バズリズム LIVE 10th Anniversary、初日をNiziU・BE:FIRSTら豪華出演
バカリズムがMCを務める、音楽番組「バズリズム02」が贈るスペシャルな音楽ライブイベントとして、今年で10周年を迎えるバズリズム LIVEが7月19日より4DAYSの日程で開始された。
本日7月19日は、「バズリズム LIVE -10th Anniversary-」の初日イベントが開催され、キタニタツヤ、SUPER BEAVER、超特急、NiziU、BE:FIRSTら豪華アーティストが1日目のイベントを彩った。
本レポートでは、そんな豪華ライブイベント「バズリズム LIVE -10th Anniversary-」の初日の様子をお届けしたい。
トップバッターは「SUPER BEAVER」
会場は超満員でイベントは開催され、そのトップバッターを務めるアーティストとして「SUPER BEAVER」が登場した。すると、会場は一気に大盛り上がりに。前奏となる音色が奏でられ、はっと目が覚めるような演出でステージが開始された。 ボーカル 渋谷のMCに応えるように会場からも歓声が上がり、最初の曲「切望」からスタートとなり、サビに入るや否や観客のボルテージが一気に高まった。 そして、2曲目では「名前を呼ぶよ」が披露され、ややペースを落とした演奏の中にも、確かな力強さを感じる楽曲が届けられ、約1.2万人の観客を魅了し、会場を揺らす様なステージが繰り広げられた。 フロアは暗転と照明が転換する様な演出が施されていたが、観客が持つペンライトが揺れ、ボーカル渋谷のパフォーマンスに見惚れていたに違いない。 3曲目は「アイラヴユー」。今度はアップテンポな演奏が披露され、フロアからも「愛している!」という声が溢れんばかり響いていた。 トップバッターのSUPER BEAVERは、キャリア20年目のアーティストとしての勇姿を遺憾無く見せてくれ、彼らのパフォーマンスを終えると、会場からは割れんばかりの拍手が響いていた。BE:FIRST の注目のステージ
次に登場したのは「BE:FIRST」。ステージ上の大型スクリーンに彼らの姿が映し出されると、会場からは割れんばかりの歓声が響いた。 1曲目には「Masterplan」が披露され、アップテンポな楽曲での一糸乱れぬダンスパフォーマンスが披露され、フロアの大観衆もそれに応える形で声援を送っていた。 そして、2曲目は「Boom Boom Back」。サビに向けて盛り上がりが演出され、完成度の高いダンスパフォーマンスが、さらに会場のボルテージを盛り上げた。また、メロディラインに合わせ、流れるようなダンスに会場は釘付けという感じで、終始圧倒されるようなパフォーマンスだった。 さらに、最後に披露された「Mainstream」では、妖艶に響くビート音からスタートし、テンポ良いダンスで見る人を釘付けにした。間奏を挟み、会場からは凄まじい熱量を伴った歓声が響き、BE:FIRSTの真骨頂とも言えるダンスパフォーマンスに酔いしれていた。キタニタツヤが紡ぐ圧巻の世界観
さらに、「キタニタツヤ」がステージに登場すると、待ってましたと言わんばかりの歓声が上がり、パフォーマンスが開始された。 1曲目「スカー」では、冒頭からリズムの良いボーカルを飛ばし、楽曲開始数秒で会場の心を掴む形で圧巻のステージが幕開けとなった。ソロボーカルだが、圧倒的な声量でフロアを沸かすパフォーマンスは流石としか言いようがない。 3曲目で披露された「悪魔の踊り方」では、今までと印象がガラリと変わり、アップテンポな中にも重低音のリズムを重ねる様な楽曲が、キタニタツヤのパフォーマンスを彩った。サビに入るとフロアのボルテージもさらに上がり、心地よいリズムの楽曲の中にに酔いしれる空間が演出された。 また、MCでは会場に「楽しいですか?」と問いかけるといった気遣いも見せ、今回のイベントには様々なアーティストが出演するため、多種多様な尺度を持ったアーティストを応援するオーディエンスの多様性を認める懐の深さも見せてくれた。 8曲目の「青のすみか」は、TVアニメ『呪術廻戦』のオープニングテーマとしても知られており、楽曲が開始となるや否や、一気にフロアのボルテージが最高潮に達していた。サビのフレーズに大観衆が歓声で応え、大型ビジョンに映し出されたキタニタツヤが歌う姿に会場が一体となっていた。会場の空気を一気に持っていった「超特急」
