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Author: 門脇 ライラ

さんうさぎ 独占インタビュー!かわいい系BGM制作の裏側と想いとは
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さんうさぎ 独占インタビュー!かわいい系BGM制作の裏側と想いとは

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今回、EVENINGでは「かわいい系」フリーBGMで、今話題のクリエイター「さんうさぎ」さん(以下、さんうさぎ)にお話を伺いました。 さんうさぎ がリリースする楽曲は、TikTokやYouTubeで多くのコンテンツに使用されており、日本独自の「かわいさ」が表現された心に優しく響くサウンドとして注目が集まっています。 BGMというと、勉強や作業時間、リラックスタイムなどに愛用されることが多いですが、日常の中で気持ちを前向きにするような効果を持っている音楽です。 そんな中、さんうさぎが届けるBGMは、YouTubeやTikTokを中心に人気があり、配信者やVTuberなどにも支持されています。 本記事では、その音楽制作への思いやこだわり、そして、今後の展望についてお話を伺いました。音楽の魅力や制作時の工夫、今後の挑戦など、インタビュー内容をお楽しみください。

フリーBGM制作のきっかけ

Q. フリーBGMを制作し始めたきっかけは何だったのですか? さんうさぎ YouTubeのおすすめからフリーBGMの存在を知りました。物心がついたころから歌詞のない音楽を聴くのがすごく好きだったので、自分に合っているもの且つ、皆様から求められているのがフリーBGMだなと思い制作し始めました。 __素敵なきっかけですね!自分に合ったものを作りながら、他の人々にも役立つ音楽を提供できるのは素晴らしいことですね!

かわいい系音楽における特徴と制作へのこだわり

Q. 「かわいい系」BGMというテーマにこだわられている理由についてお聞かせください。 さんうさぎ 「Kawaii」という言葉があるように、日本には英語の「cute」とはまた違う独自のかわいい文化があるなと常日頃から感じています。その考えを音楽で表したい気持ちが強くあるため、「かわいい系」というテーマにこだわって制作をしています! __日本の文化を大切にしつつ、ユニークな個性を感じますね。音楽を通して自分の思いを届けようとする姿勢は、自分の世界を作り上げているようで、とても魅力的です。 Q.「かわいい系」音楽が持つ魅力や特徴についてお考えをお聞きしたいです。 さんうさぎ メロディーではない効果音的な音が目立って聴こえ、その1つ1つの音色がかわいいのが魅力だと考えています。例えば、雫が滴る「ぽちゃっ」という音や、鏡の割れる音、女性の掛け声やおもちゃの軋む音などです。 音があまり響かず、狭い空間で鳴っているように聴こえるのも、私の考えるかわいい系の音楽の特徴かなと思います。狭い空間で音が鳴っているサウンドだと、必然的に音の粒がはっきりしてきます(音の輪郭がはっきりするため)。それが、ころころとしたサウンドになりかわいいなと、よく思っています。 __音色の選び方や効果音の使い方が「かわいい系」の魅力を引き立てるなど、細部までこだわりを感じますね。 Q. 楽曲に込めたテーマや、BGM制作で意識するポイントを教えてください。 さんうさぎ 「かわいくどこか哀愁漂う曲」というのが、自分の中にテーマとしてあります。さんうさぎの楽曲には、かわいさ全開だけではなく、少し寂しげな雰囲気が漂う箇所があるようにしたいなと毎回思っています。 特に気を付けている点としては「音色選び」です。同じメロディーでも音色が違うだけでかわいいから逸脱してしまったりすることがあるため、そこにはかなり気を遣っています! __「可愛いだけじゃない」という意外性が、聴く人に意外性を与えているのですね。聴き手にさまざまな表情を見せてくれる奥深さは魅力的です。

