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音楽業界でのWeb3と暗号資産:基礎知識とその可能性とは
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音楽業界でのWeb3と暗号資産:基礎知識とその可能性とは

音楽業界は、テクノロジーの進化とともに、そのビジネスモデルも進化を続けてきた業界です。特に、インターネットテクノロジーの発展と共に、音楽の制作から配信までの方法も大きく変わってきました。 さらに、近年では、Web3(ウェブ3.0)と暗号資産(クリプトカレンシー)が、この業界に次なる変化をもたらす可能性に注目が集まっています。 この記事では、Web3と暗号資産の基礎から、音楽業界での具体的な活用方法までをわかりやすく解説します。

音楽業界におけるWeb3と暗号資産の新しい波

音楽業界はインターネット・テクノロジーの進化によって、新しいビジネスモデルや配信形式が次々と生まれてきた業界です。 今では当たり前になっている音楽ストリーミングサービスも、CD全盛の時代には考えられないような技術でしたが、令和の現代においては当たり前の話になっています。 さらに、Web3と暗号資産には、次の時代を構築する可能性が期待されており、少しずつですがアーティストやファンに新しい価値を提供し始めています。

基礎知識:Web3とは何か

Web3(または Web3.0)は、インターネットの新しい形とも言われています。 従来、インターネット上のデータは特定の事業者が管理するサーバー上に格納され、中央集権的に取り扱われることが一般的でしたが、Web3技術を活用したインターネット環境は、データを分散させて管理する非中央集権的な環境であり、中央の権力やコントロールから解放される可能性を秘めています。 データの主導権や管理権が、個人に移った世界のインターネットとも言えるでしょうか。 このような技術的な進歩を受けて、音楽業界ではアーティストが自身の作品を直接ファンに届ける新しい方法などが提供され始めています。

基礎知識:暗号資産(クリプトカレンシー)とは何か

暗号資産は、デジタルまたは仮想の資産とも言えます。代表的な通貨には、ビットコインやイーサリアムなどがあり、その他にも様々な種類が発行されています。 ニュースなどでも取り上げられることが多いため、暗号資産や仮想通貨といった言葉自体は耳にしたことがある方は多いと思いますが、その技術的な仕組みまではご存知ない方もいるかもしれません。 暗号資産は、基幹技術にブロックチェーンを活用して作られているデジタル通貨ですが、インターネット上においてその所有者や通貨量が証明され、Web上での決済にも利用可能です。 また、音楽業界での利用例としては、アーティストが自身の作品を販売する際の決済手段として使用されるなど、多様なユースケースが想定されています。

音楽業界におけるWeb3と暗号資産の可能性

また、Web3と暗号資産の技術は、音楽業界においてアーティストとファンの関係をより直接的なものにすることで、新しいビジネスモデルが創出できる可能性を期待されています。 今まで、アーティストが楽曲をリリースし、ファンがその楽曲を視聴するまでには、レコード会社やディストリビューターなどのビジネス的な仲介者が存在しましたが、Web3や暗号資産の技術を活用すると、これらの仲介者がいなくともファンへのコンテンツ提供が可能となるかもしれません。 勿論、従来の環境でも同様のことは一部可能でしたが、Web3の技術的な進歩が当たり前の時代になると、このようなビジネスモデルがスタンダードとなる時代が来るでしょう。 これらの技術活用により、アーティストは自身の音楽をより広く、効率的にファンに届けることができるようになります。

具体的な活用事例

いくつかのアーティストや音楽関連企業は、すでにWeb3や暗号資産を活用し始めています。 特に、米国など海外ではその動きが進んでおり、例えば、Web3技術を活用した分散型の音楽ストリーミングサービスとして Audius(オーディアス)といったサービスが登場したり、アーティストの 3LAU(ジャスティン・ブラウ)は楽曲の所有権をNFTを通じて分割販売できる Royal(ロイヤル) という著作権を分散販売できるプラットフォームを提供するなど、新しい動きが出てきています。 今後、このように新しい技術が音楽業界において、どのように活用されていくのかは注視していく必要があるでしょう。

音楽業界におけるWeb3と暗号資産の未来

Web3と暗号資産は、音楽業界においてまだ新しい技術ですが、その可能性は今後の音楽ビジネスに与える影響の観点から大きな期待を寄せられています。 ただ、技術への注目が集まりやすいのは事実ですが、大切なことは音楽を作りだすアーティストや、そのファンのリスナーの方々が、音楽をより良い環境で楽しむことができる世界を築くことができるかどうかです。 このため、これらの技術が音楽業界の未来をどのように形成していくのか、今後もその動向に注目していく必要があるでしょう。今までにない音楽体験を実現してくれる未来は、そう遠くないかもしれません。 -- EVENINGサイト:https://evening-mashup.com/ Web3 音楽ストリーミング:https://w3.evening-mashup.com/ インターンシップ募集:https://evening-mashup.com/home/music-intern
NFTが音楽業界に与える影響はどの程度だろうか…?
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NFTが音楽業界に与える影響はどの程度だろうか…?

