伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリクスがウッドストックで歴史に残る演奏をした1969年8月18日から50年
Hana Sudo(Evening Music Records株式会社)
※ 音楽クリエイター事務所「BOOOM」所属により、クリエイター同士の楽曲制作機会を提供します。
1969年がロックにとって重要な年であるということや、ロック史のなかで伝説のライブがいくつかあるということは別記事でも述べたとおりであるが、1969年8月18日には、この両者が組み合わさった。暴力的な爆音で、荒々しいパフォーマンスとともに、表情を歪めてギターを弾き散らかす(ときにはギターを破壊し、さらには燃やしたりもする)、そんなロックギタリストのイメージを確立したと言っても過言ではない人物がライブをしたのである。
ジミ・ヘンドリクスの1969年ウッドストックでのライブから50年が経った今日
その人物こそが…真のパフォーマーとしてのあるべき姿を全ギタリストにまざまざと見せつけ、ロックミュージシャンに衝撃を与え、自身を喪失させた鮮烈なデビューからわずか4年、”27歳で”彗星のごとくこの世を去った伝説のギタリスト、Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリクス)である。
余談であるが、27歳といえば、伝説のロック(ポップ)スターが多数死去している年齢であり、その歳で亡くなったスターを総称して「27 Club」と呼ぶ。死因はオーバードーズ、溺死、ショットガン自殺など多岐にわたるが、Jimi Hendrixをはじめ、Robert Johnson(ロバート・ジョンソン、ブルースギタリスト )、Brian Jones(ブライアン・ジョーンズ、The Rolling Stonesの元リーダー)、Jim Morrison(ジム・モリソン、The Doorsのフロントマン)、Kurt Cobain(カード・コバーン、Nirvanaのフロントマン)などのレジェンドが多数含まれる。
ウッドストック最終日の日程は順延してジミ・ヘンドリクスのライブは8月18日朝に
本題に戻るが、1969年8月18日の朝、ジミはニューヨーク近郊で開かれた「平和と音楽の」祭典、ウッドストックのトリを努めた。本来は8月17日日曜の夜のはずだったが、交通渋滞や悪天候が原因で演奏時間が繰り下げられ、8月18日は月曜だったため、当初は50万人いた観客の多くが仕事や学校のために帰ってしまい、20万人を下回っていた。
ベトナム戦争激化の中、アメリカ国歌Star Spangled Bannerを演奏した意図とは…抗議か愛国か
このライブは、ジミがそれまで率いたバンドThe Jimi Hendrix Experience(ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス)を解散し、これからの音楽活動を模索していた転換期に行われ、新たなバンドで臨んだ直前のリハーサルでは惨劇になると予想されていたが、本番は大成功を収めた。特に、メドレーの一部として演奏されたアメリカの国歌Star Spangled Banner(星条旗)のアレンジ版は、記録にも多くの人の記憶にも焼き付いている。「ベトナム戦争が激化するさなか演奏をした意図は、愛国か、抗議か」という議論が今でも続いている。
YouTube等で映像が確認できるため、まだ見たことがない方がいたら是非見ることをおすすめする。
参考:
https://www.eagletribune.com/opinion/column-jimi-hendrix-created-images-from-the-national-anthem/article_12832d12-50ab-5913-9128-0627cc793696.html
https://allthatsinteresting.com/jimi-hendrix-woodstock
https://www.military.com/off-duty/2019/08/16/patriotism-or-protest-army-vet-jimi-hendrix-had-woodstocks-most-electrifying-moment.html
運営会社: Evening Music Records株式会社
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