THE1975、世界を代表するロックバンドとしてあるべき姿とは
2010年代から2020年代を代表するロックバンドとして、著者がまず最初に挙げるバンドは間違いなくTHE1975だ。日本でもサマーソニック2022のヘッドライナーとしてステージに出演し、翌年に行われた自身最大規模のジャパンツアーは全公演ソールドアウトとなった。
ロックの衰退期と言われ、ニルヴァーナやオアシスといった絶対的なロックバンドをリアルタイムで体感することがなかった今の若い世代にとって、THE1975はそんな重要な役目を担うロックバンドである。
そんな現代のロックシーンの象徴とも言えるTHE1975の魅力に迫っていきたいと思う。
アルバムごとに変化し続けるコンセプト
THE1975は2013年にデビューアルバム『THE1975』でデビューし、いきなり全英チャート1位を記録すると、その後の全アルバム作品が5枚連続で全英チャート1位を記録し、セカンドアルバム『I like It when you sleep,for you are so beautiful yet so unaware it(君が寝ている姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気づいていないから。)』では全米&全英チャート両方で1位を記録している。 そんな現代のロックシーンになくてはならない存在となったTHE1975の最大の魅力は、「コンセプトの変化」だ。それは音楽面だけにとどまらず、ヴィジュアル面においても変化していくのがとてもおもしろいところだ。 しかし筆者自身、バンドのコンセプトチェンジは非常に難易度が高いものだと感じている。なぜなら、それはバンドの芯となるもののブレが生じて、リスナーとの間にも乖離が生まれやすくなるからだ。 THE1975にそのような現象はまず起きることがない。 その理由は、彼らが取り入れるジャンル的要素が最大限に活かされているからだ。 THE1975の楽曲はパンクやポストロック、オルタナティブ、R&B、エレクトロ、シューゲイザー、ダンスミュージックといった多種多様なジャンルで構成されている。そしてこれらから選択したジャンルを徹底的に突き詰めることにより、中途半端なサウンドになることなくバンドのグルーヴに大きく作用し、ポップミュージックへと昇華される。それによりリスナーたちが違和感なく彼らの音楽を受け入れることができるのだ。 言ってしまえば、THE1975はロックバンドとしての存在意義を失う寸前のラインを保っているバンドでもあり、最も自由なバンドでもあるということだ。メッセージ性を帯びた楽曲
THE1975のもう一つの魅力は、様々な問題に触れながら「愛」や「希望」を歌う両立性を感じさせる歌詞だ。 戦争や政治問題、貧困、差別を痛烈に批判すると同時に、彼らの「願い」を綴った『Love It If We Made It』や、自殺行為についてに共感し寄り添いながらも「でも死んじゃだめだ!」と歌った『I Always Wanna Die (Sometimes)』など、現代の世界が抱える問題に対して言及しながらも「愛」や「希望」を内在させた歌詞が、多くの人々を惹きつけるのだ。 そして筆者は、彼らがザ・ドアーズやU2、セックス・ピストルズのように本来のあるべきロックバンドの姿を体現しているように思う。マシュー・ヒーリーのフロントマンとしての立ち位置
若者から絶大な支持を得ているTHE1975だが、その人気の理由の一つとして、圧倒的なライブパフォーマンスが挙げられる。 特にTHE1975のフロントマンでもあるボーカルのマシュー・ヒーリーのパフォーマンスは圧巻だ。ライブ中に飲酒、喫煙はお決まりのことだが、それだけで終わらないところが彼の魅力である。 マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる華麗なダンスから、人間の本能を感じさせるほど激しく暴れ回るパフォーマンスまで非常に振り幅が大きく、そんなスマートでもありエネルギッシュでもあるライブパフォーマンスに、多くの若者が魅了されるのだ。6枚目のニューアルバム?
2022年にリリースされた最高傑作『Being Funny In A Foreign Anguage(外国語での言葉遊び)』から2年が経ち、今年3月に完走したライブツアーを最後に、ライブ活動の無期限休止を発表したがTHE1975だが、今年10月にヴォン・イヴェールやジョージなどの楽曲制作を手がけた音楽プロデューサー・ジムイースタックが自身のインスタグラムにTHE1975との共同制作を匂わすストーリーを投稿し、ファンの間で「6枚目のアルバムが出るのか?!」と大きな話題となった。 きっともう彼らの新しい旅路は始まっているのだろう。 次のTHE1975は、どのような姿をしており、どのような音楽を掻き鳴らしているのか期待が膨らむばかりだ。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/Neil、1st Mini Albumのリリース記念に初のワンマンライブを開催!
