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TORO「ロックの復権」を掲げる新生バンドが想う「孤独感」とは
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TORO「ロックの復権」を掲げる新生バンドが想う「孤独感」とは

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「ロックの復権」を掲げる2023年結成のトリオ・ロックバンドTORO(トロ)。 既に2枚の アルバムをリリースしている彼らだが、去年、FUJI ROCK 2024の出演を果たし、SiM主催の 音楽フェスDEAD POP FESTIVAL 2024にはSiMのボーカル MAHの直接オファーでステージに立つなど、結成2年目とは思えぬ快進撃を続けている。 そんな彼らの魅力に迫るべく、バックグラウンドやアルバム制作、ライブなど様々なテーマについてじっくり語っていただいた。

バックグラウンドについて

筆者:まず最初にTOROの皆さんが、どのような音楽を聴きはじめ、どのように楽器に触れるようになったのかお聞きしてもよろしいでしょうか? 梅田:最初のきっかけは、マイケルジャクソンが死んだというニュースでその存在を知って、彼の楽曲をiPod nanoに入れてもらったことです。中学受験したんですけど、図書館とかでめっちゃ聴いてた思い出が今になって思い出すというか。 筆者:あれですよね。亡くなって知るという...。 梅田:そうですね。多分、小5くらいだったの思うんですけど。楽器をはじめたのは中1とかなのでもうちょっと後なんですけど、その時はB’zにハマってて、なんかドラムやりたくて。「やらして」って親に言ったら「うるさいからギターにしな」って言われてギターをはじめました。 筆者:なかなかおもしろいですよね。B’zでギターではなくドラムというのは。 梅田:ドラムやりたかったですね(笑)。 筆者:ハセガワさんは、どのようなアーティストに影響を受けましたか? ハセガワ:自分が最初にアーティストとして認識したのは、父親が好きだったビートルズですね。父親がビートルズも好きだし、ハードロックも好きで、家にギターが何本かあったりして。日本だとBOØWYとかも好きだったみたいで、車の中で基本そういうのが流れてたり、父親が家で弾き語ったりしてるのを見てたので。且つ母親も 音楽が好きで、幼稚園くらいの時にELLEGARDENとか流したりしてて、その時は刺さらなかったんですけど。姉貴もピアノとかチューバとかやってて、音楽に囲まれてたので、ビビッときて始めたというか自然と楽器に触れるようになりました。最初は父親が持ってたギターを触って始めたんですけど、チューニングすら分からないからやめて、何年か後に姉貴がエレキベース持ってて触らしてもらってたらどんどんハマって、今もずっとベースを続けてます。 筆者:最初にしっかり触れた楽器がベースだったんですね。 ハセガワ:そうですね。 筆者:大西さんはどうでしょうか? 大西:お父さんが70年や80年台のダンスミュージックがすごい好きで、僕が小っちゃい頃車に乗っている時もそういうのばかり流していて昔の音楽ということはなんとなくわかっていたんですけど、80年代のダンスミュージックとかソウル、ファンクだって認識はなくて、その後にマイケルジャクソンを中学2年生ぐらいでアーティストとして初めて認識しましたね。 梅田:マイケルジャクソンはさっき言ったよ(笑)。(大西が途中参加だったため) 大西:そうなの。そこから昔聴いてたような音楽と似てるなとなって聴きはじめたので、そういう意味では最初はちょっと昔のダンスミュージック系ですかね。それで最初、中学校の友達とコピバンを始めたんですけど、それでやりたいってなったのが突然変異してハマったSiMとかラウンドロック系でした。 筆者:お三方とも両親がすごい 音楽が好きな環境だったんですね。楽器を始めた後、いつ頃からバンドを始めようという思いになったのでしょうか? 梅田:ギターをはじめた時からずっとバンドはやりたかったんですけど、楽器をやってる友人がいなかったから、ギターをやってる友達の家でお互い練習したりして、そこから文化祭に出られるようになったので、高1くらいからですね。 筆者:それでは最初から本格的にバンドを始めたというよりは、高校から続けてきた活動の延長のような事ですか? 梅田:そうですね。高校の時はコピーバンドをやってたので。それこそ大学のサークルがメタルサークルで、初めて組んだバンドがメタルコアバンドだったんですけど、その時のバンドのメンバーがハセガワの中高の先輩で。でもベースを辞めちゃって、その時にベースを募集したら彼が来てくれて。 ハセガワ:そこで俺が後から加わりました。 筆者:お二人が出会ったのはそこのタイミングなんですね。ドラムの大西さんはどこで出会ったのでしょうか。 梅田:大西もサークルで別のメタルバンドをやってて。 ハセガワ:彼も俺の一個上の先輩で。 梅田:飲み仲間的な感じで、酔っ払ったら基本いるみたいな奴で。それで後からこのバンド(TORO)を始めるときに声をかけたって感じです。 筆者:そうなんですね。全員について聞いてしまう形になってしまうのですが、サポートメンバーである木村さんも元々関係はあったのでしょうか?(2/24をもってサポート活動を終了) 梅田:彼は大学の先輩だったんですけど、知り合ったのはバンドをやりはじめた時ですね。 ハセガワ:前のバンドの時に対バンとかをしてて知り合って、実は大学の先輩だったみたいな。元々彼はミックスとかマスタリングエンジニアをやってたので、ファースト アルバムの時にお願いしようと思って頼んだんですけど、ギターがもう1人必要なことに気づいてお願いした感じですね。

「ロックの復権」を掲げるTOROのバンドとしての在り方

筆者:今日までに他のメディア取材記事も拝見させて頂いたのですが、「ロックの復権」という言葉をよく目にします。とても魅力的なコンセプトだと思うのですが、どのような思いがあるのでしょうか? 梅田:最初キャッチーコピーみたいなのが欲しくてインパクト重視でいってしまったというか(笑)。 筆者:そうなんですね(笑)。でもものすごくロックバンドだなと感じるんですけれども。 梅田:そうですね。インパクト重視でいったは良いものの、元々やってたバンドも本当の意味でのサブカルチャーというかサブジャンルというか。言い方がちょっとくさいけど、アンダーグラウンド的な 音楽をやってたからこそ出来るカウンターカルチャー精神というのをメンバーそれぞれが持ってて、そのカウンターカルチャー感のあるロックミュージックという軸があるのかなと思います。 筆者:そう聞くと、先ほどの話とも似てる部分があると思うのですが、TOROの曲を聴いていると、どの年代の音楽に影響を受けたのかとても気になりまして、特に好きな年代はありますか? 梅田:最近、今作ってる 曲や、今後の制作を考える時に、バンドの軸になるジャンルを考えさせられることが多くて。よく思うのがどの年代という特定のものはないんですけど、それこそオルタナティブというか、本当の意味でのオルタナティブというか。いつの時代に聴いても同じ感動がするような音楽が好きで。そういう意味ではポップスと被ってる部分はあると思うんですけど、ずっと聴いていられるような曲作っていきたいなというのは思います。 筆者:普遍性ということでしょうか? 梅田:そうですね。いつの時代も聞かれる音楽ということを考えた時に「懐かしさ」と「新しさ」が両立できるような曲を作っていきたいなと考えています。

制作時におけるメンバーの役割

筆者:メンバー間では制作においてどのような役割を割り当てていますか? 梅田:基本的には僕がデモを作って、大西からドラムとかビートのアイデアをもらって。ベース(ハセガワ)はベースでアレンジをしてもらうって感じです。TOROはベースやドラム以外にも音が鳴っているタイプのバンドだから、最近は色々相談する感じで、自分が作るけど話し相手になってもらうことが多いですね。 筆者:ハセガワさんも大西さんもアレンジ面で意識することはありますか? ハセガワ:アレンジというよりは、例えば「ここのメロディーが変わったから、こうしてみたんだけどどう?」みたいなのが来て、それで繰り返し聴いて「前の方が良いんじゃない?」みたいな、アレンジ作業というよりはフィードバックする感じですね。 筆者:大西さんもそのような感じですか? 大西:そうですね。基本、梅田が作ってきたものがあって、それをより翻訳的な感じにするというか。ドラムだったら僕の方が聴いてるし、リズムを勉強してるので、「こういうことをやりたいんだったら、こうだよね?」っていう感じでアレンジして、フィードバックしてみたいな感じですね。さっき梅田が言ってたように、前はドラムだけとかドラムのフレーズだけやってたんですけど、最近はデモ段階から「どうだろう?」と言ってくれるのでドラム以外の箇所も皆んながいるタイミングで話し合ったりしますね。 筆者:共通認識がより深まった感じですね。 大西:そうですね。

