レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの復活を考える。来日公演も
Shunya Kita( EVENING編集部 )
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更新日:2023年12月15日
去年の冬、バンド界に衝撃を与える大ニュースが舞い込んだことは記憶に新しい。アメリカのロックバンド、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンが復活することを自身のインスタグラムで発表した。
同インスタでの投稿によると、ライブ初日は3月26日、テキサス州での開催予定であるとのこと。開催が間近に迫った今、盛り上がりは世界的に高まっている。
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復活の真意はいかに
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(Rage Against the Machine)はその名の通り、政治的メッセージの発信を主体としたバンドである。
ヴォーカルであるザックの叫ぶようなラップを、リズム隊が奏でる歪んだサウンドのハードコア・ファンクロックに乗せるスタイルは、「レッド・ツェッペリンとパブリック・エネミー」の融合と言われるほどの独自性を持っている。過去に無料で反戦をテーマに掲げたコンサートを開いたりするなど、実際に政治活動も活発に行っており、歌詞には彼らの思想が全面的に含まれており、強い想いを感じ取ることができる。
今回の復活の真意は未だわかっていないが、今年はアメリカの大統領選があり、当バンドが反資本主義的な思想を掲げていることを顧みても、このことと復活には因果関係がないとは言い切れない。国内外でいくつかのライブ開催が見込まれているようだが、そこで彼らがどのようなメッセージを発信するのかは非常に注目したいポイントである。
来日公演の開催はあるのか?
当初、「フジロックに出演するのでは?」などと謳われていた彼らの来日だが、残念ながら、その予定はないようだ。バンドが公式に発表した今年のライブ出演予定に日本は入っておらず、彼らをライブに参加するには海外に行くほかないのが現状である。
また、他のライブに関してもコロナウイルスの影響で開催が危ぶまれている現在。アメリカの巨大音楽フェスである「コーチェラ・フェスティバル」は中止になるのではないかと懸念され、業界全体に不安感が漂っている。
レイジは世界の現状に対してどのような声を上げるのか。まずは無事にライブが開催されるよう祈りたい。
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