2020年の”渋ハロ”は中止!?新型コロナウイルスが影響。数年前の車転倒事件など、批判を集めてきた悪しき風物詩の今後は…?
2020年は新型コロナウイルスの1年となった。
世界的なパンデミックを引き起こしたコロナウイルスの影響は今も衰えることなく、東京をはじめとする各地で感染者の拡大が確認されている。
とはいえ、緊急事態宣言が発出されていたピーク時よりは、事態は落ち着いたようにも思われる。長らく厳重な制限がかけられていたイベント開催に関しても、次第に緩和がなされるようになってきており、徐々に大きなイベントも制限付きではありながらも開催できるようになってきている。
世間の雰囲気としても少しずつ収束ムードに向かいつつあるようにも思われる。だが、これは根拠のない油断にも繋がり兼ねない為、一種のリスクも孕んでいるとも言える。
すでに行政側が対策に動いている例としては、例年10月末に開催されている渋谷でのハロウィンイベント、通称”渋ハロ”が挙げられる。
渋谷区は、今年度の渋ハロの盛況を食い止めるべく動き出しているのだ。
今年の渋ハロが完全に中止になったとして、今後の渋ハロは一体どうなるのであろうか...?本稿で取り上げていきたい。
◆ 度が過ぎた治安の悪化、車の転倒事件など、渋ハロは無くなるべきという声も...
ここ数年の渋ハロは各方面から問題視されている。
特に、問題視されるきっかけとなったのが、2018年のハロウィンにおいて渋谷センター街で起こった複数人による車の横転事件である。人混みの中で複数の男性が近くにある車を持ち上げ、横転させた事件の模様は、TwitterなどのSNSでも拡散され、大変な問題となった。
人が車を横転させるなど通常ではありえない光景であり、それがまた人の集まる渋谷センター街で生じたというのはあまりに度が過ぎた行為であった。元々は、ハロウィンは多くの人が仮装をして写真を撮ったりなどして楽しむという一種のお祭りであった。
それが気付けば渋谷ハロウィンは、暴徒と化しかねないリスクを伴うイベントとなってしまった過去がある。今年は、新型コロナウイルスの”おかげ”であまり心配はされていない渋ハロだが、2021年以降においても再びリスクを伴うイベントとなってしまう可能性もある為、節度を持った参加が必要とされるだろう。
場合によっては、渋谷区をはじめとする行政や警察の介入等もあり得る。渋谷という街で築き上げられてきた1つの文化が、来年以降正しい形で戻ってくることを願いたい。
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新型コロナウイルスで存続困難にならないために、元ZOZO 前澤友作が考える飲食店が今できることとは…
世界的に猛威を奮う新型コロナウイルス。
アメリカでは2020年4月19日時点で死亡者数が20,000名を超えており、イタリアなどの他のヨーロッパ諸国を含め、世界的に猛威を奮っている。日本においてもその影響は計り知れず、緊急事態宣言が発表され、各都道府県において外出自粛要請や店舗においては営業自粛の要請が発表されている。
その様な状況の中、ビジネス的に死活問題レベルの影響を受けているのが、飲食店だろう。最近ではテイクアウト市場の広がりを背景に、いわゆる3密の状態を回避した形態での料理の提供を実現することが可能となってきてはいるが、やはり売上の多くは実際の店舗における飲食物の提供から構成される店舗が多いのも事実だ。
この様な場合、特に、テイクアウトなどの提供形態を過去取ってこなかった飲食店舗においては、新型コロナウイルスの影響を直に受けてしまい、キャッシュに余裕のない店舗の場合は約1〜2ヶ月の営業自粛の期間に、固定費部分の支払いが滞らなくなってしまい営業停止に追い込まれるケースが散見されている。
もちろん国としても、各種融資制度を特別枠として提供するなど対策を講じているが、全ての飲食店舗をカバーするには難しい面もあるのも事実だ。
では、この様な場合において、飲食店オーナーが今取るべき行動は何だろうか?
▼ 元ZOZO 前澤友作のアイデアとは...
