嵐がYouTube(ユーチューブ)チャンネル開設にサブスク解禁!?今後のジャニーズが届ける音楽の動向とは...
Marina Takeda(Evening Music Records株式会社)
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ジャニー喜多川氏の死やSixTONESのデビューや関ジャニの全国ツアーなど、何かといえば最近話題が尽きないジャニーズ。
ジャニーズといえば、所属タレントの写真や動画のウェブ掲載はもちろん、新曲のMVすらYouTubeにはアップされなかったりと、無料で公開されているコンテンツがほとんどないことでも知られているのではないでしょうか。そんなジャニーズが、先日10月9日の午後5時頃に突然サブスクリプションを解禁したことで話題となっています。
今回サブスク解禁されたのは、2020年に活動休止が決まっている嵐。
「A・RA・SHI」、「truth」、「Happiness」、「Monster」、「Love so sweet」の計5曲が公開されました。また、YouTubeにも嵐の公式チャンネルが開設され、サブスク解禁された5曲のMVが公開されました。この公式チャンネルは開設から28時間ほどでチャンネル登録者数100万人を突破し、日本最速記録を残したとか。開設から5日目の現在は136万人まで増えており、動画も軒並み300万回再生を突破しています。
ジャニーズのYouTube(ユーチューブ)解説やサブスクリプション解禁の理由は?反対の声も
嵐は、6月に全64曲を収録した20周年記念ベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999-2019」をリリースしたばかり。そのアルバムが非常に安価であったと話題になりましたね。また、嵐20周年を記念したシリーズ第二弾であるビデオ・クリップ集「5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019」の発売が10月16日に決定しています。
今回のサブスクリプションおよびYouTube解禁は、ビデオクリップ集の販売促進が目的なのでしょうか。ジャニーズや嵐のファンクラブからこのことについての発表は一切されていませんが、YouTubeの公式チャンネルに使われている画像は、ビデオクリップ集のジャケットになっています。
しかし、先に発売されたベストアルバムの売れ行きを見る限り、今回のビデオクリップ集も販促のために、ジャニーズというブランド力をあげることに一役買っていたサブスク未対応の姿勢を崩す必要はなかったように感じます。現に、嵐がYouTubeで見られるようになったと喜ぶファンが大勢いる中で、ジャニーズのMVはシングルを買った人への特典であるべきだと無料公開に反対するファンもいるようです。
ジャニーズブランドよりもYouTube(ユーチューブ)で世界進出を重視か?
今回嵐のサブスクリプション解禁およびYouTube公式チャンネル開設の理由として、ジャニーズの体制が変わりつつあるのではないかという点が挙げられます。
ジャニー喜多川氏が没したのち、現在藤島ジュリー恵子氏がジャニーズの新しい代表取締役となっています。新しい体制になったことにより、今までのジャニーズは、うちに仕舞い込んでブランド力を上げる体勢でしたが、今後自発的に世界へ発信していく姿勢に変えていくための足がかりとして、認知度、注目度が共に高い嵐の音源を解禁したのではないでしょうか。
8月にデビューが決定したSixTONESが、ソニーミュージックからデビューを決めたのは、いま世界的に注目されているKPOPアイドルを見習い、日本のみならず世界進出を見据えているからではないかと推測できます。今回の嵐のサブスク解禁の動きは、体制が変わりつつあるジャニーズの象徴なのではないでしょうか。
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