高橋優、全国ツアー “LIVE TOUR 2025 「ARE YOU HAPPY?」” を完遂

高橋優、全国ツアー “LIVE TOUR 2025 「ARE YOU HAPPY?」” を完遂
高橋優が アルバム『HAPPY』を携えた全国ツアー“高橋 優 LIVE TOUR 2025 「ARE YOU HAPPY?」”を完遂した。
本ツアーは高橋優が今年1月22日(水)にリリースした9枚目の アルバム『HAPPY』を携え廻った全国ツアー。2月22日(土)山梨県・YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール) 大ホールを皮切りに、28会場全30公演で開催され、6月28日(土)に東京都・LINE CUBE SHIBUYAでファイナル公演を迎えた...
indigo la End、ツアーファイナル公演ライブレポート!武道館公演も発表
6月21日、indigo la End(以下、インディゴ)が『ONEMAN TOUR 2025「藍のすべて」』のツアーファイナルとなる東京公演を東京国際フォーラムホールAで開催した。今年結成15周年を迎えたインディゴは現在一年を通じて「15th Anniversary Special Series」を展開中で、今回のツアーは2月に東京ガーデンシアターで開催されたアニバーサリーライブ「夜凪」に続く第2弾。全18公演でトータル90曲近い楽曲が演奏され、15年の歴史の厚みを感じさせるツアーとなった。
この日のオープニングにはゲストとしてオーストラリア出身のシンガーソングライター・Yorkeが出演。2023年から2024年にかけて行われた全国ツアー「藍衆」で、SEとしてYorkeの「like in the movies」を使ったことをきっかけにSNSで交流が生まれ、そこから約1年を経て今回の共演が実現することとなった。Yorkeは1曲目に早速「like in the movies」を披露してオーディエンスから歓声を浴びると、立て続けに5曲を披露。インディ感のあるエレクトロポップと、高い歌唱力で会場を沸かせ、温かな雰囲気の中で彼女にとって初の日本公演を終えた。
メンバー一人ひとりにスポットライトが当たるオープニングから、インディゴのライブは1月リリースの新作『MOLTING AND DANCING』でも1曲目を飾る「ナハト」からスタート。今回のツアーは15周年シリーズの一環であり、セットリストは新作からの曲が中心というわけではなく、幅広い年代の楽曲が披露されたが、「後鳥亮介のベースが火を吹きます!」という紹介から始まった「花をひとつかみ」など、 アルバムのテーマだった「脱皮感・躍動感」は今回のツアーに通底しているものだ。
「悲しくなる前に」のアウトロで転調を繰り返してからの、プログレッシブなイントロが付け足された「アーモンド」や、ロックバンド的なキメのダイナミズムがある「BOYFRIEND」もそんな今のモードを象徴しているし、「名前は片想い」のイントロでいつもなら後鳥1人でオーディエンスにクラップを求める場面でも、川谷絵音を連れて2人でクラップをしたりと、これまで以上に開かれた雰囲気がある。川谷のモノローグが印象的なインディーズ時代の楽曲「楽園」や、長田カーティスのギターリフから始まるライブアレンジが新鮮な「プレイバック」なども、やはり現在のバンドの躍動感を強く感じさせた。
前半の11曲を一気に駆け抜けると、ここで川谷が「indigo la Endはたくさんの曲を作ってきて、このツアーではその中から結構な曲数をやることができて、昔の自分たちを肯定できるツアーになったと思います」と話し、「恥ずかしいけど、大事な曲」として「通り恋」を披露。ライブ中盤ではインディゴのもう一つの特徴である美しく切ないバラードナンバーを続け、「抱きしめて」ではメンバー4人の影が映し出されたり、「幸せが溢れたら」では背景に星空が広がったりと、演出も込みで楽曲の世界観を作り上げる。なお、この日はちょうど10年前にリリースされたメジャーからの初めてのアルバムである『幸せが溢れたら』の楽曲が多めに演奏されたことも、アニバーサリーらしさを強調していた。
