Quote source:https://twitter.com/Da_iCE_STAFF
「Da-iCE」の歌はなぜ歌いたくなるのか...?
石原 史彌( Evening Music Records )
※ 会員登録で限定記事の閲覧やお得なポイント獲得をいただけます。( ポイントシステムはこちら )
本記事のコメントを投稿...
※ 記事内容についてコメントしてみよう。「もっと見る・投稿する」をクリックするとコメント欄が表示されます。
※ 利用規約を遵守し、良識のあるコメントを心がけましょう。
確かになる。
なるし、何かに負けたような気がして煮え切らない感情になる。
人間は特定の情報を脳内で自動的にリンクさせる生き物らしく、文章を黙読するときにもその音がリンクした情報に基づいて脳内再生される。五七五の文字列見たらとりあえずあのリズムで読んじゃうみたいなやつ。
では、みなさん。次の文章からどんな音が再生されますか?
「離さないって決めたから」
「守りたいって言ったのさ」
は〜〜〜〜なっさなぁいってぇーー きぃめぇたかーらーーー
まぁ〜〜〜〜もおりたーいっってー いぃいぃた⤵︎のーさーー
...以外の音が脳内再生された人にはまったく伝わらない文章が、あと1,200文字くらい続くので、まずMVを見てください。
5人組ダンスボーカルDa-iCEの「CITRUS」です。
※ CITRUS / YouTube動画: https://youtu.be/ye1YacA8HvE
とりあえず見てきてください。
Da-iCEの歌は、なぜ歌いたくなるのか...?
私は、週8でカラオケにいくタイプなんですけど、初めてこの曲を聞いたときこう思いました。
「これカラオケで歌ったらぜったい気持ちいいな。(歌えないけど)」
「ここにきて伴奏は小室進行か、やっぱいいな。(弾けないけど)」
「ツインボーカルもダンスすんだ。実質ボーカル2人ダンサー5人じゃん。(踊れないけど)」
風呂場で熱唱してみて、難易度に絶望した辺りでなんとなく考えてみました。
「この曲歌いたくなるのってなんでなんだ...?」
音楽論かと思わせておいてこれはちゃんとDa-iCEの話です。
約1年前、2020/11/10に公開されたリリックビデオは2021/10/15現在で2千万再生を超えてます。ストリーミングの総再生数が1億を突破した背景には、TikTokなどでのカバー動画が量産されたことによる拡散が一旦を担ってるのは間違いないでしょう。ちなみに極主婦道の主題歌です。
極主婦道はYouTubeの広告で一時期のTikTokくらい流れてきてたんですけど、まあカバー動画による拡散力の方がストリーミングには影響しやすいと思うので今回は2次クリエイターが火付け役になった爆発の成功例と取れると思います。
しかしそう単純な話でもないかもしれません。さっき「ちゃんとDa-iCEの話です」といった訳を説明します。瑛人の「香水」しかり、和ぬかの「寄り酔い」しかり、2次クリエイターを巻き込むならカバーしやすい構成にするのがセオリーです。
では聞きますが、「CITRUS」って歌いやすいですか...?
最高音は「愛を込めて花束を」のサビと同じ高さです。ミセスの「青と夏」のサビ頭 ”なつがはじまったあいずがした” みたいな徐々に階段的に上がっていくメロディーでもないです。サビがきたら一発であの最高音を出さなきゃならない。
最後は転調までしてキーが上がります。歌ってみたら1500メートル走より疲れました。
ツインボーカルです。
無理です普通に考えて...。
ただその難しさを超えるほど、2人のボーカルに圧倒的な魅力がある。あの歌声を聞くとやっぱり口ずさんでしまう。真似したくなる。弦が無駄なく張ったような花村想太の声とどっしりと安定感があり、太さのブレない大野雄大。
2人のバランスとMVのダンスをみててもこだわり抜いたパフォーマンスに引き込まれる。
ライブパフォーマンスをみてもその安定感はさすがとしか言いようがない。
↓ 関連情報を掲載
Da-iCEのこれから
Da-iCEは現在、8月から6ヶ月連続のシングルリリースを掲げており、CITRUSはその第4段です。
これまでもポテンシャルは日本でもトップレベルだったがうまく突き抜けるのに時間がかかってた印象でしたけど、この一発で自分を含め世間が虜になっていくんだろうなと思うと、もっと早く見つけとけばよかったってなる日も近い気がします。
※ 会員登録で限定記事の閲覧やお得なポイント獲得をいただけます。( ポイントシステムはこちら )
あわせて読みたい記事:『BE:FIRST(ビーファースト)が、日本音楽界の未来を見せる理由とは...』
※ 上記タイトルをクリックすると関連記事が読めます。
▲ Including ads
今読まれている記事はこちら
新規登録・ログインして全ての記事を見る
音楽情報バイラルメディア「EVENING」は、音楽ニュースやアーティスト評価をお届けするWebメディアです。
投稿者
最新記事一覧
- 2022.04.03AmPmAdoの「うっせぇわ」が社会現象と呼べない理由とは…?
- 2022.02.13Business【2022年注目】imaseやasmiなど… TikTokで注目の今来てるアーティスト3選。
- 2021.12.29EVENINGアジカンの歌詞は、世界の全員を幸せにできるかもしれない
- 2021.12.18AmPm「ぼくりり」は天才ではない、「AmPm」に比べれば