音楽制作のプロセスや工夫

Q. 楽曲制作で特に工夫されている点や、普段の制作プロセスについて教えていただけますか? さんうさぎ 工夫なのかはわかりませんが、「あまり考えすぎない」ということにはこだわっています。一度考えすぎてしまうと、空回りして納得いかない曲ができてしまったという経験がありました。 制作プロセスですが、まずは曲冒頭のメロディーから作り始めることが多いです。ふとした時に短いメロディーが思いつくので、それをパソコンで再現して、曲の冒頭に持ってきてしまいます。そこにコード進行やリズムの音を打ち込んでいくという感じです!曲の頭が決まっちゃえばあとはすいすいと作曲できちゃうタイプなので、冒頭の雰囲気をもとに曲全体を一気に作ってしまいます。ここの作業もあまり考えすぎずに感じたものをそのまま音にしていくことが大半です。 __「考えすぎない」というアプローチは、音楽制作で自然なインスピレーションを大切にする重要な方法ですね。素直で魅力的な楽曲を生み出していると感じます。 Q. 楽曲制作に使用されている機材やソフトウェアについて、お聞かせください。 さんうさぎ パソコンはノートパソコンで、MacBook Pro のM1 Proチップモデルを使っています。DAW はLogic Pro、オーディオインターフェイスはMOTU M4、ヘッドフォンはFOCALのListen Professional を使っています。 一応 Ik Multimedia の iLoud Micro Monitorというモニタースピーカーは持っているのですが、あまり使っていません。色々なカフェで作業するのが好きなので(特にスタバ大好き!!)、ハードウェアの機材はあまり持たないようにしています。 __機材へのこだわりがしっかりと感じられますね。音質や制作のクオリティにも大きな影響を与えていることがよく分かります。 Q. 視聴者やBGM利用者の方との印象に残ったエピソードがあれば教えてください。 さんうさぎ 「歌詞をつけたい」というコメントはとても印象に残っています。利用規約の中に「歌詞をつけて歌ったものを公開してもいいよ」という文言を入れているからなのかもしれませんが、想像以上に多くの方がこのような感想を言ってくださっているので、かなりびっくりしています!同じフリーBGMでも全然違う歌詞がついたりしているので、私としてはとても面白いです。 __視聴者とのつながりが音楽制作にも新たな可能性を加えている点が素晴らしいですね。自分の作品がどのように使われるかを知ることができるのは、作曲家としても新たな発見があって楽しいですね。 Q. これまでの活動での達成感や苦労したエピソード、顔出しなしで活動される中での工夫についてお聞きしたいです。 さんうさぎ いつもとは違う曲調を作ろうとした時はかなり苦労しました。たまにかわいい系以外の曲を作ることがあるのですが、そういう時はいつもとは違う楽器や音色を使うので、色々と大変です。その分出来上がった時の達成感はものすごくありました。 顔出しなしの工夫という工夫はあまりないのですが、強いて言えば名前を「さんうさぎ」にしたことかな、と思います(文字のビジュアルからかわいいと認識して欲しかったので)。かわいい音楽を作るので、かわいい名前にしたいなってつけたお名前が、結構色々な方に気に入ってくれたらしくとても嬉しいです! __色々なジャンルに挑戦することで新しい可能性が広がりますね。新しい音色や楽器を使っての楽曲制作は、大変さと同時に達成感がありそうですね。 Q. 楽曲制作での大きな挑戦や課題があればお伺いしたいです。 さんうさぎ 1曲目をリリースしたのが今までで最も大きな挑戦でしたね。過度に完璧主義なところがあるので、「プロの方が作っているサウンドと同じにならなきゃ世に出せない」と思いながら1日中パソコンに向かっていた日々がずっと続いていたのを今でも覚えています。 その甲斐あってか今はいろいろな方に曲を聴いていただき本当に嬉しい気持ちです。今の視聴者さんと、過去の自分に大感謝です! __最初の挑戦は誰もが通る道ですが、そこを乗り越えた経験が今の成功に繋がっていることが感じられますね。完璧を追い求める姿勢が良い作品を生み出しているので、その努力が報われているのが伝わってきます。 Q. ご自身の音楽スタイルや方向性を、今後どのように展開していきたいですか? さんうさぎ 今はかわいい系の曲ばかりなのですが、味変としてかっこいい系の曲やお洒落ジャジー系、ダーク系にも挑戦していこうと思っています。曲調の幅をどんどん広げていきたいです。いずれ劇伴みたいなのも作りたいな…なんて思っています。 __音楽の幅を広げることへの意欲が素晴らしいですね。新たなジャンルへの挑戦で、リスナーさんもさらに増えそうですね。

今後の目標と展望

Q. 今後の活動や目標について教えてください。 さんうさぎ 引き続きフリーBGMを作りつつ、歌物にも挑戦したいなと思っています。ボーカロイドの楽曲は何曲か作っているので、そちらの制作も行いつつ、人の声の曲も作っていきたいです! 他にもアニメ、ゲームのOP、ED作曲(BGMでも歌物でも…)や、VTuberさんや活動者さんの歌物での楽曲提供、リアル店舗やリアルイベントでのBGM作成などやりたいことが山ほどあるので、徐々に手をつけていければなと思います。 「この曲を作ったのもさんうさぎさんなの!?」ということが増えるよう頑張ります。 __フリーBGMだけでなく、歌物やボーカロイド楽曲にも挑戦するという目標が明確で、今後の活動に対する意欲が感じられますね。今後がますます楽しみです。 Q. 最後に読者やファンの方に伝えたいことがあればお聞かせください。  さんうさぎ いつもさんうさぎの曲を聴いてくださり、そして使ってくださり本当にありがとうございます!作曲家という職業は聴いてくださる皆様、そしてフリーBGM作家は使ってくださる皆様なしでは成り立ちません。 液晶越しとなってしまい、直接お礼をお伝えできなくて大変心苦しいのですが、これからもずっと良い曲を作り続けて、皆様に恩を返し続けていきたいです。 これからも是非応援の程、よろしくお願いいたします!

インタビューを通して

今回のインタビューでは、さんうさぎさんの楽曲制作や今後の活動についてお話を伺うことができました。 さんうさぎ が制作する日本独特の「Kawaii」感を代表するとも言える楽曲は、個人的には、日本だけでなく海外の方からも今後注目されるのではないかと感じました。 BGMだからこそ表現できる世界観や、楽曲制作でのこだわりは、いわゆる歌物などの音楽とは異なりますが、そのユニークな魅力が今後どのように受け入れられていくのか、とても気になります。今後の活躍から目が離せません。 皆さんも、日常の一部に「さんうさぎ」さんの曲を取り入れてみてはどうでしょうか。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
リンキン・パーク、12年ぶりの電撃来日!再始動を象徴する特別な公演
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リンキン・パーク、12年ぶりの電撃来日!再始動を象徴する特別な公演

 

 

© リンキンパーク

 

リンキン・パーク、12年ぶりの電撃来日!再始動を象徴する特別な公演

 

2025年2月11日と12日に、リンキン・パークが7年ぶりに待望の来日を果たし、さいたまスーパーアリーナで2日間にわたりライブを行った。

 

このライブは、Linkin Parkの再始動を象徴する特別な公演となったと言え、観客は チェスター・ベニントン(2017年7月20日, 41歳没)の不在を感じつつも、新たに加わったボーカルの エミリー によって、バンドとして新たな一歩を踏み出す形となった。

 

演出の完成度も非常に高く、セットリストには「Somewhere I Belong」や「Numb」などの代表 曲が並び、ファンとの一体感が生まれる感動的な瞬間が数多くあった。

 

 

感動的な雰囲気とファンの反応

 

このライブは、Linkin Parkの再始動を象徴する特別な公演となり、多くのファンが複雑な感情を抱えながら参加し...

