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下北沢に新ライブハウス「Flowers Loft」オープン!今後、ライブハウスは増えるのか?
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下北沢に新ライブハウス「Flowers Loft」オープン!今後、ライブハウスは増えるのか?

◆ 下北沢に新ライブハウス「Flowers Loft」オープン!今後、ライブハウスは増えるのか? 近日、昨年11月にオープンした、下北沢の新ランドマークビル「SHIMOKITA FRONT」の地下1階にて、新ライブハウス「Flowers Loft」がオープンすることが発表された。 これは新宿・歌舞伎町に在する老舗ライブハウス「新宿LOFT」や「下北沢SHELTER」、「ロフトプラスワン」などを運営するロフトプロジェクトによるライブハウスである。 こけら落とし公演は2月2日、いとうせいこう is the poet ( ITP)、Mars89が担う。その他続々と注目のイベントが決まっている。2月11日にはKEUMURI、 POTSHOT、 DUCK MISSILEによるスリーマン公演。2月25のNewspeak、ravenkneeのツーマン公演。3月14日のRadio Carolineなど、注目イベントが目白押しである。 ◆ 今後のライブハウス業界、増える?減る? 最近、急激とは言わないものの、ライブハウスというのは増えている。昨年も8月23日に「Veats Shibuya」がオープンしている。これは渋谷センター街の中の、商業施設「グランド東京渋谷」の地下1階と2階に在するものであり、いわゆる一等地である。それも音楽という文化が常に伴ってきて、ライブハウスも多く存在する渋谷という街の中である。 だが実際、ライブハウスが増えているのに対し、減っている数の方が多いのではないだろうか。 確かに、ライブハウスの数はちょっと多くなりすぎていた感がある。それも1極集中という感がある。例えば上述した下北沢、渋谷といった音楽が歴史的に盛んな街には多くライブハウスが存在するのだが、そうでもない街には、からっきしライブハウスなんて存在しない。地方をのぞいてみれば、その状況をもっと理解することができる。動員力があって、全国ツアーを回れるほどの力があるアーティストがツアーで地方を回るとき、だいたい「この地域ならこのライブハウス」といったおきまりのような場所が存在する。それであっても、地方では動員がなり難しかったりする。 上述した「Veats Shibuya」も、レコード会社「ビクターエンタテイメント」が運営するライブハウスであり、下北沢に新オープンする「Flowers Loft」も長年ライブハウス経営を行ってきたロフトワンプロジェクトが運営するものである。 こういったようにこれから新しくライブハウスを経営するには、すでにキャリアとある程度の資金力がある法人ではないと難しいのであろうか。現実的に、ライブハウスも「遊び場」としてカルチャーを形成してきた歴史を持つが、運営がうまくいかないと閉店になってしまう。 だが、今後の日本において音楽という文化が創造され続けるには、やはりライブハウスという「遊び場」があり続けて欲しいと考える。そして上記においても触れたように、地方など、これまでライブハウスがなかった地域にももっとライブハウスが増えてきたら面白いのではないか。そうなってくれば、「音楽のために上京」といった概念から、各地方で実力を持ったアーティストが溢れている、なんて未来も見えてくる。そうなってくれば、日本の今後の音楽の文化、音楽業界も盛り上がるのではないか。 --- 運営: Evening Music Records株式会社