Paleduskの最新EP「HAPPY TALK」、今後の躍進を確信させる、最も激しい12分間!
Paleduskの最新EP「HAPPY TALK」、今後の躍進を確信させる、最も激しい12分間!
ラウドロック界隈で徐々にその名を広めつつあるバンド・Paledusk。 coldrainが主催するBLARE FEST、Crossfaithの主催するAcross the Futureなど大型イベントにも招聘されるようになり、着実に知名度・人気を上げつつある今大注目のバンドだ。 そんな彼らが新しくリリースしたEP、「HAPPY TALK」は彼らがどういったバンドなのか、どういったメッセージを持ってバンドをやっているのか、ということがひしひしと伝わってくる。アツい一作なのだ。実に4曲12分構成、あっという間に駆け抜ける本作のスピード感はさることながら、Paleduskというバンドは勢いがすごい。 Paleduskはラウド・スクリーモ・HR/HM・メタル・ラップという様々な音楽性を掛け合わせたハイブリッドなバンドであり、エレクトリックや打ち込みのサウンドも目立つ。 似たようなバンドは多くある、というように思い浮かべられるようだが、なんだかPaleduskは唯一無二である。そんなように感じるのだ。それはどれか一曲を聴くだけでもわかるであろう。普遍的な要素を持ちつつ、独特な要素が極めて強い。「Yahoo!ネット募金」にて音楽フェスを支援するプロジェクトが設立!今後ずっと、音楽フェスを楽しめる日常があり続けるために…
今や日本では数え切れないほどの音楽フェスがある。夏フェスの大定番だけでも、 FUJI ROCK、SUMMER SONIC、ROCK IN JAPANなど数多くある。それに加えて氣志團万博、京都大作戦、 JAPAN JAM 、GREEN ROOM FESTIVALなど場所・季節を問わずに各所で音楽フェスが開かれている。
2020年も、何事もなければ例年通り音楽フェスが盛り上がっている日常があったはず。だが今年は、新型コロナウイルスの世界的蔓延の影響があってこれまででも数多くの音楽フェスは中止・延期という形になっている。夏に控える数多くのフェスも、正直開催の可否については微妙なところがある。何せ、東京オリンピックの開催が延期となったという事実もあるため、大型のイベントとなればいずれも開催の難しさというものがうかがえる...。
と言いつつも、音楽フェスが中止になることはもちろん多くの人が一つの楽しみを失うことから、物寂しい思いをするということもある。だが、とにかくイベント開催会社の損失というものが尋常なものではない。すでにアーティストのブッキング、会場の手配など開催に向けての手続きを完了させての中止・延期という形になってしまうため、得るはずだった収益を全て失うことになる。会社にとってみれば大赤字である。
今回、そういったイベント会社・音楽フェスを支援するプロジェクトが設立された。本稿ではそれについて取り上げたい。
▼ 音楽フェスを支援するプロジェクト「Yahoo!ネット募金」にてスタート!
この度、新型コロナウイルスの影響を受けて開催ができないでいる音楽フェスに対して、支援をするプロジェクトが「Yahoo!ネット募金」にて開設された。
その名も、「ミュージックフェスティバル救済募金2020」である。これは、菊池崇氏が会長を務める NPO法人日本ミュージックフェスティバル協会が立ち上げたフェス支援策である。具体的な内容としては、音楽フェスを愛するファンの方から支援金を募る他、フェスのオーガナイザー、つまりイベントを開催する主催者・会社などから直接的な支援の要請も受け付けているという。
そのほか、GYAO!が新型コロナウイルス感染拡大防止のために推し進めている新たなプロジェクトとして、配信する音楽フェスの動画内のリンクボタンと連携した寄付というものも検討中であるという。
ライブハウス支援プロジェクトに加えて、音楽フェスを支援するというプロジェクトも現れてきた。一人一人が、できる限りの貢献をしていきたい。
--
運営:Evening Music Records株式会社
渋谷のライブハウスGlad・VUENOS・LOUNGE NEOの3カ所が閉店へ…多くの音楽好きに愛された場所がまた一つ、歴史を終える…
新型コロナウイルス禍にあって、都及びは国からの休業要請により全国のほとんどのライブハウスは休業している。しかし休業要請はある意味一方的に発出されているだけであって、あくまで現時点では国からの休業手当・補償金といったものは支給されていない。今後の支給に関して検討が日々進まれているが、実際に給付はいつなのかといった具体的な内容は決まっていない状況にある。
