか、吉井和哉(Vo ※以下“吉井”)の「暴れるぞ!東京!」という叫び声から突入した「SPARK」では、廣瀬洋一(Ba ※以下“ヒーセ”)と菊地英昭(Gt ※以下“エマ”)が花道へと歩み出た。
「もう何も細かいことは言わなくていいや。最高の夜にしたいと思います!」という吉井の言葉から、大小LEDスクリーンを組み合わせたダイナミックの映像と共にエネルギッシュなグルーヴが躍動した「Balloon Balloon」へ。歓声や合唱は禁止だったが、声ではなく、体で答えるコール&レスポンスで会場を温めた「Tactics」で湧かせると、「球根」では、エマが弾くギターに呼応するように赤い閃光がうごめき、生命力に満ちた演出で会場を魅了した。
◆ 21世紀のTHE YELLOW MONKEY
中盤、花道をわたり、センターステージへと移動した。「ここからは我々4人で30周年の歩みを奏でたいと思います」と伝え、360°を客席に囲まれたステージで、繊細な光がドームに美しい幾何学模様を描いた「花吹雪」を届けた。
吉井がタンバリンを叩きながら軽やかに歌った「SLEEPLESS IMAGINATION」、真っ赤な照明が怪しげにステージを染めた「BURN」へと、エネルギッシュな楽曲が連発すると、客席のお客さんは思い思いに体を動かし、会場は熱気に包まれていった。4人を円錐形の光が囲んだ名曲「JAM」では、事前に「Sing Loud! あなたの声を、会場へ、メンバーへ。」と題した企画で募集していたお客さんの歌声が会場に流れた。たとえ声を出せないライブでも、ファンと共にひとつの楽曲を完成させた瞬間は、「お客さんと一緒にライブを作り上げる」という理想を追求し続けるTHE YELLOW MONKEYがこの状況下に提示したひとつの答えだった。
再びメインステージに戻り、スクリーンに星空を映し出した幻想的な景色のなかで届けた「メロメ」から、パワフルな演奏と共に特効が炸裂した「天道虫」へ。かつてバンドの終末を歌った「メロメ」から、新たなバンドの決意を感じさせた「天道虫」へつないだ流れは、一度は解散を選んだ20世紀のTHE YELLOW MONKEYが残した悲しみの思い出を、21世紀のTHE YELLOW MONKEYが塗り替えるような演出だった。菊地英二(Dr ※以下“アニー”)のドラムを皮切りにメンバーの演奏がシャープに重なった「パンチドランカー」から、さらにライブの熱狂が加速する。「今回の東京ドームは本来の俺たちが望むべきかたちじゃないかもしれないけど、もうイエローモンキーの勲章として、自分の歴史に刻もうと思います」と吉井。「40周年、50周年も、ここで絶対やらせてもらいたいなと思っています」と言うと、「Sing Loud!」企画で事前に集めた歌声と共に届けた「バラ色の日々」で、お客さんが一斉にタオルを掲げた。
「SUCK OF LIFE」では、吉井がマスクをしてエマにキスをするという、この状況ならではのパフォーマンスでも湧かせると、「パール」ではレーザーの光が縦横無尽に飛び交った。本編のラストは、ドームツアーのための新曲として完成させた温かいナンバー「未来はみないで」。眩い光が会場を包み込み、“好きな歌を一緒に歌わないか?”と語りかけるフレーズが、イレギュラーな東京ドーム公演のラストを優しく締めくくった。
◆ 今後開催予定の「30th Anniversary LIVE」にも注目
再び4人がステージに登場すると、本編の熱量がまったく衰えないまま「楽園」からアンコールへ。息つく暇もなくはじまった「ALRIGHT」では、曲中のメンバー紹介で、お互いに「30周年おめでとう!」と祝いの言葉をかけ合った。ステージに炎が吹き上がり、バンド名をかたどった巨大な電飾が登場した「悲しきASIAN BOY」を経て、ラストは「プライマル。」。アニーが叩き出す軽やかなビートにのせて、お客さんが腕に装着したリストバンド型フリフラがリズミカルに点灯するなか、演奏の終わりと同時に花火が上がり、ライブは終演。大きな拍手に見送られながら、吉井は「またやるぞ!」という言葉を残して、ステージをあとにした。
なお、THE YELLOW MONKEYは、2020年2月3日に、30周年を記念した、20年ぶりとなるライブ・アルバムをリリースする。2019年12月28のナゴヤドーム、2月11日の京セラドーム大阪、11月3日の東京ドーム公演から、ファン投票をもとに収録曲がセレクトされる。終了した「メカラ ウロコ」が一夜限り復活したようなナゴヤドーム公演では、「“I”」や「シルクスカーフに帽子のマダム」といった隠れた名曲が披露され、京セラドーム公演では、序盤から「FINE FINE FINE」や「MOONLIGHT DRIVE」といった骨太なロックンロールを畳みかけて、ドームをライブハウスのような空間に変えた。30年間の集大成として位置付けられたドームツアー3公演から厳選されるライブ・アルバムは、最新のTHE YELLOW MONKEYをパッケージする30周年の決定盤となるだろう。
