サチモス

異質で独特的でありながらも、バンドシーンで確固たる地位を獲得したSuchmos。今後の行方はいかに…
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異質で独特的でありながらも、バンドシーンで確固たる地位を獲得したSuchmos。今後の行方はいかに…

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数え切れない程のバンドが存在する日本のロックバンドシーン。 やはり音楽の中心地となっているのは東京だ。地方出身者も精力的な活動を求めて東京にやってくるパターンは多い。それでも現在は、全国にライブハウスがあるために、バンドシーンが盛り上がるのは今や東京だけではなくなっている。 とにかく日本のバンドシーンというものは、数々のアーティストがひしめき合っている世界なのだ。 そんなバンドシーンでも、特にスケールの大きいメジャーシーンの中では確固たる地位を築きつつあるSuchmos(サチモス)。USスタイル、ミクスチャーロック、R&B、ブラックミュージック等、主に海外のサウンドに影響を受けてきたバンドとも言える。 ただ、音楽業界で言うメジャーシーンの中では彼らのやっている音楽はやや異質な存在でもあり、独自性を感じさせる。バックグラウンドもやっぱりメジャーシーンとは一線を画す様なものがあって、アングラな存在とも言える。 然しながら、日本のメジャーロックシーンでは多数のファンを抱え、多くのリスナーから受け入れられている。 今からちょうど1年前ほどに、彼らは横浜スタジアムにてワンマン公演を果たした。大規模会場でのワンマン公演も果たしたSuchmosだが、今後のキャリアについても注目が注がれている。 ◆ 確かな実力、本格派のサウンド。”エセ”ではない本質を追求した精巧な楽曲たちは何よりの魅力。 Suchmosが表現している音楽、そのルーツは彼らのバックグラウンドにもある様に、やはり海外の楽曲にある。 ただ、彼らの音楽は”真似事”では片付けられるものではなく、本格的な独自の楽曲として昇華されたサウンドが確り体現されている。 ブラックミュージックのルーツの地と、日本でのそれはまるで違うが、ブラックミュージックから派生したSuchmosの音楽は日本の音楽的な商習慣に馴染むように作られている。島国で海に囲まれている日本において、Suchmosの音楽のようなグルーヴは実に良く染みる。 アングラな音楽をメジャースケールに発展させたSuchmosの功績は大きく、今後のリリース曲にも注目が注がれている。今後の行方が非常に楽しみだ。 -- メディア運営:Evening Music Records株式会社
Suchmosが4/29(水)20:00〜 Youtubeにて横浜スタジアム公演の一部をプレミアム公開へ!熱狂の一夜を映像で振り返ろう。
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Suchmosが4/29(水)20:00〜 Youtubeにて横浜スタジアム公演の一部をプレミアム公開へ!熱狂の一夜を映像で振り返ろう。

今やビッグバンドとなったSuchmos、そんな彼らが昨年夏に開催した横浜スタジアムでのライブ映像の一部を、4/29(水)の20:00より、Youtubeにてプレミアム公開するという。 思えば2019年はSuchmosのキャリアにおいて、よりキャリアの加速に拍車がかかっていた年なのではないだろうか。Suchmosはそれまでの音楽性とはテイストの異なるアルバム「THE ANYMAL」をリリースした。この作品によって、Suchmosがより幅広い音楽性を取り入れるアーティスト集団であるということが知らしめられた。 そんな今や日本を代表するバンドとなったSuchmosの新しいライブ映像、気になる人は多いことであろう。とてつもないスピードで駆け抜けてきたというよりは、着実にその時の最高記録を更新し続けるという形で、わりとゆっくりと、そのバンド規模であったり、キャリアというものを拡大・積み上げてきたように感じる。 そんな彼らの集大成ともいって良いだろう、昨年の横浜スタジアム公演の一部を見届けることは、今のSuchmosというバンドを知ることである。ぜひ、注目したいところだ。 ▼ 日本のバンドの中でも、特にSuchmosは寿命の長そうなバンド? いわゆるSuchmosというバンドが、人気バンドになってからはそこそこ長い時間が経ったのではないだろうか。  Suchmosが注目され始めた当時は、それこそ今のKing qnuが注目を浴びていることと似たような雰囲気があったように感じる。それまでの大衆音楽ではあまり聴かれなかった音楽の登場に、世間は大注目を寄せていた。 それも、一発屋というような存在ではなく新譜を出すごとに注目を寄せ、確かな評価を得ている。この先気づいたら”消えた”なんてことにはなっていないだろう。すでに多くのファンが存在し、それも長きにわたって彼らの音楽を評価してきた人の数がとても多い。 いい音楽をやっていれば評価される。今はそういう時代だ。いずれのアーティストにとっても、人気があったり評価をされていることには確かな理由付けがある。そういった、いい音楽があふれる時代は到来しているのだ。 -- 運営:Evening Music Records株式会社
サチモス「808」や、きのこ帝国「クロノスタシス」….有名人気楽曲と数字の関連について調べてみたらすごかった…
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サチモス「808」や、きのこ帝国「クロノスタシス」….有名人気楽曲と数字の関連について調べてみたらすごかった…

