Machine Gun Kellyはなぜ今再評価されている?“MGKらしさ”を解明

Machine Gun Kellyはなぜ今再評価されている?“MGKらしさ”を解明
Machine Gun Kelly(以下、mgk)の音楽には、明確な型がない。
ラップ・パンク・エモ・ポップ——。
数年前、「ジャンル迷子」「ロックごっこ」と揶揄されることもあったMGK。
だが今、Z世代を中心に確実に支持を集めている。
今期mgkの新境地 ダンスで見せる夏の表現
2025年5月23日。新曲「cliché」をリリースした。
今回のテーマは、まさに“夏”...
USAのラッパー・MACHINE GUN KELLYの新アルバムが”ロック”アルバムとして全米1位!枠にはまらないケリーの凄さとは…
アメリカのヒップホップアーティスト・MACHINE GUN KELLY(マシン・ガン・ケリー)。
アメリカのヒップホップシーンでは勿論のこと、昨年にはSUMMER SONIC 2019に出演し来日公演を果たすなど、その知名度は日本でも高まっている。端正な顔立ちをしていることから女性ファンも多い。
そういった自身のビジュアルを生かして、ケリーは俳優活動にも精力的である。マルチに活躍するMACHINE GUN KELLYは、彼の音楽性もかなりマルチな部分がある。
上記で紹介したように、ケリーはヒップホップアーティストとして知られている。しかし、あくまでケリーは、ヒップホップもやっているという言い方の方が正しいかもしれない。
彼はラッパーであり、ただラッパーであるだけではないのだ。
2020年にリリースした彼の最新アルバム『Tikets To My Downfall』は、ロック・アルバムとして見事全米1位を獲得した。そう、彼はロック・アーティストでもある。
◆ ジャケット写真にはギターを掲げるケリーの姿・・彼は何者でもない!?
もともと、MACHINE GUN KELLYはライブパフォーマンスでもギターを演奏するなど、確かにヒップホップアーティスト然としたスタイルを貫いていた訳ではなかった。
とは言え、ついにこの最新アルバムでは思い切ってロックに舵を切っている。アルバムのジャケット写真の中央には、ピンクの派手なギターを掲げたケリーの姿がある。
その姿はまさに、”ロックンローラー” である。
ましてや全米1位を獲得するというように、中途半端にいろんなことに手を出している訳ではない、というところがまた格好良い。彼はある意味で、”何者” でもないのだ。
今後、彼が作り上げる音楽はいかなものになるのだろうか。全く先が読めない分、楽しみである。
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