PURPLE BUBBLE、「ナツメグ」がTikTokで人気上昇中の理由とは?
PURPLE BUBBLEの 楽曲「ナツメグ」が、現在TikTokで若者を中心に人気を集めている。
PURPLE BUBBLEは、2024年5月に結成された神奈川県発の4ピースロックバンドである。
彼らの楽曲「ナツメグ」はTikTokでの総いいね数が20万回を突破し、さらにSpotifyのバイラルトップ50では、インディーズバンドながら5位にランクインするという記録を達成している。(2025年2月11日時点)
なぜ彼らは急激に人気を集めているのか? その理由と魅力に迫る。
PURPLE BUBBLEは、人気 曲「ナツメグ」含む1st EP『幸せのスパイス』を2025年1月にリリースした。
このEPには「ナツメグ」のほか、既存曲3曲に加えて新曲「dot city」が収録されている。
これまでの明るくキャッチーな曲調とは一線を画し、どこか訴えかけるような深みのある 楽曲となっている。
特に「Rumbler」という歌詞があり、「Rumble(騒音)+ er(騒音を出す人)」といった意味を持つフレーズが印象的で、強いメッセージ性を感じさせる。
新たなPURPLE BUBBLEの一面が見られる一曲として、今後の注目ポイントのひとつとなるだろう。
結成からわずか1年経たずのバイラルヒット。
PURPLE BUBBLEの今後の活動にますます期待が高まる。
「ナツメグ」が注目されるようになった理由とは
2024年10月に初披露され、その後TikTokで楽曲の音源やライブ映像が継続的に投稿された「ナツメグ」。次第に視聴数が増加し、拡散率が上昇した。 注目を浴びるようになった理由としては、明るく軽快なメロディと、立ちはだかる壁に対し前向きに勇気づける歌詞が、多くの人に響いたことが挙げられるだろう。 特にTikTokのコメント欄には、「受験で辛いけれど頑張れる」とのコメントが多く見られ、学生を中心に共感を呼んでいることがわかる。 さらに、「サブスクを解禁して欲しい」とのリクエストが増え、2025年1月に満を持して配信開始。 この流れで楽曲が急上昇したと考えられる。1st EP「幸せのスパイス」のリリースも

プロフィール
神奈川県日吉発のインディーズロックバンド。 K-taring(Gt/Vo)、せき(Gt)、りゅーせー(Ba/Cho)、嵐丸(Dr)の4人のメンバーで構成されている。 2024年5月に結成され、6月頃からコンスタントにTikTokの投稿を開始する。 2024年9月に、「クラルテ」「A maze」を配信開始。 2024年10月には、「愛の天秤」を配信開始。 同時期に「ナツメグ」の音源やライブ映像をTikTokに投稿し、徐々に注目を集める。 2025年1月に、「ナツメグ」を配信開始し、加えて1st EP「幸せのスパイス」をリリースする。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/竹原ピストル、4年ぶりにMステ出演!「逃がしてあげよう」を披露
竹原ピストルが、2月14日放送のテレビ朝日「ミュージックステーション」へ4年ぶりに出演し、話題を呼んだ。
この日の放送には、Omoinotake、吉柳咲良、King & Prince、HEART、日向坂46らも登場。
竹原ピストルは、総合ホテルチェーン・ルートインホテルズのCMソングとして書き下ろされた「逃がしてあげよう」(2024年4月17日リリース)を披露し、力強いパフォーマンスで視聴者を魅了した。
4年ぶりの出演に視聴者も注目
ステージでは、菅田将暉主演の映画「サンセット・サンライズ」(1月17日公開)で居酒屋の店主役で演じたことから、映画のTシャツを着用。アコースティックギター1本で「逃がしてあげよう」を歌い上げた。 パフォーマンス後には、「マイクが思ったより近くて動揺した」とコメントし、スタジオを和ませた。変わらない 音楽スタイルで魅了
近年、ダンス&ボーカルグループが人気を誇り、出演が増える中、竹原ピストルの弾き語りスタイルは、新鮮に映ったようだ。 放送後には、「テレビで弾き語りを見るのが久しぶり」「会場や番組関係なく、一人一人に歌を届けているような空間を作り出すのがうまい」といった感想が寄せられていた。アルバムリリース&全国ツアーも予定!
