MY FIRST STORY

My First Story&Hydeがアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編の主題歌に抜擢
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My First Story&Hydeがアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編の主題歌に抜擢

最近の日本の音楽シーンは、アニメと切っても切れない関係にあります。 特に人気アニメの主題歌は、多くの人々の心に残るものです。 2024年5月12日(日)夜11時15分より、アニメ「鬼滅の刃」柱稽古編の放送が始まり、その主題歌にMY FIRST STORY × HYDEの『夢幻』、『永久 -トコシエ-』がオープニング / エンディング曲として発表されました。  

My First Storyとは?

My First Storyは、2011年に結成されたロックバンドで、メンバーはボーカリストのHiro、ギタリストのTeru、ベーシストのNob、そしてドラマーのKid'zで構成されています。 彼らの音楽はエモやポストハードコア、オルタナティブロックを融合させた楽曲が特徴で、特に、ボーカルHiroの歌声は、ファンの心を掴んでいます。 代表曲「不可逆リプレイス」は、フジテレビ開局55周年記念テレビアニメ「信長協奏曲」主題歌に抜擢され、今でも多くのファンに支持されている理由の一つとなっています。 また、2023年にはボーカルHiroの実の兄であるTakaのバンド「ONE OK ROCK」との対バンの東京ドーム開催を実現し、SNSでも兄弟対決が話題となりました。  

Hydeの影響力

Hyde(ハイド)は、ロックバンド「L'Arc〜en〜Ciel」のカリスマ的ボーカリストです。 L'Arc〜en〜Cielは、「花葬」「虹」「READY STEADY GO」など、歴代のヒット曲を多く飛ばしており、その音楽性とパフォーマンス力でも音楽業界でも知らない人はいない存在です。 Hydeの独特なボーカルスタイルと強烈なステージパフォーマンスは、一度見聞きすれば忘れられないほどのインパクトがあり、力強さと繊細さを併せ持つ彼の声は、楽曲の感情を余すところなく表現し、ライブでも圧巻のパフォーマンスで観客を魅了します。 また、ソロアーティストとしても多くの成功を収めており、デビューアルバム「ROENTGEN」など、多くのヒット作があります。VAMPSというユニットでも活動し、国内外でのライブツアーを成功させています。 唯一無二の存在感を放つHydeは、日本のロックシーンにおいてこれからも欠かせない存在です。  

鬼滅の刃の主題歌

  「鬼滅の刃」は、吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)による大ヒット漫画を原作としたアニメで、2019年の放送開始以来、国内外で爆発的な人気を誇っています。 物語は、家族を鬼に殺された少年、炭治郎が妹の禰豆子を人間に戻すために戦う姿を描いており、臨場感のある戦いと感動的なストーリーと共に、主題歌も作品の魅力を相乗的に高める役割を担っています。 これまでの主題歌は、LiSAの紅蓮華、Amierの残響散歌など疾走感の強い曲がマッチして、今なお絶大な人気を誇っていますが、今回彼らが手がけた曲「夢幻」は今までとは違い、力強く落ち着いたイメージを持った楽曲です。 楽曲の歌詞での「花のように意志を繋ぐ」と言うフレーズは、鬼滅の刃のこれまでの物語を彷彿とさせます。ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
MY FIRST STORYが紡ぐ感動のストーリー:兄・ワンオクTakaとの対決までの道のり
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MY FIRST STORYが紡ぐ感動のストーリー:兄・ワンオクTakaとの対決までの道のり

11月14日、東京ドームは熱狂と感動に包まれていました。ロックシーンで大きな存在感を放つ、MY FIRST STORYとONE OK ROCKの対バンが行われたのです。 この対バンは、両バンドのボーカルであり、実の兄弟であるHiro(MY FIRST STORY)とTaka(ONE OK ROCK)の因縁の対決ということで注目を集めていました。 本記事ではMY FIRST STORYに焦点を当て、対バンに至るまでの感動のバックストーリーについて紹介します。

MY FIRST STORYとは?