ここからは再びステージの雰囲気がガラッと変わり、メンバーのソロパートを多く含む「FEVER」では、それぞれのソロに対し、スクリーンに「声援をお願いします」と映し出されて、フロアからは大きな歓声が起こる。イントロの佐藤栄太郎、曲中の後鳥、長田とソロが続くと、サポートコーラスのえつことささみお、最後に川谷もフィーチャーされ、やりたい放題でとにかく楽しい。さらにはここでインディゴの楽曲の中でも最も激しく、エクスペリメンタルな部類に入る「実験前」が投下され、スモークやレーザーも入り乱れたステージはかなりカオティック。アウトロでは再びメンバーそれぞれが熱量の高いソロを聴かせ、場内を大きく盛り上げた。
「夜明けの街でサヨナラを」からのライブ後半戦はバンドにとって重要な楽曲が続き、「このツアーで、本家がやった回数を超えた可能性がある」と笑って話して披露されたクリープハイプのカバー「ABCDC」も、「これからも長くやり続けたい曲」という「夏夜のマジック」も、この15年で生まれたバンドの歴史に欠かせない楽曲たちだ。最後に川谷はバンドを続けることと幸せの定義についての葛藤を明かしつつ、「『藍のすべて』は『僕らのすべて』ということなんですけど、僕らの根幹が一番出てる曲を最後にやりたいと思います」と話し、本編のラストは「Play Back End Roll」。15年の歴史を遡るライブにふさわしい、重厚な演奏が実に素晴らしかった。
アンコールでは『MOLTING AND DANCING』に収録のダンストラック「雨が踊るから」を披露。<早く準備して 外に出よう 夜明けの街であなたに会うために>と、過去の歌詞を引用しながら歌うこの曲は、やはり現在のバンドの開かれたムードを象徴する一曲だと言っていいだろう。さらにはここでゲストのYorkeが迎えられると、Yorkeの「sorry in advance」をコラボで演奏。この曲は6月13日にリリースされたYorkeの新作EP『unfinished business』の収録曲だが、バンドアレンジが施され、川谷のパートは日本語で歌われたりと、完全に新しいバージョンになっていて、このコラボの今後にも期待を持たせた。
ラストは『MOLTING AND DANCING』でも アルバムの最後に収録されている「Lauren」がエンドロールとともに演奏されて大団円。なお、終演後には10月に開催されるアニバーサリーシリーズの第3弾、河口湖ステラシアターでの「ナツヨノマジック vol.4」に続いて、シリーズのファイナルとして来年1月に日本武道館公演を2デイズで行うことを発表。終わりを繰り返し、はじまりに戻して、indigo la Endの歴史はこれからも続く。




ライブ情報
indigo la End 15th Anniversary Special Series #Final 「雨の藍」 2026年1月30日(金) 開場/開演 17:30/18:30 「夜の藍」 2026年1月31日(土) 開場/開演 16:30/17:30 会場:日本武道館 チケット:全席指定 9,000円(税込) -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/加護亜依、デビュー25周年ライブで語った「いまが一番好きな自分」
2025年6月14日、東京・渋谷ストリームホールにて、加護亜依がデビュー25周年を記念したワンマンライブ「加護亜依ステーション25 ~これからも止まらずに行くぜぃ~」を開催した。
1999年、モーニング娘。の4期生として鮮烈に登場してから25年。37歳になった今、彼女は過去も未来も全部受け止めて、“歌”でそのすべてを伝えていた。
ブギートレインで幕開け、前半から心を掴まれる選曲
ライブの幕開けは、懐かしの「ブギートレイン’03」。軽快なビートとともに、会場のボルテージは一気に上昇した。続いて「恋をしちゃいました」「紅蓮華」などバラエティに富んだ選曲で、序盤から観客を惹きつけた。 その後、「Fly Me to the Moon」や「Don't Know Why」など、洋楽の名曲を加護らしい透明感のある声で聴かせるパートへとつながり、ステージの空気がしっとりとしたムードに切り替わっていった。 当時のアイドルボイスを知るファンからも、「加護ちゃん、歌うますぎる」とささやかれるほどの完成度。彼女の声は、25年という時間の深みを帯びていた。「17歳でやらかして…」支えてくれた人たちへの感謝
中盤では、MCで加護自身の過去に触れる場面も。「17歳の時にやらかして……でも、今こうして歌えているのは、離れずにいてくれたファンと、支えてくれた人たちのおかげです。」 そう語る姿はまっすぐで、どこか優しく、観客からのあたたかな拍手が会場を包んだ。後半は観客スタンディングで一気に熱量MAX
