熊木杏里の世界観をたっぷりと味わえた2日間。新アルバム「なにが心にあればいい?」の発売記念ライブも12月に…
この週末の日本橋三井ホールは、私たちが知るいつもの姿とは違っていた。客席数は半分。フロアからは段差が取り除かれ、前後左右を一席ずつ空けた状態で椅子が整然と並べられている。入場口では靴底と手指の消毒、公演も二部制になっていて途中で会場内を換気する時間が設けられ、さらにロビーの混雑を抑制するための規制退場についても事前にアナウンスされていた。
聞けば、メンバーやスタッフもPCR検査の結果を確認した上で、ライブに臨んでいるという。コロナ禍にあって、ここまで徹底的に感染対策がなされていれば、逆に安心だ。
ファンはこのときを待ちわびていた。なにしろ、ほぼ1年ぶりのライブなのだ。それでいて2デイズとくれば、期待はおのずと高まる。<#An_semble〜再会〜>と題した1日目、同じく<#An_semble〜再開〜>と題した2日目。それぞれアコースティック編成、バンド編成と趣向を変え、熊木杏里の世界観をたっぷりと味わってもらうべく用意された2日間だ。
両日のセットリストは、11月11日にリリースされたニューアルバム『なにが心にあればいい?』からの楽曲を中心に、熊木の今の想いを吐露するかのようなラインアップ。
「曲をつくって、こうしてライブをやれることが、とても尊いことだと思えるよね」
そう言って、彼女は1曲1曲を、本当に大事そうに歌った。
◆ アコースティック編成のライブ1日目
1日目。アコースティック編成といっても、ギターとベース、そして熊木のピアノだけ。ごくシンプルなサウンドプロダクションが成立するのは、歌とメロディが確立されているからにほかならず、この日は熊木杏里の歌声をたっぷりと堪能できる一夜となった。
洗いざらしの木綿のような、風を運んでくるかのような、フォーキーでゆるやかな……等々、彼女の声質を形容する言葉ならいくらでも浮かんでくるのだけど、静寂のなかにゆっくりと響きわたるその歌声は、驚くほどダイレクトに聴き手に染み入ってくる。声にも浸透圧みたいなものがあるのかな、と、ふと思う。
なんにせよ、いい気分だ。1曲終わるごとに、拍手を躊躇してしまうほどの余韻がそこに残る。しかし、それをいとも簡単にぶち壊す人がひとり。
「キンチョーしたぁああああ!」
そう、自分が紡ぎ出した音楽の最高の余韻を、みずからの手でひっかき回す、それが熊木杏里。「私、今日なんかヘン?」としきりにメンバーに尋ねるも、いたって通常運転であることはファンにもわかる。
「今日は気持ちがハイなんだ!(スカートの)ウエストもハイなんだ!」
このクスッと感満載のトークに、オーディエンスは到底耐えられない。マスク越しの笑い声があちこちから上がって、会場全体が静かに沸く。彼女自身のキャラクターもまた、その歌声と同様に唯一無二なのだ。
◆ オーディエンスの想いを汲み取った2日目
さて、翌日。まず、開演前のアナウンスがおもしろかった。
「昨日はみなさまの大きなリアクションに熊木杏里が喜んでおりました。今日も負けないぐらいのリアクションをお願いします。と、本人よりリクエストがございました」
大きな声援は送れなくとも、熱のこもった拍手や動きで感動は伝わる。熊木はオーディエンスの想いをまるごと受け取って、2日目のステージに立った。この日は前日よりもニューアルバムからのセレクトが多く、序盤は楽曲の成り立ちを話しながらのゆったりとした流れ。奥行きのあるバンドサウンドに乗って、歌声もぐっと伸びやかだ。
「なにが心にあればいいかって自分に問いかけたとき、すぐに浮かんでくる人や場所、それがあるから頑張っていこうと思えるんだよね。春の自粛期間にも、ライブに行きたいって言ってくれる人がたくさんいて、すごく励みになりました。だから曲をつくって、いつか披露したいなと思っていたんです」
ありふれた日常の機微に触れ、その心象風景を切り取るようにして彼女は音楽をつくる。新作にある、ゆるやかな旋律のなかに刻まれた強い想いは、紛れもなく今年だからこそ表現できたものだろう。終盤に向かってはステージも客席も、みんなの気持ちが次第に高まっていく。新曲には明るくひらけた印象の楽曲も目立ち、サウンドのスケール感と相まってどこまでも広がっていくような感じを覚える。立ち上がって楽しめないのがもどかしいほどだ。
「届きましたかね? なにかしら届きましたか? みんなが元気になってくれるのがいちばん!」
最後の曲を歌う直前に、地震で会場が揺れるハプニングがあった。「思い出ひとつ増えたね!」と言う彼女に心揺さぶられ、癒され、笑わされ、どこか救われた気分になった夜。次のライブは来年の春を予定しているそうだ。日程も会場も未定なのに発表してしまう熊木杏里のその心意気、しかと受け止めた。
文:斉藤ユカ
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世界で止まらない新型コロナウイルスの感染拡大… 海外アーティストの来日公演や2021年オリンピック開催の雲行きが怪しく…
どうやら2021年も、何かと雲行きの怪しい1年になりそうである。