THE YELLOW MONKEYの「30th Anniversary LIVE」は、この後、11月7日の横浜アリーナ、12月7日の国立代々木競技場第一体育館、12月28日の日本武道館公演が決定している。
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Bring Me The Horizonの最新EP『POST HUMAN:SURVIVAL HORROR』がついに解禁!BABYMETALとのコラボ曲など、激烈サウンドが鳴り響く32分。
10月30日、Bring Me The Horizonの最新EP『POST HUMAN:SURVIVAL HORROR』がついに解禁された。
Bring Me The Horizonは、日本でも非常に人気の高いロックバンドだ。昨年には、人気音楽フェス・SUMMER SONICへの出演や、さらには単独公演の開催を果たしている。そして、さらにBABYMETAL主催の「METAL GALAXY TOUR」にもオープニングアクトとして出演していた。
2019年は、彼らを日本で見る機会が非常に多く与えられた。今でもそれはとても幸福なことであったと思う。何と言っても彼らはなかなか来日しないバンドだったのである。
最初に、SUMMER SONICへの出演が2019年2月ごろに発表された時には筆者も大変驚いた。来日するという記事が流れるだけで、人の心を揺さぶることができるバンドなのだ。
そんなBring Me The Horizonの新譜、もちろん筆者も注目していたし、日本でも多くの人が楽しみにしていたことだろう。
事前に発表されていたこととして、最新EPにはBABYMETALとのコラボ曲が収録されるということがあった。その曲の名は『Kingslayer』。
このコラボ曲もさることながら、今回のEP全体として、彼らが再びラウドサウンドに戻ってきたことに嬉しく思う。昨年にリリースされたフルアルバム『amo』では、それまでのスタイルを完全に捨てた新しい形での、Bring Me The Horizonとしてのサウンドがあった。
完成度は確かに高いのだが、前から彼らを知るファンとしては物足りなくもあっただろう。
そんなファンにとってみれば、今回のEP『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』における楽曲の方向性の原点回帰は、非常にポジティブな報せであった。
◆ 今の彼らは第2章、それとも3章まできているのか、今後のバンドの方向性も全く予測不可能。
さて、Bring Me The Horizonというバンドについてここまで取り上げてきたが、彼らは今どの様なフェーズにあって、今後どの様なスタイルを取っていくのだろうか。
これに関しては全くの予想が付かないとも言える。
当初はデスコア・デスメタルとしての色が濃くあったBring Me The Horizonは、近代的なラウドサウンド、ストリングスなどを取り入れたハイブリッドな形でのバンドサウンドを求めた。
そして、フルアルバム『amo』で、もはやロックサウンドをも彼らは捨てた。このままバンドとしての体裁も保たれなくなっていくのだろうか...という注目もあった中で、彼らは最新EP『POST HUMAN:SURVIVAL HORROR』で、再びラウドサウンドを取り戻した。本でいうと何章目で、起承転結で言うとどれに当たるのか、それもまた不明瞭だ。そういったところが、 Bring Me The Horizonの魅力なのかもしれない。
今後、彼らが何をしでかすかは本当に分からない。これでまたデスコアをやり始めたとしたら、きっと驚くだろうが、ファンは歓迎することだろう。
実質、Bring Me The Horizonは何をやっても許される地位を手にしていると言えるだろう。今後も注目だ。
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大抜擢!2020年の紅白歌合戦司会は、白組・大泉洋、紅組・二階堂ふみ!年末の目玉番組に注目…
2020年もいよいよ11月を迎えた。
ここ数日でも冷え込む日が増えてきて、一気に冬の到来を感じさせるような気候ともなっている。こういった日々が訪れると、年末が近づいていることもまた実感させられる。