「立っていいよ!」の声をきっかけに、場内は一気にヒートアップ。ここから披露されたのは、かつての加護亜依を思い出させるような、モーニング娘。時代の名曲たち。 ・Do it! Now ・ハッピーサマーウェディング ・恋愛レボリューション21 ・ザ☆ピース! アイドルソングでありながら、ひとつひとつの言葉を噛みしめるように歌う姿に、「今の加護亜依」が確かにいた。アンコールでは笑顔の「ミニモニ。」
アンコールでは、加護がミニモニ。時代の楽曲「ミニモニ。テレフォン!リンリンリン」を披露。あのころのように、軽やかに、笑顔でジャンケンをしながらステージを駆け回る姿に、ファンからは歓声と拍手が巻き起こった。 そしてラストは、「ここにいるぜぇ!」。迷いながらも、今ここにいる。そんな加護の今を象徴するようなエンディングだった。いまがいちばん好きって、やっと言えた
最後、加護はマイクを握りしめてこう語った。「25年間、いろんなことがあったけど…今がいちばん好き。やっと、そう言えるようになりました。」 その一言に、涙をこらえるファンの姿も多く見られた。 ■ セットリスト(モーニング娘。関連楽曲) Do it! Now ハッピーサマーウェディング 晴れ 雨 のち スキ 恋愛レボリューション21 ザ☆ピース! (アンコール) ミニモニ。テレフォン!リンリンリン ここにいるぜぇ! -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/あいみょん、全42公演の全国ツアーを完遂!ファイナル公演をレポート

あいみょん、全42公演の全国ツアーを完遂!ファイナル公演をレポート
5月29日、あいみょんが『AIMYON TOUR 2024-25 “ドルフィン・アパート” Additional Show』のファイナルとなる埼玉公演をさいたまスーパーアリーナで開催した。
昨年9月にスタートした「ドルフィン・アパート」は追加公演を合わせて全42本というあいみょんにとって過去最長となるロングツアー。広島公演では以前よりファンを公言していた『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』の主題歌を担当することが発表され、3月には30歳の誕生日を迎えるなど、メモリアルなツアーを2時間半に及ぶ圧巻のパフォーマンスで締め括った。
開演時刻を過ぎ、イルカの泳ぐ海を連想させる青い照明と幻想的なSEが流れると、ライブはインディーズ時代の人気曲「どうせ死ぬなら」からスタート...
Ayumu Imazu、新たな時代の始まりを宣言した初の野音ワンマン

Ayumu Imazu、新たな時代の始まりを宣言した初の野音ワンマン
3月20日の東京・LINE CUBE SHIBUYAを皮切りに、福岡・愛知・大阪を巡った、Ayumu Imazu初のホールツアー「Ayumu Imazu HALL TOUR 2025 “ERA”」。
その追加公演であり、ツアーファイナルとなる「Ayumu Imazu LIVE 2025 “ERA-FINAL”」が、5月11日、東京・日比谷公園大音楽堂で開催された。
今年2月に経験した次世代ポップアーティスト・MAXとのアメリカ3大都市ツアーと、念願だったという国内でのホールツアーを経て...
THE FRANK VOX、ツアーファイナルで大阪・台湾・FC限定ライブ発表
2028年までに大阪城ホールを目指すTHE FRANK VOX(フランクボックス)が全国15ヶ所に及ぶツアー「VOX BOX TOUR 2025」を、5/3(土)の心斎橋BIG CATにて大盛況SOLD OUTで幕を閉じた。
THE FRANK VOXのライブは、老若男女問わず楽しめる内容が魅力。キッズスペースも設けられ、小さな子どもたちから年配の方まで、幅広い世代の観客で賑わった。
そして、この公演で、メンバーから3つの重大発表が行われ、会場はさらなる熱気に包まれた。
■『必死のパッチ!なんばハッチ! 〜叶えたります!大阪城ホール〜』と題して
THE FRANK VOX史上最大規模のライブを
2025年12月14日(日)大阪・なんばHatchにてワンマンライブ開催決定!
■今ツアーの海外編「VOX BOX TOUR 2025 海外編
~去啦!台湾にも届けに行きたくて♪~」を
2025年7月12日(土)台湾・時芸劇場にて開催決定!
■今夏、初のファンクラブ限定ライブ開催決定!
