日本と海外のライブチケット販売方法が違う?世界のシステムの違いとは
Marina Takeda(EVENING編集部)
最終更新日:2024年4月1日
最近話題になっているニュースの中で、ふとK-POPアイドルについての記事と、ジャニーズについての記事が並んでいるのを見ました。
ニュースにはなっているものの、どちらもまだまだ今後の日本のアイドル文化を牽引していく存在のように感じます。そんな中、キンプリのライブチケットが取れるのか、といった内容の記事を読んで、国内でのライブチケットの入手方法と、韓国(海外)でのライブチケットの入手方法が異なるということに気づきました。
そこで、今回は日本国内と海外におけるライブチケットシステムの違いを調べてみました。
日本のライブチケット販売方法とは
日本国内において、ジャニーズに限らず、ファンクラブ会員限定の抽選などでチケットを入手しようと試みたことがある人は結構多いのではないでしょうか。
そして、少なからずそこに不公平感などを抱いたことがある人は一定数いるはずです。特に最前真ん中の席と同じ値段なのに自分は見切れ席だった、なんて時や、そもそもファンクラブ会員なのにチケットが当たらなくてがっかりしているのをよそにファンクラブ会員でない人が重複して当選していたりする時の悔しさは言葉にできません。
日本では人気アーティストのライブは抽選という形が多いですね。お金を払ってファンクラブに入っているのにその中でも抽選、いろんな事情の人がいるのを考慮して公平さを保つための抽選ですが、座席の良し悪しと金額が見合わないという事態は公平と言えるのでしょうか。
海外のライブチケット販売は映画館方式?
見切れ席とわかって買っているならまだしも、ファンクラブ会員先行でよくない席が取れてしまうのはちょっと…という意見が多いような印象を受けます。
しかし、このチケットシステムは世界から見るとちょっと変わっているようです。
海外のチケットシステムでは、映画館のように自分の座席は自分でとる、というスタイルが大半を占めているようです。つまり、座席指定ができるのです。
もちろん座席によって値段が異なります。せっかく苦労してとった席が抽選で端っこ、なんてことにはならず、自分でその席と値段に納得してチケットを購入できるなんて素晴らしいです。日本では運要素が強いのに対し、海外のチケットシステムは自分の力で勝ち取るというイメージなのではないでしょうか。このように、日本と海外のチケットシステムを比べると、なんだか海外のやり方の方が納得して買えるし良いのでは?という気もしてきます。
しかし、海外システムでは、人気のアーティストになればなるほど、その争奪戦は過酷を極めるのもまた事実。サーバー落ちたらどうなるの?運悪くその日は電波が良くないところにいる…などという事態にもなり得ます。
その点、日本のシステムでは、一定の申し込み期間があって、その後抽選という形なので、場所や時間などを選ばずに申し込みたい時に申し込める点はメリットと言えるのではないでしょうか。
日本のライブチケット販売方法は多様化が必要か
結果的にどちらが良いかについては一概に言えませんが、日本のシステムと海外のシステム、どちらも良い面も悪い面もあります。
個人的には日本特有のチケットシステムだけでなく、日本はもっと様々なチケット販売方法を導入してみても良いのではないかと考えます。また、もっと細かく座席ごとに金額設定をした上での抽選ができるようになれば、なんとなく感じてしまう不公平感は拭えるのではないでしょうか…。
完璧に誰もが納得できるチケットシステムを作るのは難しいことではありますが、それでも、今後もっとたくさんの人が座席や金額のことにモヤモヤせずにライブを楽しめるように改善していってほしいですね。
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