8月7日(水)にデジタルシングル「Someday」でメジャーデビューした13歳のNeil。
12月4日(水)に発売した初のミニアルバム『HAPPY BOX』のリリースを記念して、12月12日(木)に沖縄パレット市民劇場でデビュー後初となるワンマンライブ「Neil 1st HAPPY LIVE」を開催した。
「Superstarになりたい!」Neilの渾身のパフォーマンス
冒頭は、オリジナル振り付けのかっこいいダンスナンバーからスタート。B.B.Wavesの仲間を率いて、今まであまり見ることのできなかったNeilのダンスパフォーマンス中心のステージを披露。アップテンポの楽曲に合わせてラストにはバク転も披露し、会場からは歓声があがった。 次はお馴染みのカバーパフォーマンスとなる「Runaway Baby」(Bruno Mars)で会場のボルテージは一気に上がった。MCでは「こんにちは〜Neilです!!」と元気よく挨拶。本番前は緊張して落ち着かなかった様子を話し、会場は笑いに包まれた。 その後、ミニアルバムに入っているオリジナル曲「君と」から、カバー曲を含め弾き語りを3曲披露。「君と」はNeil本人が小学5年生の時に初めて作詞作曲をした楽曲で、アルバム収録のタイミングで改めてレコーディングをし、ドラム、パーカッション、ベース、ウクレレ、ギター、キーボードの楽器レコーディングを全てNeil自身で演奏している楽曲になっている。 今回のライブではウクレレの弾き語りも加わり、Neilの魅力がたっぷり詰まった1曲になっている。他にも初めて人前で弾き語りをした思い出の楽曲、「Just The Way You Are」(Bruno Mars)と、「Thinking out Loud」(Ed Sheeran)のカバーを披露した。Neilのまっすぐな芯のある歌声が会場を包み込んだ。 トークコーナーでは、B.B. Wavesのメンバーと共にいくつかの企画を用意。画像・動画紹介では、Neilのミニアルバムの収録曲に関わるMusic Video現場や楽曲制作過程の写真などが写され、説明しながら和気藹々としたトークタイムを披露。そして、今回のワンマンライブでの目玉企画、デビュー曲「Someday」でNeilとステージに立とう!およそ30名の子供達が、ステージにあがり、Neilと一緒にステージでパフォーマンス。Neilのハイトーンホイッスルボイスに乗せて子供達とのコラボステージが実現した。 続けてオリジナル曲2曲を披露。1曲目は2ndシングルの「Won’t You Stay」をピアノ弾き語りバージョンで初披露。とても緊張しており、練習も難しかったと話すピアノ弾き語りだったが、Neilの伸びやかに響き渡る歌声はもちろん、ウクレレ、ギターだけでなくピアノの弾き語りの実力も改めて魅せることのできるステージだった。 2曲目はミニアルバム収録曲の「Still」。王道の恋愛バラードソングで、ピュアな恋愛の歌詞とNeilの透き通る歌声がマッチした1曲となっている。 次のパートでは、カバーパフォーマンスを連続で披露。「Uptown Funk(feat. Bruno Mars)」(Mark Ronson)では、B.ROXのメンバーと共に、パワフルなパフォーマンスで会場を魅了。そして、クリスマスが近づいているというタイミングで、「All I Want for Christmas Is You」(MARIAH CAREY)も披露した。 途中からサンタ帽子を被り、客席に降りてきて、ライブを見にきてくれた観客にプレゼントを配るサプライズ!バックダンサーもついて華やかで豪華なクリスマスナンバーとなった。 そして、最後はミニアルバムのリード曲「Superstar」を披露。「Superstarになりたい!」というNeilの強い想いを込めて自身で作詞した楽曲。渾身のパフォーマンスをし、大きな拍手に包まれてNeil 1st HAPPY LIVEは終了した。 今年8月にデビューしたばかりの歌・楽器・ダンスのマルチな才能を持ち、ハイトーンボイスが魅力的の13歳Neil。12月15日(日)にはタワーレコード名古屋パルコで、来週21日(土)には埼玉のララガーデン春日部、22日(日)にはイオンモール沖縄ライカムで『HAPPY BOX』のリリースイベントを開催するのでぜひNeilの歌声を聴きにきてほしい。 そして、今後の成長と活躍にもぜひ注目してほしい。 「Superstar」Music Videoリンク: https://youtu.be/zs4p-TiSEyQ「嫌々」で大注目の “HALVES” 、双子が手掛ける音楽とイラストの融合
TikTokをきっかけに注目を集め、楽曲「嫌々」がストリーミングで1,000万再生、YouTubeではMVが300万再生を超えるなど、話題を呼んでいる双子で活動中の“HALVES”。
弟・りょうまさんが手掛ける心に響く楽曲と、兄・みらいさんの描くキャラクターアニメーションが融合したMVが注目を集めている。
今回のインタビューでは、彼らの活動の背景、楽曲やMV制作へのこだわり、そしてこれからの挑戦についてお話を伺た。なぜ彼らの作品が多くの人の心を捉えるのか、その魅力に迫る。
TikTokを通じて始まった活動
「嫌々」のMVが300万回再生、Spotifyでのチャートイン、プレイリスト選出などで話題を集める一方、「ウェルテル」も100万回再生を突破するなど、公開された楽曲が次々と反響を呼んでいる。そんな彼らに、現在の心境を伺った。 __YouTubeのMVが大きな注目を集めていますが、現在の心境はいかがですか。 みらい(兄):弟の作る楽曲は素人の僕が聴いても素晴らしいものなので、楽曲が注目されたのは「やっぱりな」という感想です。そのおまけといってはなんですが、僕の手がけるMVが300万再生超えを果たし、自分のキャラクターにも注目していただけて嬉しさと驚きでいっぱいです。 りょうま(弟):まさかここまで多くの人に見られるとは思っていなかったので、驚きと嬉しさでいっぱいです。 TikTokを通じて、「迷夢」や「どうせ」をはじめとした、現在リリースされている楽曲を含む数々の動画を投稿し始め、次第に注目を集めるようになった “HALVES”。 その活動を始めたきっかけを伺った。 __TikTokの投稿を始めた理由を教えてください。 みらい(兄):弟の歌を多くの人に聴いてもらいたいという強い思いからTikTokへの投稿を始めました。その中で、2人でHALVESとして活動するため、MVのアニメーション制作を始めました。 りょうま(弟):数あるSNSの中でTikTokを選んだ理由としては、一番拡散力や影響力があると考えたからです。 二人の活動が始まった背景には、兄・みらいさんの「弟の楽曲をもっと多くの人に届けたい」という強い思いがあった。この思いをきっかけに、二人はHALVESとしての活動をスタートし、楽曲にイラストを融合させたMVを投稿し続けている。二人で作り上げる一つのMV