 

 

 

 

ケンドリック・ラマー、スーパーボウルで歴史を刻んだ瞬間とは
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ケンドリック・ラマー、スーパーボウルで歴史を刻んだ瞬間とは

 

 

© ケンドリック・ラマー

 

ケンドリック・ラマー、スーパーボウルで歴史を刻んだ瞬間とは

 

2025年2月9日のスーパーボウル・ハーフタイムショーで、ケンドリック・ラマーは 音楽と社会的メッセージを見事に融合させ、観客を圧倒しました。最新 アルバム『GNX』をはじめとするヒット曲を披露し、シザとのコラボレーションや政治的メッセージが話題を呼びました。

 

ケンドリック・ラマーの2024年の大ヒット曲「Not Like Us」は、スーパーボウルのハーフタイムショー終了後数時間で、Spotifyでのストリーミング回数が約430%急激に増加し...

 

 

 

 

人気急上昇中の邦ロックバンド『ミーマイナー』に独占インタビュー!
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人気急上昇中の邦ロックバンド『ミーマイナー』に独占インタビュー!

結成からわずか半年で注目を集める邦ロックバンド『ミーマイナー』。 もともと異なる道を歩んできた2人が、どのようにして出会い、共に音楽の世界で新たな一歩を踏み出したのか。その裏には、信頼と仲間との絆がありました。 バンドとしての成り立ちや、SNS時代ならではのファンとの繋がり方について、2人が語った真意とは...? 活動の裏側や、音楽に対する純粋な情熱が光るインタビューで、彼らの音楽の魅力と成長の秘訣を明かしていく。

結成のきっかけ

──まず、結成のきっかけを教えてください。 美咲 もともと、さすけさんのボカロPとしての活動が好きで、特に「物憂げ」というYouTubeチャンネルやCDのファンでした。ある日、「歌い手さんを募集します」というツイートを見て、思わず応募したんです。それがきっかけで、一緒に曲を作るようになりました。 ──最初は楽曲制作からのスタートだったんですね。その後、どのようにバンド結成へと発展したのですか? 美咲 以前は別のグループで活動していましたが、解散を機に新しい仲間を探し始めました。路上ライブをするうちに、バンドとして本格的に活動したいと思うようになり、「物憂げ」の曲を歌えることや、自分の楽曲も編曲してもらえることに魅力を感じ、さすけさんにバンド結成を提案しました。 ──最初は美咲さんからのオファーだったのですね。さすけさんはどう感じていましたか? さすけ 以前から、吉川さんや山遊びさんのようなアーティストと共に音楽を作りたいと思っていました。「物憂げ」では15人以上のボーカルとアルバムを作ったことがあり、美咲さんもその一人でした。その後、彼女がTikTokで10,000人以上のフォロワーを持ち、路上ライブでも活発に活動している姿を見て、スター性を感じ、一緒にやりたいと思いました。 ──コロナ禍後、音楽業界は厳しい時期が続きましたが、そんな中での出会いは大きかったのでしょうか? さすけ 実は7年前、彼女が別のグループで活動していた頃から楽曲を提供しており、当時から接点がありました。高校1年生の頃から毎年1曲くらい提供していたので、プロデューサーと演者としての信頼関係が築かれていたんです。さらに、SNSを通じてお互いの活動を見ていたこともあり、自然な形でバンドが始まりました。

バンド名「ミーマイナー」の由来

__「ミーマイナー」というバンド名の由来は何ですか? 美咲 もともとソロでバックバンドをつけてエレキギターを弾きながらライブをしていましたが、その時に「これってバンドじゃないな」と感じました。ソロで活動するのは嫌だったので、それ以来、バックバンドをつけるプロジェクトは絶対にやらないと決めました。 「ミーマイナー」という名前は、コードのEマイナーやAマイナーから来ています。つまり、一人ではなく、メンバー全員で成り立つバンドという意味です。さらに、自分のマイナーな部分を音楽で表現しているという意味もあります。 __なるほど。「ミーマイナー」という名前は音楽をやっている人にとって、すごくキャッチーですね。 美咲 私は仲間と一緒に作り上げることが好きなので、一人だけ目立つためにバックバンドをつけることは楽しくありません。信頼できる仲間と音を作り上げることが、バンドの本当の魅力だと思っています。 __普段からの関係性があるメンバーと音楽を作ることが重要なんですね。 美咲 そうですね。さすけさんとは6年来の付き合いで、グルーヴ感がぴったり合いますし、彼の音楽に影響を受けて自分の曲を書いたりもしています。そうした深い関係性があるからこそ、独特の音が生まれるんです。 __さすけさんについて、ある意味「古参のファン」のような気持ちもあるのでは? さすけ 美咲さんがマカロニえんぴつをリスペクトしている点が大きいですね。多くのバンドは同級生同士で結成され、その関係性が音楽にも影響を与えます。バンドの魅力は演奏技術だけでなく、「このメンバーだからこそ作れる音楽」にあると思います。だから、ミサキちゃんがソロ活動で感じたことに共感し、バンドとして活動することになりました。

音楽のスタンスと理想のアーティスト像

__構図としては、ボーカル主体のユニット、たとえばYOASOBIさんのような形に近いと感じましたが、意識しているアーティスト像はありますか? さすけ そうですね、意識しているアーティストは誰だろう…。でも、僕たちが目指しているのは「バンド版YOASOBI(万葉遊び)」のような感じです。他のレコード会社の方からも、「こうなりそうですよね」とか、「こうなってほしい」と言われることがあるので、それが一番近い表現かもしれません。 美咲 でも、僕たち二人としては「絶対にこのアーティストを超えてやる!」とか「これになりたい!」という強い目標を持って活動しているわけではありません。単純に、「仲間と音楽をやるのが最高に楽しい」というスタンスで活動しているので、特定のアーティスト像を強く意識することはあまりないですね。 __なるほど。ユニットとしての形はしっかり確立されているけれど、今は純粋に「自分たちの音楽を作って届けること」を大切にしているということですね。