何と言っても、今年は新型コロナウイルスに象徴付けられた一年であり、全体的に空白感が満ちている。
そんな2020年であったが、年を跨いでいきなりこの新型コロナウイルスの感染が収束する訳でも無く、まだまだ長い戦いとなることが予想される。それは日本においてもそうなのだが、もっと深刻なのは日本の海の向こうの国である。
世界で最多の感染者を出したアメリカ、再度ロックダウンの決定が相次ぐ欧州地域など、苦しんでいる国はまだまだ多数存在する。この様な各国の状況について、日々のニュースで目にしない日はない。心より1日も早い事態の収束を願うばかりである。
さて、日本に視点を戻すと、年末と言えばやはり紅白歌合戦の存在が欠かせない。今年ももちろん紅白は開催され、多くの人の楽しみとなっている。
先日には、今年の紅白の司会を担当する人物の発表された。長きに活躍し、2020年の顔的存在でもあった人物の起用という、素晴らしいキャスティングが発表されている。
◆ 朝ドラ『エール』の主演を務めた・二階堂ふみ。「水曜どうでしょう」など、バラエティ性に満ちた・大泉洋の大抜擢。
2020年の紅白歌合戦。
まず総合司会は、4年連続で「ウッチャンナンチャン」の内村光良が務める。もはや彼は、紅白歌合戦の顔となりつつある。
そして、まず、紅組の司会は二階堂ふみが務める。彼女はNHK連続テレビ小説『エール』にて、古山音を演じ、国民の朝の顔となった。まさに2020年は彼女にとって、飛躍の年であることだろう。
そして白組の司会は、大泉洋が務める。深夜番組「水曜どうでしょう」など、人気番組でメインキャラクターを務めるなど、バラエティ性にも富んだ人物である。紅白歌合戦の空気感にどうやって彼の色が溶け込んでくるか、見る側としても非常に楽しみである。
司会の次には、やはり出演アーティストに関しても注目が集まる。国民的音楽番組であり、年末の恒例として確固たるアイデンティティを持っているこの紅白歌合戦。歴史を重ねるごとにその紅白のあり方も変わってきて、出演アーティストの色もだいぶ変わってきているようだ。
保守的な面も時としてありながら、若者を中心に支持を集めるような新興アーティストの出演もあったりと、リベラルな面も窺えるのが紅白は面白い。
最も、毎年の会場での観覧者の方の多くは高齢層であるという印象が強い。反対に、若い世代にとっては、紅白は家のテレビで見るものという捉え方の方が中心的である。
今後の紅白のあり方も、きっと変わってくるだろう。日本の由緒ある音楽番組の変遷についても、楽しみながら今後も注目していきたい。
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山本彩、コロナ渦で開催された無観客ツアーが映像化!12月23日リリース決定
シンガーソングライターの山本彩が、12月23日(水)にLIVE Blu-ray&DVD『山本彩 LIVE TOUR 2020〜α〜』をリリースすることが決定した。
8月28日に、渋谷LINE CUBEにて無観客での開催となった「山本彩 LIVE TOUR 2020〜α〜」のファイナル公演が映像化されている。
楽曲としては、モスバーガーのCMソングとして話題となった「愛なんていらない」を含む、全20曲を完全収録している。
初回限定版には、今年3月に行われたYouTube premium LIVE&ドキュメンタリーが、FC限定盤にはツアーメイキングやライブ音源CD、特大フォトブックが入った豪華BOXとなっている。
◆ 2021年1月より、ファンクラブツアーも開催決定
また、LIVE DVD&Blu-rayのリリースと同時に、ファンクラブツアー「SAYAKA YAMAMOTO CUE 2021」の開催も発表された。
2021年1月から2月にかけて福岡、大阪、東京にて開催が予定されており、ツアーの詳細は追ってアナウンスされるとのことだ。
山本は開催中だった「山本彩 LIVE TOUR 2020〜α〜」が、新型コロナウイルス感染症の流行により、全公演を中止したばかりだ。この為、ファンにとっては、久しぶりとなる直接会えるライブでもあり、一層の盛り上がりが期待されている。
収録内容:
1.イチリンソウ
2.棘
3.喝采
4.unreachable
5.雪恋
6.君とフィルムカメラ
7.Homeward
8.feel the night
9.stay free
10.instrumental
11.サードマン
12.追憶の光
13.月影
14.TRUE BLUE
15.Weeeekend☆
16.Let's go crazy
17.レインボーローズ
18.Larimar
―アンコール―
1.JOKER
2.愛なんていらない(新曲)
3.Are you ready?
