コロナウイルス

新型コロナウイルスによるイベント規制の中、音楽業界ができることは…
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新型コロナウイルスによるイベント規制の中、音楽業界ができることは…

新型コロナウイルスの影響を受けて、多くのイベントは政府からの要請を受けて延期・中止の決定が相次いでいる。 この状況の中で、多くの音楽ファンはフラストレーションを溜めていることであろう。普通なら非日常空間であるライブハウスやイベントに行って日頃のフラストレーションを発散するのが常であるはずなのに、その手段を失ってしまっているのはとてもむずかゆい気持ちである。 この事態がいつ収束するか定かでないのも一つ今後の不安を煽る要素となっており、とにかく今はなすすべがないという状況でもある。 大阪のとあるライブハウス利用者からコロナウイルス感染者が出たこともあり、一部ライブハウスや音楽に対するパッシング、風評被害なども起きており、今音楽全体は窮地に立たされているといっても良いかもしれない。多くの人が言うようには、「音楽はとは娯楽の一種、エンターテイメントの枠組みであり不要不急のものであり、多くのイベントが規制されていようと知ったこっちゃない」といった趣旨の言い分が見受けられる。 この状況の中で、私たち、そして音楽業界は何ができるであろうか? ◆アーティストの過去発売DVD無料配信、無観客ライブなどその手立ては様々.... イベントができないということなら、他の手段を探すしかない。 音楽業界はこれまでかつてないシーンに対面しているのだ。何と言っても、ここ数年でそのビジネス規模を拡大させてきたイベント事業ができないということは、大きな痛手ある。 ここ数年のストリーミングサービスの普及の影響で、フィジカル音源の売り上げが著しく減少したことにより楽曲での全体の売り上げが下がっていた中、それに相反してイベントでの売り上げは伸びてきており、音楽業界において一つ光が差していた最中であったのだ。 今できることの手立てとして、数々のアーティストが無観客ライブを行うなどしている。NUMBER GIRLやBAD HOPの無観客ライブは多くの反響を呼び、印象に残っている人も多いのではないだろうか。 他にも、Youtubeなど動画媒体において、過去のライブ映像や発売していた DVDの映像を無料で配信するなどしているアーティストもいる。こんな時だからこそ、できること、思いつけることがあるのだ。 アーティスト個人で、直接顔を合わせられないファンとのコミュニケーションを図っている例もある。先日、Coldplayのボーカルであるクリス・マーティンは自身のinstagramにおいてインスタライブを行い、そこで集まるファンからのコメントの中からリクエストがあった楽曲をソロで弾き語るなどといったサービスを行なっていた。 こういったものは非常にレアであり、こういう時だからこそできること、見れるものでもある。 音楽は、直接的にウイルスに打ち勝つことはできないかもしれない。しかし、個々人は今できることをやっている。音楽業界、そして音楽ファン一人一人が現状と向き合って、最適解を見出しながら進んでいく必要があるのだ。 --- 運営:Evening Music Records株式会社
ライブハウスは悪者?コロナウイルス拡大による”風評被害”について考える
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ライブハウスは悪者?コロナウイルス拡大による”風評被害”について考える