バズを狙わず、自分たちの音楽を貫くSNSとライブ展開

__結成後半年でファンが急増したきっかけは何だったのでしょうか? 美咲 実は、私たち自身もその理由がよくわかっていないんです(笑)。事務所やレコード会社の方からは、TikTokやインスタグラムの更新頻度や曲のリリースを褒められますが、私たちはただ投稿したいから投稿しているだけで、バズを狙っているわけではありません。純粋に楽しんでやっています。 __SNSでファンが増えるアーティストには、バズを狙って投稿する人もいれば、純粋に楽しんで投稿する人もいますが、どちらかというと後者ですか? 美咲 そうですね。個人的には、流行っているものやカッコいいと思うものを試してみたいという好奇心から始めました。それがきっかけで、今までできなかったことを表現できるようになり、周りの人にも受け入れてもらえました。 さすけ 強いて言うなら、「ワンルームナイト」という曲がバズったことで、たくさんのリスナーに知ってもらえました。それがきっかけで、TikTokやインスタグラムで多くの「いいね」をもらい、下北沢界隈や邦ロックのリスナーにも注目してもらえました。 __SNSでの反響が増えてきた中、ライブでのリスナーの反応に変化はありましたか? 美咲 SNSで知ってくれたファンの中には、「ハッピーバンド」や「ボーカルがニコニコしている」といったイメージを持っている人が多いですが、実際のライブでは叫んだり煽ったりするので、そのギャップに驚かれることがよくあります。「めっちゃロックだね」と言われることも多いです。 __SNSでのイメージとは違って、ライブではもっと激しいスタイルですね。ロックなスタイルをライブで表現したいという思いがあったのでしょうか? 美咲 はい、やりたい曲をやっている感じです。ライブではロックの方が盛り上がりやすく、エネルギーも高くなります。私たちメンバーは演奏に自信があり、少しメタルっぽい要素がある曲もやっています。 __注目を集める瞬間について、気持ちに変化はありましたか?今後さらに大きくしていきたいという思いはありますか? さすけ 僕たちが一番大事にしているのは「目標を持たないこと」なんです。いろんな人がいろんなやり方で成功しようとしていると思いますが、僕たちはインターネットを通じて成功しようとはしていません。正直なところ、やりたいことをただやるだけでいいと思っています。 やりたいことをやった結果、それを100人が見てくれたらライブできるし、1,000人来てくれたらリキッドルームに行けるし、2,000人が見てくれたらZEPPに立てる、という感じです。誰かに受けようと思って何かをすることは、死ぬまで多分ないと思っています。 __自分たちが届けたい音楽、それが中心になって、それを貫くということですか? さすけ そうですね。多分、2人とも前のバンド活動やYouTubeで16万人の登録者がいた経験があるんですけど、それは世間に求められることをやってバズらせて成功したんです。でも、それをもう一回やる気はないんです。今度は自分がやりたいことをやり、自分を好きと言ってくれる人を大事にするところから変えていこうと思っています。 __伸び率は素晴らしいですね。 さすけ インスタグラムもゼロから4ヶ月で6,000人に達しました。この調子で続けていけたらと思っています。 __自分たちがやりたいことが結果として現れるのは嬉しいことですね。 さすけ 今の時代、みんなが「これが流行るだろう」と思ってハイクオリティなものを作っている中、逆に僕たちは楽屋でダラダラしている動画をアップしたり、曲もバラードからアップテンポに切り替えたり、自由にやっています。何も考えずに発信しているので、その自然体な感じが見る側にも伝わり、応援したくなるんじゃないかなと思います。そういう余白の部分につながっているのかなと感じます。

音楽を通じた自己表現とチームワークの大切さ

__音楽を一言で表すとどういう存在ですか? さすけ 音楽は、僕にとってコミュニケーションの手段です。音楽を通じて社会と繋がり、多くの人々と出会うことができました。音楽がなければ、今の自分はなかったと思います。音楽があるからこそ、こうして皆さんともお話できているんです。 美咲 音楽は、ありのままの自分を表現できる場所です。言葉で表現する時は気を遣いますが、音楽では自分だけの思いをそのまま伝えることができます。周りの目を気にせずに、自分の気持ちを表現できる場所であり、それが自分を救うことにもなりました。 __ユニットを組んで活動する中で、価値観が共通していることでやりやすさを感じていますか? さすけ はい、感じています。例えば、対バンのバンドの曲を急にカバーすることがありますが、音楽は一人でやるものではなく、みんなで楽しむものだと思っています。スタジオで一緒に作業して、お互いに共感できる部分があるからこそ、活動がうまくいくと感じています。価値観が合っているからこそ、お互いにやりやすさを感じる部分が大きいです。 __最近のライブで特に印象に残った出来事や成功したと感じたポイントは? 美咲 最近のライブでは、ハプニングが多かったです。音が出なかったり、弦が切れたりすることもありましたが、そうした状況にもだんだんうまく対応できるようになり、力まずにライブを楽しむことができました。弦が切れてライブができない状況になった際は、元々弦が切れていたメンバー以外で、他のバンドの曲を即興でカバーしました。その場を楽しむことができ、それが成功体験だと思います。 __ライブパフォーマンスで一番大切にしていることは何ですか? さすけ パフォーマンスでは「自分たちが一番楽しむこと」を意識しています。メンバー同士やサポートメンバーを含めて目を合わせたり、あえて引いたりすることもあります。観客が「このバンドはすごく仲がいいんだな」と感じられる方が、見ている人たちも幸せな気持ちになれると思っています。その点を大切にしています。

