コロナ禍

コロナ禍で急増するオンラインライブを成功させるには…? 2020年に急拡大した理由を「嵐」活動休止前最後のライブから探る。
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コロナ禍で急増するオンラインライブを成功させるには…? 2020年に急拡大した理由を「嵐」活動休止前最後のライブから探る。

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▼ 2020年急拡大したオンラインライブ 新型コロナ感染症が流行し、2020年は実際の会場で開催されるリアルライブの多くが中止や延期を余儀なくされた。その一方、画面越しでファンがライブを楽しめる有料型オンラインライブが音楽業界で重要な役割を果たした。ぴあ総研が行った国内オンラインライブ市場に関する市場調査によると、有料型オンラインライブの市場規模は4~6月では11億、7~9月では64億、10~12月では373億となり、短期間で急拡大したことが公表されている。 ▼ オンラインライブのあり方 実際のライブは、アーティストのパフォーマンスの迫力や臨場感、会場内のファンの熱気や一体感を感じられる最高のエンターテイメントの場である。そのため、実際のライブ会場に足を運び、アーティストのパフォーマンスを生で見ることにとって変わるものは無い。 しかし、オンラインライブにもオンラインの良さがある。例えば、会場の席数は限られているのに対し、オンラインライブは視聴数に制限がないため、今までチケットが手に入らなかったアーティストのライブをより多くの人に楽しんでもらえる機会を提供できる。さらに最高のカメラワークでパフォーマンスを堪能できるため、席運に左右されること無く、全員が「神席」(最前列や花道横などアーティストのパフォーマンスをかなり近い距離でみることができる席)からの目線でライブを楽しむことができる。しかし、オンラインになるとファンの歓声をアーティストに届けることが難しいため、実際のライブよりもファンとの繋がりが希薄になってしまう。そのため、オンライン上でもファンと繋がれる企画を行うことは重要になってくるだろう。 実際のライブを再現するのではなく、オンラインの良さを活かし、新しいワクワクや感動を届けることがオンラインライブのあり方であると思う。 ▼ オンラインライブを成功させる秘訣とは何か... そもそもオンラインライブの成功とは何なのだろうか。もちろん動員数を増やして収益を上げることは成功の要素として不可欠である。しかし、成功の本質は視聴者がアーティストのライブを「リアル」に感じ、それぞれの空間で楽しむことを実現することである。視聴者が動画を見るだけでは、ライブDVDと差別化できない。そのため、「リアル」を感じる体験をどう作るのかがオンラインライブにおいて非常に重要である。これを意識することで、実際のライブと比較して感じられる物足りなさを軽減できるかも知れない。 では、具体的にどんな体験を組み込めば、視聴者はライブの「リアル」を感じ、満足度が高いライブ配信になるだろうか...。 2020年のコロナ禍、様々なアーティストが工夫を凝らしたオンラインライブを行ってきた。本稿ではその中でも、2020年12月31日に行われた嵐活動休止前最後のライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」を取り上げようと思う。このライブは、嵐が今まで日本のエンターテイメントの最前線を駆け抜けてきた集大成として捉えられており、オンライン上で最大限の「リアル」な顧客体験を提供するヒントが沢山散りばめられている。沢山紹介したいが本稿では3つ紹介する。 ▼ ライブ前の準備期間を楽しむ企画を盛り込むこと 多くのファンはライブへの参加が決まると、1ヶ月前からワクワクしライブに向けた様々な準備に忙しくなる。例えばライブで使ううちわを作成したり、ライブで着る参戦服を考えたり、遠征する場合にはホテルを予約したり、過去のライブ映像をみてコール&レスポンスを練習したりする。