indigo la End、ツアーファイナル公演ライブレポート!武道館公演も発表
6月21日、indigo la End(以下、インディゴ)が『ONEMAN TOUR 2025「藍のすべて」』のツアーファイナルとなる東京公演を東京国際フォーラムホールAで開催した。今年結成15周年を迎えたインディゴは現在一年を通じて「15th Anniversary Special Series」を展開中で、今回のツアーは2月に東京ガーデンシアターで開催されたアニバーサリーライブ「夜凪」に続く第2弾。全18公演でトータル90曲近い楽曲が演奏され、15年の歴史の厚みを感じさせるツアーとなった。
この日のオープニングにはゲストとしてオーストラリア出身のシンガーソングライター・Yorkeが出演。2023年から2024年にかけて行われた全国ツアー「藍衆」で、SEとしてYorkeの「like in the movies」を使ったことをきっかけにSNSで交流が生まれ、そこから約1年を経て今回の共演が実現することとなった。Yorkeは1曲目に早速「like in the movies」を披露してオーディエンスから歓声を浴びると、立て続けに5曲を披露。インディ感のあるエレクトロポップと、高い歌唱力で会場を沸かせ、温かな雰囲気の中で彼女にとって初の日本公演を終えた。
メンバー一人ひとりにスポットライトが当たるオープニングから、インディゴのライブは1月リリースの新作『MOLTING AND DANCING』でも1曲目を飾る「ナハト」からスタート。今回のツアーは15周年シリーズの一環であり、セットリストは新作からの曲が中心というわけではなく、幅広い年代の楽曲が披露されたが、「後鳥亮介のベースが火を吹きます!」という紹介から始まった「花をひとつかみ」など、 アルバムのテーマだった「脱皮感・躍動感」は今回のツアーに通底しているものだ。
「悲しくなる前に」のアウトロで転調を繰り返してからの、プログレッシブなイントロが付け足された「アーモンド」や、ロックバンド的なキメのダイナミズムがある「BOYFRIEND」もそんな今のモードを象徴しているし、「名前は片想い」のイントロでいつもなら後鳥1人でオーディエンスにクラップを求める場面でも、川谷絵音を連れて2人でクラップをしたりと、これまで以上に開かれた雰囲気がある。川谷のモノローグが印象的なインディーズ時代の楽曲「楽園」や、長田カーティスのギターリフから始まるライブアレンジが新鮮な「プレイバック」なども、やはり現在のバンドの躍動感を強く感じさせた。
前半の11曲を一気に駆け抜けると、ここで川谷が「indigo la Endはたくさんの曲を作ってきて、このツアーではその中から結構な曲数をやることができて、昔の自分たちを肯定できるツアーになったと思います」と話し、「恥ずかしいけど、大事な曲」として「通り恋」を披露。ライブ中盤ではインディゴのもう一つの特徴である美しく切ないバラードナンバーを続け、「抱きしめて」ではメンバー4人の影が映し出されたり、「幸せが溢れたら」では背景に星空が広がったりと、演出も込みで楽曲の世界観を作り上げる。なお、この日はちょうど10年前にリリースされたメジャーからの初めてのアルバムである『幸せが溢れたら』の楽曲が多めに演奏されたことも、アニバーサリーらしさを強調していた。
ここからは再びステージの雰囲気がガラッと変わり、メンバーのソロパートを多く含む「FEVER」では、それぞれのソロに対し、スクリーンに「声援をお願いします」と映し出されて、フロアからは大きな歓声が起こる。イントロの佐藤栄太郎、曲中の後鳥、長田とソロが続くと、サポートコーラスのえつことささみお、最後に川谷もフィーチャーされ、やりたい放題でとにかく楽しい。さらにはここでインディゴの楽曲の中でも最も激しく、エクスペリメンタルな部類に入る「実験前」が投下され、スモークやレーザーも入り乱れたステージはかなりカオティック。アウトロでは再びメンバーそれぞれが熱量の高いソロを聴かせ、場内を大きく盛り上げた。
