活動開始から30年を経た電気グルーヴ、新曲『Set you Free』を配信開始。今もなお注目を集め続ける彼の魅力とは…
活動開始から30年を経た電気グルーヴ、新曲『Set you Free』を配信開始。今もなお注目を集め続ける彼の魅力とは...
先週に行われたフジロックの ”オンライン配信”。 3日間にわたって、過去のフジロックのライブ映像をYoutubeにて生配信するというものである。1日あたり累計では20万人以上の人が視聴したと見られ、3日間で合算すればもっと多くの人が視聴していたことになる。 事実上、フジロックのリアル開催と同等の人が視聴していたことになる。改めて、フジロックという音楽フェスが本当に多くの人に愛されているものだということを、実感させてくれた。 そして、本来ならば今年のフジロックでヘッドライナーとして出演する予定であった電気グルーヴ。 もちろん今年の開催が叶わなかったことは残念だが、先週のフジロックオンライン配信では、終了間際で一つのサプライズがあった。フジロックのヘッドライナー出揃う!最終日は「電気グルーヴ」と「忌野清志郎」!?
夏の音楽フェスの代表格、フジロックのヘッドライナーが全て解禁された。第一弾発表の時点で、The StrokesとTame impalaの2組がヘッドライナーとして発表されていたが、最終日のヘッドライナーが日本人アーティストである。
一つは、「電気グルーヴ」だ。ついに電気グルーヴがフジロックの舞台で復活する。かねてよりフジロックの舞台に縁がある電気グルーブは注目のステージとなること間違いなしだ。
そしてもう一組、ヘッドライナーが発表されている。それは「忌野清志郎」である。日本を代表するロックスターを数多くの名アーティストがフィーチャリングするというプロジェクトだ。正しくは、「忌野清志郎 Rock'n Roll FOREVER」という名義で出演する。メンバーは以下の通りだ。
UA / エセタイマーズ / 奥田民生 / GLIM SPANKY / 甲本ヒロト / SION / チバユウスケ / Char / トーキョー・タナカ, ジャンケン・ジョニー / トータス松本 / YONCE
まさに、日本を代表するアーティストたちによって披露されるこのプロジェクト、こちらも注目したい。
▽ 賛否両論もある” 故人をフィーチャリングする”ということ
今回のフジロックでは「忌野清志郎」のフィーチャリングプロジェクトが、ヘッドライナーとして抜擢されたわけだが、それには賛否両論もあるのだ。
例えば昨年の紅白歌合戦において、「AI美空ひばり」のパフォーマンス時間があった。現代の技術を駆使したプロジェクトであり、時代を感じさせるものではありつつも、一部からはそれを「冒涜である」として批判を受けていた。故人をAIなどという技術によって蘇らせたりするのは、わがままな行為であり、それは故人に対する失礼に値するというものである。
それと今回のフジロックの「忌野清志郎」は似たようなものを感じる。
あくまで、彼の楽曲をステージにてフィーチャリングするというものであるため、AI美空ひばりとは様相を異にしている。だが、大々的にヘッドライナーとして抜擢させるほど、大事にして盛り上げさせてしまって良いのだろうか、といった懸念も上がっている。もちろん運営側にも様々思慮があって、こういう決断に至ったことは大変理解できる。
今は新型コロナウイルスの影響もなお心配されており、開催の可否を心配する声も上がっている。まずは無事に今年も、フジロックが開催されることを祈りたい。
--
運営:Evening Music Records株式会社