昨今の新型コロナウイルスの世界的拡大を受けて、日本でもそれらに関する報道は相次いでいる。そんな中で先日、大阪のライブハウスでコロナウイルスの感染者が出たという。 そういった状況の中で巷では「ライブハウスは危険」、「ライブハウスは感染源」というような"風評被害のようなものがウイルスよろしく蔓延している。地上波のニュース番組でも「ライブハウスには立ち入らないでほしい」というような趣旨の報道がされているのを見つけた、まさに今、ライブハウスは世間から悪者あつかいされている。 今回の、その風評被害は決して全くのデマではない。事実として感染した方はライブハウスにいたことが確認されているわけで、それが感染の原因の1つだとして捉えるのは何も理不尽なことではないだろう。だがあくまでも、考えられる原因の1つではないだろうか?  感染した方はライブハウス以外にも、帰路に着くまでに様々な場所に訪れているということも考えられる。何かしらの交通機関を利用したとも十分に考えられる。その中で、ライブハウスだけに原因を特定している点では、少し理不尽さも感じる。 ◆世間から見て、もともとライブハウスはどういう存在だった? そもそも、ライブハウスってどういう存在だっただろうか? Zepp Tokyoや豊洲PITのような、アリーナクラスのアーティストが頻繁にライブを行うような大箱は比較的には世間からは”迎合”されているというか、オーバーグラウンドで認められているような印象はある。そもそもそう言った大箱は世間的にはライブハウスとして枠組みされていないような印象を持つ。 昨今、風評被害を受けているライブハウスはまさに感染者が出たような、キャパが狭い小箱であろう。 それらは上記のライブハウスと比較してかなりアンダーグラウンドなものであり、一般世間では、「治安が悪い」、「臭い」、「汚い」などと言った悪いイメージがなんとなく持たれがちであったというような印象を受ける。今回の風評被害が起こっているのは、そう言ったもともとあった悪いイメージが、感染者が出たという事実が起こったことによってより表面的になったことが原因と考える。 感染者が出たことによって、元からライブハウスに対して良いイメージを持っていなかった人たちは「やっぱりライブハウスって....」というように、イメージが悪いものであることを再認識したことであろう。だが実際に、上述したことのようにライブハウスは世間的に大衆に迎合されていたわけではなく、アンダーグラウンドなもので、言ってしまえば物好きが集まる場所である。 その事実がある中で、本当にライブハウスが好きな人ならば、今ある風評被害なんてある意味気に留めなくても良いのではないか?ライブハウスにいる人間というものは皆、好きでその場所にいるのである。それは自分の興味の赴くままに、他人の目なんて気にしないというような精神があった上でのことだろうと思う。 世間の風評被害に対して、多くのライブハウスは敵対的に見てしまっているような印象が、あくまで個人的ではあるものの、実際にその印象はある。もっと本当の自分を思い出して、強気でいてもいいのではないか?という気にもなるのだ。 ◆この状況を脱するのも、音楽の力が必要なはず。 ライブハウスに対する世間の風評被害の最中、その中で必死にもがいてイベントを敢行するライブハウス、アーティストは多く存在する。誰だって泥臭くやっていて、自分たちができることでこの状況を脱しようとしているのだ。 ライブハウスはこの先一生、全員に理解されるなんてことはないと思う。彼らの多くは決して認められたくて音楽をやっているわけでない、自分のためにやっているのだ。 そう言った野心を理解できる人だけが集まる。そう言ったライブハウスでこれからもあり続ければ良いのではないだろうか。 --- 運営:Evening Music Records株式会社
高まるコロナウイルスの影響。各イベントの開催の是非について考える
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高まるコロナウイルスの影響。各イベントの開催の是非について考える

武漢で発生した新型肺炎を伴うコロナウイルス。今でも連日の報道で、それについてのニュースを目にしないことはない。コロナウイルスの感染者は日本でも増えてきており、それは北海道から沖縄まで、各所で広がってきておりとても他人事とは思えない状況になってきている。 そんなコロナウイルスの影響は、エンタメ業界にも渡っている。すでに複数の海外アーティストは来日公演の予定を延期、またはキャンセルをする自体が続いており、3月に公演を控えているアーティストも、開催の是非について検討している最中であろう。 最もこのコロナウイルスの蔓延状況がいつ落ち着くかも定かではないため、今年夏に控える東京オリンピックにも影響が及ぶ可能性があるのではないかと考えることもできる。そうなってくれば、毎年恒例の音楽フェスのFUJI ROCKや、SUMMER SONICの特別版として今年は開催されるSUPER SONICの開催についても懸念が広がるばかりだ。 コロナウイルスによって大打撃を食らいかねないエンタメ業界が今なお抱いている葛藤について、本稿では考えていきたい。 ◆コロナウイルスの影響による公演中止は、保険がおりない!? コロナウイルスの影響の最中ですでにイベントの開催中止を発表する事例が相次ぐ中、なかなか開催の是非について決断を下すことができていない事例も多くある。それには一つ、大きな理由があるのだ。 それは、今回のコロナウイルスを理由としてイベントを中止した場合に興行中止保険が下りないということである。 参考として図にも示している通り、保険適用外の例として「感染症の発生、発生のおそれ」というように記載されている。イベントを中止にするという決断ができないでいる理由の大きなものとしてはこういったことが挙げられるだろうと考えられる。 他の観点で見て少し怖いと思うのが、イベントを中止にしたことを賞賛する風潮が高まっているように思えることだ。確かに、こういった現状の中で経営的にも赤字を覚悟してのイベント中止という素早い判断はまさしく英断とも言え、それに拍手を送りたくなる気持ちもすごく理解できる。 だが実際に、例えば政府から全てのイベントを中止するという指令が出ているわけでもないため、今の所は各事業者にその判断権が委ねられている。なので、開催の是非の判断をくすぶっているからといって、そのイベント自体を批判する理由にはならないのである。 感染症の流行の中でやや自粛ムードになりがちであるエンタメ業界だが、ひとまずは各事業者の判断に着目し、早くこの状況が収まりイベントが楽しめる状況になることを願うばかりである。 --- 運営:Evening Music Records株式会社