MY FIRST STORYが紡ぐ感動のストーリー:兄・ワンオクTakaとの対決までの道のり
11月14日、東京ドームは熱狂と感動に包まれていました。ロックシーンで大きな存在感を放つ、MY FIRST STORYとONE OK ROCKの対バンが行われたのです。
この対バンは、両バンドのボーカルであり、実の兄弟であるHiro(MY FIRST STORY)とTaka(ONE OK ROCK)の因縁の対決ということで注目を集めていました。
本記事ではMY FIRST STORYに焦点を当て、対バンに至るまでの感動のバックストーリーについて紹介します。
MY FIRST STORYとは?
まず、MY FIRST STORYのメンバーやバンドの起源、代表曲を紹介します。バンド概要
MY FIRST STORYは、Hiro(ヴォーカル)、Teru(ギター)、Nob(ベース)、Kid’z(ドラム)、Sho(ギター・活動停止中)からなる日本のロックバンドです。激しいシャウトやラップ、ハイトーンを巧みに使った「ザ・ロック」な楽曲から切なく甘いバラードまで、幅広いジャンルを歌い上げるHiroのヴォーカルと、それを支える分厚い楽器隊のサウンドが魅力です。 MY FIRST STORYは、2011年夏に結成されました。バンドの名付け親は、兄・Takaを通じて親交の深かった Pay money To my Pain の K。 当初は、MY FAST STORYというバンド名でしたが、「生き急いでいるようだ」とKからアドバイスを受け、現在の名前に変わったそうです。 今では武道館などの大会場をソールドアウトさせるほどにまで成長し、2023年にはヒット曲「I’m a mess」が第65回レコード大賞の作詞賞を受賞するなど、更なる躍進を遂げています。楽曲紹介
● 楽曲「I’m a mess」 2021年にリリースされたアルバム『告白』に収録された一曲という位置付けでしたが、2023年に公開されたアニメMADに楽曲が使用され、TikTokやYouTubeで話題になったことがきっかけで爆発的なヒットを記録。バンド初となるストリーミング1億再生も達成し、オリコンチャートでは新曲がランキング上位を占める中、現在も10位前後にランクインし続けていいます。ストリングスとバンドサウンドが融合した、切なくも疾走感のある軽快な曲調で、思わずリピートしたくなる中毒性が感じられる一曲です。 ● 楽曲「HOME」 2016年にリリースされたアルバム『ANTITHESE』に収録された、Hiroの兄や家族へ向けた率直な感情を歌った一曲。このアルバムはONE OK ROCKの4thアルバム『Nicheシンドローム』を意識して作られており、2016年の武道館公演を最後にライブでの演奏は封印されていましたが、Takaに対バンを申し込み、OKの返事を貰った2022年の武道館公演、そして『VS』にて再び披露されることになりました。TakaとHiro、2人の過去とは?
Taka (本名:森内寛貴) と Hiro (本名:森内寛樹) は実の兄弟であり、森進一・森昌子夫婦の間に生まれた三人兄弟の長男と三男です。 そんな音楽一家に生まれた二人にはどのような過去があったのでしょうか。バラバラになった家族
2005年に両親が離婚。親権が別々になったことや、Takaが高校を退学し、この頃には既に家を出ていたこともあって兄弟は離れ離れになってしまいます。しかし兄弟仲は決して悪かったわけではなく、Hiroは高校の頃、親元を離れてTakaの家から高校に通っていたそうです。他にもONE OK ROCKの練習スタジオにも遊びに来たり、Takaを通じて自身のバンドの名付け親となるKに出会ったりと、兄弟らしいエピソードも残されています。バンドの始動と苦悩
ONE OK ROCKは今では日本を代表するロックバンドの一つですが、デビュー当初はあまり良い目で見られてはいませんでした。両親が有名歌手で、自身も元ジャニーズのTakaに、元アイドルのRyotaとToruというメンバーの経歴のため、アイドルバンドとして揶揄されることもあったそうです。 MY FIRST STORYが活動開始したのは、丁度ONE OK ROCKが『完全感覚Dreamer』『The Beginning』などの代表作を連発し、爆発的な人気に火が付いた頃。今でこそMY FIRST STORYはバンドとしての揺るぎない地位を獲得していますが、当時は「有名歌手の息子」「元ジャニーズ」の他に、「ワンオクTakaの弟」というレッテルを貼られて見られてしまうのは仕方のないことだったかもしれません。兄弟対決までの経緯
兄と同じ音楽の道に進み、その背中を追いかけて走り続けてきたHiro。それぞれ全く違うバンドとしての活動を続けてきた2人ですが、どのようにしてこの対バンは実現したのでしょうか。 それには、MY FIRST STORYの2回の武道館ライブが関わっています。2016年、東京ドームワンマンを誓う
2016年に行われた47都道府県ツアー、『We’re Just Waiting 4 You 2016』のファイナル公演としてMY FIRST STORYはバンド初となる武道館でのワンマンライブを行いました。1万人を超えるファンが見守る中、ONE OK ROCKに憧れてバンドを始めたこと、彼らと一緒にライブをすることが夢だったこと、しかし前を走る彼らに道を塞がれ続ける辛い日々だったとことなど、Hiroは胸の内を赤裸々に告白します。 そして、MY FIRST STORYが新たに掲げた夢は「彼らを超えて彼らよりもデカくなる」こと。彼らと同じ武道館というステージに立ったこのライブで、Hiroは5年後の2021年に東京ドームでワンマンライブを行うこと、ONE OK ROCKを超えることを誓いました。2022年、対バンの約束