勿論、一番気がかりなのは、新型コロナウイルスの脅威についてである。2020年11月中旬のここ数日では日本各地でも新型コロナウイルスの感染状況が悪化しており、毎日数百人規模での新規感染者の報道が見られる。尤も、日本では死亡者の数が感染者の数に対して少ないだけに、世界で感染状況が深刻な国々と比べると落ち着いている方だと言う見解もある。
世界において新型コロナウイルスの感染状況が深刻であるのは、アメリカ・欧州・東南アジア・アフリカ等で顕著で有り、今後もコロナウイルスの感染拡大の可能性は否めない予測だ。
また、欧州では複数回に渡るロックダウンを実施している地域もある等、経済状況は落ち込み、医療体制も逼迫していると言う状況でもある。加えて、人の往来もやはりまだまだ難しく、国境を跨いでの移動手段として利用されてきた航空会社も、今は軒並み利用客数が大幅な落ち込みを示しており、収益的にも大きなダメージを負っているのが実情だ。
これ程までに世界レベルでの感染拡大に伴う経済的な落ち込みが続くと、2021年になって直ぐ元通りの活動ができるとは考えにくい。
ともなれば、2021年に開催を延期した東京オリンピックやパラリンピックについても、その開催が再び雲行きが怪しくなることになるかも知れない...。そして、音楽業界に目をやれば、海外アーティストの来日公演で成立している音楽ライブや音楽フェスが事実上、開催困難となってしまう可能性が出てくる為、気が気ではいられない。
新型コロナウイルスの感染に伴う、経済活動への影響については、楽観的でいられない状況になってきている。
◆ 「KNOTFES」「Download Festival」「SUPER SONIC」「 FUJI ROCK」等の音楽イベントは一体どうなる...
日本の音楽シーンにとって、海外アーティストの来日公演というものは必要不可欠な興業でもある。
尤も、日本全体の音楽市場で見れば、セールス的にはほとんどが国内アーティストの活動によって、その売上が成立している事実はある。日本レコード協会の2016年実績では、オーディオレコードの売上 1,777億円に占める洋楽の比率は11.3%(200億円)と言う状況であり、数字上は限定的だ。とは言え、例年夏に開催される「SUMMER SONIC」や「FUJI ROCK」等の音楽フェスは来場者数も増加する等の人気を博しており、毎年チケットは売切れが続く程の盛況ぶりだ。
また、何と言っても、海外アーティストの来日にはドラマがある。本当に日本のことが好きで、毎年の様に来日してくれるアーティストもいる一方で、10年単位で1回程しか来日しないアーティストもいる。全体的に見て、チケットが取れさえすれば見れる機会は多い国内アーティストと比べて、海外アーティストに関しては来日すること自体に稀少性があると言って良いだろう。
プロモーターから発せられる海外アーティストの来日公演の情報に毎回の様に驚かされるのが、1つの楽しみでもあった。
2020年も多くの我慢をさせられただけに、2021年も引き続き開催が難しい...となると音楽ファンとしての精神的なダメージも大きいのは正直なところだ。しかし、現状が続く様であれば、海外アーティストの来日公演は暫くの間はお預けとなるだろう。
この様な背景を考えると、やはり東京オリンピックの開催可否が、今後の音楽イベントの開催の行方を占う意味でも、非常に重要な指標となってくる。日本の今後を担うとも言って良い東京オリンピックの開催は、間接的にも、日本の海外音楽市場(洋楽市場)を担っていると言っても良いだろう。
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2020年に時の人となった「瑛人」。大ヒット曲『香水』を引っさげ、初の紅白歌合戦の出場へ…!
2020年もいよいよ年末に近づいており、年末のお茶の間の代表的番組である「紅白歌合戦」の開催も着々と近づいてきている。
今年の紅白歌合戦も、すでに出場アーティストのラインナップが発表されており、2020年を彩ったアーティスト達がズラリと並んでいる。その中でも、特筆すべきなのは「瑛人」の存在であろう。
改めて言うまでもないが、瑛人は代表曲の『香水』で大ヒットを果たした時の人であり、TikTok等をはじめとする若者の間で親しまれているWebプラットフォームからその人気を拡大させ、遂に紅白歌合戦の舞台まで出場を決める事となった。
まさに、2020年というSNSからアーティストが生まれると言う時代を感じさせるサクセスストーリーとも言えるだろう。
瑛人は、『香水』が大ヒットを果たすまでは全く無名のアーティストであり、決して強力な芸能事務所や音楽レーベルがバックに付いている訳でもない。街でよく見かける様な、路上アーティストの1人であったのだ。
その様なアーティストが、僅か1年足らずで紅白歌合戦の舞台に立つと言う、アニメや映画でも無理があると思われる様な話を、瑛人は現実でやってのけたのだ。
やや残念なのが、今年の紅白歌合戦は新型コロナウイルスの影響もあり、無観客での開催となってしまう事である。例年とは違う形での紅白歌合戦とはなってしまう訳だが、紛れもなく瑛人は、歴代の紅白出場アーティストの一人として名を刻む訳である。
まさに、"あっぱれ" と言える快挙だろう。
◆ 瑛人は新世代のアーティストの草分けか... 彼を発端として、今後のアーティスト像は変わるのか...?
