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交響ラップ、ラッパーの感性とクラシック音楽が出会うステージとは
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交響ラップ、ラッパーの感性とクラシック音楽が出会うステージとは

クラシック音楽とラップ。 一見相容れないような音楽ジャンルによる共演が、東京サントリーホールで7月17日に実現した。 『交響ラップ』は、その名の通り「クラシックの楽曲そのままの生演奏がバックトラックとなり、ラッパーが表現する」という画期的なコンサートで、プロデューサー・MCの湯山玲子 氏が仕掛け人となり実現した。 クラシック作品の中から曲が選び出され、曲の音響はもとより、作曲者の意図、時代性などをインプットした上で、出演するラッパーは刺激的なライム(歌詞)を紡ぐといった形式でステージは披露された。 ステージの開始前、観客席には、クラシック音楽を求めに来た人、ラップを聴きに来た人、この刺激的な出会いを見に来た人など、多種多様なリスナーが押しかけ、独特の緊張感に包まれていた。 冒頭、今回クラシック演奏を担当する指揮者:原田慶太楼と、楽団「パシフィックフィルハーモニア東京」によるゆったりとした演奏が行われ、ステージは開始となった。

N/K a.k.a.菊地成孔のステージ

そして、最初に登場したラッパーは、N/K a.k.a.菊地成孔だ。 ステージに登場し、今回のイベントの趣旨や自己紹介を含むリリックを披露した後、クラシック音楽との共演が開始された。 本来、ラッパーが披露するパフォーマンスは、トラック(後ろで鳴っている音楽)に乗せてライムという「歌詞」を表現する形式が主流で、韻を踏みやすいようにトラック自体のリズムや音像が調整されていることが一般的だ。 しかし、クラシック音楽の場合、流れるような旋律や音像の強弱を繊細にコントロールする演奏技術が見どころで、普通はラップとの相性は良いとは言えない。 そんな背景がある中、先陣を切った菊地成孔からパフォーマンスが始まった。楽団が奏でるクラシック然としたトラックをバックに、巧妙ながらも確かな歌詞を紡ぐ形で観客を魅了し、会場の雰囲気を持っていった。クラシック音楽とラップ。 一見相容れないような音楽ジャンルによる共演が、東京サントリーホールで7月17日に実現した。 『交響ラップ』は、その名の通り「クラシックの楽曲そのままの生演奏がバックトラックとなり、ラッパーが表現する」という画期的なコンサートで、プロデューサー・MCの湯山玲子 氏が仕掛け人となり実現した。 クラシック作品の中から曲が選び出され、曲の音響はもとより、作曲者の意図、時代性などをインプットした上で、出演するラッパーは刺激的なライム(歌詞)を紡ぐといった形式でステージは披露された。 ステージの開始前、観客席には、クラシック音楽を求めに来た人、ラップを聴きに来た人、この刺激的な出会いを見に来た人など、多種多様なリスナーが押しかけ、独特の緊張感に包まれていた。 冒頭、今回クラシック演奏を担当する指揮者:原田慶太楼と、楽団「パシフィックフィルハーモニア東京」によるゆったりとした演奏が行われ、ステージは開始となった。

N/K a.k.a.菊地成孔のステージ

そして、最初に登場したラッパーは、N/K a.k.a.菊地成孔だ。 ステージに登場し、今回のイベントの趣旨や自己紹介を含むリリックを披露した後、クラシック音楽との共演が開始された。 本来、ラッパーが披露するパフォーマンスは、トラック(後ろで鳴っている音楽)に乗せてライムという「歌詞」を表現する形式が主流で、韻を踏みやすいようにトラック自体のリズムや音像が調整されていることが一般的だ。 しかし、クラシック音楽の場合、流れるような旋律や音像の強弱を繊細にコントロールする演奏技術が見どころで、普通はラップとの相性は良いとは言えない。 そんな背景がある中、先陣を切った菊地成孔からパフォーマンスが始まった。楽団が奏でるクラシック然としたトラックをバックに、巧妙ながらも確かな歌詞を紡ぐ形で観客を魅了し、会場の雰囲気を持っていった。

呂布カルマが紡ぐ旋律

次に、注目を集めたのは 呂布カルマ だ。 トラックとしては、サティ / 3つのジムノペディ より 第1番「ゆっくりと悩める如く」、第3番「ゆっくり、厳かに」 (ドビュッシーによる管弦楽編)が設定され、静かな音楽の中に、どのように 呂布カルマ が関わっていくのかに、リスナーは息を飲んだ。 呂布カルマ はステージをゆっくり左右に歩きながら、静かで抒情的なラップを選び、このトラックに関わるアプローチを選び、観客の意識をつかんだ。 トラックで表現されているのはフランスの作曲家 ドビュッシー による世界観なのだが、呂布カルマが表現するラップは、良い意味で日本を思い浮かべるような歌詞や雰囲気が表現され、和洋がブレンドされた空間が創られていた。