それから6年後、『We promise, 4 you once again Tour』のファイナル公演にて、MY FIRST STORYは再び武道館のステージに帰ってきました。Hiroは東京ドームでのワンマンライブを誓った前回の武道館ライブから今日までの日々を振り返り、新型コロナウイルスの影響もあり、2021年にその夢を叶える事が出来なかったことへの悔しさや謝罪を切々と語ります。 そしてライブの終盤、「夢に付き合ってくれませんか?兄貴!」と叫ぶHiro。スポットライトで照らされた客席には、兄・Takaの姿がありました。「来年俺らと東京ドームで一緒にやってくれませんか?」と問いかけるHiroに対し、頷き、サムズアップで応じるTaka。Hiroは深々とお辞儀し、2016年の武道館ライブ以来封印していた家族への思いの曲、『Home』を披露。このような経緯で、東京ドームでの兄弟対決は実現したのです。『VS』
ONE OK ROCKと一緒にライブをするという1つの夢を叶えたMY FIRST STORY。実際に会場に参加した筆者の感想も交え、ライブの様子を紹介します。TakaがHiroに伝えたこと
対バンの先攻はONE OK ROCK。『The Begining』で幕を開けたライブは、1曲目で既に会場のボルテージは最高潮に。弟に伝えたいことを全て詰め込んだというセットリストには、2018年のツアー『Ambitons』の会場限定で販売されたCD『Skyfall』の収録曲、『Righ by your side』も含まれていました。Hiroに向けて書いたというこの曲は、『Home』、そして2016年のMY FIRST STORYの武道館ライブを受けてのアンサーソングのように思われます。 「悔しさまじり言葉を吐いた繋ぐ言葉は若すぎて 超えるべきはそういつだって 自分以外しかない」 兄に憧れバンドを始め、現実に絶望し、ONE OK ROCKを超えることに躍起になっていたHiroへの答えがこの歌詞に全て詰まっています。超えるべきは俺らじゃない、過去の自分自身だ。それがTakaの答えでした。兄弟対決の顛末
後攻・MY FIRST STORYは序盤から『最終回STORY』、『ALONE』と、キラーチューンを連発、会場の雰囲気を一瞬で塗り替えます。その後も新旧入り混じるセットリストで会場を魅了し続けたMY FIRST STORYですが、最後を飾ったのはやはり『Home』。感動の涙に包まれてライブは閉幕かと思いきや、再びライトが点いたステージにはドラムセットが2つ。アンコール曲は2バンドによるONE OK ROCKの楽曲『Nobody’s Home』でした。 この曲は、4thアルバム『Nicheシンドローム』に収録された、Takaの家族への想いが書かれた曲です。2016年の武道館ライブで「敵は実の兄、ONE OK ROCKだ!」と言い放ったり、自身のインスタグラムで「ぶっ殺します。マイファスかかってこい。」と意気込みを語ったりしていた両者ですが、「心から愛しているよありがとう」と歌い上げ、強く抱き合った姿は、愛に溢れる兄弟の姿そのものでした。再び東京ドームへ
超えるべきは自分自身というメッセージを受け取ったHiroは、ライブ後、自身のインスタグラムにてこのように語っています。 「だから僕達の物語はまだ続きます。 必ず、必ず僕達だけの力で、また戻ってきます。 」 ※ 参照:Hiro 公式インスタグラム この投稿には、Takaからの「大きくなれよ!」という応援のコメントも。今回は対バンという形で東京ドームに立ったMY FIRST STORYでしたが、自分たちだけの力で再び東京ドームに戻ってくることを約束しました。 いかがでしたでしょうか。兄と一緒にライブをするというHiroの夢はこの対バンで実現しましたが、東京ドームでワンマンライブをするというバンドとしての夢は今も志半ばの状態です。 兄を追いかけ、超えるために進んできたMY FIRST STORYの物語はここで一区切りとなり、自分を超えるために進む新章突入というところでしょうか。 『COUNTDOWN JAPAN 23/24』や『Zephre 10th Anniversary A.V.E.S.T projectー鼓動ー』など大型フェスへの出演も控えており、新たなスタートを切った彼らの活躍にますます期待が高まります。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/ インターンシップ募集:https://evening-mashup.com/home/music-internまさかのワンオクTakaがTikTok開設。インスタグラムで発表も…
ワンオクロックのボーカル・Takaが、TikTokアカウントを開設した事を公式インスタグラムで発表した。
まさかのサプライズとでも言うべきだろうか。日本のアーティストの中でも、世界的な影響力を持ちグローバルレベルで活動を展開しているロックバンド、ONE OK ROCK(ワンオクロック)のボーカルが突然TikTokアカウントを開設したのだ。
Takaは、自身の公式インスタグラムで、自身のTikTokアカウントの画面イメージを投稿しており、まだTikTokへの投稿は無い様だが、正真正銘の本人のアカウントの様だ。この投稿の前日には、インスタグラムの投稿に「#最近TikTokにハマってる。」とハッシュタグを付けてコメントしていたところを見ると、結構気に入ってTikTokを利用していることが分かる。
Takaレベルのボーカリストが動画コンテンツを投稿するTikTokアカウントを開設したとなると、気になるのはその投稿内容だろう。インスタグラムと若干異なり、TikTokは動画コンテンツでの投稿となる為、期待するのはTakaが歌う姿が、今後彼のTikTokアカウントに投稿されるかどうかだろう。
新型コロナウイルスの影響でワンオクロックの生ライブはなかなか見ることができないだけに、TikTokでその活躍を見ることができる様になるのは嬉しいことだ。今後の投稿にも注目したい。
※ Taka - TikTokアカウント: https://vt.tiktok.com/ZSneLbNu/
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運営:Evening Music Records Inc.
ワンオクTakaがピアノで弾き語り「最高のご褒美」「涙出そう」とファン歓喜
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