上述した様に、瑛人はまさに新時代のアーティストと言える存在だ。
彼の人気の火付け役となった鍵である「TikTok」は、現在進行形で若者の間で人気を拡大中のスマホアプリだが、そんなTikTokは事実上、紅白歌合戦の出場アーティストを誕生させたプラットフォームとも言える。
従来では考えられなかった様なアーティストの売れ方が、TikTokを中心として認知され、現実となってきている。
瑛人のヒットは確かに目新しい事例であるが、決して偶然起こった様な事ではなく、これからの音楽業界においてアーティストがヒットする新しいスタンダードを与え得る契機となったと言えるだろう。
これまでの音楽シーンでは、1人のアーティストが売れる為には、音楽業界で影響力を持つレーベル等の後押しが少なからず必要である構図を基に音楽セールスが成立しており、アーティストが全くの自力でヒットを記録するというのは事実上難しい現実があったが、今後はアーティスト個人レベルでSNSを中心としたバイラル効果を生み出しながら、全国区の知名度を獲得する事も不可能ではなくなってきていると言える。
その様な意味では、音楽業界は永きに渡って既得権益化していた音楽制作やプロモーション部分のノウハウや経験を手放しつつあるとも言える。
だが瑛人は、そうした ”古い慣習” のような固定概念を打ち破ったと言える。本当に良い音楽を作って、それを純粋に良いと思った人たちが自分の手で広める。そういった構図によって人気を得たアーティストなのである。
彼の誕生は讃えるべきものであり、今後の音楽業界の未来のために歓迎するべきアーティストであると言えるだろう。
『香水』があまりの大ヒットぶりであるために、瑛人自身にとっては今後のリリース楽曲に関するプレッシャーはあるかも知れないが、新時代を作り上げた立役者として、胸を張って彼には活動を続けて欲しい。
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「東京事変」が初の紅白歌合戦出場へ!8年ぶりの活動再開後の椎名林檎。曲目についても注目が集まる…
2020年も年末が近づくにつれて、大晦日でおなじみの『紅白歌合戦』についても注目が集まっている。
出演アーティストについてもすでに発表されており、いよいよ年末も本格的に年末が近づいてきたのだと実感させられる。その中でも、本稿では2020年の紅白歌合戦にて初出場を果たす「東京事変」について取り上げたい。
東京事変といえば、ボーカルの椎名林檎中心に結成され、彼女をフロントマンとして、ロックとジャズを混合させるオルタナティブな音楽で一躍人気を掴んできたロックバンドである。
しかし、2012年にはバンド活動を休止した後、8年ぶりの2020年に活動の再開を発表していた。
8年間のブランクがあったにも関わらず、やはり東京事変の人気は健在で、活動再開の知らせがあった時にはファンの間だけでなく、日本中の音楽リスナーの心が踊ったものであった。そして、2020の年末には、なんと東京事変としても初となる紅白歌合戦への出場が決まっている。
尤も、2020年始めの東京事変は新型コロナの感染が日本でも始まったタイミングで、ツアー冒頭の東京公演を ”強行” 的に開催したことで一部批判を浴びていた時期があった。その東京公演以降のライブに関しては全て中止という判断を下していたが、活動再開早々のタイミングで後味の悪さが目立つシーンもあった。
今後はそういったトラブルに見舞われることはないと思われるが、ちょっとしたお騒がせバンドとして話題を集めてしまった経緯もあったのだが、そんな東京事変が、活動再開の1年目をどういった形で締めくくるのか、非常に楽しみである。
◆ 東京オリンピック開閉式でも重要な任務を担う「椎名林檎」。タイミングに配慮してのブッキングか
本来ならばこの2020年、東京オリンピック・パラリンピックは開催される予定であった。
しかし、予期せぬ新型コロナウイルスの感染拡大によって、あえなく2020年の開催は断念する事となった。結果として、東京オリンピックは1年繰り越しての延期開催が決定している。
今年の紅白歌合戦に出場する「東京事変」のボーカル・椎名林檎は、東京オリパラの開閉式のプランチームのメンバーの1人である。東京オリンピック開催に際して、「東京」という都市をメッセージにして伝えられる人物であるという点から、狂言師・野村萬斎などをはじめとする多数のアーティストや芸術家を擁するチームのメンバーに選ばれている。
その様な意味では、2020年の紅白に東京事変が出場するというのも頷ける。椎名林檎のソロ名義で出場していた可能性も挙げられるが、同じタイミングで東京事変が活動再開したために、紅白にはバンドとして出場することになったという事であろうか。
確かに、椎名林檎というアーティストは、多くの楽曲に東京の地名を盛り込んだり、情緒を歌にしている印象が強い。彼女のデビュー時から「新宿系」とも評価されていたように、東京の女性といえば椎名林檎がすぐに想起される方も多いはずだ。
椎名林檎の都会的なイメージと同時に、日本の女性という意味では世界各地の人にも伝わりやすい要素を持っている様な気もする。長年に渡って "東京" を歌ってきた彼女だからこそ、東京オリンピックの開閉式における重要な役回りも任されているのだろう。
今年の紅白歌合戦への出場に加えて、来年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックでの活躍にも注目が集まっている。
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ミスチル、アルバム収録曲『Documentary film」をYouTubeで先行公開!