竹原ピストルは、全国弾き語りツアー『“すうぉ~む!!”2025』の開催を発表。47都市62公演にわたる大規模ツアーとなる。 さらに、2025年5月18日には『竹原ピストル LIVE IN OSAKA JO HALL~Retry~』を開催予定。 また、2月19日(水)には、ミュージックステーションで披露した「逃がしてあげよう」を収録した7thアルバム『すうぉ~む!!』をリリースする。 チケット一般販売情報(2月15日開始) ・3月23日 島根 ・3月25日 鳥取 ・3月26日 岡山 ・3月28日 山口 ・3月30日 広島 ・5月18日 大阪 詳細: https://www.office-augusta.com/pistol/tour_2025_hikigatari.htm -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/ルサンチマン、「SPEED」リリース&最大規模ワンマンで観客を魅了!
4人組のオルタナティブロックバンド・ルサンチマンが、6thシングル「SPEED」を1月26日(日)にリリースした。
独創的な歌詞と疾走感あふれるサウンドが特徴の彼らは、2019年に高校生ながら「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出演し、一躍注目を集めた。
そんな彼らは、6枚目のシングルリリースと同日に、東京キネマ倶楽部にて過去最大規模となるワンマンライブ「ONE FILM NOISE」を開催。2025年の幕開けにふさわしい圧巻のパフォーマンスで観客を魅了した。
リード曲「スピードをあげなくちゃ」で2025年を駆け抜ける
今回の6thシングル「SPEED」は、会場および通販限定版としてリリースされた。 さらに、リード曲「スピードをあげなくちゃ」は、1月22日の午前0時から単独配信がスタートしている。 本楽曲は、疾走感あふれるリズムセクションと、耳に残る印象的なギターリフが特徴的だ。 「愛や希望は架空じゃない 日々の残像に見出すことが こんな歌さえも振り切って進むこと」 ...といった歌詞には、夢やこれまでの自分を信じ、スピードを上げて突き進むという力強いメッセージが込められている。過去最大規模のライブで観客を熱狂
1月26日には、東京キネマ倶楽部で過去最大規模のワンワンマンライブ「ONE FILM NOISE」を開催。約600人もの観客を魅了し、熱狂の渦に巻き込んだ。 セットリストには、6thシングル収録曲である「スピードをあげなくちゃ」「凡人として」「dollon」を含む全22曲が披露され、彼らの楽曲が持つパワーを存分に発揮した。 また、公式のInstagramには、単独配信中の「スピードをあげなくちゃ」のライブ映像も公開されており、観客を圧倒したパフォーマンスの一端を見ることができる。ぜひチェックして欲しい。 セットリスト:https://t.co/tkQNluLfny -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/BOYNEXTDOOR、「IF I SAY, I LOVE YOU」日本語Ver. 1月31日リリース
BOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)が、1st デジタルシングル「IF I SAY, I LOVE YOU」の日本語バージョン「今日だけ I LOVE YOU」を、1月31日(金)に配信リリースすることが決定した。
彼らは、BTS(防弾少年団)やNewJeansが所属するHYBEの傘下レーベルであるKOZ ENTERTAINMENTからデビューを果たした6人組ボーイズグループである。
本楽曲「IF I SAY, I LOVE YOU」は2025年1月6日にリリースされ、韓国Apple Musicのデイリートップ100チャートでは3日連続(1月10日~12日)1位にランクイン。
また、日本ではオリコンデイリーデジタルシングルランキングで8位にランクイン(1月6日付)し、LINE MUSICのトップ100リアルタイムランキングでは1位(1月7日午前0時時点)を獲得するなど、国内外問わず注目を集めている。
M COUNTDOWN(1月16日放送)や人気歌謡(19日放送)では一位獲得