まず、MY FIRST STORYのメンバーやバンドの起源、代表曲を紹介します。

バンド概要

MY FIRST STORYは、Hiro(ヴォーカル)、Teru(ギター)、Nob(ベース)、Kid’z(ドラム)、Sho(ギター・活動停止中)からなる日本のロックバンドです。激しいシャウトやラップ、ハイトーンを巧みに使った「ザ・ロック」な楽曲から切なく甘いバラードまで、幅広いジャンルを歌い上げるHiroのヴォーカルと、それを支える分厚い楽器隊のサウンドが魅力です。 MY FIRST STORYは、2011年夏に結成されました。バンドの名付け親は、兄・Takaを通じて親交の深かった Pay money To my Pain の K。 当初は、MY FAST STORYというバンド名でしたが、「生き急いでいるようだ」とKからアドバイスを受け、現在の名前に変わったそうです。 今では武道館などの大会場をソールドアウトさせるほどにまで成長し、2023年にはヒット曲「I’m a mess」が第65回レコード大賞の作詞賞を受賞するなど、更なる躍進を遂げています。

楽曲紹介

● 楽曲「I’m a mess」 2021年にリリースされたアルバム『告白』に収録された一曲という位置付けでしたが、2023年に公開されたアニメMADに楽曲が使用され、TikTokやYouTubeで話題になったことがきっかけで爆発的なヒットを記録。バンド初となるストリーミング1億再生も達成し、オリコンチャートでは新曲がランキング上位を占める中、現在も10位前後にランクインし続けていいます。ストリングスとバンドサウンドが融合した、切なくも疾走感のある軽快な曲調で、思わずリピートしたくなる中毒性が感じられる一曲です。 ● 楽曲「HOME」 2016年にリリースされたアルバム『ANTITHESE』に収録された、Hiroの兄や家族へ向けた率直な感情を歌った一曲。このアルバムはONE OK ROCKの4thアルバム『Nicheシンドローム』を意識して作られており、2016年の武道館公演を最後にライブでの演奏は封印されていましたが、Takaに対バンを申し込み、OKの返事を貰った2022年の武道館公演、そして『VS』にて再び披露されることになりました。

TakaとHiro、2人の過去とは?

Taka (本名:森内寛貴) と Hiro (本名:森内寛樹) は実の兄弟であり、森進一・森昌子夫婦の間に生まれた三人兄弟の長男と三男です。 そんな音楽一家に生まれた二人にはどのような過去があったのでしょうか。

バラバラになった家族

2005年に両親が離婚。親権が別々になったことや、Takaが高校を退学し、この頃には既に家を出ていたこともあって兄弟は離れ離れになってしまいます。しかし兄弟仲は決して悪かったわけではなく、Hiroは高校の頃、親元を離れてTakaの家から高校に通っていたそうです。他にもONE OK ROCKの練習スタジオにも遊びに来たり、Takaを通じて自身のバンドの名付け親となるKに出会ったりと、兄弟らしいエピソードも残されています。

バンドの始動と苦悩

ONE OK ROCKは今では日本を代表するロックバンドの一つですが、デビュー当初はあまり良い目で見られてはいませんでした。両親が有名歌手で、自身も元ジャニーズのTakaに、元アイドルのRyotaとToruというメンバーの経歴のため、アイドルバンドとして揶揄されることもあったそうです。 MY FIRST STORYが活動開始したのは、丁度ONE OK ROCKが『完全感覚Dreamer』『The Beginning』などの代表作を連発し、爆発的な人気に火が付いた頃。今でこそMY FIRST STORYはバンドとしての揺るぎない地位を獲得していますが、当時は「有名歌手の息子」「元ジャニーズ」の他に、「ワンオクTakaの弟」というレッテルを貼られて見られてしまうのは仕方のないことだったかもしれません。

兄弟対決までの経緯

兄と同じ音楽の道に進み、その背中を追いかけて走り続けてきたHiro。それぞれ全く違うバンドとしての活動を続けてきた2人ですが、どのようにしてこの対バンは実現したのでしょうか。 それには、MY FIRST STORYの2回の武道館ライブが関わっています。

2016年、東京ドームワンマンを誓う

2016年に行われた47都道府県ツアー、『We’re Just Waiting 4 You 2016』のファイナル公演としてMY FIRST STORYはバンド初となる武道館でのワンマンライブを行いました。1万人を超えるファンが見守る中、ONE OK ROCKに憧れてバンドを始めたこと、彼らと一緒にライブをすることが夢だったこと、しかし前を走る彼らに道を塞がれ続ける辛い日々だったとことなど、Hiroは胸の内を赤裸々に告白します。 そして、MY FIRST STORYが新たに掲げた夢は「彼らを超えて彼らよりもデカくなる」こと。彼らと同じ武道館というステージに立ったこのライブで、Hiroは5年後の2021年に東京ドームでワンマンライブを行うこと、ONE OK ROCKを超えることを誓いました。