もちろんそういった状況であれば、やがて経営難に陥り閉店せざるを得ないライブハウスも出てきてしまう。
残念ながら昨日発表されたニュースは、渋谷に在するライブハウスGlad・VUENOS・LOUNGE NEOの3店舗が閉店するというものであった。渋谷という音楽が歴史的に盛り上がっている街中にあって、まさしくカルチャーを発信し続けてきた3店舗が閉店してしまうというのは、実に悲しいニュースである。
Twitter等SNSでも、閉店を惜しむ声が多く見受けられた。 ライブハウスへの思い入れがあったり、かつてそこでイベントを開催したことがあったり様々な人の思い出を作り上げてきた場所であるだけに、寂しいニュースである。
▼ 大事なのは、この状況を食い止めること。
今後大事となること、それはもちろんこれ以上閉店するライブハウスを生み出さないことである。
緊急事態宣言も期限を延長することが現実的となっており、ともすればさらにライブハウスが営業できない日々が続くということである。ライブハウスは日常の営業で得ていた収益を得られないまま、月ごとの家賃など多くの経費を負担しなければならない。
この状況が何ヶ月も続けば多くのライブハウスは生き残ることができない。今日の時点でもかなりギリギリのラインであると考える。国からの手当てだけでも全てを賄えるわけではなく、やはり多くの人々の助けが必要となってくるであろう。
例えば現時点でも、ライブハウスを支援するお金を募るクラウドファンディングや、大物アーティストからの巨額の支援金、ライブハウス支援プロジェクトなどかず多くの人の助けによって支援金というものも集まってきていると考える。
ほんの一円でも、募ればやがて大きな支援となる。一人一人ができることをやっていきたい。
--
運営:Evening Music Records株式会社
星野源の「うちで踊ろう」を、WANIMAがコラボ!変幻自在の「うちで踊ろう」は伝説の曲か?
新型コロナウイルス禍において、シンガーソングライターである星野源が外出自粛中の世の中に向けて放った曲「うちで踊ろう」 普段より家で過ごす時間が多くなっている世の人々が、”おうち時間”をより有意義なものにできるようにと作られた曲である。
この曲は星野源が自身のTwitterアカウントにて、弾き語りで直撮りしたものを動画配信したものであり、本人がこの曲にみんながコラボしてほしいというメッセージを配信している。実際にコラボした人は多くのアーティストや芸能人、芸人まで様々。安倍首相までコラボしたしたことが、ある意味大注目を浴びたということもあった。
本稿で取り上げる次なるコラボアーティストは、3人組ロックバンド・WANIMAである。 彼らはメロコア・パンクなどの要素を中心としたバンドで、青春パンクのような音楽もありつつ、若い世代を中心に人気を集めるバンドだ。
▼ WANIMAと星野源のコラボ、この状況だから実現される夢物語。不思議な感じもする?
WANIMAとのコラボにより、「うちで踊ろう」はもはやWANIMAの曲と言ってもいいほどにWANIMAのアレンジがなされている。
他人の曲も自分の曲の用にアレンジすることができてしまうのは、やはりプロアーティストならではの技術であろう。
通常では、星野源とWANIMAのコラボというものは現実にはなり得ないようなコラボである。双方の音楽性もかなり異なるものがあるし、どちらかのツアーで対バンなんて光景はとても想像することができない。
それでも、こういう状況にある中で音楽は人々を一つにする力がある。そういったことを教えてくれるようである。すでに星野源の「うちで踊ろう」にコラボしたアーティストは多くいるので、コラボした人たちで後々音楽フェスが開かれたりなんてことがあってもおかしくない。
新型コロナウイルス禍でネガティブなニュースばかりが溢れているが、こういったようにアーティストたちが主体となって明るい話題を提供してくれるのは本当に素晴らしいことである。やはり音楽という文化、アーティストという存在は私たちの生活にとって欠かせない存在なのだと言えよう。
--
運営:Evening Music Records株式会社
SHE’Sが「Youtube Music Week」に参加決定!Youtubeにて昨年のZepp Tokyo公演の一部をプレミアム公開へ!
SHE'Sが「Youtube Music Week」に参加決定!Youtubeにて昨年のZepp Tokyo公演の一部をプレミアム公開へ!