また、山本彩の公式YouTubeにて、無観客生配信ライブのダイジェスト映像も公開中である。気になる方は要チェックだ。
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プロ野球チーム 横浜DeNAベイスターズのコロナ禍での実験的な試みとは…
止まらない新型コロナウイルスの感染者の増加。
ここ最近のニュースでは、日毎の東京都内の感染者は100人を超えるか超えないか、その辺りのラインを右往左往としている印象がある。緊急事態宣言中と比べて、自粛ムードというものも取り払われつつある中、実態として新型コロナウイルスに関する問題は解決されている訳ではない。
日常において、例えば、街に出て何かのお店に入るときも、アルコールスプレーによる除菌や検温というステップが求められる。
また、街ではほとんどの人がマスクをしている。逆に、マスクをしていない人の方が目立つ程である。これだけを見ても、コロナ禍において、以前は当たり前でなかったことが当たり前となっている現状がある。
音楽関連で見ても、オンラインライブが当たり前のものになったということの意味合いは強い。新型コロナの感染が始まった当初の頃は、オンラインライブというのも珍しがられていた印象があるが、今ではスタンダードとなりつつある。
だが、これから先もずっとオンラインライブがスタンダートという訳にはいかないだろう。あくまでオンラインライブは、必要とされる背景があって一時的に誕生したものであり、それが従来のものと取って代わるという性質のものでは無い様に思う。
また、オンラインライブが完全に既存のリアルライブに取って代わることを望んでいる人は、そう多くないだろう。やはり私たちがイベントやライブというものを楽しむに当たって、実際にイベント会場に赴くという楽しさや非日常感というものは欠かせない。
しかし、上述した様に、今は完全にオンラインライブが一般的となりつつある。機を見て開催されているリアルライブも、いずれもが限定的な形をとっての開催となっている。
では、一体私たちは、いつから以前の様にイベントを楽しむことができるのだろうか...?
この問いに、あるプロ野球チームが答えようとしくれている。本稿ではそれについて、取り上げてみたい。
◆ 横浜DeNAベイスターズは、実験的に試合会場での動員を増加、最大100%の動員も?
今後のイベント開催に関して、あるプロ野球球団がその道しるべとなろうとしている。
それは、横浜DeNAベイスターズだ。当チームは10/31~11/1に、本拠地である横浜スタジアムで開催された対阪神タイガースの3連戦において、ある実験を行なっていた。
それは、チームがNECやLINEなどの企業や、神奈川県など自治体と協力をして、新型コロナの感染対策をした上で、試合には満員近い動員を果たすという実験であった。
結果として、3連戦の最終日には2万7,850人が来場したという。これは定員に到達する数字ではないものの、実に可能動員人数の86%に値する数字であったと言う。この実験からも、現段階では、万全の対策を行った上での開催であれば、今までよりかなり大きい数の動員ができることが理解できる。ただ、これには、この実験における環境の要因も絡んでくるだろう。
まず、横浜スタジアムは屋根のない屋外型の会場であるということだ。例えば東京ドームなどの屋内での会場となれば、それはスタジアムとは異なる。それよりもっと違う形での対策を講じた上での開催が必要となるかも知れない。
また、そもそも全体的にコロナの感染状況が落ち着いている日本での実験というのも、根本的に念頭に置いておかねばならない条件だ。
この横浜スタジアムは、本来ならば2020年の東京オリンピックに置いて使用される予定であった会場だ。大会自体は来年への延期が決定したが、横浜スタジアムも同じく来年も会場として使用される予定である。当然のことだが、オリンピックとなれば世界各国からあらゆる人が集まってくることになる。外国人を動員した上で、日本人だけを対象として行った実験が通用するであろうか。
それは100%ではないはずである。
感染状況からは脱却の道を進みつつあるが、今後の動きはもっと重要となりそうである。
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YOASOBI『夜に駆ける』1億回再生突破! 異例の急スピードで大ヒットした裏に隠された秘密とは?