2枚のアルバム

筆者:2024年に2ndアルバム『幸です』をリリースされましたが、1stアルバム『TORO』とはだいぶテイストが違う作品だと思うのですが、制作過程において1stアルバムと何か違いはありましたか? 梅田:アルバムの統一感は作りつつも、一つのジャンルに偏るバンドではないのかなっていう認識はあって、2ndアルバムを作る時に最初はポップスの 曲を作ろうっていう気でいたんですけど、考えていくうちに色々なジャンルが混じって、ちょっとオタクなアルバムになったのかなっていう感じはあります。 筆者:意識したというよりは、自然と付け加えられたという感じなんですね。 梅田:そうですね。付け加えられたという感じではありますね。自分が作りたい曲を作るっていうの想いはあるんですけど、色んな音楽を聴いて生まれた排泄物のような要素も作曲の魅力の一つかなって感じてて。1stアルバムを作ってる時は、バンドの方向性はあったんですけど、1stアルバムに比べて2ndアルバムの方が自分が聞く音楽を、自然とアウトプットしたような感覚はあって。1stアルバムの方が、バンド結成前の曲が多かったし、制作の方向性がある程度明確にありました。2ndアルバムは自然に出てきた音楽を素直にアウトプットした アルバムになったと思ってます。 筆者:そういう意味では2ndアルバムの方が楽曲に多様性が出た感じですか? 梅田:そうですね。自由な感じに。 筆者:1stアルバムでは英語の歌詞のみの楽曲があったと思うのですが、2ndアルバムでは、すべて英語歌詞の楽曲はないなと思ったのですが、歌詞に対する想いやスタンスに変化があったのでしょうか? 梅田:バンドをはじめる前に作った 曲は、ラウドロックミュージックをずっとやってきて、英語が当たり前の文化で育ってきたので自然と英語的なフレーズが出てくるし、「英語だろ!」みたいな感じだったんですけど。それこそ1stアルバムも日本語がちょびちょび入ってるじゃないですか? 筆者:そうですね。 梅田:そう。ボーカルや作詞をやるのがこのバンドが初めてだったので、最初は当たり前に英語でやってたけど日本語で書いたら、自然と言いたいことが出てきて、言葉遊びが面白いなとなって。邦楽を全然聴いてこなかったタイプだったので、日本語の歌詞に対する知識がなくて。日本語に対するトラウマがあって、日本語が良いって気付いた後は、トラウマだったからこそ使ってこうみたいな。そしたらだんだん自分っぽい言葉が生まれてきて、面白いなと思い、日本語で書くようになりました。 筆者:一つの挑戦でもあり、それが今作に表れたんですね。 梅田:そうですね。今後も多分ずっと日本語が多めになると思います。 筆者:そうなるとTOROの楽曲以外で、日本人アーティストの方の歌詞にも意識が向くようにもなったのではないでしょうか? 梅田:そうですね。日本語の歌詞を書くようになって、日本のバンドが好きになったというか、最近は山下達郎さんや宇多田ヒカルさんとか。日本語をフィールドに活動している作詞家に対して、自分の中で解像度が高くなった感じはあります。 筆者:表現方法が増えた感じはありますね。 梅田:そうですね。言葉がないからこそ出てくる語彙というものがあるのかなと思います。

ステージに立ち、抱いた思い

筆者:精力的にイベント出演を行われ、イベントとはもちろん、FUJI ROCKやSiM主催のDEAD POP FESTIVAL にも出演された中で心境の変化はありましたか? メンバー:(しばらく考え込む) 梅田:でも、また野外フェスはやりたいよね。 ハセガワ:そうだね。 梅田:いちばん音が抜けるからなのか開放感があって。それこそフェスって言葉通り祭りというか、すごく共有されてる感があるなと思って。フェスにいっぱい出れるようなバンドになりたいなって感じましたね。あとはリスナーの方も徐々に増えているとは思うけど、2024年はライブ活動での課題を解決する場面が多かったです。元々ライブに来てくれる人よりは、一人で 音楽をイヤホン越しで聴いてるリスナーに届いて欲しいというか、部屋でも聴けるロックミュージックでありたいという意識はあって。だから今後もライブは一回も行ったことないけど音楽がめっちゃ好きな人に届けられたら良いなっていう意識はありますね。 筆者:2024年は台湾の音楽イベントにも出演されていましたが、お客さんの雰囲気は日本と違いはありましたか? 梅田:20代くらいの若い人が多くて、台湾の人は「どれ?どれ?評価してやるか。」ではなくて純粋に「音が鳴ってるからちょっと行こうよ。」みたいな気軽さが国内全体にあるのかなって実感しましたね。 筆者:すごく本質的な話ですね。 梅田:そうですね。皆んなが同じ感情を共有している感じが台湾のフェスにはあって、主催の方の思いも伝わってきて熱気があるなと思いました。 筆者:同じアジアでもやはり違いはあったんですね。 梅田:違いましたね。 筆者:ライブの手応えも感じやすかったのではないでしょうか? 梅田:そうですね。レスポンスも素直にきてくれましたね。 筆者:先ほど、大西さんが学生時代にSiMにハマっていたとお聞きしましたが、DEAD POP FESTIVAL にSiMのボーカルMAHさんから直接オファーが来て出演されたことは一つの成果だと思うのですが、どのような心境でしたか? 大西:めちゃくちゃ嬉しかったですね。それこそDEAD POP FESTIVAL は自分が初めて行ったフェスだったので。梅田もね? 梅田:うん。俺もそう。 大西:SiMとかcoldrainとかのライブに高校生の頃たくさん行ってたので本当に嬉しかったですね。しかも自分たちが結成1年目だったので、「うわ、まじか?!」みたいな(笑)。有頂天みたいな感じでしたね。 梅田:嬉しかったよね。 大西:うん。めちゃくちゃ嬉しかったね。 梅田:DEAD POP FESTIVAL の出演後、ラウウドミュージックシーンの助け合い文化がかっこ良いなと思うようになって。SiMからしたら得はないけど、多分おもろいから多分俺らをピックアップしてくれたとか、若手をフェスとかイベントに引っ張り出すっていう文化があのシーンにしかなくて、それがどれだけ大事なものだったかというか。バンドがバンドを引っ張るっていうのはロックの本質だなと。レッチリがジミヘンを聴いて好きになって、俺らがレッチリを聴いて好きになるみたいな受け継がれてく感じがロックの本質っぽくてかっこいいなって感じましたね。 筆者:TOROというバンドもその一部になってるような感覚になりますね。 梅田:そうですね。自分だけの得というよりかは、もっと流動性の高い考え方なんだなというか、すげー良い考えを持ってる人たちなんだなって思って。MAHさんかっこ良いよね。 筆者:会場ではお話しされましたか? 梅田:そうですね。打ち上げにも参加させてもらって。優しかったですね。 ハセガワ:確かに。

良い意味でも悪い意味でもの「孤独感」

筆者:バンド名が「toro」から「TORO」に変わったと思うのですが、何か心境の変化があったのでしょうか? 梅田:めっちゃ意味があるわけではないんですけど、toroって小文字でバンドを始めちゃったんですけど、始めた時から大文字の方が絶対に良かったと思ってて(笑)。シンプルに思い続けてたから、もう変えてしまおうと。大文字の方が見やすくて良くない?っていう。 ハセガワ:字面が好きだね。大文字の方が(笑)。 梅田:あんま気にしてないです(笑)。大文字の方が見やすいからってだけですね。 筆者:そうだったんですね(笑)。もう一つお聞きしたいことがあるのですが、1st アルバム『TORO』と2ndアルバム『幸です』もジャケットがすごく良いなと思いまして、どちらとも寝転んだ姿が描かれてますが意味はあったりするのでしょうか? 梅田:アートワークを頼んでいる人がどちらも同じでインドネシアのアーティストの方なんですけど、人の 曲線を独特に書く方なので、変な姿勢の方が映えるアーティストだなと思ってお願いしました。デザイン自体は一人の視点というか。ロックミュージックは一対一の関係で、誰かが介入するものじゃないと思っていて、曲もアートワークも良い意味でも悪い意味でも「孤独感」を大事にしているので、あのようなデザインにしてもらいました。 筆者:先ほどの部屋で聴ける音楽ということにも繋がりますね。 梅田:そうですね。そのテーマに近いです。自分一人で聴くロックミュージックを目指してる節はあって、ジャケットも部屋感がある感じになりました。