元ZOZOの代表取締役で、今でも世界的な影響力の強い前澤友作 氏がふっとTwitterで呟いたのが、以下のツイートだ。
新型コロナウイルスが世界的に流行する中において、今飲食店経営者が取るべき行動について語られており、"なるほど"と思わせられる様なコメントや、自らの店舗の状況を赤裸々に呟くツイートが見られ、話題を読んでいる。
https://twitter.com/yousuck2020/status/1251703852560089090
▼ 新型コロナウイルスをビジネス的な転換点と捉える
恐らく多くの飲食店オーナーにとっては、新型コロナウイルスはビジネス的に考えるとリスクの要素でしかないだろうが、そこは元ZOZOの代表取締役だ。ビジネス的な転換点と捉えるというのだ。
具体的には、この状況下において借りることができる資金を限りなく準備した上で、飲食店のビジネス以外にも新たに勝機となるビジネスを立ち上げるべきというのだ。これには一理あるとも言える。また、既存の飲食店ビジネスも、新規ビジネスも先行かない場合には、新型コロナウイルスの影響により借入資金の返却が最悪できない場合もあるが、これは仕方ないと持論を展開している。
コメント欄には「コロナのせいだから、借りた金返さないの?www 斬新だわあ〜www」と言ったコメントも見られた。新型コロナウイルスは、今ば天変地異的などうしようもない要因に該当するレベルなので、嘆くことよりもまずはチャンスとなる機会を手繰り寄せるための準備を、柔軟な発想で探し続ける姿勢が必要ということだろうか。
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外出自粛22年までとも…音楽フェス、オリンピック、一体どうなる?
外出自粛22年までとも...音楽フェス、オリンピック、一体どうなる?
日本では現在の緊急事態宣言が、5月6日に解かれるとされているが、決してその日を最後に新型コロナウイルスの影響が収束するわけではない。一体完全な収束はいつになるのか、それが明確でないまま多くの人々は不安な日々を過ごしている。 世間も、政府も混乱状態だ。 休日の娯楽を支えてきた音楽も、今はもっぱらイベントが開催できない状況にあり事業的にも苦しんでいる。ライブハウスやイベントホールは休業を強いられているが、それに対する政府からの休業補償などが当てられるわけではなく、ひたすらにダメージを被っている状況だ。1日でも早く、状況が回復されることが望まれている。 そんな中、アメリカのハーバード大学の研究チームがとある発表をしている。 それは、「新型コロナウイルスの世界的流行を抑えるためには、外出規制などの措置を、2022年まで断続的に続ける必要があるーー。」とのことである。これはあくまで予測というものであり、確かなものではない。新型コロナ特集: COVID-19感染の早期収束を目指した今見るべき動画コンテンツを掲載…
2020年4月4日時点において、世界的にも猛威を奮っている新型コロナウイルス(COVID-19)。今、アメリカやイタリア等の欧米を中心に、その死亡者数が爆発的に増加し、パンデミックを起こしてしまっているが、日本は今その瀬戸際にあると言って良い。今回は、そんな重要な局面を迎える中、是非見ておくべきリ動画コンテンツをと届したい。
※ 当サイトへ掲載している動画内の情報は、各動画投稿者の発信する情報に基づいたものであり、医学的根拠に基づくものではない点は予めご了承ください。
https://youtu.be/poN_Mf1BaGg
▼ ニューヨークの新型コロナウイルスの状況は...
日本では、若年層の外出や新型コロナウイルスに対する認識自体の甘さが指摘されるケースが目立つが、リアルな認識が欠如している可能性が高い。実際にニューヨークにおける感染の状況やリアルな声は以下の動画で非常によく分かる。米国ではマスクをつける習慣が全くない国家だが、その認識が変化してきている等、逼迫した様子がうかがえる。日本国内においても、不要不急の外出を控える要望が出ているが、改めて認識を正すべきではないだろうか。
https://youtu.be/OHc8cfwn1ag
▼ 医学的な見地からの新型コロナウイルスとは...
