2019年 人気曲ランキングに選出されたアーティストは?ユーチューブの再生回数が億超えのあのアーティストも…
2019年に最も世間の流行を先取りしているアーティストは誰だろう...?
それは当サイトの読者のみなさんでしたら、それぞれに思い浮かぶ好きなアーティストがいるかと思いますが、本記事では2019年上半期の人気アーティストの振り返りから、すでに2019年末も近づく中ではありますが、今後ヒットが予測されるアーティストに関してお届けしていきたいと思います。
まずは、2019年上半期(1~6月)に最も人気を得たアーティストは誰か...についてです。
それは何と言っても、彼を差し置いては語れないでしょう...
◆ 2019年 人気曲とアーティストはユーチューブ再生回数も億越えの...
何と言っても2019年の上半期で最も話題を集めたのは「米津玄師」でしょう。
米津玄師のすごさは、その実績からも明瞭で、石原さとみ主演ドラマのアンナチュラルの主題歌として大ヒットした「Lemon」については、総再生回数 4.6億回というケタ外れの実績だ。2018年3月14日にリリースしたシングルタイトル曲だが、ロングヒット楽曲といって間違い1曲となっている。
同曲はカラオケの新曲ランキングなどでも、度々話題となった楽曲であり、楽曲を歌うというボーカル的な観点では決して簡単な楽曲ではないのだが、常に上位ランキングに位置付けられている楽曲だ。
まさに、平成の終わりから令和の始まりにかけて、様々な音楽番組で“平成の音楽史のヒット曲”として「Lemon」が紹介された影響が実績に現れているというところでしょうか。“首位独走”を記録したアーティストと言えるでしょう。
さらに、2019年6月3日にリリースされた米津玄師の「海の幽霊」もアクセス上昇中であり、また、米津玄師が作詞・作曲・プロデュースを手がけた菅田将暉の新曲「まちがいさがし」(2019年5月14日発売)も同様の人気ぶりだ。いずれの楽曲も、多くのラインキングメディアにおいて上位ランクインする等、時の人と言わんばかりの活躍ぶりだ。
◆ 2019年 注目のアーティストはKing Gnu(キングヌー)か...
また、すでにヒット真っただ中ではありますが、今後の注目アーティストとしてはKing Gnu(キング・ヌー)が挙げられるでしょうか。
KIng Gnu(キング・ヌー)は、東京藝術大学出身で独自の活動を展開するクリエイター「常田大希」が、2015年にSrv.Vinciという名前で活動を開始したことがそもそもの始まりだ。
その後、紆余曲折あり、いくつかのメンバーチェンジを経て、常田大希(Gt.Vo.)、勢喜遊(Drs.Sampler)、新井和輝(Ba.)、井口理(Vo.Key.)の4名体制へ落ち着いている。そして、2017年4月、バンド名を「King Gnu」に改名し新たなスタートを切っている。
さらに、彼らのブレイクのきっかけとなったのが「白日」の1曲であることは間違いないでしょう。
同曲は、2019年2月22日にリリースされた配信限定シングルであり、ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』主題歌として書き下ろされた楽曲だ。
リリース当初からファンだけでなく、多くのリスナーから人気のある楽曲でしたが、4月26日に(金)放送の平成最後の『ミュージックステーション』に出演し、同曲を披露した際の圧倒的なパフォーマンスが話題となり、一気に人気に火がつきました。
2019年を締め括るアーティストとして、さらなる人気が出てくることも予見される期待のアーティストでしょう。
運営会社: Evening Music Records株式会社
調和と創造、特異性と普遍性、King Gnu常田大希の二面性に迫る
昨今日本の音楽シーンを騒がせているバンド、”King Gnu”。”白日” “飛行艇”など、聴衆を先導していくかのようなメッセージ性の強い歌詞とメンバーのバックグラウンドがよく現れた新進気鋭な演奏が魅力です。
King Gnuが提供する全曲の作詞作曲を担当しているのはGt.&Vo.の常田大希。彼はKing Gnuでの楽曲制作にとどまらず、ソロプロジェクト”millennium parade”としての音楽活動も行なっています。大衆向けのロックバンド”King Gnu”と未来の音楽を探求する”millennium parade”、二つのグループの音楽性・ビジョンの比較を行いながら常田大希の内面に迫ります。
◆ “millennium parade”とは…?
King Gnuの存在が日本中の若者の間の中で話題となって間もない、2019年4月5日に始動した音楽プロジェクト。テーマは、「世界から見た東京の音」。King Gnuの楽曲の中にも”Tokyo Rendez-Vous”など、東京の特異性をテーマにしたものが見られますが、millennium paradeでは”東京”というイメージをより抽象的・本質的に捉え、一つの作品として世界に届けることを目的としています。現在流行しているどの音楽も迎合せず新進気鋭なサウンドを作り出します。今月27日には新曲”Stay!!!”のミュージックビデオが公開されました。ミュージックビデオは少女と犬のやり取りを映像とアニメーション両方で表現するといった、リアルとバーチャルの間を行き来するような浮遊感のある仕上がりになっています。
”Stay!!!”に限らず、人間とアンドロイドの中庸のような生命体が登場する”VEIL”、動物と人間の対比・共存を綺麗に描いた”Plankton”など「二項対立的に語られることの多い事柄にグラデーションをつける」ことも一つの目標としているのかもしれません。
◆ “King Gnu”、”millennium parade”から見えてくる、常田大希の二面性
常田大希はどうして二つのグループを同時期に進行させているのでしょうか?そこには常田大希自身の二面性や不確実性が見え隠れしています。
-King Gnu
これまでにはない音作りとボーカルのハーモニーから、世間的には邦ロックの異端児として捉えられてしまうKing Gnuですが…
日本中の老若男女に聞いてもらえるような大衆的かつ前衛的な音楽を作りたい。この目的に沿って結成されたKing Gnuはよりはっきりとしたメッセージやメロディーを以って聴衆に音楽を届けます。8月にミュージックビデオが公開となった新曲”飛行艇”では自身の声を社会に向かって発信していくことの重要性を強く訴えかけるような言葉が並びます。
R&Bなどの”Cill系”音楽の波が押し寄せる中でこれまで積み上げてきた邦ロックの文化を継承しつつ、自身の創造性を表現する。新しい音楽と歴史のある音楽の調和。これがKing Gnuのキーワードの一つでしょう。
-millennium parade
対して、millennium paradeは音作りからメロディーまで全てが新進気鋭。King Gnuでは直接使われていたメッセージ性の強い歌詞もありません。また、国内にとどまらず世界中に音楽を届けることを目指しています。King Gnu、millennium paradeのどちらも東京をテーマにした楽曲が多く存在していますが、King Gnuでは”誰もが描く東京のイメージ”を取り上げる(Tokyo rendez-vousなど)のに対して、millennium paradeでは東京の特異性を世界中に発信することが謳われています。
このように二つのグループは彼の中でそれぞれ別の役割を持って世に羽ばたいています。別の魅力とメディア力を持った二つのバンドを媒体として、彼は”音楽の再燃”を成し遂げようとしているのです。
運営会社: Evening Music Records株式会社
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