最後に

筆者:2025年の抱負を最後に聞かせていただいてもよろしいでしょうか? 梅田:バンド全体のですか? 筆者:そうですね。 梅田:せっかくなんでバンド以外でも良いですか?(笑) 筆者:大丈夫ですよ(笑)。 梅田:ピアノを弾けるようになりたい(笑)。ピアノを練習してるんですけど、、ピアノかな?あーでも、決まりました。運動しないとと思ってテニスを始めたんですけど、そのテニスを続けたいですね(笑)。 ハセガワ:歌を上手くなりたいというのが最近あったんですけど、それはバンド絡みなんで。 筆者:そうですね(笑)。 梅田: 音楽以外はむずかしいね。 ハセガワ:あ、運転を頑張ります! 大西:あー!それね(笑)。 梅田:それもバンドのためでしょ(笑)。 筆者:免許ということですかね? ハセガワ:免許は持ってるんですけど、全く運転しなくて。 梅田:こいつだけ全く運転しないんですよ。 ハセガワ:頑張ります(笑)。 大西:頼むよ。 筆者:大事ですね(笑)。 大西:俺も歌がマジで下手くそで、カラオケで80〜85点とかなんで。でも音楽絡みだしな。やっぱり運動不足がちなので継続的に運動したいですね。 梅田:被ってない?何かお願いしますよ。 大西:じゃあスパイスからカレー作るとか。 一同:アハハハハハハ。 梅田:勘弁してよ。 大西:スパイスカレー作ってみたいですね(笑)。 梅田:クラフトビールもあって。 筆者:流石にクラフトビールも作るのではないですよね?(笑) 大西:まだ流石にですね。 筆者:それではテニスと運転とスパイスカレーということで(笑)。 メンバー:そうですね(笑)。 筆者:かえって難しい質問になってしまいましたね。 メンバー:いえいえいえ(笑)。 「普遍性」と「孤独感」という、まさにロックの本質を追求し続けているTORO。この先に彼らが生み出す音楽は一体どのような音が鳴り響くのか、ますます興味が湧いてしまうインタビューとなった。 活動3年目に突入するTOROのこれからの飛躍に目が離せない。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
映画「ザ・ゲスイドウズ」の劇中バンドがデビューEPを配信リリース
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映画「ザ・ゲスイドウズ」の劇中バンドがデビューEPを配信リリース

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映画「ザ・ゲスイドウズ」の劇中バンド、ザ・ゲスイドウズがデビューEPを映画公開と同時となる2月28日にリリースした。 映画「ザ・ゲスイドウズ」は国内だけでなく、海外での映画祭グランプリを数多く受賞している宇賀那健一が監督を務め、49回トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に選出された話題作。公開を記念して、入場者プレゼント「テキサスチェーンソーがマサカー」のCDが配布される。 今回リリースされる楽曲は夏子、今村怜央(ALI)、喜矢武豊(ゴールデンボンバー)、ロッコ・ゼヴェンベルゲンが扮するザ・ゲスイドウズが劇中で披露する「決戦は13日の金曜日」「テキサスチェーンソーがマサカー」「私のはらわた」の全3曲。リード曲の「私のはらわた」は、自身もアーティストでありながらプロデューサーとしても多くのヒットソングを産み出してきたKYONOが楽曲制作を行なった。 YouTubeでは「私のはらわた」の撮り下ろしMVを公開中。主演を務める夏子より楽曲「私のはらわた」についてのコメントも到着した。

主演:夏子 コメント

映画の撮影から約一年。バンドメンバーなしでのMV撮影は少し不安でもありましたが、「私のはらわた」がライブハウスに響いた瞬間、ハナコに戻れたような気がしました。聴けば聴くほどクセになり、ゾンビが愛おしく思えて、胸が熱くなる楽曲です。映画を観た後もMVを観てゲスイドウズたちのことをちょっぴり思い出してもらえたら幸いです!

配信情報

デビューEP「ザ・ゲスイドウズ」 配信日:2/28(金) 配信サイトはこちら https://nex-tone.link/A00175198

「私のはらわた」の撮り下ろしMV

MV:https://youtu.be/DgitR2Ot3I8 絶賛公開中 出演:夏子 / 今村怜央 / 喜矢武 豊 / Rocko Zevenbergen / 遠藤雄弥 監督/脚本:宇賀那健一 楽曲プロデュース:KYONO 音楽:今村怜央 制作プロダクション:Vandalism 配給:ライツキューブ Ⓒ2024「ザ・ゲスイドウズ」製作委員会 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
新世代バンド luv、スタジオでのライブセッション映像を3月2日に配信
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新世代バンド luv、スタジオでのライブセッション映像を3月2日に配信

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関西在住の5人組バンドluvが、昨日リリースした初のミニ アルバム「Already」のリリースを記念して、ハウススタジオで行ったライブセッションの映像を3月2日にYouTubeおよびTikTokにて配信することを発表した。 luvは、メンバー全員が2003年生まれ、Y2Kネオソウルやファンク、ジャズ、ヒップホップなどのブラックミュージックに影響を受けたサウンドと、Hiyn(Vo/Gt.) が生み出す独特なリリック、そしてそのライブパフォーマンス力でライブシーンやSNSで注目を集める新世代バンド。 ミニアルバムの先行シングルとして配信された銭湯を舞台としたラブソング「Send To You」が、現在日本と台湾のバイラルチャートにランクインし話題となっている。

ハウススタジオでのライブセッション映像を配信

昨日リリースした、ミニアルバムは全8 曲収録で、タイトル「Already」にはこれまでの自分たち、これまで出会った音楽、人、感情、など「今」の自分たちが詰め込んだアルバムだということ、そしてこのアルバムを完了させ次のステージに進むという意味が込められている。 このアルバムのリリースを記念し、3月2日の19:00より、アルバム収録曲をたっぷりとお届けするハウススタジオでのライブセッション映像を配信する。 luvの魅力はライブパフォーマンスで最大に発揮されることもあり、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。 【luv / “Already”House Live Session】 3月2日(日)19:00より YouTube : Warner Music Japan チャンネル TikTok : luvオフィシャルアカウントよりライブ配信 https://luv.lnk.to/Alreadylive

リリース情報

1st mini Album「Already」 https://luv.lnk.to/Already 全8曲入り 1.Spare 2.Send To You 3.Fuwa Fuwa 4.Ozone 5.柔軟剤DOPE 6.LUV 7.好人紀行 8.胃袋ラブストーリー -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
手越祐也が加入のXY、派生バンドユニットT.N.Tにて、日本テレビ歌番組「バズリズム 02」初披露決定
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手越祐也が加入のXY、派生バンドユニットT.N.Tにて、日本テレビ歌番組「バズリズム 02」初披露決定

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昨年 10月、新メンバーとして手越祐也の加入が発表された 14人組ボーイズバンド XY(エックスワイ)。 1月27日に 音楽配信された「Crazy Love (XIV Version)」は、レコチョク シングル、ハイレゾランキングで 3位 & 2位を獲得、また iTunes オルタナティブランキングでは 1 位&4 作がランキング入りするなど盛り上がりをみせている。 総勢 14人という大人数グループならではの特色をいかして、アメーバのように形態を変えたユニット活動も展開。最近では YouTube にて 動画公開された新ユニット“FASHION KILLAS”をはじめ、メンバー同士のセルフプロデュースによる個性的なユニットも誕生しており、今回は手越祐也の加入を受けて、新たなバンドユニット“T.N.T(ティー・エヌ・ティー)”を結成した。 メンバーは、手越祐也(Vo)、JAY(Vo)、KAIRI(Gt)、FURUTATSU(Ba)、KYOHEY(Dr)の 5 人。その記念すべき初披露が、日本テレビ系『バズリズム 02』(2月28日深夜放送)となる。

T.N.T 結成の経緯

昨年 10月29日~12月24日に日本テレビで放送されたドキュメンタリー番組「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X SEASON2」の番組内で放送された、手越祐也と楽器隊のスタジオセッションで、メンバーが作詞・作曲した「Swallowtail」が誕生。 その後、年末の音楽特番では14 人での Crazy Love のパフォーマンスも披露された。手越祐也の歌声と、XY のメイン Vo.のJAY の歌声、ある種対照的でもある 2 人の声が重なる事で生み出される化学反応に、バンドという形でもこのケミストリーを生み出したいという思いがメンバー間で生まれ、今回のバンドユニット結成となった。

名前に込められた意味

バンド名の T.N.T は The Next Trigger の略称で、様々な 音楽が混在するこの情報過多な世界で、自分たちの思うかっこいいロックを鳴らして、今の音楽シーンに風穴を開けたい、その起爆材になりたいという想いが込められている。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
現役大学生バンドluv、1st mini Album「Already」を2月26日にリリース!
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現役大学生バンドluv、1st mini Album「Already」を2月26日にリリース!