実際に、堀江貴文さんが自身のYouTubeチャンネルにおいて、米国国立衛生研究所 アレルギー感染症研究所 博士研究員(National Institutes of Health: NIH)でウイルス学・免疫学の研究をされている峰 宗太郎(みね そうたろう)先生に、新型コロナウイルスについて解説をいただいた動画を投稿している。非常に参考になる動画であるので、是非チェックして欲しい。世界の新型コロナウイルスの感染状況においても、パンデミック一歩手前で踏みとどまっている日本だからこそ、今一度気を引き締めて、日常の生活で感染防止策を主体的に実践して欲しい。
https://youtu.be/xDBtQCQ6fWk
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新型コロナウイルスによるイベント規制の中、音楽業界ができることは…
新型コロナウイルスの影響を受けて、多くのイベントは政府からの要請を受けて延期・中止の決定が相次いでいる。
この状況の中で、多くの音楽ファンはフラストレーションを溜めていることであろう。普通なら非日常空間であるライブハウスやイベントに行って日頃のフラストレーションを発散するのが常であるはずなのに、その手段を失ってしまっているのはとてもむずかゆい気持ちである。
この事態がいつ収束するか定かでないのも一つ今後の不安を煽る要素となっており、とにかく今はなすすべがないという状況でもある。
大阪のとあるライブハウス利用者からコロナウイルス感染者が出たこともあり、一部ライブハウスや音楽に対するパッシング、風評被害なども起きており、今音楽全体は窮地に立たされているといっても良いかもしれない。多くの人が言うようには、「音楽はとは娯楽の一種、エンターテイメントの枠組みであり不要不急のものであり、多くのイベントが規制されていようと知ったこっちゃない」といった趣旨の言い分が見受けられる。
この状況の中で、私たち、そして音楽業界は何ができるであろうか?
◆アーティストの過去発売DVD無料配信、無観客ライブなどその手立ては様々....
イベントができないということなら、他の手段を探すしかない。
音楽業界はこれまでかつてないシーンに対面しているのだ。何と言っても、ここ数年でそのビジネス規模を拡大させてきたイベント事業ができないということは、大きな痛手ある。
ここ数年のストリーミングサービスの普及の影響で、フィジカル音源の売り上げが著しく減少したことにより楽曲での全体の売り上げが下がっていた中、それに相反してイベントでの売り上げは伸びてきており、音楽業界において一つ光が差していた最中であったのだ。
今できることの手立てとして、数々のアーティストが無観客ライブを行うなどしている。NUMBER GIRLやBAD HOPの無観客ライブは多くの反響を呼び、印象に残っている人も多いのではないだろうか。
他にも、Youtubeなど動画媒体において、過去のライブ映像や発売していた DVDの映像を無料で配信するなどしているアーティストもいる。こんな時だからこそ、できること、思いつけることがあるのだ。
アーティスト個人で、直接顔を合わせられないファンとのコミュニケーションを図っている例もある。先日、Coldplayのボーカルであるクリス・マーティンは自身のinstagramにおいてインスタライブを行い、そこで集まるファンからのコメントの中からリクエストがあった楽曲をソロで弾き語るなどといったサービスを行なっていた。
こういったものは非常にレアであり、こういう時だからこそできること、見れるものでもある。
音楽は、直接的にウイルスに打ち勝つことはできないかもしれない。しかし、個々人は今できることをやっている。音楽業界、そして音楽ファン一人一人が現状と向き合って、最適解を見出しながら進んでいく必要があるのだ。
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コロナウイルスの影響の最中、我々が一音楽好きとしてできることとは?
コロナウイルスの影響で国内のイベントは延期・中止が相次いでいる。海外プロモーター各社の運営する「Download Japan Festival」、「KNOT FEST」など3月中に公演予定であった大型イベントはいずれも延期となっている。
筆者も上記のイベントはいずれも参加する予定であって、とても楽しみであっただけに今はとても残念な気持ちになっている。政府の要請もあって各イベントは止むを得ずにこういった処置をとっているのは重々承知の上で、やはり残念な気持ちは拭えない。
私のように、同じく残念な気持ちになっている音楽好きの方はとても多いことであろう。大阪のライブハウスではコロナウイルス感染者が発見されたことから、あらゆるライブハウスに対する不当な風評被害のようなものも広がっている状況であり、音楽好きの我々のオアシスのような場所がパッシングを受けていることにモヤモヤしている気持ちになっている人も多いであろうことが予想される。
こういった状況の中で、一体私達には何ができるであろうか、何かできることがあるのだろうか?
