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VivaOla 独占インタビュー!音楽制作秘話やアーティストの素顔に迫る
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VivaOla 独占インタビュー!音楽制作秘話やアーティストの素顔に迫る

今回は、今注目のアーティスト「VivaOla(ヴィヴァオラ)」にインタビューを行い、彼の音楽制作の秘話や、アーティストを目指すに至った経緯について伺いました。 VivaOlaは、過去に アルバム『APOLRIE VIVANT』などをリリースし注目を集めており、今回のインタビューでは音楽の道を歩むきっかけや、音楽に対する独自の視点を語っていただきました。 彼の素顔に迫るとともに、音楽と向き合う姿勢がどのように形作られていったのかを探ります。

アーティストを目指したきっかけ


―― アーティストを目指すきっかけを教えてもらえますか? VivaOla:特に大きなきっかけがあったわけではないのですが、高校生の頃から音楽が趣味で、次第に仕事にしたいと思うようになりました。日本の高校生なら、進路を考える時期、例えば、大学進学をどうするか悩むタイミングですよね。その頃、「Wez Atlas(ウェズアトラス)」と同じ高校に通っていて、音楽を通じてよく一緒に過ごしたことが印象に残っています。 振り返ると、高校時代からデスクワーク中心の仕事は自分には合わないと感じていましたが、その気持ちを親に伝えるのは簡単ではなく、最終的には大学進学を選びました。でも、大学に入ってからも違和感は消えず、「やっぱり自分は音楽の道に進みたい」と改めて実感するようになったんです。 ―― 大学に進学したことで、普通の進路に違和感を覚え、音楽の道を選んだのですね。 VivaOla:そうですね。最初は音楽を仕事にしようとは思っていませんでしたが、大学生活を送る中で、その思いが次第に明確になっていきました。周囲の人との繋がりも広がる中で、自分の道を見つけていった感じです。 気づけば音楽の世界に足を踏み入れていて、最初は「DistroKid(ディストロキッド)」のような音楽配信サービスを知り、周りの人たちと一緒に自分の楽曲をアップし始めました。それがキャリアの第一歩だったのかなと思います。 ―― 高校時代の音楽活動についても教えてください。 VivaOla:高校では音楽の授業がほとんどなかったので、音楽に触れる機会はそもそも少なかったのですが、廊下でよく顔を合わせていたWez Atlasの名前は知っていました。自分はインターナショナルスクール出身で、彼はアメリカのコロラド州から来た帰国子女のため、少しバックグラウンドが異なっていました。 音楽を通じて急接近したのは、ちょうどテスト期間中でした。お互いにテストを避けたかったのかもしれません(笑)。そのタイミングで、自然に音楽を通じて仲良くなり、一緒に楽曲制作を始めました。 ―― 音楽を通じて仲良くなったんですね。当時、どのような音楽を作っていたのですか? VivaOla:自分は当時ジャズに興味があり、彼はラップが好きでした。最初から同じジャンルで活動していたわけではなかったのですが、逆にそこが面白かったんです。スタイルが違うからこそ、新しいアイデアが生まれやすかったのかなと思います。 ―― それは興味深いですね。音楽を作る中で、お互いの違いが刺激になったということですね。 VivaOla:そうですね。同じ音楽を作るにしても、アプローチが異なることで新たな発見がありました。共感って80%だと思っていて、100%に近づくと、ただのコピーになってしまうんです。でも、違いがあるからこそ面白いんです。だからこそ、彼との音楽制作は自分にとって大きな意味がありました。それぞれ異なるアプローチを合わせることで、新しい音楽が生まれる瞬間を楽しんでいました。 ―― 音楽に対する情熱は、お互いの違いから生まれたのですね。 VivaOla:その通りです。音楽は自分を表現する手段であり、異なるスタイルを取り入れることでより深みが生まれると思っています。自分たちが作った音楽には、お互いの違いが反映されているからこそ、ユニークな作品になったのだと思います。 ―― なるほど。音楽の多様性が、創造性を生むのですね。

音楽と海外経験の影響

―― インターナショナルなバックグラウンドをお持ちですが、海外での経験が音楽スタイルや価値観にどのような影響を与えましたか? VivaOla:大学時代にアメリカへ行く機会があり、そのときに大きなカルチャーショックを受けました。この経験が、後々の音楽、特に作詞に大きな影響を与えたんです。 もともと英語で歌詞を書きたいと思ってはいましたが、当時はまだ音楽を仕事にするつもりもなく、日本語で書くことにも抵抗はありませんでした。ただ、洋楽を聴くうちに、日本語の歌詞では自分の表現がしっくりこないと感じるようになりました。 また、実際にアメリカに行ったとき、英語は話せるものの、いざ注文しようとすると言葉がスムーズに出てこなかったんです。ファーストフード店で店員さんに「Hi!」と明るく話しかけられたとき、ちょっと戸惑ってしまって(笑)。その瞬間、自分が日本で育ったことを改めて実感しました。 ―― 現地での経験が、自分自身を見つめ直すきっかけになったのですね。 VivaOla:そうですね。特に印象的だったのは、現地で仲良くなったアメリカ人の友人が、日本の文化にとても詳しかったことです。自分は日本に住んでいるのに、文化や歴史についてまだ知らないことが多くあると気づかされました。日本では当たり前だと思っていたことが、海外に行くことで特別なものだと感じるようになったんです。 ――音楽やエンターテインメントでも、海外に行ったことで気づいたギャップはありましたか? VivaOla:ありましたね。洋楽を聴いていても、実際にアメリカで生活してみると、歌詞の意味やニュアンスをより深く理解できるようになりました。元より第二言語として英語を話せてはいましたが、それ以上に文化的な背景やスラング、表現方法を知ることで、歌詞に込められた意図が明確になったんです。 例えば、以前は「この歌詞ってこういう意味かな?」と曖昧に理解していた部分が、現地での会話や文化を通じて「ああ、こういうことだったのか」と腑に落ちることが増えました。そうした経験が、音楽制作にも大きく影響しています。 今はインターネットの普及で海外の文化に触れることが簡単になりましたが、実際に現地で生活すると、より直感的に理解できることが多いと感じました。 ネットを通じてミームやトレンドを知ることはできますが、リアルな空間でその文化に触れると、より深く体感できます。そうした経験が、自分の音楽制作にも影響を与えていて、新しい視点や表現方法が自然と加わるようになりました。 ―― なるほど。現地での経験や交流が音楽の幅を広げ、より深い表現を可能にしたのですね。

