映画『リアム・ギャラガー アズ・イット・ワズ』! 彼の真の姿とは
リアム・ギャラガーは、1990年代に誕生したイギリスを代表する世界的ロックバンドoasisの元ボーカリストで、独特な歌唱スタイルから生まれるハスキーな歌声が魅力的なヴォーカリストです。
Oasisは、地元マンチェスターから絶大なる支持をされていて、そのマンチェスターではカリスマバンドですよね。
今年は、彼の映画が公開され、そしてoasis時代の名盤と称賛されるアルバム「Morning Glory」の発売から25周年ということもあり注目を集めています。
今回は、このリアム・ギャラガーの魅力に迫っていきます。
◆ 大胆不敵なロックシンガー
リアム・ギャラガーは、1972年に英国マンチェスターで誕生しました。
彼は、ビートルズのジョン・レノンから多大なる影響を受けており、歌声をジョン・レノン風のハスキーボイスに仕上げています。
また、Oasisが解散した後も、その歌唱スタイルを変えず、英国ロックシーンの最前線で歌い続けています。
リアムは、Oasisの成功によってロックミュージシャンとしての地位と名誉を手に入れましたが、度重なるライブにより歌声を徐々に失っていくと言う苦悩を抱えていました。
デビューした頃は、明るくライトなハスキーボイスを存分に活かし「Wonderwall」などの名曲を生み出しましたが、年齢や度重なるライブなど彼を取り巻く様々な要因により、彼の歌声は徐々に重たくて抜けの悪い濁声へと変わり果ててしまいました。
そう。歴史に名を刻むミュージシャン達は、自身の老いや疲労と戦っています。天才と称されるボブ・ディランやポール・マッカートニーも全盛期と比較すると歌声のパワーは弱まっているとも言えるでしょう。
年齢を重ねれば、筋肉は衰えて発声能力は低下してくることに加え、長時間に及ぶライブでの歌唱を継続すれば、喉にかかる負担は非常に大きくなります。
しかし、リアムは、臆せずOasis解散まで自身のスタンスを貫き歌い続けました。
「自分らしくいればいい」というマジックワードがありますが、若い時の「自分らしさ」とは「自分勝手」と表裏一体のような気がします。
しかし、そんなことは、彼には関係ないのでしょう。
自分らしさを貫くことで、絶対的な存在となり音楽的成功を手にする一方、自分勝手なふるまいで社会を驚かせたりするのが、Oasisの個性であり、そこで才能を開花させたのがリアム・ギャラガーなのでしょう。
ジョン・レノンに似ているからではなくて、この大胆不敵こそが、彼の音楽の魅力の源ではないでしょうか。
◆ 復活に隠れてしまった真実
Oasisは、共にバンドを支えてきたノエル・ギャラガーの脱退によって活動に終止符を打ちます。
その後、しばらくは目立った活動は見られませんでしたが、2017年にソロキャリアをスタートさせ、再び特徴的な仁王立ちスタイルで歌を歌い始めました。
Oasis時代には叶わなかったアンプラグドライブを成功させ、アルバムも好セールスを記録しています。
40代で復活を遂げましたが、この背景には彼自身の強い精神力と大胆不敵さに加えて、根強いファンの存在があります。
ここ数年、ロンドンオリンピックやテロなど彼を取り巻く環境において様々なことが起きていました。
きっと彼はこの渦中の中で、歌を歌うことの意義を見出したのかもしれません。そして、ファンも彼の復活を強く望んでいたのかも知れません。
音楽は、聴いてくれる人がいて初めて演奏をする人が格好良くなれます。聴き手と演奏者の絶え間ないコミュニケーションこそが、音楽の醍醐味と言えるでしょう。
Oasis時代もソロ時代も含めて、リアムの演奏で心が動く瞬間はファンと彼との繋がりにあり、彼が貫き通す「自分らしさ」が、明らかな "独りよがり" ではなく、ファンに生きる力を与えています。
ここに感動とか夢とかいったロマンがあると思います。
復活と言われていますが、まだOasis全盛期程ではありません。
多くのファンの方が、彼らの演奏や楽曲は、まだまだ良くなるという期待を抱いていると思います。
私も熱心なファンとして、今後の彼を応援しています。
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イギリスで初の”ソーシャルディスタンフェス”が開催!観客をブロックで区分け、これまでにない試みに成功。
世界的パンデミック現象を起こした新型コロナウイルス。