小説を音楽にするユニット・YOASOBI(よあそび)。コンポーザー・Ayaseとボーカル・ikuraの2人組だ。
今やJ-POPシーンで知らない人はいないのではないかという位に、2020年最もヒットしたアーティストだと言えよう。
YOASOBIの代表曲とも言える『夜に駆ける』は、MV公開から11ヶ月で1億回再生を突破するという異例の急スピードの飛躍であ利、デビュー曲でこれほどヒットするのは前代未聞と言っても過言ではないだろう。
まさに、Ayase、ikura、YOASOBIチーム、スタッフ、映像を制作した藍にいな氏、そして支えてくれるファンの皆で掴んだ“1億回再生”という達成と言えるだろうか。
Billboard JAPAN総合ソング・チャートでは、数週間連続で総合首位を獲得など記録を残し話題を呼んでいる。
YOASOBIのコンポーザー・Ayaseは、元々ボカロPとして活動しており中高生のファンが多かった。そのことからも、特に、YOASOBIは若年層のファンが多いように思われる。
自身のボーカロイド楽曲のセルフカバーにも定評があり、人気楽曲『幽霊東京(self cover ver.)』は現在再生回数850万回を突破している。また、2019年4月に公開した自身の楽曲『ラストリゾート(初音ミクボーカル)』は、現在765万回再生と、ボーカロイド・セルフカバーともに絶大な支持を獲得していることが分かる。
ボーカル・ikuraは元々ソロのシンガーソングライターとして活動していた(ソロ名義は幾田りら)。また、アコースティック・セッションユニットである「ぷらそにか」のメンバーとしても活動している。
そんな2人の出会いだが、ボーカル・ikuraのインスタグラムを発見し、ikuraの歌を聴いて声をかけたのが2人のそもそもの出会いであると言い、そこからYOASOBIは生まれた。
◆ YOASOBIの楽曲制作について
彼らの楽曲制作方法は、小説の投稿サイト「monogatary.com」のコンクールで大賞に輝いた物語を楽曲化する、という他には見ない非常にユニークな制作方法である。
大ヒット曲『夜に駆ける』は、小説「タナトスの誘惑」(星野舞夜・著)が原作になっている。
具体的な制作方法としては、小説内の“キーワード”をひろって、Ayaseが自分の考えた文章に当てはめていくということをしている。
例えば、小説内で「フェンスの外側に、虚ろな目をした彼女が立っているのを見つけた。」という文章は、歌詞では「日が沈み出した空と君の姿 フェンス越しに重なっていた」と書かれている。ストーリーに沿って曲を作っていくため、いわゆる“シンクロ率”のようなものは100%再現できていると思われる、とAyaseは語っていた。
また、YOASOBIの特徴として挙げられるのがボーカルikuraの透明感のある歌声である。
以前インタビューで、ikuraは「どんな声で主人公が、どんな思いでっていうことまで考えて声を出すようにはしている」と答えた。音楽チャンネル【THE FIRST TAKE】(今音楽ファンの間で話題のボーカル一発撮り企画)で披露した『夜に駆ける/THE HOME TAKEver.』は、公開5ヶ月で再生回数約6050万回突破とボーカル音源も非常に高評価を得ている。
「小説を音楽にする」というコンセプトは有りそうで無さそうなものである。原作は“骨組み”であり、そこにAyaseの作る楽曲にikuraの歌が装飾され1つの作品と成るとでも言えるだろうか。
さらに、YOASOBIの他の楽曲に関して、『あの夢をなぞって』は青春恋愛ソングであり、原作「夢の雫と星の花」ではSF要素も含んでいる。
『ハルジオン』は個人的にYOASOBIの楽曲の中でも一番好きだ。POPでキャッチーな映像と軽快なコードに乗せて彼と別れて前向きに進む女の子の姿が描かれている。ちなみに、ハルジオンの花言葉は「追想の愛」(追想:過去を思い出してしのぶこと)である。
『たぶん』はいわば未練のある恋愛ソングである。主人公の葛藤する思いや自問自答を続ける姿を描いている。加えて、『群青』は、漫画「ブルーピリオド」にインスパイアされた心震わせる応援ソングだ。
ストリーミングでも1億5000万回再生を突破と、各種配信チャートでも首位を席巻し、全世界各国のバイラルチャートにもランクインを果たしたYOASOBI。「MTV VMAJ 2020」にて『夜に駆ける』が、年間の最優秀楽曲「Song of the Year」を受賞とその勢いは止まらない。