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Quote source:https://o-dan.net/ja/

 

NFTが音楽業界に与える影響はどの程度だろうか...?

 

NFTと聞いてピンと来る方はどの程度いるでしょうか。

 

当方が執筆しているブログ記事を開いてくれた方であれば、少なからずNFT(non-fungible token、ノンファンジュブル・トークン:非代替性トークン)という言葉を聞いたことや、すでに関心があり内容についてご存じの方も多いでしょう。

 

ただ、この記事を書いている2021年12月時点では、インターネット調査の結果では10人に3人程度しかNFTという存在を知っていないという見解*も出ているようで、各種メディアで取り上げられた数が大きく増えている反面、その内容を認知している人は現在の日本では限定的と言えるかと思います。

 

また、その内、NFTを所有している人となると、そのアンケート調査回答者全体の約2.8%であったとのことで、イノベーター理論で言うところでは "イノベーター" の段階にあり、市場における普及はこれからと言う段階にあります。

 

本記事では、このNFTが、音楽業界にもたらす影響を以下のアジェンダで考察していきたいと思い....

 

 

BTSの所属事務所、NFTに進出。 暗号資産取引所 アップビット(Upbit)を運営するドゥナム(Dunamu)とJV設立か…
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BTSの所属事務所、NFTに進出。 暗号資産取引所 アップビット(Upbit)を運営するドゥナム(Dunamu)とJV設立か…

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世界的な人気を誇る韓国 K-POPグループ「BTS」の所属事務所ハイブ(HYBE)と、韓国の大手暗号資産取引所アップビット(Upbit)を運営するドゥナム(Dunamu)が、NFT(ノンファンジブル・トークン:非代替性トークン)事業に取り組むことを目的とした合弁会社を設立することが、11月3日、規制当局への届出で明らかになった。 この発表によると、所属事務所 HYBEは、ドゥナムの株式2.5%を5000億ウォン(約480億円)で取得し、ドゥナムに対して新たに7,000億ウォン相当の新株を発行するという。この株式発行は、HYBEの総株式の5.6%に相当する。 設立する合弁会社は、K-POPアーティストに関連したNFTフォトカードを作成し、最終的にはハイブのアプリ「Weverse」で取引されることを目指しており、両社は11月4日に行われた会社説明会で共同発表をしている。Weverseはコンテンツやコミュニケーションのためのアプリで、アーティストとファンを結ぶもののコンテンツを世界に提供していく予定だ。 実質的に、世界的な人気を誇るBTSの所属するアーティストのコンテンツが、NFT事業に乗り出した形となる。 なお、アップビットは韓国の大手暗号資産取引所の1つで、9月に行われた規制強化をクリアし、韓国ウォンでの取引を認められた4つの暗号資産取引所のうちの1つだ。他の3つは、ビッサム(Bithumb)、コインワン(Coinone)、コルビット(Korbit)であり、暗号資産市場においても注目を集めている。 ▼ NFTとは何か? デジタルアート作品での活用とは... NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称で、技術的な偽造や複製を行うことが困難なデジタルデータで、その名の通り、世界で唯一の希少性を証明する事が可能な技術だ。 NFTは、デジタルデータとして扱う事ができる画像や映像、音楽などのデータを対象とすることができ、NFT化可能なコンテンツは幅広く存在する。また、NFTは、アート作品自体がそれぞれ独立的なコンテンツとしての価値を持っていることと相性が良く、従来、著作権的な法律でも規制が難しかった複製や偽造といった行為を排除することができるため、デジタルアート領域での活用が進んでいる。 加えて、NFTの作成は誰でも行うことができる点でも柔軟性がある。 実際に、NFTの作成は簡単で、制作者の方が作成したデジタルデータをブロックチェーン上にアップロードすることで可能であり、誰でも実施可能だ。 金融の専門知識がないと難しいのでは...と思われがちですが、実際は意外とハードルが低いことも注目を集めている理由だろう。 さらに、デジタルアート作品においてNFTを活用することのメリットはこれだけでなく、「NFT作品の転売時に発生する追加的な利益」にも目を向けることができる。NFTは、そのNFT作品を購入された後、他のユーザーへ転売(2次流通)された際にも、その非代替性が証明されているため、制作者へ一部の転売利益の還元ができることも可能だ。 -- 運営:EVENING編集部
時価総額ランキングトップ5の仲間入りをしたソラナ… ソラナ系のNFTに見られる勢いとは
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時価総額ランキングトップ5の仲間入りをしたソラナ… ソラナ系のNFTに見られる勢いとは

