名古屋拠点の4人組バンド The Moon – 日常が紡ぐ音楽の物語
筆者がストリーミングで耳にした瞬間、心を掴まれたバンド、The Moon。
愛知県の名古屋を拠点に活動する4人組バンドで、ジャズやR&Bの要素を感じさせる 1st シングル「徒花」をリリースすると同時にバンドを結成し、本格的な活動を開始したようだ。
儚さを感じさせる歌声と、温かみのある音色やメロディが織りなす音楽、そして日常の一部を切り取ったかのような歌詞が印象的で、聴く人の心にそっと寄り添う楽曲となっている。
そんな彼らが、12月15日には初のEP「atodashi」をリリースし、新たな音楽表現の一歩を踏み出した。
今回のインタビューでは、メンバーの琴梨(Vo)さん、宮田(Ba)さん、真央(Key)さん、めい(Dr)さんのうち、宮田(Ba)さん、真央(Key)さん、めい(Dr)さんの3名に、バンド結成の背景や、これまでリリースした楽曲に込めた想い、そして今後の展望についてお話を伺うことができた。
まずは、バンド結成の経緯やメンバーとの出会いについて伺った。
__バンドを結成しようと思ったきっかけは何でしたか。
宮田(Ba):僕と真央(Key)が高校時代からの同級生で、卒業する前から「何かやりたいね」と話していた中で、結局サラリーマンに1回なったんですけど。ある時友達がカラオケで、King GnuさんのVinylを歌っていた時にMVが同時に流れていて、それを見た時に僕に電気が走りまして(笑)。こういうのをしたいと思って。それでKing Gnuさんを追いかけつつ、他のアーティストさん含め、アーティストの人たちがフェスなどのステージに立って見ている景色を見てみたいなと思って。それで真央と2人で、バンドを組むことになりました。
__楽器の経験はそれまであったのですか。
宮田(Ba):全くやったことがなくて。20歳の頃に楽器を始めると同時にバンドを組みました。
__めいさんの、メンバーとの出会いのきっかけは何でしたか。
めい(Dr):ボーカルの琴梨さんとたまたま同じ美容院に通っていて、席が隣になって。その時に、たまたま会話の中で私がドラムをしていることを聞いていてくれたみたいで。琴梨さんから、「今、バンドにドラムがいないから入ってくれませんか」と誘われたのがきっかけでした。私が元々 The Moon のファンで楽曲を聴いていたので、ぜひ参加したいと思って。
__バンド名の「The Moon」、由来を教えてください。
宮田(Ba):由来は、バンド名をどうするかっていう話になっていた時に全然決まらなくて。コンビニで話していて、空を見たら月が綺麗だったっていう(笑)。
バンド名の由来は、日常から切り取ったようなもので、「月」という要素が彼らの楽曲の雰囲気にもぴったりと合っているように感じた。
では、彼らは普段どのような活動をしているのだろうか。SNSでは、レコーディングやスタジオ練習の様子が見受けられたが、実際のところはどうなのか。さらに掘り下げて聞いてみた。
__活動状況としては、楽曲制作やライブは頻繁に行っているのですか。
宮田(Ba):ライブは正直まだ1回しかしたことがなくて、今年の5月に1度だけ行いました。というのも、自分たちの持ち曲がなくて。5月に1回行ったライブは少しなのですが、コピーを交えてのライブをしました。それで今3曲リリースしているのですが、それからは自分たちの曲を増やすために、12月15日リリースのEPに向けてレコーディングと制作を繰り返していました。
レコーディングは、12月15日にリリースの4曲入りEPの制作に向けたものだったようだ。
The Moonの楽曲はどのように作られているのだろうか。
__楽曲制作はどのように行っているのですか。
真央(Key):僕の家にパソコンやインターフェイスとか機材が色々置いてあって、そこでDAW上でできるようになっていて。楽曲は僕と宮田が作ることが多いので、2人で僕の家に集まって、話し合って作っていくことが多いですかね。
__作詞作曲を二人で行っているのですか。
真央(Key):作曲は僕が少しできて、作詞は全て宮田が担当しています。 1人で完全に作るというより、2人で話し合って作っていくので、作り始めに大体最初どういう曲を作るかっていうイメージを2人で固めてから作ることが多いですかね。
EP作品について伺う前に、まずは現在リリースされている3曲の楽曲について知っていただきたい。
楽曲についてお話を伺う中で、それぞれの楽曲にテーマが意識されていることが印象的だった。
まず、2023年9月にリリースされた1st シングルの「徒花」。
この楽曲は『失恋』をテーマにしているそうだ。 ジャズっぽさを感じさせる独特のリズム感がイントロから引き込んでくれ、琴梨さんのボーカルと切ない曲調が見事に合わさった楽曲だ。 曲名の「徒花」は、『咲いても実を結ばない花』を意味し、外見は華やかでも実質を伴わないもののたとえにも使われる言葉だ。 歌詞は宮田さんの実体験をもとに書かれているようで、実を結ぶことができないもどかしい恋愛心情が表現されている。
__「徒花」という楽曲について、『失恋』をテーマにしたきっかけは何でしたか。
宮田(Ba):僕の失恋です。振られたじゃないですけど、色々あってダメだった女の子に届けばいいなっていう想いで作りました。