結成から2020年で実に28年、ただひたすらに前に進み続けるロックバンドがいる。
それは「Mr.Children」だ。
言わずと知れた日本を代表するロックバンドであり、国民的な絶大な支持を長年に渡り得ている素晴らしいアーティストだ。お茶の間での知名度も非常に高く、幅広い世代に支持されている。
特に、今の10〜20代の世代にとっては、Mr.Childrenは決して自分の世代のアーティストに当てはまる訳ではない、どちらかと言うと一世代前に流行したとも捉えられるバンドで、数曲であればミスチルの曲を知っているという人も多い様にも思える。
確かに、『HANABI』『GIFT』『しるし』『シーソゲーム』等は、いずれの世代にとってもミスチルの代表曲としてイメージされる楽曲であるだろう。これらの多くは大きなタイアップを務めた影響で認知度の高い楽曲であって、そういった曲の数々がMr.Childrenを国民的アーティストとさせている要因なのかも知れない。
それにしても、結成から30年近く活動を継続しているMr.Childrenは、未だにその歩みを止めていないのだ。
ファンにとっては、やはり好きなアーティストが活動し続けてくれるのが何よりも嬉しいことである。Mr.Childrenに関しては、ただ活動を続けているばかりか、ライブ活動や新譜の制作にも常に精力的でコンスタントにリリース楽曲を発表しているのが、その凄さだ。
尤も、今はコロナ禍にあり、直近ではなかなか全国ツアーの開催というものも期待はできない状況にある。しかし、ライブ活動ができない分、今のMr.Childrenに期待されるのは、来月12月2日にリリースされる最新アルバム『SOUNDTRACKS』であろう。
◆ 強力タイアップが多数の最新アルバム。その中で、タイアップ無しの新曲がYouTubeにて先行公開中...
12月2日リリースのMr.Children最新アルバム『SOUNDTRACKS』。
このアルバムにおいては10曲が収録される予定で、実にそのうち6曲が何かしらのタイアップを務めている。それだけ、多くのメディアへの露出が多い曲となっている。
例えば、3曲目の『tuen over?』は、TBS系テレビドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』の主題歌となっているし、4曲目『君と重ねたモノローグ』と7曲目『Birthday』は、『映画ドラえもん のび太の新恐竜』のテーマソングとなっている。
ビッグコンテンツのタイアップを務めている数々の曲があるだけに、今回の最新アルバムはセールス的にも期待が大きいのではないだろうか。
そんな期待が持たれる最新アルバム『SOUNDTRACK』のリリースに先駆けて、Mr.Childrenはすでに収録曲の一部をYouTubeやサブスクリプションサービスにて公開している。
一番新しく公開されたものとして、アルバムの6曲目に収録される『Documentaly film』がYouTubeにて公開されている。
この曲は、最新アルバムの中でもタイアップが付いていない楽曲だ。それはある意味、素のMr.Childrenが100%表現されうることの証とも捉えて良いのではないだろうか。
タイアップが付くというのは、その曲の認知度や人気のアップには期待が持てる要素となる一方で、タイアップ曲であるが故の制限や忖度が一定度発生し得る。
この『Documentaly film』は、YouTubeにてMVとともに公開されているのだが、ここまで他に公開されている『SOUNDTRACKS』のアルバム収録曲の中でも、最もMr.Childrenらしいと言うか、彼らの世界観が表現されている曲だと思える。
決して、アルバムのリード曲という位置付けの楽曲では無いのだが、個人的にはライブで聴いてみたい1曲だ。リリースを楽しみに待ちたい。
※ アルバムTrailer / YouTube動画: https://youtu.be/g8tiSaFyrp4
※ Documentaly film / YouTube動画: https://youtu.be/mdc2bTg30gI
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12年ぶりに紅白歌合戦に出演する「Mr.Children」。紅白とは縁遠いと思われていたロックバンドが、出演を決めたワケとは…?