世界観や言葉にならない感情を楽曲へ
メッセージ性のある歌詞や、癖になる心地よいリズムやメロディが印象的なHALVESの楽曲。 そんな楽曲の制作を担当する双子の弟・りょうまさんにその背景を伺った。 __楽曲を制作するようになったきっかけは何ですか。 りょうま(弟):僕は16歳から楽曲制作を始めたのですが、自分の世界観や言葉にならない感情を表現したいと思ったのがきっかけです。 __メッセージ性のある歌詞が特徴的ですが、作詞において意識していることはありますか。 りょうま(弟):作詞は、「嫌々」や「完璧なLIFE」では言葉を並べること、「フラットアース」や「海底宇宙」では物語性を持たせることを意識したりと、曲ごとに表現の仕方を変えています。自分自身の感性を一番に、これまでにない新しさ、HALVESらしい雰囲気を大切にしています。 __その中で、最も注目を浴びた「嫌々」という楽曲では、何か意識したことはありますか。 りょうま(弟):「嫌々」の歌詞には、この世界に溢れているたくさんの嫌なことを詰め込んで、言葉を並べることを意識しました。ストーリーを意識したアニメーション
さらに、HALVESは楽曲だけでなく、ポップなキャラクターが描かれたアニメーション映像のMVも見る人を楽しませている。そんなイラストを手掛ける双子の兄・みらいさんにMV制作についてお話を伺った。 __MV制作はどのように行っているのですか。 みらい(兄):MVはiPadの「プロクリエイト」というアプリで描いたものをパソコンで編集しています。弟(りょうま)の楽曲の歌詞ではなく、曲調に焦点をあててイメージしたものを描いています。 __キャラクターの動きやストーリー性まで細かく表現されている印象を受けましたが、MV制作において意識していることはありますか。 みらい(兄):MVを作る際に意識していることは、ストーリー的な繋がりを作ることです。伏線を貼るのが好きで、よくMVを見てみると全てのMVに繋がりがあることに気づけるはずです。例えば「嫌々」の最後の方に出てきたロケットに乗ったリンゴは、「海底宇宙」で月に到着していたり。そういったキャラクターのストーリーも楽しんでもらいたいです。 __制作の際は、お二人で話し合いながら進めることが多いのですか。 みらい(兄):基本僕1人で作っています。アイデアが出ない時や感想が聞きたい時などは、りょうまと話し合っています。 歌詞の内面的な要素と、ポップなイラストが絶妙に組み合わさった彼らのMVは、多くの人に共感を呼び、同時に勇気を与えている。このような二面性について意識しているのか尋ねたところ、特に意識しているわけではないが、「双子の特権」なのかもしれないと答えてくれた。次回リリースの「誰もが死にたくなる夜に」
HALVESは現在、毎月リリースを実施し、月に一度新たなMVを公開し続けている。そんなお二人に、次回のリリース作品である12月13日配信予定の「誰もが死にたがる夜に」について、込めた想いや注目してほしいポイントを伺った。 りょうま(弟):次回配信予定の「誰もが死にたがる夜に」は、多くの人が抱える命に対する負の感情を、言葉を羅列してストレートに表現しています。この曲を聴いた人が自分の感情と向き合い、本音を曝け出し、一歩踏みとどまって前を向いてほしいと言う願いを込めています。 みらい(兄):MVでも、今までの楽曲のMVでキャラクター達が犯してきた悪事によって捕まってしまうといった伏線回収をしているので、そこも楽しみながら見ていただけたら嬉しいです。今後の挑戦
MVに寄せられたファンのコメントには、「アニメを制作してほしい」「ライブをするなら行きたい」「グッズが欲しい」といった声が多く見受けられる。そうした中、お二人に今後挑戦してみたいことを伺った。 __今後挑戦したいことはありますか。 みらい(兄):今後はグッズ展開などにも挑戦していきたいです。キャラクターのぬいぐるみや服など、様々なグッズを作りたいなと思っています。 りょうま(弟):ライブなどにも挑戦していきたいです。また、メディアに出ることを目標にしていて、特にラジオのパーソナリティを務めてみたいです。ファンの方へのメッセージ
__最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。 みらい(兄):ファンの方々には感謝で一杯です。僕ら双子のこと、特に弟(りょうま)の楽曲を好きになっていただきありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。 りょうま(弟):ファンの方々の存在は僕が音楽活動をしていくなかでの大きな支えになっています。コメントは全て読んでいて、心温かい言葉に元気付けられています。感謝で一杯です。これからも頑張ります。ODD Foot Works、唯一無二を追求した新しい音楽の可能性
井口理(King Gnu)や、AAAMYYY(Tempalay)、佐藤千亜妃、TENDREといった国内の著名アーティストから高い評価を受け、またTHE ORAL CIGARETTESが11月から開催する「THE ORAL CIGARETTES presents’’WANDER ABOUT 放浪 TOUR 2024 東海 編’’」※(延期決定)の帯同が決まっており、12月28日には、LIQUIDROOMで行われる単独公演「ODD AREA」を控えるなど、今勢いのある3人組音楽グループODD Foot Works(オド・フット・ワークス)。
唯一無二の音楽を奏でる彼らの魅力とは何か掘り下げていきたいと思う。
様々な方面で活躍するメンバーたち