__制作にあたって、工夫した部分はありますか。
真央(Key):最初(宮田さんが)コード進行を出してくれて、僕がとりあえずコードだけでピアノのバッキング入れて「いいじゃん」ってなって進んだんですけど、あとはもうなんかセンスでやったよね。
宮田(Ba):センスでやりました(笑)。
真央(Key):センスで結構進めちゃって。
宮田(Ba):真央と僕の好きな音楽が結構似ていて。2人の好きな感じをふんだんに詰め込んだ曲になりました。
__どういったアーティストさんのイメージを持っていたのですか。
真央(Key):僕、The Cardingsさんの『Carnival』っていう曲が好きで、その曲のイントロがオルガンから始まっていて。すごくいいなと思って、オルガンで始まるイントロのアイデアはそこから持ってきましたね。ドラムは最初結構センスで作りましたけど、よく聴いたら僕らJamiroquaiさんが好きなんですが、『Virtual Insanity』っていう曲と似ているね、という話にはなりましたね。
次に、2024年4月にリリースされた 2nd シングル「MUT」。
ラップが印象的で、1stシングルの「徒花」とは異なり、ヒップホップ要素が取り入れられ、楽曲の雰囲気がガラッと変わっている。
曲名の「MUT」は、ドイツ語で『勇気』という意味があるそうだ。
そのテーマでもある通り、踏み出せずにいる人たちに向けて語りかけ、自分の目指す未来へ進んでいけるよう『勇気』を届けるメッセージが込められた楽曲となっている。
__「MUT」という楽曲について、『勇気』という意味を込めた楽曲にした理由は何でしたか。
真央(Key):2ndのシングル「MUT」は、リリースした時期が4月の後半で。 4月は新しい環境で頑張る人が多い時期でもあるので、そういった人たちに向けての『勇気』をイメージしました。
__ラップも印象的で「徒花」に比べて雰囲気も一気に変わったと思いますが、何か意図があったのですか。
宮田(Ba):1番初めに出したのが結構暗い曲なので、次は明るい楽曲をやってみようかっていう。僕が趣味でラップをやってるので、自分のラップを入れようという風に考えました。
宮田さんが趣味でやっているというラップが取り入れられたこの楽曲では、リリックにも寄り添ったメッセージが込められている。ぜひ注目してほしい。
続いて、2024年7月にリリースされた「Soleil」。 この楽曲は『結婚』をテーマに作られた楽曲のようだ。 結婚を誓い合う心情や、人生の新たなスタートを描いた歌詞にも印象を受ける。
__「Soleil」という楽曲について、『結婚』 という意味を込めた楽曲にした理由は何でしたか。
宮田(Ba):3曲目の「Soleil」は、ちょうど友達が結婚式だった時で。その友達は高校からの友達でよく知っていたので、高校から今までの経路をたどっての歌詞になっています。
__イントロの部分でもイメージを感じましたが、『結婚』のテーマを表現するために意識したことはありますか。
真央(Key):「Soleil」は『太陽』っていう意味なんですけど、「ひまわり」っていう捉え方もできるらしくて。結婚した友人の奥さんが向日葵が好きらしく、そこからこの曲名をつけました。
楽曲で表現した部分は、本当は『太陽』という意味なので、最初は、少し焚き火の音みたいな要素を入れて、火を表しました。ここでストリングスも使ったことで、華やかに、少しクラシックっぽさも表していこうかなと考えた感じですかね。盛大に祝いたいなと思って工夫したところです。
このように友人の結婚を祝う気持ちや、その特別な瞬間への思いが楽曲の細部にも表現されている。
聴く人に幸せが伝わるような、温かさの込められた楽曲となっている。
既にリリースされている3つの楽曲についてお伺いしたが、12月15日にリリースのEPについてもお話を伺った。 4曲を含めたEP「atodashi」をリリースするようだが、これまでの楽曲とは少し異なるアプローチを取り入れているようだ。
真央(Key):これまでの楽曲では、音色をたくさん重ねるという方向性で編曲とかをしていたんですけど。
宮田が、少ない楽器や音数での「満足感のある曲」を追求しているようで。それを聞いて、最近は少ない音数の中でその1曲で満足感が出るというのを目指して制作していますね。音数が少ない分どう展開していくかを考えることが最近多いかなって思います。
__EPについて、何かテーマはあるのですか。
宮田(Ba):EPの名前が「atodashi」っていう名前になっているんですけど。日常にある恋愛だったり、会話の中での「話し手の後者に回る」といったようなものが、一応テーマになっています。
真央(Key):「笑談」っていう曲があって、その曲は特定の友人とか、周りであったことを歌詞に込めて作っていますね。でもそんなにがっつりとしたテーマはないかな。
__制作において今までの3つの楽曲とは違う、新たな試みはありましたか。
真央(Key):今のところ、3曲ともジャンルが別々っていうか。1曲目はジャズやR&B、2曲目はラップでヒップホップ要素を取り入れて、3曲目がクラシックっぽさをイメージしたんですけど。