#STAYHOME #WITHMEをコンセプトしたYoutube主体のプロジェクト、「Youtube Music Week」にSHE'Sが参加することが決定した。 当プロジェクトは、新型コロナウイルス禍で外出自粛の要請が出ている世の中に向けて、自宅にいる人が楽しめるように設立されたプロジェクトである。 プロジェクト参加アーティストは総勢7組。SHE'S、井上苑子、秦基博、スキマスイッチ、ナオト・インティライミ、AI、MIYAVIである。5/2(土)、11:00から22:00にかけて各アーティストの過去ライブ映像を、各アーティストの公式チャンネルにて配信するという内容になっている。 この7組は、ある意味音楽フェスなどでは見られないような組み合わせである。1日にまとめいろんなジャンルのアーティストのライブ映像を見れるというのは魅力的であるかもしれない、いろんな音楽に知れる、良い体験となりそうだ。人気・知名度共に急上昇中!ポップロックバンド「Lucky Kilimanjaro」の魅力とは…
日本国内ではロックバンド市場というものは拡大中とも言えるであろう。毎年のように、ネクストブレイクを期待されるアーティストは登場してくるし、一度脚光を浴びたアーティストの成長速度も極めて早い。活動開始から5年以内で大ブレイクという例も珍しくない。
今のKing qnuのように、一度その名を広めた途端一気にお茶の間に浸透するまでの存在になった例もある。しかも面白いのは、彼らの音楽性はもとより世間に迎合するような、”媚びた”音楽ではない。 今や、どんな音楽が売れてもおかしくない時代なのだ。
そんな現代の中、本稿で取り上げるのは「Lucky Kilimanjaro」というバンドである。
彼らは男女混合6人組ポップロックバンド、2014年に活動を開始。2018年にEP『HUG』でメジャーデビューを果たした。スピード感のあるバンド、彼らの魅力とは一体どんなところにあるのか?
▼ シティで、チルい、ノリやすい、とにかく誰でも踊れるLucky Kilimanjaro!
とにかく踊れる、それがLucky Kilimanjaroの魅力である。
ロックバンドという括りにはなるが、彼らの音楽に組み込まれているのはエレクトリック、ポップスの要素が多い。尖っていない馴染みのあるサウンド、初めて聴いた人も思わず体を揺らしてしまう、そのぐらい体に馴染んでくるサウンドだ。
現在、彼らの多くのファンは若い世代の男女であろう。だいたい20代前半ごろの人が多いようなイメージがあるが、この先もっと彼らが知られた時、ファン層はもっと拡大するような気もする。
彼らの音楽は、子供にも聴きやすいものだ。歌詞も難しいことは言っていない、メンバーのビジュアル的にウケが良さそうである。エレクトリックな要素など、クラブミュージックの要素もあるLucky Kilimanjaroだが、クラブを知らない幼い世代にも聴きやすそうな音楽、なんだか不思議な魅力をもっているバンドである。
--
運営:Evening Music Records株式会社
ネクストブレイク間違いなし!?今注目を集めるヒップホップアーティスト「ACE COOL」から目が離せない!
若い世代を中心として支持を集める日本のヒップホップシーン。
そんな中で、また新たな注目アーティストが現れた。それがACE COOLである。彼こそが、まさにこれからの日本のヒップホップシーンを牽引する存在として認知されてきている、大注目アーティストだ。
ライブでは毎回のように熱狂を繰り広げ、フロアを熱くする。そういった実績をすでにアンダーグラウンドの世界では見せつけている。すでにヒップホップをよく知るファンからは、彼こそがネクストブレイクの可能性を最も秘めているとして評されている。
そんな彼の最新作である、「GUNJO」はフルアルバムであり、彼を知る上では欠かせない必聴の一作である。 ライブを毎回のように熱狂させているように、曲の多くはトラップや、早いビートを基調した楽曲が多く目立つ。 その中でも注目したい、彼の特徴とも言えるのはリリックである。
アルバムの4曲目、「SOCCER」はこれまでの彼の人生を洗い出した楽曲となっている。彼は自分自身を不器用なものとして認め、特別な才能があるわけではない、人より劣っているという自分自身を認識しており、ネガティブな感情を持っていることを曲内で表現している。その中でも少年時代から馴染みのあったサッカーを、人生のうちの大きな要素として語っているのだ。
そんなACE COOLの魅力を、このアルバムを聴き通すことで知ることができる。
▼ いつかはヒップホップも、アンダーグラウンドを席巻する?