そして、次に登場したのは「超特急」だ。彼らの登場を待つ段階で、すでに会場からの歓声は一際大きくなり、その注目度の高さをうかがわせていた。 開始1曲目は「Countdown」。冒頭からボルテージマックスのパフォーマンスが披露され、透き通るようなハイトーンボイスと切れのあるのダンスにより、一気に会場の空気を彼らのものにした。 MCでは、会場からの歓声が鳴り止まないような状況になり、メンバー全員からのファンへのメッセージが聞けただけでも満足度が高い内容だったに違いない。また、“8号車"(超特急ファンの呼称)に向けてメッセージを投げかけ、「今日この時間だけでも8号車になって欲しい」という彼らからのラブコールも会場に届けていた。 さらに、5曲目に披露された「SAY NO(1half)」では、会場のリスナーと一緒に "バッテンマーク" を作るパフォーマンスが繰り広げられながらステージが進行し、超特急とフロアが一体となった様な時間が共有された。 最後の曲の「バッタマン」では、冒頭から勢いマックスに、畳み掛けるようなリリックを乗せたメロディとともに、癖になるダンスをセットに魅了してくれた。ステージを縦横無尽に走り回る超特急メンバーと一緒に、フロアも最高の盛り上がりを見せていた。トリを飾った注目度No.1の「NiziU」
そして、本日イベントでトリを飾った注目度No.1のアーティストとして登場したのは「NiziU」だ。 彼女らがステージ上に現れた瞬間、一気にフロアから視線が注がれ、冒頭で披露された「Memories」の開始早々、リスナーの心を掴む NiziU の可愛さに釘付けとなるステージが繰り広げられた。同曲のサビに差し掛かると、一糸乱れずパフォーマンスを見せてくれ、メンバー全員の可愛すぎる笑顔も相まって、フロアからの歓声が一段と強くなっていた。 MCでは、メンバーそれぞれがファンに向けてコメントを届け、観客から割れんばかりの反響が返ってきた。その中で、今回のバズリズム LIVEで披露する楽曲は、2024年 夏仕様のセットリストを準備してきてくれたとのことで、特別感のあるステージにファンも喜びを隠せない様子だった。 さらに、6曲目で披露された「RISE UP」は、翌週リリース予定の楽曲で今回がお披露目となっており、楽曲の開始前には注目度も高まっていた。妖艶なイメージを感じさせる様なイントロから始まり、メンバー全員のダンスが際立つステージングが披露され、本日一番とも言える様な歓声がフロアから響いていた。 また、「RISE UP」のMVは先日リリースされたばかりだが、本作は日本で撮影されたとのことで、ライブ会場近くの渋谷でのシーンも盛り込まれているとのことで要注目だ。(他のMVは韓国での撮影が多い) そして、本日の締め括りとなる楽曲として「Make you happy」が披露された。楽曲開始前にはフロアに「一緒に踊って」との投げかけに、ファンも応える形でパフォーマンスがスタートした。「NiziU」の代表曲とも言えるパフォーマンスを目の当たりにし、会場からは割れんばかりの歓声が上がり、彼女らの世界観に魅了された初日となった。 全体を通じ、様々なアーティストが出演したバズリズム LIVEの初日であったが、会場に駆けつけた観客は大満足のステージとなったことは間違いないだろう。 本イベントは、7月19日〜7月22日の4日間の開催が予定されており、気になる方はぜひチェックして欲しい。BE:FIRST(ビーファースト)が、日本音楽界の未来を見せる理由とは…
私はテレビを見ない。
というかテレビが家にない。
