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常に最高を更新中!挑戦を恐れない新進気鋭の実力派バンド「totemぽぉる」の裏側に迫る

EVENING編集部

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公開日:2024年6月4日

 

 

2022年に開催されたロックバンドオーディション『Brand-New Band Story』にて、GEN(04 Limited Sazabys)や Hiro(MY FIRST STORY)といった名だたるアーティストの満場一致で優勝をおさめ、メジャーデビューを果たした「totemぽぉる」。

 

今後さらなる活躍が期待される彼らの知られざる裏側は、どんな姿なのだろうか。

 

3月上旬、先輩バンドである FOMARE を追って札幌に滞在していたメンバー3人への独占インタビューにて迫りたい。

 

 

その擦り合せがバンドになっていく

 

今回のインタビュー取材の冒頭では、まず totemぽぉる が創り出す楽曲の制作方法について伺ってみた。

 

 

―――今までに素敵な楽曲を数々リリースされていますが、普段の楽曲制作はどのように行っているんですか?

 

蘇我(Vo):自分が曲を作ってきて、こんなの作りたいって言うことが多いんですけど、最近はセッションも取り入れてます。歌詞は本や映画から着想を得ることが多いですね。小さい頃から本を読むのが好きで。

 

 

totemぽぉる が作る楽曲の歌詞からは、確かにその片鱗が見て取れ、爆音をかき鳴らして歌う想いは、ストレートながらも、その言い回しはどこか詩的な作品が多い。その絶妙なバランスが、彼らの魅力なのかもしれない。

 

楽曲『夕方エンジェル』では、「炭酸みたいな君の憂鬱は ぼくの脳みそを溶かすモルヒネだ」という歌詞も綴られており、クセになる言い回しに才能を感じる。

 

 

炭酸みたいな君の憂鬱は ぼくの脳みそを溶かすモルヒネだ

楽曲『夕方エンジェル』より

totemぽぉる「夕方エンジェル」Lyric Video

 

 

次に、もう一歩踏み込んだ質問を投げかけてみた。

 

 

―――楽曲を作る上で一貫した方向性や、ライブを通して伝えたいメッセージはありますか?

 

蘇我(Vo):人を元気にさせるような曲を作りたいですねやっぱり。僕はあまり失敗を失敗と思ってなくて、今自分が最高な状態であれば全てが必然だったって信じられるんじゃないかって。いつだって自分は最高なんだよってことを伝えたいです。

 

栗原(Dr):ライブを見て、今までの生活のちょっとした空白が埋まるようなライブをしたいです。音楽を聴いた人の生活の一部になっていくみたいな。

 

関野(Ba):音楽を聴いた人にとにかく楽しくなって欲しいです。元気になって欲しい。

 

 

確かに、totemぽぉるの楽曲は常に底抜けに明るい訳ではない。が、悲観的という訳でもない。いつだって等身大の姿を歌い、それすら「最高だ」とリスナーを抱きしめて肯定してくれるような力があるのだ。

 

特に、昨年リリースされた『LOVE』には、totemぽぉるのそのスタンスが顕著に表れている。ぜひMVとあわせて聴いてみて欲しい。

 

 

もしこんな世界が優しくなったら君も明日から元気になれるかな

ねぇずっと僕らは間違ってないからさ 誰にも負けちゃだめだよ

楽曲『LOVE』より

totemぽぉる「LOVE」Music Video

 

 

ここまでのインタビューでは、真剣に、そして生き生きと音楽を楽しんでいる彼らの様子が伝わってきた。そんな totemぽぉる だが、楽曲制作において壁にぶつかることはあるのだろうか。

 

 

―――普段、楽曲制作で悩むことはありますか?

 

蘇我(Vo):それはもういっぱいあります(笑)。楽曲を良くしようとすればするほど、歌詞とかメロディーに対する言葉の入れ方とか考える事も増えていって。でも、バンドでスタジオに入った時、何となしに出てきたフレーズや決めのおかずが良かったりするんですよね。

 

 

―――最初の原型から完成する曲が変わることもあるんですか?

 

蘇我(Vo):めちゃくちゃあります。バンドマジックというか、バンドの強みというか。バンドだからこそ、自分のイメージと違う方向に楽曲が行って、その擦り合わせがバンドになって良い曲ができるんじゃないんですかね。

 

 

最初の質問では、蘇我は原型を自分が作ることが多いと語ってくれた。その過程で悩むことも多々あるが、そんな時こそ1人ではなく複数人で制作に取り組むことができるバンドの強みが生きてくるようだ。全員で良い楽曲を作っていこうというバンドの姿勢が垣間見えた瞬間だった。

 

 

その瞬間の最高を目指して

totemぽぉる

© totemぽぉる

 

さらに、ライブでの様子について尋ねてみた。

 

 

―――totemぽぉるのライブは、演者も観客もとても熱いことが特徴の一つだと思います。ライブをする上でどんなことを大切にしていますか?