でもこれから、自分たちのバンドの色を定めていきたいっていうところもあって、EPで少し固めるようにはした感じですかね。 僕らはいつも通り作ったつもりなんですけど、聴き手からしたらまた新しいものになったのかなと思います。音数が少なくなって、また少し違う感じに聴こえるんじゃないかなと思います。
EPのリリースを機に、今後のライブ活動にも期待を抱いているが、過去に一度行ったライブについても、今後の展望を交え、お話を伺った。
__初めて行ったライブはカバーも交えたんですよね。どんな曲をカバーしたのですか。
宮田(Ba):2曲カバーはしたんですけど、うちのボーカルの声に合いそうだと考えてshowmoreさんの「circus」、あとは僕と真央がやりたかったSuchmosさんの「GIRL」という曲をカバーしました。
__どういうお気持ちでしたか。
宮田(Ba):あんまり成功した感はなかったですね(笑)。
真央(Key):「徒花」がオルガンとかを使用して、音色も少し多く取り入れていて。それもあって初のライブで、同期を使って演奏したんですけど。同期をセッティングするっていう部分で、最初手こずったかなって感じですかね。最初やばって思ったけどね(笑)。これからライブをしていって、そういうとこも慣れていって、いろんなところでライブをしていきたいって思いますね。
__その時はどういう規模感の場所で行ったのですか。
宮田(Ba):喫茶店だったんですよね。マニュアル喫茶店で。ほぼ自主企画みたいな感じで、先輩のバンドとか呼んで、ラッパーとかも呼んでみたいな。DJもして。
__楽しそうですね。
宮田(Ba):楽しかったですけどね、あんまり満足できなくて(笑)。
__EPを出すというきっかけで、今後のライブの展望はありますか。
宮田(Ba):無難にライブハウスでやったことがないので、今までで。誰もが一度は通るライブハウスでもやってみたいですし、野外でもやってみたくて。 今のところの僕らの目標が、愛知県の蒲郡市である「森、道、市場」っていう大型のフェスがあるんですけど、出てみたいなと思っているので。野外でもライブをやってみて、経験を積んでいきたいですね。
まずは、来年からライブ活動にも積極的に取り組んでいきたいという熱意も伺うことができた。今後の展開にも注目していきたい。
現在はバンド活動を中心に音楽活動を行っていますが、それぞれの活動の取り組みについても伺った。
__現在、活動はバンド活動中心で行っているのですか。
真央(Key):僕はバンドで楽曲を作る活動をしていることが多いですね。あとは楽器を始めたのが遅くて、実力がまだないなと思っていて。クラシックとジャズを習いながら作曲をしていますね。
宮田(Ba):僕は、バンド組んだと同時期くらいに仕事を辞めて、そこから作曲活動中心でという感じです。
めい(Dr):私は、普段は音楽の先生とピアノの講師をしています。他の時間はもう趣味も音楽なので、全部ドラム、バンドです。
__ボーカルの琴梨さんも、弾き語りでステージに出ていますね。
宮田(Ba):琴梨さんは高校からギターを始めて、卒業したタイミングぐらいから弾き語りを始めたようで。そこからも趣味という感じでステージに出ているのだと思います。
__今後バンドとして挑戦していきたいと思っていることはありますか。
真央(Key):12月はEPで4曲をリリースする予定ですが、今後はアルバム、もう少し大きな作品を僕は作っていきたいなと考えていますね。ライブは先ほども言った「森、道、市場」を目標に頑張りたいです。
めい(Dr):県内でも県外でもいっぱいライブやりたいです。あと私も作曲したいです、一緒に(笑)。
めいさんはEPがほぼ完成していた段階でバンドに参加したとのことで、今後は制作活動にも積極的に取り組んでいきたいとのこと。 今後、新たな楽曲の世界が広がる可能性を感じさせるコメントだった。 The Moon が作り出す新たな音楽の世界が、今後の楽曲やライブ活動を通じて多くの人に広がっていくことを期待したい。
__EPリリースを踏まえて、どういう風に聴いてほしいといった想いはありますか。
宮田(Ba):今回のEPの楽曲は意外と寄り添った曲というか、さまざまな人に当てはまることが多いと思う曲ばかりなので。自分を当てはめてじゃないですけど、感化されてほしいなって思います。
めい(Dr):感化されてほしいですね(笑)。
まお(Key):やっぱ僕と宮田が、楽器を始めるのが遅かったけど、こんなことができるよっていうのを思ってもらえたら、多くの人が色々な道に挑戦したり、 今からでもできるって思えたらいいなって僕は思っています。
12月にリリースされるEPでも、私たちの日常に寄り添う、素敵な楽曲が詰まっているだろう。
ぜひこの機会に、The Moon の音楽に触れてみてはいかがでしょうか。
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結成のきっかけは、King Gnu のMV

3つの楽曲に込められた想い

EP「atodashi」を通してバンドの色を

目標は「森、道、市場」

日常で紡ぐ音楽

次世代のリアーナ&ビヨンセ、タイラ・ローラ・シーサルの魅力とは?

次世代のリアーナ&ビヨンセ、タイラ・ローラ・シーサルの魅力とは?