今やどんな音楽が売れてもおかしくない時代である。今オーバーグラウンドで活躍し、誰もが知っているような存在になったKing qnuだって、いってしまえば元々は大衆でヒットするような音楽ではなかったわけである。ただ、彼らは確かな音楽性に加えて、ファッションなどのビジュアル性も伴って評価されてきた。
そんな彼らも、ヒップホップの要素を込めたミクスチャーロックという音楽を主体としている。つまり、ヒップホップというアーティストは今や世間的にも評価される可能性を秘めている音楽となっているのだ。
ヒップホップは若い世代を中心として支持されているように、音楽性だけでなく、ファッション性なども彼らを魅了する要素の一つだ。ヒップホップという長い歴史を経て、それを評価する人々の層も変わってきている。
今後ヒップホップという音楽がどういった進化を遂げるのか、広い視点でも注目したい。
--
運営:Evening Music Records株式会社
台湾のロックバンド「Elephant Gym」が日本支援のためのクラウドファンディング設立へ!国を超えた支援活動に賛同の声多数。
台湾のロックバンド「Elephant Gym」が日本支援のためのクラウドファンディング設立へ!国を超えた支援活動に賛同の声多数。
台湾・高雄出身のロックバンド・Elephant Gymが、新型コロナウイルスの影響を受けて苦しんでいる日本を支援するためのクラウドファンディングを設立することが発表された。 具体的には、彼らが所属するレーベル・WORDS Recordingsが主体となって、今イベントが開催できなくて苦しんでいる日本の音楽業界の支援を行うというものである。 Elephant Gymは日本にもゆかりのあるバンドである。今年の1月には渋谷 CLUB QUATLLOで来日公演を開催して、多くの動員を達成するなど日本でも彼らのファンは多い、人気バンドなのである。 これまで、「りんご音楽祭」に出演したこともあれば、今年の「FUJI ROCK」にも出演が決まっている。 そんな、国内外に多くの支持者を集めるバンド、そしてレーベルが国を超えた支援を行うというのだ。とても、目頭が熱くなるようなストーリーである。 新型コロナウイルスは世界的に蔓延する事態となっており、完全な収束に向けては文字どおり世界が一体となって立ち向かう必要があるのかもしれない。 そのためには、こういったように国境を超えた地域同士が手を取り合って、支援をしあうということが必要であるのかもしれない。 ましてや、音楽は世界の共通言語とも言われているように、お互いがお互いの音楽、文化を尊重しあって手を取り合うことが欠かせない。自国のことは時刻でなんとかする、というスタンスではもう手におえない状況にあるのかもしれない。 そういった事態において、今回のように声を上げてくれたElephant Gymには感謝の思いでいっぱいである。Suchmosが4/29(水)20:00〜 Youtubeにて横浜スタジアム公演の一部をプレミアム公開へ!熱狂の一夜を映像で振り返ろう。
今やビッグバンドとなったSuchmos、そんな彼らが昨年夏に開催した横浜スタジアムでのライブ映像の一部を、4/29(水)の20:00より、Youtubeにてプレミアム公開するという。
思えば2019年はSuchmosのキャリアにおいて、よりキャリアの加速に拍車がかかっていた年なのではないだろうか。Suchmosはそれまでの音楽性とはテイストの異なるアルバム「THE ANYMAL」をリリースした。この作品によって、Suchmosがより幅広い音楽性を取り入れるアーティスト集団であるということが知らしめられた。
そんな今や日本を代表するバンドとなったSuchmosの新しいライブ映像、気になる人は多いことであろう。とてつもないスピードで駆け抜けてきたというよりは、着実にその時の最高記録を更新し続けるという形で、わりとゆっくりと、そのバンド規模であったり、キャリアというものを拡大・積み上げてきたように感じる。
そんな彼らの集大成ともいって良いだろう、昨年の横浜スタジアム公演の一部を見届けることは、今のSuchmosというバンドを知ることである。ぜひ、注目したいところだ。
▼ 日本のバンドの中でも、特にSuchmosは寿命の長そうなバンド?