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仮想通貨(暗号資産)として存在感を増してきた「イーサリアム」を脅かす存在として、ソラナ(SOL)が勢いを拡大している。 ソラナは、時価総額ランキングでカルダノ(ADA)やテザー(USDT)を抜いて4位に浮上し、分散型金融(DeFi)におけるソラナの預かり資産(TVL)は、11月3日に過去最高の145億ドルを記録したとのことだ。 ソラナは11月3日に過去最高値を更新しており、すでに250ドルの大台に迫っている。 また、10月のNFT(ノン・ファンジブル・トークン)市場全体は過去2~3カ月と比べ低調であったが、ソラナ系のNFTには依然勢いがあり、ソラナのNFTマーケットプレースである "ソラナート" では、1日あたりの取引高が14万5,000 SOLを記録していた。 ▼ ソラナ(SOL)の今後の動きは... 現在、勢いのあるソラナだが、今後の動向はどのようなものになるだろうか。 過去最高値を更新して時価総額ランキングトップ5の仲間入りをしたソラナだが、テクニカル的には「価格発見(Price Discovery)の波」の第3波目にもあり、1週間足のチャートによると、過去18カ月で形成された上昇型ウェッジ(V字)において、上の方のレジスタンス突破にトライするかもしれない状況とのことだ。 この前提において、もし突破すればソラナは早ければ12月、遅くとも2022年第1四半期に、400〜500ドルまで上昇する可能性が出てくるため、注目が集まっている。 ただ、失敗し下落する可能性も含んでおり、今後の動向は中止する必要がありそうだ。 ※ 本記事において意見に係る部分は筆者の個人的見解であり、所属組織の見解を示すものではありません。 ※ 本記事の数値予測は、その確実性を担保するものではありません。 -- 運営:EVENING編集部
NFTの始め方とは。仮想通貨やブロックチェーンとの関連や音楽業界での活用も分かりやすく解説
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NFTの始め方とは。仮想通貨やブロックチェーンとの関連や音楽業界での活用も分かりやすく解説