タイラ・ローラ・シーサル(2002年1月30日生まれ)は、南アフリカ・ヨハネスブルク出身で、インド系、ズールー系、アイルランド系の多民族のルーツを持つアーティストだ。
12歳の頃から日記に曲を書き始め、高校時代には本格的に作曲や歌に取り組むようになり、音楽スタイルは、R&B、アマピアノ、アフロビーツ、ポップ、ダンスホールなど、多様なジャンルが絶妙に融合しており、キャッチーなメロディーと洗練されたビートが特徴的だ。
彼女の楽曲は、自己表現や自由、自己肯定感をテーマに、多彩でエネルギッシュなサウンドを通じてリスナーにインスピレーションを与え続けており、特に若者から強く支持を受けている。
誰もが一度は聞いたことのある「Water」の魅力
SNSを通じて広く知られるようになった「Water」は...
a flood of circle、死力を尽くした3時間!日比谷野音公演が遂に映像化
a flood of circle『デビュー15周年記念公演 “LIVE AT 日比谷野外大音楽堂”』のBlu-rayのリリースが遂に発表された。
8月の猛暑の中行われた、10年ぶり2度目の日比谷野音となる本公演はソールドアウト。a flood of circleが死力を尽くした3時間が映像で蘇る。
Live Blu-ray「a flood of circle デビュー15周年記念公演“LIVE AT 日比谷野外大音楽堂”」
2025年1月29日(水)テイチクオンライン限定発売
価格:¥8,800(税込)/ ¥8,000(税抜)
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オフィシャルYouTubeチャンネルではトレーラーも公開
全32曲、アンコール含め3時間強に渡ったこの日のライブは、デビュー曲でもある「Buffalo Dance」から始まり、マンガ「ふつうの軽音部」に起用された「理由なき反抗(The Rebel Age)」、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)プロデュースの「キャンドルソング」、ホリエアツシ(ストレイテナー)プロデュースの「ゴールド・ディガーズ」など、バンドの歴史を辿るように、まさにベストセットとなる楽曲を次々に演奏。 アンコールでは11月にリリースした最新アルバム「WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース」に先駆け、「虫けらの詩」を初演奏。特別なライブとなったこの日の模様がついに映像化されるとのことで、ファンは見逃せない。 さらに、Blu-ray購入者には特典として、当日のライブ写真のミニ写真集(24P)、メンバー直筆サイン入りポスターカレンダー(B3サイズ)、さらに各メンバーのソロアーティスト写真ポストカードセット4枚セットが付属する。 合わせてオフィシャルYouTubeチャンネルではそのトレーラーも公開となった。 また、ニューアルバム『WILD BUNNY BLUES / 野うさぎのブルース』リリースを記念した、佐々木亮介によるインストア・アコースティック・ライブツアーも決定。 全国4箇所のタワーレコード(梅田NU茶町店、札幌パルコ店、仙台パルコ店、名古屋パルコ店)にて、インストアライブ&終演後にはサイン会も開催。こちらはニューアルバムに限らずa flood of circleの旧譜を購入しても参加が可能とのことで、お近くの方はぜひチェックして欲しい。 「a flood of circle デビュー15周年記念公演“LIVE AT 日比谷野外大音楽堂”」トレーラー https://www.youtube.com/@afoc_officialリリース情報

オリヴィア・ロドリゴ『drivers license』、Z世代の共感を呼ぶ音楽

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オリヴィア・ロドリゴは、2003年2月20日生まれのアメリカ・カリフォルニア州グレンデール出身のシンガーソングライター。
フィリピン人の父とアメリカ人の母をもつアジア系アメリカ人。10代の頃からディズニーチャンネルの番組に出演するなど俳優業で活動を始め、その後音楽の道に進んだ。
彼女の音楽は、特にZ世代の若者に共感されることが多く、ストレートで感情豊かな歌詞が...
クボタカイ、「下山メシ」の映像を使った「あくび」リリックビデオ公開
文学性の高い歌詞と儚く繊細な歌声、楽曲提供でも注目を集める新鋭シンガーソングライター/ラッパー、クボタカイの新曲「あくび」のリリックビデオが公開された。
「あくび」は、テレビ東京 木ドラ24「下山メシ」の主題歌としてオンエアされており、今回公開されたリリックビデオは「下山メシ」の本編映像を使用したビデオとなっている。
クボタカイ – あくび リリックビデオ
https://youtu.be/P9OCs7-w6yI
「あくび」
11月20日デジタル配信
https://kubotakai.lnk.to/Akubi
柔らかく明るいサウンドにのせ、人生や幸せについて歌う
「下山メシ」は登山ガイドでフリーライターの西野淑子による登山後の楽しみとして、「歩かず=登山口や駅、バス停から近い」と「待たず=すぐに入れる」を満たす山麓の美味しいグルメを紹介する『関東周辺 美味し愛しの下山メシ』(山と溪谷社)を原案に、「孤独のグルメ」や「晩酌の流儀」など数多くの食に関わるドラマを生み出してきたテレ東が、今回「山」と「飯」の掛け算によるオリジナルストーリーを描き、新たな“シチュエーショングルメドラマ”として連続ドラマ化したもの。 主演を務めるのは、幼少期から数多くの映像作品で活躍し、今回テレ東では初主演となる志田未来。「山」と「飯」をこよなく愛する内気なイラストレーター・いただきみねこ役を演じる。 近年人気が高まる"低山登山"で自然に触れて日々の疲れを癒やしつつ、昭和の雰囲気をそのままに残した食堂のあじフライ定食や、気取らない老舗の町中華店が作る炒飯と餃子など、登山後の体に染み渡る下山メシを気持ちよく食して視聴者の心と体を満たす作品となっている。 主題歌の「あくび」は、ミドルテンポの柔らかく明るいサウンドにのせ、「段々歳をとって また迷って 変わりゆく僕ら」と人生や幸せについて歌う楽曲となっている。リリース情報

ドラマ情報