▼ THE FRANK VOXコメント
まずはVOX BOX TOUR 2025全15公演各会場に集まってくれたフランク一家に感謝です。ありがとうございました!そして #目指せ2028年までに大阪城ホールという目標に向けてまた新たな挑戦を発表できたのも皆様のおかげです。動員数や規模が全てではないですが、12月14日のライブ会場であるなんばHatchは、1000人を超えるフラボ史上最大規模の会場。自分たちの音楽やメッセージで人と人とが繋がり、新たな熱気と歓喜が会場に溢れる日を夢見て挑戦します!必死のパッチで目指せソールドアウト!お待ちしてます!いつもおおきに!共にデッカい夢を見に行きましょう!
大阪城ホールという大舞台に向けて、着実にステップを重ねるTHE FRANK VOX。その勢いはますます加速しており、今夏には各地の音楽イベントへの出演も決定。今後の活躍から目が離せない存在となっている。
さらに、ツアーのセットリストも各配信サイトのプレイリストと共に解禁された。是非、ツアーの余韻に浸って堪能してほしい。
https://the-frank-vox.lnk.to/VOX-BOX-TOUR-2025
また、今作2nd Mini Album「VOX BOX 2」に収録されているM9「誰でも最初は1年生」が一時期、Instagramのトレンド12位に入るなどして、大きな話題となっている。
新年度で新学期、新生活など新しい始まり、新たな事をチャレンジし始めて悩んだり、挫けたりがんばろうとしている人達に聴いて欲しい楽曲。5月病になる前に聞いてほしい前向きな歌詞が話題を呼んでいる。
https://www.youtube.com/watch?v=cTarVqKYsNs
© THE FRANK VOX
2Vocal のRYO(リョウ)、YASU(ヤス)2MC のSNG(シュンゴ)、RYO-TA(リョータ)から成る、関西出身4 人組THE FRANK VOX(フランクボックス ※略称: フラボ)ホッとするような温もりあふれる " ホッとソング"、心を熱くするような "HOTSONG" を4人の声(VOX) で音楽に乗せて届ける。「温もり溢れる作品をTHE FRANK VOXから届けたい!」そんな想いから作詞作曲を自ら手掛け、その範囲は楽曲制作のみならず、アートワーク、映像制作など多岐に渡る。夢は大阪城ホールでの単独ライブ。
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EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/
Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
ワンマンライブ情報
必死のパッチ!なんばハッチ! 〜叶えたります!大阪城ホール〜 日程:2025年12月14日(日) 会場:大阪・なんばHatch 時間:OPEN 16:00 / START 17:00追加公演:台湾ライブ情報
VOX BOX TOUR 2025 海外編 ~去啦!台湾にも届けに行きたくて♪~ 日程:2025年7月12日(土) 会場:台湾・時芸劇場 時間:OPEN 18:30 / START 19:00THE FRANK VOX プロフィール

THE YELLOW MONKEY、全国ツアー『BLOCK.3』最終公演を完遂

THE YELLOW MONKEY、全国ツアー『BLOCK.3』最終公演を完遂
THE YELLOW MONKEYのライヴでは、さまざまな時間軸が交錯する。
ただ、それはタイムマシンで過去や未来へと旅をするような感覚というのとは少しばかり違う。今現在の素晴らしい現実が、どのような変遷の上に成り立っているのかを実感させられることになるのだ。4月30日に行なわれた東京・NHKホールでの公演についてもそれは同じことだった。
『Sparkleの惑星X』と銘打たれた彼らの全国ツアーは昨年10月に幕を開け、複数のブロックに分けて展開されてきたが、この日のライヴはその『BLOCK.3』の最終公演にあたるもの。この先には『FINAL BLOCK』も開幕も控えているだけに、いわゆるツアー・ファイナル感はさほどない。ただ、最終ブロックは追加公演的に組まれたものでもあるだけに...
水曜日のカンパネラ、ツアーファイナルでアジア・ヨーロッパツアー発表

水曜日のカンパネラ、ツアーファイナルでアジア・ヨーロッパツアー発表
水曜日のカンパネラが、初のホールツアーを開催し、全国14か所をまわり、番外編として東京・浅草公会堂にてライブを行った。以下、その様子をレポートする。
雨の浅草。あいにくの天候ながら、街は観光客で賑わっていた。その中心にそびえる浅草公会堂が、水曜日のカンパネラ初ホールツアーの締めくくりの地、そしてこの日、彼女たちにとって初めて立つステージだ。チケットはSOLD OUT。会場いっぱいの観客が、ツアーファイナルを目撃すべく集まった。
18時48分、暗転とともに音楽プロデューサー・ケンモチヒデフミがステージに登場。客席から大きな拍手と歓声が...