2022年、対バンの約束

それから6年後、『We promise, 4 you once again Tour』のファイナル公演にて、MY FIRST STORYは再び武道館のステージに帰ってきました。Hiroは東京ドームでのワンマンライブを誓った前回の武道館ライブから今日までの日々を振り返り、新型コロナウイルスの影響もあり、2021年にその夢を叶える事が出来なかったことへの悔しさや謝罪を切々と語ります。 そしてライブの終盤、「夢に付き合ってくれませんか?兄貴!」と叫ぶHiro。スポットライトで照らされた客席には、兄・Takaの姿がありました。「来年俺らと東京ドームで一緒にやってくれませんか?」と問いかけるHiroに対し、頷き、サムズアップで応じるTaka。Hiroは深々とお辞儀し、2016年の武道館ライブ以来封印していた家族への思いの曲、『Home』を披露。このような経緯で、東京ドームでの兄弟対決は実現したのです。

『VS』

ONE OK ROCKと一緒にライブをするという1つの夢を叶えたMY FIRST STORY。実際に会場に参加した筆者の感想も交え、ライブの様子を紹介します。

TakaがHiroに伝えたこと

対バンの先攻はONE OK ROCK。『The Begining』で幕を開けたライブは、1曲目で既に会場のボルテージは最高潮に。弟に伝えたいことを全て詰め込んだというセットリストには、2018年のツアー『Ambitons』の会場限定で販売されたCD『Skyfall』の収録曲、『Righ by your side』も含まれていました。Hiroに向けて書いたというこの曲は、『Home』、そして2016年のMY FIRST STORYの武道館ライブを受けてのアンサーソングのように思われます。 「悔しさまじり言葉を吐いた繋ぐ言葉は若すぎて 超えるべきはそういつだって 自分以外しかない」 兄に憧れバンドを始め、現実に絶望し、ONE OK ROCKを超えることに躍起になっていたHiroへの答えがこの歌詞に全て詰まっています。超えるべきは俺らじゃない、過去の自分自身だ。それがTakaの答えでした。

兄弟対決の顛末

後攻・MY FIRST STORYは序盤から『最終回STORY』、『ALONE』と、キラーチューンを連発、会場の雰囲気を一瞬で塗り替えます。その後も新旧入り混じるセットリストで会場を魅了し続けたMY FIRST STORYですが、最後を飾ったのはやはり『Home』。感動の涙に包まれてライブは閉幕かと思いきや、再びライトが点いたステージにはドラムセットが2つ。アンコール曲は2バンドによるONE OK ROCKの楽曲『Nobody’s Home』でした。 この曲は、4thアルバム『Nicheシンドローム』に収録された、Takaの家族への想いが書かれた曲です。2016年の武道館ライブで「敵は実の兄、ONE OK ROCKだ!」と言い放ったり、自身のインスタグラムで「ぶっ殺します。マイファスかかってこい。」と意気込みを語ったりしていた両者ですが、「心から愛しているよありがとう」と歌い上げ、強く抱き合った姿は、愛に溢れる兄弟の姿そのものでした。

再び東京ドームへ

超えるべきは自分自身というメッセージを受け取ったHiroは、ライブ後、自身のインスタグラムにてこのように語っています。 「だから僕達の物語はまだ続きます。 必ず、必ず僕達だけの力で、また戻ってきます。 」 ※ 参照:Hiro 公式インスタグラム この投稿には、Takaからの「大きくなれよ!」という応援のコメントも。今回は対バンという形で東京ドームに立ったMY FIRST STORYでしたが、自分たちだけの力で再び東京ドームに戻ってくることを約束しました。 いかがでしたでしょうか。兄と一緒にライブをするというHiroの夢はこの対バンで実現しましたが、東京ドームでワンマンライブをするというバンドとしての夢は今も志半ばの状態です。 兄を追いかけ、超えるために進んできたMY FIRST STORYの物語はここで一区切りとなり、自分を超えるために進む新章突入というところでしょうか。 『COUNTDOWN JAPAN 23/24』や『Zephre 10th Anniversary A.V.E.S.T projectー鼓動ー』など大型フェスへの出演も控えており、新たなスタートを切った彼らの活躍にますます期待が高まります。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/ インターンシップ募集:https://evening-mashup.com/home/music-intern
MY FIRST STORY、初のさいたまスーパーアリーナに刻んだ「みんなと一緒に戦い続ける」という決意。
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MY FIRST STORY、初のさいたまスーパーアリーナに刻んだ「みんなと一緒に戦い続ける」という決意。

