白熱の2020年アメリカ大統領選挙!?トランプ、バイデン、Kanye WestやChance The Rapperなど異質なアクターが多数?
いろんな意味で注目を集めている2020年アメリカ大統領選挙。
最近では筆者も、Kanye Westがアメリカ大統領選挙へ出馬する一連の流れに大変関心を寄せている。2020年のアメリカ大統領選挙は、かなり異質なアクターが登場してくるのだ。
まず何と言っても、主役は現大統領のトランプ氏であろう。対して、有力候補である民主党のバイデン氏。これまでもこの先も、今年の大統領選挙はこの二人の一騎打ちになることが予想されている。
ただそう簡単には終わらないのだろうか。タイトルでも述べたように、今年の大統領選挙に関するアクターとして、ヒップホップアーティストの台頭が見られるのだ。
冒頭で述べたKanye Westは今のところ大統領選挙には出馬するとかしないとか、今で不明瞭な段階ではあるものの、選挙演説ではかなりエモーショナルな発言を繰り返していたりと、実は面白いのではないかと思わせるような存在となっている。
さらにはヒップホップアーティスト・Lil Uzi Vertもなんと大統領選挙に出馬するとの発表をしているのだ。彼は自身のTwitterで、もう今のアメリカにはうんざりだ、自分がなんとかするしかないというニュアンスの発言をしている。それで本当に大統領選挙に出馬するのならば、なんとも行動力に優れた人物である。
さらには、Chance The Rapper。彼こそは選挙への出馬の意思は表明していないものの、先輩であるKanye Westを支持するとの声明を発表しており、これがまた賛否両論となっている。
一体、2020年のアメリカ大統領選挙はどうなってしまうのか?
◆ トランプ氏再選が有力!? バイデン氏に加えて、ヒップホップ勢はダークホースとなり得るのか?
現段階の状況として、トランプ氏の再選は十分にあり得る。
確かに政府内での支持率を見ても、民主党からのトランプ支持率は一割程度だが、トランプ氏擁する共和党内からの支持率は九割を超える数字となっている。極端な数字ではあるが、強固な支持をバックに持っているの事実である。
強硬な外交姿勢も彼の魅力の一つであるのは事実だ。トランプ氏は大統領就任以降から「アメリカ・ファースト」を掲げ、他国の状況は意に介さない政策を行ってきた。TPPの離脱やパリ協定の離脱、さらにはヨーロッパ諸国や日本に対して、アメリカからの軍事費支援の削減を言及したりと、強硬姿勢である。
そういった姿勢は、アメリカ内では評価されている率が高い。独立戦争を経て以降の、建国当初からのアメリカの理念は「孤立主義」である。そういった元来の姿勢に基づいたやり方を、トランプ氏は行っている。
最も、トランプ氏は大統領に就任するまでに政治経験がない。バラエティ番組への出演などでは目立ってきた、いわゆるお茶の間に浸透する存在ではあったものの、あくまで政治に対しては素人であった。そんな人物が、今のようにやれているのは多くの人にとっても以外であっただろう。トランプ氏は少なくとも、実績で評価を集めつつある。
そこで今回のKanye Westのような、トランプ氏と同じような政治の素人が改めて抜擢されるとは少し想像しづらい。
どれほどの存在感を発揮してくるのか、ヒップホップアーティスト勢の潜在能力はある意味未知数だが、今回のアメリカ大統領選挙は一味違うことは間違いない。
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