初めてVivaOlaの音楽を聴くなら、まずはこの曲

__初めてVivaOlaの音楽を聴く人に、ぜひ聴いてほしい曲は何ですか? VivaOla:おすすめですか。うーん、とても難しい質問ですね。初めて聞かれた質問かもしれません(笑)。お気に入りの曲がいくつかあるので選ぶのが難しいですが、もし最初に聴いてもらいたい曲を挙げるなら「RIGHT/WRONG feat.Jimmy Brown」と「Runway」ですね。 「RIGHT/WRONG feat.Jimmy Brown」:https://youtu.be/hdnZHVMbg_8 「Runway」:https://youtu.be/39O8klKAz6Q 特に「Runway」は、自分にとって非常に大切な曲であり、今でもその中に成長を感じる部分があります。 作品のリリース自体に喜びを感じる一方で、後から制作面で悔しさを覚えることがあります。リリースした当初はそれが最高のものだと思っていたけれど、後から振り返ると、もっと別のアプローチができたのではないかと感じることがあります。 __制作に込めた思いについて教えてください。 VivaOla:Runwayは、試行錯誤を繰り返しながら作った作品です。その制作過程で悔しい部分も多かったのですが、それが逆に自分を成長させるきっかけとなりました。 例えば、「Runway」の制作中に、自分の音楽の方向性が少しずつ変わっていったことを実感しました。最初は音楽に対して広い興味を持ち、ギターや既存の音楽のスタイルに挑戦したり、今風のビートを使ったりと、さまざまなスタイルを試しましたが、「Runway」の制作に取り組むうちに、ボーカルやフロントマンとして歌いたいという気持ちが強くなり、シンプルに「自分の歌」を表現したいという思いが芽生えました。 1st ミニ アルバム『STRANDED』全体は、さまざまな要素を取り入れた、オードブルのように多様なスタイルを試した作品です。その中でも「Runway」が特に際立っていると感じた理由として、昔からの友達や音楽仲間から「VivaOlaの代表曲だ」と言われたからです。「この曲を知らなきゃ本物のファンじゃない」と言われ、自然と誇らしい気持ちが湧きました。

“アマノジャク”な自分

__制作を進める中で、友人からのフィードバックに、何か腑に落ちるような感覚があったということですか? VivaOla:逆に、腑に落ちない感覚があるからこそ気付かされましたね。自分のことを言うのは恥ずかしいんですが、よく『アマノジャク』って言われるんですよ。 __なるほど、ご自身はどう感じますか? VivaOla:確かにそうだなと思いつつ、『アマノジャク』って言われるときは一番嫌なんです。たぶん、あまのじゃくって言われて嬉しい人は少ないと思います。 __確かに、『アマノジャク』という言葉は強いですね。 VivaOla:はい、呼べる人はかなり仲の良い人ですね。それくらい強い言葉ですから。 __アーティストとして、作品を作る際の工夫はありますか? VivaOla:そうですね。自己理解の仕方が少し変わっているんですが、体調や心身の状況をあまり理解しない方だと思っています。最近は、交えた会話などをメモしたりして、自分の状態を見返し『明日は気分が下がりそう』みたいな心身のチェック的なことをしてます。 __自己認識を深めるための方法ですね。 VivaOla:その通りです。メタ認知として、会話をする前に『このことを話そう』と決めておき、その流れが自分の浮き沈みだと理解しています。友達にリリースを聴いてもらうとき、逆に安心感がありますね。VivaOlaがあまり好きじゃない友達に聴いてもらうと、意見が貴重に感じます。 肯定的な意見も嬉しいですが、自分としては、本当に必要なのは正直でリアルなフィードバックです。自己肯定感はある程度足りていると思っているので、それを求めるわけではないんです。必要なのは、オネスティ(正直さ)ですね。

インスピレーションと制作プロセス

__楽曲を作るとき、どこからインスピレーションを受けますか? VivaOla:作りたい曲が浮かぶ瞬間には、歌いたいこと、伝えたいメッセージ、奏でたいサウンドなどが頭の中で交錯します。 自分が大切にしているのは、 アルバムやEPといった形で、全体的に大きなビジョンを持って作ることです。シングル単体で作ることはあまりなく、むしろ次にやりたい方向性や目標に向けて作ることが多いですね。例えば、来年の今頃にはこういった曲を作りたいという目標を持ちながら制作することが多いです。 個人的に、他のアーティストのように身近な出来事や体験からインスピレーションを得ることは少なくて、むしろフラットな状態で「今作りたい曲はこれだ」と思って作り始めます。 後から振り返ると、「あの時、ああいう気持ちだったな」と思い出すことはありますが、それはあくまで制作後の振り返りとして感じることが多いですね。瞬間的な感情や出来事から作ることは避けるようにしています。 __制作プロセスについて、スケジュールや計画はありますか? VivaOla:実際には、あまり決まったスケジュールに基づいて制作しているわけではありません。マネージャーとのミーティングで示された目標に対して意義を見出すようにしていますが、自分はどちらかと言うと、特定のタイムスパンを設けて制作を進めるのではなく、むしろ制作に取りかかるタイミングが重要と考えています。 作らない時期は音楽以外の活動に没頭して、新しい学びを得たり経験を積んだりしています。その期間が過ぎて、何かしら飽きる瞬間が来た時に、自然と「作りたい」という気持ちが湧いてくるんです。 音楽から離れているときでも、インプットは常に意識しており、音楽を作っていない時期が長くても、それが次の制作に繋がることを感じています。 音楽とは関係ない活動でも、新しいアイデアやインスピレーションが得られることがあり、例えば、最近友人とセッションをしていて、友人が聞かせてくれた録音が父との喧嘩の内容で。「音楽に使えるかも」と思って家族の喧嘩の音声を録音していたらしいんですよ(笑)。こういった予期せぬ出来事も、音楽に繋がることがあるんです。 __では、「インプット期間」はどのように過ごしているのでしょうか? VivaOla:インプット期間は、完全に音楽から離れて過ごすわけではありませんが、音楽以外の活動を重ねることで、自分の感性を磨いています。 友達と会ったり、音楽以外の体験を通じて新しい視点を得ることが多いです。旅行に行ったり、他のアートに触れることも感性を広げる一環です。ただ、音楽制作に入るタイミングが来ると、その瞬間に全てを投入して作業に集中することになります。音楽の制作をしていない期間も、常にインスピレーションを感じ続けるような感覚ですね。 __それでは、音楽制作時に心がけていることはありますか? VivaOla:制作時は、他の活動に没頭している時とは全く異なるマインドセットで取り組んでいます。音楽を作っている時は、何かに追われている感じではなく、むしろ自分の表現に集中しています。誰かに「遊ぼう」と言われても、「今は制作中だから」と断ることが多いです。 時々のインスピレーションに従って、楽曲を作ることに集中します。音楽制作には、計画的な制作というよりも、その時の流れに任せる方が、自然に進むんです。 __制作活動の「充電期間」についてどう思いますか? VivaOla:充電期間として、インプットをたくさんしておくことは、制作活動を始める前の準備段階として重要です。インプットを繰り返しながら、自分の中で新しいアイデアが蓄積され、自然とアウトプットに繋がります。充電期間のような時間を意識的に過ごすことで、その後の制作活動がより充実したものになりますね。