現役大学生による5人組バンドluvが、初のミニアルバム「Already」を2月26日にデジタルとCDでリリースすることが決定した。 luvは、Y2Kネオソウルやファンク、ジャズ、ヒップホップなどのブラックミュージックに影響を受けたサウンドと、Hiyn(Vo/Gt.)が生み出す独特なリリック、そしてメンバーの巧みでグルーヴィーな演奏でライブシーンやSNSで注目を集める新世代バンド。 若干結成1年で今年メジャーデビューを果たし、先日1月4日に行った初の海外ライブ台北公演も即完売、来春の初全国ツアーにも多くのチケット応募があり、大型フェスへの出演が決定するなど今、注目を集めている。

これまでリリースしたシングル3曲を含む全8曲収録

2月にリリースするミニアルバムは全8曲収録で、タイトル「Already」にはこれまでの自分たち、これまで出会った音楽、人、感情、など「今」の自分たちが詰め込んだアルバムだということ、そしてこのアルバムを完了させ次のステージに進むという意味が込められている。 「Fuwa Fuwa」「好人紀行」「柔軟剤DOPE」のこれまでリリースしたシングル3曲に加え、バリエーションに富んだ楽曲が収録されるとのことで今後の発表を期待してほしい。 CDはトートバック付きと通常盤の2種をリリース。デジタルのPre-add/Pre-saveキャンペーンもスタートしている。 また、ミニアルバムの発表に合わせて新アー写も公開された。

リリース情報

1st mini Album「Already」 2月26日 CD&デジタルリリース ご予約はこちらから https://luv.lnk.to/Already -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
名古屋拠点の4人組バンド The Moon – 日常が紡ぐ音楽の物語
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名古屋拠点の4人組バンド The Moon – 日常が紡ぐ音楽の物語

筆者がストリーミングで耳にした瞬間、心を掴まれたバンド、The Moon。 愛知県の名古屋を拠点に活動する4人組バンドで、ジャズやR&Bの要素を感じさせる 1st シングル「徒花」をリリースすると同時にバンドを結成し、本格的な活動を開始したようだ。 儚さを感じさせる歌声と、温かみのある音色やメロディが織りなす音楽、そして日常の一部を切り取ったかのような歌詞が印象的で、聴く人の心にそっと寄り添う楽曲となっている。 そんな彼らが、12月15日には初のEP「atodashi」をリリースし、新たな音楽表現の一歩を踏み出した。 今回のインタビューでは、メンバーの琴梨(Vo)さん、宮田(Ba)さん、真央(Key)さん、めい(Dr)さんのうち、宮田(Ba)さん、真央(Key)さん、めい(Dr)さんの3名に、バンド結成の背景や、これまでリリースした楽曲に込めた想い、そして今後の展望についてお話を伺うことができた。

結成のきっかけは、King Gnu のMV

まずは、バンド結成の経緯やメンバーとの出会いについて伺った。 __バンドを結成しようと思ったきっかけは何でしたか。 宮田(Ba):僕と真央(Key)が高校時代からの同級生で、卒業する前から「何かやりたいね」と話していた中で、結局サラリーマンに1回なったんですけど。ある時友達がカラオケで、King GnuさんのVinylを歌っていた時にMVが同時に流れていて、それを見た時に僕に電気が走りまして(笑)。こういうのをしたいと思って。それでKing Gnuさんを追いかけつつ、他のアーティストさん含め、アーティストの人たちがフェスなどのステージに立って見ている景色を見てみたいなと思って。それで真央と2人で、バンドを組むことになりました。 __楽器の経験はそれまであったのですか。 宮田(Ba):全くやったことがなくて。20歳の頃に楽器を始めると同時にバンドを組みました。 __めいさんの、メンバーとの出会いのきっかけは何でしたか。 めい(Dr):ボーカルの琴梨さんとたまたま同じ美容院に通っていて、席が隣になって。その時に、たまたま会話の中で私がドラムをしていることを聞いていてくれたみたいで。琴梨さんから、「今、バンドにドラムがいないから入ってくれませんか」と誘われたのがきっかけでした。私が元々 The Moon のファンで楽曲を聴いていたので、ぜひ参加したいと思って。 __バンド名の「The Moon」、由来を教えてください。 宮田(Ba):由来は、バンド名をどうするかっていう話になっていた時に全然決まらなくて。コンビニで話していて、空を見たら月が綺麗だったっていう(笑)。 バンド名の由来は、日常から切り取ったようなもので、「月」という要素が彼らの楽曲の雰囲気にもぴったりと合っているように感じた。 では、彼らは普段どのような活動をしているのだろうか。SNSでは、レコーディングやスタジオ練習の様子が見受けられたが、実際のところはどうなのか。さらに掘り下げて聞いてみた。 __活動状況としては、楽曲制作やライブは頻繁に行っているのですか。 宮田(Ba):ライブは正直まだ1回しかしたことがなくて、今年の5月に1度だけ行いました。というのも、自分たちの持ち曲がなくて。5月に1回行ったライブは少しなのですが、コピーを交えてのライブをしました。それで今3曲リリースしているのですが、それからは自分たちの曲を増やすために、12月15日リリースのEPに向けてレコーディングと制作を繰り返していました。 レコーディングは、12月15日にリリースの4曲入りEPの制作に向けたものだったようだ。 The Moonの楽曲はどのように作られているのだろうか。 __楽曲制作はどのように行っているのですか。 真央(Key):僕の家にパソコンやインターフェイスとか機材が色々置いてあって、そこでDAW上でできるようになっていて。楽曲は僕と宮田が作ることが多いので、2人で僕の家に集まって、話し合って作っていくことが多いですかね。 __作詞作曲を二人で行っているのですか。 真央(Key):作曲は僕が少しできて、作詞は全て宮田が担当しています。 1人で完全に作るというより、2人で話し合って作っていくので、作り始めに大体最初どういう曲を作るかっていうイメージを2人で固めてから作ることが多いですかね。

3つの楽曲に込められた想い

EP作品について伺う前に、まずは現在リリースされている3曲の楽曲について知っていただきたい。 楽曲についてお話を伺う中で、それぞれの楽曲にテーマが意識されていることが印象的だった。 まず、2023年9月にリリースされた1st シングルの「徒花」。 この楽曲は『失恋』をテーマにしているそうだ。 ジャズっぽさを感じさせる独特のリズム感がイントロから引き込んでくれ、琴梨さんのボーカルと切ない曲調が見事に合わさった楽曲だ。 曲名の「徒花」は、『咲いても実を結ばない花』を意味し、外見は華やかでも実質を伴わないもののたとえにも使われる言葉だ。 歌詞は宮田さんの実体験をもとに書かれているようで、実を結ぶことができないもどかしい恋愛心情が表現されている。 __「徒花」という楽曲について、『失恋』をテーマにしたきっかけは何でしたか。 宮田(Ba):僕の失恋です。振られたじゃないですけど、色々あってダメだった女の子に届けばいいなっていう想いで作りました。 __制作にあたって、工夫した部分はありますか。 真央(Key):最初(宮田さんが)コード進行を出してくれて、僕がとりあえずコードだけでピアノのバッキング入れて「いいじゃん」ってなって進んだんですけど、あとはもうなんかセンスでやったよね。 宮田(Ba):センスでやりました(笑)。 真央(Key):センスで結構進めちゃって。 宮田(Ba):真央と僕の好きな音楽が結構似ていて。2人の好きな感じをふんだんに詰め込んだ曲になりました。 __どういったアーティストさんのイメージを持っていたのですか。 真央(Key):僕、The Cardingsさんの『Carnival』っていう曲が好きで、その曲のイントロがオルガンから始まっていて。すごくいいなと思って、オルガンで始まるイントロのアイデアはそこから持ってきましたね。ドラムは最初結構センスで作りましたけど、よく聴いたら僕らJamiroquaiさんが好きなんですが、『Virtual Insanity』っていう曲と似ているね、という話にはなりましたね。 次に、2024年4月にリリースされた 2nd シングル「MUT」。 ラップが印象的で、1stシングルの「徒花」とは異なり、ヒップホップ要素が取り入れられ、楽曲の雰囲気がガラッと変わっている。 曲名の「MUT」は、ドイツ語で『勇気』という意味があるそうだ。 そのテーマでもある通り、踏み出せずにいる人たちに向けて語りかけ、自分の目指す未来へ進んでいけるよう『勇気』を届けるメッセージが込められた楽曲となっている。 __「MUT」という楽曲について、『勇気』という意味を込めた楽曲にした理由は何でしたか。 真央(Key):2ndのシングル「MUT」は、リリースした時期が4月の後半で。 4月は新しい環境で頑張る人が多い時期でもあるので、そういった人たちに向けての『勇気』をイメージしました。 __ラップも印象的で「徒花」に比べて雰囲気も一気に変わったと思いますが、何か意図があったのですか。 宮田(Ba):1番初めに出したのが結構暗い曲なので、次は明るい楽曲をやってみようかっていう。僕が趣味でラップをやってるので、自分のラップを入れようという風に考えました。 宮田さんが趣味でやっているというラップが取り入れられたこの楽曲では、リリックにも寄り添ったメッセージが込められている。ぜひ注目してほしい。 続いて、2024年7月にリリースされた「Soleil」。 この楽曲は『結婚』をテーマに作られた楽曲のようだ。 結婚を誓い合う心情や、人生の新たなスタートを描いた歌詞にも印象を受ける。 __「Soleil」という楽曲について、『結婚』 という意味を込めた楽曲にした理由は何でしたか。 宮田(Ba):3曲目の「Soleil」は、ちょうど友達が結婚式だった時で。その友達は高校からの友達でよく知っていたので、高校から今までの経路をたどっての歌詞になっています。 __イントロの部分でもイメージを感じましたが、『結婚』のテーマを表現するために意識したことはありますか。 真央(Key):「Soleil」は『太陽』っていう意味なんですけど、「ひまわり」っていう捉え方もできるらしくて。結婚した友人の奥さんが向日葵が好きらしく、そこからこの曲名をつけました。 楽曲で表現した部分は、本当は『太陽』という意味なので、最初は、少し焚き火の音みたいな要素を入れて、火を表しました。ここでストリングスも使ったことで、華やかに、少しクラシックっぽさも表していこうかなと考えた感じですかね。盛大に祝いたいなと思って工夫したところです。 このように友人の結婚を祝う気持ちや、その特別な瞬間への思いが楽曲の細部にも表現されている。 聴く人に幸せが伝わるような、温かさの込められた楽曲となっている。