「夜明けの街でサヨナラを」からのライブ後半戦はバンドにとって重要な楽曲が続き、「このツアーで、本家がやった回数を超えた可能性がある」と笑って話して披露されたクリープハイプのカバー「ABCDC」も、「これからも長くやり続けたい曲」という「夏夜のマジック」も、この15年で生まれたバンドの歴史に欠かせない楽曲たちだ。最後に川谷はバンドを続けることと幸せの定義についての葛藤を明かしつつ、「『藍のすべて』は『僕らのすべて』ということなんですけど、僕らの根幹が一番出てる曲を最後にやりたいと思います」と話し、本編のラストは「Play Back End Roll」。15年の歴史を遡るライブにふさわしい、重厚な演奏が実に素晴らしかった。
アンコールでは『MOLTING AND DANCING』に収録のダンストラック「雨が踊るから」を披露。<早く準備して 外に出よう 夜明けの街であなたに会うために>と、過去の歌詞を引用しながら歌うこの曲は、やはり現在のバンドの開かれたムードを象徴する一曲だと言っていいだろう。さらにはここでゲストのYorkeが迎えられると、Yorkeの「sorry in advance」をコラボで演奏。この曲は6月13日にリリースされたYorkeの新作EP『unfinished business』の収録曲だが、バンドアレンジが施され、川谷のパートは日本語で歌われたりと、完全に新しいバージョンになっていて、このコラボの今後にも期待を持たせた。
ラストは『MOLTING AND DANCING』でも アルバムの最後に収録されている「Lauren」がエンドロールとともに演奏されて大団円。なお、終演後には10月に開催されるアニバーサリーシリーズの第3弾、河口湖ステラシアターでの「ナツヨノマジック vol.4」に続いて、シリーズのファイナルとして来年1月に日本武道館公演を2デイズで行うことを発表。終わりを繰り返し、はじまりに戻して、indigo la Endの歴史はこれからも続く。




ライブ情報
indigo la End 15th Anniversary Special Series #Final 「雨の藍」 2026年1月30日(金) 開場/開演 17:30/18:30 「夜の藍」 2026年1月31日(土) 開場/開演 16:30/17:30 会場:日本武道館 チケット:全席指定 9,000円(税込) -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/ReN、『Riot Tour ~今こそ立ち上がれ!~』ツアーファイナル完走!
1人でステージに立ち、アコースティックな演奏とループステーションやエフェクターを駆使してバンドサウンドを紡ぎ出すシンガーソングライター ”ReN”。
昨日20日(金)、全国ツアー『Riot Tour ~今こそ立ち上がれ!~』のファイナル公演が東京EXシアターにて行われ、全8公演を完走した。
ツアータイトルに冠された、2025年最初のリリースとなったデジタル・シングル「Riot」(読み:ライオット)を含む、4月4日(金)リリースのデジタルEP『Early Project 2』(読み:アーリー・プロジェクト・ツー)を引っ提げたツアー。
今ツアーを象徴するかのように、「Riot」を1曲目に、2曲目を「存在証明」と、「今こそ、立ち上がれ!」という明日へのメッセージを込め、熱く心に突き刺さる歌声とループステーションやエフェクターを駆使して1音1音重ね合わせ、まるでバンドサウンドを紡ぎ出しているかのようなグルーブ感たっぷりなサウンドパフォーマンスで一気にトップギアでたたみこむ。
また、逆にアコースティックギターのみの弾き語りパートでは、一人一人と対話するかのような優しい世界観に包まれ、「あーあ。」ではReNとオーディエンスの歌声が会場に響き渡り一体となった。
ライブ終盤では、自身初トライというピアノでの演奏で「We’ll be fine」を披露し会場を温め、「Teenage Dreamers」で本編を締めくくり、熱狂の渦に包みこんだReN。
アンコールでは自身がキャリアで初めて書き上げたという「生きる」を数年ぶりに披露し、『Riot Tour ~今こそ立ち上がれ!~』を締めくくった。
アーティスト:ReN
デジタルEP『Early Project 2』(読み:アーリー・プロジェクト・ツー)
リリース日:2025年4月4日(金)配信リリース(ダウンロード・ストリーミング)
<収録曲>
1.「Riot」
2.「Why so serious?」
3.「Precious」
4.「Free to go」
5.「シャンデリア」
ライブ情報