歌詞と音楽制作におけるこだわり

__曲作りについてですが、インスピレーションはどのようなところから得ていますか?制作を進める際に工夫していることがあれば教えていただけますか? さすけ 私は歌詞を最も大切にしています。詩集や小説をよく読んで、新しい言葉の組み合わせや可能性からインスピレーションを得ることが多いです。その後、そのアイデアを元に歌詞を作り、曲に落とし込んでいきます。 美咲 私は映画を見て感動したり、本を読んで感じたことをそのまま曲にするタイプではなく、実際に自分の人生で感じたことを表現する方です。そのため、歌詞は自分が書きたいと思った時にしか書きません。それ以外の時は、お願いして書いてもらうことが多いですね。 __最新リリースの「オンリーロンリータウン」についてお伺いします。この作品で特にこだわった点や調整した部分を教えていただけますか? さすけ この曲は、かなり自然にできたものです。僕の得意なコード進行や曲調、手癖で作りました。ただ、歌詞には特にこだわりがありました。特にサビでは、最初に「一人で見るドラマ」と歌い、次に「二人で見たドラマ」という回想的な要素を入れることで、リスナーに別れの時系列を印象づけるようにしました。通常は逆の順番にすることが多いと思いますが、あえて「一人で見るドラマ」を先に持ってくることで、すでに別れが起きていることを伝えたかったんです。 また、歌詞には日常的な具体的な描写を多く取り入れており、「行きつけの街中華」や「冷めたコーヒー」など、普通の人が思いつかないような表現を使いました。これによって、リスナーにリアルで深い印象を与えることができたと思っています。コーヒーの話では、温かいと苦味を感じにくいけれど、冷めると苦味が増すという性質を恋愛に重ね合わせて表現しました。 __歌詞の構造や表現方法について、何か特にこだわっている点はありますか? さすけ 歌詞には本当に多くの工夫が詰まっています。一行の歌詞に1年かけたこともあるくらい、歌詞作りには時間をかけています。歌詞は常に新しい価値を生み出すための研究のようなもので、今後はそのロジックやノウハウをもっと広めていきたいと思っています。 __音楽制作全般において、これまでに直面した挑戦や、それに対するこだわりなどがございましたらお聞かせください。 さすけ、美咲 作業量が多いんですけど、ミーマイナーはメンバーだけで運営していて、CDも全て自分たちで作っています。そのため、梱包作業も含め、すべてを手作業で行わなければならないんです。例えば、新しいジャケットを取りに行ってスマホで撮影し、パソコンに取り込んでデザインして発注し、届いたものを梱包して販売するまでの一連の作業を全て自分たちでやっています。遠方に出かけることもありますし、作業量が多いことは確かですね。 __思いがこもっていそうですね。全部やっているということは。 美咲 本当に、思いがすごくこもっていますよね。指紋もたくさんついているでしょうし。(笑) __これから挑戦してみたい音楽スタイルや新しいリリースの予定について教えてください。 美咲、さすけ かなりいろんなジャンルを試してきたので、ライブではバラードもロックも演奏してきましたし、どれも楽しいと思っています。そのため、特定のジャンルにこだわって「この曲を出します!」という感じではないのですが、新曲はたくさん作っていて、今リリースされているのは9曲ですが、すでに16曲ほど完成しています。早くリリースしたいという気持ちが強いですね。 なので、ジャンルを大きく広げるよりは、今の方向性を大切にしつつ、ミーマイナーの軸を保ちながら、アップテンポ、ミディアム、バラードの3つの軸をさらに強化していけたらと思っています。

音楽を通じて届けたいメッセージ

__音楽を通じて人々や社会にどのような影響を与えたいと考えていますか? 美咲 最初から『誰かを救いたい』と思って音楽を始めたわけではなく、ただ自分が服部(マカロニえんぴつのメンバー)に憧れて、服部に救われ、服部を追いかけているだけなんです。服部というのは、マカロニえんぴつのメンバーのことを指しています。その服部に影響を受けて、私もいつか誰かにとって憧れの存在になりたいと思っています。本当に。 __なるほど、つまり、追いかけられるような存在になりたいということですね。 美咲 そうですね。もし自分が誰かにとってそういう存在になれるのなら、その人を大事にしたいですし、死ぬまでそう言い続けたいと思っています。 さすけ 音楽がいいなと思う理由って、例えば昔の人たち、旧石器時代とかの人々って、文字もなかったし、技術もほとんどなかった時代だったじゃないですか。でも、その時代でも言葉がなかったからこそ、夢の中で変なドラゴンとかが出てきたら、それを石や土に絵として描いて、後の人たちに『こんなものが出てきたんだ』と伝えようとしたんです。これが、芸術や言葉の始まりだと言われているんですよ。それを始めた人たちの積み重ねのおかげで、今の芸術や文明が発展してきたわけです。 昔、色というものは一色しかなかったんですが、今では色が何百色も説明できるようになっていますよね。例えば、アンミカさんが『何百色もある』と言っていますが、それも一つの進化なんです。昔は色といえば、白っぽい色しかなかったものが、今では具体的に200色以上説明できるようになっています。これが、表現者たちの努力と積み重ねの結果だと思います。 そして、表現者というのは、悲しいという感情をただ『悲しい』と言うだけではなく、もっと細かく、こういう悲しみもある、ああいう悲しみもあるというふうに表現するものだと思っています。日本語でも『悲しい』という感情に対して、たくさんの表現があるように。音楽やアートにおいても、同じように、感情をより細かく表現できるように進化してきたと思います。 例えば、ある曲が、彼氏に振られて『こういう振られ方をした時の悲しみ』をピンポイントで表現できているとしたら、それを聴いた人が自分の感情を癒してくれるかもしれません。しかし、そういった曲が存在しない場合もありますよね。そんな時に、存在しなかった感情を救い上げるような新しい表現を作り出すことが、アートの大事な役割だと考えています。 だから、例えば、手垢がついたような夢や、光を目指して、虹を追いかけるような歌詞はもういいんじゃないかと思うんです。そういったものは、今後作ることは少ないと思います。むしろ、私たちが作りたいのは、もっと具体的で、身近な感情に触れるようなものです。 実際に、新曲『ローリンタウン』の歌詞に、『行きつけの街、あの中華料理屋が潰れてしまった』という部分があります。これ、おそらく日本の音楽では初めて歌われた内容だと思います。そんな歌詞に共感する人がいると思うんです。私たちが表現するのは、ただ悲しいだけの感情ではなく、もっと具体的で、誰かが経験したことがあるような感情に訴えかけることです。それに共感したり、ノスタルジーを感じたりする人がきっといると思います。こうした表現をもっと突き詰めていくことで、より多くの人々に救いを与えられると思っています。 まだこの曲やこの言葉では、誰かのすべての悲しみを癒すことはできないかもしれません。でも、もっと自分の感情に合った、ピンポイントで癒せるような作品を作りたいと考えています。 __なるほど、やっぱりまだ音楽が手を差し伸べられていない人たちやリスナーがいるということですね。そういった方々に届くような音楽を作りたいという思いがあるわけですね。 美咲 それは、何かを意図して狙って作れるものではないと思っています。私たちがやりたいこと、届けたいものを心から作ることが大事だと思っていて、それが結果的に人々に届くという形になるんじゃないかなと思っています。 __最後に読者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。 美咲 私たちはありのままで挑戦しようというバンドで、音楽を届けたくて活動しています。私たちの音楽が好きな人たちだけに応援されたいと思っています。だから、どこにもこびるつもりはなく、持論を押し付けることもありません。楽しく生きている人たちと一緒に、楽しく生きていきたいですね。だからこそ、ミーマイナーに出会ってくれた人たちの手を離さず、これからも大きいところに引っ張っていけるようなバンドになりたいと思っています。 __等身大のアーティスト像が届いてほしいですね。 ミーマイナー そうですね。 __最近の活動についてどう感じていますか? 特にライブなどはどうですか? 美咲 最近、ライブに来てくれるファンだけでなく、私たちを知らない人たちも来てくれるようになりました。その場で私たちを知ってくれるという新しい出会いが多く、広がりを感じています。これから名古屋、大阪、福岡にも行けることになったので、すごく楽しみです。 __信頼される姿が届いて、新たに聞いてくれる方が増えるといいですね。 美咲、サスケ 頑張ります!! 今回の取材では、ミーマイナーの活動にかける想いや音楽制作の裏側についてお話しを伺うことができました。 ミーマイナーは、2025年の2〜4月にかけて、大阪、名古屋、福岡でライブを予定されています。新たな出会いが広がる中で、彼らの音楽に触れるチャンスです。ぜひミーマイナーのライブに足を運んで、そのエネルギーを体感してみてはどうでしょうか。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
マルーン5、東京ドーム初公演でアダム・レヴィーンが大谷翔平のユニフォームで登場
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マルーン5、東京ドーム初公演でアダム・レヴィーンが大谷翔平のユニフォームで登場