「IF I SAY, I LOVE YOU」は、1月16日(木)放送の「M COUNTDOWN」で一位を獲得した。 M COUNTDOWN(エムカウントダウン)は、音楽専門ケーブルチャンネル・Mnet(エムネット)にて毎週木曜日18時から放送される、韓国の音楽番組である。 番組内では、様々なアーティストが出演しトップチャートを争うとともに、新曲の初披露やコンセプトステージが披露されるなど、最新のK-POPトレンドを知ることができる。 1月16日放送の本番組では、BOYNEXTDOORの「今日だけ I LOVE YOU」と同時に、SEVENTEENかから派生した3人組ユニットのブソクスンの「CBZ」が1位候補にノミネートされたが、BOYNEXTDOORが音源・SNS・ファン投票で満点を獲得し、見事1位に輝いた。 さらに1月19日(日)放送のSBS「人気歌謡」でも、SEVENTEENにユニット・ブソクスン、BLACKPINKのロゼ、そしてBOYNEXTDOORが1位候補に上がる中で、見事BOYNEXTDOORが1位を獲得した。1月からは初の日本単独ツアーも開催
BOYNEXTDOORは、1月から初の日本単独ツアー『BOYNEXTDOOR TOUR ‘KNOCK ON Vol.1’ IN JAPAN』を開催する。 2024年12月の韓国・仁川公演で幕を開けた本ツアーは、シンガポール、マニラ、バンコク、台北、香港、ジャカルタ、そして日本を含む計13都市を巡る大規模なものである。 日本では1月30日からスタートし、計6都市を回る初の単独ツアーとなる。 人気上昇中の彼らが世界中のファンを魅了するであろう今回のツアーは、今後の活動の展望を示す一歩として注目が集まっている。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/新鋭ラッパー“Kaneee”が話題!注目される理由とは?

新鋭ラッパー“Kaneee”が話題!注目される理由とは?
新鋭ラッパー “Kaneee” が、今SNSやHIPHOPシーンで大きな注目を集めている。
2024年12月にMVが公開された楽曲「Life is Romance」が、Spotifyのバイラルトップ50に5位でランクイン(2025年1月15日時点)。さらに、2024年末にはWeekly Buzz Tokyoのプレイリストカバーにも算出され、若者を中心に話題となっている。
この記事では、「Life is Romance」の魅力、Kaneeeの注目される理由について掘り下げていく...
S.A.R. が IRORI Records からメジャーデビュー発表!EPリリースも

S.A.R. が IRORI Records からメジャーデビュー発表!EPリリースも
S.A.R.が、ポニーキャニオン内のレーベル IRORI Records からメジャーデビューすることを発表した。
彼らは、ソウル、HIPHOP、R&Bなどをベースに、メンバーのルーツや嗜好性を反映した楽曲を制作しており、音源のみならず、映像、アートワークなども自身らで手掛ける、6人組のオルタナティブ・クルーである...
舟津真翔、新曲「アロエ」を1月22日リリース!ドラマED主題歌に

舟津真翔、新曲「アロエ」を1月22日リリース!ドラマED主題歌に
島根県出身のシンガーソングライター、“舟津真翔” の新曲「アロエ」が1月22日にリリースされる。
本楽曲は、株式会社TBSグロウディア(東京都港区 代表取締役:園田憲)が制作幹事を務め、1月7日に放送開始のドラマ『アリスさんちの囲炉裏端』のエンディング主題歌に起用されている。
この楽曲は本作のために書き下ろされ、恋愛の近づけないもどかしい関係をトゲのある植物「アロエ」に例えたラブソングとなっている。こだわり抜いたサウンド感も特徴の一曲となっている。
飛躍を遂げた2024年
舟津真翔は、2024年5月14日に配信された楽曲「一目惚れ」でTikTok動画総再生回数11億回を記録し...
ケプラ、新曲「ずっと前から君に恋してる」を12月25日リリース

ケプラ、新曲「ずっと前から君に恋してる」を12月25日リリース
2024年9月にメジャーデビューを果たした4人組バンド “ケプラ” が、2nd デジタルシングルとして、新曲「ずっと前から君に恋してる」を12月25日にリリースした。
本楽曲は、『友達同士の片想い』をテーマに、少し切ない恋心を綴った歌詞に、ポップなサウンドを合わせたラブソング...