音楽制作の哲学と創作の工夫

__「GIVE MINE」の作品では、ミステリアスな雰囲気が感じられますが、作品を作る際に意識している点はありますか? VivaOla:ミステリアスであろうとは思っていませんが、もしかしたら良い意味でも悪い意味でもそう感じる方がいるかもしれません。ライブは別として、音楽作品においては自分を前面に出すことはあまり意識していません。 映像やジャケット写真などでは、音楽という作品が主であり、私自身が強調される必要はないと思っています。もちろん、登場することはありますが、自己顕示欲はあまり感じていません。 __アーティストとしてのコンセプトが強調されるということですか? VivaOla:どうなんでしょう、マネージャーの方が理解しているかもしれません(笑)。最近のミーティングでもその方向性について話し合いましたが、自分がかっこいいと思うものは、全体的に統一感があるものです。ミステリアスな存在であることを意識しているわけではなく、その結果、そう感じる方もいるかもしれません。 __一部のアーティストは普段の生活を全てさらけ出すことで、音楽がより伝わりやすくなる場合がありますが、VivaOlaの場合、必ずしも全てを出す必要はないという考え方ですよね? VivaOla:その通りです。全てをさらけ出すアーティストもいますが、私の場合は音楽にちょっとした魔法やミステリー、ファンタジーを加えることが大切だと考えています。もちろん、すべてが真実である必要はありません。 __本当である必要はないし、むしろ夢を見させることが大切だということですね。 VivaOla:そうですね。全てが本当であることよりも、聴く人に夢を見せることが大切です。もちろん、その中には自分の人生経験や原体験が根底にありますが、それを超えた何かを音楽で表現したいと思っています。 __では、制作に行き詰まった時はどう対処していますか? VivaOla:スランプではないですが、インプットが足りないと感じることはあります。作りたくない時は無理に作らないようにしています。以前、 アルバム「Juliet is the moon」のリリース後はしばらく曲作りができず、納得のいくものが作れませんでした。その時に学んだのは、無理に作らないことです。作れない時に作っても気持ちが悪いので、休むことが大切だと感じています。 __休憩を取り入れることでリフレッシュするんですね。そこから気持ちが整理されてまた新たなアイデアが生まれるのでしょうか。 VivaOla:そうですね。曲を貯めておくことが必要だとは思いませんが、頑張りすぎることは避けています。挑戦や新しいことに挑むことは大切ですが、無理に突き詰めることは避けています。作れないときは、休むことが最良だと思っています。

音楽を通じて伝えたいメッセージ

__音楽を通じて世の中に伝えたいメッセージはありますか? VivaOla:メッセージを伝えることは正直難しい部分もあります。難解な歌詞を書くことはあまりなく、歌詞に大きなメッセージを込めることは少ないかもしれません。ただ、音楽を通じて「愛」や「感動」を伝えたいという気持ちは持っています。愛にはさまざまな形があり、例えば友人同士の愛や、時には執着からくる愛もあります。恋愛をテーマにした曲は少ないですが、愛や感情をテーマにした歌詞は多く書いています。 __具体的な曲はありますか? VivaOla:例えば、「GIVE MINE」では独占的な愛や毒々しい愛を描きたかったんです。また、「PRESENCE」では、音楽を通じて愛を伝えたいという気持ちを表現しています。 愛というものは、時に怒りや対立を生むこともありますが、それも愛の一部だと思っています。逆に、嫌いな人に怒りを感じるのも、その人に対する愛情があるからこそだと考えています。そういった様々な「愛」のメッセージを伝えたいですね。 __メッセージが反映された作品はありますか? VivaOla:例えば、藤田織也と一緒に作った「O.M.M」では、キャリアやビジョンについて考えたことが歌詞に反映されています。歌詞の詳細は明かしたくないので、具体的な話は避けます(笑)。自分が書いた意図がそのまま伝わることにこだわりはなく、むしろ今話していることが歌詞に現れる方が大事だと思っています。 「O.M.M」にはその側面があり、リスナーには「ただの『君を思い馳せている』歌詞」と捉えられるかもしれませんが、自分たちにとっては、それ以上に、現在と未来の自分、そしてファンやリスナーとのビジョンも込められています。そうした関係性を大切にし、比喩的に表現しています。 __歌詞を書くには、原体験が必要だと思いますか? VivaOla:原体験がないと、このような歌詞は書けないと思いますし、背景は非常に重要だと感じています。ただ、愛というテーマに関しては、セクシャルな意味に縛られたくないんです。逆に、プラトニックな意味にも縛られたくなく、その部分が抽象的になることを意図しました。愛の形を超えたメッセージを歌詞に込めたかったので、そうした抽象的な部分が伝わればいいなと思っています。