いわゆるSuchmosというバンドが、人気バンドになってからはそこそこ長い時間が経ったのではないだろうか。 Suchmosが注目され始めた当時は、それこそ今のKing qnuが注目を浴びていることと似たような雰囲気があったように感じる。それまでの大衆音楽ではあまり聴かれなかった音楽の登場に、世間は大注目を寄せていた。
それも、一発屋というような存在ではなく新譜を出すごとに注目を寄せ、確かな評価を得ている。この先気づいたら”消えた”なんてことにはなっていないだろう。すでに多くのファンが存在し、それも長きにわたって彼らの音楽を評価してきた人の数がとても多い。
いい音楽をやっていれば評価される。今はそういう時代だ。いずれのアーティストにとっても、人気があったり評価をされていることには確かな理由付けがある。そういった、いい音楽があふれる時代は到来しているのだ。
--
運営:Evening Music Records株式会社
新型コロナウイルス禍の後、ライブハウスは生き残っているだろうか?多数支援プロジェクトの存在により
新型コロナウイルスの影響を受けて、日本では5月6日にまで緊急事態宣言が発出されている状況にある。定められた5月6日という日程も、延長されるのではという声も上がっており、とにかくこの事態が完全にいつ収束するかは定かではないという状況だ。
そんな中で経営にダメージを受けている対象の一つがライブハウスである。ライブハウスは全国各所にあるが、国や都からの要請を受けてほとんどのライブハウスが休業を余儀なくされている。
ライブハウスは収益源のほとんどを営業によって得ているため、営業ができないことは全く収益を得られないのと同等のことを意味する。そんな中で、今のように営業できない日々が続けば閉店せざるを得ないライブハウスも多く出てくるであろう。現実として、既に閉店を発表しているライブハウスは各所で少しずつ出てきてしまっている。
ほとんどのライブハウスは3ヶ月営業ができない日々が続けば閉店せざるを得ないとも見られており、既にギリギリのラインに立たされているのだ。 現実として、ライブハウスがなくなってしまえば今後音楽をはじめとしたカルチャーを発信していく場所が一つ失われたことになる。
もちろんそんなことになれば、これまでライブハウスに親しみを持ってきた多くの人は悲しむことになるし、もちろんライブハウスで働く人たちの雇用だって失われてしまうことになる。世間という大々的な視点から見れば、ライブハウスという界隈は非常に小さなものかもしれない。
だが事実として、それらを取り巻く人々の数は多く存在するのだ。
▼ 現在では多数、支援プロジェクトが存在する。それらはどこまで機能するか?
こういった緊急事態を受けて、各方面からライブハウスを支援するプロジェクトが多数立ち上がっているのだ。
それらの中でも内容は様々、過去「EVENING」の記事においても筆者が取り上げているが、例えばライブハウスのドリンクチケットを先に購入しておくことでひとまずライブハウス側に資金が入るようにするシステム。このシステムはコロナウイルスが落ち着いた後も先に購入していたドリンクチケットを使うためにライブハウスに行く機会をもたらすため、お金の支援にとどまらず、実際に後々ライブハウスに赴いて支援できるというようになっている。
他にも、プロジェクトに賛同するアーティストの楽曲を聴ける権利を購入し、そのお金がライブハウスに渡されるというプロジェクトもある。こういったように、ライブハウスに対して支援するというプロジェクトの元に、支援者にもメリットがもたらされるというような素晴らしいシステムとなっている。
他にも、ビッブアーティストが自身の資金を音楽業界に寄付するというパターンも多くある。こういったように各人が立ち上がって積極的に支援していくという動きが多くなっている。
もちろん支援できるのは誰にとってもできる。ビッグアーティストほど大きな資金を用意することができなくたって、ワンコインでも少しずつ募れば大きな金額になり、それに伴って大きな気持ちとして支援ができる。
支援対象者は我々一人一人なのだ。ライブハウスが今後存続するかについても、私たちにかかっているとも言える。 そして、今を踏ん張ることができれば、きっと多くのライブハウスは助かるはずである。
--
運営:Evening Music Records株式会社
「8mileAliens」というヒップホップクルー。ブレイクの可能性を秘める、彼らが要チェックのワケ
8mileAliensというヒップホップクルーが存在する。 彼らはメンバー全員が金沢で生まれ、育った。生まれてからの付き合いであるということからいわゆる幼馴染という関係である。