◆とにかく、変わらず音楽を好きでいることは欠かせない
おそらく一人ひとりができることは限られているであろう。募金という手段も、イベント自体が行えない状況である中ではとても力になれている感じがしないかもしれない。
だが、私達は決して大規模なことでなくてもいい、自分たちができる範囲で何かやってみるという意識は大事なのではないだろうか。
例えば上述した募金だって、イベントが開催できずに苦しんでいる小規模のライブハウスにとってみればそれはとてもありがたいことである。募金から受け取れる温かい気持ちもライブハウスを鼓舞することにつながるであろう。
他にも、CDショップに赴いて音源を購入することで直接アーティストの活動を支援するだとか、サブスクリプションサービスでいろんな音楽を聴きまくることでアーティストを応援するとかだって立派で、我々ができる小さなことであろう。他にも、SNSを利用する手段だってある。今や私達小さな個人が簡単に世界に向けて言葉を発信できる時代である。SNSを使って好きなアーティスト・音楽を宣伝したりPRしたり、いろんなことができる。
こういったように、身近なことから私達はいろんなことができる。どんなに小さなことだっていい。行く予定だったイベントのチケット払戻し金でアーティストのグッズを買うのも良い、とにかく音楽を盛り上げるという気持ちが必要なのではないだろうか。
そして今の状況が落ち着いた時に、みんなでイベントに行ってあらゆる会場を満帆にすれば良い。コロナウイルスの影響で沈んでしまっている日本の音楽を支えるのはいつだって私達リスナー・音楽好きである。
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新型コロナウイルスの影響でエンタメにも波及…エンタメの存在意義とは
武漢で発生した新型コロナウイルス、それはもう日本でも各所で拡大が進んでおり、連日の報道でもはや嫌気がさしているという人も多いのではないだろうか。
感染症の拡大に伴って、トイレットペーパーやナプキンといった生活用品も各販売所では欠品が相次ぎ、公立の小中学校は政府の指導で休校になったり、卒業式も中止となったり、ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンといったレジャー施設もしばらくの休園を発表している。
これらからもわかる様に、新型コロナウイルスによる直接的な影響というよりかは、それがきっかけとなって多くの分野で間接的に影響がもたらされているのが現状である。
そしてエンタメについての報道も多くの人が目にしていることだろう。多くのアーティストは主催イベントを中止、それは大規模なものだけではなく、ライブハウスの様なアンダーグラウンドな場所においても波及しており、各ライブハウスもイベントを中止するか、開催するとしても来場はお客様の自主的な判断に委ねるといった対策の施しとなっている。
そういった状況の中で、世間からは上記の様なエンタメ領域に厳しい意見が相次いでいる、エンタメとはその言葉が意味する様に娯楽的なものであり、日常では決して必須ではない、いわば不要不急なものであるということから、ちょっとした”エンタメ叩き”の様な風潮が起きているのだ。
そういった今の一般世論について、筆者の主観的意見も交えながら考えていきたいと思う。
◆果たして、エンタメがなくても人は生きていけるのか?
上述している様に、確かにエンタメは不要不急のものであると考えることができる。それは娯楽であり、そもそも娯楽とは日常から離れたひと時のやすらぎの様なもの、それは非日常のものであり日常に寄り添うものではない。
だけど、本当にそうなのだろうか? 少し考えてみたい。
そもそも、エンタメとは幅広い領域があり、身近なものも、日常からかなりかけ離れたものもある。上述したライブハウスの場合、そこに赴いてライブを見るといった行動は多くの人にとって非日常的なものであろう。いわゆる日常からはかけ離れたエンタメである。
ではその反対に、身近なエンタメといったものはどういうものであろうか? 例えば友人や恋人とカフェに赴いたり、居酒屋で飲んだり、映画館に行ったり、という様にどこかに外出をして、何かを楽しむというのも立派なエンタメである。だが今現在の印象としては、世間の目はいわば音楽のライブや、イベントの様な”わかりやすい”エンタメにばっかり向けられている様な感じがするのだ。
これには偏見の様なものも混じっていると考えられる、普段から音楽のライブやイベントなどに足を運ばない人にとってすれば、”エンタメなんてなくたって人は生きていける”という考えをするかもしれない。だけれども、そういう人にだって”その人なりのエンタメ”というものが存在する。
そもそも今こうやって世間から”エンタメ叩き”が起きているのは不毛なことではないだろうか。
今や発生地の武漢だけではなく我々の住む日本、それどころかヨーロッパ地域にも新型コロナウイルスの観戦は相次いでいるのだ。みんなが同様に苦しんでいる中で、何かを一方的に批判しているなんて用では、問題解決には向かわない。
◆”エンタメの力”は現状の解決に寄与しうるのか?