音楽の新たな方向性と“暴れたい”という思い

__今後の活動について、どのような展開を予定していますか? VivaOla:最近、音楽制作のインプット期間を終え、ついにアウトプットの段階に入りました。今年1月から新しい作品の制作を始め、さまざまなアーティストとのセッションを行っています。自分名義でのリリースも控えており、皆さんに良い意味で驚きを提供できると思います。 音楽的には、これまでの作品とは異なる方向性に進んでおり、前作『RIGHT/WRONG』は比較的落ち着いた内容でしたが、今回はもっと自由に「暴れたい」という気持ちが強くなっています。音楽は自由なもので、その変化を楽しんでいただければ嬉しいです。 __『暴れたい』というのは作風に変化を与えたのでしょうか? VivaOla:はい、今回はVivaOlaの音楽作品集の中で、これまで挑戦したことがないようなことに挑戦しています。音楽的にもコンセプト的にも新しいアプローチをしていますので、ぜひ楽しみにしてください。 __ファンにどのように受け取られると思いますか? VivaOla:正直、全く異なる世界観に変わるので驚かれるかもしれません。それでも、新しい音楽の発見があると思っています。 __ファンに伝えたいことはありますか? VivaOla:これからリリースされる作品は、音楽のスタイルは大きく変わりますが、驚きと新たな発見を楽しんでもらえるはずです。 「暴れたい」というのは、破壊的な意味ではなく、もっと自由に、自分らしさを表現したいという気持ちです。これまで真面目に音楽やアートに取り組んできましたが、今は少し解放され、冒険的なことに挑戦したいと感じています。 それでも、この挑戦が今まで応援してくれたファンにとっても、新しい発見になることを信じています。次の作品では、これまでの作風とは真逆の方向に進む可能性もあり、ファンの反応がどうなるか少し不安ですが、それもまた楽しみにしています。 __音楽制作の転換点は、2025年に訪れるのでしょうか? VivaOla:そうですね。今後の作品では、これまでの音楽とは全く異なるアプローチを試みる予定です。「暴れたい」という気持ちもその一環ですね。新しい音楽がどう仕上がるか、ぜひ期待してください。 __最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。 VivaOla:これからの音楽活動を楽しみにしていてほしいです。新しい作品には、今のVivaOlaの新たな挑戦が詰まっています。ぜひ聴いてほしいですし、感想を直接聞けたら嬉しいです。音楽は一方通行ではなく、リスナーとの繋がりがあってこそのものだと思っています。ライブやSNSを通じて、皆さんともっと深く繋がりたいので、今後とも応援よろしくお願いします! 今回のインタビューでは、VivaOlaが音楽制作において自己表現と独自のスタイルを大切にしていることがわかりました。制作過程では試行錯誤を繰り返して洗練された曲を作り上げていることがよく伝わります。彼の音楽には、自身の個性と情熱が込められていて、独特の魅力が感じられます。 VivaOlaの新たな試みがどのように展開されるのか、今後の活動がますます楽しみです。 また、2025年3月10日から15日まで開催された『SXSW Music Festival 2025』(米テキサス州オースティン)では、オフィシャルショーケース『INSPIRED BY TOKYO』などへも出演しました。今後の活動にも注目です。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
「嫌々」で大注目の “HALVES” 、双子が手掛ける音楽とイラストの融合
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「嫌々」で大注目の “HALVES” 、双子が手掛ける音楽とイラストの融合

TikTokをきっかけに注目を集め、楽曲「嫌々」がストリーミングで1,000万再生、YouTubeではMVが300万再生を超えるなど、話題を呼んでいる双子で活動中の“HALVES”。 弟・りょうまさんが手掛ける心に響く楽曲と、兄・みらいさんの描くキャラクターアニメーションが融合したMVが注目を集めている。 今回のインタビューでは、彼らの活動の背景、楽曲やMV制作へのこだわり、そしてこれからの挑戦についてお話を伺た。なぜ彼らの作品が多くの人の心を捉えるのか、その魅力に迫る。

TikTokを通じて始まった活動

「嫌々」のMVが300万回再生、Spotifyでのチャートイン、プレイリスト選出などで話題を集める一方、「ウェルテル」も100万回再生を突破するなど、公開された楽曲が次々と反響を呼んでいる。そんな彼らに、現在の心境を伺った。 __YouTubeのMVが大きな注目を集めていますが、現在の心境はいかがですか。 みらい(兄):弟の作る楽曲は素人の僕が聴いても素晴らしいものなので、楽曲が注目されたのは「やっぱりな」という感想です。そのおまけといってはなんですが、僕の手がけるMVが300万再生超えを果たし、自分のキャラクターにも注目していただけて嬉しさと驚きでいっぱいです。 りょうま(弟):まさかここまで多くの人に見られるとは思っていなかったので、驚きと嬉しさでいっぱいです。 TikTokを通じて、「迷夢」や「どうせ」をはじめとした、現在リリースされている楽曲を含む数々の動画を投稿し始め、次第に注目を集めるようになった “HALVES”。 その活動を始めたきっかけを伺った。 __TikTokの投稿を始めた理由を教えてください。 みらい(兄):弟の歌を多くの人に聴いてもらいたいという強い思いからTikTokへの投稿を始めました。その中で、2人でHALVESとして活動するため、MVのアニメーション制作を始めました。 りょうま(弟):数あるSNSの中でTikTokを選んだ理由としては、一番拡散力や影響力があると考えたからです。 二人の活動が始まった背景には、兄・みらいさんの「弟の楽曲をもっと多くの人に届けたい」という強い思いがあった。この思いをきっかけに、二人はHALVESとしての活動をスタートし、楽曲にイラストを融合させたMVを投稿し続けている。

二人で作り上げる一つのMV

世界観や言葉にならない感情を楽曲へ

メッセージ性のある歌詞や、癖になる心地よいリズムやメロディが印象的なHALVESの楽曲。 そんな楽曲の制作を担当する双子の弟・りょうまさんにその背景を伺った。 __楽曲を制作するようになったきっかけは何ですか。 りょうま(弟):僕は16歳から楽曲制作を始めたのですが、自分の世界観や言葉にならない感情を表現したいと思ったのがきっかけです。 __メッセージ性のある歌詞が特徴的ですが、作詞において意識していることはありますか。 りょうま(弟):作詞は、「嫌々」や「完璧なLIFE」では言葉を並べること、「フラットアース」や「海底宇宙」では物語性を持たせることを意識したりと、曲ごとに表現の仕方を変えています。自分自身の感性を一番に、これまでにない新しさ、HALVESらしい雰囲気を大切にしています。 __その中で、最も注目を浴びた「嫌々」という楽曲では、何か意識したことはありますか。 りょうま(弟):「嫌々」の歌詞には、この世界に溢れているたくさんの嫌なことを詰め込んで、言葉を並べることを意識しました。

