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エイベックスの2020年業績説明資料から見る、確認すべき音楽業界の就職活動におけるポイントとは?
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エイベックスの2020年業績説明資料から見る、確認すべき音楽業界の就職活動におけるポイントとは?

 

 

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エイベックスの2020年業績説明資料から見る、確認すべき音楽業界の就職活動におけるポイントとは?

 

音楽業界は新卒採用のマーケットでも根強い人気があり、エイベックスやSony Musicなど、学生からの認知度や就職人気のトップにランクインする様な企業が数多く存在します。

 

本記事では、そんな音楽業界を就職先に選ぶ際に気を付けるべきポイントと、業界研究や企業選びの際に見るべき数字や資料についてご紹介をしていきます。

 

まず、音楽業界と聞いてどの様なイメージをお持ちになるでしょうか。Sony MusicやUNIVERSAL MUSICなどの大手レコード会社や総合エンターテインメント企業と呼ばれる企業は勿論ですが、ギター等の楽器を制作販売を取り扱う企業、SUMMER SONICなどの大型フェスを企画運営する様なイベント企業など、様々な側面から該当する企業は見つかります。

 

多くの学生の方と会話する中では、いわゆるA&R(Artists and Repertoire)と呼ばれるアーティストと一緒にブランディングの方向性を考えたり、一部制作の方針決定にも影響を及ぼしうるポジションのお仕事を想像されることが多い様にお見受けします。この様なポジションは、アーティストを世の中に送り出し、より多くの方に受け入れられる様にブランディングを徹底し、エンターテインメント企業としての収益の柱になる「アーティスト」を形作るための非常に重要なポジションとなりますので、イメージするのは簡単ですが、お仕事として成功するのはビジネス的な素養とエンターテインメントの幅広い知識とセンスが必要となります。

 

反対に言えば、レコード会社やエンターテインメント企業側の人事部門や経営陣は、次の収益源の柱となるアーティストを生み出すことができる人材であることが垣間見えれば、その就職希望者の方は採用したい人材と言えるでしょう。一例を挙げましたが、例えば、A&Rポジションで就職活動を積極的に行いたい方の場合、この様な視点で業界研究やエントリーシート、面接での言葉運びを展開されることが望ましいのではないかと思います。

 

 

◆ エイベックスの業績説明資料では...

 

次に、エイベックス株式会社の2020年3月期第3四半期業績説明資料から、業界研究や企業選びの際に見るべきポイントを考察していきましょう。

 

学生必見。どうしたら音楽業界の就活を成功できるか?あまり知られていないレコード会社の仕事とは…
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学生必見。どうしたら音楽業界の就活を成功できるか?あまり知られていないレコード会社の仕事とは…