そして期待感がピークに達した状態でライブ会場に向かうのである。 オンラインライブでは会場に実際行かない分、このような準備がファンにとって意味を持たなくなってしまう。そこで、嵐はライブの1ヶ月前から「This is 嵐 LIVE みんなで準備だ!T V」と題した動画の配信をYouTubeで始めた。告知編1回、本編10回のシリーズとして、ライブの準備を、ファンと嵐が一緒に楽しみながら進めていくための動画である。チケットの購入方法、視聴環境の準備方法など誰もが戸惑わずに楽しめるように嵐が教えてくれる動画や、「G U T S」のダンス「言葉より大切なもの」の歌、「感謝カンゲキ雨嵐」のコールを嵐が実践しながら指導するパフォーマンス講座もあった。 パフォーマンス講座は最後に「課題」がだされ、ファンは歌やコール、ダンスを練習し、録画・録音したものを提出することになった。この音声や動画はライブで実際に使用されるため、ファンは1ヶ月間ライブの参加者の1人として最高の準備期間を過ごすことができたのである。準備をすることで、ライブに対する期待感も日々高まっていったのだ。 ▼ ライブ中に「リアル感」を感じられる場の構築する ライブ内では、「リアル感」を感じられる瞬間が沢山あった。特に、コールや歌、ダンスなどのファンの投稿素材をライブに融合したことはファンの一体感を生み出した。投稿されたファンの声を用いて「あ・ら・し」コールを作り、ライブ開始直前に無人の会場に響かせたり、嵐が立つステージの背面と天井いっぱいに「GUTS!」を踊るファンの動画が映されたりした。ライブ音声やデジタル音源を用いるのではなく、参加者の投稿素材を使うことで、リアル感が増し、参加者の気持ちを盛り上げることができた。 また、ライブ中にオンライン上で嵐と会える「MEETS CHANCE機能」が導入された。会場には約100枚のモニターとカメラが用意され、モニターはファンの姿を映し出すために、カメラは嵐を映すために使われた。当選したファンの映像が、嵐の目の前のモニター画面にリアルタイムで映され、直接双方向でコミュニケーションが取れる仕組みになっていた。そのため、多くのファンはMEETS CHANCEのために、実際のライブと同じようにライブTシャツを着用し、うちわを手にしてライブを鑑賞していた。オンライン上でも、ファンと繋がれるサービスがあると、オンラインライブをより一層楽しいものにしてくれるだろう。 ▼ ライブに参加した証を残す 実際のライブでは紙チケットやグッズなど、時間が経ってもライブの記憶が蘇るようなライブに参加した証が残る。しかし、オンラインライブはオンライングッズを買わない限り、ライブの参加したことが形として残しづらい。 This is 嵐LIVEではライブが終わって年が明けると、配信に参加したファンクラブ会員には、紙チケットと実際に演出で使われた銀テープが届いた。銀テープとは、ライブ中に会場で飛ばされ、それをファンが拾って帰るというライブのお土産の役割を果たす。嵐のライブに参加した記念が手元に残ることで、ファンはオンラインライブに参加したことを改めて実感し、その時間に嵐のパフォーマンスをリアルで見ていたことを確かめることができる。 ▼ まとめ 嵐のライブはどうすればファンを楽しませられるかを追求した結果である。嵐と同じように膨大な資金を投資してライブを作り上げることは難しい状況であっても、オンライン上でも視聴者に「リアル感」を感じてもらい、楽しませたいという精神がオンラインライブの成功の鍵であると思う。それは画面越しでファンにメッセージを伝えるといった小さなことから、デジタルやAR技術を駆使した大きな企画に至るまで全てに共通することである。 今後新型コロナウイルスが終息し、会場でのライブが再開されたとしても、多くのアーティストがオンラインライブと併用していくことが予想される。このライブ自粛ムードをチャンスに変えてオンラインライブが今後さらに発展していく事を期待したい。 -- メディア運営:Evening Music Records Inc.