多数の音楽イベントはもちろん、サマーソニック2018やフジロック2022といった国内大型フェスにも出演するなど確実にキャリアを積み上げているODD Foot Worksだが、3人のメンバー全員が卓越した敏腕ミュージシャンたちでもある。 ラッパーのPecoriは、今話題を呼んでいるNumber_iの楽曲「INZM」や「BON」の作詞を担当しており、またギターの有元キイチは音楽プロデューサーとして、歌手・三浦透子などに楽曲提供を行っている。 昨年からは本格的にソロアーティストとしての活動もはじめるなど多様な側面を持ち合わせており、ベースの榎元駿は、10月31日に初の武道館ライブを大成功に納めたTempalayのサポートメンバーを担当するなど、ベーシストとしての多忙を極めている。 また、2020年12月には彼らの自主レーベル「Tokyo Invader」を設立し活動の幅は徐々に広げている。そんなハイレベルなスキルを持ち合わせた3人で作り上げたODD Foot Worksの楽曲はどれも非常にクオリティーが高い。変幻自在に攻めた音楽性
ODD Foot Workは、ヒップホップをベースにロックやR&B、ジャズ、エレクトロといった多様なジャンルを華麗に混ぜ合わせた音楽性を軸にしている。 しかし、単に他のジャンルを混ぜ合わせるのではなく、聴いたことのない近未来的な新鮮さを抱かせる音楽を追求している。ヒップホップがベースにあることによって、勢いを無くすことなくさまざまな雰囲気にマッチする洗練された音楽を生み出し、ロックやヒップホップといった幅広い層のリスナーたちを惹き寄せるのだ。 東京の夜を彷彿とさせる「Tokyo invader」や、宇宙を近くに感じさせるような感覚を覚える「PRIVATE FUTURE」はそんな彼らの音楽の振り幅を理解するにはもってこいの楽曲である。 ODD Foot Works / Tokyo Invader (LIVE TOKYO INV.): https://www.youtube.com/watch?v=E3E8It0BKGQ また、今年2月にリリースされた「台詞」、そして9月にリリースされた「この曲」では、Pecoriと有元キイチのツインボーカルスタイルをとるなど、さらに壮大でパワフルな進化を遂げている。次のフェーズへの変化
ここまでODD Foot Worksの魅力を解説してきたが、彼らがメジャーな音楽グループかと考えてみると、まだそのフェーズには達していないのが現状だ。大学生である筆者の周りでも、彼らを認知している者は少数派である。しかし、彼らの音楽はヒップホップやロックといった様々な方面から攻めることのできる音楽性だ。 では、どのようにすれば、たくさんの人々の耳に反応するのか。それは人々が歌えるサビの要素を入れ込むことが重要になると考えられる。ODD Foot Worksの楽曲のサビはほとんどPecoriの巧みなラップで構成されている。このサビの部分を歌もの的なアプローチで攻めるということだ。 彼らの楽曲の中でも一番人気とも言える「髪と紺 feat.AAAMYYY」は、AAAMYYY(Tempalay) の流れるような美しいサビが印象を強く印象付けるからこそ人気を獲得した楽曲だと言える。そんなアプローチを行った楽曲をコンスタントにリリースできれば、他のアーティストでは真似することのできないメジャーアーティストに近づくことができると感じる。 この先のODD Foot Worksが躍進とともに、どんな変化をしていくのか期待が膨らんでいくばかりだ。にしな、「あい」を歌う新曲「わをん」をリリース!MUSIC VIDEOも公開
にしな が、12月11日に新曲「わをん」をリリースした。
リリースとなった新曲「わをん」は、本日ツアーファイナルを迎えた全国ツアー「SUPER COMPLEX」でも披露されていた楽曲。プロデューサーは変態紳士クラブの活動を軸にさまざまなプロデュース・ワークで腕を揮うGeGが担当。
五十音をモチーフに「あい」を歌う、にしなというアーティストの本質を突くような曲に仕上がっている。
今回のミュージックビデオは室谷惠が監督を務めた。夜から朝にかけて時間とともに変化していく街並みや光を通じて、愛の不確かさや、移ろいゆく感情・心境を描いている。
来年4月12日(土)には東京国際フォーラム ホールAで自身最大規模となるワンマンライブを開催することが発表されている。チケットは12月15日(日)23:59まで最速先行受付中。詳細はオフィシャルホームページをチェックしてほしい。
にしな コメント
学校ではじめて学んだのは五十音でした。 あい から始まり わをん で結ばれます。 それはまるでこの世の様にも思えました。 毎分毎秒美しく生きれるわけではないけれど 全てを含めて私であり貴方です。 余すことなく生きれたのなら それだけで十二分だと思います。 どうか日々にやさしい気持ちが多くありますように。リリース情報
楽曲名:わをん 配信日:2024/12/11(水) 形態:配信限定シングル Preadd/Presaveリンク:https://nishina.lnk.to/wawon公演情報
にしな ワンマンライブ(タイトル後日発表) 4月12日(土) 東京・東京国際フォーラム ホールA OPEN 17:00 / START 18:00 <チケット情報> 価格:¥5,800(全席指定) ※未就学児入場不可、譲渡・転売禁止 <最速先行> 受付URL:https://eplus.jp/nishina2025/ 受付期間:2024年11月29日(金)21:00〜12月15日(日)23:59プロフィール
新時代、天性の歌声と共に現れた新星、「にしな」。 やさしくも儚く、中毒性のある声。 どこか懐かしく、微睡む様に心地よいメロディーライン。 無邪気にはしゃぎながら、繊細に紡がれる言葉のセンス。 穏やかでありながら、内に潜んだ狂気を感じさせる彼女の音楽は、聴く人々を徹底的に魅了する。 Spotifyがその年に注目する次世代アーティスト応援プログラム「RADAR:Early Noise」に選出。ゆっくりとマイペースにリスナーを虜にしてきた彼女の声と音楽が、静かに、そして、より積極的に世の中へと出会いを求めに動き出す。 最重要ニューカマー、「儚さと狂気」を内包する才能が、ここに現る。オレンジスパイニクラブ、12月18日に配信シングル「献立」リリース決定
オレンジスパイニクラブが12月18日(水)に配信シングル「献立」をリリースすることが決定した。
この曲は全国9箇所で開催された全国ツアー「オレンジスパイニクラブ ワンマンツアー2024 〜バカの才能 来世まで〜」のファイナルとなったZepp DiverCity公演にて初めて披露された新曲となっている。
ゆっきー(Ba、Cho)がデザインを担当したジャケットアートワークも解禁!