川崎鷹也「メガネの会 第二弾」ライブレポート!Tani Yuuki・優里も

川崎鷹也「メガネの会 第二弾」ライブレポート!Tani Yuuki・優里も
川崎鷹也が発起人として主宰するライブイベント「メガネの会」の第二回「メガネの会 第二弾」が4月18日(金) 東京国際フォーラム ホールAにて開催され、公私ともに親交の深いTani Yuuki・優里が出演し、イベントは大盛況となった。
「メガネの会」は”メガネがトレードマークのアーティスト”を招くというコンセプトで2023年に第一弾のイベントが開催されたが...
渋谷O-EAST/WESTで新しい音楽フェス『RIOT』開催!~ライブレポート

渋谷O-EAST/WESTで新しい音楽フェス『RIOT』開催!~ライブレポート
4月6日(日)、渋谷Spotify O-EAST&O-WESTの2会場にて、新たな音楽イベント『RIOT』が開催された。出演者はKroi、BREIMEN、Hedigan’s、w.a.u(collective band set)、さらさ(Band set)、PAS TASTA、JUMADIBA、S.A.R. 、Roka(O.A.)の9組。
本イベントを主催したのは、Kroiなどを担当するマネージャーが代表を務めるマネジメント/レーベル・anon。
SNSやストリーミングサービスの興隆によって、2020年代はリスナーもミュージシャンもジャンルを超えて音楽に触れる“ボーダレスでミスクチャー”な時代になっているが、音楽フェス/イベントのラインナップは一辺倒であり形骸化が進んでいることをanonは危惧し、多様な音楽をキュレーションするフェスとして『RIOT』を...
indigo la End、15th Anniversary Live「夜凪」のライブレポートが到着

indigo la End、15th Anniversary Live「夜凪」のライブレポートが到着
2月24日、indigo la End(以下、インディゴ)が『15th Anniversary Live Special series#1 「夜凪」』を東京ガーデンシアターで開催した。
今年結成15周年を迎えたインディゴは、1年に渡って特別なライブを展開していく予定で、この日がその第一弾。1月29日にリリースされたニューアルバム『MOLTING AND DANCING』からの 楽曲 曲も交えつつ、15年の歴史を振り返るようなメモリアルな1日となった。
川谷絵音、長田カーティス、後鳥亮介、佐藤栄太郎がそれぞれバンドについて語った映像が流れ、サポートコーラスのえつことささみおも含めたメンバー6人がステージに登場すると、ライブは「レナは朝を奪ったみたいだ」からスタート...
Peel the Apple、年末スペシャルライブ2024〜RESTART〜ライブレポート
アイドルグループ・Peel the Apple(以下表記:ぴるあぽ)が、ロックの聖地として世間に知られる日比谷野外大音楽堂の地に降り立った。
また“松村美月・黒嵜菜々子卒業記念公演”と銘打ち、活動を共にしていた仲間を笑顔でおくりだすためのラストライブが開催された。
リーダである松村が、「野音ステージが、現体制ラストのワンマンライブとなります。ラストスパートとなります!」と宣言しながら、ライブは終盤戦を迎える。土砂降りの雨が降ってきて寒さが増していくなかで、松村・黒嵜・佐野のユニット曲『リフ:レイン」が披露された。サビパートで、‟雨”というワードの歌詞が出てくる別れのソングをクールに歌唱していた。続いて大人な別れの歌「涙のDestiny」が続き、空から降る雨が舞台演出となっていて、楽曲にぴったりムードが出来上がっていた。
自身のグループ名も模した楽曲『リンゴの皮を剥くな!〜Don't Peel the Apple〜』、黒嵜のソロ歌唱からスタートする『VIVA夏サンシャイン』が続き、寒波を吹っ飛ばすほどのダンスと掛け声で、会場は大盛り上がり。季節色を感じる冬のナンバー『冬色センチメンタル』、多田慎也氏が手掛けた「青春グラフィティー」が披露されていき、最後の楽曲として、本公演のテーマソング『はじまりはまだ』を歌い上げて、ライブを締め括った。