EP「atodashi」を通してバンドの色を

既にリリースされている3つの楽曲についてお伺いしたが、12月15日にリリースのEPについてもお話を伺った。 4曲を含めたEP「atodashi」をリリースするようだが、これまでの楽曲とは少し異なるアプローチを取り入れているようだ。 真央(Key):これまでの楽曲では、音色をたくさん重ねるという方向性で編曲とかをしていたんですけど。 宮田が、少ない楽器や音数での「満足感のある曲」を追求しているようで。それを聞いて、最近は少ない音数の中でその1曲で満足感が出るというのを目指して制作していますね。音数が少ない分どう展開していくかを考えることが最近多いかなって思います。 __EPについて、何かテーマはあるのですか。 宮田(Ba):EPの名前が「atodashi」っていう名前になっているんですけど。日常にある恋愛だったり、会話の中での「話し手の後者に回る」といったようなものが、一応テーマになっています。 真央(Key):「笑談」っていう曲があって、その曲は特定の友人とか、周りであったことを歌詞に込めて作っていますね。でもそんなにがっつりとしたテーマはないかな。 __制作において今までの3つの楽曲とは違う、新たな試みはありましたか。 真央(Key):今のところ、3曲ともジャンルが別々っていうか。1曲目はジャズやR&B、2曲目はラップでヒップホップ要素を取り入れて、3曲目がクラシックっぽさをイメージしたんですけど。 でもこれから、自分たちのバンドの色を定めていきたいっていうところもあって、EPで少し固めるようにはした感じですかね。 僕らはいつも通り作ったつもりなんですけど、聴き手からしたらまた新しいものになったのかなと思います。音数が少なくなって、また少し違う感じに聴こえるんじゃないかなと思います。

目標は「森、道、市場」

EPのリリースを機に、今後のライブ活動にも期待を抱いているが、過去に一度行ったライブについても、今後の展望を交え、お話を伺った。 __初めて行ったライブはカバーも交えたんですよね。どんな曲をカバーしたのですか。 宮田(Ba):2曲カバーはしたんですけど、うちのボーカルの声に合いそうだと考えてshowmoreさんの「circus」、あとは僕と真央がやりたかったSuchmosさんの「GIRL」という曲をカバーしました。 __どういうお気持ちでしたか。 宮田(Ba):あんまり成功した感はなかったですね(笑)。 真央(Key):「徒花」がオルガンとかを使用して、音色も少し多く取り入れていて。それもあって初のライブで、同期を使って演奏したんですけど。同期をセッティングするっていう部分で、最初手こずったかなって感じですかね。最初やばって思ったけどね(笑)。これからライブをしていって、そういうとこも慣れていって、いろんなところでライブをしていきたいって思いますね。 __その時はどういう規模感の場所で行ったのですか。 宮田(Ba):喫茶店だったんですよね。マニュアル喫茶店で。ほぼ自主企画みたいな感じで、先輩のバンドとか呼んで、ラッパーとかも呼んでみたいな。DJもして。 __楽しそうですね。 宮田(Ba):楽しかったですけどね、あんまり満足できなくて(笑)。 __EPを出すというきっかけで、今後のライブの展望はありますか。 宮田(Ba):無難にライブハウスでやったことがないので、今までで。誰もが一度は通るライブハウスでもやってみたいですし、野外でもやってみたくて。 今のところの僕らの目標が、愛知県の蒲郡市である「森、道、市場」っていう大型のフェスがあるんですけど、出てみたいなと思っているので。野外でもライブをやってみて、経験を積んでいきたいですね。 まずは、来年からライブ活動にも積極的に取り組んでいきたいという熱意も伺うことができた。今後の展開にも注目していきたい。

日常で紡ぐ音楽

現在はバンド活動を中心に音楽活動を行っていますが、それぞれの活動の取り組みについても伺った。 __現在、活動はバンド活動中心で行っているのですか。 真央(Key):僕はバンドで楽曲を作る活動をしていることが多いですね。あとは楽器を始めたのが遅くて、実力がまだないなと思っていて。クラシックとジャズを習いながら作曲をしていますね。 宮田(Ba):僕は、バンド組んだと同時期くらいに仕事を辞めて、そこから作曲活動中心でという感じです。 めい(Dr):私は、普段は音楽の先生とピアノの講師をしています。他の時間はもう趣味も音楽なので、全部ドラム、バンドです。 __ボーカルの琴梨さんも、弾き語りでステージに出ていますね。 宮田(Ba):琴梨さんは高校からギターを始めて、卒業したタイミングぐらいから弾き語りを始めたようで。そこからも趣味という感じでステージに出ているのだと思います。 __今後バンドとして挑戦していきたいと思っていることはありますか。 真央(Key):12月はEPで4曲をリリースする予定ですが、今後はアルバム、もう少し大きな作品を僕は作っていきたいなと考えていますね。ライブは先ほども言った「森、道、市場」を目標に頑張りたいです。 めい(Dr):県内でも県外でもいっぱいライブやりたいです。あと私も作曲したいです、一緒に(笑)。 めいさんはEPがほぼ完成していた段階でバンドに参加したとのことで、今後は制作活動にも積極的に取り組んでいきたいとのこと。 今後、新たな楽曲の世界が広がる可能性を感じさせるコメントだった。 The Moon が作り出す新たな音楽の世界が、今後の楽曲やライブ活動を通じて多くの人に広がっていくことを期待したい。 __EPリリースを踏まえて、どういう風に聴いてほしいといった想いはありますか。 宮田(Ba):今回のEPの楽曲は意外と寄り添った曲というか、さまざまな人に当てはまることが多いと思う曲ばかりなので。自分を当てはめてじゃないですけど、感化されてほしいなって思います。 めい(Dr):感化されてほしいですね(笑)。 まお(Key):やっぱ僕と宮田が、楽器を始めるのが遅かったけど、こんなことができるよっていうのを思ってもらえたら、多くの人が色々な道に挑戦したり、 今からでもできるって思えたらいいなって僕は思っています。 12月にリリースされるEPでも、私たちの日常に寄り添う、素敵な楽曲が詰まっているだろう。 ぜひこの機会に、The Moon の音楽に触れてみてはいかがでしょうか。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
THE1975、世界を代表するロックバンドとしてあるべき姿とは
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THE1975、世界を代表するロックバンドとしてあるべき姿とは

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2010年代から2020年代を代表するロックバンドとして、著者がまず最初に挙げるバンドは間違いなくTHE1975だ。日本でもサマーソニック2022のヘッドライナーとしてステージに出演し、翌年に行われた自身最大規模のジャパンツアーは全公演ソールドアウトとなった。 ロックの衰退期と言われ、ニルヴァーナやオアシスといった絶対的なロックバンドをリアルタイムで体感することがなかった今の若い世代にとって、THE1975はそんな重要な役目を担うロックバンドである。 そんな現代のロックシーンの象徴とも言えるTHE1975の魅力に迫っていきたいと思う。

アルバムごとに変化し続けるコンセプト

THE1975は2013年にデビューアルバム『THE1975』でデビューし、いきなり全英チャート1位を記録すると、その後の全アルバム作品が5枚連続で全英チャート1位を記録し、セカンドアルバム『I like It when you sleep,for you are so beautiful yet so unaware it(君が寝ている姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気づいていないから。)』では全米&全英チャート両方で1位を記録している。 そんな現代のロックシーンになくてはならない存在となったTHE1975の最大の魅力は、「コンセプトの変化」だ。それは音楽面だけにとどまらず、ヴィジュアル面においても変化していくのがとてもおもしろいところだ。 しかし筆者自身、バンドのコンセプトチェンジは非常に難易度が高いものだと感じている。なぜなら、それはバンドの芯となるもののブレが生じて、リスナーとの間にも乖離が生まれやすくなるからだ。 THE1975にそのような現象はまず起きることがない。 その理由は、彼らが取り入れるジャンル的要素が最大限に活かされているからだ。 THE1975の楽曲はパンクやポストロック、オルタナティブ、R&B、エレクトロ、シューゲイザー、ダンスミュージックといった多種多様なジャンルで構成されている。そしてこれらから選択したジャンルを徹底的に突き詰めることにより、中途半端なサウンドになることなくバンドのグルーヴに大きく作用し、ポップミュージックへと昇華される。それによりリスナーたちが違和感なく彼らの音楽を受け入れることができるのだ。 言ってしまえば、THE1975はロックバンドとしての存在意義を失う寸前のラインを保っているバンドでもあり、最も自由なバンドでもあるということだ。