ストーリーを意識したアニメーション

さらに、HALVESは楽曲だけでなく、ポップなキャラクターが描かれたアニメーション映像のMVも見る人を楽しませている。そんなイラストを手掛ける双子の兄・みらいさんにMV制作についてお話を伺った。 __MV制作はどのように行っているのですか。 みらい(兄):MVはiPadの「プロクリエイト」というアプリで描いたものをパソコンで編集しています。弟(りょうま)の楽曲の歌詞ではなく、曲調に焦点をあててイメージしたものを描いています。 __キャラクターの動きやストーリー性まで細かく表現されている印象を受けましたが、MV制作において意識していることはありますか。 みらい(兄):MVを作る際に意識していることは、ストーリー的な繋がりを作ることです。伏線を貼るのが好きで、よくMVを見てみると全てのMVに繋がりがあることに気づけるはずです。例えば「嫌々」の最後の方に出てきたロケットに乗ったリンゴは、「海底宇宙」で月に到着していたり。そういったキャラクターのストーリーも楽しんでもらいたいです。 __制作の際は、お二人で話し合いながら進めることが多いのですか。 みらい(兄):基本僕1人で作っています。アイデアが出ない時や感想が聞きたい時などは、りょうまと話し合っています。 歌詞の内面的な要素と、ポップなイラストが絶妙に組み合わさった彼らのMVは、多くの人に共感を呼び、同時に勇気を与えている。このような二面性について意識しているのか尋ねたところ、特に意識しているわけではないが、「双子の特権」なのかもしれないと答えてくれた。

次回リリースの「誰もが死にたくなる夜に」

HALVESは現在、毎月リリースを実施し、月に一度新たなMVを公開し続けている。そんなお二人に、次回のリリース作品である12月13日配信予定の「誰もが死にたがる夜に」について、込めた想いや注目してほしいポイントを伺った。 りょうま(弟):次回配信予定の「誰もが死にたがる夜に」は、多くの人が抱える命に対する負の感情を、言葉を羅列してストレートに表現しています。この曲を聴いた人が自分の感情と向き合い、本音を曝け出し、一歩踏みとどまって前を向いてほしいと言う願いを込めています。 みらい(兄):MVでも、今までの楽曲のMVでキャラクター達が犯してきた悪事によって捕まってしまうといった伏線回収をしているので、そこも楽しみながら見ていただけたら嬉しいです。

今後の挑戦

MVに寄せられたファンのコメントには、「アニメを制作してほしい」「ライブをするなら行きたい」「グッズが欲しい」といった声が多く見受けられる。そうした中、お二人に今後挑戦してみたいことを伺った。 __今後挑戦したいことはありますか。 みらい(兄):今後はグッズ展開などにも挑戦していきたいです。キャラクターのぬいぐるみや服など、様々なグッズを作りたいなと思っています。 りょうま(弟):ライブなどにも挑戦していきたいです。また、メディアに出ることを目標にしていて、特にラジオのパーソナリティを務めてみたいです。

ファンの方へのメッセージ

__最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。 みらい(兄):ファンの方々には感謝で一杯です。僕ら双子のこと、特に弟(りょうま)の楽曲を好きになっていただきありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。 りょうま(弟):ファンの方々の存在は僕が音楽活動をしていくなかでの大きな支えになっています。コメントは全て読んでいて、心温かい言葉に元気付けられています。感謝で一杯です。これからも頑張ります。
特集:目指すは世界!生粋のギャルディーバ Alice Peraltaの魅力を裏話トークと共に徹底解剖
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特集:目指すは世界!生粋のギャルディーバ Alice Peraltaの魅力を裏話トークと共に徹底解剖

そのパワフルさとポジティブ思考は、まさに誰もが認める存在。そこに洗練された圧倒的な歌唱力が合わさり、自身を “ギャルディーバ” として掲げるアーティストとして注目されているAlice Peralta(読み:アリス・ペラルタ)。 グアム人の父と日本人の母を持ち、幼い頃からブラックミュージックをルーツとしてきた彼女は、R&Bを中心にHIPHOPやPOPSといった幅広い音楽で人々を魅了してきた。 目指すべき舞台は、もちろん世界。今回は、そんな魅力満載のアーティスト Alice Peraltaを知り尽くすべく、独占インタビューを行った。 取材の中では、ソロアーティストとしての音楽にかける想いや楽曲制作秘話だけでなく、一人の人間としての等身大の姿を自身の音楽に反映させた裏話にも迫ることが出来た。 本記事では、Alice Peraltaの魅力の秘密や素顔をお届けしていきたい。

ただのギャルじゃないのがAlice Peralta

インタビュー取材の冒頭では、まず自身の音楽ジャンルやルーツについて伺ってみた。 ーーーR&B、HIPHOP、POPSなど幅広いジャンルを手掛けられていますが、楽曲のインスピレーションはどのようなルーツからきているのでしょうか? Alice Peralta(以下、Alice):小学生2年生の時に見た「天使にラブソングを2」のローリン・ヒルを見た時にうわぁー!って衝撃を受けたんです。そこからマライア・キャリー、ビヨンセ、デスティニーズ・チャイルドやクリスティーナ・アギレラを見始めるようになったのが、自分のルーツであると思います。 幼い頃から洋楽を中心に聴いていたというAlice。 世界的なポップスターアイコンとして活躍するアーティストの曲を何度も練習したり、パフォーマンス中のキャラクターや振る舞いといったところでも影響を受けているのだそう。 しかし、ただの真似事ではなく一人のアーティストとしてのこだわりがあると語っていた。 Alice:ただ、Alice Peraltaとしては ”踊れるR&B” を作るって事にこだわってますね。R&Bっていうとチルなイメージだったりミドルバラードを想像する人が多いと思うんですけど、その中でもAliceは ”踊れるR&B” を表現していきたいって思ってます。 ジャンル一つをとっても様々な形が存在する今、彼女のオリジナリティを主張するハングリーな姿勢は、アーティストとしてのカリスマ性を垣間見せた瞬間だった。 楽曲『OPEN』では、まさにイントロからビートに乗りたくなってしまうような、お洒落でかっこいいR&Bサウンドが展開される。そのパワフルな歌い出しにぜひ「これはやられた」と感じてほしい。 Alice Peralta『OPEN』MV: https://youtu.be/0JevjvC4ilE?si=S0W-Lr0sRpZuBUzK 次に、気になるキャッチーな二つ名「#ギャルディーバ」について、質問を投げかけてみた。 ーーー「#ギャルディーバ」っていうキャッチコピーが生まれた経緯には、どんなものがあったのですか? Alice:世界的なアーティストになるっていうゴールは常にあるんですけど、メジャーデビューしてから14年が経って、その中でAlice Peraltaっていうアーティストについて何度も試行錯誤してきたんです。でも、失敗や壁を乗り越える経験を経たからこそ、ここ最近やっと見えてきた自分の良さとかもあって。それを「#ギャルディーバ」として表しています。 幼い頃からディーバ(歌姫)でありたいという気持ちがあった上に、自身は生まれた時からギャルだったと語っていたAlice。 また、生まれ育ってきた日本のカルチャーを背負いながら活動していきたいという想いもあるらしく、色々な経験を経てたどり着いたそのキャッチコピーは、まさに Alice本人を体現するようなものになっていた。 Alice:スポットライトを浴びるのが難しいこの業界で生きていくってなった時に、「ギャルって言っても、ただのギャルじゃないからね」みたいな(笑)。やっぱりギャルって、一度これだって決めた夢を諦めないみたいなマインドの部分があると思っていて。そこに歌の努力も惜しまないディーバとしての自分でもありたいって思ったら、この言葉に辿り着きました。 小さな頃から見据える方向は変えずに、夢に向かって直向きに走り続けるAlice。そんな彼女の音楽に対するまっすぐな志と覚悟を感じる事ができたように思う。 自分自身を一人のアーティストとして客観的に捉え、何度も己と向き合ってきた彼女だからこそ、Aliceだけが持つ唯一無二を見つけ出せたのではないだろうか。