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2025年2月6日、8日、9日にマルーン5は「Maroon 5 Asia 2025」で2年ぶりの来日を果たし、東京ドームで初公演を行いました。 アダム・レヴィーンは、楽曲「Animals」で公演をスタートし、代表曲が次々と披露される中、観客は熱狂し、一体感と感動的な瞬間が広がりました。

特別な公演と観客との一体感

マルーン5の2025年2月6日、8日、9日の東京ドームでの初公演は、観客にとって忘れられない夜となりました。 公演は予定通りに始まり、アダム・レヴィーンが「Animals」で豪華なスタートを切ると、会場のテンションが一気に高まり、その後も、「Sugar」や「This Love」などの代表曲が披露されるたびに、観客はメロディーに乗って手拍子を送り、歓声が響き渡りました。 特に、アダムがステージ上で情熱的に歌い上げ、バンドがエネルギッシュなパフォーマンスを披露するたびに、一体感はさらに増していきました。 アダムは曲の合間に「ありがとう、東京!」「ありがとう、日本!」と日本語で感謝の言葉を伝えると、会場からは大歓声が湧き上がりました。まさに音楽を通じて心が通い合い、観客とバンドがまるで一つになったような特別な空間が生まれました。

日本への特別な思いと演出

本公演では、アダム・レヴィーンの登場に、日本への特別な思いが込められていました。 彼は、3日間の公演すべてでドジャースのユニフォームを着用し、背番号には 大谷翔平 選手の名前が漢字で記されていました。この演出は、日本の野球文化への関心と、大谷選手への敬意を示すものと言えるでしょう。 さらに、バンドメンバーのPJモートンも侍ジャパンのユニフォームを着用し、日本のファンへの温かいメッセージを伝えていました。 ステージ演出は派手さを抑え、音楽そのものの魅力を際立たせる構成となっており、Maroon 5 が繰り広げたパフォーマンスの熱量がダイレクトに伝わる内容となりました。

感動的な瞬間とセットリストの魅力

ライブの中でも、特に感動的だったのは「Memories」の演奏でした。 この曲が流れると、観客は一斉にスマホのライトを灯し、会場全体が幻想的な雰囲気に包まれ、アダムは歌詞を通じて、亡きマネージャーへの思いを語り、その想いに観客も深く共感。言葉とメロディーが会場中に響き渡り、心を打たれるひとときとなりました。 さらに、歌の途中、会場のスクリーンにはアダムの奥さんベハティと娘さんの姿が映し出され、アダムは花道へ向かい、彼女たちに向けて優しく歌いかけ、ベハティも微笑みながら口ずさみました。その温かい光景に、観客の誰もが胸を打たれ、会場全体が愛に包まれるような瞬間でした。 セットリストには「Moves Like Jagger」や「She Will Be Loved」など、誰もが知る名曲が並び、観客は歌詞を口ずさみながら大合唱。シンプルな演出の中で、音楽の持つ純粋な力が最大限に発揮され、会場は熱気と感動に満ちた一夜となりました。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
ワンリパブリック来日!有明アリーナでアニメ『怪獣8号』主題曲を披露
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ワンリパブリック来日!有明アリーナでアニメ『怪獣8号』主題曲を披露

 

 

© OneRepublic

 

ワンリパブリック来日!有明アリーナでアニメ『怪獣8号』主題曲を披露

 

2025年1月22日、ワンリパブリックは「The Artificial Paradise Tour」の一環として来日し、有明アリーナで圧巻のライブパフォーマンスを披露しました。

 

オープニングから会場は熱気に包まれ、代表曲が次々と披露されるたびに観客は大合唱で応え、ライアン・テダーの力強い歌声に加え、バンドメンバーの演奏と息の合ったパフォーマンスが、壮大な演出と相まって観客を魅了しました。

 

東京公演では、さらに驚きのサプライズが...