徐々に浸透するライブを無料で見ることの”スタンダード化”…?コロナ禍をきっかけに、新しい価値観が生まれる可能性も
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徐々に浸透するライブを無料で見ることの”スタンダード化”…?コロナ禍をきっかけに、新しい価値観が生まれる可能性も

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2020年頭から、日本で一気に広まった新型コロナウイルスの感染。 とにかく、パッと頭に浮かぶだけでもコロナは我々に新しい変化、価値観をもたらしたと思う。エンターテイメント関連、音楽に関していうならば、オンラインのライブ配信という形が一気に広まった。 コロナ感染対策への配慮から、人が密集してのライブ開催ができない状況にある中で、代替として生まれた方策であるが、この新しいライブ配信という形はかなり浸透してきているようなイメージがある。 これまでは当然のように、ライブは実際に会場に赴いて生の音を聞いて楽しむものというものであったため、最初はオンラインライブというのはあまり受け入れられないのではないかと筆者自身も考えていた。 しかし、家で気軽にライブを楽しめるということのメリットはあって、例えば、事情によって会場に赴けない人にとってもオンラインでライブを楽しむことができるというのは非常に大きな利点であるだろう。 コロナ禍が、音楽ファンに新しいライブの楽しみ方を生み出すきっかけをくれた反面、私たちには新たな価値観が生まれるのではないかとも考えることができる。 例えば、コロナ禍で開催されているオンラインライブの多くが無料であるという点は注目しなければならない。確かに、リアルではないオンラインでの視聴という前提ではあるのだが、従来お金を払って参加していたリアル会場でのライブと同じパフォーマンスを無料で享受できる様になっているとも言える。 これまででは当たり前のように、ライブに参加するにあたってはチケット代を払っていたが、コロナ禍において業界的なスタンダードな価値観が変わってきている現在では、もはやお金を払わなくてもライブを楽しめると言う考え方が根づき始めているとも言える...。 この事が今後スタンダードとなるのであれば、これからの音楽ビジネスにおいては新たな危惧が生まれることにもなる...。 ◆ 違法音楽アプリの普及という前例も... より多くの人が音楽に対してお金を払わなくなる可能性も これは、あくまで悲観的に捉えたらの話ではあるが、新型コロナをきっかけして、今後音楽ビジネスにおいてお金が支払われなくなる可能性も秘めている。 最近ようやく規制が強まったが、違法音楽アプリという存在を認識している人は多くいる事だろう。著作権を無視した、楽曲を配信するアーティストに全くお金が還元されない仕組みで、音楽が無料視聴できると言う非常に悪質なアプリである。 このアプリが登場した当時は、とても信じられないという正常な見方が顕著だった。しかし、あまりお金を持っていない中高生などの若い世代にとっては、こうした違法アプリは都合の良い存在であり、周囲の友達が使っているからという理由で利用し始め、その罪悪感も本人には無いということもあり、ユーザー数が拡大してしまっていた。 それまで音楽にはお金を払うという当たり前の価値観があったのが、違法音楽アプリの登場によって、気付けばそれは当たり前ではなくなっているという事態が起きていたのだ。 この例と無料配信ライブを全く同じように考えることは、あまり論理的ではないのだが、コロナ禍を契機に似たようなことが起きる可能性も無くはない。 無料配信ライブというのは、アーティスト側にとっても、自分たちを知ってもらう事のハードルが下がることに繋がる画期的な手法である。 一方、ユーザーにとっても、無料でライブを楽しめるという非常に有難い機会が得られることになる。今はまだ、無料配信ライブというのは始まったばかりであるため、今後の動向は未知数だ。 だが、今後、"音楽を聴く"と言う行為に対して、価値観の変化が起こる可能性には注視していく必要があるのかも知れない...。 -- メディア運営:Evening Music Records株式会社
最新のイベント開催事情は?コロナ禍の状況を様々な視点から考察。
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最新のイベント開催事情は?コロナ禍の状況を様々な視点から考察。