最近ではすっかり大御所的な存在となったBADHOPも、メンバーはそれぞれ生まれて以来の長い付き合いがある。そんな人生を通して共に歩んできた人間同士が、同じ意志をもって音楽というものを通して自分たちを表現している姿、ドラマチックであり、なんだかうらやましくも思ったりする。
話を8mileAliensに戻すと、彼らはメンバー全員が同い年であるという。全員が1998年生まれで、今年22歳になる世代でありとても若い。 若い世代で構成される音楽クリエイター集団、彼らの音楽はこれからもっと注目され、メディアへの露出も増えてくるであろうことを予想する。
彼らの最新作は、「Maiden Voyage」というEPである。22分6曲構成という、あっという間で駆け抜ける本作は実に聴きごたえがあるものであり、筆者もこの頃はリピートを重ねている。
本作のレビューも交えながら、8mileAliensの魅力についても考察したい。
▼ 王道のヒップホップ・USスタイルを踏襲しつつ、彼らのオリジナリティは間違いなく唯一無二のもの
さて、最新作である「Maiden Voyage」であるが、本作において彼らのオリジナリティというものがよく表現されている。それは当たり前のことかもしれない、だが、彼らは確かなメッセージ性と、音楽というものに込める確かな思いをもっている。その事実が、曲という形でよく感じ取ることができる点で、クオリティは高いと感じる。
いわゆるヒップホップというジャンルの王道の形を踏襲したようなビート、USスタイルのちょっとワルい雰囲気が醸し出されていて、アンダーグラウンド感がよく感じ取れる。やはり彼らはヒップホップクルーだということを再認識させられる。
その中でも、「Depatature」などはサックスなどのサウンドを取り込んだジャズの要素も見られる。ヒップホップという型を根底に落とし込んでいながらも、彼らの音楽というものは型にはまることに止まらない、新しい音楽を追求している、そんなスタイルが感じとられる。こういった要素は、他の楽曲でも存分に見られる。
そういえば、エミネムの人生が題材となった映画のタイトルは「8mile」であったが、それからは何かインスピレーションを受けているのだろうか? ちょっと気になる。
--
運営:Evening Music Records株式会社
人気沸騰中kzmの最新アルバム「DISTORTION」野田洋次郎、Tohji、BIMなど豪華アーティストのコラボ曲など、日本のヒップホップシーンの傑作。
話題沸騰中、そして人気沸騰中のkzmの最新アルバム「 DISTORTION」。全17曲46分構成の、ドラマのような一作だ。
何と言っても本作で注目すべきは、豪華アーティスト勢のコラボである。実にアルバムのうち8曲は他アーティストのフィーチャリングにより構成された曲であり、代表的なところで言えばRADWIMPSのボーカル・野田洋次郎、ヒップホップアーティストの代表格であるTohjiやBIM、LEXなど豪華アーティストによるコラボ曲が多く含まれている。
ヒップホップアーティストであるkzmの本作、もちろんジャンルで言えばヒップホップという括りにはなる。トラップの要素を前面に押したギャングスター・ラップ的な曲もありつつ、切ないコードが響くバラードもあったりする。
とても抑揚の激しい、山あり谷ありの作品となっておりそれはまるでドラマ、映画のようだ。
これからの日本のヒップホップシーンを牽引する、そういった存在にkzmがなり得ることを証明しているようだ。まさに、彼のキャリアにおけるマスターピースとなることは間違いない。
▼ 勢いを見せる日本のヒップホップシーン。若者を中心とした支持層の強固さも強み。
日本のアンダーグラウンドでは、ヒップホップが実に盛り上がっていると感じる。
本作でフィーチャリングしているTohji、彼が本作でコラボした「TEENAGE VIBE」はアルバムの中でもキラーチューンといっていい存在であろう。若い世代がこれからのヒップホップシーンを牽引していくのだという強い意気込み、迫力というものがうかがえる。アルバムの中でも一番人気とも思えるくらい支持の熱い曲だ。
Tohjiや釈迦坊主など、若いヒップホップアーティストは特にファン層も若い世代が中心である。ライブではフロアの客がみんなスマートフォンを掲げながら大合唱している姿がとても印象的である。
特にヒップホップの楽曲は「Soundcloud」などのような、無料で楽曲が配信できて、無料で聴くことができるサービスにおいて盛り上がりを見せている。こういった誰にでもアーティストになれる土壌が用意されていることが、ヒップホップという音楽が盛り上がっている一つの要因であるかもしれない。
熱いバイブスをもった楽曲、いつかは今のTohjiやkzmみたいになりたいと志す若者は多くいる。アンダーグラウンドの世界でも、熱い世界が繰り広げられているのだ。
--
運営:Evening Music Records株式会社