ツアーをまわるごとに、バンドの「これまで」を果敢に更新し続けるMY FIRST STORYにとって、昨年8月から開催した「MY FIRST STORY TOUR 2019」もまた大きな挑戦となるツアーだった。 このツアーはライブハウスツアーにはじまり、ホールツアーを経て、初のアリーナツアーに辿り着く、全3形態の14都市17公演。そのファイナルとなったバンド史上初となる、さいたまスーパーアリーナ公演の模様をレポートする。 この日、Hiroは、ステージで「この世界は俺がいなくても変わらずに動いているかもしれない。でも、明日も歌っていることで、変えられる世界があると信じて、ロックバンドをやっている」と言っていた。それは、インディーズバンドの限界を越え、ロックシーンの頂点を目指すマイファスが貫くバンドの信念が強く刻まれたライブだった。 定刻。会場に荘厳なSEが流れ、紗幕がばさりと落とされると、ステージには巨大な顔のオブジェが設置されていた。1曲目は「不可逆リプレイス」。 重厚なバンドサウンドにのせて、胸を引き裂くようなHiroのハイトーンボーカルが広大なさいたまスーパーアリーナに響き渡った。「さあ、楽しもうか!」。不敵な言葉を合図に「Black Rail」がなだれ込むと、Nob(Ba.)が花道に歩み出て、鮮やかなスラップベースを炸裂。インスト曲「monologue」では、「決められたルールよりも、お前らの気持ちを大事にしてやれ!」と熱いメッセージを投げかけていく。 序盤から、会場はこれ以上ないほどの熱狂だったが、「おい、お前ら、そんなもんか!?束になってかかってこい!」と、挑発するHiro。花道を歩きながらラップを繰り出した「KING & ASHLEY」では、お客さんを一斉にしゃがませてからジャンプしたり、スタイリッシュなサウンドを取り入れた「mine」で軽やかに踊らせたり、これまで以上にお客さんとの密なコミュニケーションを重ねながらライブは進んでいった。 中盤、初めて立つさいたまスーパーアリーナの高いスタンド席を見上げて、「デカいね。上のほうの人は落ちちゃいそう(笑)」と初々しい感想を口にしながら、メンバーがセンターステージへ移動すると、アコースティックコーナーに突入した。 披露されたのは、昨年リリースされたアコースティックアレンジ盤『THE PLUGLESS』に収録された「終焉レクイエム」。バンドアレンジとは一味違う繊細なサウンドは、その曲に込められた孤独や絶望の色合いを一層強く浮彫になる。そして、美しくも切ないミディアムバラード「Love Letter」では、お客さんがスマホのバックライトを灯すと、会場に光の大海原のような幻想的な景色を描いた。 再びメンバーが正面ステージに戻り、昨年リリースされた最新ナンバー「無告」から、いよいよライブはクライマックスへ。 「俺の人生が変わったのは2011年5月2日の渋谷AXだった」という言葉と共に、小さなライブハウスからはじまった「物語」が、8年という歳月をかけて、さいたまスーパーアリーナまで辿り着いた感慨を伝えて届けたのは、Hiroがバンドを組むきっかけを与えたロックバンドPay money To my Painのカバー「Weight of my pride」だった。 そこから、ダンスミュージックの要素を取り入れた「MONSTER」や「ACCIDENT」、バンド初期からのライブアンセム「モノクロエフェクター」といった狂騒的なナンバーを間髪入れず畳みかけると、ラスト1曲。「俺の生きる理由はただひとつ……お前たちと生きていくことだけだ!愛してるよ、さいたまー!」と叫んだ「With You」では、最高潮の盛り上がりに達したお客さんの頭上を銀テープがキラキラと舞い、大きな歓声に包まれてさいたまスーパーアリーナのライブは幕を閉じた。 「もっとラクにいきる道があったかもしれないけど、俺たちには叶えなきゃいけない夢がある」と覚悟を決めたMY FIRST STORYにとって、この場所は偉大なる通過点だった。 【番組情報】 MY FIRST STORY TOUR 2019 FINAL at SAITAMA SUPER ARENA 2/23(日・祝)よる8:30 WOWOWライブ 【関連番組】 昨年1月に行われた横浜アリーナ公演もアンコール放送! MY FIRST STORY S・S・S TOUR FINAL at Yokohama Arena DAY-1 2/20(木)午後2:15 WOWOWライブ DAY-2 2/20(木)午後3:45 WOWOWライブ 【プロモーション映像公開中】 https://www.wowow.co.jp/mfs/ --- 運営:Evening Music Records株式会社