クリエイティビティに富んだ日々と仲間

さらには、普段どのように楽曲制作に取り組んでいるのか尋ねてみた。 ーーー作詞や作曲にも携わられているようですが、楽曲制作はどのように行っていますか? Alice:自分の心が大きく動くことがあったら、うわぁーっと一気に取り組んだりします。最近はSNSでトレンドを抑えたりすることも多くて、インスピレーションをたくさん受けています。おかげでメモ帳は常にパンパンです(笑)。 他にも、寝ようと思った矢先にアイデアが浮かんでしまってそこからデスクに向かう...なんて日もあるそう。眠たいけど寝れない...みたいな日が多いです(笑)。と笑顔を見せながら語っていた。 ーーー楽曲制作時は基本的に一人で行うのですか? Alice:前までは基本的に一人で作っていたんですけど、楽曲『OPEN』からは制作チームと一緒に作っていて、プロデューサーのKyteと色々とブラッシュアップしながらやっていくのがメインになってますね。 ーーー公式YouTubeにもAliceさんとKyteさんの対談動画が載せられていましたよね。お二人の相性の良さが全面に感じられました。 Alice:見てくださったんですね!嬉し〜(笑)。そうなんです、Kyteはアーティストとしても素晴らしい上に、お互いにルーツとかツボの部分が一緒で。私にとっては当たり前すぎて気づけていない面も、プロデューサーの視点でいっぱい引き出してくれるんです。ニコイチでやっていくことで、KyteがAlice Peraltaをより作品に生きるように落とし込んでくれるので、とても心地よく制作できているなって感じます。 AliceとプロデューサーKyteの対談動画: https://youtu.be/0Zzj_tiT1tk?si=4SUf36TUvl2WM0jT 有能な製作陣をチームに携えているAliceだが、個人ではないからこそ生じる困難もあるのだそう。 Alice:制作中にAliceがやりたい方向性とはちょっと違うかなと感じた時に、その思いを言語化するのが難しい時があります。でも基本的には、チームの皆はAliceのやりたいことを理解して支えていてくれるので、アーティスト個人としてちゃんと言語化していくってところが大事かなって思いますね。 レコーディングの際にも、プロデューサーのKyteからもう少し難易度上げてみようかという風に言われることも少なくないと語っていたAlice。毎回何かに挑戦して成長ができることにも喜びを感じているのだとか。 また、ミックスやマスタリングにも細かいところまでこだわっているようで、Alice本人がチームと団結して良いものを創り上げていくという姿勢からは、プロフェッショナルの雰囲気が感じられた。

苦しいことも全て音楽に変えていく

話を伺っていくなかで、Aliceの作品には知られざるストーリーが隠されていたことも判明した。それには自身のリアルでの経験が深く関係していたという。 Alice:『NIGHTMARE』『OPEN』『PRIORITY』っていう流れで楽曲をリリースしたんですけど、実はこれらの歌詞は同時期に書いていたもので。当時とても辛い事があった時に、それを『NIGHTMARE』として表現したんです。つまんない夢見たわ!って感じで乗り越えられたことを、次に『OPEN』としてリリースして、『PRIORITY』も皆んなに自分のPriorityを大事にしなよっていうメッセージを込めて書きました(笑)。 楽曲自体は、どれもシングルとしてリリースしたものであるが、それらは作品として一つのストーリーのようなものになっていると語ったAlice。楽曲を聴いてくれるリスナーへ向けて、彼女なりの伝え方で伝える強い想いがそこにはあった。 Alice:それぞれの楽曲のリリース時期や内容も、ランダムじゃなくてちゃんとそこにつながる経緯とか想いがあるんですよね。そういうものを感じ取って貰えたら嬉しいです。 また、楽曲『NIGHTMARE』を制作するにあたって立ち向かった困難とは一体どんなものだったのかも尋ねてみると、Aliceの過去の出来事について真剣な眼差しで赤裸々に語ってくれた。 Alice:2022年のコロナの時期に、オーストラリアからオファーがあって。世界に出るチャンスだと思って、実際に現地に行って制作に取り組んだりしたんですけど、思っていたものと全く違う結果になってしまって。ぶっちゃけて言うと、人生で初めてPTSDになってしまったんですね。どう立ち直ればいいか分からないくらい苦しくなっちゃって。 当時のことを思い出しながら話すAliceの姿は、先程見せていた底なしに明るい彼女とはまた違った印象だったが、そこにはAliceが一人の人間としてファンへ向けた、やさしい本心が感じられた。