今もなお、世界中で感染者の増加が報告されている中で、同時に経済の停滞、感染すること以外の面でも莫大な被害を被るケースが増発している。
それは音楽業界においても同じで、特にイベント事業は窮地に立たされている。
中でも日本においても、近年のフェスブームは絶大な影響を誇っている。特に、夏フェスというものは多くの人にとって夏に欠かせない存在となっており、夏フェスが開催されない2020年の夏季は多くの人にとって物足りなさも感じさせるだろう。
だがやはり、何より苦しんでいるのはイベントという事業で収益を立てる事業者の方たちである。
ここまでどのフェスも開催をすることはできず、最近まで開催が見込まれていたSUPER SONICも2020年の開催延期を発表している。
日本は特に苦しんでいる様子だが、日本から遠く離れたイギリスで、とある革新的な試みに成功しているようだ。
◆ 世界初のソーシャルディスタンスフェス。観客がスペースごとに別れ、プライベートな空間で楽しむフェス。
イギリスで最近、ソーシャルディスタンフェスが開催されたのである。
どういうことか、当フェスはMax 2,500人ほどの動員を果たして、大変今話題になっているのだ。
当フェスは、イギリスの人気アーティストであるサム・フェンダー独自の野外ライブを主催したもので、世界初の試みに成功した前例なき快挙である。
従来のような観客が密集したエリアが作られるのではなく、ボックス席のように各グループが区分けされており、観客はそれぞれの同行者と同じエリアの中で、ゆったりとライブを楽しむことができるようになっている。
このフェスでのボックス席の様子は、プロ野球におけるボックスシートに似たようなものであろうか、グループで独自の空間でイベントを楽しめるというのは、写真を見るだけでもかなり面白そうである。
このコロナ禍における独特の形式だが、これからイギリス以外の地域でも参考にされそうな様式である。
※ 実際の会場の様子はこちらからご覧いただけます。( https://www.instagram.com/p/CD1IC9agPhg/ )
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ソーシャルディスタンスに特化した音楽会場がイギリスにオープン!? 時代の最先端をゆく、新形式の会場に注目が集まる
今年誕生し、誰もが知るワードとなったソーシャル・ディスタンス。
今でも世界では新型コロナの影響下にあり、どこにいってもソーシャル・ディスタンスに配慮しなければならない、かなり息苦しい情勢が続いている。
音楽業界においても、イベントを開催できない日々が続いている。小規模のライブハウスにおいては少しずつ営業再開が可能となっているが、ソーシャル・ディスタンスに配慮しながらの営業となっているため、今まで通りとはいかないのが現実である。
ソーシャル・ディスタンスに配慮し続ける世界において、新たなニュースが飛び込んできた。
イギリスにおいて、新しいイベント会場が設立される予定であるという。それも普通のイベント会場ではない、ソーシャル・ディスタンスに特化したイベント会場である。
どういうことか、 どうやらこの新しい会場は元々は競馬場であったようで、思いっきり改装をしたために現実となり得るようである。イメージ画像によると、各客席はボックス堰のような囲い様式となっており、一つあたりのボックスに複数人が収容できるというものであるようだ。
▼ アフターコロナではどうなる!? ソーシャル・ディスタンス会場の長期的需要は...
本稿で取り上げている、イギリスに開設予定のソーシャル・ディスタンス特化会場。
このウィズコロナ時代において、確かに新たな可能性を提供したという点で意義はとても感じられるが、コロナが落ち着いたいわゆるアフターコロナ、その時にはどういった需要があるのだろうか?
改装して作り上げた会場であるということから、すぐに取り壊すことは確かに可能なのかもしれない。客席の数も少ないことから、リニューアルにはあまり負担がかからないとも考えられる。
ともすれば、このソーシャル・ディスタンス特化会場は期間限定のものかもしれない。 そうなるとすれば、あとあとになってこの会場は伝説のものともなりそうである。
すでにこの会場で開催されるイベントも予定されているようで、注目が集まる。この会場の完成は来月8月予定で、もうすぐである。
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