 

 

 

 

ザ・ウィークエンド、新アルバムをリリース!最後のアルバムか?
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ザ・ウィークエンド、新アルバムをリリース!最後のアルバムか?

 

 

© The Weeknd

 

ザ・ウィークエンド、新アルバムをリリース!最後のアルバムか?

 

カナダ出身の世界的アーティスト、ザ・ウィークエンド(本名:エイベル・テスファイ)は、2025年1月31日に6枚目のスタジオアルバム『Hurry Up Tomorrow』をリリースしました。

 

本作は、2020年の『After Hours』、2022年の『Dawn FM』に続く3部作の完結編と位置づけられ、彼のキャリアにおける重要な転換点となっています。

 

本アルバムは、名声や孤独、ツアー生活の混乱をテーマに...

 

 

 

 

藤井風、紅白でニューヨークからの生中継パフォーマンスと制作秘話
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藤井風、紅白でニューヨークからの生中継パフォーマンスと制作秘話

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2024年大晦日のNHK紅白歌合戦で、シンガーソングライターの藤井風がニューヨークから生中継で登場し、音楽と視覚の両面で新しい風を吹き込むパフォーマンスを披露したことは記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。 彼の演出は、その楽曲と創造的な演出が見事に表現され、視聴者に深い印象を残しました。

藤井風の紅白出演と演出の工夫

2024年12月31日に放送されたNHK紅白歌合戦では、シンガーソングライターの藤井風がニューヨークから生中継で登場し、そのパフォーマンスは視聴者に大きな衝撃を与えました。 この出演形式は視聴者を驚かせ、従来の紅白の形式に新たな風を吹き込むものでした。 藤井風はニューヨークの街並みを背景に、ワンカットの映像で自らの楽曲「満ちてゆく」を披露し、この演出はシンプルでありながらも視覚的に印象的で、特に、朝焼けの中を歩くシーンが感動的でした。 藤井風の音楽と独自の発想が巧みに活かされ、紅白の舞台に新たな感動を与えた演出となったと言えるでしょう。

高額な制作コストとその背景

藤井風のニューヨークからの生中継は、かなりの制作費がかかったといいます。 現地での撮影はニューヨークのロング・アイランド・シティで行われ、撮影は3日間にわたってスタジオを貸し切って実施されました。 現地の映像制作プロダクションやエキストラの手配、スタッフの費用などが含まれ、全体で500万円以上のコストがかかったとされています。特に、エキストラには1人当たり300ドルのギャラが支払われ、その費用を含む制作は大規模で豪華なものでした。 また、藤井風自身も現地に赴き、彼のパフォーマンスに適した環境を作り出すために多大な努力を払ったそうです。このような制作費は、藤井風の音楽と映像のクオリティを高めるために不可欠な投資だったと言えるでしょう。

制作の魅力と評価

今回、藤井風とその制作チームが取り組み生まれた映像作品は、音楽と映像の両面で素晴らしい仕上がりとなりました。 藤井風のニューヨークでの生中継パフォーマンスは、音楽と映像が見事に融合し、観客に強い印象を与え、特に、ニューヨークの朝焼けと藤井の歌声が重なるシーンは美しく感動的でした。天気やタイミングが非常に良かったため、藤井風自身も運が良かったのではないかとコメントしていました。奇跡的な天候と緻密な演出が相まり、生まれた演出だったと言えるでしょう。 また、藤井風のマネージャーによると、前夜の雨や撮影後の大雨にもかかわらず、パフォーマンス中だけ天気が晴れ、朝日がビルに反射するシーンが完璧なタイミングで収めることができたとのこと。現地スタッフの協力で交通規制が行われ、犬の散歩やトラックが偶然映像に入り込むなど、ユニークな瞬間もSNSでシェアされ、話題になりました。 藤井風の歌唱力はもちろんですが、制作チームの緻密な演出が見事に結実し、視聴者からの賞賛の声を得ることができたパフォーマンスだったと言えるでしょう。

藤井風のグローバルな影響とNHKの戦略における役割

藤井風の紅白出演は、NHKが進めるグローバル戦略の一環としても重要な意味を持っています。 NHKは近年、若者向けのコンテンツを増やし、特に、国際的な展開も強化しています。藤井風の出演は、その戦略の中でも象徴的な出来事と言え、彼の音楽は日本国内のみならず、海外の若者にも強い影響を与える存在となっています。 さらに、藤井風は昨年放送された彼のドキュメンタリー「藤井風~登れ、世界へ~」が英語に翻訳され、NHKワールドJAPANで放送されるなど、海外市場にも着実に足跡を残しています。 藤井風は、音楽を通じて日本の若者文化を世界に発信する重要な役割を果たしており、今後もその影響力が拡大していくことが期待できるアーティストと言えるでしょう。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
R&Bの歌姫 Tinashe、6年ぶりの来日ツアーで大阪・東京公演を熱狂させる
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R&Bの歌姫 Tinashe、6年ぶりの来日ツアーで大阪・東京公演を熱狂させる

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R&Bの歌姫 Tinashe、6年ぶりの来日ツアーで大阪・東京公演を熱狂させる

 

2024年夏、TikTokで「Nasty」がバイラルヒットを記録した Tinashe(ティナーシェ)が、約6年ぶりに待望の来日ツアーを実現しました。

 

『MATCH MY FREAK: 2025/WORLD TOUR』の一環として行われた大阪公演は1月14日になんばHATCHで、東京公演は1月15日に豊洲PITで開催され、多くのファンを魅了しました。

 

今回のツアーでは、代表曲「2on」、「All Hands On Deck」、「Superlove」のアレンジバージョンから最新アルバムの楽曲まで、幅広いセットリストが披露され、彼女のパワフルなパフォーマンスと圧巻のステージ演出が観客を熱狂させました。

 

Tinasheはジャンルを超えた音楽的多様性を感じさせる楽曲を披露し、その個性と魅力が際立つステージとなりました。

 

 

圧巻のノンストップパフォーマンスとステージ構成

 

約6年ぶりとなるTinasheの日本ツアーは、彼女の真骨頂を見せるステージ...