どんなことがあっても音楽にできるって気づいた

Alice:これを曲にしたらきっと誰かが救われるって思って、そう思ったらどんどん心が軽くなっていって。自分が好きで始めた音楽だけれど、結局私自身も音楽に救われているなって感じました。 自身の苦しい経験でさえも音楽にして、それで誰かが助かったと思ってもらえるようなものが作れたら...と考えることで踏ん張ることが出来たと語ったAlice。 まさに彼女らしいポジティブな考え方で大きな壁を乗り越えたその姿には、アーティストとして、そして一人の人間としての芯の強さが感じられた。 ーーー最後に、今後のビジョンはどんなものか教えてください。 Alice:Alice Peralta = ギャルディーバ、としてやっていくっていう、明確なビジョンが出来たのは大きいと思いますね。実は今ものすごい量の楽曲を作っているので、もう少ししたらリリースラッシュが来ると思います(笑)。あとやっぱり海外に向けて、世界的なアーティストになる夢を本格的に叶えていく活動をしていきたいですね。 シンガーとしてだけでなく、世界的に大人気のゲーム『スプラトゥーン』に登場するテンタクルズのイイダ役として歌と声をも担当しているAlice。これからもっと世界に羽ばたいていくであろう彼女の活躍から、今後も目を離さずに追っていきたい。 Alice Peralta メッセージ: 「きっかけはゲームでも、ギャルっぽい見た目でも、音楽でも、どんな形でもいいのでAlice Peraltaを知っていただけたのなら、皆さんの人生に寄り添っていけるようなエンターテインメントを音楽で届けていきたいって思っていますので、ぜひ注目してついて来て欲しいです!」

インタビューを振り返って

インタビューの中で、様々な場面でポジティブなギャルマインドを見せてくれたAliceだが、その中にも垣間見える彼女の等身大のやさしさが Alice Peralta の魅力をより強調していた。 終始屈託のない笑顔で人を魅了する彼女の人柄と、音楽をするべくして生まれたディーバの熱い想いが、Alice Peralta を他とは違うユニークなアーティストとして確立しているのだろう。 10代・20代の若者世代にこそ、Alice Peraltaの楽曲で日常を彩ってほしい。 メッセージ性の強い彼女の楽曲は、きっとあなたに寄り添い、毎日をポジティブにしてくれるだろう。

リリース情報

Alice Peralta 「Fruit Sundae (2024)」 2024年6月21日 リリース 収録曲: MELON -2024 PEACH -2024 BLUEBERRY -2024 PINEAPPLE -2024 CHOCOLATE -2024 リンクはこちら:https://aliceperalta.lnk.to/FruitSundae2024
常に最高を更新中!挑戦を恐れない新進気鋭の実力派バンド「totemぽぉる」の裏側に迫る
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常に最高を更新中!挑戦を恐れない新進気鋭の実力派バンド「totemぽぉる」の裏側に迫る

2022年に開催されたロックバンドオーディション『Brand-New Band Story』にて、GEN(04 Limited Sazabys)や Hiro(MY FIRST STORY)といった名だたるアーティストの満場一致で優勝をおさめ、メジャーデビューを果たした「totemぽぉる」。 今後さらなる活躍が期待される彼らの知られざる裏側は、どんな姿なのだろうか。 3月上旬、先輩バンドである FOMARE を追って札幌に滞在していたメンバー3人への独占インタビューにて迫りたい。

その擦り合せがバンドになっていく

今回のインタビュー取材の冒頭では、まず totemぽぉる が創り出す楽曲の制作方法について伺ってみた。 ―――今までに素敵な楽曲を数々リリースされていますが、普段の楽曲制作はどのように行っているんですか? 蘇我(Vo)自分が曲を作ってきて、こんなの作りたいって言うことが多いんですけど、最近はセッションも取り入れてます。歌詞は本や映画から着想を得ることが多いですね。小さい頃から本を読むのが好きで。 totemぽぉる が作る楽曲の歌詞からは、確かにその片鱗が見て取れ、爆音をかき鳴らして歌う想いは、ストレートながらも、その言い回しはどこか詩的な作品が多い。その絶妙なバランスが、彼らの魅力なのかもしれない。 楽曲『夕方エンジェル』では、「炭酸みたいな君の憂鬱は ぼくの脳みそを溶かすモルヒネだ」という歌詞も綴られており、クセになる言い回しに才能を感じる。 炭酸みたいな君の憂鬱は ぼくの脳みそを溶かすモルヒネだ 楽曲『夕方エンジェル』より 次に、もう一歩踏み込んだ質問を投げかけてみた。 ―――楽曲を作る上で一貫した方向性や、ライブを通して伝えたいメッセージはありますか? 蘇我(Vo)人を元気にさせるような曲を作りたいですねやっぱり。僕はあまり失敗を失敗と思ってなくて、今自分が最高な状態であれば全てが必然だったって信じられるんじゃないかって。いつだって自分は最高なんだよってことを伝えたいです。 栗原(Dr)ライブを見て、今までの生活のちょっとした空白が埋まるようなライブをしたいです。音楽を聴いた人の生活の一部になっていくみたいな。 関野(Ba)音楽を聴いた人にとにかく楽しくなって欲しいです。元気になって欲しい。 確かに、totemぽぉるの楽曲は常に底抜けに明るい訳ではない。が、悲観的という訳でもない。いつだって等身大の姿を歌い、それすら「最高だ」とリスナーを抱きしめて肯定してくれるような力があるのだ。 特に、昨年リリースされた『LOVE』には、totemぽぉるのそのスタンスが顕著に表れている。ぜひMVとあわせて聴いてみて欲しい。 もしこんな世界が優しくなったら君も明日から元気になれるかな ねぇずっと僕らは間違ってないからさ 誰にも負けちゃだめだよ 楽曲『LOVE』より ここまでのインタビューでは、真剣に、そして生き生きと音楽を楽しんでいる彼らの様子が伝わってきた。そんな totemぽぉる だが、楽曲制作において壁にぶつかることはあるのだろうか。 ―――普段、楽曲制作で悩むことはありますか? 蘇我(Vo)それはもういっぱいあります(笑)。楽曲を良くしようとすればするほど、歌詞とかメロディーに対する言葉の入れ方とか考える事も増えていって。でも、バンドでスタジオに入った時、何となしに出てきたフレーズや、決めのおかずが良かったりするんですよね。 ―――最初の原型から完成する曲が変わることもあるんですか? 蘇我(Vo)めちゃくちゃあります。バンドマジックというか、バンドの強みというか。バンドだからこそ、自分のイメージと違う方向に楽曲が行って、その擦り合わせがバンドになって良い曲ができるんじゃないんですかね。 最初の質問では、蘇我は原型を自分が作ることが多いと語ってくれた。その過程で悩むことも多々あるが、そんな時こそ1人ではなく複数人で制作に取り組むことができるバンドの強みが生きてくるようだ。全員で良い楽曲を作っていこうというバンドの姿勢が垣間見えた瞬間だった。