メッセージ性を帯びた楽曲

THE1975のもう一つの魅力は、様々な問題に触れながら「愛」や「希望」を歌う両立性を感じさせる歌詞だ。 戦争や政治問題、貧困、差別を痛烈に批判すると同時に、彼らの「願い」を綴った『Love It If We Made It』や、自殺行為についてに共感し寄り添いながらも「でも死んじゃだめだ!」と歌った『I Always Wanna Die (Sometimes)』など、現代の世界が抱える問題に対して言及しながらも「愛」や「希望」を内在させた歌詞が、多くの人々を惹きつけるのだ。 そして筆者は、彼らがザ・ドアーズやU2、セックス・ピストルズのように本来のあるべきロックバンドの姿を体現しているように思う。

マシュー・ヒーリーのフロントマンとしての立ち位置

若者から絶大な支持を得ているTHE1975だが、その人気の理由の一つとして、圧倒的なライブパフォーマンスが挙げられる。 特にTHE1975のフロントマンでもあるボーカルのマシュー・ヒーリーのパフォーマンスは圧巻だ。ライブ中に飲酒、喫煙はお決まりのことだが、それだけで終わらないところが彼の魅力である。 マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる華麗なダンスから、人間の本能を感じさせるほど激しく暴れ回るパフォーマンスまで非常に振り幅が大きく、そんなスマートでもありエネルギッシュでもあるライブパフォーマンスに、多くの若者が魅了されるのだ。

6枚目のニューアルバム?

2022年にリリースされた最高傑作『Being Funny In A Foreign Anguage(外国語での言葉遊び)』から2年が経ち、今年3月に完走したライブツアーを最後に、ライブ活動の無期限休止を発表したがTHE1975だが、今年10月にヴォン・イヴェールやジョージなどの楽曲制作を手がけた音楽プロデューサー・ジムイースタックが自身のインスタグラムにTHE1975との共同制作を匂わすストーリーを投稿し、ファンの間で「6枚目のアルバムが出るのか?!」と大きな話題となった。 きっともう彼らの新しい旅路は始まっているのだろう。 次のTHE1975は、どのような姿をしており、どのような音楽を掻き鳴らしているのか期待が膨らむばかりだ。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
大阪発バンド 三四少女、アルバム『恋してる・コンティニュー』発売決定
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大阪発バンド 三四少女、アルバム『恋してる・コンティニュー』発売決定

川田羽撫子(ボーカル/ギター)、たみ(ギター)、さっちゅー(ベース)、あんどりゅー(ドラム)からなる、大阪出身男女混合4人組のちょーかわいいバンド、三四少女(読み:サンスーガール)。 2023年の「マイナビ 閃光ライオット 2023」にて決勝に進出。今年3月開催「十代白書」では見事準グランプリを獲得!現在注目度が急上昇中の彼女たちが10月14日に大阪で開催された「MINAMI WHEEL」に出演。LiveHouseANIMAにてトップバッターで登場し見事入場規制がかかったこのステージにて、彼女たちにとってはじめてとなるアルバム『恋してる・コンティニュー』を自主レーベル「好吃同盟(読み:ハオチーユニオン)」より11月27日にリリースすることを発表した。またこのアルバムを携えてのレコ発ツアー「▶︎はじめから」の開催も発表。会場は割れんばかりの声援に包まれた。 さらに、このアルバムにも収録され、SNSでは「中国語と英語と日本語のトリリンガルソング」としてバズを起こした三四少女の自己紹介的ソング「たのしいさんすう」が本日10月15日よりリリース。10月15日は3年前となる2021年のバンド結成日にもあたり、3年の時を経てバンドの自己紹介ソングがついにリリースとなった。 そして、この楽曲のミュージックビデオは10月15日21時よりバンドのYouTubeチャンネルでプレミア公開される。 ジャケット写真でも披露している個性溢れる衣装のほか、パジャマや制服、懐かしさを感じさせる音楽番組風衣装、コック衣装など、4人が目まぐるしくもポップに七変化を遂げる。楽曲タイトル通り「たのしい」ビデオに仕上がっている。ミュージックビデオ公開後には、バンドのInstagramアカウントよりメンバーが生配信イベントを実施することも決定しており、合わせてチェックしてみよう。 レコ発ツアー「▶︎はじめから」は12月14日の名古屋CLUB ROCK'N'ROLL(愛知)公演を皮切りに下北沢 SHELTER(東京)、そしてLIVE SQUARE 2nd LINE(大阪)の3会場で開催。本公演は彼らにとって初めてのツアー公演となる。後日発表されるという対バン相手もお楽しみに。 三四少女は2021年10月にSNSを通じて知り合い結成。2022年3月にバンド始動し、2023年3月4日(サンスーの日)に自主制作盤1st EP『創刊号』をリリース。同年に行われた『マイナビ 閃光ライオット2023』では決勝に選出。バンド始動から2年目となる2024年3月26日には、可愛くてポップな世界観と耳に残る印象的なサウンドで話題となった「ユートピア」をリリース。 関西を中心にライブ活動も精力的に行っており、今年の3月4日には2回目となる自主企画ライブ「三四計画」を開催。大阪のバンドを中心に合計12組が終結。中には今年の「R-1グランプリ 2024」で話題となったアマチュア芸人「どくさいスイッチ企画」も参加し、平日にも関わらず大成功に終えた。 10月14日に自身3度目となる「MINAMI WHEEL」への出演を果たした彼女たちは、この後10月17日に神戸VARIT.にてMega Shinnosukeらが出演するライブに参加。11月3日には下北沢にて開催される「Chazawa Street」、12月7日にも下北沢で開催となる「下北沢にて」でのライブも決定!11月27日にはじめてのアルバム『恋してる・コンティニュー』をリリースしたのち、12月14日名古屋、19日東京、22日に大阪でのレコ発ツアーを開催する。

リリース情報

三四少女(読み:サンスーガール) アルバム『恋してる・コンティニュー』 2024年11月27日発売 「たのしいさんすう」MV:https://youtu.be/Q1JlPTsfu7c -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
ネクストブレイク間違いなしの「kurayamisaka」とは
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ネクストブレイク間違いなしの「kurayamisaka」とは

すべては1本の動画から始まった。突如としてアップロードされた40秒の音源が話題を呼び、1stミニアルバムは各所で高く評価される。 SNSを中心に若いリスナーの間で話題を呼ぶ新進気鋭のロックバンドだ。筆者の周囲でもkurayamisakaのコピーバンドがいくつか持ち上がるなど人気がうなぎ登りである。 本記事では、そんなネクストブレイク間違いなしのkurayamisakaについて紹介したい。

Kurayamisakaってどんなバンド?

kurayamisakaは内藤さち(Vo./Gt.)、清水正太郎(Vo./Gt.)、フクダリュウジ(Gt.)、阿左美倫平(Ba.)、堀田庸輔(Dr.)の5名からなるバンドである。レーベル「tomoran」所属。 2021年の12月に発起人の清水による勧誘、自薦を経て結成した。 2022年3月Twitter(現X)に『farewell』の40秒の音源をアップし、活動の口火を切る。程なくして『farewell』のミュージックビデオをYouTube上で公開。同年の10月に発売された1stEPであるコンセプトアルバム「kimi wo omotte iru」はSNSを中心に大きな支持を集めた。 kurayamisakaというバンド名は、彼らがホームタウンとする東京は大井町にある同名の坂に由来する。

音楽性やサウンドとは

kurayamisakaの音楽的な特徴へ目を向ければ、まずギターが3人いるバンド編成が挙げられるだろう。強烈に歪んだ3本のギターが織りなす轟音はこれぞシューゲイザーといったサウンドであり、聴く者の鼓膜を支配する。 音が太く、それでいて甘いジャズマスターの良さが存分に発揮されていると言えよう。この破壊力溢れるギターサウンドをこれまた迫力があり骨太なリズム隊がしっかりと支え、さらに儚げながら芯のあるヴォーカルが重なりkurayamisakaの音楽を形作っている。 また、轟音一辺倒ではなくメロウな曲も存在し、楽曲の引き出しの多さを感じさせる。