毎年、就職活動の人気企業の中でも根強い人気を誇るレコード会社をはじめとする音楽業界。 本記事では、そんな音楽業界での就活をどの様にしたら成功させられるのかについて、実はあまり知られていないレコード会社の仕事内容に触れながら、ご紹介していきたいと思います。 まず、「音楽業界」と言う言葉を聞いてどの様なイメージや仕事内容を連想するでしょうか。多くの方は、華やかな芸能関連の世界や、音楽スタジオでの制作業務などのクリエイティブなイメージを想像するかと思います。実際、音楽業界ではその様な仕事も大きなウェイト占めていますが、他にも非常に重要な仕事が多く存在しているのも事実です。 また、最近では普通になっていますが、Apple Music や Spotify などの音楽ストリーミングサービスも登場し、音楽を作り届けると言う過程においてもレコード会社などの様な制作側での変化も起きてきています。 その様な最近の音楽業界における仕事内容や求められる人材像について、実はあまり知られていない情報をご紹介していきます。 ◆レコード会社のお仕事とは...? 一言でレコード会社の業務と言っても、いくつかの種類があります。 ◆ 営業職(宣伝プロモーター等) まず、皆さんもイメージが湧きやすいかと思うのが「営業職」です。 いわゆる「宣伝プロモーター」や「法人営業」と呼ばれることもあるかと思う仕事で、新しく発売される新曲(CD, ストリーミング楽曲等)をテレビ局やラジオ、各種雑誌社などのメディア媒体へプロモーションするポジションを指します。この職種の本質は、他の業界でも同様に言えることですが、取引先となる企業(本ケースで言うと例えば、電通や博報堂、Tokyo FMなど...)に対して、芸能事務所のアーティストや自社で育成したアーティストの良さを提案し、取引先の企業のメディア媒体において取り上げて貰う事や、その企業の業務課題の解決や広告起用において、アーティストの楽曲を活用して貰い、その見返りとして報酬を貰うと言うビジネスモデルを担う法人営業のポジションです。 さらに、この営業業務の中には、CDショップ等で毎週末に開催されるインストアライブの企画運営も含まれており、その業務も大きなウェイトを占めてきます。具体的には、例えば、タワーレコードで週末に開催されるインストアライブを企画立案し、自身が担当するアーティストにとって最も良い販促活動に結びつきそうなイベント内容を運営実現サポートする業務とも言えます。それには、当日の前説やイベント会場を盛り上げる役割も仕事内容に含まれてきますので、この面では世間一般に言う営業職とは異なる華やかさがあるかも知れません。 ◆ A&R: Artists and Repertoire(アーティスト・アンド・レパートリー) 次に、A&R(エーアンドアール)です。この職種はアーティスト最も身近な位置で、どの様な音楽がより多くのリスナーの方に聴いてもらえるかをシンプルに追求する業種と言えます。職種内容としては、主に音楽面におけるブランディングや楽曲制作(レコーディング等)に加え、Music Videoやストリーミング媒体での露出に向けた戦略策定など、どちらか言うとクリエイティブ要素も強くなってくるいわゆるレコード会社の業務イメージに近いポジションです。 アーティストと共同で考えるケースもあれば、A&R起点でむしろアーティストに提案する様なケースから楽曲制作が動く様なことも想定され、作品に与える影響度も高い職種と言えるでしょう。その反面、世の中の動きやトレンド、求められる要素を敏感に感じ取り、それを担当アーティストがどの様に表現すれば、最も良い音楽が生まれるかを考え実行することが必要になり、音楽業界での専門的な職能業務(作編曲やプロデュース業務等)においても必要なスキルも求められる重要なポジションです。 具体的には、担当アーティストの次の新譜をどの時期に販売開始するか、その発売時期に間に合わせるためのレコーディングはいつ頃までに必要か、ジャケットやMusic Videoはいつまでに撮影編集するか、営業部門との連携はどの様にするか、と言った内容をマネジメントする事に従事することになります。 ◆一般的には公開されない業種も存在する...? さらに、音楽業界として真っ先に思い浮かぶであろう業種は、「音楽制作ディレクター」や「音楽プロデューサー」が挙げられるかと思います。 音楽制作ディレクターは、楽曲制作に関するプロジェクトの制作意図を考慮し、具体的に音楽を制作する過程の指揮をするポジションです。音楽の制作に関わるアーティストや作曲家、編曲家などともコミュニケーションを取りながらも、全体の楽曲制作のクオリティを上げるディレクションを実行する能力が求められます。 また、音楽プロデューサーは、アーティストの資質や能力を見極め、世の中が求める形がどの様なものかを考えながらもアーティストの良さを最大限引き出すための総合プランニングを実行するポジションです。主に、世間一般に言う商業的な成功も担うポジションとなるため、予算設定からMusic Video等に関する細かいブランディングについても意思決定する必要があります。 音楽業界の花形と呼ばれる様なポジションである一方、非常にハイセンスな能力が求められるため、一般的に公開されている求人ポジションは少ないのが実情です。この様な求人は業界的なコネクションが必要な場合が多く、通常ルートでメジャーアーティストのプロデュースを担当する様なポストに就くことは大変難しいのが現実かと思います。 --- 運営:Evening Music Records株式会社