2021年1月6日には1stEPもリリースするということで、今後のYOASOBIの活躍にますます目が離せない。
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KOHHの現役最後のアルバム?『worst』衝撃的な出来事の数々、ラッパーとしての活動は終了か…
日本のラッパー・KOHH(コー)。
実に衝撃的なことだが、彼は最後のアルバム『worst』をもってラッパーとしての活動を引退することを表明している。
これまで宇多田ヒカル、ONE OK ROCKのTakaなど、国内の代表的なアーティストとのコラボも果たして来たKOHH。国内だけではない、海外ではFrank Oceanなどともコラボを果たしており、国内外で確かな評価を集めるアーティストである。
そんなKOHHだが、最近ではコロナ禍ながら、会場を満員にしてのライブを行なっていたことも話題となった。彼のファンも相当熱狂的なものがあり、ライブにおいても、客が自らのスマートフォンを掲げ、熱唱しながらKOHHを撮影している姿が印象的だ。
今なお、確かな人気を誇っているKOHHだけに、突然引退を表明したことには大変衝撃的であった。
だが、それも含めてKOHHらしいとも言える。
今後、日本のヒップホップシーンにおいてKOHHは伝説的な存在として影響力を持ち続けるだろう。ヒップホップシーンだけに止まらず、上述した様なメジャーシーンでも活躍するビッグアーティストともコラボした実力がありながら、自らの選択でアーティスト活動を短命に終わらせた人物として、異端な例ではあるが記憶に止まることだろう。
勿論、これからはKOHHでは無く、彼の本名である千葉雄喜について注目することになる。
◆ KOHHのまっすぐなかっこよさ、素朴に富を求め、男らしさでファンを魅了させたエンターテイナー。
KOHHは男らしさに溢れている。
ヒップホップアーティストとして、彼は真っ直ぐであり続けたように感じる。彼のビジュアルの特徴であるタトゥーも去ることながら、外見的には勿論のこと、中身も正真正銘のヒップホップアーティストであったという印象だ。決して周囲に媚びる訳では無いのだ。
しかし、自らの実力で周囲からの評価を得ることにより、宇多田ヒカルやFrank Oceanなどのようなビッグアーティストとのコラボも果たしてきたこと等、成功者としての格好良さが随所に窺えることが最大の魅力なのではないかと筆者は考えるのである。
その音楽的な実力は、リスナーとして彼の楽曲を聴けば伝わって来るものがあり、楽曲の勢いだけでは無く、等身大のKOHHという人間性や価値観、リリックに言葉として表現された考え方が楽曲として感じ取れるのだ。
今後、彼はどの様な方向性で活動して行くのかは分からないが、彼ならばどんなことでもやり遂げてもしまいそうに感じるのは思い違いではないはずだ。
KOHHとして最後の集大成となったアルバム『worst』。
こちらもまた、忖度なしでKOHHの等身大が映し出されている。要チェックだ。
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ラッパー ZORNが2020年1月、日本武道館でのワンマン公演を開催へ!
また1人、日本のヒップホップアーティストが大舞台に挑戦するようだ。
日本のラッパー・ZORN(ゾーン)は、2021年1月24日に自身初の、日本武道館公演を開催することを発表した。それも、ワンマンでの開催である。公演のタイトルは『My Life at 日本武道館』とのことだ。
まさに自身の人生をかけて、この武道館を追いかけて来たことが窺える。
彼の盟友であるラッパー・般若。彼は昨年、日本武道館での公演を果たした。その姿を見て、ZORN自身も影響を受け、さらに武道館への思いが高まったようである。
そんな彼が来年1月、1つの夢を果たすことになる。こういったストーリー性があるのも非常に面白くて、応援したくなるような気分にさせられる。
ZORN自身は二児の父であり、日常の生活においては仕事と家事を両立するという謂わば一般的な生活をしているようだ。そんな家庭的な彼が、"日本武道館" という日常とはかけ離れた大舞台でライブを行うこと自体も、純粋に凄い話である。