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開催の是非が問われる現状に、世間と研究と音楽の視点から考えてみた。 イベント開催制限のあり方について、西村康稔経済再生相は8月24日、現状の感染状況等に鑑み、8月末まで現在の人数上限(5,000人)を維持することとされているが、9月末まで、現在の収容率及び人数上限を維持すると発表していたが、9月8日に一転し緩和する報道された。 緩和の内容を簡略化すると、来年行われるオリンピックを考慮しスポーツ観戦は収容人数を50%は維持し、上限人数の5,000人を撤廃、クラシックや伝統芸能など私語を慎み鑑賞するものについては、スポーツ観戦とは逆の、収容人数の50%を撤廃し、上限5,000人を維持するとの発表があった。そしてライブハウスや普段から耳馴染みがあるポップミュージックのライブは、上限人数の5,000人と収容人数の50%の両方とも維持されたままの状態である。 ◆ 緩和がなされたとしても、まだまだ予断を許さない現象であるのに変わらない。 その要因として、以下の事実が挙げられる。 ロイターより8月24日に中国 香港大学の研究者は新型コロナウイルス感染症から回復した男性が4カ月半後に再感染したことを確認されたと報じられた。 詳細は、香港の男性(33)は4月、コロナ感染症から回復し退院、今月15日、英国経由でスペインから香港に戻った際、コロナ検査で陽性が判明した。2回目の感染では1回目とは異なるコロナウイルス株に感染しており、無症状だったという。実証された再感染のケースとしては世界初とされている。 実のところ、国立感染症研究所のホームページでは、4月27日に新型コロナウイルスSARS-CoV-2ゲノム情報によるネットワーク解析をすでに公開されており、中国 武漢、EU各国、アメリカで流行している新型コロナウイルスのゲノム配列に異なると報告されていた。ゲノム配列に異なる部分によるが、武漢型とEU型の違いは、ウイルスが体内へ侵入するSpike proteinと呼ばれるタンパク質に変異の影響が出ており、体内に取り込まれる箇所に広がりが生じ、感染のしやすさの証明となっていた。 薬開発が急務とされているが、感染予防薬ワクチンは現在、世界保健機関(WHO)によると、世界で臨床試験中のワクチンは30種類あり、米モデルナ、英アストラゼネカとオックスフォード大といった欧米勢、世界各国で治験を進めているという。 つい最近、英アストラゼネカのワクチンが臨床試験中に重篤な副作用が発生し、中断された。このように早急な薬開発は困難であり、政治利用しやすい反面、安全を欠く行為であると認識していただきたい。 ◆ With コロナ時代に求められるものとは... 新型コロナウイルスの恐ろしさはパンデミックなところだけでなく、重症化した時の対処方法が完全解明されていないのもあるだろう。 そんな中、大阪大の岸本忠三特任教授らの研究チームが重症化の一例である血栓を引き起こす仕組みを解明したと発表した。 新型コロナウイルスが体内に侵入すると、免疫細胞の一種であるT細胞などが放出するタンパク質「インターロイキン(IL)6」が過剰分泌されると、血液凝固を促進する別のタンパク質「Plasminogen Activator Inhibitor-1 (PAI-1) 」が連動して増加し、血管中に血栓が生じるメカニズムを発見した。 関節リウマチ治療薬 アクテムラを使用すると、血栓の発生が抑えられたとして、国内外で重症患者に対して治験されている。 違う角度の実験として、ドイツ ハレ大学(Martin-Luther-Universität Halle-Wittenberg)の科学者たちが8月22日、混雑した屋内イベントにおいて新型コロナウイルスがどのように広がるかを学ぶため、ボランティアで満員のコンサート会場でライブを開催した。 プロジェクト名 Restart-19は、ライプツィヒのコンサートホールに約2000人を集め、ドイツ人シンガーのティム・ベンツコ(Tim Bendzko)が出演した。検証内容は、被験者全員にコンサートの48時間前にPCR検査を行い、3つのショーに分けられる。1つ目は今までのイベントを再現したもの、2つ目はパンデミック後の衛生管理を意識し、ある程度の距離を置いたもの、3つ目は観客数を半分程度に抑え、厳格な社会的距離を義務づけたものである。実験の結果は、年末までに公開される見通しだ。 国内では無観客配信や規制に基づいたイベントが徐々に開催されているが、まだまだ大規模なイベントを行うまでは至っていない。 インフルエンザウイルスみたいにワクチンや抗ウイルス薬が確立されておらず、"withコロナ"の時代はとっくに幕開けしているのを自覚し行動してもらいたいと願う。 -- メディア運営:Evening Music Records株式会社
制約下でも開催を果たした音楽フェス RUSH BALL。コロナ禍でのイベント開催の先駆けとなった当フェス、満足度も高く?
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制約下でも開催を果たした音楽フェス RUSH BALL。コロナ禍でのイベント開催の先駆けとなった当フェス、満足度も高く?