Quote source:http://www.mrchildren.jp/
12年ぶりに紅白歌合戦に出演する「Mr.Children」。紅白とは縁遠いと思われていたロックバンドが、出演を決めたワケとは...?
コロナ禍の影響もあって、2020年は無観客での開催となった「紅白歌合戦」。
「紅白歌合戦」といえば、多くの人の間で”紅白”という愛称で親しまれている大晦日にNHKで放送される音楽番組であり、その年の音楽シーンを彩ったアーティストたちが出演するお祭りのようなイベントでもある。
最近ではテレビを見ない人も増えてきており、実際のところ紅白への関心も徐々に薄くなっていると言う指摘はあるものの、なんだかんだで大晦日はやはり紅白歌合戦を見てしまうという方が多い事も事実だろう。
そんな大晦日の顔的存在である紅白歌合戦において、今年はサプライズ人事ならぬ、"サプライズブッキング” が発表された。
それは、Mr.Children(ミスター・チルドレン)の出演である。
Mr.Childrenといえば日本においては誰もが知るような国民的アーティストであり、これまで何回でも紅白に出演していてもおかしくない程の実力を持ったアーティストである。
しかし、Mr.Childrenが紅白に出演するのは今年で2回目だ。前回の出演は、12年前の北京オリンピックの年、NHKのオリンピックテーマソングとしてMr.Childrenの『GIFT』が起用された時であった。
ここに来て日本でも新型コロナの感染が拡大… 心配される、来年1月イベント『KNOTFEST 2021』(ノットフェス 2021)の開催は…
2020年も早いもので、年末に差し掛かっている。
2020年に世界を悩ませ、現在も再び悩みの数を増しつつある新型コロナウイルスの感染は、直近においても再び日本国内で猛威を奮っている。東京では日別感染者数が500人を超える日がここ数日では連続しており、他にも神奈川などの首都圏近郊や、北海道や沖縄等でも感染者数は増加の一途を辿っている。
どうやら、2020年内で明確に新型コロナウイルスの脅威から解放される可能性はほぼ期待できない様だ。2021年に入ってもこの状況はすぐには変わらないだろうし、1年間の開催延期となっている "東京オリンピック" の開催についても、再び議論が激しくなりそうだ。
そして、音楽ファンにとって忘れられないのが、音楽フェス等のイベントの実現についてである。
2020年の年末に近いイベントで言えば、本来2020年3月に開催する予定であったフェス「KNOTFES」(ノットフェス)が開催延期となり、来年の1月に開催が予定されている。「KNOTFES」は、世界的メタルロックバンド・Slipknot(スリップノット)が主催する音楽イベントであり、過去にも複数回「KNOTFES」は開催されている。
日本からもColdrainやCrossfaithなど、ラウドシーンの代表とも言えるバンドが多数出演する予定で、数多くの動員も見込まれる人気フェスだ。
しかし、現時点では延期された日程での開催も、正直難しいという見方の方が強い様だ...。
◆ 「KNOTFES」は海外アーティストのブッキングも多数... 渡航制限やビザの取得など、立ちはだかる壁は大きい...
「KNOTFEST」には、主催者でありヘッドライナーであるSlipknotがそうであるように、他にもTrivium、KORNなどの大物海外アーティストが出演予定である。国を跨いでの移動ともなれば、この新型コロナウイルスの感染下にある世界においては、感染リスクも高まる為、実現には幾つかのハードルが伴ってくる。
しかし、「KNOTFEST」は海外アーティストのラインナップが組み込まれていてこそ成立するとも言える音楽フェスである為、海外アーティストの出演を抜きにしてまでも開催をするという事はあり得ないだろう。
となれば、来年1月の開催に関しても、海外アーティストの渡航が可能であれば開催が出来、そうでなければ延期または開催中止となるのでは無いかと予想される。
現実的な視点で見れば、来年1月の開催も現時点では厳しい可能性が見込まれるかも知れない。日本でも再び感染状況が悪化している事に加え、アメリカや欧州地域ではロックダウンしている地域もある程である。
世界的に見れば、新型コロナウイルスの感染は日本では比較的落ち着いている方で、海外の感染状況の深刻さに目が向けられる事が多い。音楽ファンとしてはぜひ見届けたい音楽フェスであるが、海外アーティストが多く出演し、演奏される音楽ジャンルもメタル・ラウド・パンク等のバンドが集まるフェスの為、通常ならダイブやモッシュという行為も続出し、感染リスクへの配慮が必要となってくるだろう。
コロナ禍の現在において、開催が実現出来た場合でも恐らく観覧は固定席の様な形式が採用されると思われ、「KNOTFEST」の本来あるべき醍醐味までは堪能できないかも知れない。
過度に悲観的にはなる必要は無いが、感染リスクに配慮しながらも最大限の音楽の楽しみが享受できる方法を考える必要がありそうだ。
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indigo la End 失恋に強がる女心を綴ったバラード「フラれてみたんだよ」配信開始!