Omoinotake、シングル「ホワイトアウト」12月25日リリース
今年、第75回NHK紅白歌合戦への初出場も発表され、話題となっている3人組バンド “Omoinotake” が、シングル「ホワイトアウト」を12月25日にCDリリースする。
今回リリースの「ホワイトアウト」は、今年1月に配信リリースをし、ストリーミング累計再生回数が3億回を突破している「幾億光年」ぶりに、小西遼をサウンド・プロデューサーに迎えたラブソングで、華美なオーケストラに、歌詞では想いを伝えることのできないもどかしさが表現された楽曲となっている。
また、10月31日から放映を開始した、アパレルブランドである “GLOBAL WORK” の新TVCM『メルティニットは、まちがいない服。篇』のタイアップ楽曲に起用されている。
2025年の3月からは、メジャー2ndアルバム「Pieces」を引っ提げた全国ツアー、Omoinotake One Man Tour “Pieces”も開催される。
メンバー全員の地元である島根公演を初日とし、初の東阪ホールを含めた8か所をまわるツアーとなっている。
現在は、2025年1月6日までのオフィシャル2次先行が受付中である。
--
EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/
Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
来年1月発売のメジャー2ndアルバム「Pieces」にも収録
Omoinotakeは、2025年1月29日にはメジャー2ndアルバム「Pieces」をリリースする。 このアルバムには、今回リリースの「ホワイトアウト」を初め、TBS系の火曜ドラマ『Eye Love You』主題歌の「幾億光年」、日本テレビ系の土ドラ10『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』主題歌の「ラストノート」など、Omoinotakeの2024年を代表する数々の楽曲が収録されている。 初回生産限定盤には、2024年4月28日に大阪城音楽堂にて開催された、Omoinotake SPECIAL LIVE 2024 “エアレンデル” がBlu-ray特典として収録されているようだ。 バンド結成日である4月28日に行われたこのライブは、Omoinotake史上初となる野外でのワンマンライブ。タイトルには、“エアレンデル=この地球から最も遠い星” という意味から、ワンマンライブ史上でも一番大きな場所を目指す、という想いが込められている。2ndアルバム「Pieces」を引っ提げた全国ツアーも

まつむら かなう、新曲「さよならの魔法」を12月18日リリース

まつむら かなう、新曲「さよならの魔法」を12月18日リリース
まつむら かなうが、新曲「さよならの魔法」を12月18日にリリースした。
大阪府出身のシンガーソングライターである彼は、2022年にリリースした「友達以上恋人未満」で注目を集め、YouTubeに公開されたミュージックビデオは再生回数640万回を突破。さらに、2023年にリリースした「幸せになるんだよ。」も200万回以上再生されており、切ない恋愛の心情を描いたストレートな歌詞が多くの若者の共感を呼んでいる。
新曲「さよならの魔法」は、さよならもせず、ただゆっくりと失われていく恋心を歌ったウィンターソングである。男女のすれ違いや、離れていく気持ちを繊細に表現した歌詞が印象的な一曲となっている。
愛していたい 気持ちもない
リリースと同日に「さよならの魔法」のミュージックビデオがYouTubeで...