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2020年は新型コロナウイルスの年といっても良いほど、今年一年を印象付けるようなものとなっている。 コロナによって生じた制約は各方面にあるが、音楽ファンにとっては夏フェスが開催されないことは特にされないことは特に悲しい現実である。日本では今年2月ごろから感染が始まったが、半年が経った今でもその状況は落ち着いていない。 正直、当初の段階ではまさか夏終わりまでにこの状況が続くとは予想されていなっかたのではないか。収まるどころか、今はまさに正念場であり、これから寒い時期を迎えるにあたって、さらに厳しい時期を迎える。 夏フェスに関して、例年ではSUMMER SONICやFUJI ROCKなどのフェスで大盛り上がりのはずなのだが、そういった大型フェスはイベント開催の制約によって、残念ながら開催を中止している。 そんな中で、たった一つ2020年の開催に成功した音楽フェスがある。 本稿ではまさにそのフェスである RUSH BALLについて取り上げたい。 ◆ ガイドラインに即したソーシャルディスタンフェス!?屋外での開催もあいまった、コロナ禍ならではのフェス。 大阪・泉大津で開催される音楽フェスRUSH BALL。 どの音楽フェスも今年は開催を諦める中で、唯一RUSH BALLは2020年の開催に成功した。もちろん、政府が掲げるイベント開催に関するガイドラインに即した形での開催で、入場人数も最大五千人というように設定している。 RUSH BALLは例年通り屋外での開催であるために、密閉空間になる危険性もない。元々のフェスの持つ特徴もあいまって、開催に至ったのであろう。 通常であればフェスといえば、多くの人がぎゅうぎゅう詰めになって、もみくちゃになっている光景がある。だが、今年においてはそういった光景はもちろん見られず、観客はスペースで仕切られたエリアごとに、整列してライブを楽しむ形になっている。 まずはイベント開催の先駆けとなったRUSH BALL。当フェスの開催成功は、今後のイベント業界にとっての希望の光ともなったのではないか。 -- メディア運営:Evening Music Records株式会社
サザン無観客配信ライブの裏側に密着!〜コロナ禍においてメンバーのリアルな思いに迫る〜
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サザン無観客配信ライブの裏側に密着!〜コロナ禍においてメンバーのリアルな思いに迫る〜

2020年8月16日(18:05~18:43)にNHK総合テレビにてサザンオールスターズの特番『サザン特別ライブ2020「Keep Smilin’~素晴らしい明日を夢見て~」』が放送される。 番組ではデビュー記念日の6月25日に横浜アリーナで開催した自身初となる無観客配信ライブ『サザンオールスターズ特別ライブ2020「Keep Smilin’~皆さん、ありがとうございます!!~」』の舞台裏を追った様子と、メンバー全員のインタビューが地上波で初公開となる。 コロナ禍で数多くのライブやフェスが延期や中止となっている中、いち早くチケット制の無観客ライブを開催したサザンオールスターズ。ライブは約50万人もの人々が同時に視聴し、現在の厳しい状況にある世の中に新しいエンターテイメントの可能性を示した。 合言葉「Keep Smiling」をもとに、「こんな時代だからこそみんなが笑顔になれるようなライブを届けたい」とサザンオールスターズは思いを語る。 ◆ 〜無観客配信ライブに込められた思い〜 このライブはいつも応援してくれるファンや音楽活動を支えてくれるスタッフ、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーたちへの“感謝”の気持ちを込めて実施された特別な意味を持つライブだった。 本公演の収益の一部は、アミューズ募金を通じて、新型コロナウイルスの感染症の治療や研究開発等をはじめとする医療機関に役立てられた。「いつも心に音楽を」「音楽を通じて皆さんが笑顔でいられますように」というサザンの想いが、無観客での配信ライブという形で実現した。 番組では、「勝手にシンドバッド」「希望の轍」「東京VICTORY」などサザンオールスターズの楽曲がたっぷり詰まったライブの模様はもちろんのこと、ライブが企画された段階のスタッフミーティングやスタジオリハーサルなどライブの裏側に密着し、400人以上のスタッフが感染拡大に配慮しつつ、無観客配信ライブを作り上げた舞台裏に密着した様子が描かれている。 その他、いつの日かみんなで心の底から笑顔になれる日が来ることを願い、今回のライブの開催に踏み切った、桑田佳祐らサザンオールスターズのメンバーのリアルな思いに迫った番組となっている。 ◆ 放送情報はこちら サザン特別ライブ2020「Keep Smilin’~素晴らしい明日を夢見て~」 放送日時:8月16日(日)午後 6時05分 NHK総合(予定) https://www.nhk.or.jp/music/special/433787.html 『Keep Smilin’~”出来ることからちょっとずつ~』スペシャルサイト https://special.southernallstars.jp/keepsmilin -- メディア運営:Evening Music Records株式会社