【タイトル】 木ドラ24「下山メシ」 【放送日時】毎週木曜深夜24時30分~25時00分 【放送局】 テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送 【配信】 広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東 HP、TVer、Lemino)にて見逃し配信 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/TAIKING、1年ぶりのワンマンライブ開催!チケットのFC先行がスタート
今年ソロ活動としてコラボレーション楽曲を立て続けにリリースしながら、藤井風やVaundy、なとり、iriなどのアーティストのライブやレコーディングにギタリストとして参加し、注目を集めているTAIKING。
そんな彼が約1年ぶりとなるソロアーティストとしてのワンマンライブ、TAIKING「Feel So Easy -featuring night-」の開催を発表。
本公演ではスペシャルゲストとして、「荒谷翔大」、「iri」、「YONCE(Suchmos/Hedigan’s)」の出演が決定。今年リリースしたコラボレーション楽曲もゲストたちと一緒にパフォーマンスするなど、プレミアムな公演内容となっている。
チケットは本日からFC先行の受付がスタート。オフィシャル一次先行は週明け12月23日(月)正午12:00から受付スタートとなる。
TAIKINGとゲストアーティストが織りなす一年ぶりの特別なハーモニーをぜひ堪能して欲しい。
2019年、デビューからわずか4年で地元・横浜スタジアムでの3万人動員のワンマンを実現し、2021年に活動休止を発表した6人組ロックバンドSuchmosのギタリスト。
2021年8月 1stシングル「Easy」をたずさえソロプロジェクトをスタート。本プロジェクトにおいてはGt.のみならずVo,Ba,Dr,Key,など、ほぼ全てのパートを自身でこなし、そのマルチな才能を発揮。
ギタリストとして、藤井風やRADWIMPS、iriなどのワンマンライブへのサポートアクトや、VaundyやRADWIMPS、Sexy Zone、オカモトコウキ(OKAMOTO‘S)作品へのレコーディング参加など、多岐にわたった活動をみせている。
また、環境問題への関心も強く、自身の仲間たちと地元横浜の活性化を掲げるコミュニティ「CONNECTION」を結成し、様々な企画展開や清掃活動などの地域貢献活動も行う。
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EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/
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ライブ情報
TAIKING「Feel So Easy-Featuring Night-」 日程:2025年3月21日(金) 会場:渋谷 CLUB QUATTRO OPEN / START:18:00 / 19:00 ゲストアーティスト:荒谷翔大、iri、YONCE(Suchmos/Hedigan’s) チケット:¥6,300-(ドリンク代別) <チケット先行> ・TAIKING FC先行 受付期間:2024年12月19日(木)20:00~12月22日(日)23:59 公演詳細URL:https://taiking.fanpla.jp/news/1/ ※ご応募にはTAIKING OFFICIAL FC「TAIKINGDOM」へのご加入が必要となりますTAIKING プロフィール

indigo la End、新曲「ナハト」が『僕のあざとい元カノ』主題歌に決定
indigo la Endの新曲「ナハト」が、2025年1月24日(金)23時15分よりテレビ朝日系全国ネットにて放送される金曜ナイトドラマ『僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?』の主題歌に決定した。
2020年からレギュラー放送され、あざとい男女の《リアルな恋愛事情》や《人間関係の処世術》を全方位から深掘りし続けてきた大人気番組『あざとくて何が悪いの?』が、金曜日の深夜に放送されているテレビ朝日が誇る深夜ドラマ枠で、これまで『TRICK』シリーズや『おっさんずラブ』シリーズなどの名作を世に放ってきた『金曜ナイトドラマ』枠での放送というチャレンジングな試みになっており、山里亮太(南海キャンディーズ)、鈴木愛理という『あざとくて何が悪いの?』のMC陣、豪華ゲストがスタジオでこの《あざと恋愛ドラマ》を白熱鑑賞、視聴者目線でストーリー展開やセリフに随時ツッコミを入れていくという、金曜ナイトドラマとして新しいドラマ視聴体験が出来るであろう。
テレビ朝日系列 金曜ナイトドラマ
2025年1月24日(金)23:15〜放送 ※一部地域を除く
主演:藤原丈一郎(なにわ男子)・加藤史帆(日向坂46)・谷まりあ
来年1月発売のニューアルバムにも収録予定
今回、主題歌となるのはindigo la Endの新曲「ナハト」(ドイツ語で《夜》を意味する) 主題歌「ナハト」に関して川谷は、「台本を読ませていただいて、かなり物語の内容に沿って歌詞を書きました。ですので、物語を追うにつれて、歌詞への理解も深まるのではないでしょうか」とコメントをしている。 2025年1月29日に発売が決定しているindigo la Endのニューアルバム『MOLTING AND DANCING』にも「ナハト」は収録予定とのこと。 川谷絵音からのコメントは下記の通り。 この度、『僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?』の主題歌を担当させていただきます。 曲のタイトルは「ナハト」。ドイツ語で《夜》という意味なのですが、台本を読ませていただいて、かなり物語の内容に沿って歌詞を書きました。 ですので、物語を追うにつれて、歌詞への理解も深まるのではないでしょうか。ぜひ聴いていただければと思います。 新しい体制になられてからまだ行けていませんので、またぜひスタジオにも遊びに行かせてください! よろしくお願いします!『僕のあざとい元カノ from あざとくて何が悪いの?』情報

リリース情報
New Album『MOLTING AND DANCING』 2025.1.29 Release https://indigolaend.lnk.to/MAD -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/夜々、ワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビュー決定!