舞台を降りたぴるあぽだったが、まだまだライブを楽しみたい観客たちからは、熱烈なアンコールコールが聞こえてきた。「夢が詰まったライブ、まだまだライブを見たくないですか! 美月、菜々子、ぴるあぽの未来を願って、アンコールをお願いします!」という呼びかけと共に、会場一体となってアンコールコールが鳴り響く。
アンコールを受けて舞台上に戻って来たぴるあぽ。本公演のために制作された新衣装に身を包んでいるが、松村、黒嵜は豪華なドレスを着て登壇した。‟カワイイー“という声が聞こえるなかで、アンコール1曲目としてパフォーマンスされたのが『バトン』。バトンを歌い終えると卒業する二人が手紙を用意してきており、読み上げていく事に。
黒嵜「カワイイ、好きとか、たくさん幸せな言葉をくれたよね。本当に救われてるし、弱音を吐いても、ハードスケジュールで頭が回らず迷惑かけてしまった時も、メンバーやスタッフさん、そしてファンのみんなが支えてくれて、ここまで一緒に来ることができました。本当にありがとう。そして嫌なことがあったら、すぐどこかへ連れて行ってくれたり、楽しくおしゃべりしてくれる友達のみんなもありがとう。そしてちゃんと叱ってくれて、どんな時も悪い時もずっと私の味方でいてくれた、家族のみんな本当に大好きです。たくさん恵まれすぎていて、幸せだなと改めて感じました。これからも私は自分らしく生きていくので、私もみんなのことを支えられるような笑顔にできるような人になりたいなと思うから、もっともっとみんなに恩返しできるように頑張るね。みんなのこと、大好きです。改めて今日は本当に、来てくれてありがとうございました」
松村「今日は、私の夢だった日比谷野音でのワンマンライブ。皆さん来てくださって、本当にありがとうございます。ぴるあぽで過ごした4年半の月日を振り返ると、オーディションで、このメンバーに出会って一緒に戦って、ぴるあぽとして活動すると決断した日が、とても懐かしく感じます。ぴるあぽになってからも、メンバー同士戦わされてばっかりだったなとか、駅伝を2回やったりとか、TIFの直前に怪我しちゃったりとか、毎回誰かしら出れないことが多かったり、突然始まったぴるあぽ荘が過酷で、対バンライブの前にみんなで楽屋で号泣したり、みんなでつかみ取ったアットジャムのメインステージも、3人お休みでみんな病み上がりだったり、他の道に進むメンバーや新たな仲間が増えたり、いろいろ大変だったことがたくさん浮かぶぐらい、私たちっていつも何かしら事件が起きて、デコボコ道だったなと思います。私自身、初めてリーダーになり、最初は悩むことばかりで、泣きながら帰った日もありました。いっぱい怒ったし、いっぱい反抗されたし、言いたくないことも言わなきゃいけなくて、きつく言ってしまって傷つけたこともあったかもしれません。ごめんね。周りを見ることに慣れると、いろいろなことが見えすぎて、嫌になってしまうこともありました。私は全然しっかりしてなくて、それをファンのみんなは分かってくれてるから、優しく支えてくれるのが本当に嬉しかったです。みんなのおかげで、頑張ることができました。卒業発表してから5ヶ月、いろんなことが最後になって、寂しい気持ちもあるし、みんなにも寂しい気持ちにさせてしまってごめんなさい。私は、本当にぴるあぽになって良かったと心から思っているし、ここで沢山の経験をさせてもらって、もうアイドルやりきった、幸せ!て思って卒業すると1周年記念インタビューの時の夢を、しっかり叶えられることができて、そして6年前から思い続けていたこの野音で卒業公演をやらせていただけて、本当に幸せに思います。たくさんの夢を叶えさせてくれてありがとうございます。出会ってくれて、居場所をくれて、支えてくれてありがとう。みんながいるから、私は輝くことができました。Peel the Appleで過ごした5年間は、私の一生の宝物です。本当にありがとうございました」
気持ちが込めった手紙を聞いた観客席からは、鼻をすすりながら涙しているファンもいる中、舞台上に立つメンバー達も感動の表情を見せていた。特に浅原凜は、舞台から背を向けて涙を隠すリアクションを見せており、松村から心配されていたが、メンバー達の絆の強さが確認出来る一幕だった。
メンバー全員の手書きの歌詞文字が、スクリーンに映される演出が施されるなか、ぴるあぽ達は“さんきゅー︕”、”ありがとう”といった歌詞を、気持ちを込めながら歌唱していた。卒業記念公演最後の楽曲は、『Va!Vamos!』となり、未来へ向けて明るい一歩を踏む出す楽曲で、ライブパフォーマンスを締め括った。