 

 

 

 

プエルトリコのラッパー「バッド・バニー」が新アルバムをリリース
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プエルトリコのラッパー「バッド・バニー」が新アルバムをリリース

バッド・バニー(Bad Bunny)のアルバム『de mÍ tirar más fotos』は、2025年1月6日にリリースされ、彼の音楽キャリアにおける重要な作品となっています。 プエルトリコ出身のバッド・バニーは、ラテン音楽シーンで最も影響力のあるアーティストの一人として、今回のアルバムでも革新的なスタイルをさらに発展させています。

アルバムの背景とテーマ

『de mÍ tirar más fotos』は、バッド・バニーの音楽キャリアにおける決意と熱意を感じさせる作品となっています。 アルバムは1月6日、ラテンアメリカの冬の最後の祝日「ディア・デ・レイエス(東方三博士の日)」にリリースされ、プエルトリコをはじめとするラテン文化の伝統を色濃く反映した作品です。アルバムには、プエルトリコのフォーク音楽『ムシカ・ヒバラ』やカリブ海文化の影響もあり、家族的な温かさも感じられる仕上がりとなっています。 本アルバムは、バッド・バニーが自身のアイデンティティやプエルトリコ文化に誇りを持ち、その魅力を世界に伝えようとする「夢のアルバム」として誕生し、そのリリースに合わせて、短編映画やトラックリストの公開、プエルトリコの歴史や社会正義の英雄たちを讃える映像がYouTubeで公開されるなど、さまざまなイベントが行われました。 作品のテーマとしては、植民地主義やボリクア(プエルトリコ)の歴史的な再開発問題に焦点を当てています。

音楽と歌詞の特徴

音楽面では、ライブ演奏を基盤に、サルサ、レゲトン、デンボウ、プレナといった多様な音楽ジャンルを融合させ、プエルトリコの豊かな音楽的伝統を表現しています。 アルバムのオープニングトラック「NUEVAYoL」は、サルサのサンプルを使用し、エネルギッシュな楽曲に仕上がっています。また、「CAFé CON RON」では、アフロ・プエルトリコ音楽との共同制作グループであるLos Pleneros de La Crestaとのコラボが際立っており、 歌詞では、バッド・バニー自身の孤独感や失われた愛情が反映され、植民地主義がもたらす孤立感を恋愛観に投影しています。 さらに、「TURiSTA」では恋人を観光客に例え、自分の最良の姿しか見せられなかったことを悔やむ心情が描かれており、タイトル曲「DtMF」では、過去に撮れなかった写真への後悔が表現され、「LO QUE LE PASÓ A HAWAii」では、ハワイの人々の追放と貧困に共感し、プエルトリコも同じ運命を辿らないことを願う思いが込められています。 アルバム全体を通じて、家族を守り、プエルトリコの土地に留まる決意が伝わる様な内容となっています。

アルバムタイトルと制作過程

アルバムタイトル『de mÍ tirar más fotos』は直訳すると『もっと私は写真を撮るべきだった』という意味になります。 しかし、彼が本当に伝えたかったのは、『今この瞬間や現在を受け入れ、感謝すること、そして常に自分を愛して支えてくれる周囲の人々への感謝をもっと深く感じるべきだ』ということです。彼は『私たちが今ここにいるという祝福をもっと大切にすべきだ』という深いメッセージを語っています。 アルバム全体には、プエルトリコやカリブ海諸国のフォーク音楽やルーツ音楽の影響が反映されており、彼の成長と共に音楽的な深みが増しています。 『de mÍ tirar más fotos』というタイトルは、音楽を通じて彼がどれだけ感動的な瞬間を過ごし、それらの瞬間を大切にしているかを象徴しています。本アルバムは、少年時代から世界的スーパースターに成長する過程の集大成であり、音楽を通じて得た学びが反映された作品と言えるでしょう。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
Octavian feat. The Blaze『Somewhere』の魅力と深層とは
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Octavian feat. The Blaze『Somewhere』の魅力と深層とは

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© Octavian

 

Octavian feat. The Blaze『Somewhere』の魅力と深層とは

 

「Somewhere」by Octavian feat. The Blazeは、音楽がどれほど感情を動かす力を持つかを実感させる一曲。音楽は私たちの感情と直結し、無言のうちに心の奥深くに触れることがある。

 

特にこの曲は、歌詞とサウンドの組み合わせによって、リスナーを感情的な旅へと誘う名作...

 

 

 

 

アラン・ウォーカー、東京ガーデンシアターで圧巻のパフォーマンス披露
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アラン・ウォーカー、東京ガーデンシアターで圧巻のパフォーマンス披露

 

 

© Alan Walker

 

アラン・ウォーカー、東京ガーデンシアターで圧巻のパフォーマンス披露

 

2024年12月11日(水)、東京ガーデンシアターでアラン・ウォーカーの「WALKERWORLD ASIA TOUR PT.Ⅱ」の日本公演が行われた。

 

チケットは瞬く間に完売し、イベント当日の会場は熱気に包まれる程の盛況となった。単独公演として開催され、アランの約2時間にわたるパフォーマンスが観客を魅了した。

 

ステージ上での壮大なビジュアル演出と、彼自身の圧倒的な歌唱力、さらに会場全体を巻き込む盛り上がりが、ファンにとって忘れられない一夜となった。

 

アランは、代表曲「Faded」や「On My Way」などを披露し、観客との一体感を深めながらステージを進めた。

 

 

アラン・ウォーカーの凄さとは

 

アラン・ウォーカーは、1997年にイギリスで生まれ、ノルウェーで育ったDJ・プロデューサーで、エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)シーンで...