NENE(ゆるふわギャング)のラップ

さらに、今回のステージに出演したラッパーのうち紅一点となったNENE(ゆるふわギャング)のステージが始まった。 トラックは、坂本龍一 / Anger - from untitled 01 が設定され、クラシック音楽と言えど「怒り」を表現するような強さや叫びを連想するような演奏が、楽団によって奏でられていた。 そのトラックに対して、NENEは、ハイトーンで力強いラップでパフォーマンスを開始し、見事な共演を披露した。 楽団が奏でるトラックは、今回演奏されたクラシック音楽の中でも、「怒り」を感じさせるような感情表現が豊かな旋律だったが、NENEのラップがその上をいくような怒りや叫びを感じさせるようなメッセージ性を含むラップを披露し、会場の視線を集めた。

DOTAMA × HUNGER(GAGLE)によるラップバトル

また、クラシック音楽のトラックをバックにラップバトルが繰り広げられた。 本パートでは、DOTAMA と HUNGER(GAGLE)のラッパー2名によるラップバトルが設定され、ステージ上でも左右にラッパー両名が分かれ、まさにラップバトルが披露された。 ただ、今回のトラックは、作曲家 梅本佑利が制作し、楽団に演奏を依頼したクラシック音楽となっており、ラップでの共演に向けたいくつかの仕掛けが入った内容となっていた。 楽団が演奏するトラックは、一般的にクラシック音楽を連想させる様なゆったりとしたトラックだけでなく、小刻みに音を奏でるようなポップス寄りとでも言える様な構成となっていた。 そこに、DOTAMA と HUNGER(GAGLE)がフリースタイルでラップを披露するステージが披露されたのだから、観客もスタンディングオベーションを送る様に応えていた。 サントリーホールという高尚なクラシックホールの中で、観客が総立ちでパフォーマンスに応えるという通常では想像できない様な空間が、確かにそこには存在していた。

交響ラップが示した可能性

言葉を持たないクラシック音楽が、時代のセンスに従って、ラッパーたちの言葉から、新たな響きを獲得する刺激的な音楽の現場として開催された『交響ラップ』。 通常では見ることができない共演と言えるその空間は、新しい音楽の楽しみ方を提唱している様にも感じられる内容だった。

交響ラップ 公式サイト

https://www.bakucla.com/20240717rap

プログラム

N/K a.k.a.菊地成孔 林光/映画『秋津温泉』より「ラストシーン・新子の死」 志人 ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調 作品92 より 第2楽章 呂布カルマ サティ/3つのジムノペディ より 第1番「ゆっくりと悩める如く」、第3番「ゆっくり、厳かに」 (ドビュッシーによる管弦楽編) NENE(ゆるふわギャング) 坂本龍一/Anger - from untitled 01 HIDENKA ホルスト/組曲『惑星』 作品32 より 第1曲「火星 戦争の神」 DOTAMA × HUNGER(GAGLE) 梅本佑利/委嘱作品「MCバトルのための、スーパー・サンプリング クラシック・ボム」(SUPER SAMPLING CLASSIC BOMB FOR MC BATTLE)
冬の夜にぴったりなチルな曲!Neibissのラップが融合した「FLASH」
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冬の夜にぴったりなチルな曲!Neibissのラップが融合した「FLASH」

Neibissの新曲「FLASH」が、2023年12月13日にリリースされた。 2022年10月にリリースしたEP「Space Cowboy」、2023年5月にリリースしたどんぐりずとの「DOMBIESS」で更に注目を集める二人組、Neibiss。 本作は、7月にリリースした「SURF'S UP」、8月にリリースした「BOSSA TIME」夏曲2曲に続く最新リリースとなっている。 秋〜冬の夜にぴったりなチルなジャングル・トラックにNeibissのラップが融合した「FLASH」。 トラック・アートワーク共にメンバーratiff、ミックス・マスタリングは、得能直也が手掛けている。

リリース情報

Neibiss「FLASH」 2023.12.13 Release | NSP009 Released by SPACE SHOWER MUSIC https://neibiss.lnk.to/FLASH Lyrics / hyunis1000, ratiff Music / ratiff

Neibiss プロフィール

ビートメイカー/DJ/ラッパーのratiff(ラティフ)とラッパーのhyunis1000(ヒョンイズセン)の二人組。共に2000年生まれ、兵庫県神戸市出身。Nerd Space Program。2018年に結成、2020年01月「Heaven」でデビュー。 2022年10月にtofubeats、パソコン音楽クラブ、E.O.Uが参加したEP「Space Cowboy」をリリース。 11月には、Campanellaとパソコン音楽クラブを迎え、WWWにてリリース・パーティー「Neibiss Space Cowboy Release Party」を行った。2023年5月17日にどんぐりずと「DOMBIESS」をリリース。二組が出演するMVも公開され、話題となっている。 また、自らの所属するクルーNerd Space Programでの活動やソロとしてのリリースも活発に行うなどあらゆるカルチャーを巻き込み注目を集めている。 neibissインスタグラム : https://www.instagram.com/neibiss_ ratiffインスタグラム : https://www.instagram.com/_ratiff_ ratiff X(旧twitter) : https://twitter.com/_ratiff_ hyunis1000インスタグラム : https://www.instagram.com/hyun_is_10 hyunis1000 X (旧twitter): https://twitter.com/hyunis1000 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/ インターンシップ募集:https://evening-mashup.com/home/music-intern
自身の葛藤、迷いや苦悩をヒップホップというスタイルで打ち明けるラッパー・CHIKA。政治や人種的問題にも言及。今後要注目。
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自身の葛藤、迷いや苦悩をヒップホップというスタイルで打ち明けるラッパー・CHIKA。政治や人種的問題にも言及。今後要注目。

