全米・全英1位を制覇! 英国発、新時代のカリスマバンド『The 1975』の魅力に迫る。
全米・全英1位を制覇! 英国発、新時代のカリスマバンド『The 1975』の魅力に迫る。
今回はイギリスを中心に大活躍しているバンド、「The 1975」(ザ・ナインティーンセヴンティファイヴ)の魅力に迫ります。 「THE 1975」は、イギリスのマンチェスター出身のロックバンドで、4人編成のスタンダードなロックチューンをはじめとし、ポップ・オルタナティブジャズ・オルタナティブR&Bなど、様々な魅力溢れる楽曲を生み出す才能を持っているトップアーティストです。 英国には、The Beatles(ビートルズ)をはじめ、素晴らしいロックバンドが生まれ育っています。そして、マンチェスターは、日本人にも非常にファンの多いOasis(オアシス)が生まれた町でもあります。 「The 1975」が持つ音楽的な才能に加え、この様な他のビッグアーティストと同じ境遇からも、彼らへの注目度は業界だけに止まらず高いです。 ◆ 絶対的フロントマン、マシュー・ヒーリー 「THE1975」の最大の魅力は、フロントマン兼ヴォーカリスト、マシュー・ヒーリが持つ同世代アーティストと比べても群を抜くほどの強力な個性と、バンドの音楽が化学反応を起こし、最高のエンターテインメントを生み出しているところにあります。 フロントマンのマシュー・ヒーリーは、小柄かつ細身ですが、この彼の風貌と音楽が完全にマッチしており、いわば自分たちの身の丈に合った違和感のない、キレのあるパフォーマンスに仕上がっています。 誰かに媚びるのではなく、自分たちの目指す音楽を純粋に追い求めている熱量が伝わってきますよね。 「THE1975」のサウンドで特徴的なのは、音数が非常に多い点です。2拍~4拍、大胆に伸ばす音符はあまり使われない傾向にあります。 多様な楽器を重ねることで、音の層を作り、盛り上がりのメリハリを生み出すアレンジよりも、音と音の隙間を縫う様に、音を敷き詰めていくアレンジが採用されており、ロックバンドと称されていながら、シャープでクールなオルタナティブなサウンドに仕上がっています。話題性は抜群!THE 1975のニューアルバム「仮定形に関する注釈」あらゆる批評の数々、ズバリ、これは良いアルバム?
今まさに、世界を席巻中のイギリス発ロックバンド・THE 1975。
日本でも、昨年のSUMMER SONICではB'zの前に出演し、準ヘッドライナーという役割を果たした。今年夏に開催予定のSUPER SONICにはついに、ヘッドライナーとして出演することが決まっており、日本国内でもムーブメントを起こしている。
そんなTHE 1975が今年リリースしたニューアルバム「仮定形に関する注釈」。今世界で最も勢いのあるバンドの新譜なだけあって、やはり話題性は抜群である。
一つ前のアルバム・「ネット上の人間関係についての簡単な調査」も同様に大ヒットを起こしており。ファンの間では、イギリスの音楽史に残る名盤だとか、同国のスター、Radiohead、Oasisなどにも並ぶアーティスト、というような絶大な評価が寄せられていた。
今年THE 1975がリリースしたアルバムは、ズバリ、良いアルバムだったのだろうか?
▼ 良い、悪い?音楽に対する評価は人それぞれで良い。むしろ、そうあるべきである。
筆者自身は今回のニューアルバムをとても気に入っている。これまでのTHE 1975らしいポップロックのサウンドは、馴染みがあって耳に心地よい。そういったサウンドの中で、リリックでは確かな主張、メッセージ性が見られる。趣向の凝ったアルバムであることは間違いない。
だがこれも、あくまで筆者の意見である。同じ音楽を聴いても、一人一人の感じ方は全く違うのだ。むしろ、それで良いのである。
世界的に売れているアーティストであっても、そのアーティストの何が良いのか理解できない人だってたくさんいる。それが、当たり前のことである。
近年は特に、音楽の聴き方というものが変わってきている関係で、まさに転換期にあると言える。流行りのアーティストは瞬く間にメインストリームに躍り出てくるし、1曲で大ブレイクを果すことも可能である。
そういった流れの中で、一体このアーティストの何が良いのかわからない。と思うこともあるだろう。流行っているアーティストの良さを見出せないことは、もしかしたら不安に感じることもあるかもしれない。自分の感受性を疑ったり、自分は音楽をよくわかっていないのかと、心配になることもあるかもしれない。
けれど、そんな心配は全くもって不要なのだ。いってしまえば音楽も娯楽の範疇、リスナー1人1人には、自分が好んだ音楽を評価し、聴く権利がある。
そして、リスナーみんなが純粋な意見、感想を投げ合うことによって、もっと世界の音楽は盛り上がっていくと考えている。
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