indigo la Endの新曲「フラれてみたんだよ」のデジタル配信が、11月20日(金)より開始された。
この楽曲はタイトルの通り、男女の別れを歌った楽曲で叙情的でありながら聴き手の想像力を掻き立てる歌詞が胸に染みるバラードに仕上がっている。イントロで奏でられるアコースティックギターの音色で幕を明け、ドラム・ベース・ギターのアンサンブルが展開していく様はさながら物語を体験しているような感覚を覚える。
ジャケット写真はYOSHIROTTENによるアートディレクションのもと、モデルの林田岬優を起用。 フォトグラファーは八木咲が担当をしている。
indigo la Endは、今年精力的にデジタルリリースをしており、今冬リリースされるというニューアルバムへの期待が高まるバンドの真骨頂とも言える楽曲となっている。
◆ 川谷絵音コメント
「生々しさを濃くしていくことがindigo la Endのこれからだと思いながら作ったバラードです。血が通った音楽を感じてください。」
【リリース情報】
配信シングル「フラれてみたんだよ」
11月20日配信開始
各配信サイトリンク:https://indigolaend.lnk.to/furaretemitandayo
【関連リンク】
オフィシャルサイト:https://indigolaend.com/
オフィシャルtwitter : @indigo_la_End
オフィシャルinstagram : @indigolaend_official
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ポップス聴くならKIRINJI ~「共演NG」の裏で輝く彼らの軌跡~受け継がれるKIRINJIのDNA
今回は、日本のバンドKIRINJIの魅力に迫ります。
最近話題のドラマ、『共演NG』の劇伴をメンバーの堀込高樹氏が手掛けています。KIRINJIは2020年いっぱいで、バンドでの活動を終了し、新しい出発をすることを発表しています。本記事では、このKIRINJIの魅力に迫っていきましょう。
KIRINJIってどんなミュージシャンなの、と問われても、はっきりと回答をするのは難しい。
それは、千変万化のミュージシャンだからです。
彼らの代表的な楽曲、『エイリアンズ』『アルカディア』『Drifter』『グッデイ・グッバイ』など、どの楽曲もポップスを基調にしながら、まったく違うサウンドに仕上がっています。
メロディーがいなくなった隙間に入ってくる管楽器隊の音色、歌声にエフェクトで深みを与えるタイミング等のアレンジは、どの楽曲においても一貫してKIRINJI風ですが、全ての要素が1つになって、楽曲として最終的な仕上がりになると、他のアーティストでは真似できない唯一無二の音楽になります。同じ音楽を2度作らない。これがKIRINJIの音楽の特徴と言えるでしょう。
◆ 進化よりも変革
KIRINJIの音楽は、体に染み渡ってくるような奥深いものです。例えるなら、マッサージを受けた後の、ほんのり温かく気持ち良い様な感じだと思います。
こうした感覚は、角の取れたやさしい歌声が、歌謡曲風の歌い方でテンポや拍子を無視して、自由に遠くまですり減らず伸びていく様に流れるからではないでしょうか。そして、この声が早くもなく遅くもなく、また、焦りもせず遅くもない絶妙な音楽と調和し、誰にも真似できない懐かしくて温かみのある音楽が生まれています。
最近は、クリアな音が好まれているような気がしますが、多くの音響機材はこれまで聞こえ辛かった音域をより鮮明に聞こえるようにしようという意図の元、バージョンアップされていきます。技術革新などの音楽環境の進化に可能性を求めている様な気もします。
しかし、こうしたことでは可能性は広がらないのかも知れません。
音楽を演奏する時は、リズムや和音などの「音楽のきまり」を強く意識することになります。そして、音程が外れることや、リズムが不安定になることにリスナーは嫌悪感を抱く傾向にあります。
しかし、KIRINJIの音楽を聴いていると「音楽のきまり」に従うことは、非常に不自由なのだということを痛感します。
KIRINJIサウンドは、歌謡曲には見られない和音進行を採用した上で、頻繁にコードチェンジを採用していることに加え、メロディーの音域は非常に広い特徴があります。歌謡曲は、古き良き伝統的な音楽に根ざした旋律と和音進行で構成されており、メロディーの音域が、現代のポップスの音域よりも狭く限定されています。
KIRINJIは、従来の歌謡曲には無い特徴を持っている、ポップスの王道を引き継いだミュージシャンとも言えるかも知れません。
KIRINJIの音楽は、従来の楽曲制作におけるルールの枠組みの中で変化を求めるのではなく、新しい枠組みを自ら作り、その枠組みの中でも変化を求めると言う変革を追求しており、そこにリスナーは新しい可能性や魅力を見出すのではないでしょうか。だから、彼らの楽曲は、どれも新しくて新鮮に感じられるのだと思います。
KIRINJIの音楽からは、この様なことまで連想させられます。
◆ 現実と空想のどちらも行き来する、ダイナミックな世界観
そして、KRINJIの楽曲で綴られる歌詞も非常に良く、言葉の言い回しが最高のグルーブを生み出します。グループに似合う言葉はどの様な言葉なのかを、彼らは十分に理解しており、その為、彼らの言葉は不自然には聞こえないのでしょう。