パフォーマンスを終えた直後、黒嵜は「秒で終わった」、松村は「これは終われないね。幸せで楽しかったです!」と、笑顔でメッセージを寄せていた。
ここで長年リーダーを務めてきた松村から、次期リーダーが浅原凜だという事が発表される。新リーダーの就任が決まった浅原は、「まとめる立場とか人生で経験したことないんです。ただぴるあぽに加入してから、こんなに真剣に考えたり、ただ優しいだけじゃなくて、色々意見が言えるようになり、人としてもアイドルとしても、たくさん成長させてもらえています。今日が二人との最後のワンマンライブですが、ほぼ5年ずっと一緒にいたので、来年から2人がいないなんて想像できないんです。来年から本当に予想がつかないんですけど、私はぴるあぽでまだまだやりたいこと、叶えたい夢がありますし、グループを守っていきたいです。リーダーとしてやれることを成し遂げて、大きなステージに立ちたいと思っています。これからも応援宜しくお願いします」と、新リーダーとしての最初の挨拶を果たした。
最後にライブの定番となっているサプライズ演出が行われて、2025年1月24日(金)に品川ステラボールにて、『Peel the Apple 新体制1stワンマンライブ』の開催が決まったことが、メンバー・観客に向けて発表された。驚くメンバーたちだったが、いつの間にか土砂降りだった雨は止み、代わりに虹の様なサイリウムの光が、ぴるあぽたちを照らしていた。アイドル界の頂点を目指すという目標に向かって前進し続けるPeel the Appleの活躍に、目が離せないライブだった。
松村美月と黒嵜菜々子が卒業、現体制でのラストワンマンライブ
満員御礼の会場には、推しメンのグッズやサイリウムを持ちながら、ぴるあぽを心待ちにしているファンが詰めかけていた。ぴるあぽが登壇すると、割れんばかりの拍手と声援が送られていた。 オープニング楽曲は、『はじまりのはじまり』。イントロパートでは、グループのセンターを務める浅原凜が、メンバーに囲まれながら天女の様なダンスを披露して、本公演の開幕を告げた。‟はじまり”を宣言した後は、90年後半のJ-POPソングの匂いを醸し出す楽曲『サニーガール』、観客が必ずジャンプをしてしまう『勇敢JUMP︕』を続けて歌唱した。4曲目は、『Happyyyy Pop!』となり、撮影可能曲という事もあり、観客はスマホを持ながらパフォーマンスに目が釘付けとなっていた。 華麗なオープニングを披露すると、メンバー達のトークが展開していく。2024年末をもって、グループを卒業するリーダーの松村美月 、黒嵜菜々子に話が振られた。黒嵜は「夢の中にいるみたいで、観客のみんなが夢の住人みたい。現実なのかなと思ったけど、めっちゃ現実!」と、高らかに声をあげていた。松村は、「今日は、一曲一曲心を込めて大切に歌います」と、それぞれ緊張した面持ちで心境を教えてくれた。 続いて披露されたのは、2024年の夏の定番曲として、数多くのフェス、ライブで披露された『灼熱Glitter』。嵐、AKB48、ももいろクローバーZといったトップアーティストにも楽曲を提供する多田慎也氏が手掛けた楽曲となり、冬空の野音が真夏日の様な熱気が帯びていた。続けて“卒業”を連想させる歌詞もある春ソング『大好きだよ、ブロッサム』をしっとりと歌い上げて、夏の恋愛ソング『夏、恋はじめます』を披露する。 ここで本公演のサプライズとして、伝説のアイドルとして人気を博した26時のマスカレイド(ニジマス)の、『GoWay』がパフォーマンスされる。ニジマスの、追加メンバー最終オーディションに参加した面々が、多く所属するぴるあぽ。オーディションの課題曲として一生懸命覚えた感慨深い楽曲であり、歌唱力が必要とされる難曲にも関わらず、見事に歌い上げていた。パフォーマンス後に春海りおが、オーディション当時の思い出を振りかえっていた。「オーディションの時は、本当に一般人で、ダンスも歌もやったことなかったんです。だから今日は、ちょっとみんなに成長した姿を見せられたんじゃないですか。どうでしたか?」と観客に問うと、沢山の声援が飛び交い湧いていた。声援を受けた春海も、嬉しそうな笑顔を見せていた。メンバー達の絆の強さが垣間見えた夢が詰まったライブ