スズキユウスケ(Vo、Gt)が作詞作曲を手掛け、「献立=セットリスト」として、ライブで音を鳴らすメンバー4人の気持ちとライブに来てくれるお客さんの気持ちを、日常の中のテーマとして歌詞を制作した楽曲となっている。さらに今回のリリース発表に合わせてシングルのジャケットアートワークも公開。今回のジャケットアートワークはメンバーのゆっきー(Ba、Cho)がデザインを手掛けた作品となっている。 楽曲解禁と合わせて楽曲のPre-add、Pre-saveもスタート。 そして、12月11日のツアー終了に合わせ今回のツアーセットリストをまとめたプレイリストも公開された。(一部未配信楽曲を除く) オレンジスパイニクラブは結成13周年企画として来年2月28日(金)Spotify O-EASTでワンマンライブを開催することも決定。本日よりチケットオフィシャル先行もスタートしたのでぜひチェックしていただきたい。セットリスト情報
オレンジスパイニクラブ「ワンマンツアー2024 〜バカの才能来世まで〜」セットリスト https://OrangeSpinyCrab.lnk.to/Onemantour2024 ※一部未配信楽曲はプレイリストには反映されておりません。新曲情報
配信シングル 「献立」(読み:こんだて) 発売日:12月18日(水) 配信予約URL:https://OrangeSpinyCrab.lnk.to/Kondateオレンジスパイニクラブ プロフィール
スズキユウスケ(Vo、Gt)、スズキナオト(Gt、Cho)、ゆっきー(Ba、Cho)、ゆりと(Dr)からなる茨城県出身の4人組バンド。2020年1月に初全国流通1stミニアルバム 『イラつくときはいつだって』 をリリース。第13回CDショップ大賞入賞 関東ブロック賞受賞。収録曲の「キンモクセイ」がSNSを中心に話題となり、音楽配信サービスの総再生回数は1.5億回をこえる。また Apple Music、Spotify、LINE MUSICなど各音楽配信サイトのチャートでも1位を獲得した。同年11 月に2ndミニアルバム 『非日常』を発売。そして2021年10月にワーナーミュージック・ジャパンよりメジャー1stフルアルバム 『アンメジャラブル』 をリリース。2022年3月にはインディーズ時代の廃盤になった3作品から、バンドの初期衝動が詰め込まれた楽曲再録と新曲を収録した1st Digital EP 『hodgepodge』 をリリース。収録曲の「みょーじ」は日本テレビ系「スッキリ」 1月テーマソングに抜擢。2023年9月20日にメジャー2ndフルアルバム「Crop」をリリース。2024年1月24日にはテレビ東京ドラマ25「ハコビヤ」(毎週金曜24:52~)のエンディングテーマとして書き下ろした「六号線」をリリース。 そして2024年7月3日には3rdミニアルバム「生活なんて」をリリース。11月2日(土)より全国ワンマンツアー「オレンジスパイニクラブ ワンマンツアー2024 〜バカの才能 来世まで〜」を開催、ファイナルは過去最大規模のワンマン公演としてZepp Divercityで開催。12月18日(水)に配信シングル「献立」がリリースされる。日常を連想させる歌詞やどこか哀愁を漂わせるメロディー、その中に垣間見える熱量やパンクロックの精神がライブシーンのみならず、若者を中心に注目されているバンドである。平野莉玖、12月18日に発売するアルバムから『Play Ball』先行配信決定!
音楽、演技、ファッション、そしてインフルエンサーとしてマルチに活躍している平野莉玖が、自身初のアルバム「Just The Way We Are」を12月18日に発売を控えている中、12月11日にアルバム収録曲『Play Ball』を先行配信することが決定し、ジャケット写真も公開された。
池袋サンシャインシティ噴水広場でSPイベントの開催も決定
「Play Ball」は、リズミカルなサウンドと平野莉玖のクールな歌声がバランスよく絡み合った楽曲に仕上がっている。 さらに、12月23日の東京・池袋サンシャインシティ噴水広場ではSPイベントの開催と同じレーベルメイト「バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI」「風男塾」の出演もあわせて決定した。この日限りのイベント内容になるため、是非足を運んでみよう。 アルバムの発売がいよいよ迫る中、観覧無料のイベントや誰でも参加可能なデジタルキャンペーンなどの開催と精力的に音楽活動を行っている平野莉玖をチェックしてみてほしい。リリース情報
・配信中『Just The Way We Are』 https://hiranoriku.lnk.to/Just-The-Way-We-Are ・Music Video『Just The Way We Are』 https://youtu.be/hdyhS1anLPU?feature=shared ・配信中『Cry Baby feat.SEAMO』 https://hiranoriku.lnk.to/Cry-Baby ・配信中『名古屋 Delight』 https://hiranoriku.lnk.to/NAGOYA-Delight ・12月11日先行配信リリース『Play Ball』 ・2024年12月18日(水)1stアルバムリリース『Just The Way We Are』 初回限定盤TECI-1827:CD収録曲数16曲+スペシャルムービー付きカード封入/¥5,000(税抜価格¥4,545) <収録曲> 01.Intro Intro feat.JUN from BANTY FOOT 02.Stupid 03.Just The Way We Are 04.Re:Love 05.Not yet 06.Silence 07.