 

蘇我(Vo):その瞬間その瞬間を大切にしたいです。対バンや観客の雰囲気もみて、その場が一番楽しくなるように。ちょっとずれちゃったりもするけど、そのずれもライブなのかなって。ライブの完成度より、その瞬間瞬間で最高なことを重視してます。

 

栗原(Dr):ドラマーやリズム隊はやっぱり出音だと思うんですよね。楽しくさせたいのが前提なんですけど、でも棘は持つようにしてます。まけねぇよ!ぐらいの感じですね。俺が一番良い音出してやるって気持ちが音にも全面に出てますね。

 

関野(Ba):やる側も見る側も楽しむのがライブだと思っていて。高校生の頃はミスをすると落ち込んで保守的なライブに走ってしまうこともあったんですけど、最近はミスしても楽しいです。ミスした時の顔ってダイレクトに伝わるんですよ。とにかく楽しむことを大切にして、そしたらお客さんにもその楽しさが伝わるんです。

 

 

筆者自身もロックバンドのライブにはよく観客として足を運ぶのだが、ライブの醍醐味については同意見だ。

 

もちろん、生で素晴らしい技術の歌や演奏が聴けることも魅力の一つだが、その日のコンディションや観客の雰囲気など、様々な予測不可能な要因によってライブの様子は変わってくる。

 

どんなアーティストにも共通することだが、こうすれば必ずライブが成功するという答えが無い中で、常にその場のベストを尽くすことに意味があると言えるのだろう。

 

 

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最大の武器は「ぶっ飛んでいる」こと

 

また、totemぽぉる のメンバー自身が考える彼らの強みや特徴についても考えも伺ってみた。

 

 

―――全力を出し尽くす熱いライブや、特徴的な楽曲などtotemぽぉるには魅力が沢山ありますが、自分たちの最大の武器は何だと思いますか?

 

蘇我(Vo):ぶっ飛んでいるところだと思ってます(笑)。ギャンブルでいったらオッズが高い方に全部ベットしちゃうような、思い切りの良さが武器じゃないですかね。

 

 

―――「ぶっ飛んでいる」と言えば、皆さんは今、対バン後も先輩バンド FOMARE のツアーに付いて行かれて、全国各地を回っていますよね?

※ FOMAREが、2024年1月にリリースした新アルバム『be with you』ツアーの神奈川公演、静岡公演に、totemぽぉるは対バン相手として呼ばれていた

 

蘇我(Vo):下手したら先輩に迷惑がかかっちゃうし、自分たちのやらなきゃいけないこともあるし、勿論お金もかかるじゃないですか。でも平成初期のバンドってそういうことをしているイメージがあるんです。昔出来たんだったら今も出来るでしょマインドで。今回ってお金も無くて移動も辛いけど、各地でスタジオに入ってメンバーとの時間も増えてグルーブが生まれて、全部が無駄じゃなくて。音楽に還元できるようになったらいいなって思ってます。

 

 

―――何かその中で印象に残っていることはありましたか?

 

蘇我(Vo):FOMARE ツアーの金沢編に飛び入り参加させてもらったことです。その前が富山で、Hawaiian6 との対バンだったんですけど、俺が打ち上げに参加させてもらっていて。ドラムの畑野さんに「せっかく来てやる気があるならやってみろよ」って言ってもらえたんです。怖いじゃないですか。けど、ここで引き下がったら意味が無いって思って、「できます」って。 15分だけだったけど、全力出しすぎて汗だくでした。

 

 

―――お二人は何か武器だと思う部分はありますか?

 

栗原(Dr):ぶっ飛んでいるからこそリアルでしかないところですかね。リアルしか見せられない、嘘がつけない、一番リアルです(笑)。ひけらかそうとしている訳じゃないですけど、カッコいい所もカッコ悪い所も全部見せる等身大なバンドってのが武器です。

 

関野(Ba):3人が同じ方向を向いているところですね。FOMARE に付いていくことも満場一致で決まったんです。普通だったら誰かしら渋るじゃないですか。だから、3人だったら今後もやっていけるって思います。

 

 

3人揃って「ぶっ飛んでいる」ことが武器と捉える totemぽぉる。

 

口だけでなく、実際に行動でそれを体現する三人なら、他のバンドには出来ないことでも成し遂げてしまうと思わせられる、そんな雰囲気が3人からは感じられた。

 

 

―――最後に、今後挑戦してみたいことや目標はありますか?

 

蘇我(Vo):変わった曲を作りたいです。今まではストレートな曲が多かったですけど、今までにない自分を見つけたいですね。行ける時は遠くまで言ってその街の曲を書いたり、色んなジャンルに手を出すと言うより、深堀りしていって新しい自分を見つける作業みたいな感じですかね。あとは一貫して、バンドの顔になる曲を作りたいです。今年!

 

栗原(Dr):でっかいところに立ちたいですね。そこに立ってライブをしたらどんなに気持ちが良いんだろうって気になります。個人的には富士山にも登りたいです(笑)。

 

関野(Ba):47都道府県ツアーとかしてみたいです。その場所にちなんだアーティストを対バンで読んだりして。あとは地元栃木のベリテンライブにも出たいです。栃木と言えば totemぽぉる いるよねって言われるようになりたいですね。

 

 

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インタビューを振り返って

 

今回のインタビューを通し伝わってきたのは、バンド活動に対する真摯な姿勢と熱い想い、そして何よりメンバー3人の関係性の良さだった。誰か一人が突っ走ること無く、全員揃って同じ方向に向かって同じ気持ちで進んでいるバンドは、決して多くは無いだろう。

 

10代・20代の若者世代にこそ、「totemぽぉる」の楽曲を聴いてみて欲しい。

 

彼らの姿と音楽に、きっと勇気づけられる人は多いのではないだろうか。

 

 

リリース情報

 

SINGLE作品:LOVE

2023/09/06 (Wed) RELEASE

COKM-44588

1.LOVE

2.夕方エンジェル

各配信サイト:https://lnk.to/totempole_LOVE

 

 

関連リンク

 

公式サイト:

https://totem-pole.com/

 

YouTubeアカウント:

https://www.youtube.com/channel/UCmSn1SPXQnL56tJ5VDRAYVQ

 

X(Twitter):

https://twitter.com/boron_boron4649

 

Instagram:

https://www.instagram.com/totempole2022/

 

取材日:2024年3月8日

文:坪井媛

 

 

 

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