名古屋拠点の4人組バンド The Moon – 日常が紡ぐ音楽の物語
筆者がストリーミングで耳にした瞬間、心を掴まれたバンド、The Moon。
愛知県の名古屋を拠点に活動する4人組バンドで、ジャズやR&Bの要素を感じさせる 1st シングル「徒花」をリリースすると同時にバンドを結成し、本格的な活動を開始したようだ。
儚さを感じさせる歌声と、温かみのある音色やメロディが織りなす音楽、そして日常の一部を切り取ったかのような歌詞が印象的で、聴く人の心にそっと寄り添う楽曲となっている。
そんな彼らが、12月15日には初のEP「atodashi」をリリースし、新たな音楽表現の一歩を踏み出した。
今回のインタビューでは、メンバーの琴梨(Vo)さん、宮田(Ba)さん、真央(Key)さん、めい(Dr)さんのうち、宮田(Ba)さん、真央(Key)さん、めい(Dr)さんの3名に、バンド結成の背景や、これまでリリースした楽曲に込めた想い、そして今後の展望についてお話を伺うことができた。
まずは、バンド結成の経緯やメンバーとの出会いについて伺った。
__バンドを結成しようと思ったきっかけは何でしたか。
宮田(Ba):僕と真央(Key)が高校時代からの同級生で、卒業する前から「何かやりたいね」と話していた中で、結局サラリーマンに1回なったんですけど。ある時友達がカラオケで、King GnuさんのVinylを歌っていた時にMVが同時に流れていて、それを見た時に僕に電気が走りまして(笑)。こういうのをしたいと思って。それでKing Gnuさんを追いかけつつ、他のアーティストさん含め、アーティストの人たちがフェスなどのステージに立って見ている景色を見てみたいなと思って。それで真央と2人で、バンドを組むことになりました。
__楽器の経験はそれまであったのですか。
宮田(Ba):全くやったことがなくて。20歳の頃に楽器を始めると同時にバンドを組みました。
__めいさんの、メンバーとの出会いのきっかけは何でしたか。
めい(Dr):ボーカルの琴梨さんとたまたま同じ美容院に通っていて、席が隣になって。その時に、たまたま会話の中で私がドラムをしていることを聞いていてくれたみたいで。琴梨さんから、「今、バンドにドラムがいないから入ってくれませんか」と誘われたのがきっかけでした。私が元々 The Moon のファンで楽曲を聴いていたので、ぜひ参加したいと思って。
__バンド名の「The Moon」、由来を教えてください。
宮田(Ba):由来は、バンド名をどうするかっていう話になっていた時に全然決まらなくて。コンビニで話していて、空を見たら月が綺麗だったっていう(笑)。
バンド名の由来は、日常から切り取ったようなもので、「月」という要素が彼らの楽曲の雰囲気にもぴったりと合っているように感じた。
では、彼らは普段どのような活動をしているのだろうか。SNSでは、レコーディングやスタジオ練習の様子が見受けられたが、実際のところはどうなのか。さらに掘り下げて聞いてみた。
__活動状況としては、楽曲制作やライブは頻繁に行っているのですか。
宮田(Ba):ライブは正直まだ1回しかしたことがなくて、今年の5月に1度だけ行いました。というのも、自分たちの持ち曲がなくて。5月に1回行ったライブは少しなのですが、コピーを交えてのライブをしました。それで今3曲リリースしているのですが、それからは自分たちの曲を増やすために、12月15日リリースのEPに向けてレコーディングと制作を繰り返していました。
レコーディングは、12月15日にリリースの4曲入りEPの制作に向けたものだったようだ。
The Moonの楽曲はどのように作られているのだろうか。
__楽曲制作はどのように行っているのですか。
真央(Key):僕の家にパソコンやインターフェイスとか機材が色々置いてあって、そこでDAW上でできるようになっていて。楽曲は僕と宮田が作ることが多いので、2人で僕の家に集まって、話し合って作っていくことが多いですかね。
__作詞作曲を二人で行っているのですか。
真央(Key):作曲は僕が少しできて、作詞は全て宮田が担当しています。 1人で完全に作るというより、2人で話し合って作っていくので、作り始めに大体最初どういう曲を作るかっていうイメージを2人で固めてから作ることが多いですかね。
EP作品について伺う前に、まずは現在リリースされている3曲の楽曲について知っていただきたい。
楽曲についてお話を伺う中で、それぞれの楽曲にテーマが意識されていることが印象的だった。