その瞬間の最高を目指して

さらに、ライブでの様子について尋ねてみた。 ―――totemぽぉるのライブは、演者も観客もとても熱いことが特徴の一つだと思います。ライブをする上でどんなことを大切にしていますか? 蘇我(Vo)その瞬間その瞬間を大切にしたいです。対バンや観客の雰囲気もみて、その場が一番楽しくなるように。ちょっとずれちゃったりもするけど、そのずれもライブなのかなって。ライブの完成度より、その瞬間瞬間で最高なことを重視してます。 栗原(Dr)ドラマーやリズム隊はやっぱり出音だと思うんですよね。楽しくさせたいのが前提なんですけど、でも棘は持つようにしてます。まけねぇよ!ぐらいの感じですね。俺が一番良い音出してやるって気持ちが音にも全面に出てますね。 関野(Ba)やる側も見る側も楽しむのがライブだと思っていて。高校生の頃はミスをすると落ち込んで保守的なライブに走ってしまうこともあったんですけど、最近はミスしても楽しいです。ミスした時の顔ってダイレクトに伝わるんですよ。とにかく楽しむことを大切にして、そしたらお客さんにもその楽しさが伝わるんです。 筆者自身もロックバンドのライブにはよく観客として足を運ぶのだが、ライブの醍醐味については同意見だ。 もちろん、生で素晴らしい技術の歌や演奏が聴けることも魅力の一つだが、その日のコンディションや観客の雰囲気など、様々な予測不可能な要因によってライブの様子は変わってくる。 どんなアーティストにも共通することだが、こうすれば必ずライブが成功するという答えが無い中で、常にその場のベストを尽くすことに意味があると言えるのだろう。

最大の武器は「ぶっ飛んでいる」こと

また、totemぽぉる のメンバー自身が考える彼らの強みや特徴についても考えも伺ってみた。 ―――全力を出し尽くす熱いライブや、特徴的な楽曲などtotemぽぉるには魅力が沢山ありますが、自分たちの最大の武器は何だと思いますか? 蘇我(Vo)ぶっ飛んでいるところだと思ってます(笑)。ギャンブルでいったらオッズが高い方に全部ベットしちゃうような、思い切りの良さが武器じゃないですかね。 ―――「ぶっ飛んでいる」と言えば、皆さんは今、対バン後も先輩バンド FOMARE のツアーに付いて行かれて、全国各地を回っていますよね? (※ FOMAREが、2024年1月にリリースした新アルバム『be with you』ツアーの神奈川公演、静岡公演に、totemぽぉるは対バン相手として呼ばれていた) 蘇我(Vo)下手したら先輩に迷惑がかかっちゃうし、自分たちのやらなきゃいけないこともあるし、勿論お金もかかるじゃないですか。でも平成初期のバンドってそういうことをしているイメージがあるんです。昔出来たんだったら今も出来るでしょマインドで。今回ってお金も無くて移動も辛いけど、各地でスタジオに入ってメンバーとの時間も増えてグルーブが生まれて、全部が無駄じゃなくて。音楽に還元できるようになったらいいなって思ってます。 ―――何かその中で印象に残っていることはありましたか? 蘇我(Vo)FOMARE ツアーの金沢編に飛び入り参加させてもらったことです。その前が富山で、Hawaiian6 との対バンだったんですけど、俺が打ち上げに参加させてもらっていて。ドラムの畑野さんに「せっかく来てやる気があるならやってみろよ」って言ってもらえたんです。怖いじゃないですか。けど、ここで引き下がったら意味が無いって思って、「できます」って。 15分だけだったけど、全力出しすぎて汗だくでした。 ―――お二人は何か武器だと思う部分はありますか? 栗原(Dr)ぶっ飛んでいるからこそリアルでしかないところですかね。リアルしか見せられない、嘘がつけない、一番リアルです(笑)。ひけらかそうとしている訳じゃないですけど、カッコいい所もカッコ悪い所も全部見せる等身大なバンドってのが武器です。 関野(Ba)三人が同じ方向を向いているところですね。FOMARE に付いていくことも満場一致で決まったんです。普通だったら誰かしら渋るじゃないですか。だから、三人だったら今後もやっていけるって思います。 3人揃って「ぶっ飛んでいる」ことが武器と捉える totemぽぉる。 口だけでなく、実際に行動でそれを体現する三人なら、他のバンドには出来ないことでも成し遂げてしまうと思わせられる、そんな雰囲気が3人からは感じられた。 ―――最後に、今後挑戦してみたいことや目標はありますか? 蘇我(Vo)変わった曲を作りたいです。今まではストレートな曲が多かったですけど、今までにない自分を見つけたいですね。行ける時は遠くまで言ってその街の曲を書いたり、色んなジャンルに手を出すと言うより、深堀りしていって新しい自分を見つける作業みたいな感じですかね。あとは一貫して、バンドの顔になる曲を作りたいです。今年! 栗原(Dr)でっかいところに立ちたいですね。そこに立ってライブをしたら、どんなに気持ちが良いんだろうって気になります。個人的には富士山にも登りたいです(笑)。 関野(Ba)47都道府県ツアーとかしてみたいです。その場所にちなんだアーティストを対バンで読んだりして。あとは地元栃木のベリテンライブにも出たいです。栃木と言えば totemぽぉる いるよねって言われるようになりたいですね。

インタビューを振り返って

今回のインタビューを通し伝わってきたのは、バンド活動に対する真摯な姿勢と熱い想い、そして何よりメンバー3人の関係性の良さだった。誰か一人が突っ走ること無く、全員揃って同じ方向に向かって同じ気持ちで進んでいるバンドは、決して多くは無いだろう。 10代・20代の若者世代にこそ、「totemぽぉる」の楽曲を聴いてみて欲しい。 彼らの姿と音楽に、きっと勇気づけられる人は多いのではないだろうか。

リリース情報

SINGLE作品:LOVE 2023/09/06 (Wed) RELEASE COKM-44588 1.LOVE 2.夕方エンジェル 各配信サイト:https://lnk.to/totempole_LOVE

関連リンク

公式サイト:https://totem-pole.com/ YouTubeアカウント:https://www.youtube.com/channel/UCmSn1SPXQnL56tJ5VDRAYVQ X(Twitter):https://twitter.com/boron_boron4649 Instagram:https://www.instagram.com/totempole2022/
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Information  メディアライターを募集。企画・取材・ライティング経験を獲得公開日:2024年2月6日 Evening Music Records Inc.(本社:東京都港区北青山一丁目3番1号 アールキューブ青 ...