歌詞の意味をひもときながらアーティストの価値観や背景に触れる という邦楽の聴き方が好きなあなた。今回は、楽曲の中で登場する特徴的な数字からアーティストの思考をのぞいて見ましょう!登場する楽曲が初見の方は聴きながら読み進めて見てくださいね。 ◆ Suchmos(サチモス)の “808”楽曲とは -Suchmosとは? Suchmosは日本の男性6人組ロックバンドで、2013年結成されました。ROCK、JAZZ、HIP HOPなどブラックミュージックにインスパイアされた楽曲は様々な世代から人気を博しています。今回紹介する楽曲である”808”と代表曲”STAY TUNE”はHonda「VEZEL」のCMソングに起用されています。 -808の意味 代表曲STAY TUNEと同様に、”社会の流れに流されずに自分の価値観を持つこと”が強調された楽曲です。対してシティーポップ調のメロディーがそのメッセージ性の強さを上手くchillしていて、バランスの整った曲とも言えるでしょう。808はエンジェルナンバーとして豊かさを表す数字であるとともに、1980年に発売された名機リズムマシーン TR-808を指す数字でもあります。 楽曲中にこの数字が出てくることがないにもかかわらず、どうして曲名に採用されたのでしょうか? エンジェルナンバーとしての808とリズムマシーンとしての808、どちらも由来になっていることは考えられるのですが、一番大きな理由としてはリズムマシーン808が持っている性質と楽曲の関連があるのでしょう。 リズムマシーン TR-808は1980年の発売後すぐに世界中で使用され数多くのヒット曲を生み出してきました。しかし、1982年に販売が中止に。販売終了後も中古ショップを経由して多くの若手アーティストの手にわたるなど、”伝説の名機”として語り継げられて行きました。楽曲 “808”もこのリズムマシーンと同様に、”時代が変わっても減少するこのない普遍的な価値”を伝えられるものでありたいと感じたのではないでしょうか。後半では“声も息もない 恐怖感 進む未来 愛を棄てちまう商売 何がしたい振り回されているのさ僕らのライフ執心用などない”と 他律的に行動することへの皮肉が語られています。STAY TUNE同様彼らの哲学は楽曲の中で生き続けているようです。 ◆ きのこ帝国 “クロノスタシス”楽曲とは -きのこ帝国とは? お次はきのこ帝国の楽曲、”クロノスタシス”を見て見ましょう。きのこ帝国は2007年に結成され、2015年にメジャーデビューを果たしたロックバンドです。2019年5月にベース担当の谷口滋昭が家業を継ぐために脱退、バンドも現在活動休止中。ボーカル兼作詞作曲担当の佐藤千亜妃は現在ソロ活動を行なっています。 -楽曲の解釈 …クロノスタシスって知ってる? きのこ帝国の楽曲の中では数少ない、ブラックミュージックの流れを汲んだこの楽曲。きのこ帝国一の名曲だと語るリスナーも少なくありません。クロノスタシスはきのこ帝国の2ndアルバム「フェイクワールドワンダーランド」に収録されており、MVもyoutubeから見ることができます。タイトルにもなっている、クロノスタシスという言葉 ご存知でしょうか?歌詞の中では”時計の針が止まって見える 現象のことだよ” と説明されていますが、少し補足すると “眼球運動の直後に目にした最初の映像が長く続いて見える錯覚”のことを指します。楽曲の舞台は、休日深夜0時。散歩している二人の男女。閑散とした夜に歩いていると世界に二人だけしかいないような。二人だけの時間を生きているような。そんな愛おしい時間を、クロノスタシスだと主人公は呼んでいるのでしょう。曲を聴き進めていると、このままいっそ時が止まってしまえばいいのに、という心情も垣間見得てきて、胸が締め付けられる思いです。 さてこの曲で注目したいのが、”350ml” “BPM83”など、数字が楽曲のノリを作るために使われているところ。350mlは散歩するときに持っている缶のサイズを表しているけれどBPM 83という半端な数字はどうして出てきたのでしょう…? -曲中に登場する BPM83の意味 なんと、一つ目の意味は楽曲の中にヒントがあったようです。曲の最初のサビのBPM、これが83になっています。この楽曲はリズムに特徴があり、パートごとにBPMが若干変化しています。曲中に登場する男女もこの曲を聴きながら歩いているのかもしれませんね。一緒に曲を聴きながら歩幅を合わせて歩いているのかも。また、作詞作曲を担当している佐藤千亜妃さんが考える “楽しくて、帰るのが惜しい気持ちでゆっくりと歩いている” それがこの速さなのだとか。徹底して夜の散歩道を表現しようとした彼女の熱量が伝わる数字です。