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新しいテクノロジーとして注目されている「NFT(non-fungible token、ノンファンジュブル・トークン)」という言葉を、最近耳にした読者の方は多いかも知れません。 NFTは「非代替性トークン」と称され、ブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳上のデータの単位のことを指し、その名称通り、世界で唯一の存在であることを証明できるデジタルデータとして、将来的なビジネス活用において注目を集めている技術です。 NFT自体は、暗号通貨の一種ですが、「非代替性」という特徴から仮想通貨とは異なったビジネス活用がされており、最近ではNFTデジタルアートが高額で購入されるなど、世界でも注目度の高い市場として投資家目線での関心も集めています。また、現在ではデジタルアートの領域での話題が多いですが、将来的にはゲームや不動産、そして、音楽などの各領域で、従来のビジネスの常識を覆すような可能性を秘めている先端技術と言えるでしょう。 本記事では、このNFTとは何かという基礎的な情報から、最新のトピックスまでお届けします。 ▼ NFTとは何か? 分かりやすいメリットとは... NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称で、技術的な偽造や複製を行うことが困難なデジタルデータです。 このデジタルデータには、画像や映像に加え、音楽といった音声データなどが含まれ、いわゆるエンターテインメント領域のコンテンツにおいて「1点もの」であることを技術的に証明することができます。この特徴により、今まで容易に複製が行われるなどの困難に直面してきた業界の救世主となるのではないかと注目されており、音楽データの複製販売や、アート作品の偽造などの被害を仕組みとして防ぐことができる技術応用の取り組みが進んでいます。 また、NFTの作成は誰でも行うことができ、作品固有の価値を証明することができる点でも優れています。 実際に、NFTの作成は簡単で、制作者の方が作成したデジタルデータをブロックチェーン上にアップロードすることで可能であり、誰でも利用することができます。 仮想通貨やブロックチェーンといったNFTと関連する言葉は、フィンテック的な金融商品として専門知識がない方にとっては少々難しい印象を抱くかもしれませんが、実際の利用においては意外とハードルが低いことも昨今注目を集めている理由かも知れません。 さらにデジタルデータに変換可能な対象としては、「文章・画像・映像・音声」などが該当し、私たちの身の回りに実在するものは概ねNFTとして取り扱うことができると言っても過言ではありません。 このため、例えば、音楽を制作するアーティストが自身の制作楽曲をNFT化し、世の中に流通させたり、絵画アーティストが自身の制作作品をNFTデジタルデータとして販売するなど、幅広いエンターテインメント業界での活用が予見されています。 ▼ ウイスキー樽のNFTが 2億6,000万円で落札 NFTの商圏は、着々と私たちの生活の身の回りに浸透してきています。 もともとNFTに注目が集まったきっかけとして、2021年3月22日に、世界的なSNSである「Twitter」の共同開発者兼CEOであるJack Dorsey氏が、自らが投稿した最初のTweetをNFTにした話は有名で、このNFTは約291万ドル(約3億1,500万円)という高額で売買されたことは世界的にもセンセーショナルなニュースとして報道されました。 また、2021年10月22日には、高級シングルモルトウイスキーである「マッカラン」の1991年物の樽のNFTが、NFTマーケットプレイスであるメタカスク(Metacask)*で、約230万ドル(約2億6,000万円)で落札され、ウイスキーオークションとしては最高額での取引を実現するなど、通常では考えられないような高額価値の市場を形成してきています。 さらに、NFTは非代替性という特徴から「転売」を行うことも可能で、転売益の獲得を目的とした投機的なNFT購入を行うプレイヤーも多数現れはじめており、NFTをきっかけに高額利益を得るユーザーが存在していることも事実です。 では、NFTはどのようにはじめることができるのでしょうか。 * メタカスク(Metacask)は、ウイスキー樽のNFT発行・取引に特化したマーケットプレイスです。 ▼ NFTに関連する投資方法とは? 本パートでは、NFTへの投資方法や、実際にどのように利益を出すのかについて紹介します。 まず、NFT関連の投資方法として2種類のアプローチを取り上げます。 ① NFTに投資する こちらは文字通り、NFT作品を直接購入し取引する方法です。アート作品としての画像NFTや音楽NFTなど、マーケットプレイスで取引されているNFT作品を自ら購入するアプローチです。 前述しました3億円で売買されたTwitter投稿のNFTなど、その希少性が投資家の購買意欲をそそり、驚く程高額の値段で落札される作品も多数出てきており、世界的な注目度が上がれば上がる程、その売買で得ることができる利益も高額となるなど、NFT取引をきっかけに一攫千金の夢を獲得するといった話も現実味を帯びていると言えるでしょう。 なお、NFT投資のはじめ方は以下の通りです。 1. NFT作品が出品されるマーケットプレイスに登録する 2. 仮想通貨をウェブウォレットに入金する 3. 仮想通貨でNFT作品を購入する NFT作品の売買は、ブロックチェーン上での取引となるため、その購入は法定通貨ではなく仮想通貨で行うことになります。 仮想通貨の代表的なものとしては、ビットコイン、イーサリアム、リップルなどがありますが、NFTの取引においてもイーサリアムをはじめとした仮想通貨(暗号資産)で用いられ、手軽に売買を行うことができます。 また、ウェブウォレットとしては、MetaMask**が代表的な位置付けとなっていることと、大半のマーケットプレイスでMetaMaskとの提携が可能となっていることからも、NFT投資においてはチェックされることをお勧めします。 さらに、NFT作品が出品されるマーケットプレイスには幾つか種類があり、世界最大手の「OpenSea」、ゲームのキャラクターやアイテム売買に秀でる「miime」、仮想通貨取引サービスと一体化した国内サービス「Coincheck NFT」などが存在します。 ▼ NFT関連通貨への投資 次のNFTへの投資の方法が、関連通貨への投資です。 ② NFT関連通過へ投資する NFT関連通貨とは、NFT取引が行われているブロックチェーン上の仮想通貨を指し、NFT銘柄への投資を行うことができます。 その銘柄にも幾つか種類があり、代表的なものとして、ゲームプラットフォームのサンドボックス上で流通している仮想通貨「サンドコイン(SAND)」や、スポーツとエンターテインメントの領域を中心に先進的なサービスを展開している「チリーズ(CHZ)」などが挙げられます。 このような仮想通貨への投資も、気軽にはじめることができ、投機的な利益の獲得を目的としたアプローチのひとつと言えるでしょう。 さらに、音楽業界においてもNFTの活用は進んでおり、アーティストが限定NFTグッズを販売したりするなど、エンターテインメント・コンテンツとして確りとした商品戦略が取られています。 2021年4月には、BABYMETALが結成10周年を記念した初のNFTトレーディングカードを72時間限定で発売するなど、業界へのNFT活用事例が続々と出てきていると言えるでしょう。実際に、このNFTトレーディングカードは、BABYMETALのアメリカ特設サイト( https://babymetal.cards/ )で、2021年5月7日AM0:00(日本時間)から72時間限定で発売されたようです。 一見すると専門知識が必要なように思われがちなNFTですが、気軽にはじめられ、投資利益も望むことができるため、関心のある方はぜひチェックされてはいかがでしょうか。 -- メディア運営:Evening Music Records Inc.