Ado、平手友梨奈らが所属する「クラウドナイン」の新人女性シンガーソングライター・夜々が、1月15日(水)ワーナーミュージック・ジャパンから「Lonely Night」でメジャーデビューすることを発表。アーティスト写真、ジャケット写真、MVティザー、アーティストロゴも公開された。
2025年1月15日(水) Release
「Lonely Night」
https://-yoyo.lnk.to/lonelynight
MVティザー
https://youtu.be/10YF2vRXSAU
川谷絵音をアレンジャーに迎えたデビュー曲、日本テレビ系 ドラマDEEP『いきなり婚』の主題歌に
デビュー曲「Lonely Night」は川谷絵音をアレンジャーに迎え、さらに1月から放送予定の日本テレビ系 ドラマDEEP『いきなり婚』の主題歌であることも解禁された。 同時にアーティスト写真、ジャケット写真、MVティザー、アーティストロゴも一挙公開。アーティスト写真はライラックの花びらが舞い落ちる中、遠くを見つめ凛と佇む姿が印象的な写真となっている。 また、公開されたMVティザーは「Lonely Night」のメロディーにのせ、寝静まった街がまるで夜々の歌声と共にゆっくり夜明けの幕を開けるような、美しい映像に仕上がっている。■川谷絵音 コメント
真夜中の寂しさ、切なさ、儚さ。僕が大好きな夜の空気をアレンジに詰め込みました。夜々さんの歌声の繊細な美しさを堪能してください。 P.S.彼女の弾き語りのデモも素晴らしかったのでそれも聴いてもらえたら良いのになと思います。■夜々 コメント
それぞれの日々や生活の中で、心の角度によって様々な夜を過ごす瞬間があると思います。そんな誰かの、どこかの夜に寄り添って包み込めるような曲を作りたくて、書きました。今回川谷絵音さんに編曲を手掛けていただき、バンドRECに立ち会わせていただいた上でボーカルRECを迎えたので、一音一音を耳と心で感じながらこの曲で伝えたい世界観を解釈して歌声を乗せることができたと思います。“Lonely Night”の編曲が絵音さんでよかったと心から思います。私の大切な宝物の一曲です。たくさんの方に聴いていただけますように。 また、今回主題歌が決定しているいきなり婚は日本テレビ系火曜プラチナイト枠 「ドラマDEEP」 第4弾作品。『肝臓を奪われた妻』『どうか私より不幸でいて下さい』『3年C組は不倫してます。』に続く、注目の第4弾となる。 2025年1月7日より日本テレビ系で放送されるドラマで、主演に齊藤京子、相手役は城田優が決定している。 原作小説は、2021年に小説創作プラットフォーム“エブリスタ”に投稿され、2024年の年間PV数No.1となった人気小説『いきなり婚―目が覚めたら人の妻?!―(著:櫻井音衣)』。2023年4月にコアミックスにて『いきなり婚―目が覚めたらイケメン上司の妻だった!?(漫画:登深ヲ)』としてコミカライズされている。 コミックス累計150万部突破、大手コミック配信サイト『めちゃコミック』の2024年月間総合ランキング4ヵ月連続1位を獲得した大人気作品だ。 SNSも解禁されたばかりにもかかわらず、注目度の高い謎多き新人。今後の活躍にもぜひ注目していただきたい。リリース情報

ドラマ情報
日本テレビ系 ドラマDEEP『いきなり婚』 放送 : 日本テレビ系全国ネット 火曜プラチナイト 1月7日(火)スタート 毎週火曜 24時24分~24時54分放送 TVer・Hulu 毎話放送後配信開始 出演 : 齊藤京子 城田優 原作 : 「いきなり婚」 櫻井音衣/エブリスタ 登深ヲ/コアミックス 脚本 : 鹿目けい子(「夫婦が壊れるとき」、「あのクズを殴ってやりたいんだ」 ほか)ライブ情報
2025年1月19日(日) 『Melody Line~はじまりのうた~』@下北沢Daisy Bar https://cloud9pro.co.jp/news/p/9099/ -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/SuchmosのTAIHEIが所属する “賽 (SAI)”、EP『An Airship』をリリース
Suchmosの鍵盤奏者であるTAIHEIを中心に、佐瀬悠輔(tp)、岩見継吾(b)、松浦千昇(Dr)の4人から成るバンド”賽 (SAI)”。2024年を締めくくるに相応しい晴れやかな作品、EP『An Airship』を12月18日(水)にリリースする。
Artist : 賽
Title : An Airship
Label : Saikoro Records
Date : 2024.12.18(水)
URL:https://ssm.lnk.to/AnAirship
Track List:
M1. お鶴
M2. Veb
M3. Dreamin' feat.Daichi Yamamoto
M4. 花珠 feat.馬場智章
M5. MEBAE feat.YONCE
客演にはYONCE、Daichi Yamamoto、馬場智章らが参加