君しか見えなくて 08.逢いたい feat.Crystal Boy 09.VISION 10.LIFE 11.Doubt it 12.名古屋Delight 13.Cry Baby feat.SEAMO 14.細胞レベルで恋してる 15.逢いたい(リクOnly) 16.PlayBall 通常盤TECI-1828:CD収録曲数10曲/¥3,300(税抜価格¥3,000) <収録曲> 01.Stupid 02.Just The Way We Are 03.Re:Love 04.逢いたい feat.Crystal Boy 05.LIFE 06.Doubt it 07.名古屋Delight 08.Cry Baby feat.SEAMO 09.細胞レベルで恋してる 10.PlayBallSTUTS×SIKK-O×鈴木真海子、7年ぶり新曲『愛をさわれたら』をリリース
「Summer Situation」を収録した『ALLSEASON EP.』から気づけば7年の歳月が経ちました。
互いのライブでも披露され続けたりと、変わらぬ関係ではありましたが、遂にSTUTS×SIKK-O×鈴木真海子による新しい曲『愛をさわれたら』が12月11日にリリースされることとなりました。
いざ集まってしまえば、この3人でしか醸し出せない「何気ない日常の彩りを豊かにしてくれる。」そんな楽曲になっています。
GAPホリデーキャンペーンの楽曲がいよいよリリース
この3人から生まれるうたは、生活を彩ってくれる家に飾っておきたい "大切なもの" の様な不思議な魅力に溢れています。 プロデュース・ミックスはSTUTS、マスタリングはDavid Kutch、ジャケット写真は水谷太郎が手掛けております。 GAPのホリデーキャンペーン「Give your gift.(届けよう。あなたらしく。)」で11月から少しずつ全貌が明らかになってきた本楽曲がいよいよリリースとなります。リリース情報
STUTS×SIKK-O×鈴木真海子 『愛をさわれたら』 2024.12.11 Release https://ssm.lnk.to/AiWoSawaretaraSoLプロフィール
STUTS
1989年生まれのプロデューサー・トラックメーカー。自身の作品制作やライブと並行して、数多くのプロデュース、コラボレーションやTV・CMへの楽曲提供など活躍の場を広げている。2021年4月にはTVドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」主題歌『Presence』を発表。同年10月にSTUDIO COASTワンマンライブを成功させた。2022年10月に3rd アルバム『Orbit』、12月にはMirage Collective名義でのアルバム『Mirage』をリリースした。2023年6月に初となる日本武道館公演を成功させた。SIKK-O
1985生まれのラッパー。2010年に結成された「TOKYO HEALTH CLUB」のメンバーとして活動。グラフィックデザイナーとしての一面もある。鈴木真海子
東京都出身。2014年にchelmicoを結成。2017年にリリースしたEP「Deep green」をきっかけに神奈川県を拠点に活動する『ご近所録音チーム』ことPistachio Studio(ピスタチオスタジオ)に所属、鈴木真海子としてソロ名義をスタートする。2021年1st album『ms』をリリース、STUTS / TOSHIKI HAYASHI(%C) / yonawo / PAS TASTA / idomなど、様々な作品にも客演アーティストとして参加する。6月26日に2nd album『mukuge』をリリース。KICK THE CAN CREW、「クリスマス・イブRap」MVを公開&初配信!
2024年のクリスマスを前に、KICK THE CAN CREW「クリスマス・イブRap」のMUSIC VIDEOを12月11日(水)よりYouTube公開&初配信開始した。
「クリスマス・イブRap」は、不朽の名作「クリスマス・イブ」(オリジナル:山下達郎氏)をサンプリングした楽曲で、2001年11月7日にメジャー4thシングルとしてCDリリースし、30万枚を超えるセールスを記録した。
CD発売から23年越しで初配信が実現
KICK THE CAN CREWのオリジナル・アルバムには未収録で、2003年にリリースしたベスト・アルバム『BEST ALBUM 2001-2003』には収録されていた。 CD(シングル/アルバム)としては当時、共に「1年限りの限定リリース」となっており長らく入手困難となっていたが、2017年11月8日より音源配信が解禁されていた。 今回、同曲のMVがCD発売から23年越しで初配信が実現。 KICK THE CAN CREW「クリスマス・イブRap」MV(YouTube) https://youtu.be/L0kztbkg1DQ「イツナロウバ」のMVも配信再開
「クリスマス・イブRap」MVと同時に、メジャー2ndシングル「イツナロウバ」(2001年7月11日発売)のMVも配信再開。 是非その目で体感して欲しい。 KICK THE CAN CREW「イツナロウバ」MV(YouTube) https://youtu.be/6pgm6OdUyAM眞名子新、ニューシングル「出自」のリリースを発表!
フォークやカントリーミュージックを主体として今年飛躍を見せたシンガー、眞名子新が12月11日(水)に最新シングル「出自」(しゅつじ)をリリースすることを自主企画ライブ「sea cucumber show vol.3~淡水編~追加公演」の場で明らかにした。
来春には地元神戸でのワンマンと初のフルアルバムを予定!