『Riot Tour ~今こそ立ち上がれ!~』セットリスト 1.Riot 2.存在証明 3.Aurora 4.Tell me why 5.僕のミニ四駆 6.Sheffield 7.Why so serious? 8.あーあ。 9.Precious 10.Free to go 11.Rainbow 12.Shake Your Body 13.Life Saver 14.We’ll be fine (Piano ver) 15.Passion & One Last Try (Mash up) 16.Teenage Dreamers EN 1. Friends Forever EN 2. 生きる EN 3. Lightsリリース情報

ReN プロフィール
シンガーソングライター「ReN」 Birth 1994.2.28 10代でイギリスにプロスポーツ選手を目指し渡英。大怪我による挫折を経験の後に武者修行中にラジオで聞いていたUK ミュージックに感銘を受け、20歳からシンガーソングライターの道を志す。 ライブではギター1本でステージに立ち、研ぎ澄すように奏でるアコースティックギターの1音1音をループステーションやエフェクターを駆使して重ね合わせ、バンドサウンドを紡ぎ出す演奏スタイルは見る者を魅了してやまない。 ストレートに突き刺さり且つ渡英経験を活かした和洋折衷でハイブリットな歌詞とジャンルレスなサウンドは多方面からの共感を獲得し、また国境を越えて評価を受けている。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/シンガーソングライター ReN、東名阪を巡るツアーファイナルを完走

シンガーソングライター ReN、東名阪を巡るツアーファイナルを完走
1人でステージに立ち、アコースティックな演奏とループステーションやエフェクターを駆使してバンドサウンドを紡ぎ出すシンガーソングライター ”ReN”。
昨日14日(木)、自身初となる東・名・阪のQUATTROを巡るツアー『ReN ONEMAN SHOW Q3 Tour』(読み:レン・ワンマン・ショー・キュースリー・ツアー)のツアーファイナルが渋谷クラブクアトロにて行われた...
ONE OK ROCK、約19万人を動員したワールドツアーファイナル完遂!
国内だけでなく海外にも活躍の幅を広げているONE OK ROCK、今年9月からスタートさせたワールドツアー︎「ONE OK ROCK 2024 PREMONITION WORLD TOUR」のファイナル公演が10月23日アメリカ・ロサンゼルスのKIA FORUMにて行われ、会場に集まった12000人のファンを熱狂させ、ツアーを完遂した。
終演後にはニューシングル「Dystopia」を10月25日にリリースするというサプライズ発表があり、さらに会場で一足先にミュージックビデオの一部が上映されるというスペシャルな演出にファンから大きな歓声と拍手が送られた。
「Dystopia」は既に日本テレビ系報道番組「news zero」のエンディングテーマとして今年の5月から起用されており、音源化を求める声が多く寄せられ、ついに10月25日にリリースとなることになった。
また、このタイミングでジャケット写真、新しいアーティスト写真も公開された。待望のニューシングルのリリースも発表され、自身最大規模のワールドツアーを終えて次なるステージに向かってますます活動の勢いを増していくONE OK ROCKにご注目頂きたい。
ONE OK ROCK
New Single
「Dystopia」
2024年10月25日リリース
Pre Save、Pre Add
https://OOR.lnk.to/DYSTPPu
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EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/
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リリース情報

Peel the Apple 2024 夏の3大都市ツアーファイナル、ステージ大成功!

Peel the Apple 2024 夏の3大都市ツアーファイナル、ステージ大成功!