まず、2023年9月にリリースされた1st シングルの「徒花」。
この楽曲は『失恋』をテーマにしているそうだ。 ジャズっぽさを感じさせる独特のリズム感がイントロから引き込んでくれ、琴梨さんのボーカルと切ない曲調が見事に合わさった楽曲だ。 曲名の「徒花」は、『咲いても実を結ばない花』を意味し、外見は華やかでも実質を伴わないもののたとえにも使われる言葉だ。 歌詞は宮田さんの実体験をもとに書かれているようで、実を結ぶことができないもどかしい恋愛心情が表現されている。
__「徒花」という楽曲について、『失恋』をテーマにしたきっかけは何でしたか。
宮田(Ba):僕の失恋です。振られたじゃないですけど、色々あってダメだった女の子に届けばいいなっていう想いで作りました。
__制作にあたって、工夫した部分はありますか。
真央(Key):最初(宮田さんが)コード進行を出してくれて、僕がとりあえずコードだけでピアノのバッキング入れて「いいじゃん」ってなって進んだんですけど、あとはもうなんかセンスでやったよね。
宮田(Ba):センスでやりました(笑)。
真央(Key):センスで結構進めちゃって。
宮田(Ba):真央と僕の好きな音楽が結構似ていて。2人の好きな感じをふんだんに詰め込んだ曲になりました。
__どういったアーティストさんのイメージを持っていたのですか。
真央(Key):僕、The Cardingsさんの『Carnival』っていう曲が好きで、その曲のイントロがオルガンから始まっていて。すごくいいなと思って、オルガンで始まるイントロのアイデアはそこから持ってきましたね。ドラムは最初結構センスで作りましたけど、よく聴いたら僕らJamiroquaiさんが好きなんですが、『Virtual Insanity』っていう曲と似ているね、という話にはなりましたね。
次に、2024年4月にリリースされた 2nd シングル「MUT」。
ラップが印象的で、1stシングルの「徒花」とは異なり、ヒップホップ要素が取り入れられ、楽曲の雰囲気がガラッと変わっている。
曲名の「MUT」は、ドイツ語で『勇気』という意味があるそうだ。
そのテーマでもある通り、踏み出せずにいる人たちに向けて語りかけ、自分の目指す未来へ進んでいけるよう『勇気』を届けるメッセージが込められた楽曲となっている。
__「MUT」という楽曲について、『勇気』という意味を込めた楽曲にした理由は何でしたか。
真央(Key):2ndのシングル「MUT」は、リリースした時期が4月の後半で。 4月は新しい環境で頑張る人が多い時期でもあるので、そういった人たちに向けての『勇気』をイメージしました。
__ラップも印象的で「徒花」に比べて雰囲気も一気に変わったと思いますが、何か意図があったのですか。
宮田(Ba):1番初めに出したのが結構暗い曲なので、次は明るい楽曲をやってみようかっていう。僕が趣味でラップをやってるので、自分のラップを入れようという風に考えました。
宮田さんが趣味でやっているというラップが取り入れられたこの楽曲では、リリックにも寄り添ったメッセージが込められている。ぜひ注目してほしい。
続いて、2024年7月にリリースされた「Soleil」。 この楽曲は『結婚』をテーマに作られた楽曲のようだ。 結婚を誓い合う心情や、人生の新たなスタートを描いた歌詞にも印象を受ける。
__「Soleil」という楽曲について、『結婚』 という意味を込めた楽曲にした理由は何でしたか。
宮田(Ba):3曲目の「Soleil」は、ちょうど友達が結婚式だった時で。その友達は高校からの友達でよく知っていたので、高校から今までの経路をたどっての歌詞になっています。
__イントロの部分でもイメージを感じましたが、『結婚』のテーマを表現するために意識したことはありますか。
真央(Key):「Soleil」は『太陽』っていう意味なんですけど、「ひまわり」っていう捉え方もできるらしくて。結婚した友人の奥さんが向日葵が好きらしく、そこからこの曲名をつけました。
楽曲で表現した部分は、本当は『太陽』という意味なので、最初は、少し焚き火の音みたいな要素を入れて、火を表しました。ここでストリングスも使ったことで、華やかに、少しクラシックっぽさも表していこうかなと考えた感じですかね。盛大に祝いたいなと思って工夫したところです。
このように友人の結婚を祝う気持ちや、その特別な瞬間への思いが楽曲の細部にも表現されている。
聴く人に幸せが伝わるような、温かさの込められた楽曲となっている。