「出自」とは、人の生まれや事物の出どころなどを指す言葉であり、今作品は自身の生まれや成り立ちを大切にし、真の拠点を見つめ直す、といった意味合いを含んでいる。 ”他の誰でもない自分だからこそ、自分にしかできないこと”って何だろうか?といった自身への問いや、悲しいこと、楽しいこと、嬉しいこと、辛いこと、全ての感情も重ねて自分の本来の生きる道を考えさせられる内容となっており非常に心に刺さる楽曲。また、本来は歌サビのパートとなる部分をハーモニカの演奏でサビを構成しているのも今作の大きな特徴である。 眞名子新は来年春に自身初となるフルアルバム「野原では海の話を」をリリースする予定であることも合わせて発表された。さらに来年3月には、地元神戸のCLUB月世界にてワンマンライブも決定しており引き続き目が離せない。リリース情報
2024年12月11日(水)配信リリース アーティスト:眞名子新 タイトル:出自イベント情報
眞名子新自主企画ライブ ”フライングワンマンショー vol.2” 日程:2025年3月22日(土) OPEN 16:00 START 16:30 会場:神戸 CLUB 月世界 出演:眞名子新 チケット代 :¥3,500(税込)+1DPeel the Apple、年末スペシャルライブ2024〜RESTART〜ライブレポート
アイドルグループ・Peel the Apple(以下表記:ぴるあぽ)が、ロックの聖地として世間に知られる日比谷野外大音楽堂の地に降り立った。
また“松村美月・黒嵜菜々子卒業記念公演”と銘打ち、活動を共にしていた仲間を笑顔でおくりだすためのラストライブが開催された。
松村美月と黒嵜菜々子が卒業、現体制でのラストワンマンライブ
満員御礼の会場には、推しメンのグッズやサイリウムを持ちながら、ぴるあぽを心待ちにしているファンが詰めかけていた。ぴるあぽが登壇すると、割れんばかりの拍手と声援が送られていた。 オープニング楽曲は、『はじまりのはじまり』。イントロパートでは、グループのセンターを務める浅原凜が、メンバーに囲まれながら天女の様なダンスを披露して、本公演の開幕を告げた。‟はじまり”を宣言した後は、90年後半のJ-POPソングの匂いを醸し出す楽曲『サニーガール』、観客が必ずジャンプをしてしまう『勇敢JUMP︕』を続けて歌唱した。4曲目は、『Happyyyy Pop!』となり、撮影可能曲という事もあり、観客はスマホを持ながらパフォーマンスに目が釘付けとなっていた。 華麗なオープニングを披露すると、メンバー達のトークが展開していく。2024年末をもって、グループを卒業するリーダーの松村美月 、黒嵜菜々子に話が振られた。黒嵜は「夢の中にいるみたいで、観客のみんなが夢の住人みたい。現実なのかなと思ったけど、めっちゃ現実!」と、高らかに声をあげていた。松村は、「今日は、一曲一曲心を込めて大切に歌います」と、それぞれ緊張した面持ちで心境を教えてくれた。 続いて披露されたのは、2024年の夏の定番曲として、数多くのフェス、ライブで披露された『灼熱Glitter』。嵐、AKB48、ももいろクローバーZといったトップアーティストにも楽曲を提供する多田慎也氏が手掛けた楽曲となり、冬空の野音が真夏日の様な熱気が帯びていた。続けて“卒業”を連想させる歌詞もある春ソング『大好きだよ、ブロッサム』をしっとりと歌い上げて、夏の恋愛ソング『夏、恋はじめます』を披露する。 ここで本公演のサプライズとして、伝説のアイドルとして人気を博した26時のマスカレイド(ニジマス)の、『GoWay』がパフォーマンスされる。ニジマスの、追加メンバー最終オーディションに参加した面々が、多く所属するぴるあぽ。オーディションの課題曲として一生懸命覚えた感慨深い楽曲であり、歌唱力が必要とされる難曲にも関わらず、見事に歌い上げていた。パフォーマンス後に春海りおが、オーディション当時の思い出を振りかえっていた。「オーディションの時は、本当に一般人で、ダンスも歌もやったことなかったんです。だから今日は、ちょっとみんなに成長した姿を見せられたんじゃないですか。どうでしたか?」と観客に問うと、沢山の声援が飛び交い湧いていた。声援を受けた春海も、嬉しそうな笑顔を見せていた。メンバー達の絆の強さが垣間見えた夢が詰まったライブ
リーダである松村が、「野音ステージが、現体制ラストのワンマンライブとなります。ラストスパートとなります!」と宣言しながら、ライブは終盤戦を迎える。土砂降りの雨が降ってきて寒さが増していくなかで、松村・黒嵜・佐野のユニット曲『リフ:レイン」が披露された。サビパートで、‟雨”というワードの歌詞が出てくる別れのソングをクールに歌唱していた。続いて大人な別れの歌「涙のDestiny」が続き、空から降る雨が舞台演出となっていて、楽曲にぴったりムードが出来上がっていた。 自身のグループ名も模した楽曲『リンゴの皮を剥くな!〜Don't Peel the Apple〜』、黒嵜のソロ歌唱からスタートする『VIVA夏サンシャイン』が続き、寒波を吹っ飛ばすほどのダンスと掛け声で、会場は大盛り上がり。季節色を感じる冬のナンバー『冬色センチメンタル』、多田慎也氏が手掛けた「青春グラフィティー」が披露されていき、最後の楽曲として、本公演のテーマソング『はじまりはまだ』を歌い上げて、ライブを締め括った。 舞台を降りたぴるあぽだったが、まだまだライブを楽しみたい観客たちからは、熱烈なアンコールコールが聞こえてきた。「夢が詰まったライブ、まだまだライブを見たくないですか! 美月、菜々子、ぴるあぽの未来を願って、アンコールをお願いします!」という呼びかけと共に、会場一体となってアンコールコールが鳴り響く。 アンコールを受けて舞台上に戻って来たぴるあぽ。本公演のために制作された新衣装に身を包んでいるが、松村、黒嵜は豪華なドレスを着て登壇した。‟カワイイー“という声が聞こえるなかで、アンコール1曲目としてパフォーマンスされたのが『バトン』。バトンを歌い終えると卒業する二人が手紙を用意してきており、読み上げていく事に。 黒嵜「カワイイ、好きとか、たくさん幸せな言葉をくれたよね。本当に救われてるし、弱音を吐いても、ハードスケジュールで頭が回らず迷惑かけてしまった時も、メンバーやスタッフさん、そしてファンのみんなが支えてくれて、ここまで一緒に来ることができました。本当にありがとう。そして嫌なことがあったら、すぐどこかへ連れて行ってくれたり、楽しくおしゃべりしてくれる友達のみんなもありがとう。そしてちゃんと叱ってくれて、どんな時も悪い時もずっと私の味方でいてくれた、家族のみんな本当に大好きです。