2023年にはアルバム『YELLOW』をリリースし、今年はシングルを3作発表。東京と京都を巡る「賽 "Budding" TOUR 2024」を立て続けにソールドアウトさせ、今月12月に東京にて追加公演を行うことも決定した。 先行シングルの「Dreamin'」にはDaichi Yamamotoが、「MEBAE」にはTAIHEIの盟友でもあるYONCEが客演として参加。そして新曲となる「花珠」にはサックス奏者の馬場智章を迎え、煌びやかに艶と迫力のある楽曲に仕上がった。さらにはBudding" TOUR 2024の東京公演、京都公演でもリリースに先んじて披露された「お鶴」も収録されるなど、賽の様々な表情を感じることができる作品となっている。 12月27日(金)には東京の渋谷 CIRCUS TOKYOにて賽 "Budding" TOUR 2024の追加公演も行われることも決定しており、現在、最終先行先着のチケット受付中。ジャズを柱としてジャンルに縛られることなく自由なサウンドを追求する賽の貴重なパフォーマンスは見逃せない。リリース情報

ライブ情報
<賽 "Budding" TOUR 2024>東京追加公演 公演概要 日程:2024年12月27日 (金) 会場:渋谷 CIRCUS TOKYO 時間:OPEN 18:30 / START 19:30 価格:オールスタンディング前売り5,500円 (税込•D別) 問い合わせ:KiKAi live@kikai.tokyo 最終先行先着:2024年12月7日(土) 10:00〜公演日前日 23:59 https://eplus.jp/sai/メンバー・プロフィール
TAIHEI (Pf, Key)、佐瀬悠輔(Tp)、岩見継吾(Wb)、松浦千昇(Dr)の 4 人編成のバンド。Jazz を主軸に置きつつ、Blues, Classic, House, Ambient など幅広い音楽を取り入れた、日常に溶け込む新しいサウンドを紡ぐ。富山県ほとり座でのワンマンライブを成功させ、ONEPARK FESTIVAL2021 に出演するなど幅広い活動で注目を集めている。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/日米ハーフ「コナン・グレイ」、22歳インディアンポップスターの魅力とは
本記事で取り上げる「コナン・グレイ」は、1998年12月5日生まれのアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ出身のシンガーソングライターだ。
元YouTuberで、10代の頃から活動を開始し、独自の感性を反映させた楽曲で注目を集めてきた。
アイルランド人の父と日本人の母を持ち、幼少期は広島県で過ごしたことがあり、その多文化的な背景が彼の音楽に深い影響を与えている。
コナン・グレイの約1年半ぶりの来日、2024年9月9日(月)の東京ガーデンシアターの公演は、観客の期待を裏切らない素晴らしいパフォーマンスで満ち溢れた。
会場は開演前からお祭りムードが漂い、ファンのコスチュームやメイクが彼への熱愛ぶりをアピール。コナンが登場すると、観客からの歓声が響き渡り、オープニングから一気に盛り上がりを見せていた。
彼のパフォーマンスは一貫して自由で、個性的なステージングが光り、多くの楽曲を通じて観客との親密なつながりを感じさせた。
最新アルバムからの楽曲や彼の代表曲が披露される中で、80年代風のシンセサウンドやエレクトロニックなビートが会場を彩り、観客のテンションも最高潮に。アンコールでは華やかな衣装とともに、ブロードウェイ風の演出が加わり、会場全体が一体となって盛り上がりを見せた。
コナン・グレイ 来日公演

デビューアルバム『Kid Krow』の成功
2020年にリリースされたデビューアルバム『Kid Krow』は、全米アルバムチャートで初登場5位、ポップアルバムとして1位を獲得し、同年の新人アーティストとして最大級の成功を収めた。 また、SNSを通じて自身の感情やストーリーを発信し、多くのファンを獲得している。 彼の音楽はインディポップの要素が強く、ドリーミーなサウンドと個性的な歌詞が特徴。テイラー・スウィフトやエルトン・ジョンといった大物アーティストからも高く評価され、さらにホールジーやBTSのVなどからも注目されている。 ファッションアイコンとしても評価され、多くの雑誌の表紙を飾っている。感情を歌うシングル「The Story」の魅力
特に、Z世代の若者に共感されたシングル「Kid Krow」の「The Story」は、彼の音楽キャリアの中でも最も感情的で力強い一曲と言える。この曲は、彼自身の少年時代の苦しみや悩みを描きながら、美しい旋律と共に前向きなメッセージを伝えている。 彼は「The Story」で、自分が抱えてきた痛みや孤独感を率直に語りかけている。曲の中で描かれるのは、少年時代の抑圧や愛の抑制、友人との距離感など、彼の生い立ちや自己アイデンティティの葛藤が反映されたものだ。「彼らは自分のことを愛せなかった」と歌うコナンの声は、痛みとともに強く響く。 しかし、コーラスでは「世界はそういう風に動いている」としながらも、「物語はこれで終わりじゃない」と希望を歌い上げ、彼自身が過去を乗り越え、新たな未来を切り開く姿勢を示している。 2020年1月16日にYouTubeで公開された「The Story」のミュージックビデオでは、グレイが荒れた風景の中をさまよう姿が描かれ、物語の終わりでないことが示唆されている。