既にリリースされている3つの楽曲についてお伺いしたが、12月15日にリリースのEPについてもお話を伺った。 4曲を含めたEP「atodashi」をリリースするようだが、これまでの楽曲とは少し異なるアプローチを取り入れているようだ。
真央(Key):これまでの楽曲では、音色をたくさん重ねるという方向性で編曲とかをしていたんですけど。
宮田が、少ない楽器や音数での「満足感のある曲」を追求しているようで。それを聞いて、最近は少ない音数の中でその1曲で満足感が出るというのを目指して制作していますね。音数が少ない分どう展開していくかを考えることが最近多いかなって思います。
__EPについて、何かテーマはあるのですか。
宮田(Ba):EPの名前が「atodashi」っていう名前になっているんですけど。日常にある恋愛だったり、会話の中での「話し手の後者に回る」といったようなものが、一応テーマになっています。
真央(Key):「笑談」っていう曲があって、その曲は特定の友人とか、周りであったことを歌詞に込めて作っていますね。でもそんなにがっつりとしたテーマはないかな。
__制作において今までの3つの楽曲とは違う、新たな試みはありましたか。
真央(Key):今のところ、3曲ともジャンルが別々っていうか。1曲目はジャズやR&B、2曲目はラップでヒップホップ要素を取り入れて、3曲目がクラシックっぽさをイメージしたんですけど。
でもこれから、自分たちのバンドの色を定めていきたいっていうところもあって、EPで少し固めるようにはした感じですかね。 僕らはいつも通り作ったつもりなんですけど、聴き手からしたらまた新しいものになったのかなと思います。音数が少なくなって、また少し違う感じに聴こえるんじゃないかなと思います。
EPのリリースを機に、今後のライブ活動にも期待を抱いているが、過去に一度行ったライブについても、今後の展望を交え、お話を伺った。
__初めて行ったライブはカバーも交えたんですよね。どんな曲をカバーしたのですか。
宮田(Ba):2曲カバーはしたんですけど、うちのボーカルの声に合いそうだと考えてshowmoreさんの「circus」、あとは僕と真央がやりたかったSuchmosさんの「GIRL」という曲をカバーしました。
__どういうお気持ちでしたか。
宮田(Ba):あんまり成功した感はなかったですね(笑)。
真央(Key):「徒花」がオルガンとかを使用して、音色も少し多く取り入れていて。それもあって初のライブで、同期を使って演奏したんですけど。同期をセッティングするっていう部分で、最初手こずったかなって感じですかね。最初やばって思ったけどね(笑)。これからライブをしていって、そういうとこも慣れていって、いろんなところでライブをしていきたいって思いますね。
__その時はどういう規模感の場所で行ったのですか。
宮田(Ba):喫茶店だったんですよね。マニュアル喫茶店で。ほぼ自主企画みたいな感じで、先輩のバンドとか呼んで、ラッパーとかも呼んでみたいな。DJもして。
__楽しそうですね。
宮田(Ba):楽しかったですけどね、あんまり満足できなくて(笑)。
__EPを出すというきっかけで、今後のライブの展望はありますか。
宮田(Ba):無難にライブハウスでやったことがないので、今までで。誰もが一度は通るライブハウスでもやってみたいですし、野外でもやってみたくて。 今のところの僕らの目標が、愛知県の蒲郡市である「森、道、市場」っていう大型のフェスがあるんですけど、出てみたいなと思っているので。野外でもライブをやってみて、経験を積んでいきたいですね。
まずは、来年からライブ活動にも積極的に取り組んでいきたいという熱意も伺うことができた。今後の展開にも注目していきたい。
現在はバンド活動を中心に音楽活動を行っていますが、それぞれの活動の取り組みについても伺った。
__現在、活動はバンド活動中心で行っているのですか。
真央(Key):僕はバンドで楽曲を作る活動をしていることが多いですね。あとは楽器を始めたのが遅くて、実力がまだないなと思っていて。クラシックとジャズを習いながら作曲をしていますね。
宮田(Ba):僕は、バンド組んだと同時期くらいに仕事を辞めて、そこから作曲活動中心でという感じです。
めい(Dr):私は、普段は音楽の先生とピアノの講師をしています。他の時間はもう趣味も音楽なので、全部ドラム、バンドです。
__ボーカルの琴梨さんも、弾き語りでステージに出ていますね。
宮田(Ba):琴梨さんは高校からギターを始めて、卒業したタイミングぐらいから弾き語りを始めたようで。そこからも趣味という感じでステージに出ているのだと思います。