たくさん恵まれすぎていて、幸せだなと改めて感じました。これからも私は自分らしく生きていくので、私もみんなのことを支えられるような笑顔にできるような人になりたいなと思うから、もっともっとみんなに恩返しできるように頑張るね。みんなのこと、大好きです。改めて今日は本当に、来てくれてありがとうございました」 松村「今日は、私の夢だった日比谷野音でのワンマンライブ。皆さん来てくださって、本当にありがとうございます。ぴるあぽで過ごした4年半の月日を振り返ると、オーディションで、このメンバーに出会って一緒に戦って、ぴるあぽとして活動すると決断した日が、とても懐かしく感じます。ぴるあぽになってからも、メンバー同士戦わされてばっかりだったなとか、駅伝を2回やったりとか、TIFの直前に怪我しちゃったりとか、毎回誰かしら出れないことが多かったり、突然始まったぴるあぽ荘が過酷で、対バンライブの前にみんなで楽屋で号泣したり、みんなでつかみ取ったアットジャムのメインステージも、3人お休みでみんな病み上がりだったり、他の道に進むメンバーや新たな仲間が増えたり、いろいろ大変だったことがたくさん浮かぶぐらい、私たちっていつも何かしら事件が起きて、デコボコ道だったなと思います。私自身、初めてリーダーになり、最初は悩むことばかりで、泣きながら帰った日もありました。いっぱい怒ったし、いっぱい反抗されたし、言いたくないことも言わなきゃいけなくて、きつく言ってしまって傷つけたこともあったかもしれません。ごめんね。周りを見ることに慣れると、いろいろなことが見えすぎて、嫌になってしまうこともありました。私は全然しっかりしてなくて、それをファンのみんなは分かってくれてるから、優しく支えてくれるのが本当に嬉しかったです。みんなのおかげで、頑張ることができました。卒業発表してから5ヶ月、いろんなことが最後になって、寂しい気持ちもあるし、みんなにも寂しい気持ちにさせてしまってごめんなさい。私は、本当にぴるあぽになって良かったと心から思っているし、ここで沢山の経験をさせてもらって、もうアイドルやりきった、幸せ!て思って卒業すると1周年記念インタビューの時の夢を、しっかり叶えられることができて、そして6年前から思い続けていたこの野音で卒業公演をやらせていただけて、本当に幸せに思います。たくさんの夢を叶えさせてくれてありがとうございます。出会ってくれて、居場所をくれて、支えてくれてありがとう。みんながいるから、私は輝くことができました。Peel the Appleで過ごした5年間は、私の一生の宝物です。本当にありがとうございました」 気持ちが込めった手紙を聞いた観客席からは、鼻をすすりながら涙しているファンもいる中、舞台上に立つメンバー達も感動の表情を見せていた。特に浅原凜は、舞台から背を向けて涙を隠すリアクションを見せており、松村から心配されていたが、メンバー達の絆の強さが確認出来る一幕だった。 メンバー全員の手書きの歌詞文字が、スクリーンに映される演出が施されるなか、ぴるあぽ達は“さんきゅー︕”、”ありがとう”といった歌詞を、気持ちを込めながら歌唱していた。卒業記念公演最後の楽曲は、『Va!Vamos!』となり、未来へ向けて明るい一歩を踏む出す楽曲で、ライブパフォーマンスを締め括った。 パフォーマンスを終えた直後、黒嵜は「秒で終わった」、松村は「これは終われないね。幸せで楽しかったです!」と、笑顔でメッセージを寄せていた。 ここで長年リーダーを務めてきた松村から、次期リーダーが浅原凜だという事が発表される。新リーダーの就任が決まった浅原は、「まとめる立場とか人生で経験したことないんです。ただぴるあぽに加入してから、こんなに真剣に考えたり、ただ優しいだけじゃなくて、色々意見が言えるようになり、人としてもアイドルとしても、たくさん成長させてもらえています。今日が二人との最後のワンマンライブですが、ほぼ5年ずっと一緒にいたので、来年から2人がいないなんて想像できないんです。来年から本当に予想がつかないんですけど、私はぴるあぽでまだまだやりたいこと、叶えたい夢がありますし、グループを守っていきたいです。リーダーとしてやれることを成し遂げて、大きなステージに立ちたいと思っています。これからも応援宜しくお願いします」と、新リーダーとしての最初の挨拶を果たした。 最後にライブの定番となっているサプライズ演出が行われて、2025年1月24日(金)に品川ステラボールにて、『Peel the Apple 新体制1stワンマンライブ』の開催が決まったことが、メンバー・観客に向けて発表された。驚くメンバーたちだったが、いつの間にか土砂降りだった雨は止み、代わりに虹の様なサイリウムの光が、ぴるあぽたちを照らしていた。アイドル界の頂点を目指すという目標に向かって前進し続けるPeel the Appleの活躍に、目が離せないライブだった。イベント概要
■日時:12月7日(土) ■登壇者:Peel the Apple(浅原凜、黒嵜菜々子、佐野心音、春海りお、広島世那、松村美月、南るな、山崎玲奈) ■会場:日比谷野外大音楽堂 ■イベント名:松村美月 黒嵜菜々子 卒業記念公演 Peel the Apple 年末スペシャルライブ2024〜RESTART〜 <セットリスト> 1.はじまりのはじまり 2.サニーガール 3.勇敢JUMP! 4.Happyyyy Pop! 5.灼熱Glitter 6.大好きだよ、ブロッサム 7.夏、恋はじめます 8.GoWay 9.リフ:レイン 10.涙のDestiny 11.リンゴの皮を剥くな!〜Don't Peel the Apple〜 12.VIVA夏サンシャイン 13.冬色センチメンタル 14.青春グラフィティー 15.はじまりはまだ 【アンコール】 16バトン 17.さんきゅー! 18.Va!Vamos!最新情報
『Peel the Apple 新体制1stワンマンライブ』 開催決定! 日程:2025年1月24日(金) 会場:品川ステラボールNewspeak、メジャー1stアルバムを引っ提げた東名阪ワンマンツアー完走
国内外の早耳リスナーの間で注目を集める実力派ロックバンド、Newspeakはメジャー1stアルバム『Newspeak』を引っ提げた東名阪ワンマンツアーのファイナルが本日、渋谷Spotify O-WESTにて行われた。
「Newspeak Major 1st Album『Newspeak』 Release Party」以来5か月ぶりの東京でのワンマンライブということもあり、メンバーが登場すると、待ちに待ったファンから大きな歓声と拍手で迎えられた。