その言葉は、彼らの視点から紡ぎ出されたものであり、世の中をこの様な視点で見ることができるのかという驚きを隠せない創造力があります。ポップス音楽が根っこにあり、各楽器がポップサウンドを奏でるけれども、独自の視点で描写された世界感が意味深長な音楽表現となり、私達の感覚と思考を絶えず楽しませてくれるのです。
どうしてこんな曲を書いたのだろうかと意図を探ってしまうことがありますが、たとえ楽曲表現が曖昧でも不自然では無く、奇を衒う訳でも無いのですが、緩すぎもしないと言う、絶妙な心地良さが彼らの魅力と言えるでしょう。
KIRINJIは、2020年いっぱいでバンドとしての活動が終わります。
然しながら、今後もKIRINJIのDNAは受け継がれ、また大きな花を咲かせることでしょう。
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Spotifyが今年のクリスマスソング聴取動向を発表
Spotifyは、世界におけるSpotifyでのクリスマスソングの聴取動向をお知らせします。
2020年、12月を前にクリスマスソングの再生時間はすでに65億分以上を超えており、2008年のSpotifyサービス開始からの、クリスマスソング再生回数は370億回以上となりました。
世界で人気のホリデープレイリスト「Christmas Hits」は、前年と比較して、早くも9月、10月にすでによく聴かれています。Spotifyでの人気のクリスマスソング上位10曲は、前年の10月と比較して平均して25%も視聴のシェアを伸ばしており、クリスマスソングは週末に聴かれる傾向がありましたが、過去数年と比較し今年は、平日に聴かれる傾向が強まっています。
◆ Spotify クリスマスソングトップ5
Spotifyで人気のクリスマスソング上位5曲は以下の通りです。
Spotify クリスマスソングトップ5(世界)
1.All I Want for Christmas Is You / マライア・キャリー
2.Last Christmas / ワム!
3.Santa Tell Me / アリアナ・グランデ
4.It's Beginning to Look a Lot like Christmas / マイケル・ブーブレ
5.Mistletoe / ジャスティン・ビーバー
Spotify クリスマスソングトップ5(日本、2019年12月から現在まで)
1.クリスマスソング / back number
2.All I Want for Christmas Is You / マライア・キャリー
3.メリクリ / BoA
4.Last Christmas / ワム!
5.Santa Tell Me / アリアナ・グランデ
また、「Spotify Singles」のクリスマスシーズン版「Holiday Collection」に、新たに12曲を追加しました。「Spotify Singles」は、世界のトップアーティストによるSpotifyユーザーのための人気オリジナルプログラムで、様々な音楽ジャンルで活躍するアーティストが自身のオリジナル曲やカバー曲を新たにレコーティングし、Spotify限定で配信しています。
※ プレイリスト「Christmas Hits」:http://spoti.fi/ChristmasHits
※ プレイリスト 「Spotify Singles: Holiday Collection」:http://spoti.fi/HolidaySingles
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これで18歳!? 才能に溢れるビリー・アイリッシュの新曲「Therefore I Am」に聴き惚れる…
2020年の「第62回グラミー賞」で、最年少18歳にして最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の主要4部門を含む5部門で受賞した世界的人気を博すアーティストであるビリー・アイリッシュ(billie eilish)が、11月13日から配信を開始した新曲「Therefore I Am(ゼアフォー・アイ・アム/ゆえに我あり)」が話題を呼んでいる。
同楽曲は、007シリーズの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌である「No Time To Die」や、「my future」に続く2020年3枚目のシングル楽曲となり、11月22日(米国 現地時間)に開催予定の「アメリカン・ミュージック・アワード2020」で初披露される予定だ。
彼女の公式YouTubeチャンネルでもその反響は確認でき、本日時点(2020年11月20日)で約4,200万回の再生がある等、世界的なアーティストの新曲にリスナーも釘付けの様だ。
なお、本作のMVは、ビリー・アイリッシュ本人が監督しており、彼女が10代前半に頻繁に訪れていた大型ショッピングモール「グレンデール・ギャラリア」が舞台となっている。YouTubeの公開初速としては、公開後6時間で400万回再生を超えた程だ。
※ 公式YouTube動画: https://youtu.be/RUQl6YcMalg
◆ 体型批判にも屈せず、アーティスト活動を貫く...