メインヴォーカル

メインコンポーザーである清水は2022年のインタビューにてASIAN KUNG-FU GENERATIONに影響を受けた旨を語っており、その清水が書き下ろす抒情的かつ聴き手に受け取り方の余白を持たせる歌詞も大きな魅力だ。 楽曲に関しては清水のnoteに参考にした曲やフレーズが紹介されており、参照してみるのも一興だ。

kurayamisakaのSNS活動

kurayamisakaを語るうえで、SNSを通じた発信に積極的な点が特徴的といえるだろう。各メンバーのnoteには楽曲解説やエフェクターボードの構成、使用しているアンプといった音作りに関するtipsなど、ファン垂涎の情報が目白押しである。そのほかにも、フクダ、阿左美はYouTubeチャンネルに本家自ら演奏動画をアップロードしている。kurayamisakaをコピーしたい層に対する訴求力もばっちりだ。こうしたプレーヤー側のファンへ対する手厚さは、メンバーが大学の軽音楽サークル出身ということも手伝ってのことだろう。 そうした彼らの姿勢も相まってか、YouTubeやXには主に大学の軽音楽サークルでkurayamisakaをコピーした動画が多く存在する。ドラムの堀田は自身のnoteでコピーバンドの行っていたドラムアレンジをライブで取り入れた旨を記しており、まさしくSNSを通じてファンとの交流を図っていることがうかがえる。 また、せだい(清水)やyubiori(阿左美)など、メンバーの多くが別のバンドでも活動しており、それぞれのXのアカウントを通じてその様子を垣間見ることができる。 そのほかにもレコード形式での1stEP販売など、ユニークな試みに挑んでいる。このレコードはたちまち在庫が完売し増産に増産を重ねるが、メンバー自ら発送作業を行っており、こうしたファンとの距離感の近さも人気につながっているだろう。 人気者の証ともいうべき学祭の出演も果たし、今後さらなる飛躍を遂げることが期待される。ライブは6月までないが、それはkurayamisakaを知らない人にも予習期間が充分にあることを意味する。2024年も引き続きkurayamisakaから目が離せない。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
ロックバンド「SAIHATE」1st EP「征野に向かって」が本日リリース!
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ロックバンド「SAIHATE」1st EP「征野に向かって」が本日リリース!

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現役大学生4人組ロックバンド「SAIHATE」(サイハテ)が、1st EP「征野に向かって」を本日9月11日(水)にSPACESHOWER MUSICよりリリース。 SAIHATEは東京、神奈川を中心に活動する4人組のロックバンド。5月にデビューシングル「響け」、7月に「緑道」、8月に「大器晩成」とシングルを立て続けにリリースし、早耳のロックリスナーを中心に注目を集め、全国のライブハウスから出演依頼が多数届いている、今年の最注目のロックバンドだ。 1st EPとなる本作はバンドを結成して初めて制作されデビュー曲にして現在のバンドのアンセムとなっている「響け」やライブでは既にお馴染みの「緑道」といった楽曲をはじめ、誰しも生活の中で感じる葛藤や悩みを疾走感あるフレーズで駆け抜ける「fool」、バンドマンとしての覚悟とオーディエンスへの愛を等身大に歌う「2002」、生きる強さと、踏み出す勇気をハイボルテージに伝えてくれる「大器晩成」など、現在のSAIHATEのパッションとフィジカルの強さをコンパイルした1st EPにして完成度の高い作品となっている。 リード楽曲「大器晩成」のMusic Videoも明日9月12日(木)21:00にSAIHATE Official YouTubeにてプレミア公開されるのでチェックしてほしい。 また、今回のEPリリースを記念した自主企画ライブ「SAIHATE 1st EP「征野に向かって」Release Party」の開催も発表。このライブは11月22日(金)渋谷 TOKIO TOKYOにて開催され、ゲストアーティストは後日発表される予定だ。 公演チケットは、本日20:00からバンドのチケット受付専用URLにて販売がスタートされる。

SAIHATE 1st EP「征野に向かって」配信リンク

https://ssm.lnk.to/SeiyaNiMukatte

SAIHATE「大器晩成」Official MV

https://youtu.be/xrnEVeF4NIw

LIVE INFO

9月11日(水) 新宿marble(東京) 9月15日(日) TOKYO CALLING (東京) 9月26日(木) 下北沢 DaisyBar(東京) 9月27日(金) 府中Flight(東京) 10月7日(月) 府中Flight(東京) 10月13日(日)下北沢 近松(東京) 10月14日(月祝) MINAMI WHEEL 2024 (大阪) 10月16日(水)神戸 太陽と虎(兵庫)

Special Live

SAIHATE 1st EP「征野に向かって」Release Party 日程:11月22日(金) 会場:TOKIO TOKYO (東京/渋谷) 出演:SAIHATE…and more!! OPEN/START:18:00 / 18:30 チケット:¥2,800-(ドリンク代別) チケット販売URL:https://x.gd/WMqyu

SAIHATE Profile

2022年結成 東京都 / 神奈川県出身。東京や神奈川県内を中心に活動する現役大学生4人組バンド。Vo/カナイの変声期をむかえる前の少年のようなハイトーンかつ清涼感のある歌声。誰もが生活の中で感じる喜怒哀楽をストレートかつリアルな言葉で放たれる歌詞、一度聞いたら忘れられなくなるような中毒性のある多彩なメロディライン。エッジの効いたバンドサウンドは聴く者の胸をわしづかみに捉えて離さない。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
YONCEのニューバンドHedigan’s、新曲「O’share」本日配信リリース!
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YONCEのニューバンドHedigan’s、新曲「O’share」本日配信リリース!

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Suchmos の YONCE こと河西”YONCE”洋介 擁するニューバンド”Hedigan's”が、新曲「O’share」(オシャレ)を7月17日に配信リリースした。 「O’share」配信リンク: https://fcls.lnk.to/Oshare

自主企画”AWAI vo.1”のゲストアーティストがクレイジーケンバンドに決定!

今年、東名阪ワンマンツアーを全公演SOLD OUT させ、FUJI ROCK FESTIVAL '24 をはじめ大型野外フェスティバルへの出演が決定しているHedigan’s。そんなHedigan’s は9 月17 日(火)に初となる自主企画”AWAI vo.1”をLIQUIDROOM(東京)で開催する。 7月17日、新曲「O’share」の配信リリースと合わせて、この記念すべきHedigan’s の自主企画第一弾”AWAI vo.1”のゲストアーティストにクレイジーケンバンドを迎えることが発表された。 また、7月17日(水)正午12:00 よりチケットオフィシャル2 次先行の受付がスタート。YONCE の地元でもある横浜・茅ヶ崎を代表するバンドとしてタイムレスな音楽を鳴らし続けるクレイジーケンバンドとHedigan’s の2 組による一夜限りのライブを是非お見逃しなく。

Hedigan's 自主企画開催概要

Hedigan’s “AWAI vo.1” TITLE:AWAI(アワイ) ゲストアーティスト:クレイジーケンバンド 開催日時:2024 年9 月17 日(火) 会場:東京 LIQUIDROOM 開場/開演:18:00/19:00 チケット:前売り¥6,000- (ドリンク代別) Under 18 チケット 前売り ¥4,000-(ドリンク代別)
常に最高を更新中!挑戦を恐れない新進気鋭の実力派バンド「totemぽぉる」の裏側に迫る
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常に最高を更新中!挑戦を恐れない新進気鋭の実力派バンド「totemぽぉる」の裏側に迫る

2022年に開催されたロックバンドオーディション『Brand-New Band Story』にて、GEN(04 Limited Sazabys)や Hiro(MY FIRST STORY)といった名だたるアーティストの満場一致で優勝をおさめ、メジャーデビューを果たした「totemぽぉる」。 今後さらなる活躍が期待される彼らの知られざる裏側は、どんな姿なのだろうか。 3月上旬、先輩バンドである FOMARE を追って札幌に滞在していたメンバー3人への独占インタビューにて迫りたい。