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自身の葛藤、迷いや苦悩をヒップホップというスタイルで打ち明けるラッパー・CHIKA。政治、人種的問題にも言及、今後要注目。

今、アメリカで注目を集めつつある1人の女性ラッパーがいる。 そのラッパーの名は、CHIKA(チカ)。日本ではまだ彼女の名は浸透していないかも知れない。しかし、今後きっと日本でも注目を呼ぶことになるだろう。彼女のヒップホップスタイルは、誰よりも力強く勇気に溢れている。 CHIKAというラッパーであり、1人の黒人女性でもある彼女は、自らのあらゆる想いを曲に乗せてメッセージにしている。楽曲の中には、政治的だったり、昨今でも改めて問題となっている人種問題への言及も見られる。 また、性的少数者の総称と知られるLGBTQというワードも、きっと多くの人が知っていることだろう。そう。CHIKA自身も、自分をバイセクシャルであると公言しており、性的マイノリティの1人でもあるのだ。 そんな独特なアイデンティティを持っている彼女の作るヒップホップという音楽。是非注目してみて欲しい。
重盛さと美がコロナ自粛中に作った曲が神すぎる? TOKYO DRIFT FREESTYLEのラップが凄い…
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重盛さと美がコロナ自粛中に作った曲が神すぎる? TOKYO DRIFT FREESTYLEのラップが凄い…

重盛さと美がコロナ自粛中に作った曲が神すぎる? TOKYO DRIFT FREESTYLEのラップが凄い...

タレントの重盛さと美が、意外な才能を発揮している。 新型コロナウイルスの自粛期間の中で、友達と暇つぶし程度で作った楽曲がYouTube上で800万再生を突破しているのだ。 楽曲名は、『重盛さと美feat.友達 TOKYO DRIFT FREESTYLE』だが、YouTubeで202年5月9日に公開されて1ヶ月も立たない内に800万再生されている勢いだから、この凄さが分かるだろう。 楽曲自体は、元々国内外のラッパーたちがTERIYAKI BOYZの楽曲『TOKYO DRIFT』のビートに乗せてラップを披露する「TOKYO DRIFT FREESTYLE」をSNSに投稿し始めた流れに乗る形で作成されたものだ。 しかし、リリックを考えたのは重盛さと美自身であるから驚きだ。
札幌出身のラッパー「HIYADAM」彼は音楽だけでない、ファッションなど活躍の幅広い、彼こそまさしくアーティスト?
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札幌出身のラッパー「HIYADAM」彼は音楽だけでない、ファッションなど活躍の幅広い、彼こそまさしくアーティスト?

「HIYADAM」というラッパーがいる。 といっても、彼はどうやらただラッパー、ヒップホップアーティストというジャンルに括りつけるべき存在ではないらしい。彼の活動はラッパーとしての音楽アーティスト活動、それに加えて自身のブランドももっている。音楽アーティストが自分たちのブランドを立ち上げることはよくあることで、多くの例が服のブランドだ。だが、HIYADAMは服だけでないジュエリーというジャンルにも精通しており、ジュエリーブランドも自身のものを立ち上げている。 音楽とファッション、主にこの2つの面で活躍している。音楽面で、韓国のアーティストとのコラボ曲などもあり、言われてみれば今時の韓国系テイストが感じられる楽曲も多いように感じる。 魅力満載で、ハイブリッドな人物、それがHIYADAMである。 ▼ あらゆるセンスを兼ね備えたHIYADAM、美意識にも注目? HIYADAMの最新作は「Antwerp Juggle」というアルバムである。先ほど申し上げたような韓国テイストは、ビートサウンド、打ち込みの音などK-POPと言われるジャンルのアーティストの楽曲でも使われるようなサウンドが取り込まれている。 リリックもしかり、フロウなどもかなり韓国を意識したような要素も見受けられる。ヒップホップという言葉だけでは表現できないような、決まりきった枠からははみ出ているような印象を受ける。 HIYADAMは音楽以外にも、モデルとしても活動しているなど、本業をどれかに決めているというよりかは、あくまで多面的な要素をもつ HIYADAMという一つの人間を演出しているようだ。そういった他とは異なる特異性、彼の魅力、評価される理由はそこにあるのかもしれない。 HIYADAMのinstagramをのぞいてみると、さすがモデル活動をしている人物である、かなりオシャレであるのに加えて、彼ならではの美意識というものも見受けられる。 これからも、彼をチェックする必要がありそうだ。 -- 運営:Evening Music Records株式会社