日本のヒップホップシーンの中で、キャリア的に見れば中堅の位置にあるZORNだが、今後の躍進に関しても非常に注目である。
◆ 日本においてヒップホップの存在感とは?商業的ヒップホップの成功例もある一方、やはりアングラさが強い。
ところで、日本においてヒップホップというものはどの様な存在だろうか。
例えば、これまで日本武道館でのライブを開催したヒップホップ系のアーティストは、最近で言えばBAD HOP、SKY-HI、KREVAなどが挙げられる。そこから少し遡れば、RIP SLYMEの2002年のライブや、他にはRHYMESTERなどが代表的だ。
実際、昨今でもヒップホップシーンは盛り上がっていて、若者を中心に支持を集めている。数ある音楽ジャンルの中でも主要なジャンルと言える。
それでも、これまで日本武道館でライブを行った経験のあるヒップホップアーティストは比較的少ないと考えられる。これにはある種、ヒップホップという音楽そのものの特性が関わっているかも知れない。
元々、ヒップホップという音楽は、アメリカの西海岸等の黒人コミュニティを中心とする地域から生まれてきたものだ。日本において、ヒップホップのルーツというものは無く、海の向こうから伝わってきたエッセンスを音楽として形にしたものとも言える。
そして、そのヒップホップという音楽は、元来商業的なものでは無く、アンダーグラウンドなものであった。自身の内に秘める不満や苦境などを鋭い言葉でさらけ出し、それをリリックとしてビートに乗せて音楽にする。今でこそヒップホップというジャンルは、多少はファッション性の高いものともなりつつあるが、厳密にはそういった起源があるのだ。
日本においてのヒップホップはどうだろうか。ヒップホップという1つのジャンルを取っても千差万別なのが特徴的で、それこそヒップホップから大きく派生させた "商業的ヒップホップ" とも言える作品も数多く存在する。例えば、「ヒプノシスマイク」も大ヒットを記録したが、あれもヒップホップを1つの題材としている。
その一方で、ただ売れることを目的とする訳では無い、自己欲求の実現のためにアーティスト活動をしている人も多くいる。「SoundCloud」などにアップロードされている楽曲を覗いてみるとその状況は良く分かる。
ZORNも謂わば、自己実現を果たしたアーティストの1人と言えるが、加えて、商業的にも成功した素晴らしい実績を残したところに凄さがあるのでは無いだろうか。
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The Weekendの伝説の1曲…6年前にリリースも配信中止となった『King Of The Fall』が現在公開中
The Weekendの伝説の1曲...6年前にリリースも配信中止となった『King Of The Fall』が現在公開中
今や世界的アーティストとなった The Weekend(ザ・ウィークエンド)。 R&Bと言えば、昨今では直ぐに彼のことが想起される。また、それだけでなく、The Weekendは自身の音楽において、既存のR&Bをベースとしつつも楽曲の形式を新しいカタチに派生させている。 その様な意味で、まさに ”新しいR&B" のファウンダーである。 The Weekendは、自分の手で "The Weekend” というジャンルを作り上げたのだといっても良い。 確かに彼の音楽は、どこか新鮮なのである。グルーブやサウンドは確かにR&Bなのだが、楽曲の雰囲気から来るものなのか....それだけでは無い不思議な気持ちにさせられる。シンセサイザー・ビートミュージック・テクノ等、あらゆる音楽を取り込んでいるからか、The Weekendが作り上げるR&Bはどこか未来的である。 それは、彼の最新アルバム『After Hours』を聴いても分かる。 特に『After Hours』は未来感があるアルバムかも知れない。R&Bならではのアダルトさも感じさせつつも、SFの様な壮大な世界観も描き出している。要チェックの1作だ。 そして、本稿で最も大きくThe Weekendについて取り上げたいのは、彼が6年前にリリースした『King Of The Wall』についてである。人気俳優・伊藤健太郎が交通事故…ひき逃げの疑いも。今後のテレビ復帰は可能か?