エンタメは今まで多くの人の心を勇気付けてきた。2011年の東日本大震災の時だって、多くのアーティストがチャリティーライブを行って、まさに”エンタメの力”というものは日本全国に分け与えてきた。
だが今回に関しては状況が違う。感染症ということから多くの人が一つの場所に集まることができない。実際に多くのイベントが中止になっていることを念頭に入れればそれは明らかである。
最近印象的であったことは、無観客ライブである。NUMBERGIRLはかねてよりZepp Tokyoで開催予定であった自らのライブを完全中止にすることはしなかった。代わりに、会場を無観客状態にしてライブを行うというものである。これによって、当日のチケットを持っていた人も、またそうでない人もネットで簡単に彼らのライブを見ることができたという、非常に新しい形での"エンタメの力”を発揮してくれていた。
BAD HOPも同様に無観客ライブを行うなどしており、かなり革新的なスタイルが誕生していると見れる。
最も、ライブとはその言葉が意味する通りその現場にいてこそ体感できる感情、情景があるものだから、到底画面越しでの視聴は実際のライブ匂いつけることはないだろうが、違うやり方を試みるアーティストの姿勢には賞賛を送るべきであろうと考える。
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高まるコロナウイルスの影響。各イベントの開催の是非について考える
武漢で発生した新型肺炎を伴うコロナウイルス。今でも連日の報道で、それについてのニュースを目にしないことはない。コロナウイルスの感染者は日本でも増えてきており、それは北海道から沖縄まで、各所で広がってきておりとても他人事とは思えない状況になってきている。
そんなコロナウイルスの影響は、エンタメ業界にも渡っている。すでに複数の海外アーティストは来日公演の予定を延期、またはキャンセルをする自体が続いており、3月に公演を控えているアーティストも、開催の是非について検討している最中であろう。
最もこのコロナウイルスの蔓延状況がいつ落ち着くかも定かではないため、今年夏に控える東京オリンピックにも影響が及ぶ可能性があるのではないかと考えることもできる。そうなってくれば、毎年恒例の音楽フェスのFUJI ROCKや、SUMMER SONICの特別版として今年は開催されるSUPER SONICの開催についても懸念が広がるばかりだ。
コロナウイルスによって大打撃を食らいかねないエンタメ業界が今なお抱いている葛藤について、本稿では考えていきたい。
◆コロナウイルスの影響による公演中止は、保険がおりない!?
コロナウイルスの影響の最中ですでにイベントの開催中止を発表する事例が相次ぐ中、なかなか開催の是非について決断を下すことができていない事例も多くある。それには一つ、大きな理由があるのだ。
それは、今回のコロナウイルスを理由としてイベントを中止した場合に興行中止保険が下りないということである。
参考として図にも示している通り、保険適用外の例として「感染症の発生、発生のおそれ」というように記載されている。イベントを中止にするという決断ができないでいる理由の大きなものとしてはこういったことが挙げられるだろうと考えられる。
他の観点で見て少し怖いと思うのが、イベントを中止にしたことを賞賛する風潮が高まっているように思えることだ。確かに、こういった現状の中で経営的にも赤字を覚悟してのイベント中止という素早い判断はまさしく英断とも言え、それに拍手を送りたくなる気持ちもすごく理解できる。
だが実際に、例えば政府から全てのイベントを中止するという指令が出ているわけでもないため、今の所は各事業者にその判断権が委ねられている。なので、開催の是非の判断をくすぶっているからといって、そのイベント自体を批判する理由にはならないのである。
感染症の流行の中でやや自粛ムードになりがちであるエンタメ業界だが、ひとまずは各事業者の判断に着目し、早くこの状況が収まりイベントが楽しめる状況になることを願うばかりである。
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