そんな世界的に注目を集めるビリー・アイリッシュだが、彼女も批判の矢面に立たされることもある様だ。
度々メディアで取り沙汰されているのが、彼女の "体系批判" だ。彼女のアイコニックファッションと言えば、オーバーサイズな服を選び、ボディラインを強調しないスタイルが目立つ「バギースタイル」だが、先日はキャミソール姿で外出したところを写真に撮られる等、その服装にも注目が集まっていた。
そんな中で "体系批判" を示すリスナーがいるのも事実で、彼女は強い心持ちで反論を展開していたりもする。実際にコメントでは、「私が着心地を優先したら、女性らしくないと言われる。重ね着をしなければ、ふしだらな女と言われる。私の身体を見てもいないのに、勝手にジャッジされ、私のためにジャッジを下す。それはなぜ? 私たちはサイズを基準に、人々について想像を巡らすからよね。」と言及しており、悩みを吐露する様にも取れるが、世界に向けた中立的な視点で自分を見て欲しいというメッセージの様にも取れる。
まだ、18歳という若さの彼女だが、世界の数億人規模の人からの視線を集める代償とも言えるだろうか、目に見えないプレッシャーも数多くあるだろう。
◆ 楽曲及びアーティスト情報はこちら
■ アルバム情報
◎ビリー・アイリッシュ『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』
Billie Eilish『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』
※ アルバムの試聴・購入はこちら
https://umj.lnk.to/BILLIEALBUM
■ ビリー・アイリッシュ プロフィール
2001年12月18日生まれの18歳、米国ロサンゼルスのシンガー・ソングライター。2019年3月に発売したデビュー・アルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』は英米を含め全世界18ヵ国で1位を獲得。2020年1月に開催された「第62回グラミー賞」で、史上最年少18歳で、年間最優秀レコード、年間最優秀アルバム、年間最優秀楽曲、最優秀新人賞の主要4部門に加えて合計5部門を受賞。主要4部門の獲得は39年ぶりの史上2人目、最年少、初の女性という偉業を達成した。2021年に公開予定の映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌「No Time To Die」を歴代最年少の18歳で制作&歌唱を担当。同シリーズの主題歌としては史上初の全英チャート1位を獲得。
※ ビリー・アイリッシュ日本特設サイト
https://sp.universal-music.co.jp/billie-eilish/
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YOASOBIのヒット曲「たぶん」が映画化。「こんな素晴らしい表現方法があるんだと感動」の声も…
11月14日、YOASOBIのヒット曲を映画化した「たぶん」の公開記念舞台挨拶が行われ、メンバーのAyasaとikura、女優の小野莉奈、俳優の木原瑠生らが登壇した。
7月に配信された楽曲「たぶん」の原作小説を映画化。本作は「しなの」の同名小説をもとに、当たり前が当たり前じゃなくなかった日常の中で、社会人、大学生、高校生の男女3人組の切ない別れと新しい一歩を描いた作品。
コンポーザーAyasaは「自分たちの楽曲が流れてきた瞬間にグッと来ましたね。小説の『たぶん』、自分たちの楽曲の『たぶん』。どうなるか想像できなかったけど、こんな素晴らしい表現方法があるだんとシンプルに感動しました。」とコメントした。
また、ボーカルのikuraは「3つのストーリーで描かれてるありふれた生活の中でのお別れが『たぶん』という言葉を引き立たせてくれた。楽曲だけを聴いた時と、映画の最後で流れているのを聴いた時では聴こえ方が違ってジーンときました」と感動したことを明かした。
◆ 中高生に爆発的な人気を誇るユニット「YOASOBI」、小説を音楽に。
YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraの2人からなる「小説を音楽にするユニット」。
2019年11月に公開した「夜に駆ける」がbillboard Japan Hot100やオリコン週間合算シングルランキングで1位を獲得するなど、ストリーミング再生回数は2億回を突破。原作小説の書籍化や映画化も発表し、さらに展開の幅を広げている。
今回映画化された「たぶん」も、書籍「夜に駆けるYOASOBI小説集」に収録されている原作小説「たぶん」を原案としたオリジナルショートストーリーが誕生した。
同棲中の大学生カップルの気持ちのズレを感じ、別れを選んだササノとカノン。夏の大会が自粛で中止となってしまった高校サッカー部員の川野とマネージャーの江口。社会人で恋人同士だが、お互いの気持ちに応えられなくなっているクロとナリ。
最も切ない別れと新しい一歩の物語を主題歌の「たぶん」が切なく彩る。
最後にAyaseは「この映画を観てから楽曲を聴くのは、全く違う見方ができる。映画を観ているからこそ思い描ける、聴きながら思うことがあると思うので、楽曲も小説も映画もこれからよろしくお願いします。」とコメントしている。
ikuraは「原案ストーリー、映画、主題歌の3つが一つの作品になって『たぶん』というものがあります。観ていただいた方が、少しでも自分の生活の中で重なり合う部分があったときに、胸に置いておきたい作品になれたらいいなと思います。」とメッセージを送った。
映画「たぶん」は、アップリンク渋谷、イオンシネマシアタス調布など全国で公開中だ。
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