10月29日、つい数日前のこと、エンタメ業界に大きなニュースが報じられた。
それは、人気俳優・伊藤健太郎が交通事故を起こし、ひき逃げの疑いによって逮捕されたというニュースであった。人気タイトル『今日から俺は!!』などでは主演を務め、テレビなどメディアへの露出も非常に多かった人気俳優だけに、世間は驚きを隠せない様子であった。
このニュースに関しては、筆者自身も大変驚いた。
上述した『今日から俺は!!』に関しても、テレビドラマでの成功を果たし、映画化にもなり大ヒットを果たした作品だ。興行収入的にも大きなお金を動かしたということで、ビジネス面に見ても伊藤健太郎という俳優の存在感は大きく、各方面のCMなど、広告への起用も目立っていた。
そんな、まさに波に乗っていた伊藤健太郎であるが、残念ながら今回の事故で状況は一気に変わってしまうことになる。広告への起用も多いという彼の場合、今回のような不祥事を起こしてしまった場合には、各スポンサー企業などに賠償金を払う必要がある。
これは厳しい現実だが、ケジメという意味では当然のこととなる。
広告主にとっては、自分たちが世に発信する広告に起用する人物は、まさにイメージキャラクターという重要な要素を占めることになる。そんなメインキャラクターが不祥事を起こしてしまえば、その人物を広告に起用するスポンサー企業の印象も連鎖的に悪くなる。
当然、これまで放送されていたCMなど、世に出されていた広告はお蔵入りとなる。また、今後リリース予定の新しい広告も、打ち切りとなってしまう場合がある。
今回の1つの事故によって損害を受ける人は、想像より多くいることだろう。
そして何よりは、事故に遭われた方の身体の無事を祈るばかりである。
◆ 華やかなようで、実は生きづらい職業?伊藤健太郎の今後のテレビ復帰は可能か・・・。
タレントや、俳優という職業は、いわば世間から見れば憧れの存在であり、羨まれるような存在である。
テレビなどマスメディアへの出演、または、バラエティ番組などへの出演を果たしている大物芸能人は、やはり経済面でも庶民とはかけ離れた生活をしているし、芸能人としてのアイデンティも持っており、実にキラキラした存在だ。
確かに、マスメディアへ出演するような芸能界の人物は、選び抜かれて活躍している経緯を持っているし、誰もが成ることができるような存在ではない。羨ましいと思われるのも、当然のことである。
しかし、今回のような事故を起こし、それに関して連日報道されている様子を見ると、なかなか生き辛い職業だとも感じさせられる。
上述したが、不祥事を起こせばあらゆる関係者に賠償金として、多額の金額を払わなければならない。その額は、彼レベルの人物ならゆうに億を超える額となるだろう。金銭的負担も大きいだけでなく、彼が所属する事務所など多くの関係者が苦しんでしまうことになる。
ましてや、今みんなが苦しんでいるコロナ禍においてである。
また、事故を起こしたことにより求められる償いは、お金を払えば済む話でもないのが実情だ。すでに伊藤健太郎は30日、釈放されており、大勢の記者の前で謝罪をする姿が報道されている。この事故によって、彼は信用という何より大事なものを失ってしまった。それは崩れてしまえば一瞬、また手に入れるには小さな積み重ねをしなければならない。関係者だけでなく、多くのファンが悲しんだのも事実だ。
今後の彼の芸能界復帰、及びはメディアへの出演復帰に関しては未だ分からない状況であり、なかなかに不透明なものがある。
これまで芸能界を盛り上げてきた実績があるという意味では、彼の復帰を望んでいる人はきっと多いはずだ。
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メディア運営:Evening Music Records株式会社
秦基博。最新アルバム「コペルニクス」のリリースに伴う、無観客ライブを11月19日より開催決定!
秦基博が、無観客ライブ「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020-コペルニクス-」を11月19日に開催することが決定した。
全国ツアー「HATA MOTOHIRO CONCERT TOUR 2020 -コペルニクス-」は、昨年12月に最新アルバム「コペルニクス」のリリースに伴い、今年3月から5月に開催予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、延期し開催準備を進めるも、行先の見えない状況にあるとし、観客やスタッフの安全を考え、全公演中止を発表していた。
今回の無観客ライブ配信は、それに代わっての実施となる。全国ツアー開催とならなかったものの、「コペルニクス」の世界観を届けたいという秦の強い気持ちが形となって、今回のライブ実施が決定した。
今回のライブ映像監督は、番場秀一が務める。ミュージックビデオで秦と番場が組んだことはあるが、ライブは初となる。
◆ 無観客ライブ配信に伴いグッズ販売
自主レーベル「HOBBYLESS RECORDS」から、アルバム「コペルニクス」のアナログLP盤のリリースも決定した。
初回プレス分は、ジャケット表面に秦の直筆サインを入れてお届けされる予定だ。それに加え、Augusta Family Clubオリジナル特典とし、HOBBYLESS RECORDSトートバックがプレゼントされる。予約は2回に分けられており、10月26日からと、11月20日からであり、予定数に達成し次第終了とされている。
さらに、オールインワン・アナログ・レコードプレイヤー「Vinyl Motion」と、天然木パネル・高級感のあるブラック仕上げの2色展開のステレオスピーカー搭載オールインワンUSBレコードプレイヤー「Max LP」が発売開始されている。当初ツアー会場で販売を予定していた、恒例のラッキーアイテムア(ランダムグッズ)は、オフィシャルサイトにてレコードと共に販売を開始している。
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