「The Story」は、コナン・グレイが自身の成長を描いた最もパーソナルで感動的なミュージックビデオの一つだ。ビデオでは、テキサスの田舎町をトラックの荷台で一人渡りながら、過去の困難や苦痛を思い出している様子が描かれている。 この曲を通じて、コナン・グレイは自身の心の痛みや傷を歌い、多くのファンと共感を共有してきた。 感情的で共感を呼ぶ歌詞に加え、彼の美しい歌声が多くのファンを引き付け、ますます多くの人々が彼の音楽に魅了されることだろう。 「The Story」ミュージックビデオ:https://youtu.be/Av4lI6ANeHY?si=QSQlKVZ7SEnXIa7y -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/XG 世界が熱狂するヒップホップ/R&Bガールズグループ
2022年に1stシングル『Tippy Toes』でミステリアスな雰囲気を放ちながらデビューを果たし、国内に限らず海外からも急速に人気を伸ばし続け、現在アジア、北米、ヨーロッパを周るワールドツアーを行うなど、今最も勢いにのり快進撃を続けているヒップホップ/R&BガールズグループXG。
ビッグウェーブを巻き起こしている彼女たちの魅力とは何なのか迫っていきたいと思う。
XGの公式ホームページのプロファイルには「ヒップホップ/R&Bガールズグループ」として彼女たちは紹介されている。そう、XGはいわゆる一般的なアイドルグループではないのだ。
そこには彼女たちの音楽性とパフォーマンス性が関係している。
現代では、特にアメリカなどではヒップホップが音楽シーンを席巻していると言っても過言ではない。そして、その成長を支えてきた重要な要素の1つがR&Bだ。
90年代以降ローリン・ヒルやエリカ・バドゥ、コモンなどの登場により、それまでヒップホップと分離されていたR&Bとの融合の形が実現し、互いに急成長を遂げながら当時のチャートを賑わすようになった。そして、現代でもその関係性は維持され、ケンドリック・ラマーやSZAといったアーティストたちがこの2つのジャンルをチャートで盛り上げている。
そんな切っても切り離せないヒップホップとR&Bとの関係性に新たな風を吹き込んだのがXGだ。そして、その新しい風というものが「K-POP的アプローチ」である。
2010年以降、BTSやBLACKPINKの台頭によりK-POPが世界的なジャンルへと急成長し、現代の音楽シーンにおいても欠かせない存在となっている。
XGはそんなK-POPの最大の特徴でもある圧倒的なダンススキルや歌唱力、ビジュアル的要素を、先ほど述べたヒップホップ/R&Bとの関係性に結び付け、「ヒップホップ/R&Bガールズグループ」という新しい音楽グループの形としてパフォーマンスの幅を広げたのである。
そして、5年間のトレーニング期間で磨き上げられた劣ることのない確かなスキルでリスナーたちをうならせ、分け隔てなく多方面の音楽ジャンルのファンを獲得することに成功したのだ。
「初」を叩き出し続ける偉業
XGは非公開で行われた5年間にも及ぶ過酷なトレーニング期間を経て、15人の候補生から選抜されたJURIN、CHISA、HINATA、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONの7人のメンバーで構成されている。 また、プロデュースを担当するのは、彼女たちの所属事務所XGALXのCEOでもあり、韓国アイドルグループDMTN (DALMATIAN) の元メンバー JAKOPS (SIMON) だ。 そんなメンバー全員が日本人のXGだが、彼女たちの勢いはとどまることを知らない。 2023年にリリースされた1stミニアルバム『NEW DNA』はBillboard JAPAN「Hot Albums」で総合1位を獲得すると、収録曲である「GRL GVNG」が全米ビルボード「Hot Trending Songs Powered by Twitter」で日本人アーティスト初の1位を獲得した。その後、日本人ガールズ・グループとして初めて米『Billboard』の表紙を飾る偉業を成し遂げた。 また、「SHOOTING STAR」や「WOKE UP」のMVではすでに5000万回以上を記録している彼女たちだが、11月8にリリースされたセカンドミニアルバム『AWE』のリード曲「HOWLING」のMVは、アルバムの発売日と同時にYouTubeで公開されてからわずか2週間で850万回再生を記録しており、またm-flowの「prism」がサンプリングされたことでも大きな話題を呼んだ「IYKYK」のMVは1ヶ月で1,256万回再生を突破している。 さらに、XG初となるワールドツアー「XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”」では、アメリカや中国で次々とチケットが完売となり、日本公演では約5万5000人を動員した。11月18日からはヨーロッパツアーをスタートさせ、来年2月には本ツアーの最終公演として追加された日本公演が控えている。 しかし、それだけでは止まらず、来年4月にはアメリカ最大級の音楽フェス、コーチェラフェスティバル2025に、日本人アーティスト初となるセカンド・ヘッドライナーとして出演することが決定している。XGが吹き込む新しい風