6月28日(金)名古屋・Zephyr Hall、6月29日(土)大阪・GORILLA HALL OSAKA、という大都市ツアーを回っていたPeel the Apple(以下表記:ぴるあぽ)。
七夕で盛り上がる世情のなか、ツアーファイナルとなる東京公演が、恵比寿ガーデンホールで開催された。
満員御礼の会場には、推しメンのグッズやサイリウムを持ちながら、ぴるあぽを心待ちにしているファンが詰めかけた。
ライブ開始前の会場アナウンスでは、メンバーの黒嵜菜々子、佐野心音「元気がまだまだ足りない!」と煽って、客席を盛り上げていた。
爽やかなブルーの衣装に身を包んだぴるあぽが登壇
爽やかなブルーの衣装に身を包んだぴるあぽが登壇すると、割れんばかりの拍手と声援が送られた。
オープニング楽曲に、『リンゴの皮をむくな!〜Don't Peel the Apple〜』のアップチューンが流れ出すと...
吉川晃司『KIKKAWA KOJI LIVE 2022-2023 “OVER THE 9”』ツアーファイナルを収録した最新ライブ映像作品、8月2日発売決定!
吉川晃司の『KIKKAWA KOJI LIVE 2022-2023 “OVER THE 9”』ツアーからファイナル公演となる武道館2DAYSの模様を収録したライブDVD&BDが8月2日に発売される。
最新アルバム『OVER THE 9』収録曲を中心に、「LA VIE EN ROSE」「恋をとめないで」、トリプルギターが炸裂する「GOOD SAVAGE」、初期の名曲「サイレント シンデレラ」等、吉川と観客の熱き一体感が刻まれた全18曲を収録。菊地英昭(Gt)、INORAN(Gt)、ウエノコウジ(Ba)、湊雅史(Dr)、ホッピー神山(Key)という百戦錬磨のメンバーが集結した白熱のバンド・セッションも必見。
【DAZN】130以上のスポーツコンテンツが見放題!
タイトル:『KIKKAWA KOJI LIVE TOUR 2022-2023 “OVER THE 9”』
発売日:2023年8月2日(水)
■ 完全生産限定スペシャルBOX盤(DVD+フォトブック+吉川晃司オリジナルVRグラス+VR視聴カード)
品番:WPZL-90263/4 価格:¥8,800 (税抜)
■ 完全生産限定スペシャルBOX盤(BD+フォトブック+吉川晃司オリジナルVRグラス+VR視聴カード)
品番:WPZL-90265/6 価格:¥9,800 (税抜)
■ 通常盤(DVD) 品番:WPBL-90618 価格:¥5,500 (税抜)
■ 通常盤(BD) 品番:WPXL-90293 価格:¥6,500 (税抜)
すべての作品が見放題【ABEMA】
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EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/
Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/
インフルエンサー募集:https://evening-mashup.com/archives/217471

ドローンやVR映像の特典も
タイプの異なる2DAYS公演を収録、編集していることも、この作品の大きな魅力だ。 DAY1は満員の観客の中でのライブ。DAY2は“EXTRA SHOOTING LIVE”と題し、アリーナ全面を収録用のセットに変えて、ドローンや大型クレーンなど数多くのカメラを導入している。微細な動きまでとらえたステージ上の有人カメラは渾身の演奏に肉薄。縦横無尽なアングルの映像により、ファイナル公演の熱狂と感動を余すところなく記録している。 躍動する肉体、自在なアンサンブル、ドローンの飛翔、シンバルキックの炸裂、そして観客の熱き思い、四方八方すべてが絶景。これまでには観たことのない画期的なライブ映像作品となっている。 また、完全生産限定スペシャルBOX盤には、吉川晃司初となるVR映像が視聴できる、吉川晃司オリジナルVRグラスとVR視聴カードが封入される。VR映像は5曲収録(予定)。マルチアングル仕様になっており、異なる5つのアングルでの鑑賞が可能だ。シンバル背後からのアングルで見る迫力満点のシンバルキックや、臨場感あふれる至近距離からの立体映像が堪能できる。武道館のステージ上やセンター最前列が特等席となるVR映像は必見だ。 豪華カラーフォトブックレットも付き、デジパック&三方背BOX仕様のスペシャルパッケージでの発売となる。 また、リリースに先駆け、ダイジェスト映像第一弾も公開されている。 https://youtu.be/MIHWgZFhMwk ご購入はこちら: https://k2.lnk.to/livetour20222023 特別プラン実施中!専門チャンネルも映画も観られる!【music.jp】
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