その擦り合せがバンドになっていく

今回のインタビュー取材の冒頭では、まず totemぽぉる が創り出す楽曲の制作方法について伺ってみた。 ―――今までに素敵な楽曲を数々リリースされていますが、普段の楽曲制作はどのように行っているんですか? 蘇我(Vo)自分が曲を作ってきて、こんなの作りたいって言うことが多いんですけど、最近はセッションも取り入れてます。歌詞は本や映画から着想を得ることが多いですね。小さい頃から本を読むのが好きで。 totemぽぉる が作る楽曲の歌詞からは、確かにその片鱗が見て取れ、爆音をかき鳴らして歌う想いは、ストレートながらも、その言い回しはどこか詩的な作品が多い。その絶妙なバランスが、彼らの魅力なのかもしれない。 楽曲『夕方エンジェル』では、「炭酸みたいな君の憂鬱は ぼくの脳みそを溶かすモルヒネだ」という歌詞も綴られており、クセになる言い回しに才能を感じる。 炭酸みたいな君の憂鬱は ぼくの脳みそを溶かすモルヒネだ 楽曲『夕方エンジェル』より 次に、もう一歩踏み込んだ質問を投げかけてみた。 ―――楽曲を作る上で一貫した方向性や、ライブを通して伝えたいメッセージはありますか? 蘇我(Vo)人を元気にさせるような曲を作りたいですねやっぱり。僕はあまり失敗を失敗と思ってなくて、今自分が最高な状態であれば全てが必然だったって信じられるんじゃないかって。いつだって自分は最高なんだよってことを伝えたいです。 栗原(Dr)ライブを見て、今までの生活のちょっとした空白が埋まるようなライブをしたいです。音楽を聴いた人の生活の一部になっていくみたいな。 関野(Ba)音楽を聴いた人にとにかく楽しくなって欲しいです。元気になって欲しい。 確かに、totemぽぉるの楽曲は常に底抜けに明るい訳ではない。が、悲観的という訳でもない。いつだって等身大の姿を歌い、それすら「最高だ」とリスナーを抱きしめて肯定してくれるような力があるのだ。 特に、昨年リリースされた『LOVE』には、totemぽぉるのそのスタンスが顕著に表れている。ぜひMVとあわせて聴いてみて欲しい。 もしこんな世界が優しくなったら君も明日から元気になれるかな ねぇずっと僕らは間違ってないからさ 誰にも負けちゃだめだよ 楽曲『LOVE』より ここまでのインタビューでは、真剣に、そして生き生きと音楽を楽しんでいる彼らの様子が伝わってきた。そんな totemぽぉる だが、楽曲制作において壁にぶつかることはあるのだろうか。 ―――普段、楽曲制作で悩むことはありますか? 蘇我(Vo)それはもういっぱいあります(笑)。楽曲を良くしようとすればするほど、歌詞とかメロディーに対する言葉の入れ方とか考える事も増えていって。でも、バンドでスタジオに入った時、何となしに出てきたフレーズや、決めのおかずが良かったりするんですよね。 ―――最初の原型から完成する曲が変わることもあるんですか? 蘇我(Vo)めちゃくちゃあります。バンドマジックというか、バンドの強みというか。バンドだからこそ、自分のイメージと違う方向に楽曲が行って、その擦り合わせがバンドになって良い曲ができるんじゃないんですかね。 最初の質問では、蘇我は原型を自分が作ることが多いと語ってくれた。その過程で悩むことも多々あるが、そんな時こそ1人ではなく複数人で制作に取り組むことができるバンドの強みが生きてくるようだ。全員で良い楽曲を作っていこうというバンドの姿勢が垣間見えた瞬間だった。

その瞬間の最高を目指して

さらに、ライブでの様子について尋ねてみた。 ―――totemぽぉるのライブは、演者も観客もとても熱いことが特徴の一つだと思います。ライブをする上でどんなことを大切にしていますか? 蘇我(Vo)その瞬間その瞬間を大切にしたいです。対バンや観客の雰囲気もみて、その場が一番楽しくなるように。ちょっとずれちゃったりもするけど、そのずれもライブなのかなって。ライブの完成度より、その瞬間瞬間で最高なことを重視してます。 栗原(Dr)ドラマーやリズム隊はやっぱり出音だと思うんですよね。楽しくさせたいのが前提なんですけど、でも棘は持つようにしてます。まけねぇよ!ぐらいの感じですね。俺が一番良い音出してやるって気持ちが音にも全面に出てますね。 関野(Ba)やる側も見る側も楽しむのがライブだと思っていて。高校生の頃はミスをすると落ち込んで保守的なライブに走ってしまうこともあったんですけど、最近はミスしても楽しいです。ミスした時の顔ってダイレクトに伝わるんですよ。とにかく楽しむことを大切にして、そしたらお客さんにもその楽しさが伝わるんです。 筆者自身もロックバンドのライブにはよく観客として足を運ぶのだが、ライブの醍醐味については同意見だ。 もちろん、生で素晴らしい技術の歌や演奏が聴けることも魅力の一つだが、その日のコンディションや観客の雰囲気など、様々な予測不可能な要因によってライブの様子は変わってくる。 どんなアーティストにも共通することだが、こうすれば必ずライブが成功するという答えが無い中で、常にその場のベストを尽くすことに意味があると言えるのだろう。

最大の武器は「ぶっ飛んでいる」こと

また、totemぽぉる のメンバー自身が考える彼らの強みや特徴についても考えも伺ってみた。 ―――全力を出し尽くす熱いライブや、特徴的な楽曲などtotemぽぉるには魅力が沢山ありますが、自分たちの最大の武器は何だと思いますか? 蘇我(Vo)ぶっ飛んでいるところだと思ってます(笑)。ギャンブルでいったらオッズが高い方に全部ベットしちゃうような、思い切りの良さが武器じゃないですかね。 ―――「ぶっ飛んでいる」と言えば、皆さんは今、対バン後も先輩バンド FOMARE のツアーに付いて行かれて、全国各地を回っていますよね? (※ FOMAREが、2024年1月にリリースした新アルバム『be with you』ツアーの神奈川公演、静岡公演に、totemぽぉるは対バン相手として呼ばれていた) 蘇我(Vo)下手したら先輩に迷惑がかかっちゃうし、自分たちのやらなきゃいけないこともあるし、勿論お金もかかるじゃないですか。でも平成初期のバンドってそういうことをしているイメージがあるんです。昔出来たんだったら今も出来るでしょマインドで。今回ってお金も無くて移動も辛いけど、各地でスタジオに入ってメンバーとの時間も増えてグルーブが生まれて、全部が無駄じゃなくて。音楽に還元できるようになったらいいなって思ってます。 ―――何かその中で印象に残っていることはありましたか? 蘇我(Vo)FOMARE ツアーの金沢編に飛び入り参加させてもらったことです。その前が富山で、Hawaiian6 との対バンだったんですけど、俺が打ち上げに参加させてもらっていて。ドラムの畑野さんに「せっかく来てやる気があるならやってみろよ」って言ってもらえたんです。怖いじゃないですか。けど、ここで引き下がったら意味が無いって思って、「できます」って。 15分だけだったけど、全力出しすぎて汗だくでした。 ―――お二人は何か武器だと思う部分はありますか? 栗原(Dr)ぶっ飛んでいるからこそリアルでしかないところですかね。リアルしか見せられない、嘘がつけない、一番リアルです(笑)。ひけらかそうとしている訳じゃないですけど、カッコいい所もカッコ悪い所も全部見せる等身大なバンドってのが武器です。 関野(Ba)三人が同じ方向を向いているところですね。FOMARE に付いていくことも満場一致で決まったんです。普通だったら誰かしら渋るじゃないですか。だから、三人だったら今後もやっていけるって思います。 3人揃って「ぶっ飛んでいる」ことが武器と捉える totemぽぉる。 口だけでなく、実際に行動でそれを体現する三人なら、他のバンドには出来ないことでも成し遂げてしまうと思わせられる、そんな雰囲気が3人からは感じられた。 ―――最後に、今後挑戦してみたいことや目標はありますか? 蘇我(Vo)変わった曲を作りたいです。今まではストレートな曲が多かったですけど、今までにない自分を見つけたいですね。行ける時は遠くまで言ってその街の曲を書いたり、色んなジャンルに手を出すと言うより、深堀りしていって新しい自分を見つける作業みたいな感じですかね。あとは一貫して、バンドの顔になる曲を作りたいです。今年! 栗原(Dr)でっかいところに立ちたいですね。そこに立ってライブをしたら、どんなに気持ちが良いんだろうって気になります。個人的には富士山にも登りたいです(笑)。 関野(Ba)47都道府県ツアーとかしてみたいです。その場所にちなんだアーティストを対バンで読んだりして。あとは地元栃木のベリテンライブにも出たいです。栃木と言えば totemぽぉる いるよねって言われるようになりたいですね。

インタビューを振り返って

今回のインタビューを通し伝わってきたのは、バンド活動に対する真摯な姿勢と熱い想い、そして何よりメンバー3人の関係性の良さだった。誰か一人が突っ走ること無く、全員揃って同じ方向に向かって同じ気持ちで進んでいるバンドは、決して多くは無いだろう。 10代・20代の若者世代にこそ、「totemぽぉる」の楽曲を聴いてみて欲しい。 彼らの姿と音楽に、きっと勇気づけられる人は多いのではないだろうか。

リリース情報

SINGLE作品:LOVE 2023/09/06 (Wed) RELEASE COKM-44588 1.LOVE 2.夕方エンジェル 各配信サイト:https://lnk.to/totempole_LOVE

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公式サイト:https://totem-pole.com/ YouTubeアカウント:https://www.youtube.com/channel/UCmSn1SPXQnL56tJ5VDRAYVQ X(Twitter):https://twitter.com/boron_boron4649 Instagram:https://www.instagram.com/totempole2022/