連ドラを連続でみる習慣がないのと、YouTubeの利便性にあやかって動画や音楽はスマホで見るのが生活のほとんどである。
そんな中、つい先日YouTubeで「Kick Start」という楽曲が目につき、なんとなく再生してみたのだが個人的にドストライクだった。驚くほどドストライクだった。
最初のイントロから体が縦に揺れるトラック。乗ったリズムが途切れないラップ調に飽きさせない展開とラスサビの転調。私好みだと感動した。のだが正直なところなぜこんなにも人気なのかがわからなかった。
再生数やYouTubeのチャンネル登録者数の伸びはすごく、いやでも目に付くほど話題になっていたはずだがそれまでまるで聞いたことがなかった。
「Kick Start」は公開から2日後の10月8日現在で74万再生、急上昇ランク2位を記録しているのだがその答えはこのアーティストが結成されたオーディションの情報を日テレのすっきりが大々的に取り上げていることにあった。テレビレス生活も考えものである。
▼ Sky-Hiが自腹で1億投資
元AAAのSky-Hiが自腹で1億投資し主催したオーディションから生まれたダンスボーカルユニット「BE:FIRST」(ビーファーストと読む)のメジャーデビューに先駆けて配信されたカップリング曲、それが「Kick Start」である。
1億という金額から並々ならぬ決意を感じる。正直ビビった。
調べてみると平均年齢は20歳。最年少のRYUHEIはなんと14歳という若さである。
ちなみに彼はプレデビュー曲「 Shining One」のMVでは冒頭でセンターの歌い出しを担当しており、驚くほどの安定感を見せつけている。
若さとクオリティの両立。
すごいアーティストが出てきたと心から思う。と同時にこれまでも多くいたダンスボーカルユニットとの最大の違いはなんだろうか考える上で、BE:FIRSTの圧倒的なオリジナリティについて深堀りたい。
Sky-Hi主催ではあるがAAAやDa-iCEなどの文脈を色濃く受け継いでいる訳でもない新しさを追求しており、いい意味で王道のJpopらしさが無い。そしてそのクオリティに一切の妥協もない。しかも本人たちに作詞や振り付けを担当させることでファンはパフォーマンスだけでなくその作品が作られた背景や意味にも入り込むことができる。
ラップのパートはやはり一流のそれを感じさせるし、ダンスクオリティに英語の発音、高音の発声に至るまで漏れなく全て出来上がっているという印象である。
オーディションで共に切磋琢磨してきたライバルであり仲間でもあった同志への想いなども反映している歌詞には共感できるパートが多分にある。
オーディションから掲げてきた3つの軸...
・クオリティファースト
・クリエイティブファースト
・アーティシズムファースト
...という理念が見事に反映されてる作品となっており、デビュー曲の「Gifted.」がどんな作品に仕上がるのかが非常に楽しみになっている。
▼ 世界を見据えた挑戦
Sky-Hiは今回のオーディションにおいて、「音楽との距離が近いグループというのは、今の日本に、東アジアに、そして世界にとって必要であると強く認識していたし、危機感も感じていて、そういった志を掲げていました。」と語っている。
個人的な捉え方になるが ”危機感” とはすなわちKpopなどの台頭で世界進出に成功したアジア勢に遅れを取るまいというアグレッシブな挑戦であり、乱暴な解釈をすれば多様化し、ガラパゴス的に発展する国内音楽産業に対する前衛的な姿勢とも取れる。
大袈裟な話ではなく、BE:FIRSTというアーティストがこれまでの日本に前例の無い新しい方向性を提示してくれるのではないかという圧倒的なワクワク感が拭えないことをどうか読者の皆さんにも共有したい。
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メディア運営:Evening Music Records Inc.