__今後バンドとして挑戦していきたいと思っていることはありますか。
真央(Key):12月はEPで4曲をリリースする予定ですが、今後はアルバム、もう少し大きな作品を僕は作っていきたいなと考えていますね。ライブは先ほども言った「森、道、市場」を目標に頑張りたいです。
めい(Dr):県内でも県外でもいっぱいライブやりたいです。あと私も作曲したいです、一緒に(笑)。
めいさんはEPがほぼ完成していた段階でバンドに参加したとのことで、今後は制作活動にも積極的に取り組んでいきたいとのこと。 今後、新たな楽曲の世界が広がる可能性を感じさせるコメントだった。 The Moon が作り出す新たな音楽の世界が、今後の楽曲やライブ活動を通じて多くの人に広がっていくことを期待したい。
__EPリリースを踏まえて、どういう風に聴いてほしいといった想いはありますか。
宮田(Ba):今回のEPの楽曲は意外と寄り添った曲というか、さまざまな人に当てはまることが多いと思う曲ばかりなので。自分を当てはめてじゃないですけど、感化されてほしいなって思います。
めい(Dr):感化されてほしいですね(笑)。
まお(Key):やっぱ僕と宮田が、楽器を始めるのが遅かったけど、こんなことができるよっていうのを思ってもらえたら、多くの人が色々な道に挑戦したり、 今からでもできるって思えたらいいなって僕は思っています。
12月にリリースされるEPでも、私たちの日常に寄り添う、素敵な楽曲が詰まっているだろう。
ぜひこの機会に、The Moon の音楽に触れてみてはいかがでしょうか。
--
EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/
Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
結成のきっかけは、King Gnu のMV

3つの楽曲に込められた想い

EP「atodashi」を通してバンドの色を

目標は「森、道、市場」

日常で紡ぐ音楽

「嫌々」で大注目の “HALVES” 、双子が手掛ける音楽とイラストの融合
TikTokをきっかけに注目を集め、楽曲「嫌々」がストリーミングで1,000万再生、YouTubeではMVが300万再生を超えるなど、話題を呼んでいる双子で活動中の“HALVES”。
弟・りょうまさんが手掛ける心に響く楽曲と、兄・みらいさんの描くキャラクターアニメーションが融合したMVが注目を集めている。
今回のインタビューでは、彼らの活動の背景、楽曲やMV制作へのこだわり、そしてこれからの挑戦についてお話を伺た。なぜ彼らの作品が多くの人の心を捉えるのか、その魅力に迫る。
TikTokを通じて始まった活動
「嫌々」のMVが300万回再生、Spotifyでのチャートイン、プレイリスト選出などで話題を集める一方、「ウェルテル」も100万回再生を突破するなど、公開された楽曲が次々と反響を呼んでいる。そんな彼らに、現在の心境を伺った。 __YouTubeのMVが大きな注目を集めていますが、現在の心境はいかがですか。 みらい(兄):弟の作る楽曲は素人の僕が聴いても素晴らしいものなので、楽曲が注目されたのは「やっぱりな」という感想です。そのおまけといってはなんですが、僕の手がけるMVが300万再生超えを果たし、自分のキャラクターにも注目していただけて嬉しさと驚きでいっぱいです。 りょうま(弟):まさかここまで多くの人に見られるとは思っていなかったので、驚きと嬉しさでいっぱいです。 TikTokを通じて、「迷夢」や「どうせ」をはじめとした、現在リリースされている楽曲を含む数々の動画を投稿し始め、次第に注目を集めるようになった “HALVES”。 その活動を始めたきっかけを伺った。 __TikTokの投稿を始めた理由を教えてください。 みらい(兄):弟の歌を多くの人に聴いてもらいたいという強い思いからTikTokへの投稿を始めました。その中で、2人でHALVESとして活動するため、MVのアニメーション制作を始めました。 りょうま(弟):数あるSNSの中でTikTokを選んだ理由としては、一番拡散力や影響力があると考えたからです。 二人の活動が始まった背景には、兄・みらいさんの「弟の楽曲をもっと多くの人に届けたい」という強い思いがあった。この思いをきっかけに、二人はHALVESとしての活動をスタートし、楽曲にイラストを融合させたMVを投稿し続けている。二人で作り上げる一つのMV
